――スイスへ向かう途中、智子と黒江は互いに考えていた事を言い合う。それはなぜ過去に人知れず地球を守っていたというヒーロー達がこの時代になって急に復活したりしているのかということだ。

「気になってたんだけど、RX以外の歴代のライダーやスーパー戦隊とかが何でこの時代に復活したり、呼ばれてるんだろう?ヒーローの系譜が途切れてないんならこの時代のヒーローに頼めばいい話なはずだ。光太郎さんのように」

「そうね。ライダーは光太郎さんっていう後継者が図らずしも出たけど、スーパー戦隊は出てない……。タイムトラベルを管理してる庁のお偉いさんの話だとスーパー戦隊の系譜は今のところ1994年くらいに活動してた“忍者戦隊カクレンジャー”までしか確認が取れていないみたい」

「『までしか』って事はその後にも誰かいたって事だよな?なんで確認がとれねーんだ?」

「ゼントラーディとかの地表への攻撃で国際連合時代の各国の秘密情報を集積していた場所がやられて、書類や写真の大半が焼失したんだって。今の連邦に現存してるのはごく一部の資料だけで、あとは民間の伝承だよりの状況らしいの」

宇宙人の攻撃で地球が迷惑を被ったと民間で囁かれている事例がこれだ。日本やアメリカなどがまだ行政区でなく、“国”であった頃の秘密記録の大半が闇に葬られてしまったことに歴史家の間で嘆く声が多く出されていた。その中にはヒーロー達に関する情報も含まれており、特にスーパー戦隊に関する情報や、それ以外のヒーローたちに関する日本国の重要書類が燃えてしまったために調査が難航しているのだ。

「伝承か……10人ライダーが目覚めた施設はよく無事だったな?」

「地下深くの元アジトだった場所だったからゴルゴムにも察知されずに無事だったらしいのよ。政府が定期的に手入れしてたおかげでコールドスリープカプセルもオールグリーンで稼働してた。あとで聞いた話だと、バダンを撃退して、数十年くらい残党狩りをしてたんだけど、殆ど生身の人間だった結城さんが先に入って、他のライダーは後から入った。サイボーグ化されてる人たちはその気になれば半永久的に生きられるけど、結城さんはそうもいかないからね」

「そうか、確かあの人の改造場所は……」

「右腕だけよ。失った右腕の義肢代わりでもあるから。それで他のライダー達が徐々に眠りについて、2030年代には全員が眠りについたんだって」

「なるほどな。だけど皮肉なもんだよな。寝てる間に宇宙人に地球が攻められてボロボロにされてたなんて。あの人達が必死に守ってきたってのによ」

「ライダーだけじゃない。歴代のスーパー戦隊やその他のヒーローが幾代にも渡って、延々と守ってきた。それも崩れる時はこうもあっけないものなのね」

「あの人達の知らないところで起こった戦争だからな……しょうがないとは言え、やるせないな」



数多のヒーローたちが20世紀後半以後から脈々と守り続けてきた地球であるが、彼等の血脈が途絶えて久しいであろう時代においての戦争で発生した地球の惨状をヒーローたちはどう思っているのだろうか。それを思うと気分が晴れない二人だった。














――ヒーローたちがこの時代に相次いでやって来たり、復活を遂げている背景に何があるのか。二人が考えている事は当たらずといえども遠からずであった。確かに歴代仮面ライダーの内の何人かはコールドスリープ中に地球を守れなかった事を後悔している者もいるし、スーパー戦隊のいくつかのように新たな悪への闘志を燃やし、参戦する者達もいる。ただ、1つだけはっきりしている事がある。暗躍する数々の巨悪の存在、ヒーローたちの一度滅びかけた地球への憂いと嘆き、そして彼等の復活を願う人々の想いがヒーロー達の参戦を促した事が……。







