ページ最下段にジャンプ

闇が深くなる夜明けの前に感想11  by HAL URL   

tm-fate14.png

前スレが一杯になったので、久しぶりに新スレ立てます^^

2018/06/25(Mon)21:54 (No.4871)

Re: 闇が深くなる夜明けの前に感想11  by フェリ

tm-tuki28.png

ども、19章中編読ませていただきました。
うむ、ようやく議長暴走の第一報がイゼルローン組に伝わりましたか。一見議長の陣頭指揮は正当性の確保と「英雄伝説」らしさを強調できますが国家戦略としては悪手ですからねぇ。それ以上にヤン君としては議長の煽動政治家としての立ち位置から市民を巻き込む内乱に発展すると見たようです。「ウランフ提督が苦労して私たちを支援」これについてはヤン提督の比較レベルでの戦友贔屓の裏返しで議長の行動を余計と断じ、その考えに自己“唖然”と自己嫌悪の挙句このような言葉にせざるを得なかったかもしれないと思いました。彼は徹底した分析とそれによる俯瞰視点での行動で自己が薄いですしね。
成程、やはりヤン提督はアルテミスの首飾りを破壊する気満々ですか。このあたり彼の心理戦略重視と総力戦への何処か抜けているともいえる無理解が良く表現されていると思いました。「ハードウェアに頼るのは愚策」ですけど「ハードウェア無き戦は人的資源の浪費」でもありますから。首飾りをナデシコで掌握し統合作戦本部に1発叩き込むだけで十分。破壊されるより奪い取られる方が余程軍人にとって恐ろしい事態です。自ら所持するハードウェアを自らと言うソフトウェアが信用できないなど最早組織として破滅的事態でしかありません。(ただしナデシコ側にとっても相転移砲ボソンジャンプと同格の切り札ですのでこんなところで使っては費用対効果も機密による抑止でもダメ出しと判断したのかも)
ここら辺氷塊質量攻撃がヤン提督の構想に過ぎないのかナデシコ交えた作戦会議の結果なのかでナデシコ側と微妙に擦れ違いが出そうな感じです。

2018/06/27(Wed)21:26 (No.4876)

Re: 闇が深くなる夜明けの前に感想11  by フェリ

tm-tuki29.png

さて今回の添削をば……


「あのトリューニヒトさんが戦闘に 参加して負傷とか、嘘っぽいと思われるのもし方ないかな。映画の撮影でスタント付きでもスーツが汚れるとかでアクションとかやらなそうだし……」
「内戦を 早期に集結させる要素がさらに強まったと言えなくもないはず」

ルリちゃんのセリフ回しもなかなか思い出し辛くなる今日この頃ですが、彼女は業務以外の一発言でそうそう長文は話さない筈。考えるにしても割と毒を混ぜますしね。話の筋を二転三転も無かったと思います。こんな感じでどうでしょうか?

「あのトリューニヒトさんが戦闘に参加して負傷とか嘘っぽい……映画の撮影でスタント付きでもスーツが汚れるとかで出演NGとか?」
「内戦もそろそろ終わりでしょうか?」


「国家元首のまさかの演説映像」
銀英伝の用語をルビとして振った方が文章が近くなりますかね?
「国家元首のまさかの|演説映像《ソリヴィジョン》」


「おそらくムライ少将が」
アニメ的に見ればお約束なのでそれに断定してしまいましょう。
「ムライ少将が」


「最も、お調子者や扇動者が現れれば、準備不足のまま組織的な蜂起ではなく「暴動」を引き起こす可能性もあるわけで……」

んー? そういう連中がいないと蜂起は起こりえないんですが?? 前と後にコントロールが効くか否かがこういう市民革命が血みどろのフランスか国王追放なイギリスかになるんですし。こんな感じでしょうか?

「最も、計画も準備も整わず場当たりに任せれば組織的な蜂起ではなく「暴動」を引き起こす可能性もあるわけで……」


「ティーカップを受け取って一口飲むと、気分が落ち着いたのか表情が和らいでいった。」
なんとなく文面が不安定な気もしましたので
「ティーカップを受け取って一口含むと、気分が落ち着いたのか表情が和らいだ。一杯を喉に流し込むと一息ついて言葉にする。」


「大将がすんなりと受け入れられなかった気持ちをある程度理解した。」
? ある程度がユリアンの懊悩の描写が無いのに独り歩きしてます。切った方が?
「大将がすんなりと受け入れられなかった気持ちを理解した。」


「――という暗にウランフたちを批判してしまっていたのだ。」
ヤン提督にとってもうその予測は脳内シュミレーションから導き出された断定と見て良いかと? だから自惚れと自虐したわけですし。こうしては?
「――そうウランフ達を暗に非難したのだ。」

「言葉に踊らされた叛旗の感情の機先を制することができる」
口語調の方がよいですかね?
「扇動に踊らされる市民の機先を制する。」


「失礼。今画面の中にジェシカ・エドワーズ議員の姿が映ったのです」
この場合前文にチュンの行動を入れるか文面を変えた方が良さそうです。前文にアカツキを押しのけて立体映像に食い下がるチュンを書き。
「失礼。今画面の中にジェシカ・エドワーズ議員の姿が映りました」
……うーん?この節で初めにチュンがいることを描写していた方が良さそう。ベーカリーで朝飯がわりにしこたま買い込んだパンを齧っているとか(←殴w)

こんなところですかね。

さてさてスタジアムの虐殺がより過激になって動いたのですが歴史は変わらない(というか歴史通り二か所の反乱も支持を失って総崩れは変わらない)第二部に関してはナデシコ側の関与によるバタフライエフェクトは11艦隊のみですが後の歴史改変は大丈夫ですかね?

それでは

2018/06/27(Wed)21:26 (No.4877)

Re: 闇が深くなる夜明けの前に感想11  by 空乃涼

tm-ka05.png

こんばんはー。
梅雨が明けたとたんの戻り梅雨……しかも大雨。みなさんは大丈夫でしたか?

 HALさん、フェリさん、感想ありがとうございます。返信おくてすみません(汗

 HALさん、一番投稿ありがとうございます! 
うさん臭さ、といえば、フレーゲルさんが未だに登場していないw 一番うさん臭い人なのにww

 ジェシカにかんしては、いろいろ考えています。

 投稿、ありがとうございました!

 フェリさん、投稿ありがとうございます!

 フェリさん、自分より一歩ヤンの心理に踏み込んでますねw いやはや、さすがです。ウランフの苦労を踏みにじりたくないですし。議長に対する反応は、まあ――でしょうねぇ……

 ヤンとしては、状況が変わってもアルテミスを壊したい気は満々でしょうね。さて、アルテミスは破壊されるのか? 

 お二人とも感想投稿ありがとうございました!
 

2018/07/08(Sun)21:21 (No.4881)

Re: 闇が深くなる夜明けの前に感想11  by HAL URL

tm-fate14.png

待望の更新、お疲れ様です。

ベルトマン、どんな局面でのキーマンになるかと思えば、『史実』のバーミリオン会戦での『鉄壁』ミュラーの役回りですか・・・・
大勢は決してきたように見受けられますが、エーベンシュタインの存在によって一時的に纏まりを持った貴族軍によってラインハルトらの帝国軍の損耗も大分大きいような感じもするので、後々の同盟領侵攻の開始時期に変化も?
同じく帝国領侵攻と内戦時でのでユリカらの活躍で同盟の戦力も『史実』より多そうだし、同盟側としても防衛時の『選択肢』は幾許かは多くとれそうです。

さて、エーベンシュタイン最後の出撃の散り様は?

次回も楽しみにしています。

2019/03/11(Mon)17:52 (No.4932)

Re: 闇が深くなる夜明けの前に感想11  by 空乃涼

tm-ka05.png

こんばんはー。
春めいてきましたが、みなさんの地域はいかがでしょうか?桜の開花宣言も間近って感じですね!

 HALさん、書き込みありがとうございます!

