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紅魔館淫伝 執事の吸血鬼と悪魔の従者
作者:亀鳥亀龍   2015/07/29(水) 10:22公開   ID:V1FbAk0/JZQ
 少年は吸血鬼であった。

正確には、吸血鬼の血を4分の1ほど受け継いでいた。

しかし、村からは忌み嫌われ、『化け物』と呼ばれていた。

そんな彼は、目の前の女性と出会う。

???「こんにちは」

少年「アナタは?」

紫「私は八雲紫。 アナタに興味がわいたわ」










―執事の吸血鬼と悪魔の従者―









 少年は紫から、ある事を聞かされた。

人々から忘れられたモノが流れ着く世界『幻想郷』。

そこなら、彼の生きる世界が見つかるかもしれないと。

紫「どう、行ってみる?」

???「………」

一度は沈黙したが、少年はこう言ったのだった。

???「ここにいるよりは、まだマシかも知れない」

それを聞いた紫は、優しい笑みを見せた。

紫「それは良かったわ。 ところで、アナタの名前は?」

その問いに、少年は答えた。

燐牙「燐牙……三日月燐牙」

紫「それでは、一名様ごあんなぁ〜い♪」









 燐牙が紫のスキマで連れて来られたのは、全体が紅い大きな屋敷であった。

燐牙「紫さん、これは?」

紫「吸血鬼の館『紅魔館』よ」

燐牙「はぁ……」

すると、一人の女性が現れた。

???「そこまでですよ」

紅い髪に中国服を纏った女性。

紅魔館の門番を務める『ホン美鈴メイリン』である。

紫「丁度良かったわ、レミリアに伝えて。 良い働き手を連れて来たって」

燐牙「は?」

それを聞いた燐牙は唖然とし、美鈴もキョトンとする。

美鈴「働き手ですか?」

紫「前に話してたらしいじゃない。 執事を雇いたいとか」

美鈴「そう言えば、そんな事言ってましたね。 分かりました、お嬢様に伝えてきます」

そう言って美鈴は、主の元へと向かったのだった。

そんな中、燐牙は紫にこう言った。

燐牙「紫さん、さっきの会話はどういう……」

紫「あ、アレね? アナタを幻想郷に連れて行きたかったのは事実よ。 だけど、働き先や拠点が必要でしょ?」

燐牙「じゃあ執事の話は?」

紫「ここの主がね、使用人を欲しがってたから」

燐牙「………参考になりました」

すると、美鈴がようやく戻って来た。

美鈴「お嬢様の許可が下りました。 中へどうぞ」

こうして二人は、紅魔館へと入ったのだった。









 中へ入ると、館内はとても広い空間になっていた。

すると、一人の少女が現れた。

ピンクのドレスに背中の翼が特徴の少女。

この屋敷の主『レミリア・スカーレッド』である。

レミリア「御機嫌よう。 ところで、その子がアナタの言っていた?」

燐牙「三日月燐牙です」

レミリア「レミリア・スカーレットよ。 さて、話でもしましょうか」

紫から燐牙を執事にしないかという話を聞くと、レミリアは不敵な笑みを見せた。

レミリア「そうね。 執事が欲しいと言ったのは事実だし、だけど条件があるわ」

燐牙「条件?」

首を傾げる燐牙であったが、レミリアがこう言ったのである。

レミリア「アナタの能力を、教えてもらう事よ」

それを聞いた燐牙は、キョトンとした顔となった。

燐牙「そんなんで良いですか?」

レミリア「勿論よ」

すると燐牙は、紫にこう尋ねた。

燐牙「紫さん、刀はあります?」

紫「勿論」

スキマから日本刀を取り出すと、そのまま燐牙は受け取る。

燐牙「んじゃ、いきますよ」

その場に合った椅子を蹴り上げると、燐牙はそのまま刀を抜いた。

それと同時に、椅子はバラバラに解体された。

これにはレミリアと紫が驚く。

抜刀術……鞘走りを利用する事で、凄まじい速さの剣を放つ事が出来る技術。

幻想郷風にいうならば、燐牙の能力は『抜刀術を操る程度の能力』と呼ぶべきであろう。

レミリア「合格よ。 アナタをウチの執事に歓迎するわ」

それを見たレミリアは、不敵な笑みを見せたのだった。








 燐牙の仕事ぶりはかなりのものであった。

洗濯や家事、料理も中々のもので、

咲夜「中々やるわね」

メイド長の『十六夜咲夜』も感心を示した。

燐牙「咲夜さん、これは何処に置けば?」

咲夜「それは隣の部屋に……」

その光景を眺めていたレミリアと妹の『フランドール』、そして同居人の『パチェリー・ノーレッジ』の3人は、

レミリア「執事にして良かったわ」

フラン「咲夜と良い勝負だね」

パチェ「寧ろ、コンビを組めそうじゃない?」

こうして、燐牙の初仕事は終わったのだった。












 自身の寝室で眠っていた燐牙であったが、

「ん……う……ん………」

燐牙「!?」

突然の呻き声に、つい目が覚めてしまった。