――現地へついたのはおよそ一時間後。そこでストライカーユニットを預け、陸戦に必要な道具を揃えて陸戦の準備を進める。基地で武器一式を兵士から手渡され、そこから最適なものを選ぶ。

「なんであたし達がスパイの真似事なんてするのよ」

「連邦政府の諜報機関やプリベンターのエージェントは鉄人兵団の動向調査や破壊工作に根こそぎ動員されてるって話だし、ヒーローたちに汚れ仕事は任せられないだろう」

「……確かに」

念の為に戦闘服を新しいものへ着替えて、武器を選ぶ。武器は銃火器だ。この時に用意されたのはオートマチック式の拳銃を中心にした実用性の高いもの。オートマチック式が拳銃の中心になって久しいこの時代においては、オートマチック式の拳銃を使うほうが当たり前。のび太のように回転式拳銃を好むのは少数派である。

「当然だけど、見たこと無いのばっかりね……どれも同じに見えちゃう」

「銃、それもオートマは基本的なデザイン変わんねーからな。昔のリボルバーみたいに銃身の長さとかで区別つかないし」

二人は手頃な大きさの銃をトランクの中から取り出して、適当に手にとってみる。基本には以前の職場で扱った事があるM1911やFN ブローニングM1910に似通ったデザインのものが多いのが素人目から見た感想だ。



「これは?」

「えぇと……デザートイーグル2199年モデル……50口径マグナム弾を撃てるけど、その場合は7発程度らしい。でかいなぁ。357マグナム弾をバケモノだと思ってたが……時代が変わるとどんどん大きくなるんだなぁ…」

黒江と智子のいた1940年代においての最大威力の拳銃弾は当時製造されてそれほど間もない、357マグナム弾であった。それが時代が進むと、44マグナム弾に454カスール弾・50AE弾、500S&Wマグナムなど、どんどん大威力の弾丸が生み出されていく歴史に驚いているようだ。





「レーザーピストルがある時勢だっていうのに未だに実弾があるのも驚きだなぁ」


「そうねぇ。色々な事情でそんなに出回ってないっていうし、宇宙人との戦争でも実弾が意外に効くっていうから、全面的に代替ってわけにもいかないんでしょう」


この度の戦では、新技術の象徴というべきコスモガン(拳銃タイプのレーザーピストル。威力面では地球圏最強。しかし実弾の需要減を嫌う銃器メーカーの都合と、レーザー銃の普及による犯罪率の増大を恐れる政府の施策で生産数は多くなく、外宇宙用艦艇の乗組員などへの支給に今のところは抑えられている)の活躍の場は少なく、実弾銃が戦場で多用されていた。ガミラスや白色彗星帝国に“原始的な兵器”と揶揄された実体弾が活躍した事実を重視した連邦軍は縮小していた実体弾の生産を拡大、20世紀中盤時(第二次大戦当時)と同規模にまで生産数を差し戻した。地球連邦軍は実体弾を維持する事で、一種のフェイルセーフをかけているのだ。

「兵団は並の銃火器じゃ黙らせられないからな。なるべく大威力のもん使え。私はこれで行く」

黒江はデザートイーグルを二丁拳銃で戦闘服のホルスターに入れ、予備のマガジンを多めに持っていく。智子は刀専門に等しいので、適当に見積もる。智子はかつての職場でも見たことの有るものにし、ブローニングハイパワーを選ぶ。オーソドックスだが、弾の換えが効くという利点がある。



「ブローニングハイパワーか。オーソドックスなの選んだな」

「まぁ、以前の職場で扱った事あるからね。威力はそこそこだけど、弾の換えが効くから」

「今回の任務には航空機関銃は使えんからな。無理して九九式の小口径化バージョン使うよりM2使ったほうが確実だが、ありゃ重い。だから結局は護身用は拳銃で落ち着くんだよな」

二人の元の世界では弾丸の生産数が多いという都合で、元は大口径航空機関砲であったのが戦線での補給の都合で重機関銃と同程度の口径にされたモデルを生産するという本末転倒的な状態が扶桑軍では当たり前だった。それがジェット機の台頭で大口径砲が必要になったために“資源の無駄”と友軍に揶揄されてしまう惨状となってしまった。ちなみに今回の任務である室内戦では彼女らのメイン射撃武器は大きすぎて、取り回しが難しいので、携帯するサイドアームは安全牌を取って拳銃に落ち着くのだ。武器を身につけて、ロッカールームを出て、プリベンターのエージェントとの待ち合わせ場所へ向かった。そのエージェントとは誰であろうか?