 「もう、投稿ないんじゃね?」

と思われないように時短したいところです。今のところ「努力します」としか言いようがありませんが、お待ちいただければ幸いです。なお、後編二は、並行して書いていたこともあり、あまり時間を置かずに投稿できるかと思います、

>>>ベルトマン、どんな局面でのキーマンになるかと思えば……

 いや、なんというのかその通りですね。「ベルトマン」というキャラは帝国にて唯一ともいえる変化の当事者なわけだと自分では思ってます。実際は先輩がいるわけですが、それを作品で書くのはさらに先になりそうなのです。

>>>エーベンシュタイン最後の出撃の散り様は?

 実はこれでずいぶん悩んだのも遅筆の理由だったりします。次回は、そこも含めて情報量の多い章になるはずです。

 HALさん、感想ありがとうございました!

2019/03/17(Sun)19:57 (No.4936)

Re: 闇が深くなる夜明けの前に感想11  by フェリ

tm-tuki28.png

ども、第十九章(後編・其の一)読ませていただきました。

珍しいですな。銀英伝における三次元戦闘は原作においてはイゼルローン攻防戦のみであとは徹底して二次元戦闘でしたがややフェリは状況把握(歳かな?)に苦労したとはいえこのがイエスブルグ攻防戦で三次元どころか三次元運動戦を構築されるとは涼様も戦場展開と描写構築に苦労されたと思います。
また金髪元帥の心理描写は後の伏線にもそして原作へのオマージュとしても秀逸だと思いました。「無様な敗北をしないための戦い」これを彼が意識するのは第一次ランテマリオでそれを美意識として拘るようになったのはマル・アデッタですからね。ここではそんな思考(嗜好?)は無いしむしろこの段階では唾棄すべきと切り捨てかねません。強敵たるエーベンシュタイン、メルカッツ、ファーレンハイトの三者との命を懸けた鍔迫り合いでそのきっかけを掴めれば良いのですが。

さて今回の添削をば(未だにやるのか←殴w)

「私たちの帝国軍は同盟軍との一連の迎撃作戦においてエーベンシュタイン上級大将の超兵器に近い体験をしています。そして、その多くと対峙しているのは少将です。この既視感に対応できるのは、他の誰でもなくベルトマン少将しかいないのです」
ここなのですが赤毛ののっぽさんにしては暗喩にしては回りくどすぎる言葉を使っているように感じました。真意を「エーベンシュタインと同盟軍には何らかの繋がりがある」とするならばそれを暗示させ過ぎる情報は削った方が良いかもしれません。
「私達はアムリッツアにおいて“上級大将の超兵器”に近い体験をしました。そしてその経験を帝国で最も有するのが少将であることも。」

最初から激しい攻撃の応酬
ちょっと時代的に(爆w)一応原作は歴史小説ですし叙事詩らしくなるかと? それに応酬には攻撃し合うという意味も含んでいますので意味の二重表記の恐れもあります。
最初から激しい砲火の「応酬」

格段にアップさせていた。事実として、思わぬ某将
個人的にはナデシコが混じらない銀英伝部分に限っては外来語は最小限にした方が良い気がしました。それと「謀将」ですね。以外に漢字検索でも出てこない単語なのでフェリも苦労してます。
格段に引き上げていた。事実として、思わぬ謀将

その一つ目がメルカッツの前衛部隊指揮であり
軍事用語だとこうなりますな
その一つ目がメルカッツの前線指揮であり

しかし、さすがにワーレンは慌てなかった。
接続詞を二連発で使っています。
しかし、ワーレンは慌てず――にして後文と連結すべきかと?

しかし、メルカッツは退かない。むしろ攻撃の手は一段と激しくなった。
うーむ……理由としての描写を加えた方が臨場感を増すようなきがします。例えば・・・
しかし、メルカッツは退かない。戦艦、巡航艦を防御を固めつつ戦列単位で三斉射させては交代し攻勢に転じようとするこちらの艦列の出鼻を挫いてくる。

このまま攻撃を続ければやつらは限界に達するだろう
えと、ラインハルトは基本相談でもなければ判断の言葉は「断定系」になります。(そこが英雄らしいと言えばそうなのですがw)
このまま攻撃を続ければやつらは限界に達する

ミッターマイヤーは激しく舌打ちした。
苛立たし気な舌打ちは鋭くの方が良いような気がします。

こんなところですかね。
さて艦隊戦は予想通りの結末ですがリップシュタット戦役での金髪元帥府側の戦力減は「史実」の5割増し位な感じに思えます。常備18個艦隊の内3/4以上は金髪元帥府側に付いたとしてもラグナロック作戦時には2個艦隊分は減っていそう。アムリッツア同盟内乱が史実より軽微なん点も踏まえてラグナロックは少しは良い勝負になりそうです。その中でナデシコがどういう役割を果たしていくかに期待です。
それでは

2019/03/18(Mon)20:47 (No.4938)

Re: 闇が深くなる夜明けの前に感想11  by 空乃涼

tm-ka05.png

こんばんはー。

フェリさん、おっそい投稿の作品に毎回感想をいただきありがとうございます! また、フェリさんの添削には毎回震えております(汗

>>>涼様も戦場展開と描写構築に苦労されたと思います。

 そうですねぇ、特に狙ったわけではないのですが、普通の攻撃でラインハルトの防御陣を突破できるわけではないので、この角度からの攻撃はありだろうとw たしかに頭の中で構築していくにはむりがあり、部分的に紙に描いたりしました。

>>>ラグナロックは少しは良い勝負になりそうです。

 絶対的に原作だと戦力差が開きすぎてましたからねぇ、この作中では同盟はまだましくらいですが、それでもラインハルト率いる帝国軍のほうが質、量ともに圧倒しています。戦力差をどう埋めていくのか、なかなかひねりどころです。

 添削ありがとうございます。「某将」は修正忘れですorz 普通に変換だと「某」になってしまうんですよねぇ。うっかりミスがなかなかなくならないなぁ……

 そのほかの添削部分は修正時に参考にさせていただきます。

 さて、フェリさんは、この先はどう予測しているのでしょうか?

「後編其の二」は遅すぎる投稿にはならずに済みそうです。

 ありがとうございました!

2019/03/22(Fri)21:00 (No.4939)

Re: 闇が深くなる夜明けの前に感想11  by 三平

icon_fate.gif

お久しぶりです、三河屋です。じゃなかった三平です。
ここ数年、感想を書いていませんでしたが、更新されていた話は読んでいました。
そんな訳で、久しぶりに最新話の第十九章(後編・其の二)、まで読んだ感想を書きます。
とはいいつつ、サボっていた期間全部の感想を全部なんて書いていられないので、まずは今回更新の帝国の内戦の話から。

正直、わたしは最初は帝国の内戦は、ナデシコの存在の無い帝国側は、ほぼ原作に近い展開で話が進むと思っていました。
だけどエーベンシュタインという原作にいない鬼札の介入により、少しづつ原作とは異なる展開になっていきました。
エーベンシュタインの介入により、原作よりも貴族連合の犠牲が少ないので、最後の決戦は原作ほどローエングラム陣営と貴族連合の戦力比が開いていない。
おまけにメルカッツの指揮で、貴族連合軍の統制もしっかりしている。
そしてエーベンシュタインの遊撃とか駆け引きもあり、ラインハルトも楽には勝たせてもらえない状況は、結構面白かったです。
ラインハルトの旗艦ブリュンヒルトが、敵艦の射程に捉えられそうになるなんて、原作のバーミリオン会戦に迫る快挙です。
メルカッツとファーレンハイトは、原作のヤンにもできなかった快挙に、あと少しだったのですがね。
あ、原作でもメルカッツは参加してたっけw
そして、危機的状況でのベルトマンの登場は、原作のミュラー登場を彷彿させました。
他の読者がこの展開の良し悪し、好き嫌いをどう評すかはわかりませんが、私は上手いと思いました。

