−では、仮面ライダーや美琴の言う「水爆」とは何か。それは鉄人兵団が地球連邦軍から開戦時にハワイを制圧した際に発見された「最後の水素爆弾」の事である。
兵団はそれを復元。使用可能状態で秘匿していた。ただしこれはミシチェンコには知らされておらず、ミッチャーの独断であった。






―地球連邦軍上層部はハワイにとんでもない代物が秘匿されているという情報に誰もが目を丸くしていた。それはハワイの鉄人兵団基地には旧世紀のアメリカ海軍が保存していた`歴史上最後に製造した前世代型核兵器`があるというのだ。その威力は現有の反応弾には及ばないが、ハワイを一個まるごと吹き飛ばすには十分だという。情報部が決死の情報戦を行って手に入れた情報であった。最悪、兵団が地球連邦軍を道連れに自爆する危険性が考えられた。

「ううむ……まさか水爆とは……」

レビル将軍は諜報部からの報告に深刻な表情を浮かべた。地球連邦軍の保有する旧型の核兵器は第二次ネオ・ジオン戦争までに消費し尽くしていた筈だった。レビルは連邦政府を設立した旧・国際連合最末期の常任理事国が残していった最後のツケを自分達が支払うことになった事に愕然としていた。幕僚達も一様に暗い表情だ。

「国連時代・地球連邦設立当初のツケが回ってくるか……歴史の皮肉というべきか」

地球連邦が設立され、現在のような中央政府の座に収まるまでの過程は血の歴史と言って良い。資本主義陣営と共産主義陣営の統合戦争でようやく落ち着いたと思えば、初代大統領がテロ―現在では「ラプラス事件」と呼ばれる―で死亡。その後も連邦政府の性急な設立に反対する国々は多かった。共産主義陣営はもちろん、資本主義陣営の一員であったハズの米国、イスラム教が根づき、独自の文化圏を確立していた国々や石油産業で成り立っていた中東国家群……
大国から独立してまだ半世紀も満たない小国……連邦政府設立の最初の数十年間はそれらとの戦争・紛争で占められている。

「この連邦政府は日本や英国が枠組みを主導し、その結果で設立しましたからな。それに反対する国々は当時の政府と軍によって根こそぎ潰された……それが例えアメリカであろうと」

そう。それら紛争を裏で主導し、操っていたのはかつての超大国のアメリカ合衆国であった。アメリカは21世紀序盤の遠征の失敗やその後の大統領達の相次ぐ失政により、国際社会への影響力を徐々に喪失していき、とうとう第二次世界大戦後に確保していた超大国としての地位から滑り落ちた。日本が軍備も備えた`大国`に返り咲き、英国も紛争で荒廃した旧植民地を再び配下(建前上はイギリス連邦体制の強化)に収めた事がアメリカの`天下`に幕を下ろした。だが、それを快く思わない旧・アメリカ合衆国は資本主義陣営に属しながら、裏で連邦政府に対立する国々の援助を行っていた。つまり、地球連邦軍にとっての最初の強敵は前時代の盟主であった合衆国だったのだ。

皮肉なことに当時のアメリカ国民は1945年以後に握った『自由民主主義国の盟主の地位』に未だ酔いしれていた。悪く言えば「アメリカこそが自由民主主義の旗振り役であり、アメリカ軍によって世界が維持される」という選民意識が少なからずあった。『
世界の盟主であったという慢心によって、かつて自らが`忠犬`、`腰巾着`に再教育したはずの日本や英国に敗れ去る結末を産んだ』のはこの時代の人間の共通認識だ。
今回の水爆は恐らくその時代に作られ、旧米軍によって何かの目的のために保存されていた物で、鉄人兵団によって発見されたのだろう。と、なると当時の設計図は当てにできない。兵団が何かかしらの改造を行っているのは容易に想像できるからである。


