―地球連邦政府はこの鉄人兵団との戦争で地上の凡そ半分近くを制圧されており、ロシアから欧州の殆どは兵団の牙城
であった。それを奪還するための来たる決戦に備え、新兵器の開発を急いでいた。

-アナハイム・エレクトロニクス社 

「ジャベリンの後継機は完成か」
「はい」

アナハイム・エレクトロニクス社は現在、ジェガンから機種転換の進みつつある「RGM-122」(ジャベリン)の更なる後継機を、
軍の要請に従って開発していた。「F-X」同様の理由で始められたこの開発はジャベリンとジェムズガンの長所を組み合わせた機体で、
外見は「16mへ大型化したジェムズガン」である。この大型化への回帰はオプション装備の関係と、
ミノフスキードライブの技術のスピンオフでより発展した核融合炉ジェネレーターを積んでいる(OTMも使われている)
兼ね合いであるが、その戦闘力はかつて「リガ・ミリティア」が用いた「ガンブラスター」や「Vダッシュガンダム」にも引けをとらないほどで、
最終生産型ジャベリンでようやく対抗できたザンスカール帝国の高性能機とも正面からぶつかり合える、
いわば「連邦軍量産型では初の真の意味でのザンスカールへのカウンターパート」であった。名は「ジェイブス」。制式採用前なので、
連邦軍汎用量産型の代名詞「RGM」のナンバーはまだ与えられていない。

「長かった……ジェガンに変わりうる機体を求めてはや幾数年……」

ジェイブスを見学している連邦軍技官はそう漏らした。ジェガンは第一次ネオ・ジオン戦争から幾度と無く戦線を支え、
「最後の大型量産型モビルスーツ」としての任を果たした。だが、この後継機達は情勢の急変に翻弄され、
早くも量産が打ち切られるという有様であった。そんな機体がいくつも作られては消えていった。

ジェガンの3代後のジャベリンでようやくジェガンの後継となったが、クロスボーン・バンガードよりも強力なモビルスーツを持つザンスカール帝国の前には、
ジャベリンも些か力不足が否めず、生産中にジェガン同様に改修が重ねられるという情けない事態が発生した。用兵側は更なる高性能量産機を切望し、
その結果、生み出されたのがこの機体であった。

「UC計画に軌道修正がかかったそうだからこの機体もその一環に組み込まれるそうだが……どうなのかね」
「はい。既にHI-νガンダムをも超える新型ガンダムがこの一環で作られていますよ」
「新型ガンダム?名は?」
「ユニコーンです。ユニコーンガンダム」

ジェイブスは当初は独立プロジェクトで作られるはずであったが、その計画に途中から統合された。「UC計画」は当初、
軍内のニュータイプを恐れる守旧派勢力によって「ニュータイプを根絶する」計画として進められ、
新型ガンダムも「ニュータイプを根絶するための切り札」として造られる手筈であった。
その為にかつて、「ブルーデスティニー」と呼ばれたガンダムに搭載されていたあるシステムの関連技術を応用し、発展させたシステムが造られた。
その名を「ニュータイプデストロイヤー(NT-D)システム」。表向きは「ニュータイプドライブ」だと説明されていたが、
その実態は「ニュータイプを駆逐する」ためのものであった。だが、白色彗星帝国との戦いでスーパーロボットの多くが失われ、
更に自身がニュータイプの素養があり、一年戦争の英傑であった「レビル将軍」が帰還すると、彼はこのガンダムの目的に激怒。
一気に計画を主導していた守旧派の将官が力を失い、
その代わりに改革派が計画をコントロールするようになった。ガンダムの開発目的も「ニュータイプを駆逐する」という私的な思惑から、
「失われたスーパーロボットを補う決戦兵器」へ軌道修正された。(これは軍内に多くのニュータイプが存在するようになった故もある)
設計修正(システムの改修など)が加えられ、最終的に生まれるのが、サイコフレームを全身に使った構造を持つ「ユニコーンガンダム」なのだ。