あと、最新話での、勝敗が決した後の貴族連合の各キャラクターの身の振り方、これも興味深かったです。
メルカッツが同盟に亡命するのは原作通りとしても、まさかファーレンハイトも同盟に亡命する道を選ぶとは、思いませんでしたから。
それ以上に意表をつかれたのは、シューマッハ大佐とランズベルク伯アルフレットの身の振り方ですね。
エーベンシュタインの予言の手紙があり、その内容の判断で、同盟に亡命しようなどと、うんまったく考え付きませんでした。
実は私、この憎めないへぼ詩人、もといランズベルク伯アルフレットは好きなキャラなのですよ。
その彼が同盟で、ナデシコの面々にどう関わっていくのか、興味深いし楽しみにしています。

そして、エーベンシュタインが死の直前、走馬灯で最後に思い出した人物、黒衣の男テンカワ・アキト、って。
このアキトが、どういう由来で少年時代のエーベンシュタインの前に現れたのか、とても興味深いです。
続きを楽しみにしています。
あと、(今度こそ)近いうちに、まだ書いていない、以前の話の感想も書きます。それでは。

2019/04/14(Sun)21:11 (No.4943)

Re: 闇が深くなる夜明けの前に感想11  by HAL URL

tm-fate14.png

前回からさほど間を置かずの更新、お疲れ様です。

まさかのフレーゲル生存フラグかと思いきや、やはり性根は変わらず、シューマッハによってその生涯を終え・・・・
一緒に脱出の僚艦も生き残った艦がいると思うので、無為に貴族たちの凶事につき合わされずに新たな生活の場で生きて欲しいですね。
(まあ、そのまま行けば帝国亡命政府の要員でしょうが)

ラインハルトら帝国軍を散々翻弄し続けたエーベンシュタイン、遂に墜つ(><)
ナデシコと『縁』が合った人物と負う事でしたが、接触する事無く・・・・
シューマッハに託した手紙には、同盟での立場を担保するためにナデシコクルー接触させての、彼らの興味を引く何らかの『情報』があるのか?

そしてこちらも驚愕のファーレンハイトがメルカッツと同道!!
前回感想にも書きましたが、更に戦力の増減が本編以上になりそうですね。
エーベンシュタインの置き土産でガイエスブルグの半壊とかありそうですが・・・・

次回も楽しみにしています。

2019/04/14(Sun)21:45 (No.4944)

Re: 闇が深くなる夜明けの前に感想11  by 空乃涼

tm-ka05.png

みなさん、こんばんはー。

ようやく季節が「春」という感じで、夜明けは早いわ、気温は上がるわ、明るい時間が長くなりました。その変化で執筆にも力が入ればよいのですが……

■■三平さん、こちらに感想の書き込みありがとうございます! 確かに久しぶりですね。次の更新までがだいぶかかってしまっていることもあって、離れてしまったかなーと思っていました。ずっと読んでいただいてくれたようで、本当にありがとうございます!

>>>ナデシコの存在の無い帝国側は、ほぼ原作に近い展開で話が進むと思っていました。

 これは、他の読者さんに看破されてましたが、ひとえに内乱において同盟側から「ナデシコの謎」について提起できない状態になりそうだったので、帝国側からの提起とおもい、その役割をエーベンシュタインに「負わせた」という感じです。また、帝国側にも変化を与えるためですね。

>>>貴族連合の各キャラクターの身の振り方、これも興味深かったです。

 ファーレンハイトは、今後のことを考えて同盟に来てもらいましたw 極めて大人の事情ですw 逆にランズベルク伯に関しては、けっこう直前まで作中のようにするとは決まっていませんでしたが、違う視点から「ナデシコ」に迫ってもらうには適役かなーと思って白羽の矢が立った次第です。私もランズベルク伯は、なかなか気に入っているキャラではあります。

>>>黒衣の男テンカワ・アキト、って。

少し前にちょっとだけ記載があっただけですが、物語のカギを握るのが、実は……なのです。

感想ありがとうございます! そのほかの感想もお待ちしています!


■■HALさん、感想投稿ありがとうございます! 今回は「一番」ではなかったですねw

>>>まさかのフレーゲル生存フラグかと思いきや……

 ある意味、面白いと思うのですが、フレーゲルって個人的には扱いづらいキャラだと思うのです。生きてたら、それはそれはフェザーンや地球教に利用されることでしょうねw 波を立てる専門ww

>>>そしてこちらも驚愕のファーレンハイトがメルカッツと同道!!

 三平さんも「意外」って感じていましたが、HALさんも同じとはw 銀英伝の二次はけっこうあると思いますが、ファーレンが同盟にってないんですかね? わりとありそうな気もしますが?

ないのなら、それはそれで書く甲斐があるかもですw


 三平さん、HALさん、感想投稿ありがとうございました! 続編を早めに投稿できるよう、努力いたします。

2019/04/17(Wed)21:19 (No.4945)

Re: 闇が深くなる夜明けの前に感想11  by フェリ

tm-tuki28.png

ども、第十九章(後編・其の二)読ませていただきました。

ははぁ……成程、前回において見事なまでに艦隊の三次元運動戦を構築できた手妻は今までのエステや黒十字架戦隊を始めとする宙戦描写を艦隊戦に応用したわけですか。なんとなく前回の艦隊戦を運動戦とフェリが評したあたり銀英伝らしからぬ(バーミリオンのヤンの艦隊運動による心理戦、マルアデッタでのカールセンの最後の突撃が良い例だと思います)スピーディーに溢れたものだったので今回のエーベンシュタイン無双を熟読してようやく気が付きましたよ♪

 しかし一気に不穏になりましたな。ナデシコTV版と劇場版双方を「あり得た過去」としてボソンジャンプにて「ミッシングリンクだけが存在している銀英伝」に挿入しクロスオーバーを構築する。既存のクロス作品における登場人物の心情的クロスや世界観の再構築的クロス以上に読者にボソンジャンプをスパイスとした「多元世界の接触を題材としたクロスオーバー作品」を突きつけていく作品スタイルは珍しいと思います。もうこの作品は双方のクロスオーバーと言うにとどまらず、双方の設定と結末から導き出される「SF」と言ってよいと良いのでは?

 それと一つ疑念があるのは貴族連合における各キャラの身の振り方に変化が生じそれをエーベンシュタインが主体的に関わっている点です。ご都合主義で済ますこともできそうですがボソンジャンプというファクターがそれを超えた地平を醸し出している疑惑がフェリの頭から離れません。もしや「劇場版ナデシコ」の世界から「原作」が「今作」に持ち込まれたということはありませんよね(←殴w)そうなると今それを知っているであろう地球教総大主教は今作において最恐最悪の敵になりますな。

さて添削をば……

「(ここに至ってはこのままでは無駄死にだ。何とかしなければ……)」
修飾子二重表記の上意味も重なりなにがなんだか? こうしてはどうでしょう。
「(このままでは無駄死にだ! 何か手が……いや、あるにはあるが使うべきか?)