――一度は全土が焦土化した地球。そこから培った技術で短期間で環境を生物居住可能な水準へ戻したものの、かつての大都市の殆どは灰塵に帰した。文化財等は予め地下都市へ避難させていたので無事だが、ほぼ全ての都市を灰塵とされた痛手を被った。ベルギーや日本、英国等の都市が往年の姿へ戻れたのは、一部でも都市を地下に移動させていたのと(日本、英国)、戦後に都市単位の土地を覆える復元光線搭載衛星から光線を都市の残骸へ照射する等して復元したのだ。だが、それも白色彗星帝国によって衛星を破壊された事で途中で頓挫。結果、往年の繁栄を取り戻せた地域とそうでない地域とでは激しい経済的、政治的格差が生まれてしまった。特に世界トップレベルから底辺へ転落した北米地域の零落ぶりは目を覆うものがあり、人々の間での火種になってしまっていた。


――旧アメリカ合衆国政府機能が置かれていたホワイトハウス

かつて、栄華を誇ったアメリカ合衆国の中枢が置かれていた“ホワイトハウス”を復元した施設に北米地域行政府が置かれていた。度重なる戦争でかつての米国時代の大都市を失った事は化石燃料が枯渇してしまった事以上の痛手であった。これにより北米の存在感の低下は免れなかった。

「かつての主要都市を度重なる戦争と宇宙人共の攻撃で失ったのは我が地域最大の痛手であるぞ、諸君」

「アメリカの主だった大都市やカナダの都市はよってかかって灰燼に帰していますからな…。往年ならカナダとアメリカの経済力を合わせた我々が一番栄えているはずだというのに」

「化石燃料が枯渇したくらいで我がUSAの経済力は衰えん。鉱物資源はまだまだあるからな。デラーズ・フリートの阿呆どものせいで穀倉地帯をやられたのが地味に痛いが……。あの男は玉砕好きの馬鹿だよ。却ってジオン残党を痛めつける余地をジャミトフ・ハイマンの真意を理解しないバスク・オムに与えたんだからな」

「ええ。ジャミトフ・ハイマンはやり方こそ強硬だったが、有能でしたからね」

この時期、地球ではティターンズ総帥であったジャミトフ・ハイマンの再評価が進んでいた。ジャミトフ・ハイマンがバスク・オムの粛清を考えていた事や、エゥーゴのブレックス・フォーラと違って、戦後のビジョンを明確にしていたなどの好材料が残党との交戦の内に明らかになったからだ。

「彼の失敗は軍事的統率をバスク・オムに任せた事だ。あのような卑劣漢に軍事分野の指揮をさせる事自体が間違いだったが、彼はそれに気づくのが遅すぎた。だからパプテマス・シロッコに暗殺され、乗っ取られたのだ」

ティターンズはエゥーゴによって賊軍とされた後に軍の暗部として、グリプス戦役の全責任を押し付けられた。元構成員は僻地へ左遷させられたり、または戦後に軍を除隊して傭兵へ転身する者も多く出た。これはエゥーゴ出身者が勝ち組となったことで起こるであろう軍事裁判を恐れた、世間の自分たちの扱いがひどくなるのに耐え切れなかったなどの理由によるものだ。中にはエゥーゴのものとなった連邦政府へ復讐するためにネオ・ジオンに加担する部隊もいた。なのでティターンズの装備がネオ・ジオンへ相当数が流出している。

