痩せ衰え、体から幾つものパイプが出ている老人は、目を覚まし、布団から起き上がった。

「失礼します」

 その時、障子を開いて入って来たスーツを着た女性は、老人を見てハッと目を見開いた。

「会長!? 起き上がってはお体に触られ……」

「レン……」

「は?」

「レンが……来た……」

 そう細々と呟く老人に、女性は大きく目を見開いた。




機動戦士ガンダムSEED Destiny〜Anothe Story〜

PHASE−13  アスラン帰還




 日本はアジアの極東の地で島国である。太平洋側からの入港は、大陸側に気付かれず、アークエンジェル、ドラゴネスは簡単に志波コンツェルンの海中に作ら れた秘密ドックに入れられた。

 それぞれの艦のメインクルーが外に出ると、ラディックとマリューが互いに握手した。

「こうして見ると中々の顔触れだな、ラミアス艦長」

 プラントの歌姫にオーブの国家元首……世界でも著名な人物を2人も擁している戦艦など、そうはないだろう。

「いえ。それにしても今回の事は助かりましたわ。しかし、よろしいんですの? あなた方が国際手配にされる事になって……」

「なぁ〜に。ポリや軍隊が怖くて海賊なんざやれねぇよ!」

 かっかっか、と豪快に笑うラディックに、マリュー達は苦笑した。ふとシンとの戦闘で負傷し、頭に包帯を巻いているシュティルが誰かやって来たのに気付い た。

「レン様!」

「「「「「「「「レン様?」」」」」」」」

 その人物は五十を過ぎた男性で、黒いスーツを着こなし、白髪混じりの東洋人だった。彼の言葉に皆が意外な声を上げる。

「レン様、御久しぶりです!」

 その人は感激したように、レンの両手を取って来た。

「うん、久し振り柳生(りゅうせい)」

 レンは微笑んで頷くと、呆然としている一同に紹介する。

「志波家の現当主、志波柳生さんだよ」

「ようこそ、アークエンジェルとワイヴァーンの皆様、ラクス様とカガリ様にもお会いでき、光栄でございます」

 ペコッと頭を下げる大財閥の当主に、キラ達も慌てて頭を下げる。社会的地位からすれば、彼より上なのは、この中ではカガリだけである。そんな人物に会釈 されては、慌てるのも当然だろう。

「艦の補給はすぐに致します。また東アジア共和国政府には手を回しておきました。皆様、どうぞゆっくりなさって下さい」

「あ、ありがとうございます」

「じゃ、柳生さん。会長に会いに行こうか」

「はい」

 困惑する一同を他所に、レンは柳生と共にその場から去って行った。マリュー、キラ、カガリ、ラディックはハッとなり、彼らに付いて行った。

「……副長、私達はどうします?」

「そうだな……とりあえず施設の見物にでも行くか」

「まぁ、それでしたらわたくしも御一緒致しますわ」

「……アイドルと一緒に歩けるとは光栄だな」

 フッと笑みを浮かべるシュティルに微笑みかけるラクス。艦に残ると言ったノイマン、チャンドラ、アルフレッド、ロビンを残し、シュティル、リサ、キャナ ル、ラクスは施設内見学へと向かう。

「(何で男は俺一人なんだ……?)」




「日本は東アジア共和国に組み込まれる前までは、一応、民主政治だけど象徴として天皇っていう地位の人が存在してるんだよ」

 大型ヘリに乗り、レンはキラ達に説明している。

「しかも2000年以上前から続いている制度だから流石の私も陛下の前じゃふざけられません」

「当たり前だ。私も子供の頃、オーブに訪問なされた時にお会いした事あるが、そんな事が出来るか」

 オーブはソロモン諸島に位置する国だが、かつてはこの日本の植民地でもあった。それ故、オーブは日本の文化などを色濃く受け継いでいる。

「そして志波家の本家があるのは、かつての日本の都、京都さ。紅葉が綺麗でしょ?」

 言われてキラ達は窓の外を見ると、そこには多くの山々に赤く彩られた紅葉が咲いていた。その余りの優雅さに、つい目を奪われる。やがて、とある木の大き な門で作られた屋敷の前へとやって来る。

 門を潜ると大きな池と芝生が広がる庭があり、獅子脅しの音が静かに響く。レンは慣れた手つきで横に引く玄関を開けると、靴を脱いだ。

「あ、この国の家じゃあ靴を脱いでね」

 キラ達は余りに独特過ぎる文化に戸惑いながらも靴を脱ぎ、木製の廊下を歩き、柳生の案内でとある部屋の前へとやって来る。

「父さん、レン様とお客様をお連れしました」

 そしてソッと障子を開けると、中には布団に横たわっている老人と、秘書と思われる女性が座っていた。老人――志波剛三は、顔を向けレンを見ると、「お お……」と声を上げた。