「本人も含めて青ざめた人数は二桁に上がっただろうが」
ここ今回の前章においてハイライト(笑)ですよね? もっとインパクトのある文章にしてはどうでしょうか? それにシューマッハ大佐は軍人ですからこういう時は覚悟はできていると思います。
「周囲の参謀や要員は顔面蒼白、その暴言を聞いて口を半開きにした者は二桁に上がっただろうが」

「……いまだに完全な陣形再編には至っていなかった。
 であるからこそ、姿を見せていなかったエーベンシュタインがさらに何かを仕掛けてくるであろうことを金髪の元帥はだいたい予測することはできていた。」
説明が間延びしてエーベンシュタインの急迫はだらけてしまっているように感じました。それに金髪さんの指揮官としての発言は即断即決、断定系です。
「いまだに完全な陣形再編には至っていない。だからこそ、姿を見せていなかったエーベンシュタインが本命の一撃を仕掛けてくることは金髪の元帥は看破していた。

「緊急に発艦した4機のワルキューレを普通ではない動きでたやすく血祭りにあげ、その圧倒的な能力をまざまざと見せつけていた。」
無駄無駄無駄無駄ァ!!!(←激殴ww)な方からすれば今更戦闘艇の出撃等手遅れ感を出して緊張感を高めた方が良いかも
「緊急発艦しようとした4機のワルキューレが瞬時に爆散し、母艦である標準戦艦まで巻き込んで轟沈させる、悪夢のような光景と力を見せつけた。」

「気の抜けない状態で隊員たちにGによる負荷が大きくのしかかる。」
んむむむむ……個人的にはここで英表記を入れるのはどうかと。せっかく慣性中和装置と言う技術的ブレイクスルーがあるんですから
「気の抜けない状態で隊員たちに中和装置で殺しきれない慣性が重くのしかかる。」

「戦いの趨勢はもはや誰の目にも明らかになりつつあった。」
未来進行系? ガイエスブルグ戦をここで終幕とし各々の去就へ繋げるのであれば
「戦いの趨勢はもはや誰の目にも明らかだった。」

こんな感じですかね。後半についてはあまりにも強力な伏線が多く誤植と言い切れない部分が多い為あえて割愛したなげっぱなフェリ(←超殴www)
さて敢えてエーベンシュタインを第二部で出場させ退場させたことにより読者様各位の謎解きの糸は途切れてしまった訳ですがこの帝国側で果たされなかった謎解きをどう同盟側、そして今後起こるであろうラグナロクへ繋いでいくか? 涼様の筆力に期待です。

それでは

2019/04/19(Fri)21:12 (No.4946)

Re: 闇が深くなる夜明けの前に感想11  by 空乃涼

tm-ka05.png

こんばんはー。
ゴールデンウィーク目前&新しい年号の始まりが間近に迫っていますね。

フェリさん、感想と添削ありがとうございます! 添削は修正時に参考にさせていただきます。相変わらず怖い添削だw

>>>成程、前回において見事なまでに艦隊の三次元運動戦を構築できた……

狙っているのか狙っていないのか? と問われれば、「深く考えていない」という感じでしょうかw 意図的ではないですハイ。

>>>もしや「劇場版ナデシコ」の世界から「原作」が「今作」に持ち込まれたということはありませんよね

この一文をどう解釈すべきか? 迷いましたが、まあ、何も突っ込まないことにしましたw

たぶん、二部の終わりにフェリさんが感じた答があるはずです。


 フェリさん、今回もアドバイス等、本当にありがとうございました。20章もお願いします(エッ

2019/04/23(Tue)21:24 (No.4949)

Re: 闇が深くなる夜明けの前に感想11  by 質や

初コメさせて頂きます。
最初の頃から読ませていただいております。
黒い人型エステってこの時間軸のBSなんですかね?
黒い王子様になったアキトの時間軸が絡んできてるとは
割と最初の方まで読んでてユリカたちの14艦隊前で
止まって読んでなかったので...
 段々謎も解け始めたと云う感じですね、此れからも完結迄頑張ってください。追!新作銀英伝は見ませんでした、やっぱりキャラがイメージに合わなさ過ぎまして( ;∀;)

2019/05/12(Sun)09:02 (No.4951)

Re: 闇が深くなる夜明けの前に感想11  by 空乃涼

tm-ka05.png

こんばんは! ゴールデンウィークボケが治癒しない空乃涼です(汗

質やさん、こちらに感想の書き込みありがとうございます! また、再読感謝いたします。

>>>黒い王子様になったアキトの時間軸が絡んできてるとは

 もうちょい先ですかねー、コレの答えは。

>>>新作銀英伝は見ませんでした。

 ノイエは、ビジュアルが「既存」だったのがいきなり損する結果になりましたが、まあ、慣れです。石黒版とは違うものにする、という事なので比較してしまうとがっかり感が増大してしまうかもしれません。

 ただ、個人的には1クールではなく2クールまで放送すれば評価はもうちょっとマシになったのではと思う次第です。中途半端感は否めませんでした。

 このスタート失敗が後に響かなければよいのですが……

 質やさん、感想投稿ありがとうございました! 続きはお待ちいただければ幸いです。

2019/05/15(Wed)21:17 (No.4952)

Re: 闇が深くなる夜明けの前に感想11  by HAL URL

tm-fate14.png

待望の更新、お疲れ様です。

ジェシカ女史生存だけで救われた気がします(TT)
大分浄化?されたとはいえ、トリューニヒト一強では政治の腐敗は抑えられないでしょうし、彼女が対抗馬として脚光を浴びれば、無駄な出兵や最悪でも和平への道筋も付けられそうですし。

『救国軍事会議』
お題目は立派も、良く(近視眼タカ派粛清)も悪く(人材払底)も同盟の衰退のとどめの一撃を放った一因になったのですが、バグダッシュ以外にもなんとか有為な人材生き残って欲しいものですが・・・・

次回も楽しみにしています。

2019/11/04(Mon)21:19 (No.4999)

Re: 闇が深くなる夜明けの前に感想11  by 空乃涼

tm-ka05.png

 おはよございます! ずいぶん寒くなってきましたね。日中はまだ暖かさを感じますが、すぐにコートが一日中手放せない季節になるのでしょう。

HALさん、感想ありがとうございます!
ノイエでもジェシカの死はかなりのimpactでした。ある意味、石黒版よりも描写が悲劇的でしたね。創作内とは言え、彼女が生き残った意味はこれからの続編にて読んでいただければと思います。

うん、それには更新ペースを……

 同盟の内乱もクライマックスです。救国軍事会議の人材だと、各幹部の細かい描写が原作になかったので、石黒版を見る限りではある意味「エベンス大佐」くらいかなーと思う次第ですが、ナデシコは原作を知っているわけではないので、その前に手を打つってことはできませんからねー。同盟の人材の損耗はバタフライ効果にたよるしかないのかな?

 HALさん、感想ありがとうございました!

2019/11/09(Sat)09:48 (No.5001)

Re: 闇が深くなる夜明けの前に感想11  by フェリ

tm-tuki28.png

ども、20章前編読ませていただきました。何かと忙しい日々で感想遅延申し訳ございませぬ。(←殴)

 第二部では今迄漠然とした「足りない」感をフェリが持っていたのですが冒頭の問題児たちの会話からその構図が見えてきたように思えます。やや厳しい話ですがお覚悟を(←激殴ww)
 涼様のプロットにおいて第二部ではリップシュタット戦役での劇場版ナデシコ要素の介入とその結末、同盟内乱におけるハイネセン居残り組の選択と決断が主な内容になるかと思います。逆に言えばヤン&ミスマル艦隊の内乱鎮圧――ナデシコによる第11艦隊掌握はクロスオーバーを既知としている読者からすれば規定の事実でしかないのです。それにもかかわらず余りにもナデシコクルーのパートが多い……これはユリカの思索と判断力を上昇させていく第三部へ続くギミックともとれますがアニメで言えば同じ場面を繰り返し見ているダレたストーリー構成になっているとフェリは考えました。
 今更再構成は難しいと思いますが第二部におけるヤン&ミスマル艦隊のストーリー構築はカッファ&ミドラルでのエステ地上戦→イゼルローン奇襲→ドーリア(相当)星域会戦→ハイネセンへ・・・となるでしょう。この戦場描写の度にナデシコクルー(特にエステクルー)の描写を「ごてごて」いれて冗長化するよりエステの戦闘描写を第二部ではハイネセンでの陸上戦のみに絞り相対的に上昇するイゼルローン奇襲と11艦隊無力化の功罪を考えながらのユリカの思索と成長にスポットを当てる方が良いのでは? と思いました。

さて今回の添削は

「国会議事堂に押し寄せたデモ隊」
今迄も少し考えたのですが同盟は多数の惑星政府による連邦制に近いんですよね。となると「国権を司る会議」たる国会より「同等平等の惑星政府を纏める盟約」たる同盟……即ち「同盟議事堂」の方がしっくりくるような気もします。

「という将兵の主張が大半を占めた。」
将兵となると14艦隊の幕僚の大半まで強硬派になってしまい後の文と矛盾してしまいます。こうしてはどうでしょう?
「という将兵の主張が多数上った。」