「前線部隊への通達は!?」
「既に土佐へ打電済みです。`水爆`を踏まえた作戦協議のため、山南提督と通信が繋がっております」
「よし……」

モニターに山南が映しだされる。その表情は深刻だ。何しろ水爆の存在が明らかになったのだ。平静を保つ事は難しい。

『……不味い事になりましたな、将軍。まさか旧米軍の置き土産がこのような形で発見されるとは……』
「ああ、まったくだ。米軍も余計な物を置いていったものだ……水爆の詳細は情報部が緊急で当時の資料を根こそぎ調べているが……
当時の関係者の手記によれば君たちのいる一帯をクレーターに出来るのは確からしい」
『しかしそんなもの……何故……?』

山南の疑問にレビルは情報部高官の推論を伝えた。それは真実に一番近い理論でもあった。
当時の軍人達の心情を踏まえると、どうしてもそこへ行き着くからだ。

「これは情報部の推測だが、紛争の末期に米軍の右派が帝都を焼き払うために用意していたというのが一番妥当な線らしい」
「何ですって?いくら米国に白人至上主義がまだ信じられていたとはいえ……」

情報部が行き着きつつある結論は「『連邦政府による地球上の紛争のすべての根絶』宣言が出され、米国が連邦政府に降伏する前年に米軍が学園都市を抱える日本地区の州都であり、連邦政府の`帝都`東京を核で焼き払い、戦況の打開を目指した』」というものだった。
旧体制の覇者であったプライドが米軍をそうさせたのだろうか。それは今となっては知る由もない。それを突き止めた情報部の人員には何らかの栄誉を与えるとして……。




―この後、山南は水爆の存在を全軍に布告。現地の連邦軍は水爆の捜索にも神経を尖らせることになる。兵団の隠し玉は皮肉にも人間が遺棄した旧時代の遺物だったのだ。













-戦場へ馳せ参じた3機のスーパーロボットはその力で敵を蹴散らしていった。ダンクーガは拳でザンダクロスを打ちのめす。

「亮!格闘戦はお前に任せたぜ!!」
「OK!忍!!」

ダンクーガのメインパイロットは基本的には藤原忍であるが、格闘戦に関しては拳法の達人の司馬亮が担当しており、
彼の操縦のダンクーガはまさに拳法の達人というべき動きを見せ、徒手空拳で敵を圧倒し、ボディを鉄拳で貫く。追い打ちに、備える砲門を全て展開する。断空砲フォーメーションである。
その絶大な火力は大抵のモビルスーツを超越し、戦略の範疇に入る。

「一発、でかいのぶちかましてやる!!断空砲、フォーメーションだ!!」

凄まじいとしか言いようのない火線がザンダクロスを消し炭にしていく。更に……。


『俺は少々手荒いぜ!グズグズするのは苦手なんだ!!サンダーブレイク!!』

グレートマジンガーは上空からその象徴というべき雷を操り、敵を薙ぎ払う。サンダーブレイクである。高出力電撃を指で誘導し、
その身で雷を呼ぶ様はギリシャ神話の最高神「ゼウス」の裁きの雷を思わせる。


それらスーパーロボット達の力は凄まじいの一言。智子とハルカは彼らの獅子奮迅振りに言葉も無かった。『ちぎっては投げ、ちぎっては投げ』の要領で敵を蹴散らしていく
そのパワーは時代劇の主役のような強さを以てして示される。


「す、凄い……!」
「これがスーパーロボットのパワーなんですか……!?」

……と言うのがやっとであったという。


スーパーロボットが介入しただけでこれほどに状況が逆転するものなのか。鉄人兵団側はそう感じずにはいられず、次から次に薙ぎ払られていくザンダクロスタイプの姿に兵士たちは哀れみすら抱いたという。










