No.62

狼と香辛料のイラストを手がけた文倉十のお仕事集大成といえる画集。小説を飾った挿絵や商業用で描き下ろされたイラストなど、「狼と香辛料」に関わった全てを網羅したといっても過言ではないファン必見の一冊。画集には別途描き下ろされたオリジナルを含め、支倉凍砂の短編も収録。見開きのイラストなど、見所はたくさん！　今までの画集とは違う圧倒的な美術力に脱帽できるだろう。
　
現在刊行中。

No.61

本編終了後の後日談を綴ったホントの最終巻。

ホロとロレンスがデバウ商会にからむ新貨幣発行騒動を解決してから３年。かつてホロたちに関わった人物にある招待状が届く。それは、結婚式の招待状だった。ロレンスに想いがある女性キャラ５名が殺気と羨望をまといながらともにニョッヒラを目指す。

　一方、ホロの故郷に近い辺境の地で湯屋を開くために日々準備をするロレンスの傍らにはなにやら体調の優れないホロがいて……

　剣も魔法もない世界観で繰り広げられた商売に関わるファンタジー小説もついに感動のフィナーレ！
表紙の花嫁ホロが可愛すぎてツライ……

最後にファンは、２人の至福のときを目撃するだろう。

No.60

本編最終巻！　
コルの頭陀袋を２人の前にさりげなく置いたのはデバウ商会で帳簿を預かる「ウサギ」だった。ヒルデの策略でデバウ商会の内部分裂騒動に巻き込まれることに！
　
デバウ商会分裂にからむ人物は領主たちの思惑も絡み、ホロとロレンスの想像を超えた規模だった。デバウ商会がかの地でやろうとしていることに感銘を受けていたロレンスは協力することになるが、そこには思わぬ罠が……
２人の最後の試練が始まる！

No.59

最終章へと突入する待望の１５巻目。
ミューリ傭兵団をレスコの町に訪ねたロレンスとホロ。この町を牛耳っているデバウ商会の悪い噂を耳にしていた二人は町の思わぬ光景に驚きの声を挙げる。と同時にホロのかつての仲間の名を冠する傭兵団長と遭った二人は悲しい事実を突きつけられる。
悪い噂とは裏腹の町の様子に意表を突かれた二人はデバウ商会のたくらみを探るが、そのたくらみはロレンスやホロの思考を遥かに超える画期的なことだった。
ひとまず安心したのもつかの間、彼らの前に思わぬ人物が現われる。はたして、その人物が現われた真意とは？

No.58

とある科学の超電磁砲KC第5巻。
4巻から引き続き、最初から最後まで気の抜けない怒濤の展開が待っています。
これまでの巻で『一番禁書っぽい』と思える巻ですね。ここでまさかの『アイテム』の登場や、本作品の見せ場の一つでもある能力者同士の戦闘描写は正直『凄い』の一言。小説では感じられない漫画ならではの躍動感溢れる絵に思わず見せられてしまいます。
個人的にはここまでの巻で一番の良作でした。

この作品は原作が小説。こちらはスピンオフ的な外伝作品ではありますが、原作を知らなくても十分に楽しめる内容にはなっていると思います。
最後に一言、漫画で見るとフレンダが妙に可愛く見えるｗ

No.57

異世界の聖機師物語ブルーレイ13巻。
いよいよ、異世界の聖機師物語も最終巻に。
対ババルン勢力として剣士の下に結集した連合軍。ババルンの野望を打ち砕きガイアを倒すために、ババルンが待つ聖地学園へと侵攻を開始します。
そんな剣士達の前に現れたダグマイア。彼は剣士に正々堂々一対一の決闘を申し込み、最後の戦いが幕を開けます。
ダグマイアとの決闘。そしてガイアとの最終決戦。その果てに剣士の額に輝く紋章と未知の力とは――
最終決戦から最後の大団円までを描いた最終巻ですが、少し消化不良気味なところがあり、そこが気になる作品。
とはいえ、梶島作品らしくご都合主義のハッピーエンドでまとまっているので、安心して楽に見れる作品でもあります。
一つだけ問題があるとすれば、何となく続編が出そうな終わり方をしている事でしょうか……。
多少盛り上がりに欠けるとはいえ、全体的に戦闘シーンも良く動いていて今までで一番良い出来と思います。最後に一言、ドールさん私は小さい方が断然好みです！