「レン……レン……」

 レンは穏やかに微笑むと、剛三の伸ばして来た手を握った。

「レン……大切な……お話が……」

 小刻みに震えながら言う剛三に、レンは眉を顰めるとキラ達の方を向いた。

「すみません、皆さん。ちょっと、会長と2人にして下さい」

「え? え、ええ……」

「分かりました」

 戸惑うキラ達を促し、柳生と秘書の女性は部屋から出て行った。部屋から出ると、柳生はキラ達に話す。

「正直、父はもう長くありません……」

「ああ。見れば分かる……」

「父とレン様の間に何があったのかは話してくれません。ただ、父は自分が死んでもレン様を何が何でも支えるよう、常に言っていました」

 大財閥のトップが、一個人に対し、そこまでするとは尋常ではない。キラ達は驚きながらも柳生の言葉を聞く。

「孤児だった私を引き取ってくれた父の遺言なら、私は精一杯、レン様やあなた方を助けます。何か不都合な事があれば、何でもおっしゃって下さい」

 そう言い、マリューとは倍近く年齢の離れている柳生が穏やかに微笑んで言うと、キラ達には感謝の言葉が出なかった。

 その頃、レンは次第に弱くなっていっている心電図の音を聞きながらジッと剛三を見つめて呟いた。

「で、ゴウ……私に話したい事とは?」

「…………すみま……せん……」

「?」

 急に涙を流して謝罪の言葉を口にする剛三にレンは眉を顰めた。

「私は……あなた達との……約束……を……」

 その言葉にレンはハッと目を見開き、何かに気付いた。ギュッと剛三は強く手を握り締めて来る。

「私……は……その事が……ずっと……」

「分かった、もう良い。後の事は全て私が引き受ける。だから、お前はもう、ゆっくりと休め。今は、ずっと傍にいてやるよ」

「すみません……すみません……レン……ルシーアを……頼み……」

 剛三は涙を流しながら、静かに目を閉じた。レンは、複雑そうな顔で剛三の涙を拭くと、ピーと直線しか映っていない心電図を見つめる。

「この歳になるまでずっと罪の意識に苛まされて来たのか…………安心しろ、ゴウ。お前達の意志は私が引き受ける……」

 そう呟くと、レンは部屋から出て行った。その後、志波剛三の死が告げられるのであった。




 ザフト軍、カーペンタリア基地。シンは、そこで配備されているMSを見ながら工廠を歩いていると、ふとエリシエルが同じようにMSを見上げているのが目 に留まった。もうギブスも取れており、彼女はシンに気付くと話し掛けて来た。

「どう? 束の間のオフは頼んでる?」

「え? あ、は、はい……」

「そう」

 ニコッと笑い、シンは彼女の近くへ行くと同じようにMSを見上げた。

「オーブでは凄かったわね……」

「いえ……別に」

「…………地球軍じゃないジャスティスにやられたのが、そんなに悔しい?」

 その言葉にシンはハッと目を見開いて彼女を凝視する。しかし、シンの鋭い槍のような視線もエリシエルは笑みを浮かべて受け流す。

「あれは地球軍じゃないわ。なのに、どうして戦おうとしたのかしら?」

「あなたには関係ありませんよ」

「そう……でも貴方、これから百回あのパイロットと戦っても勝てないわよ」

「っ!」

 その言葉にシンは驚き、エリシエルに突っ掛かる。

「どういう意味だよ!? 俺がアイツに勝てないってのか!?」

「ええ、勝てないわ………貴方には覚悟が足りないもの」

「覚悟?」

 眉を顰めるシン。エリシエルは、シンの握っている拳を手に取ると、スッと開いた。

「握った手は破壊しか生まない。でも開いた手は優しく包み込む事が出来る……まだ、貴方には分からないかしらね」

 そう言うと、エリシエルはシンを残し、その場を去って行った。しばし呆然と彼女の背中を見詰めるシン。すると、ふとあるものが彼の目に留まった。

「何だ、あいつ?」

 それは、工廠のフェンスの外にいる小さな女の子だった。シンと同じ黒いセミロングの髪に、銀色の瞳をした10歳ぐらいの子で、工廠に入っているクマのヌ イグルミに向かって、フェンスの下の隙間から手を伸ばしていた。

