彼と出会って |
作者: 杏楓 2013/08/26(月) 01:19公開 ID:P9DEb0TbjmM |
彼氏と手を繋いで歩きたい キスをしたい 女の子なら誰でも憧れることだとおもっていた。 なのになぜいま、こうなっているのだろう? 「おまえのこと、女だと思えないんだわ」 知っている、それでも好きになってしまった自分は馬鹿だ。 「知ってるよー、突然言ってごめんね」 当たり前なんだ、腐女子で、アニメ大好きで、すぐ手が出るような私を女として見えないなんて、でも、それでも、リア充に憧れてしまうのは、だめなのかな? 手を繋いで帰ったり、後ろから抱きしめられたり、そんなことされたい だけどきっと無理なんだろう。 そう思っていた中学時代 今、何がおきてるの? 「君の趣味は知ってる、でも好きなんだ、付き合って欲しいな」 そう、彼に言われてわたしは、嬉しかった、世界がかわった 夢が叶った。 信じられない私に彼は何度も「好きだ」と言ってくれた。 涙が溢れて止まらなかった ようやく信じられた。 友達にも「明るくなったね」、「背筋が伸びたね」と言われるようになった もう、下を向くことも、リア充に憧れることもない、わたしには彼がいて、それだけで満足だから、今日わたしは彼と歩むことを決めようと思う。 「待たせてごめんね?」と言うと 彼は「そんなこと気にしてないに決まってんだろ?」と何時ものように笑ってくれる そんな、彼がすごい好きだと、何度もおもった。 あと一ヶ月後、わたしは彼と結婚します。 |
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