「直感的な不安らしい。」
リョーコちゃんの「このあたり」の掛かり単語が無い為読んでいて僅かながら踏鞴を踏んでしまいそうです。首筋や喉仏、こめかみ等動作描写たる掛かり単語を追加してはどうでしょう?
「こめかみを爪で弄るあたり直感的な不安らしい。」

「期待以上の醜悪ぶりだ。」
醜悪+ぶりで回りくどくなっているような?
「期待以上の醜態だ。」

「さて、個人の趣味にうまく事が運ぶかな?」
前文と脈絡が無いような? フェリ的にはリンチに計画書を渡したのは旧アニメ版に準じて金髪か義眼と見てその想定通りに動いていることを考えれば「金髪の小僧(リンチ個人はここまで彼に対し悪意は持たないと思いますが)」または「金髪の元帥」ないし「義眼の男」・・・・・・原作既知組からすれば露骨に「ローエングラム候」かも。こんな感じではどうでしょう?
「さて、金髪の元帥殿が望む様、事が運ぶかな?」

「士官学校の教授という地位でありながら」
教授は学術機関での教育者、公的機関の教育者は教官だと思います。チュンは軍人ですので後者ですね。
「士官学校教官という地位でありながら」

「救国軍事会議内部で動揺が収まらないなるべく短期間のうちにハイネセンへ進軍」
中央部が大混乱?(笑)さては慌ててカキカキですか(←殴w)
「救国軍事会議が動揺している今こそ短期間のうちにハイネセンへ進軍」

 こんなところですかね?

 最後にあとがきでの@3話ですが。涼様大丈夫です?? こんな大風呂敷広げすぎると3話どころじゃすまない気が??? どう纏めるか楽しみにしています。

それでは

2019/12/30(Mon)21:45 (No.5045)

Re: 闇が深くなる夜明けの前に感想11  by 空乃涼

tm-ka05.png

みなさん、明けましておめでとうございます。今年はまず第二部完結を早々に目標としたいです。

フェリさん、今年もよろしくお願いします。

多忙な中の感想投稿ありがとうございました。

>>>今更再構成は難しいと思いますが……

 まったくその通り! 半分息抜きパート、半分、彼らの成長描写ですね。最終的に載せようかどうか考えるのですが、「ナデシコ側の描写」がまったくなくなるパートも増えることになるので、そこはなかなか悩んだ挙句にやめたり、載せたりしているのが実情です。

 今回も厳しい添削ありがとうございます。(うっひゃー) 書くのが遅くなってきているわりにギクシャクする部分はなくならないという。読書もしないとダメですね。

一点だけ誤解が。

>>>「さて、個人の趣味にうまく事が運ぶかな?」

ここは実は「リンチの」という意味だったのですが、どうにも前後の文脈に問題がありそうなので違う感想を抱かせてしまったもよう。しっかり別の解釈をされないように修正したいと思います。

>>>3話どころじゃすまない気が??? どう纏めるか楽しみにしています。

三話でいけるはずw もうあとは結末だけなので、それが中心になるのでストレートに書けるはず。各一話ずつ独立パートになりますが、同盟・帝国ともに長い話にならない予定なので宣言した話数で行けるかなーと。三話目は共同パートでまとめる予定ですしね。

 フェリさん、毎度の感想投稿感謝いたします。次回はこれまでよりかなり短い時間で更新する予定であります。

2020/01/05(Sun)18:53 (No.5048)

Re: 闇が深くなる夜明けの前に感想11  by フェリ

tm-tuki28.png

ども、20章中編読ませていただきました。
 成程考えてみれば第一部においてナデシコ側は統合作戦本部からやろうと思えば「いくらでも情報を抜き出せる状態」「いくらでも情報を操作できる状態」でしたね。議長の陣頭指揮(暴走ともいう)と今回の議事堂前での虐殺(憂国騎士団が前に出てくるという思い込み)という前振りが心理的圧迫となってグリーンヒル大将の判断を狂わせ予備兵力という最後の札を最初に切らせてしまうのが「斬首作戦」成功への要諦だった訳ですか。
 グリーンヒル大将も情報畑であるブロンズ中将にその懸念を伝えられなかったのは未知の脅威としてのナデシコ側の技術情報よりも現実の脅威である帝国軍へのナデシコ側との連携を頭に置き「敵に回ったナデシコ」の脅威を軽視していた(まぁ西暦と宇宙歴という差といった侮りもあったのでしょう)のが原因でしょうね。

 しかしリンチ少将の自殺は意外でした。彼にはナデシコの情報を収集するといった別の側面も義眼から伝えられていたはず。それを収集していたのであればクーデターから即疑いの目で見られたはずなので……そう考えると義眼の依頼は端から無視して「誰でもいいから恥をかかせる」に傾倒していたと思われます。なんとなく今回のリンチ少将はアニメ石黒版ではなくコミック藤崎版のような気がしました。

 しかし面白い事態になりましたね。ハイネセンのクーデター鎮圧の功績はウランフ提督が、辺境鎮圧の功績はヤン提督が11艦隊鎮圧の功績はユリカがと、功を三分しその上にトリューニヒト議長が「己の血を流した上で」君臨するという図式になりました。文民統制という点でも挙国一致という点にしても原作よりも安定感があると思われます。
 原作のヤン提督は政治と言う枠内に入る触れるどころか見ることすら嫌という人物だった故、政治戦略の一つ下、作戦戦略でひたすら金髪打倒を達成しそれで政治戦略を変更させようという戦略家にとっての無理難題を達成しようとしていました。そういう意味ではヤン提督もまた狂人であり自ら忌避しながらも英雄として持ち上げられていく事を許容したのではないかと思います。
 今回3提督全てに政治的要素という重みを加えることなく同盟を元のシステムに復帰させたという涼様の構成は素晴らしいと思いました。

2020/02/01(Sat)18:45 (No.5055)

Re: 闇が深くなる夜明けの前に感想11  by フェリ

tm-tuki28.png

さて今回の添削ですが。まずフェリ的に「これ要るでしょ?」から(←殴w)

 「その憂国騎士団が襲撃した宇宙防衛管制本部は軍事宇宙港と違って統合作戦本部に直接隣接しておらず、やや離れた位置にある。」
 これだけだと最後の撒き餌としては薄弱な気がします。藤崎版だとアルテミスの首飾りにも管制センターが存在してますよね? いっそのこと統合するかもう統合しているならその点を強調してはどうでしょう?(藤崎版はその危険性を描写し魔術師が氷の船での攻撃という選択を行っている位ですし……でも査問会でそれ主張して欲しかったなぁと思うフェリ←激殴ww)
 「その憂国騎士団が襲撃した宇宙防衛管制本部は軍事宇宙港と違って統合作戦本部に直接隣接しておらず、今回の戦いにおいて価値は高くない。だが宇宙防衛管制本部はその名の通りハイネセンの宇宙防衛を管制しておりその中にはアルテミスの首飾りも含まれるのだ。もし施設を乗っ取られ首飾りの一つだけでもその照準を統合作戦本部ビルに向けられたら……想定すらしていなかった事態が大将の背筋を凍らせる。」

 (ああ、ここでも繰り返される……)
二連発で……を使っていますね。対面した別人物の内心なら兎も角削ってよいと思います。
(ああ、ここでも繰り返される)

自らを意識の深淵から強制的に引きずり出した。
引きずり出したは他者を自分がで使いますね。@現状現在文なので過去形ではない方が良いかと?
自らを意識の深淵から強制的に引き戻す。


 「数を1機増やしていたエステバリスの総合的な能力と誘導しているとしか思えない地上部隊」
軍事用語で言いますと誘引ですかね
「数を1機増やしていたエステバリスの総合的な能力と誘引しているとしか思えない地上部隊」

 「仮にエステバリスが統合作戦本部に到達して も制圧するには戦力不足だ。」
基本地上戦は数と諸兵科連合ですからねちょぃ変更?
「仮にエステバリスだけが統合作戦本部に到達して も制圧するには戦力不足だ。」

 「ブロンズ中将の声で戦勝気分が一気に緊張感に変わった。」
回りくどいので纏めてしまいましょう。
「ブロンズ中将の声で戦勝気分が一変した。」

 「仮にであってもより専門的な訓練を受けている救国軍事側とは明らかに統制や戦術面での差があり、」
救国軍事会議の参加兵士はほぼ全員正規の同盟軍人だと思われます仮? と思いました。
「正規軍人を主体とする救国軍事側と私兵・民兵扱いの憂国騎士団では明らかに統制や戦術面での差があり、」

 「トリューニヒトの後ろに隠れて愛国ごっこをしている闇の腰巾着どもとは我々の志は違うのだ」
余裕なのは解るのですが戦場の罵声としては長いような? こんなのはどうでしょう?
「|政治屋《トリューニヒト》の裏で愛国ごっこをしている腰巾着共と我々は違うのだ」
……まだ長いですかねぇ(←超殴www)


 こんなところですかね?