―兵団 司令部 司令官執務室

「閣下、第59歩兵連隊が壊滅いたしました!如何がいたしましょう!?」

兵団司令はカネオヘ地区駐屯部隊が敵戦車大隊と交戦し、壊滅に追い込まれたという報にも動じる事なく、若い参謀を叱責した。

「馬鹿者、この程度のことで狼狽えるな。底が知れるぞ」
「ハッ、申し訳ありません」
「……敵戦車中隊の指揮官の名はなんという?」
「ハッ、第502重戦車大隊きっての戦車兵「オットー・カリウス」であります」
「カリウスか……いずれ会い見える事もあろう。それより、第59歩兵連隊のアイツ……`ザスリッチ`は何をしている!?」
「少将は只今ワイカネで態勢の立て直し中とのことですが……」
「ええい、あの無能めが!侮りおって……!」

この時期、兵団の地球遠征軍の司令官級の将官や士官などには、占領地域の地球人に対する施策やプロパガンダの一環として、地球名を名乗ることが義務付けられていた。それは彼らが最初に派遣された占領地域の風習に沿っているのだが、それを示す例として、ハワイ基地には地球人の常識で言えば、ロシア人名を持つ将官が多く配属されていた。彼が先ほど言ったザスリッチという名もその一例だ。



「閣下、ワイアラエに新たな敵部隊が!!」
「何っ!」


兵団ハワイ基地は慌ただしさを増す。この戦は兵団にとっても地球連邦にとっても負けられぬ一戦だ。
結果がどうなろうとも自分は軍人としての責務を果たすだけだとハワイ基地司令『ミシチェンコ』はメカトピアに残してきた家族に祈った。
だが、その祈りは今や虚しいだけであった。

「ニューギニア方面軍がどの程度物資を届けてくれるのか…」

そう。彼はニューギニアからの補給を期待していたが、この状況では10%も届けばいいほうだろう。

−腹が減っては戦はできぬとはよく言ったものだ。

彼はそう自嘲した。実際、補給線は地球連邦軍によって封鎖されつつある。戦は竹槍でもできるが、食い物がなくては話にもならないからだ。
ニューギニア方面はかなり追い詰められている。そんな中での部隊派遣なのだ。

(ベルギーの軍司令部は例の作戦を起こすだろう。だが…)

彼は軍司令部の一部の将官を詰りたくなる気持ちを抑えつつ、刻一刻と迫る連邦軍を迎え撃った。


















−ニューギニアからハワイに物資を届けようとする兵団、それを阻止しようとする連邦。オワフ島沖の海上での戦いが始まった。


コスモタイガーの編隊が敵補給船に対して対艦ミサイルを放つ。遠距離からの攻撃だが、相手にはミサイルの誘導を妨害する`電子戦`の概念は無い。狙い通りにミサイルは相手の土手っ腹を派手にぶち抜き、火柱を上げる。ファーストストライクは成功だと言って良いだろう。

「よし、上出来だ。あとは敵歩兵の襲撃に備えろ」

歩兵は飛行能力を備えている。そうなれば航空機は練度が高いパイロットでもなければ不利である。戦闘機は一撃離脱に徹するしか無いだろう。歩兵との白兵戦はモビルスーツに任せるのが今の部隊の平均練度から考えると妥当だろう。(ヤマトの航空隊のように、常に大戦果を上げられるのは搭乗員の練度の高さによるものである)

コスモタイガーの前にスタークジェガンとジャベリンが出る。
対艦・白兵戦を同時にこなせる高い汎用性からガンダムタイプ(派生・完全量産型含む)以外の普及機の中では重宝されている両機種。この両機種は初期生産機を高性能化した第二次生産型である。スラスターを吹かしてそれぞれの武器を構える。

スタークジェガンは拡散弾が装備されたハイパーバスーカを発射し、ジャベリンは対艦用のショットランサーを放つ。これで打撃を与え、あとは生き残った兵士を掃討する。一見すると楽な任務に見えるが、実に難しい。モビルスーツより小型の兵士相手に白兵戦を行うのは相当に熟練がいるからだ。(この頃の連邦軍のモビルスーツパイロットの平均的練度は低い。それは一部の熟練者やエースと一般兵の差が大きい事が要因。それは国民にも周知の事実で、
2198年頃に一般に公開された過去の各戦乱のドキュメンタリー映画に連邦軍が一方的になぶられる場面が多く見られたのは低練度のパイロットが多い部隊が熟練者達と相対するハメに陥った場面を重点的に放送していたためである)