「ユニコーン……か」

搭乗者は恐らく「アムロ・レイ」が想定されているのだろうが、彼のパーソナルマークである「一角獣」の名を冠する
ガンダムは近い将来、産声を上げることになる。-ニュータイプを根絶するためではなく、νガンダムが体現した「人の心の光」の思想を受け継ぎし者として、
次代のニュータイプと共に。

 

 

-新星インダストリー社

「おおっ、ついに試作機が完成したか」
「デュランダルであります、社長」

新星インダストリー社の社長は次世代型VFを見学していた。「YF-29 デュランダル」。年明けに数機の試作機が完成したこのバルキリーは、
連邦軍が来るべき「バジュラ」との最終決戦を見込んで完成を急がせたが、バジュラとの決戦には間に合わなかった。

だが、ギャラクシー船団の野望を阻止するために、試作1号機はフロンティア船団のS.M.Sが早くも予約してきたとの事である。

「早くもS.M.Sから予約が来ましたよ。奴さん、相当切羽詰っているようですよ」
「バジュラの能力はエクスカリバーやメサイアでもきついからな。それにバジュラとの対話の可能性がある。そのための
デュランダルであろう」
「それにギャラクシーの事もありますからねぇ」

‐そう。デュランダルは対バジュラ用を想定して造られている故にバジュラとのコミュニケーション能力すら備えるに至った。
これは軍内に「バジュラとどうにか和解できないか」という声があり、それを実現させたのだ。

「はい。そのためのフォールドウェーブシステムでありますからね。試作機はテスト完了次第、各予約先に納入する予定です」

YF-29の圧倒的能力は既に軍に開示されており、前線からは配備を望む声が大きい。
ただしフォールドクォーツの関係上、従来機のような短期間での大量配備は困難であるため、
今のところはかつてのイタリア製スーパーカーよろしく、「受注による少数生産」でしか納入不能である。
先行して完成した、「指で数えられるくらい」の試作機群はガンダムのような「フラッグシップ機」として、選ばれしエースパイロット達に
送られる。その中には「ロイ・フォッカー」、「エイジス・フォッカー」、「マクシミリアン・ジーナス」、「イサム・ダイソン」の名も含まれていたとか…….

YF-29はその勇姿を見せようとしていた。「最強のVF」として。

 

 

 

 

 

- 日本 横須賀 宇宙軍港

ここでは艦艇が建造真っ盛りであった。アンドロメダ級の残された資材の活用策である、「戦略指揮戦艦アンドロメダ改級」第2番艦や、改良型の「主力戦艦級後期生産型」、
「主力戦艦改級戦闘空母」が既に工事開始されていた。実の所、横須賀は白色彗星帝国戦役の際に波動エンジン艦建造可能工廠として設備の刷新が行われており、同じく日本の呉、佐世保や
北米の「ノースロップ・グラマン・ニューポート・ニューズ」と並んで、波動エンジン艦艇建造能力を備えた「本星四大工廠」となっていた。そのため地上ではこの四つの造船所が連邦軍重要軍港
なのだ。

「アンドロメダ級の姉妹艦の生まれ変わりか……」
「ええ。6、7番艦の資材が流用されてますから」

造船所の工員達は生まれることの叶わなかったアンドロメダの姉妹艦達に思いを馳せる。超巨大戦艦の砲撃はドック群にも甚大な被害を与え、各地で建造中の戦艦達の
半数が
破壊されてしまった。
その中で最も痛手であったのは土方竜提督の提言で追加建造されていたアンドロメダ級は例外なく被災し、建造中の12隻の中、原型が残っていたのは後に「ネメシス」となるモノのみ。
後は使える資材をとり出され、解体という道を辿った。そしてその資材は戦略指揮戦艦アンドロメダ改級として再利用され、「しゅんらん」、そしてこの2番艦として再生した。