「取れないのか……」

 シンは溜息を吐くと、女の子の方に向かう。そして、シンに気付いて女の子はハッとなって顔を上げる。

「ほら」

 シンは優しく笑いかけ、クマのヌイグルミを女の子に渡す。女の子は恐る恐るクマのヌイグルミを受け取ると、ジッとシンを見つめ、ニコッと笑った。

「ありがとう。いい事して貰ったらお礼を言うってパパに教えて貰ったんだ」

「そうか、偉いな」

「あなた、軍人さん?」

「ああ、まぁな」

「ふ〜ん……」

 女の子はギュッとヌイグルミを抱き締めて立ち上がった。

「お兄ちゃんのお名前は?」

「俺? シン……シン・アスカだ」

「シン……ルーシーはね〜……ルシーアっていうの。またね〜、シン」

 そう言い、女の子――ルシーアは走り去って行った。シンは、不思議な子だと思いながら手を振って見送る。

 その時、上空を真紅の戦闘機が飛んで来た。シンはMAかと思い、眉を顰めると、そのMAは空中でMSへと変形した。

「あぁん!?」

 しかも入って行ったのは、ミネルバのドックだ。シンは、駆け足でドックへと向かった。

 息を切らしてミネルバのハッチに入ると、格納庫にはやはりあのMSがあった。灰色の状態の機体から、赤紫のパイロットスーツを着た人物が降りて来て、ヘ ルメットを取るとシンは大きく目を見開いた。

「アスランさん!?」

「認識番号285002、特務隊フェイス所属アスラン・ザラ。乗艦許可を」

「アンタ! 何だよこれは!? 一体どういう事だ!?」

 突然、現れたアスランに突っ掛かるシンを、ルナマリアが制した。
 
「口の利き方に気を付けないさい! 彼はフェイスよ……」
 
「えぇ?」

 言われてシンは、アスランの胸に付けられている徽章に気がついた。それは、間違いなくザフトの中でもエリート中のエリートの証、フェイスのものだった。

「何であんたが……」

「シン!」

 ルナマリアが宥めてアスランに敬礼すると、周りもそれに習って敬礼する。シンも憮然とした態度で敬礼した。その態度にアスランとフッと笑みを浮かべなが らも、傍にいたエイブスに尋ねる。

「艦長は艦橋ですか?」

「ああ、はい……だと思います」

 困惑気味にエイブスが答え、メイリンが歩み出る。
 
「私がごあん……」
 
「確認してご案内します!」

 が、ルナマリアが遮って言うと、アスランは微笑んで「ありがとう」と言う。そして彼女に続いてエレベーターに向かうと、シンが声をかけて来た。

「ザフトに戻ったんですか?」

 相変わらず挑発的なシンの態度に、アスランはハァと溜息を吐いて首を横に振った。

「相変わらず牙を剥き出しの狂犬だな、君は」

「あぁ?」

「忙しいんだ。文句があるなら後で聞いてやるよ」

 そう言い、エレベーターに乗り込むアスラン。シンは、ギリッと唇を噛み締めた。それを離れた所で見ていたエリシエルは、シンを見つめる。

「言うようになったわね……あの子。でも、復隊して、いきなりフェイスだなんて……何かあったのかしら?」

 明らかに異常なアスランの復隊に眉を顰めながらも、ふと先程の遣り取りを思い出すと、プッと笑った。

「あの子、今月の占い絶対、女運最悪ね……ある意味、最高だけど」



「でも、なんで急に復隊されたんですか?」

 ルナマリアが、制服に着替え、確認した後、エレベーターの中でアスランに尋ねた。

「え?」

「な〜んて、とっても聞いてみたいんですけど、良いですか?」

 好奇心で目を輝かせるルナマリアに、アスランは少し困惑するが一応、答えた。
 
「……復隊したというか、まぁ、うん…ちょっとプラントに行って議長にお会いして……」

 まさかラクスの偽者が現れ、議長を探る為にザフトに戻ったなどと言える筈もなく、アスランは口篭ると話題を変えた。

「それより、ミネルバはいつオーブを出たんだ? 俺、何も知らなくて……」
 
「オーブへ行かれたんですか!?」

「ああ」

「大丈夫でした!? あの国、今はもう……」
 
「スクランブルかけられたよ」

 デュランダルに復隊の意志を伝えると、いきなりフェイスに任命されミネルバと合流するよう言われた。そして、いざオーブへ行ってみたら、いきなり迎撃さ れた。オーブが、いつの間にか大西洋連邦に加盟していた事に驚愕し、オーブの市民アレックス・ディノを名乗っても、ザフトのMSに乗っているので受け入れ てくれなかった。