「シャア・アズナブルがエゥーゴを投げ出したおかげで地球は大迷惑を被った。崩壊寸前だったネオ・ジオンは復活するわ、ティターンズの制式装備がジオン残党に流れ、混乱のもとになるわ……。あの男のせいで『我が国』はますまず苦境だ」

行政区知事は形の上では解消したアメリカ合衆国が未だ存続しているかのような口ぶりを見せた。これは日本や英国が政治的に実権を欲しいままにしている様を皮ってのものだ。

「更にアンドロメダの失敗で我々の復権運動に影が差しましたからな。ジオンやザンスカールなどのスペースノイドの阿呆共のせいでネオアメリカやネオカナダコロニーからの税収で財政の半分を賄っている状況では……」


――地球連邦は失われつつある、かつての地域別の民族性を再現するため、コロニー建設技術が初期より飛躍的に進歩したここ数十年で従来の常識に囚われない奇抜なスペースコロニーを複数建設した。それが俗にいう第4世代型コロニー。回転運動で重力を乗じさせる必要があった旧来の概念のコロニー(シリンダー型、バナール球、スタンフォード・トーラス型など)から離れた、自由な形状をさせる事が可能になった最新のタイプで、かつての国家群の民族性を現したストレートな形状をしているのが特徴。北米地域行政区はその内のネオアメリカとネオカナダコロニーを一地区として統治しているのだが、地上の旧主要都市を失った北米地域行政区は税収の半分以上をこの二コロニーの収入で賄っている状態なのだ。なので近年はもっぱら財政赤字状態。再建のめどが立った軍施設で『あらゆる新兵器』をあの手この手で作り出しているが、何故か失敗続き。地域最大の軍需産業であるアナハイム・エレクトロニクスもグリプス戦役時ほどのMS市場独占状態とは言えない状態。期待のアンドロメダもスペック上はヤマトを凌ぐ性能であったが、過度の自動化が仇となって一年未満で戦没するなど、北米は兵器に至るまで最近はケチがつきっぱなしだ。(可変戦闘機はアメリカ色が濃いが、アイデアは日本発)


「主力戦艦級のパテント料もたかがしれているしな。例の『アンドロメダ空母化』と『アリゾナ級戦艦』の完遂はこの戦争には間に合わんし……」






彼等が計画を立て、次年度の軍備再建計画に盛り込むつもりのプロジェクト。それは北米の復権運動の一環であった。空母の方は既に工程の半分を終え、2201年の春から夏には竣工が予定されている。このように兵器開発に彼らが躍起になるのには、かつて世界最強国家であったという意地と、サイド3やサイド2のスペースノイド達の傲慢によって主要都市を焼かれ、荒廃させられた事への復讐心が複雑に絡み合っていた。これがスペースノイドとの融和を目指す改革派が連邦改革の上で頭痛の種とする暗部事項である。ジオンが、ザンスカールがもたらした災厄は因果応報とも言える形で両組織が誕生したサイドへ跳ね返ろうとしていた。この旧アメリカ合衆国の弾圧とも取れる施策はネオ・ジオン再興の遠因になってしまう。これが当時の州知事の政治的失策であると同時に、23世紀になってもアースノイドが一部のスペースノイドへ強烈な恨みを抱いている表れとしても歴史に刻まれる事になる。



















――メカトピアとの戦争の最中でも人類同士の闘争は続けられている。その事実を改めて実感するなのは。ジオン残党軍の意地は凄まじく、MSでは狙い切れないハズの大きさである自分に火線を迫らせてくる。マニュアル操作で照準補正をしている妙技は彼女を戦慄させる。如何に自分がバリアジャケットや防御魔法でで高い防御力を誇ると言っても、戦車砲や戦艦の主砲レベルの砲弾を雨霰のように撃たれ、万が一、まともに被弾したら生きている自信はない。