「コイツもそうだけど、そういえばヤマトの同型艦の建造が認可されたって本当か」
「次世代型への実験の名目で2隻が認可される見込みだそうだ」

それはヤマトの予備パーツが余ったがための活用策。次世代型への礎となるのにヤマト型は最適の艦型(防御力が高く、生存性が高いため)であり、新たに計画されたものである。
これでヤマトにも姉妹艦が生まれるのだ。

「艦名は?」
「お約束の通り、武蔵と信濃だそうだぜ。他にも三河とか紀伊、駿河、播磨、飛騨とか出たらしいけどな…」

ヤマトの姉妹艦の名は旧日本海軍の慣例に則って、日本の旧国名が冠されることは既に決定事項であったが、問題があった。かつての大和は開戦前、
姉妹艦が5隻から6隻の整備が見込まれていたという記録があるので、せっかくだから実際に造られた「武蔵」、空母となった「信濃」以外の艦名が良いという意見が出たのだ。
そのため「三河」、「紀伊」、「飛騨」、「播磨」などの候補が選ばれ、最終選考が行われた。だが、結局「しっくり来ない」との理由で、武蔵と信濃で落ち着いたとか。

「ええ〜〜お約束通りじゃないですか」
「ああ。そんで武蔵は戦艦としての次世代装備の実験艦として、信濃は戦闘空母艦隊の次期旗艦への礎として造られるそうだ」
「と、言うことは戦闘空母?」
「実質は航空戦艦だそうだ。だが、今の空母より大型化される予定だから機数はかなり多いらしい」
「へえ。んじゃコイツはその護衛ですか」
「ああ。ヤマト型とは言え、砲撃力は減じられる予定なんだ。対空攻撃と搭載機数を重視した結果、
砲塔が置ける所は減ったらしいし、アンドロメダ級の護衛をつけて運用する計画らしい」

彼等が言っているのはヤマト型3番艦として生まれ変わる「信濃」の事だ。

実は大和型の姉妹艦は当初、宇宙艦艇へ全て改造する計画であった。これは戦艦武蔵の骸が発見された事に起因する。

シブヤン海に眠っていた武蔵は長年海水に浸かっていた割には原型が保たれていたため、当初はヤマト同様に宇宙戦艦へ改造する計画が立てられ、
その一端で引揚げられた。その段階で、復興した横須賀の街が三笠に続く観光名所として、公園を整備したいという要望が軍に出されたので、ヤマトと同じ方法では手間がかかる
事が懸念されたので、連邦政府の金稼ぎとして、記念艦とされた。信濃は深海に沈んでいたためか、未だ発見には至っていない。
そのため、この2隻はヤマトの予備パーツを使った新造艦として造られる事で落ち着いたと造船工員達は言い合う。

「武蔵や信濃など、今後の新造艦は船体構造をより強化する予定らしい」
「生存性向上のためですか」
「そうだ。ワンオフ艦以外でも火炎直撃砲にも耐えうる防御力を備えさせるためで、今後の敵の新兵器への備えでもある」

地球の造船関係者らは自分らが重装甲だと言って自慢していた主力戦艦級が白色彗星帝国との砲撃戦で、大戦艦の衝撃砲に一撃で撃沈されるという報が伝えられると
愕然とし、すぐに新型多重空間装甲の研究にとりかかった。戦後に鹵獲艦を使っての実験も重ねられ、ヤマト再建にその成果が使われている。これはしゅんらんや後期生産型主力戦艦級
にも適応され、生存性向上に一役買っている。それは人的資源の大切さをよく理解している地球連邦軍独自の傾向であった。
ガミラス艦は波動エンジンを得た後の地球連邦にとってはもはや敵ではないが、依然として白色彗星帝国の艦艇の火力は脅威である事には変わりなく、
装甲防御力、ダメージコントロールの更なる向上は命題であるとも言って良かった。

 

 

これら新兵器は戦いに如何な影響を与えるのであろう。それはまだ分からない。

 

 

 

 

 

 

 

−欧州 

 