 アスランがそう言うと、ルナマリアは呆れた様子で言った。

「何だかシンが怒るのもちょっと分かる気がします。滅茶苦茶ですよ、あの国。オーブ出る時、私達がどんな目に遭ったと思います?」

「ん?」

「地球軍の艦隊に待ち伏せされて、ほんと死ぬとこだったわ。シンが頑張ってくれなきゃ、間違いなく沈んでました、ミネルバ」

「けどカガリがそんな……」

 彼女に限って恩のあるミネルバにそんな事する筈ないと思ったのだが、ルナマリアの次の言葉にアスランは驚愕する。

「私も前はちょっと憧れてたりしたんですけどねえ……カガリ・ユラ・アスハ。でも何かガッカリ。大西洋連邦とは同盟結んじゃうし、変な奴とは結婚しちゃう し」
 
「結婚!?」

 思わずドサッと鞄を落とすアスラン。ルナマリアが、彼の剣幕に驚きながらも頷いた。

「え、ええ……ちょっと前に……そうニュースで……」

 愕然となって顔を俯かせるアスラン。

「あのぉ……」

「え? あ……」

 声をかけられて、いつの間にかエレベーターのドアが開いている事に気が付いた。
 
「あの……でも……式の時だか、後だかに攫われちゃって、今は行方不明……」
 
「ええ!?」

 更に驚愕して血相をかえるアスラン。

「とかって話も聞きました。良く分からないんですけど……すみません」
 
 そうバツが悪そうに頭を下げるルナマリアだったが、 アスランには気遣う余裕すら無かった。




 カーペンタリアの海が見える丘を先程、シンにヌイグルミを拾って貰った少女――ルシーアが、目の前に広がる大海原を見つめていた。

「えへへ……優しかったな〜、シンって」

 ルシーアは笑顔を浮かべ、ヌイグルミの頭に手を置く。すると、純粋な笑顔から一転し、ポロポロと涙を零した。すると、突如、ブチィッとヌイグルミの頭を 引き千切った。

「なのに、どうしてお前は勝手にルーシーから離れるの?」

 ブチブチと腕や足を引き千切り、ポケットからナイフを出すと、胴体に何度も何度も突き刺した。

「どうして? どうして? どうしてルーシーから離れたの?」

 涙を流しながら笑顔を浮かべるルシーア。

「ルシーア」

「! パパぁ!」

 その時、自分を呼ぶ声がしたのでルシーアが振り向くと、そこには長い青い髪と金色の鋭い瞳が印象的な男性――キースがいた。ルシーアは彼の事を『パパ』 と呼び、走って飛びついた。

「パパ!」

「ルシーア、お散歩は楽しかったかい?」

「うん! あのね、パパ! ルーシーね、とっても優しい軍人さんに会ったの!」

「ほう?」

「えっとね、えっとね……シンっていうお兄ちゃんでね、何だか、とっても心が真っ黒だったの!」

「はっはっは……そうかそうか」

 キースは穏やかに微笑むと、ルシーアを抱き上げる。

「それとね……ジョンがね……とっても悪い事しちゃったの……」

「…………」

 目に薄っすらと涙を浮かべて言うルシーア。キースは、チラッと四肢と頭を引き千切られ、ナイフの突き刺さったヌイグルミを見る。

「そうかそうか。じゃあ、新しいヌイグルミを買いに行こうか」

「ルシーア、ネオの腹踊りが見たい」

「はっはっは。面白いな、それは。よし、今度ネオ君に頼もうか」

「うん!」

「でも、その前にルシーア、初めての戦争だぞ。大丈夫か?」

「うん! パパを苛める人を殺せば良いんでしょ?」

「そうだ」

 パァッと顔を輝かせるルシーア。キースは微笑んでルシーアを抱いたまま、その場を去ると遠くに見えるザフト軍の基地を見つめる。

「(さて……レンはいないようだが、楽しませてくれるかな)」





 後書き談話室

リサ「さて、今回は新キャラが多く登場しましたが……」

エリシエル「あのルシーアという子は恐ろしいわね……」

リサ「ええ。しかも、志波剛三氏とも何かあるようです」

エリシエル「シン、ちゃんと戦えるかしら……?」

リサ「貴女は戦わないんですか?」

エリシエル「ふふ。勿論、戦うわ。次回は私も戦うのかしらね」

リサ「ま、頑張って下さいね」
感想

ルーシア嬢…すっげぇ見た事ある性格してますね〜

狂気を持つ子供、というか子供ゆえの無邪気さで虫を殺す感覚で人間にも当たるタイプですか…

そういうタイプの子供もそうですが…ヌイグルミに当たる様が知っているキャラにそっくり(汗)

まあ、そういうこともあるんでしょうが…


シンが黒いとか覚悟が足りないとかいってますね〜

キラのときもそうでしたが…

キラの覚悟云々はまあ、MSで不殺なんて事を本当にやってしまう辺りで問題外というか、考えたくもありませんが。

シンの覚悟に関しては、戦闘に覚悟云々で強さが変わるのかと言う部分は私はいつも感じています。

覚悟はあくまで、戦闘における最終的な粘りの違い程度に現れる事はあっても、戦闘力そのものには影響しないと考えます。

所詮戦闘は効率ですから、MS戦の場合、機転と知覚速度と実戦経験だと考える所ですね。


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