No.56

異世界の聖機師物語ブルーレイ12巻。
いよいよ物語は佳境に――
ガイアの盾に対抗する手段を得るためユキネの生まれ育った村へと向かう剣士一行。女神と交信できるという山のような大きさの巨大な岩石『天地岩』。それを圧縮して剣にするというワウの提案の元、剣士は天地岩の圧縮を試みるが、そこにタイミングを見計らったかのようにラン達ババルン勢力の奇襲が――
聖地での最終決戦を目前に控え、この巻の話は戦力増強のための下準備といったところかな？
剣士に合流する聖地学院の生徒達に生徒会長。それに各国の反ババルン勢力が柾木剣士の元に集結します。
彼等の目的はガイアの破壊と聖地の奪還。ババルンの野望を打ち砕く事。いよいよ、反攻作戦が開始します。
これで残すところは最終巻のみ。ガイアを破壊しババルンを止める事が出来るのか？　そしてダグマイアとの決着の行方は？
結末は十三巻で――

No.55

異世界の聖機師物語ブルーレイ11巻。
物語はハヴォニワから結界工房へ。この巻では、これまでずっと伏せられてきた教会やこの世界の秘密、様々な謎が解き明かされます。
恋人を人質に取られたセレス。恋人の命を盾に、聖機神の結界炉を装着され、剣士を道連れに自爆するようにと強要される。
こちらで出来た数少ない男の友人。セレスが受けた苦痛に怒りを覚えた剣士は激情に呑み込まれ、聖機人を白から黒へと変貌させる。
ダグマイアがちょっと鬱になったり……まあ、色々とある回ではありますが、前半は人質に捕らえられたハヅキの奪還、後半部分は殆ど結界工房での謎解きがメインですね。
今回の話で映像では差が今一つ分かりにくいのですが、剣士達が搭乗する新型の聖機人も初お披露目になります。エラの数が違ったり本当に微妙な差ですけどね；
この次の巻では、いよいよ各国のババルン対抗勢力が集結します。クライマックスへと着実に進んでいる異世界の聖機師物語。どのような最後を迎える事になるのか、気になるところです。

No.54

本編に戻った最新刊。
前話において天使と魔女の伝説を解き明かしたロレンスたちは、銀細工師のフランから約束通り北の地図を描いてもらえることになったのだが……

　北への玄関口となるレノスの町に戻った二人は、そこで禁書にまつわる騒動に巻き込まれてしまう。ホロの故郷であるヨイツを危機に陥れる記述があるという禁書。

　その本を手に入れたい二人だったが、それには元来た旅路を戻らねばならない。時間も限られる中、ロレンスは、ホロは？

　終幕も見え出した待望の最新刊。二人の旅がどう結末を迎えるのか目が話せない内容。酒場の看板娘やテレオ村で出合った少女ら、懐かしい顔ぶれも揃う１４巻目。ぜひ二人の旅を最後まで追い続けたいと切に思うに違いない。

　後半は、ホロとロレンスの激甘なやり取りが続くｗ

　刊行中

No.53

異世界の聖機師物語ブルーレイ10巻。
シュリフォンに奇襲を掛け、攻め込んできたダグマイアとドール。剣士の活躍でどうにか撃退するモノの首都は壊滅的なダメージを受けてしまう。
ラシャラ達一行は、ガイアへの対抗策を得るため、その足で結界工房に向かうべくハヴォニワへと進路を取る。
その頃、ドールの黒い聖機人によって壊滅させられた教会。そしてハヴォニワもまた首都を壊滅状態に追い込まれ、国境の防衛の要『メテオフォール』も敵の手に奪われてしまう。
今回の話では、舞台をシュリフォンからハヴォニワへと移し、初となるユキネの聖機人の登場、そして第8話で登場した装甲列車に続きハヴォニワの地下都市も初お目見えとなります。
そして何よりも注目すべき点は、ラシャラの告白（？）と剣士の選択でしょうか？
涙を流し、初めて弱音を漏らしたラシャラを見て、剣士が取った行動とは？
ある意味で、最も梶島作品らしいと思える展開が待っています。遂に次回は『結界工房』へ。物語も終盤へと進み、段々と空かされる謎、目の話せない展開は必至です。

No.52

待望の最新刊。本編ではなく、外伝を収録した第三弾目。
前半はホロとロレンスを中心にした魅惑の短編が三つ。いずれも商売のネタから話が発展し、ロレンスの行動とそれを見つめるホロの心情が綴られている。３編目はホロ視点だ。

もう一つはホロも嫉妬した羊飼いの少女ノーラのその後の物語。視点を忠犬である「エネク」にすることでそれまでとは違った面白さにあふれた中編に仕上がっている。エネクの一人称を「我輩」とするところは夏目漱石の代表的な文学を想像させる。
　はたして、ノーラは念願である仕立て職人となれるのか？　仕事を求めて疫病で壊滅しかけた「クスコフ」の町に果敢に向うノーラとエネク。その途中で山賊に襲われている司祭たちを助けた彼らに訪れる転機とは？
　刊行中！

