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英雄伝説〜光と闇の軌跡〜 18禁版
リィン×ルシエル(灰の騎士の成り上がり 145話時)
(軌跡シリーズ×エウシュリーシリーズ)
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〜レヴォリューション・ルシエルとベアトリースの部屋〜

「……リィン様……ん……んん……ちゅ……ちゅむ……ちゅ、ちゅ……」
ルシエルの唇を合わせたリィンに甘美な心地を呼び覚ました。肌と肌を合わせる程度の拙い接吻……だからこそ際立つ感触が、全身の感覚を活性化していく。
「これが、接吻なのですね……んちゅ……ふ、むぅ……ちゅっ……ぁぁ、なんて不思議な心地が、するのでしょう……んちゅ、ちゅぅ、くちゅぅ……よきものです、これは……リィン様の、優しさを感じられます……」
天使の、ルシエルの、誰にも触れられることのなかった唇。おずおずと差し出され、震える口唇は初めての刺激をより味わおうとしていた。
「もう少しだけ、深く……大胆にしても、構いません……んちゅぅ、んっ、んんっ……あむっ、ぅんんっ……」
ルシエルの上唇を挟むと、自ずと彼女のもゆっくりと閉じられ、組み重なっていく。僅かに互いの口内に侵入する。だが、その先がわかっていても、中々進めなかった。
「んんっ、ルシ、エル……」
「んくっ、ちゅっ、ちゅっ……あぁ、どうかされましたか?」
その可愛らしい行為に夢中になっていた天使は、不満そうに唇を離した。

「……俺は、もっとルシエルを味わいたい。」
「えっ……は、はい……それは、その……光栄、です……」
顔を真っ赤にするルシエルの口を唇で開く。その中にそっと舌を挿入させていく――――――
「んぁっ!?舌がっ、ちゅぅぁっ、あむぁ、接吻とは、唇を重ねる、だけでは……んぷっ、ふぅぁっん、はぅ……」
「大丈夫だ、俺に任せて……」
「ふぁ、あぁ……リィン様に、お任せします……好きにしてください……ぁ、ちゅっ、ちゅあ、あむっ、んちゅぁ……」
ルシエルは綺麗な並びの歯を僅かに開いた。中で縮こまっている舌と、舌が触れあい、互いの唾液が混ざり合う。
「んちゅっ、ちゅ、ちゅぅぁ、貴方の、味がします……あむ、あふぅあっ……なんて、心地いい、感覚なのでしょう……あむ、ふぅう……」
口内の上部を撫でつけると、ルシエルの身体から一気に力が抜ける。ルシエルにとっては初めての刺激によってルシエルはうっとりとした表情で、無防備になった舌をリィンの中へと誘っていく。
「へぁむぅ、むぅあっ、舌を、入れると……んちゅぅ、リィン様も、気持ちよくなれますか……?」
「……もちろんだ。」
ルシエルの舌がリィンの中に侵入してきた。ルシエルは初めておもちゃを手にした子供のように、興奮しながらリィンの唾液をすする。

「んぁ、リィン様の口の中、温かい……んぁ、ちゅぅあっ……歯も、舌も、ずっと舐めていたくなります……」
「んっ……気のすむまでしていいさ……」
「んちゅぅ、ちゅぁ、それは、ダメです……契約を、結ばなくてはいけません……ひどく、名残り惜しくても、ここまでに、しておかないと……あぁ……」
「ゆっくりやっていけばいい……天使にとっては大切で重要な儀式なんだろ?」
「あ……」
リィンはもう一度軽い口づけをしながら、ルシエルの肩を押した。そうして纏っていた服を一つずつ丁寧に脱がせてからベッドに横たえさせた。
「恥ずかしいですわ……今まで灰獅子隊に所属している兵達の一部がわたくしを見る邪な視線も気にしなかったのに……」
「……やっぱりそういう人達もいたか……ルシエルの普段の姿は他の天使達と違って肌の露出をかなりしているから、ルシエルには失礼な事だとわかっているけど、ルシエルは天使なのにベルフェゴールやベアトリースとも大差ない肌の露出をしていてよく平気なんだなと思っていたんだよな……」
「うっ……あれがわたくしにとっては戦場で万全に動ける恰好ですし、そもそもこの世界に来るまでは魔族達との戦いに明け暮れていましたから、異性のわたくしを見る視線等気にする必要もなかったのです……」

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