■一覧に戻る
■ページ指定
■別話を閲覧する
■感想を見る・書く
英雄伝説〜光と闇の軌跡〜 18禁版
リウイ×ティア
(軌跡シリーズ×エウシュリーシリーズ)
  [→]  【PAGE 1/6】
〜メンフィル大使館・リウイの私室〜

「リウイさん、少しいいですか?」
「……セシルか。ああ、入って来て構わん。」
「……失礼します。」
リウイが就寝前に古文書を読んでいると顔を俯かせたティアと共にセシルが部屋に入って来た。
「ティアもいるのか。……それで、何の用だ?」
「用があるのは私ではなくティアです。私は母親としてティアの背中を押しに来ただけです。」
「何?」
セシルの話を聞いて理解できなかったリウイは眉を顰めてティアを見つめ
「………………………」
見つめられたティアは顔を真っ赤にして俯かせていた。
「おい……その肝心のティアが何も言わないようだが、俺にどうしろと?」
ティアの態度に眉を顰めたリウイは訳がわからない様子でセシルを見つめて尋ねた。
「……ねえ、リウイさん。ティアの事はどう見ていますか?」
「?お前と俺の娘として見ているが……」
「そうじゃありません。ティアの事を”女性”としてどうなのかと聞いているんです。」
「お母様っ!」
「…………………何?」
予想もしなかったセシルの質問を聞いたティアは顔を真っ赤にして声を上げ、リウイは石化したかのように固まった後呆けた声を出した。
「回りくどい言い方は止めて単刀直入に答えさせてもらいます。―――――ティアはどれだけ頑張っても”絶対に女性として見てもらえない男性”に幼い頃からずっと恋をしています。先程の質問と合わせれば、私が何を言いたいのか……わかりますよね?」
「………………………」
セシルの説明を聞いて娘(ティア)が禁じられた恋をし、その相手が自分である事に気付いたリウイは信じられない表情でティアを見つめ
「……………ティア。セシルの話は真実なのか……?」
目を伏せて考え込んだ後やがて目を見開いてティアを静かに見つめて問いかけた。
「頑張って、ティア。私は貴女が幸せならそれでいいし、イリーナさんも認めてくれたでしょう?」
「………はい。……………―――お父様。私は幼い頃からずっとお父様の事を父としてではなく、”一人の殿方として”慕っておりました……!この想いは一生変わりません……!」
そしてティアは顔を真っ赤にして決意の表情でリウイを見つめて長年の想いを告げ、再び顔を俯かせた。
「……………………………」
今まで想像もした事もなかったティアの告白を聞いたリウイは目を見開いた。
「―――この娘の想いはこの娘を産んだ母親であるティナも気付いていました。ずっと娘として見てきたティアを愛して欲しいとは言いません。……ですが、ずっとリウイさんを愛し続けるティアに愛する男性との間にできる愛の証――――子供を授けて欲しいのです。」
「…………………それはティナとセシル………”どちら”としての希望だ?」
「”どちらも”です。娘の幸せを願うのは”母親”として当たり前でしょう?」
「………娘(ティア)の母親として”お前達”はそれでいいのか?」
「はい。」
「ティア、お前はどうなんだ?」
「構いません……!お父様に抱かれ、お父様の子供を身籠れるのなら本望です……!どうか、わ、私をだ、抱いて下さい、お父様………!お父様がお相手でしたら、娼婦の方のように存分に犯されても構いません………!だ、だからお願いです!私にお父様の子供を――――」
静かにリウイに問いかけられたティアは顔を真っ赤にしてリウイを見つめて言いかけたその時、リウイはティアを優しく抱きしめた。
「あ……………」
「それ以上は言わなくていい。そこまで言われたならば、男として無下にする訳にはいかんしな……」
「お父様………!」
苦笑いする父の言葉にティアは嬉しそうな表情をした後目を閉じてキスを求め、セシルは静かに部屋を退出し、セシルが部屋からいなくなるとリウイはティアに口付けをした。

「ん……んんっ………お父様……!愛しております……!ちゅる……ちゅ……んんっ!……ちゅ………」

  [→]  【PAGE 1/6】

■感想を見る・書く
■別話を閲覧する
■ページ指定
■一覧に戻る