No.51

異世界の聖機師物語ブルーレイ9巻。
聖地を脱出した剣士達一行は、ダグマイア達の追跡を振り切りながらスワンでシュリフォン王国へと向かう。
新たに登場する先史文明の遺産や、ババルン達の世界を敵に回した不穏な動き。『聖地学院編』を終え、新展開を迎える本作。これまでのほのぼのとした日常やドタバタラブコメディから一転、ロボットアクションありシリアス展開ありと、SFロボット物らしい白熱した展開が待っている。
その一方、学院での障害物マラソンを彷彿とさせるシュリフォンの伝統行事、それに参加する剣士と、場に乗じて一儲けを企むラシャラ。梶島作品らしい展開も忘れてはいけない。
本話で初登場となるシュリフォン王にも注目したいところだ。

No.50

異世界の聖機師物語ブルーレイ8巻。
今回の話で聖地学院編もいよいよ終幕。2話以降、これまで見ることが出来なかった聖機人戦が、今回から見受けられるようになります。やっとSFロボット物って感じがしてきたかも。まあ、ドタバタラブコメディも本作の売りの一つですけどねｗ
聖地に攻め込んできたシトレイユの旗艦要塞。そして男性聖機師と山賊を率い、発起するダグマイア。聖地にある“ある物”を手に入れるために、彼等は計画を起こします。
正直に言うと、男性聖機師と山賊が余りに鬱陶しいイメージを持つ本巻ですが、幸いにも剣士の聖機人が大活躍。スカッとさせてくれるので安心ですｗ
聖機神が初めて動き出し、ドールのある秘密も明らかになる第8話。
この話以降、舞台を世界に移して行く訳ですが、物語の分岐点、一つの節目になる話でもあります。聖地を追われた剣士達が、これからどうなるのか？　気になる部分ではありますが、今後の展開に期待しつつ激動の8話、是非お楽しみあれ。

No.49

異世界の聖機師物語ブルーレイ7巻。
穏やかな学園編の最終章となる本巻。競武大会と言うちょっとした体育祭のようなものが聖地で開催され、学園中の生徒がそれに参加することになります。
この大会を利用して一儲けを企むラシャラ。それを阻止しようとするメザイアと生徒会。更には大会を仕掛け何かを企むダグマイア達。
剣士はそんな個性的な一同に板挟みにされながらも、大会の目玉『障害物競走』に身を投じていくことになる。
ほのぼのとした学園日常編も今回の巻で終了となり、次回から怒涛のシリアス展開が待っています。嵐の前の静けさと言ったところでしょうか？
しかし、今回も異世界ネタがとても濃いです……細部に何ともいえない趣向が凝らされているのが分かります。とは言え、アウラ様の可愛さが必見ｗ

No.48

とある科学の超電磁砲のKC4巻。
この巻から御坂美琴のクローン、シスターズの話が登場します。
街に流れるある噂が発端となり、自分のクローンの存在を本気で疑い始める美琴。その存在を疑い、調べていく最中で、美琴は自分そっくりの一人の少女と出会う。それが、“シスターズ”と呼ばれる妹達との初めての出会いだった。
シスターズこと妹のミサカが可愛らしく面白い反面、一方通行を被験者とした実験の最中、死を間際にして美琴から貰った缶バッチを大事そうに手にするミサカが、何処となく切なく悲しい話でした。
原作を知っている人は、結末がどうなるかと分かっていますが、美琴がどう言う風に実験のことを知り、そして、どうやって原作のあの時点に繋がるのかといった舞台裏が楽しめるので必見です。
表紙裏には美琴とミサカの4コマも掲載。これも、結構面白いｗ

No.47

『とある科学の超電磁砲』の第三巻。
いよいよ事件もクライマックス。虚空爆破事件からはじまり、謎の昏睡事件、そして幻想御手。すべてが繋がり、いよいよ事件の真相が明らかになる。
今回は御坂美琴がヒロインの貫禄を見せてくれます。レベル５――“超能力者”と分類される学園に７人しかいない最強の能力者たち。そして、その三位に居る少女『超電磁砲』の二つ名を持つ御坂美琴。
まさに学園の頂点に立つ“超能力者”が如何に凄いものかと言うことを見せ付けてくれますｗ
今回の話で、『幻想御手編』は晴れて完結となります。
巻末には黒子が美琴と出会う前の外伝の話が、前編・後編と二本収録されており、こちらも見逃せない内容となっています。小学生の黒子の活躍に萌え……いや、燃えること間違いなしです！