――西暦1999年 野比家 ある日のこと

「ねぇ、ドラえもん。ポップ地下室なんて出して地下室作っちゃってどうしたのさ〜?これで2個目だよ?」

ハワイ攻防戦からの休息を得たドラえもんらは家に帰宅していた。だが、ここ数日、ドラえもんがおかしな行動をするのが気になったのび太は、ドラえもんの後をつけた。そしてそれを突き止めたのだ。野比家の庭には実はのび太達が過去に自主映画の制作のために地下室を作ってあった。それよりも深い場所に作ったものはそれとは趣が違った。まるで戦闘機か何かの格納庫を思わせる。

「仕方ない。話すよ。実はさ。地球連邦軍から頼まれて、コイツを隠してあるのさ。」


ドラえもんは偉く重苦しい雰囲気で目的を話す。地下室に隠されていたのはなんと未来世界で航空兵器の一角を占める、可変戦闘機であった。

「これって……バルキリーじゃない!?」

「そう。中でもコイツは未来世界でもまだ試作中のYF-29。地球連邦軍はコイツをジオンとかの残党、はぐれゼントラーディ、他の宇宙帝国、学園都市とかから秘密を守るために過去に隠したのさ」

「なんでわざわざ過去に可変戦闘機を持ち込んだのさ?学園都市ならこの時代にもあるし……」

「地球連邦軍はコイツを従来型のバルキリーを超えた、言わば“超可変戦闘機”と位置づけてる。存在自体も一部にしか公にされていない秘密兵器。バジュラっていう宇宙生物と対話さえ可能とする性能さえ備えてる。念の為にこの地下室のプロテクトは23世紀最新最強のセキュリティーで保護してある。扉とかは超合金ニューZとガンダニュウム合金を4層にした660ミリ厚の複合装甲を更に四重に取り付けてあるし、対能力者用の対策もばっちりした。コイツの存在が学園都市に漏れたら是非にも奪い取りにくるだろうからね」

ドラえもんが管理を引き受けた機体、YF-29は23世紀の未来で更に最新鋭の機体。地球連邦軍必勝の策となりうる凄まじい代物。最重要機密となる代物を何故、1999年に秘匿したのか。

「なんでこの時代なのさ?」

「時代的にちょうどいいからだよ。学園都市の最盛期はまだ迎えてないし、学園都市史上最強の“第一位”のアクセラレータって人もいないからだよ。最も美琴さんの10億ボルトの超電磁砲も跳ね返す装甲なんだけどね」

そう。学園都市が最盛期を迎えるのは21世紀の話である。物理的に超合金ニューZを破壊しようとすれば、一方通行や麦野沈利などのレベル5能力者を複数動員しない限り望みがないが、そのような破壊力がある能力者、それもレベル5はこの時代にはいない。美琴らの代より前の代のレベル5達は学園都市の思惑通りの成長をせずに終わったのだから。

「ママに見られたらガラクタ呼ばわりされそうだけどね」

「確かにもしもボックス捨てたママのことだからね。あれ買い直すの苦労したんだから」


ドラえもんは魔界の冒険の時に高価なひみつ道具であるもしもボックスを捨てられた。もっともそれは魔法世界の玉子がやった事で、この世界の玉子の罪でないのだが、彼はまだ根に持っているようだ。しかしいくら玉子でも戦闘機をポイ捨てしないだろうが……。

「ミサイルにガンポッド、スーパーパックも用意してんの?」

「そうさ。装備一式の最適化のために研究中だって。触んないほうがいいよ」

「おっそろしくてできないよ。んな事。うちのパパの一生分の給料の何倍もするようなもん」

格納庫には可変戦闘機に必要不可欠の武装が置かれていた。整備も行き届いているようで、ピカピカだ。

「これは最初からYF-29として製造された生産1号機らしいよ。試作機扱いだけどハイエンド機だからね」

そう。このポンプ地下室に置かれているこのYF-29は一から新造された機体であるため、SMSに送られたという、25ベースの急造機とは、機体パーツの形状などに差異がある。アビオニクスもより機体性能に最適化・高度化された新型となっている。操作系はYF-24系統と同じである。が、そんな事はのび太に分かるわけはない。

「ハイエンドって何?」

「そうだね〜未来でさ、ジムとかザクとかあるだろ?それより凄い性能を持ったガンダムがあるだろ。あれみたいなものさ」

「なるほど。」

「まだ正式な完成前だからね。コイツは。向こうの世界でも就役を間に合わせたけど、それは既存機の改装機だし、新造機としてはまだ完成してないんだ」            
ドラえもんがいう、“既存機からの改装機”とは、早乙女アルトがいずれ乗ることになる機体である。フロンティア船団が実戦投入するのを見送っているこの機体だが、フロンティア船団が再び戦いに巻き込まれるときに使われることになる。