「くぅ…こっちに火線を合わせて来てる……動きの盲点を突かれてるの!?」

なのはの飛行は『推力はあるが、小回りが効かない』という特徴がある。そこを見ぬいたジオン残党軍のMS隊はなのはの飛行コースの軸線上に「見通し射撃」を浴びせる。鳥を『堕とす』ハンティングの如く。火線の間を上手く通り抜けるなのはの逃げ道を塞ぐように。

「!!」

ザク・バズーカの弾が空中で爆発し、そこから子弾の弾雨が降り注ぐ。散弾弾頭だ。咄嗟にプロテクションを貼って防御する。

「さすがにこれはきついかもっ……!」

MSにダメージを与えられる威力の砲弾を受け止めた事に安堵するが、防御を削られる感覚に思わず泣き言を漏らす。が、このまま普通に旋回しても旋回半径を読まれてしまい、また攻撃を受けてしまう。

(どうする……!?このまま戦っても機動を読まれて当てられるだけだ……!)

自分のマニューバーには自信があったが、その上を行く読みを見せるジオン軍の匠さに舌を巻く中、不意に脳裏に声が響く。


――なのは、足で強引に旋回半径を強引に縮めろ!

(え、えぇっ!?でも足って……どういうことですか!?)

――そこらのビルがあるだろう?それを足場にするんだ!

(は、はい!)

それはニュータイプ的な感応とも取れる、意外な一コマだった。なのはは元々、天性の高い空間認識能力を持っていたのだが、歴代のニュータイプと出会うことで、その素養を引き出されたのだろうか。本人も気づかぬ内に返事してしまっているあたりはジュドー・アーシタやシーブック・アノーの事例に近いだろう。(ちなみにその時、脳裏に響いた声の主はシーブックだったとの事)その声の通りかは定かでないが、なのはは旋回の際に、ビルのコンクリートを足場にして蹴ってみる。魔法で飛んでいるので無意味かと思ったら意外な効果を発揮した。歴代仮面ライダーのうち何人かが反転キックを使う際に何かを足場に使うが、それと同じ要領である。なのははこれを反撃の糸口につなげようと考え、これまでにない、トリッキーな機動を見せ始める。さながら彼女自身がルーデルから話を聞く、アフリカの星と謳われるハンナ・ユスティーナ・マルセイユのように……。




(レイジングハート、あのモード使える?)

(いつでも行けます)

(お願い)

いつしか、彼女の腕にはレイジングハート・エクセリオン改の近接格闘用フォーム“ハルバードフォーム”が握られている。子供が持つには過剰な大きさの斧槍。フェイトのバルディッシュ・アサルトとはまた異なる形状で、真ゲッターロボの真ゲッタートマホークに近い、のデザインの両刃の斧槍だ。刃を覆う魔力光はなのはを象徴する桜色で、レイジングハートらしさを残しつつも鋭角的なデザインをしている。はやてが見たら腰ぬかすこと間違いなしな姿だ。苦笑いを浮かべつつ、進路をザクへ向け、ハルバードを構える。


――いつもフェイトちゃんの背中を見てきた。『あの時』もあたしを守ってくれた。だから今度は……フェイトちゃんと背中合わせで戦いたい!

スバルや智子に黒江、歴代仮面ライダーなどの人々と出会う内に抱くようになった想い。フェイトの背中を見るだけの自分から脱却し、共に背中合わせで戦えるようになりたいという仄かな想い。それをどんな形であれ、叶えたいという想いが今のなのはを突き動かしていた。斧槍を構えて突進するその姿はフェイトを思わせた。








――余談だが、この時から数年後になのははこの時を含めた多くの戦訓を取り入れ、動きやすさを重視したデザインのバリアジャケットを新たに追加する。スバルとフェイトのジャケットの意匠も取り入れたその新デザインはスバルとティアナが知る史実とは成長の方向性を大きく異なる成長の可能性の証となるものとして、『歴史』に刻まれる事になる。



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