ドラえもん達は仮面ライダー1号に守られ、ダンケルクの街を無事突破に成功した。1号が小隊長レベルの兵士をとっ捕まえて尋問し、
脱出に必要な最短ルートを割り出す事に成功したからであった。

「これで中心市街地を抜け出せたか」
「ふう……一時はどうなるかと思いましたよ」
「まだ安心はできないさ。狙撃兵がいるかも知れないからね」
「ええ……」
「狙撃兵って、スナイパーの事ですか?」
「ああ。狙撃銃を使ったスナイパーはワンショットキルをなるべく心がけている。ターゲットが現れるまでひたすら待って、必殺の一撃を与えるのが真のプロさ」

1号は狙撃兵が配置されているかも知れないという危険を自身の能力と歴戦で培ったカンで探知する。仮面ライダー達の多くが探知用の能力を備えるのは元々が戦闘用として
設計されていたり、深海や宇宙開発用に設計されている故であり、戦闘の際にはそれら能力が活用されている。幸い、通るルートには配置されていないようだ。
これは1号がXライダーの時代に当時、世界の諜報機関のどれもがも最も畏れし男「G」と共に行動した経験がある故の事であった。

このように、一行はラー・カイラムへ着実に近づいていた。だが、軍港までの道のりはまだ長い。それを思うと閉口してしまうドラえもん達5人であった。

 

 

−ラー・カイラムの護衛のために駆けつけた黒江と箒はラー・カイラムに乗っていたハンナ・ルーデルの指揮下となる形でロンド・ベルに加わった。
ちなみにこの戦いの指揮権的順番はルーデル(大佐)>アムロ&黒江(大尉)の順である。
乗機は、アムロはZガンダム3号機で、黒江はすっかり愛機とした「VF−19A」である。ルーデルも「VF−25S」に乗っていたので、ある意味ではゼータクな編成であった。

「大佐、VF−25に乗っていたんですね……しかもS型じゃないですかそれ」
「ウム。ハワイで事後承諾の形で受領したものだ。トルネードパックとアーマードパックももらっておいた」
「え〜〜っ。羨ましいぃ〜〜私はまだシミュレーターで数回動かしただけですから……25は」
「貴官だって19の特務仕様に乗れてるではないか。むしろそっちのほうが仲間内では人気あるんだぞ?」
「そりゃそうですけど、テストパイロットとしては気になるんですよ新型は」

ルーデルや黒江達は1944年現在、未来世界でついでにジェット戦闘機(コスモタイガーU、VF双方含む)の訓練を好んで受けているという、
復帰ウィッチでも今のところ珍しい存在である。ジェット戦闘機の操縦には未来の最新航空力学や電子工学の知識がある程度必要である故、その講習は必須である。
ウィッチたちの中にはそれらを「敷居が高い」と感じてしまう風潮があり、今のところは志願者は少数である。(この2人の他には、今のところシャーロット・E・イェーガーが
未来艦隊で講習を受け、操縦訓練を受けていた)しかし一旦慣れてしまえば楽なもので、黒江がフロンティア船団滞在中に戦果を上げている。

黒江がこの戦線参加時に受領した2機目のVF−19Aはフロンティア船団滞在中のものと同様に日本帝国陸軍制式塗装に塗装され、チューンナップも施されているが、
ルーデルのVF−25Sもハワイ戦後に彼女用にカスタマイズされていた。ルーデルの要望で、攻撃力が高められている。25mmビーム機関砲が更なる大口径の37oと格上げされ、
ガンボッドの弾丸初速も対バジュラ用MDE弾頭の使用により高められ、大型ネウロイにも対抗可能である。
塗装は旧ドイツ空軍制式塗装で、東部戦線仕様であるなどのこだわりを感じさせる逸品である。