一度扉を開け、辺りを見渡す。

燐牙「気のせいか?」

そう思い、再び燐牙は眠りに就いたのだった。










 早朝、燐牙はレミリアに昨日の事を話した。

レミリア「成程ね……呻き声か……」

燐牙「僕はまだ会っていないのですが、博麗の巫女に任せますか?」

レミリア「そうねぇ〜……」

ニヤニヤしながらレミリア、彼の耳元でこう言った。

レミリア「深夜の0時頃に、咲夜部屋に行きなさい」

燐牙「?」

首を傾げた燐牙であったが、暫くは今日の業務を行う事にしたのだった。











 午前零時。

咲夜の部屋へと向かう燐牙。

仮眠を取ったとはいえ、未だに眠気を感じでしまう。

するとその時であった。

「ん……」

燐牙「!?」

昨日と同じ呻き声が聞こえてきた。

咲夜の部屋から聞こえ、すぐさまドアを開けた。

燐牙「咲夜さん! 何かの呻き声が聞こえませんでしたか!?」

しかし、そこにいたのは、

咲夜「えっ!?」

一糸纏わぬ姿で、自身の秘部を指で弄る咲夜がベッドの上に居た。









 暫くした後、二人は背を会わせるようにベッドに座る。

咲夜「ミスった……まさか、あの声が聞こえてたなんて……////」

燐牙「普通……聞こえない方がおかしいですよ」

顔が紅潮し、二人は次の会話が進まなかった。

燐牙「じゃ、じゃあ……このへんで」

部屋を出ようと、燐牙はベッドから立とうとしたが、まさにその時であった。

咲夜「待って!」

突然咲夜が、彼の腕を掴んだのである。

咲夜「一つ聞きたいんだけど……アナタ、どうして私の部屋に?」

燐牙「何でって……レミリアさんから、深夜0時にこの部屋に行けと」

主にバレたようで、更に顔を真っ赤にした咲夜。

しかし、どこか様子がおかしかった。

燐牙「あのぉ〜……咲夜さん?」

恐る恐る近付いた燐牙であったが、まさにその時であった。

ガバッと、咲夜は彼に抱き付いた。

咲夜「ごめんなさい。 もう、我慢できないの」

そう言って自身の唇を、燐牙の唇と重ねた。










 口の中に咲夜の舌が入り込み、燐牙の舌と絡み合う。

濃厚な接吻は、一分以上も経過する。

燐牙「咲夜さん……」

咲夜「ごめんなさい……初めて会った時から、アナタの事気に入ってたの」

そう言うと咲夜は、そのまま顔を燐牙の下半身へと移動させる。

咲夜「だ・か・ら、ここは私に任せて♪」

口を開き、燐牙のペニスを咥えた。

ジュルルルと音を立てながら吸い尽くす咲夜。

徐々に亀頭は熱く感じるようになる。

燐牙「咲夜さん……もう……出ます!」

咲夜「ふぁよ、いって……」

遂に限界が近付いた瞬間、

燐牙「で、出るぅ!」

咲夜「ん!」

亀頭から出た精液が、咲夜の口の中で爆発する。

そのまま咲夜は、精液を飲みほしたのだった。









 燐牙の精液をじっくりと味わった咲夜。

咲夜「ハァ……ハァ……凄く良かった」

艶のある動作に、燐牙は咲夜を押し倒す。

燐牙「咲夜さん、俺……限界です」

咲夜「ふふ……良いわ……来て」

勃起されたペニスが、咲夜の膣へと入っていく。

ゆっくりと入って行き、遂に置くまで届く。

咲夜「んあぁ!」

燐牙「だ、大丈夫ですか?」

咲夜「大……丈夫……このまま、少しずつ突いて」

そう言われ、燐牙は腰を動かし始める。

咲夜「んあっ! ん!! 良い! コレ凄く良い!!」

燐牙は激しく腰を動かし、咲夜も感じ取る。

再び唇を重ね合わせ、互いの舌を絡ませる。

燐牙「駄目だ……咲夜さん、俺……イキます!」

咲夜「良いわ! アナタのオチ○ポザーメン! 私の中に、思いっきり出して!」

亀頭が熱くなり、限界が来た瞬間、

燐牙「う……ああああああああ!」

咲夜「い、イクうぅぅぅぅぅぅ!」

ドピュウと、燐牙の精液が膣の中で出された。

しかしこれだけでは終わらない。

射精は未だに続き、咲夜の膣が膨らみ始める。

咲夜「しゅ、しゅごい……こ、こんなに出るにゃんて……んあぁ!」

この4分間、燐牙の射精を味わった咲夜であった。










 射精が終わり、ペニスをゆっくりと抜いた燐牙。

それと同時に、咲夜の膣からは大量の精液が流れ出る。

咲夜「ハァ……ハァ……イキナリで何だけど……燐牙……私と……付き合ってくれないかしら……恋人として」

その言葉に燐牙は、顔を紅くしてしまうが、

燐牙「お、俺で良ければ」

そう言って二人は、再び唇を重ねたのだった。










 因みに図書館の方では……、

パチェ「良いのかしら? 二人に黙って」

レミリア「良いのよ。 結構面白いモノを見れたし」

そう言って水晶玉から二人を覗く、レミリアとパチェリーであった。

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