 最後にマルガレータ嬢の内面は上手いと思います。10歳の時のトラウマが同盟への憧憬と失望へと代わり逆にそれを自らに問い続けることで視野が広がっていく。思春期の少女の内面らしくて良いと思います。まーそん結末が金髪に頼ろうじゃまだまだですけどねw

 それでは

2020/02/01(Sat)18:46 (No.5056)

Re: 闇が深くなる夜明けの前に感想11  by HAL URL

tm-fate14.png

更新お疲れ様です。

さまざまな策動・・・・

少女は黒狐の城下で金髪&赤毛の勝利を願い、貴族同様腐敗した同盟を唾棄し<`ヘ´>

動乱のハイネセンはヤン&ユリカの手を煩わせることなくウランフ&アカツキの手で終息!!
やはり悲劇は防げずグリーヒル大将は鬼籍に(><)
アルテミスの首飾りは健在も無用の長物と化した防衛システムのリサイクルはあるのか?
(フェザーン本星近くに極秘裏に待機させて、ラグナロック発動に合わせて配置とか(^^;; )
指向性ゼッフル粒子あるし、まあ幾ばくかの時間稼ぎ位でしょうが。

次回も楽しみにしています。

2020/02/05(Wed)18:12 (No.5058)

Re: 闇が深くなる夜明けの前に感想11  by 空乃涼

tm-ka05.png

こんばんはー。暖冬だな、と言われていたら急に寒気やってきて寒々しいことに! 体調管理がむずかしい。

みなさんは、大丈夫ですか?

 フェリさん、HALさん、書き込みありがとうございます!

 ◆フェリさんこんばんはー。今回も嬉厳しい感想と添削ありがとうございます。

>>>成程考えてみれば第一部においてナデシコ側……

 正面から! と思わせての絡めては成功した模様! エステバリスとの連係についてはもうちょっと書き込もうと考えたのですが、長くなるので想像してもらう方向で描写は簡略化しました。

>>>彼にはナデシコの情報を収集するといった。

 ふふふ、フェリさんらしくない! リンチは情報収集やってますよ! 描写が淡泊すぎたかも。それを受け取りに来る人物もすでに登場しています。

 マルガレータのくだりを評価してくださってありがとうございます! 意外に重要な部分かなと思ったりしていましたので。

 また、添削ありがとうございました。「なるほど」と思う内容もけっこうありますね。毎度、自分が書ききれなかった表現を提示していただいて助かります。


 ◆HALさん、こんばんは! 書き込みありがとうございます。

>>>やはり悲劇は防げずグリーヒル大将は鬼籍に

 この作品の最ももどかしい部分は、銀英伝の二次で多くを占める「転生」や「原作知識あり」ではないことでしょう。なので的確な先手を元からの知識で打つことはできず、情報収集と分析で行わなければならない点です。

 意外と、これが大変なんですよ……

>>>アルテミスの首飾りは健在も。

 使い道は無限大? ある意味怖い存在かもです。

 お二人ともありがとうございました。この勢いで二部を終了できればと思います。

2020/02/07(Fri)20:46 (No.5059)

Re: 闇が深くなる夜明けの前に感想11  by HAL URL

tm-fate14.png

間を置かずの更新、お疲れ様です。

遂に運命の時が・・・・
オフレッサー&装甲擲弾兵という闖入者が増えたおかげで更に危機が増え鬼籍に入ってしまった提督が(TT)
その中で朗報?はキルヒアイスが意識不明とはいえ何とか命を繋いだことですね。
(覚醒はやはり『和平』後にナノマシンがキーに?)

まさかのベルトマン、単にナデシコとの対戦の因縁の相手かと思いきや『ユリカ』と接点?


シュタインメッツ死去で、ブラックホールを利用した重力カタパルトシーン見られず!?
ケンプも功名心からミュラーとの齟齬が出来たイゼルローン攻略戦永遠に不参加(><)
ミュラーの重傷の身でヤンへの復讐を誓う名シーンがカット?

次回も楽しみにしています。

2020/04/18(Sat)21:34 (No.5080)

Re: 闇が深くなる夜明けの前に感想11  by フェリ

tm-tuki28.png

ども、20章後編読ませていただきました。

 ようやく大殺戮まで来ましたか。原作でも流血の宇宙からさらば遠き日まで相応に長い為、原作改変としてオフレッサーの存在を残すならばレンテンベルグ戦を出来るだけ派手にして存在を際立たせ出ない間も要所要所で存在を匂わせながら終幕でそれ以上の派手さを以って「暴れさせる」。今回涼様の文章展開は成功を収めたと言えそうです。ついでに「艦長」と「撃墜王」ヤラレ役お疲れ様でした。(←殴w)今作が国家間抗争ではなくナデシコを軸にした多元世界伝説(もはや銀河も英雄すらも駒の一つでしかない)になる以上「ただの提督」には役回りを振舞えません。そういった意味ではよい退場の仕方だと思いました。

 ベルトマン少将は原作後半のフェルナー閣下を彷彿とさせる手際の良さを感じますな。扉ロックを認識した時点で状況を瞬時に把握し「次に何が起こるかに対する喫緊の対策を打つ」。本来この時点でロックを掛けざるを得ないという事は襲撃者は優位な状況を作り上げ斬首戦術を用いても勝算が薄いと認識していたに違いません。今迄のベルトマンの役回りからこの行動の伏線と能力を構築しつつ彼に可能な最大限の突破口を無理なく挿入する。あくまで彼は今作における帝国側のナデシコ語り手であって銀英伝における英雄ではないのですからね。超人元帥府を損ねずその総合力とナデシコで出来る隙を埋める適任者を上手く作り上げたと思います。

 ま、赤毛が「戦線離脱」は妥当な選択でしょう。というかフェリもナデシコ側から改変するにしてもフェリはこのあたりが限界だろうとみていましたが。そしてナデシコ側に繋げる為にもナノマシン治療必須=同盟ではなくナデシコの協力必須という体幹機能損傷は大きな外交カードになる筈です。ただ第8次イゼルローン戦後のような「赤毛の影」は無くなり金髪の尊大さが変な方向に暴走しないかが心配です。右に振れても左に振れても義眼や皇妃が大迷惑しますしwそして金髪の判断は大概両極端と言うww

 さて今回の添削なんですが一つ提案があります。オフレッサー無双の段ですがここは述懐や記憶に関する分での締めで使われる過去形は悉く排した方が良いと思われます。息もつかせぬスピード感を読者に与える事が出来ますし、原作英雄陣ですら手に負えぬ野に放ったオフレッサーの恐怖感、絶望感を存分に読者に味合わせてやるのが良いと思いますね。(銀英伝SS界隈ではオフレッサーのチート化が止まらないようです。某氏の装甲擲弾兵「副」総監オフレッサー「大将」に至ってはホモサピエンス辞めてるどころか某人型決戦兵器扱いですし←激殴ww)

2020/04/19(Sun)20:55 (No.5081)