「来たぞ。数は数十程度。レーザーのサーベルやクレイモア、フランベルジェを持ってる」
「そうなるとジェガンじゃ小回りが効かん。ここはお前らに任す」
「へへ、そうこないと」

ジェガンは18m程度で、モビルスーツとしては普通の大きさだ。しかしガンダムタイプのように小型の敵に対応可能な機動性や運動性は持ちあわせていない。ここは小型機のジャベリンに任せるしかない。ジャベリン隊は意気軒昂とスタークジェガン隊の更に前にでしゃばり、ランサーをせり出したり手持ちに切り替える。

「行くぞ野郎ども」

ジャベリン隊は`この戦場の主役は自分達だ`と言わんばかりに遮二無二、かつてのハルバードやランスを持った騎兵のように突撃を敢行した。かつてのクロスボーン・バンガードは個別にショットランサーを用いていたが、地球連邦には有史以来人類が培ってきた槍の扱い方のノウハウの全てが受け継がれている。ランスの要領で敵をまとめて串刺しにしていく者もいれば、先端部分の重量でかち割るように振り下ろす者もいる。扱いかたはパイロットの出身地によってまちまちである。中には敵とビーム・サーベルで斬り合いになっている光景も見受けられる。中には日本に伝わる剣術の流派「二天一流」の要領で二刀のビーム・サーベルを巧みに操る猛者もいる。(この時期、連邦軍は白兵戦における戦術の模索のため、操縦時間が長い熟練兵やエースの特権として、機体のOSに自分の好みの動きを反映させる事を許容していた。その動きは熟練兵やエースの間で広まり、自分達の好みの剣術及び武術などの動きを続々と組み込んでいった。競技用のモビルファイターのノウハウも取り入れられた結果、連邦軍のモビルスーツは格闘戦も人間並みにこなせる柔軟性を手に入れた。その成果の一つが二天一流の完全再現に成功しているジャベリンである)。

「ふっ!!」

このジャベリンのパイロットは匠に機体を操り、自分が10代の頃から10年近く習っている二天一流の剣術を再現する。敵は二刀流に戸惑い、まともに反撃もできない。左右で受けと攻撃を使い分ける剣術に驚いているのだ。

―宮本武蔵は相手の意表を付けと五輪書に書いたと聞く。それに俺は成功したらしい。

「刀ってのはこうやって使うんだ!!」

ジャベリンは右手のサーベルで一刀のもとに切り裂く。兵団は地球の武術を研究しているようだが、所詮付け焼刃。手慣れた自分達の敵では無い。

他にも機体によって千差万別の攻撃法が見られる。彼のように剣術を扱うものもいれば、槍術のエキスパートもいる。
中には柔道や合気道などの体術を用いて沈黙させるなど、スゴイ動きを見せる機体も見られる。このようにして連邦軍は白兵戦でもって優位に立ち始めていた。正に「柔よく剛を制す」であった。

















−地球連邦軍は一般向けの戦争報道にも力を入れており、後方の臨時航空基地では報道機関の取材が行われていた。
後方の基地ではTV局の太平洋戦線の状況についての取材を受けていた。

『見ての通り、我軍は友軍と共にこのハワイを奪還すべく全力を尽くしております。』

地球連邦軍が確保した地帯の後方に設けられた簡易飛行場の一角で艦隊の報道官が駐機されている各種兵器を背景に説明を行なっている。
駐機場では主に航空兵器の類が待機している。コスモタイガーやバルキリーなどである。空中では後方補助機扱いとなったブラックタイガーなどの旧型機を使っての訓練を行っており、黒と黄色の塗装が鮮やかな機体が飛行機雲を作っている。
地上での隊舎の方に目を向けてみると、前線に配属されたばかりと思われる新兵を教官がしごいている。軍隊では極当たり前の光景ではあるが、こういうモノを初めて見る報道関係者達は誰もが目を丸くしている。


