創作活動のススメ/SS編
目次
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第1回『基本的な事柄』
執筆:黒い鳩さん
代表作品:機動戦艦ナデシコ〜光と闇に祝福を〜
第2回『書き始める前に』
執筆:ガルフさん
代表作品:黒い王子シリーズ
第3回『クロスオーバー』
執筆:ハマシオンさん
代表作品:MARS INPACT
第4回『構成を練ろう』
執筆:空乃涼さん
代表作品:闇が深くなる夜明けの前に
第5回『ラストを考える』
執筆:EFFさん
代表作品:麻帆良に降り立った夜天の騎士
第6回『モチベーションの維持』
執筆:ガチャピンαさん
代表作品:戦国BASARA3
第7回『再構成物の書き方』
執筆:チェインさん
代表作品:逆理のフレイムヘイズ
 
第2回
SSの書き方講座(に見せかけた何か)〜ガルフ編〜


はじめに
今回SSについて書かせていただくガルフです。
若輩の身ではありますが、未来のSS作家方の参考になればと思います。



1.「何か本読む」


これがまず最初にして基本でしょう。
自分はライトノベルから官能小説と色々読みましたが、そこで読み物に関するある程度のルールを学びました。
ネット上では気がつかないルールも本(小説)を読めば気づくことが多々あります。そこら辺はやっぱりプロとアマチュアの違いなんでしょう。
SSも上手な人の作品は幾つかチェックしておきましょう。
こういう風に書けばこういう印象を読者に与えるのか、と、読者と作家の二つの観点から冷静に分析してください。


2.「地の文と会話分をテンポよく入れる」


これはSSを読んでいれば気づくと思いますが、互いのテンポを組み合わせないと萎えます。
会話だけのSSは、最初からそのつもりで書いてあるSSはともかく、普通のSSで会話だけを延々と続けられても描写が見えてこないのではないでしょうか。


3.「句読点等記号の入れ方に注意」


昔、国語の教科書を見ていたときは「こんなに点があって読みにくいな〜」と思ったりしました。
これは文法的な観点から入れざるをえないという事情はご理解いただけているでしょう。
ならSSもきっちり入れないと。…というのはいささか早計といえましょう。
SSを読んでいる人は日本語の意味は前後の文から読み取ることも出来るでしょうし深く考えすぎることはありませんよ。
とまぁ、上の文は流石に無理がありますが、要はあまりに教科書どうりに書くとテンポが悪くなるんで止めておきましょうというわけです。


4.「一行の制限」


一行は何文字に収めるか、これもまた重要です。
ず〜っと一行で続けるわけにも行きませんし、かといって短すぎるとスクロールの手間が面倒です。
正直、何文字が適切なのかはわかりません。モニターのサイズは人それぞれですので。
少なくとも私は、三行四行続けさせるより、一行か二行程度で考えています。
そこの判断は自分で行ってください。仮に多すぎる、少なすぎると読者が反応を示せば、それを参考にして調整も出来ますし。


5.「キャラクターの個性を理解する」


キャラクターの個性をどこまで理解するのか。これも重要です。
たとえばシリアスな内容を書いているつもりなのに、復讐を終えたアキトがナデシコ時代に性格が戻ってしまうというのはどうでしょう。
TV版でいじいじしまくってたアキトがそうなるとは考えにくいのではないでしょうか。
最も、過程さえきっちりしていれば変化を受け入れることも出来ます。
ですので、原作やアニメなどできっちりとキャラクターを理解しておくのが大事です。


6.「オリジナル主人公について」


オリジナルな主人公については、これは一概に言えません。
なぜならそれを受け入れられるかどうかは、主に読者側の視点が重要だからです。
原作レイプと呼ばれるほどに変化した作品を書くのは賛否両論でしょう。(自分が言えた事ではないですが)
しかし、オリジナル主人公が悪いと言っているわけではないのはご了承ください。
要は作品に取り込んでも主人公に共感を得られるか得られないかの話なので、正直に申し上げればやりすぎなければいいんじゃないでしょうか?というところで す。


と、短いですがこんなものです。
間違っている箇所が多々あるかもしれませんが、そこは無視しちゃってください。
では失礼します。


執筆:ガルフ
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