Re: 闇が深くなる夜明けの前に感想11  by フェリ

tm-tuki28.png

さて恒例の添削をば・・・

オフレッサーは、アンスバッハの計画を聞くと心の奥底から歓喜した。
後の文章から思ったのですがオフレッサーの登場が解っているとはいえ唐突過ぎます。ギミックの一つでも匂わせておくのも良いかと? そして彼も馬鹿ではありません。少なくとも装甲擲弾兵総監という重職に就く以上戦術眼は確かな筈です。だからこそ要塞内通路の「隠し通路」を即看破できるかと?
アンスバッハが広げる携帯端末、そのモニターに映る要塞内通路を一瞥するだけでオフレッサーは歓喜する。

アンスバッハ准将が取りだした二つの円盤状のそれを頭上に掲げて放り投げる瞬間、誰よりも早く行動した人物が准将の右手を掴んだが……
ここからが正念場です。これ以降の文章の殆ど全ての過去形「~だった」を現在進行形「~する」または断定形「~だ」に変えてしまうとよいと思います。さらにこの文章と次の赤毛の台詞に接着性が薄いのも気になります。こうしてはどうでしょう? (この文は赤毛が瞬間で二度の行動を行った為に同時行動した後文を前に合わせる為だけに過去形を用いました)
アンスバッハ准将が取りだした二つの円盤状のそれを放り投げる瞬間、その右手を掴まれる。だがその襲撃者の口は全く別の方向へ警告を放った。自身の敬愛する主君へ、その背後で膨れ上がる悪寒と言うにも生易しい凶意とも呼ぶべき殺気を。

とって返した三撃目は今度こそ玉座を粉々に破壊した。
オーバーキルの三撃目すら一拍も置かせない方が化物ぶりをアピールできるかと?
さらに加速した三撃目は玉座そのものを爆散させる

襲撃者の恐ろしいまでの戦闘力だった。
膂力がよいかと?
襲撃者の恐ろしいまでの膂力である。

崩れ落ちそうになりながらもキルヒアイスはこらえ、アンスバッハの手を振り切ると猛然と標的に向かって走り出した。
格闘をイメージしてみましたがより直截的な表現が良いかと。不良中年の時もそうですが赤毛は技量の鋭さもさることながら193センチの体格からくるパワーファイターぶりは金髪すら凌ぐはずです。
体勢を崩されながらもその勢いを掴んだ手に伝え捩じる。堪らずアンスバッハが姿勢を崩すことを反動として用い己の体勢を立て直し跳ねるように駆ける。

たものの、態勢を崩した状態で完全武装した装甲擲弾兵総監の凶刃から離れるために更なる回避行動をとったが、オフレッサーの追撃は想像よりはるかに早かった。
なんか遅いです
床を転がる事で距離を取ろうとするが完全武装百戦錬磨の装甲擲弾兵総監の剛脚はそれすら一瞬で詰めてくる。

後方から飛び掛かってオフレッサーの腕を抑え込んだのだ。
前文をあえて義眼との同時状況として過去形として残しこちらは断定形に
後方から飛び掛かってオフレッサーの腕を抑え込む。

キルヒアイスは左手でオフレッサーの右足を掴んだ。
体格上赤毛が掴んだのが右足でも下腿部だとオフレッサーはそれを切り飛ばすのに前屈姿勢(しゃがみこむ)を取らねばならず金髪に対し大きく隙を作ってしまいます。この場合踏みつけて赤毛の腕を粉砕するのが妥当ですがそれだと後文の「親友の血を滴らせた戦斧」と表現に齟齬が出ます。ここは斬り易さ(笑)の為に赤毛には右腰(帝国の装甲服はアニメ版見た限り関節部はスライド装甲になっていないみたいですし)を掴んでもらった方がいいかと。(脚では振り払いという手段があるが腰では引きずるという大きなハンデをオフレッサーは背負うことになる)
キルヒアイスは左手でオフレッサーの右腰を掴む。

……うわー序文とⅠだけでこんなに書きまくって良いのか?と自己ツッコミ(←超殴www)
とりあえずこれは10度程度は熟読しないと感想も添削も描き切れませんので今回はここまでという事で(←撲殺wwww)

それでは

2020/04/19(Sun)20:56 (No.5082)

Re: 闇が深くなる夜明けの前に感想11  by 空乃涼

tm-ka05.png

みなさん、こんばんはー。

HALさん、フェリさん、感想投稿ありがとうございます!

◆◆◆HALさん、感想ありがとうございます。今回の舞台を整えるために総監の存在は小出しにしたりしました。「死者」に関しては、その後の典型も加美しつつ、悩みに悩んでそうなりました。あの場面でオフレッサーの襲撃ですから、誰も死なないはずはないですからね。
二人がなくなったことで、どう物語が変わってくるのかも注目していただければ幸いです。

 赤毛さんのその後は、いくつかのルートを用意はしていますけど、物語の進行具合によってはどう変わるかわかりませんw

 ◆◆◆フェリさん、感想投稿ありがとうございます! 

文字数多いのでビビりました。添削は、あとでじっくりと目を通させていただきますw

>>>。今回涼様の文章展開は成功を収めたと言えそうです。

 オフレッサーのこのためだけに、ずいぶんそれまでに構成とか苦労しました。情報を全く出さないのもだめだし、かといって出し過ぎてもだめだし、一稿を書き終わった後もオフレッサーの攻防場面は二、三転しています。

 スピードに関しては気を付けていたのですが、まだまだ修正する部分はありそうですね。ご指摘ありがとうございます。

 ベルトマンと赤毛さん、攻守逆転、または静と動の反転みたいな格好です。銀河帝国側の変化はベルトマン次第ですからねー。彼の行動には気を使います(汗

>>>金髪の尊大さが変な方向に暴走しないかが心配です。

 これは今後の課題ですが、赤毛さんが生きているという流れでの金髪さんの心境や行動の変化というものはかなり違ってくるはずなので、今後のストーリー展開も含めて慎重に考察していこうと思う次第です。


 HALさん、フェリさん、いつも投稿ありがとうございます。次回はついにというか、ようやく第二部完結です。
さて、次回の章もある意味情報量が多いかもw

2020/04/21(Tue)20:35 (No.5083)

Re: 闇が深くなる夜明けの前に感想11  by フェリ

tm-tuki28.png

さてさて感想の続きをば、

 殺伐終わって日が暮れて・・・というか後始末の真っ最中ですがフェリ的には金髪の自責での原作変化とそのリバウンドとは別に今迄金髪が積み上げてきた「原作乖離」をここでも文章として披露すべきだと思いました。原作ではリヒテンラーデの策動とアンネちゃんへの報告を皇妃→義眼→諸提督→義眼の口から金髪へ・・・の流れでしたが此処までに3日掛かっています。赤毛の手術と容体は24時間以内で纏めることが出来そうですので対リヒテンラーデに関しては諸提督の独自行動よりも金髪の命令下諸提督が一斉に動くことで今回の金髪のダメージが原作より軽い事、そして金髪がナデシコとの戦いにより己の才能範囲外への柔軟な対応力を身に着け始めていると読者にアピースすべきかと思いました。例えば

 「リヒテンラーデ公が動いているようです。この要塞にも手の者がいたやもしれません」「つまり卿はキルヒアイスがこうなったのはアンスバッハではなく奴の手だと?」「そう考えれば誰にとっても辻褄は合うかと。」「ふん・・・卿は好かんがその献策を否定する気はない。よかろう 生きている提督全てを集めてくれ、20分後だ」

 こういった義眼との会話から「原作と違う!」を読者に認識させてはどうでしょう? 微妙な差異ですがこれによってオーディン制圧決行を1日だけ繰り上げる結果でもいいかもしれません。


 今回のことで熟慮し書くべきか悩んだのですがこの作品においてミスターレンネンは出場を見合わせた方が良さそうな気がしました。個人的には救済も可能な人間臭いキャラですが艦長や撃墜王と同じ提督止まりな人物でありなによりカイゼル髭のせいでマルミス提督、そしてナデ側(次元の彼方で登場は無いと思いますがw)ミスマル提督と被ってしまいます。というかミスマル提督のモデルがレンネンではないかと疑うくらい根本が似ています。双方の艦隊の邂逅時なんちゃって父娘漫才に突入し双方が頭を抱える事態になれば久々にルリちゃんの必殺技の出番があるかと?(←殴w)