「さて、諸君、行くぞ!」

ルーデルの号令に従い、各員が空戦に入る。ルーデルと黒江は実戦でVFの戦い方のコツは掴んでおり、3段変形を使いこなして兵団を翻弄する。

−黒江の場合。

「これは私の本分じゃないが……ピンポイントバリアパァァンチ!!」

VF−19と、ほぼ同時期に配備されたVF−22はピンポイントバリアを格闘戦に応用可能である最初の世代。バトロイド形態で兵団兵士をとにかく殴りまくり、ノックアウトする。
武器名を派手に叫ぶのは正直な所、扶桑軍人のお約束である。最も黒江自体は拳での殴り合いは得意ではないので、25用のアサルトナイフを「秘密兵器」として積み込んでいるとか。
殴り合いのコツは坂本の同僚で、弟子の一人である菅野から教えてもらったとか。後ろからくる敵には開いている方の腕でアサルトナイフを突き立てる。
手馴れたものである。これは扶桑ウィッチの中で10指の腕と謳われた剣技の応用であった。

 

−ルーデルの場合。

「さて……久しぶりに空戦を楽しむとするか」

ルーデルのVFは更に火力を強化している。ファイターからバトロイド形態へ変形し、ガンボッドを確実に当てて敵を蜂の巣にしていく。ミサイルも織りまぜながら
多数の敵機と対等に渡り合う。本分は急降下爆撃と近接航空支援でありながら、空戦センスも光るその姿は戦闘機分野でも成功を収めうる才覚をも持ち合わせる事の表れであった。
今回は相棒のガーデルマンは出撃していないが、単独でもこの戦闘力であった。なのはは智子とはまた違ったタイプの空戦を見せるルーデルへのあこがれをますます強めることとなった。

 

−アムロの場合

「Zは伊達じゃないっ!!」

アムロは一年戦争からの歴戦で鍛えられた操縦技術でZのモビルスーツ形態とウェイブライダー形態を使い分け、空戦にも柔軟に対応した。一年戦争中、「RX−78」で空中戦を
行なってみせたテクニックの冴えは更に磨きがかかり、空中でも、Zのモビルスーツ形態でのハンデを感じさせない動きと、ビームサーベルによる白兵戦で敵を避けつけない。白と青を基調とし、
肩に描かれたパーソナルマークは兵団を恐れさせている。「白き悪魔」、「白き流星」などの異名は伊達じゃないとばかりの彼の戦闘に、箒は思わず見とれてしまい、言葉も
無かった。

 

 

−ラー・カイラム 戦闘艦橋

「敵部隊、アムロ大尉らに上手く引きつけられています!」
「ドラえもん君らは戻ったか!?」
「ただ今、仮面ライダー1号が彼らを護衛し、こちらに向かっている模様!」
「よし……主砲などでの応戦は可能になったか!?」
「エンジンが温まったので、起動可能です!」
「よし、一番と二番砲塔はただちに支援射撃を行え!味方に当てるなよ!!」

ラー・カイラムのメガ粒子砲に灯が灯される。これまでの連邦軍内惑星巡航用艦艇の集大成たる本級は前任のマゼラン級戦艦を凌ぎ、連邦軍の内惑星巡航用艦艇では最大級の
「ドゴス・ギア」級戦艦並の砲撃能力を備えた新世代艦である。白色彗星帝国戦の後に同級一番艦で、ネームシップたる「ラー・カイラム」がロンド・ベル隊の旗艦として、
前線配備された後には順次、マゼラン級との入れ替えが進み、現在では第二次生産ロット艦の一番選手「エカテリーナ2世」が公試運転中である。そのメガ粒子砲の威力は
ショックカノンには及ばないもの、ジェネレーター出力がマゼラン級よりも数段高い、本級建造中に、ショックカノンの技術がメガ粒子砲へスピンオフされたなどの関係上、
ガミラス帝国の宇宙艦艇にも通用するレベルに到達している。そのため兵団への追い散らすための艦砲射撃もマゼラン級で行った場合よりも高い効果が出せるのだ。
ブライト・ノアの号令でメガ粒子砲が放たれ、味方を支援すると同時に兵団を牽制する。

そのタイミングを的確に見張うあたりはブライトの指揮官としての優秀さを際立たせていた。

 

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