「それで今日はそのテストパイロットの一人が見に来るって話だからひとまず部屋に戻ろう」

「テストパイロット?」

「うん。なんでもウィッチ出身で、志願したんだって」

そのテストパイロットの一人がやってくるのを出迎えるのに部屋に戻って、時間まで待つと……。

「どわああああ〜!」

タイムマシンの出口が天井に開き、そこから一人の少女が落ちてきて、ドラえもんがその下敷きになってしまった。

「ウギュ……」

「いてて……これはどーにかなんないのか?」

……と、ぼやくのは歳の頃13、4に見える旧日本帝国陸軍の軍服を来た少女であった。ショートカットに若干のくせ毛とアホ毛がある美少女であった。その姿ににのび太は見覚えがあった。

「あれ?あなたもしかして……フェイトちゃんがなのはちゃんに送ってきた写真に写ってた……」

「お〜知ってんのか。まずはこの青狸から降りてっと……」

「なぬ!狸ぃ!?」

ドラえもんは瞬間湯沸し器のごとく憤慨するが、それをのび太は華麗にスルーし、その少女をドラえもんから下ろして自己紹介を始める。

「ぼく、野比のび太です。そこで瞬間湯沸し器になってるのが猫型ロボットの……」


「ぼくドラえもんです、よろしく」

いつものお決まりの挨拶口上を決めるドラえもんだが、たぬき扱いされるのに怒っているようで、ぶーたれていた。

その少女は旧日本帝国陸軍式の挨拶をバシッと決めてドラえもんとのび太に官姓名を名乗る。

「扶桑皇国陸軍、飛行第64戦隊所属、黒江綾香大尉だ。よろしく」

これが後々まで末永く付き合う事になる、この三人の初邂逅だった。この時、黒江が野比家に来たのはずばりYF-29を知ること。彼女はフロンティア船団から帰還する途中で正式に前線復帰が認可され、それと同時にSMSの面々を通して、地球連邦軍が募集中であったYF-29の正式生産機テストパイロットの情報を知り、応募。新星インダストリー社の選抜試験に晴れて合格し、テストに関わる事になったのだ。

「大尉、機体は庭の地下に隠してあるんで、ご案内します」

「頼む」

ドラえもんが格納庫へ黒江を案内する。黒江は格納庫でその姿を目の当たりにしたわけだが、YF-29がこの時に黒江が愛機としている、VF-19Aと似ているのに驚く。

「……エクスカリバーに似てるな?」

「系譜的にはエクスカリバーの正統後継機ですからね」



YF-29はVF-25と共通の機体設計を持つが、前進翼の採用が行われているために、AVFの一角を担ったVF-19シリーズを思わせるシルエットを持つ。そのためエクスカリバーの正統後継機種と言える姿だ。

「これが量産一号機か」

「ええ。さるエースパイロットに与えられる予定だとか」

この時、野比家に隠されているこの機体は実はイサム・ダイソンへ7度目のロイ・フォッカー勲章とともに与えられる予定の機体である。イサム・ダイソンは問題児ではあるが、YF-19を乗りこなし、フロンティア船団での戦いでもSMSの機体より一世代前の旧型のエクスカリバーでゴーストV9やVF-27を軽くいなしてみせる強さを持ち、その技量は可変戦闘機乗りとしてはロイ・フォッカー、マクシミリアン・ジーナス、ミリア・ファリーナ・ジーナス、エイジス・フォッカー、熱気バサラ、ガムリン木崎ら名だたる名人らと肩を並べる男。そのためロイ・フォッカー勲章を剥奪されても再授与されるのだ。

「エースパイロット、か。可変戦闘機のエースは平均技量が凄いからな……私もちょっとは腕に覚えあるんだが、彼らには到底及ばないよ」

黒江は可変戦闘機の世界で戦技無双と謳われるまでには凄まじく高いハードルがある事をそう表現する。無論、エースパイロットの条件は二次大戦中と変化していないが、その中でもトップ30になるにはゴーストをいなせるようにならなくてはならない。撃墜スコアがトップ30の面々になるとそれ以下の連中が霞んで見えるくらいの差があり、20機や30機落としてもトップ50にさえ食い込めないからだ。

「このカラーリングは……あの人用か」

YF-29のカラーリングが以前見たイサム・ダイソンのVF-19のそれと同じ事に気づいたらしく、なんとも言えない表情を浮かべる。イサムの軍人かしらぬ自由奔放さに面食らったが、文字通りに空を飛ぶために生まれたと言っていい彼に若干の憧れも抱いている。

「知ってるんですか?」

「ああ、フロンティアにいた時にちょっとな。操縦してみたいが、無理か?」

「自衛隊や在日米軍、学園都市のレーダーは誤魔化せますけど、目視はさすがに無理ですから……。それにこんなSFみたいなのが飛んでたら普通は写真とかとられちゃいますよ」