2020/04/30(Thu)20:09 (No.5087)

Re: 闇が深くなる夜明けの前に感想11  by フェリ

tm-tuki28.png

ではⅡ以降の添削をば・・・

 「時を並行し、ロイエンタールとミッターマイヤーたちも命の危機に瀕していた。」
どうせならもっとまとめてしまいましょう。最後を過去形にすべきか悩むところですね。Ⅰと纏めて同時刻と判定するなら現在進行形でも良いのですが文章として一節を区切った場合、接頭の文のみ過去形を用いる方が安定する・・・難しいものです。
「時を同じくし諸提督も苦境に瀕している。」


 「オフレッサーの部下と思われる完全武装の他七名」
短縮可能ですかね?
オフレッサーの部下であろう装甲兵七名」

 「出入り口をふさいでしまった。」
ここは絶望感を出すために最優先で進行形にした方がいいです。
「出入り口をふさいでしまう。」

 「しかもどういうわけか警報もならず彼らの困惑は広がったが、痛かったのは入口の両脇に居た衛兵二名がライフルを使用できなくなった状況に対応が遅れて戦斧を振るった擲弾兵によって殺害されてしまったことだろう。」
いや警報鳴らすのは此処に居る衛兵ですし・・・それでなければだれかしら室内にいる衛兵が遠隔操作機材持っているはずですし・・・こうしてはどうでしょう?
「しかも入口の居た衛兵二名も装甲兵の投擲した戦闘ナイフでブラスターライフルに指を掛ける間もなく殺害されてしまう。これで警報すら使えない。ロイエンタールは僚友に貴族階級としては下品な毒吐きをせざるを得なかった。」
うんこれで次の文の「ミッターマイヤー」を削れますな。これ以降もこの節は極力過去形は用いない方がいいかもしれません。

 「床に転がった戦斧の奪い合いはかろうじてルッツが制するものの、」
前文の奪ったと重複していますので。むしろ狙撃手の動きを強調して見せ場増ということで。
「だがルッツは床に打ち付けられる衝撃を膝だけで吸収しそれをバネにして戦斧で薙ぎ払いを仕掛ける。」

 「他の襲撃者の攻撃をかいくぐったビッテンフェルト提督の体当たりで芸術家提督は二度目の生命の危機を脱したのだった。

体当たりだけだと芸も無いような? 道原版では装甲服で鍛錬してますし。彼はこういう場でも徹底して攻撃重視な気がします。その上チャンスをモノにする手段も金髪から評価されていますしね。
「他の襲撃者の攻撃をかいくぐったビッテンフェルト提督の正拳が襲撃者に炸裂し芸術家提督は二度目の生命の危機を脱したのだった。襲撃者は大きくよろけ目を驚愕に見開く。彼の拳には部屋の装飾からはぎ取ったらしい金属片が巻き付いている。猛将たる彼はそんな無害な筈のモノまでも即席のカイザーナックルに仕立て己を殴りつけたのだ。

 「自身の安泰を図るような卑劣なことをするとはとても考えられない。」
纏めてしまいましょう。」
「自身の安泰を図るような卑劣な輩ではない。」

 「俺の妄想が当たらないことを願いたい」
懸念ですかね?
「俺の懸念が当たらないことを願いたい」

 うーん……ベルトマンの判断は間違っちゃいないんですがゼッフル粒子は熱やエネルギーに反応して起爆するんで(最低ブラスターライフル級のエネルギー)低威力の指向性爆薬では誘爆の危険は無いような? (それだと戦斧の火花や静電気でボカチンしかねませんしw)それ以前の問題としてそんな爆薬が衛兵や詰め所にあるわけないのでそちらを強調した方が読者を納得させやすいかもしれません。

2020/04/30(Thu)20:14 (No.5088)

Re: 闇が深くなる夜明けの前に感想11  by フェリ

tm-tuki28.png

「ケンプ提督の脇腹を深々と突き刺した。」
抉るが良いですかね?
「ケンプ提督の脇腹を深々と抉る。」

 「逆に鋭い右ストレートが猛将の左目を潰し、床に叩きつけられた時に打ち所が悪かったのか気を失ってしまった。」
ビッテンにも少しばかり見せ場を(といってもヤラレ役としてですがw)俗にいう“クルクル回って飛んでいけー!”な感じです。
「逆に鋭い右ストレートが飛ぶ。装甲擲弾兵並みとも言われる猛将は顔面炸裂こそ避けたものの掠めただけの拳は彼の左目を破裂させ、風圧と衝撃が躰を木偶人形のように吹き飛ばした。」

 「どけ! ベルトマン提督」
金髪の方が上官ですので、
「どけ! ベルトマン!!」

 「ルッツやワーレンといった傷を負った者」
ビッテンの方が派手になりましたので(←殴w)
「ビッテンフェルトやワーレンといった傷を負った者」

 「3日目の朝にはなんとか峠は越え」
もしフェリの草案を採用するなら2日目になりますな。

 「こっちもやるべきことはいっぱいあるな」
くだけ過ぎなベルトマン(笑)責任と権限貰ったんだから少しぐらい堅苦しくしないと部下が戸惑いますよ?(くだけていいのは生来のカリスマをもつ「英雄」の領分でしょうし)
「こっちも為すべき事は山積か」

 「まずは私が肌身離さず持っているペンダントを見てほしい」
マルミス提督の裏事情がナデ情報に繋がる前振りですから代名詞の方が読者に疑惑と期待をもたせられるかも。
「まずは私が肌身離さず持っている之を見てほしい」

 「表側は何か花の紋章が彫刻され、」
個人的に読者にだけ解る「事実」を含ませ誤解ないし伏線とすべきではないでしょうか?
「表側は|何か花《ナデシコ》の紋章が彫刻され、」

 「娘は2年前の10月に突然の病に倒れてなくなってしまった。それまでははつらつとしていたのに……」
マルミス提督が非ゲルマン系列とも思えないので習俗的に帝国の例えを使いそうな気もします。(戦死ではないのでそっちか?というツッコミは認める←激殴ww)
「娘は2年前の10月に突然の病でヴァルハラに召された。それまでは溌剌としていたのに……」

 「私は再び娘に会えると言っていたのだ」
それを理由に提督が参戦したとするならば確信のままに話すはずです。
「私は再び娘に会えると言ったのだ」

 こんなところですかね?(なんと三連投になってしまった←超殴www)

 8年がかりの大長編、締めはしっかり行きましょう。投稿待ってます。

 それでは

2020/04/30(Thu)20:16 (No.5089)

Re: 闇が深くなる夜明けの前に感想11  by 空乃涼

tm-ka05.png

こんばんはー。
フェリさん、三連投ありがとうございます。見るのがつらいですw

>>>諸提督の独自行動よりも金髪の命令下諸提督が一斉に動くことで今回の金髪のダメージが……


 実は、自分もフェリさんの添削のような内容を考えていました。理由はまったく指摘通りで、原作とは違うであろう金髪さんの心理から生じる変化をどうしようかと考えていたわけです。時短とかまさに。まあ、全体の構成を考えていたとき、どうにも読者にわかりやすくというか、上手く繋げられない感じだったので、やめました。掲載を優先したっていうのもあります。フェリさんの添削をもとに修正してみたいと思います。

その他、変化の添削をありがとうございます。どこまで変化させるかなかなか難しい。そこを考えるのも難しいw

今回もありがとうございました。

二部終章は返信を入力している時点で投稿しました。

2020/05/03(Sun)21:51 (No.5090)

ページ最上段にジャンプ

No.4871へ返信

  • これ以上返信することはできません。
投稿フォーム
名前
Mail
URL
題名
メッセージ
文字色
アイコン
アイコン一覧
削除キー