『新兵共はまだ肝っ玉が小さいですからな。こうして毎日の訓練で鍛えているわけです』

報道官の言葉は軍隊がどうやってヒョロヒョロの若者を一人前に鍛えあげていくのかを端的に表していた。教官にしごかれている新兵たちの中には、士官学校で訓練を受けた者もいるが、士官学校を経ない課程で士官になった者もいる。意外なことだが、時には後者の方が前者の士官学校出のエリートよりも根性があるところがあるのだ。その隣ではウィッチと思しき女性将校がうら若き乙女たちをしごいている。


『よし、今日は九九式での訓練に入る!全員機に乗り込んで待機!』

教官の号令と共に訓練を受けている新兵たちは格納庫に駐機されている`九九式宇宙艦上戦闘機`「ブラックタイガー」、その前任機で、「FF-S3`セイバーフィッシュ`」の後継機として期待されたもの、
ガミラス帝国との戦いでの能力不足から、一気にブラックタイガーに取って代わられた「悲運の戦闘機」「FF−S5`レイブンソード`」(練習機としてはまだ現役)へ乗り込んで行く。

腕立て伏せを100回行なってから10分の休憩を挟んではいるとは言え、疲労は隠せないはずだ。それを全く感じさせない動きだ。

『パイロットはいざとなったら、どんな時……どんな状況でもすぐにスクランブル出来るように体と精神を律せねばなりません。敵に青空を侵されないのは彼ら搭乗員の働きあっての事なのです」
「それはモビルスーツなどにも言えることでしょうか?」
「もちろんです。全ての搭乗型兵器に言えることですが、どんなに優れた兵器があってもその扱いを熟知しなければ何の役にも立ちません。乗員の才能もさることながら、兵器に乗った時間の長さも重要です」
「そうですか……」

 −搭乗員の練度が高ければ旧式でも新兵器に乗った新兵を翻弄出来る。
それは古くは零戦のエース達がP−51などの高性能機と渡り合った第二次大戦、新しいところではRGM−79`ジム`で遙かに高性能なMS−14`ゲルググ`をカモにした事例が報告される一年戦争が上げられるだろう。

「あの兵士たちは訓練を終えたらこの戦闘に動員されるのでしょうか?」
『前線は人手不足ですから。猫の手も借りたいくらいに……ね。若者を戦争に駆り出すのは私としても忍びありませんが……このハワイの戦いには地球の命運がかかっています。勝てば太平洋方面が敵に侵される心配はなくなりますが、負ければ帝都が空襲され、太平洋地域の人間が総奴隷化される危険性もはらんでいます。この青い空はいわば`決戦の大空`なのです』
「決戦の大空……。」

日夜激戦が繰り広げられるハワイの空をそう報道官は形容した。パイロットやウィッチなどのうら若き訓練生達はいずれ`荒鷲`となり、命をかけて大空へ羽ばたいていく。それは悲しくもあり、雄々しくもあった。−避けられない戦いならば自分達がその礎とならん−インタビューに答える兵士たちのいずれもその青春と命をかけた決意が妙実に現れていた。
それはパイロット・ウィッチのいずれも共通している。飛行機雲が何よりもそれを証明していた。





−この日、彼らが撮ったTV番組は後にドキュメンタリー番組として高い評価を受けるに至る。その番組は
主に反政府主義者から戦意高揚のプロパガンダだと批判する者が絶えなかったが、
若者達がどんな気持ちで戦争に身を投じて行ったのかを示す資料として、2200年代末に高校・大学の歴史教材に選ばれる事となる……。





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