そう。如何に未来世界最新鋭機といえども人工衛星が最盛期であるこの時代を飛ぶのはいささか危険である。如何にアクティブステルスで飛ぼうとも、目視は誤魔化しようがないし、造形的に目立つことこの上ないので、学園都市の空域で飛ばさない限りは一般人の好奇の目に晒される。最も学園都市もこれが飛んでたら撃墜して鹵獲しようとするのは目に見えている。

「そ、そうだよな」

「あ、思い出した。シミュレーターなら用意してあります。新星インダストリー社が実機と同じ感覚で操縦できるとかで設置して行ったんで……」

ドラえもんは黒江を新星インダストリー社が機種転換訓練用に開発した最新型のフライトシミュレーターに案内する。最新型であるので機体の加速・減速時のGや旋回時のGなども完全再現可能である。ドラえもんはここでちょっとした“遊び”を入れた。データセッティングの際に敵機を地球連邦軍で五指に入る可変戦闘機の精鋭部隊と謳われる、VF-Xレイヴンズのデータを選定、セッティングしたのだ。これは先程の発言へのドラえもんのちょっとしたし返しだった。当然ながらそんな相手とシミュレーター内とはいえやるハメになった黒江は……。









「くっそぉ……遊ばれている!」

操縦のコツはすぐに掴んだ黒江であったが、敵機の熟練した動きに翻弄されていた。VF-19Aの性能を十二分に引き出して飛行する敵機にはまったく攻撃する隙が無い。ロックオンし、ミサイル撃とうとしても、ロックをすぐに外されるのだ。

「こうなりゃ!」

機体をバトロイドへ変形させて、アサルトナイフで斬りかかる。刀剣類を扱えば陸軍内で10指に入ると自負する彼女はこれで一気に撃墜を狙ったのだが……。VF-19は逆に殴りかかってきたのだ。

「んなっ……おわあっ!?」

さしもの彼女もモニターに大写しになって迫ってくるるVF-19のピンポイントバリアパンチには肝を冷やした。そしてややあって殴られた時特有の振動が伝わる……。

















敵機がゲームで言えば超高難易度な状況でセッティングされたシミュレーターはウィッチとしては百戦錬磨の彼女を大いに悪戦苦闘させた。そのため黒江はいつしか冷や汗で汗だくになり、神経も研ぎ澄まされて、実戦をしている時と同様の感覚となっていた。引退して3年間、実戦から離れていて、未来世界でフロンティア船団に協力して戦ったとはいえ、全盛期に比べてカンが鈍っていた彼女にはいい刺激となったらしく、体に全盛期の感覚が戻るのを肌で感じていた。

――この感覚だ……若い時にネウロイと戦ってた時のこの研ぎ澄ましたピリピリした感覚……これで飛べれば最高なんだが。







「ドラえもん、いったいどーいうデータ入れたのさ」

外でシミュレータの様子をチェックする管制装置と通して、黒江の戦いぶりを観覧するのび太。そして様子をモニターするドラえもん。ドラえもんはいたずらっ子のような表情を浮かべてこう言った。

「VF-Xレイヴンズのデータさ」

「えぇ〜〜それって向こうでも五指に入る精鋭部隊じゃなかったっけ?いいの?」

未来に行っている内に連邦軍の中でも著名な部隊のことはある程度諳んじたらしく、のび太はドラえもんを諌めた。が、ドラえもんは至ってドライ。


「歯ごたえなくちゃあ訓練にならないだろう?」

という発言をする。のび太はそんな親友の姿に、「ど、ドラえもん……君って奴は」と呆れたとか。ドラえもんにはシミュレーターの操縦席での黒江の声がインカムを通して聞こえてくる。聞こえてくる声は焦り声や雄叫び、驚き声が多く、データ上の相手とはいえ、VF-Xレイヴンズが如何に今の彼女と比べて可変戦闘機乗りとして精強なのが良く分かる。だが、SMSの早乙女アルトがイサム・ダイソンの戦闘データと対戦した時は連戦連敗かつ翻弄されているのに比べれば被弾数こそ多いが、今のところ致命傷を与えられて撃墜されていない分、奮戦していた。ただし圧倒的劣勢だが……そしてその数分後……。

「あ〜〜〜〜くそっ!!やられたぁー!」

シミュレータが終わり、操縦席から出てくる黒江は汗だくだった。よほど全神経を集中させていたらしく、全身から汗をかいていた。

「カンは戻ったはいいが……疲れた。風呂借りるぞ」

「あ、風呂はいるなら急いで。あなた以外にもお客さんが来てるんで。今は買い物に行ってますけど」

「そうか。んじゃ急いでくれ」

「じゃ僕が」

この黒江以外の客とは、美琴達の事である。のび太とドラえもんは美琴たちを家に招いて)以来、白井黒子の美琴LOVEな性格をうまく利用して、主に黒子に買い物を押し付けているのであった。(美琴や初春にはその思惑を見ぬかれており、ドラえもんらの意外なしたたかさに舌を巻いていた)この日は美琴達は繁華街に出かけ、この時代でしか買えない外の物を買ったりしている。のび太は帰る時間を計算して黒江に風呂にはいるように要請したのだ。風呂を渡し終えたちょうどその時、美琴から電話がかかって来た。

「あ、のび太くん。買い物終わったから今から帰るわね」

「わかりました。んじゃ昼風呂入れる時間はありますね?」

「ここからだと歩き入れて2時間位だから入れるわよ」

「グッド」


それでドラと自分も入る時間があるのを確認したのび太は着せ替えカメラで黒江の着替えをこしらえ、(現在的なスパッツとTシャツのデザイン。ただしスネ夫に比べるとセンスが無い)をドラえもんが書き、カメラにセットして用意する…。













――未来世界(2199年) ギアナ高地 

「今度の第二次反攻計画はいつ頃かね」

「少なくとも今年の冬頃になりましょう……何を読まれているのです?。」

「フロンティア船団からの連絡電だ。ギャラクシーがまた懲りずに戦争ふっかけてきたのをYF-29の試作一号機とSMSの早乙女アルト准尉が最終的に鎮めたそうだが、それと引きかえに彼は行方不明だそうだ。これでギャラクシーの上層部は完全に壊滅だな。だが、前途ある若者が行方不明になったのは辛いことだよ」

レビルは早乙女アルトという青年がその身を犠牲にするかのように、どこかへフォールドしていった事に悲痛な表情を見せた。それはSMSがギャラクシー船団との最終的な戦いをどういう風にして決着させたかを示唆した。その戦いがフロンティアになにをもたらし、どのような代償を与えたのかを。

「ギャラクシーの奴らも愚かだよ。肉体を捨て、不死になろうとした結果が同胞を殺め、バジュラを利用として神になろうとし、支配を企んだ。その結果は歌と愛とバジュラとの対話が否定した……。黄泉の世界へ言った奴らにはいい皮肉だな」

レビルはそう言って報告書を机に置く。報告書にはYF-29と早乙女アルトの写真が極秘扱いの判子付きで添えられていた。






――フェイトちゃんへ。私達はあの後、ギャラクシー船団とまた戦う事になったの。アルト君は新型のバルキリーでバジュラとわかりあって、クイーンと一緒にフォールドして行ってしまったの。だけど、アルト君はきっと帰ってくる。そんな気がするんだ――

これはランカが後日認め、地球でラグナロク作戦が真っ盛りの時にラー・カイラムへ届いた手紙の内容の一部である。これでフェイトは早乙女アルトが自身と別れた後にどのような運命を辿ったかを知ることになる……。






――フロンティア船団で巻き起こったこの一連の戦乱は地球連邦政府によって“バジュラ戦役”との呼称を付けられ、歴史の一ページに刻まれた。そしてその勝利をもたらした早乙女アルトはバジュラクイーンとともに何処へと消えていった。それを目の当たりにしたシェリル・ノームは彼の最後の言葉がなんであるかを聞き届けた直後に生命力を燃やし尽くしたかのように昏睡状態に陥った。ランカリーは病院でシェリルを見舞った帰り、奇しくもこの戦いの顛末を見届ける形となったイサム・ダイソンとガムリン木崎と会い、アルトが行方を眩ませた場所に来ていた。







「アイツがまた帰ってくる保証はどこにもない……それでも待つのかい」

イサムはこの戦役の戦功により少佐へ昇進。激戦の続く地球へ召還されることになり、ランカとはこの日が最後になる。

「はい。」

「……准尉は幸せものですね、ダイソン大尉、いえ少佐」

「ああ、アイツはそういう奴なんだよ。なんだかんだで無自覚だが、生まれつき持った何かがあるのさ」

イサムはガムリンにそう返す。イサムはアルトの父である早乙女嵐蔵の友人である。イサムはここしばらくは遠い宇宙で戦っていたために、船団で齢を経た嵐蔵とは対照的に嵐蔵が出会った時同様の若さを保っている。それ故かアルトが空に憧れていた理由を知っている。

「アイツはきっとクイーンと一緒に飛ばされても空にいるだろうな。そんな気がするんだよ」

アルトの帰還に希望を見出したように一言漏らすイサム。かつての親友であったガルド・ゴア・ボーマンが黄泉に旅立った時の寂しさとは違う、生還に希望を見出せる予感。不時着したYF-29は彼らにその可能性を示すかのように、静かに佇んでいた。



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