物怪草子

巻ノ四

presented by INAZUMA

「ところで貴方、この服を最後に洗ったのはいつ?」

 それからしばらくの間紅葉は笑い続けていたが、功刀が脱いだ小汚い服を摘まんで拾い上げ、臭いを嗅ぐとすぐに顔をしかめながら言った。功刀はベッドに座 りなおしながらバツの悪そうな顔で答える。

「んー……一週間前、か?」

「買ってきなさい、新しい服。い、ま、す、ぐ、に!」

 目をつぶって体をプルプルと震わせ、額に青筋を浮かべながら紅葉は懐からネコ柄の財布を取り出し、中から出した一万円札を功刀の座るベッドにバーン、と 叩き付けた。クシャッ、と一万円札に皺が寄る。

「え……」

「確かそう遠くないところに量販店があったと思ったから。一時間以内に帰ってきなさい、反論は一切許しません!」

「は、はい……」

 や、やっぱりこいつとんでもない妖怪だ。紅葉の気迫に押されながらそう思う功刀は、自分の顔がどんどん青くなってゆくのを感じた。





 同じころ、九鬼は町の図書館で本を立ち読みしていた。彼が読んでいる本の今開かれているページには柳と思しき木を背景に奇妙かつどこかコミカルな虎のよ うな怪物が描かれている。

「邪魅――邪魅は魑魅の類なり。妖邪の悪気なるべし、か。どうも解せないな。一体何故、如何して奴は彼の一家を殺した? 妖怪は一部例外を除いて通り魔的な殺人行為なぞ行うモノではないのは俺達にとっては周知の事実……『鬼』の端くれである以上百々目鬼が好戦性を極限まで増 幅させた戦闘狂であることはまだ理解できる……が……」

 時々本に書かれた文章を交えながらブツブツ呟いた九鬼は本のページをいくらかめくる。彼が次に開いたページには昨夜の女性を彷彿とさせる腕が目玉だらけ の女性が描かれていた。

「百々目鬼――函関外史いわく、ある女生れ て手長くして、つねに人の銭をぬすむ。 立間たちまち腕に百鳥ひゃ くちょうの目を生ず。 是鳥目ちょうもくの精也。名づけて百々目鬼と 云。 ……そもそもこれにあるように、百々目鬼は鬼とはいえども鬼ではなく掏り師の妖怪の筈。解せない、解せない事が多過ぎる」

 九鬼は今まで読んでいた本を元にあった場所に戻すと、何冊もの本を次々と手にとって捲りながらそう呟く。九鬼の周囲にパラパラという音が静かに響く。

「一体どんな裏があるんだ?少なくとも今回の一件は……嘗て俺が嗅いだ戦場に流れる血の臭いがする。奴は俺と、いや、俺達と同類の存在だというのか? しかし邪魅は、いや俺の知っているアレはそんな存在ではなかった。まさか自然が――それとも奴が人類を自然界にとって悪しきモノだとでも判断したのか?そ れになぜ誠一人が生き残った?」

 適度に明るい図書館の中で隻眼の男は自問自答を繰り返す。しかし彼はその答えを出す術を持っていない。

「功刀誠――あの『いかされた』男には何か鍵が隠されているのか?くそっ……復刻版とはいえここに石燕があったのは幸いだったが、やはり俺の蔵書を持って こられなかったのが痛い。あいつに頼んでもこっちには送ってはくれないだろうしなあ……」

 本を本棚のもとあった場所に戻しながら彼は呟き続け、そして大きなため息をついた。仕方ない、もう少し粘ってみるか。そう思って九鬼はポケットに手を伸 ばす。その時、ようやく彼は自分の携帯電話を部屋に置いてきたことに気付いた。相変わらず抜けているな、俺は。ふふん、と鼻を鳴らしながら九鬼は自嘲す る。





 しばらく経って功刀は新しい服――白地に薄い緑のチェックが入ったYシャツと黒いジーンズ――を着、汚れて服が入った袋を持って部屋に戻ってきた。紅葉 の言った「一時間以内」という条件はどうにかクリア出来たようだった。

「おう、お帰り」

 彼がホテルの部屋に入るとやはり東条が拳銃をいじくっていた。しかし今彼が持っている拳銃は先程のキンバーともH&Kとも違う。この男はいった い何丁の銃を持って来ているんだ?と功刀は呆れ返った。

「ああ、これか?スタームルガーの競技用ピストル、22⁄45MkVだ。口径が小さいからリコイルは軽いし精度は高いし……まあ後で練習用にでも使ってみ るかい?」

 薬室チャンバーは空だがマガジンは装填済み だから気を付けろよ、と言いながら東条は功刀に南部拳銃を連想させるシルエットの拳銃を渡す。 「口径が小さい」と言うのでもっと軽いのかと思っていたが、スコープが付いているからか予想以上にそれは重かった。試しに片手で机の上に置かれていたキン バーを持ってみるとキンバーのほうが僅かに軽かった。

「ところで……あの男――確か九鬼、だったかな?――彼は一体?」

 自分よりも先に部屋を出て行ったはずの長身の男がいまだに部屋に戻ってきていないことがふと気になった功刀は、スコープを覗き込んだり銃を両手で構えて みたりしながら東条に尋ねた。

「さあねえ。あいつは結構風来坊なところがあるから、携帯電話を置き忘れたんじゃあ俺にも見当が付かない」

 九鬼がおいていったと思しき黒い携帯を電話ちらりと見ると、まあ間違いなく紅葉は怒るだろうがね。と付け加えて東条はジュラルミンケースをあさりながら 言った。ケースの中からはまた拳銃が出てきた。それを見た功刀にはもう突っ込む気力すらなかった。

「入るわよー」

「お、噂をすれば……だ」

 ノックやチャイムの音が一切なく唐突に部屋のドアが開く音がしたかと思うと、聞き覚えのある声と共に二人の女性が部屋の中へ入ってきた。 その内の片方はいつの間にやら服を洋服――ラガーシャツとカーキ色のズボンに着替えてお団子にまとめていた髪の毛をストレートにした紅葉だったが、もう片 方は功刀には一切見覚えのない若い女性だった。 年齢は――大体功刀と同じくらい、つまり高校生ないし大学生ぐらいだろうか?

「……貴方が功刀誠さん?」

 長くて黒い髪と切れ長の細い目を持つピンク色のポロシャツとデニム地のスカートを履いた女性は功刀の顔を見るや否や彼にそう問いかける。

「……ああ」

「はじめまして。わたくし――いえ、わたし は佐野弓枝。三方聖母子女学院の二年生です」

「は、はあ……」

 そう言いながら黒い髪の女性はどこか上品さを感じさせる仕草で右手を差し出す。そんな女性の動作に功刀は面食らってまともな挨拶が出来ず、机の上 に二挺の拳銃を置いておどおどする。

「……どうかしましたか?」

「い、いや。で、あんたは……」

「私たちの弟子、兼今回の一件での情報要員ってところかしらね」

「情報要員……?」

 功刀は聞きなれない言葉に紅葉の台詞をオウム返しにした。

「ええ。今回の一件、妖怪たちの目的はおそらく私の在籍する三方聖母子女学院の生徒もしくは教員、それかこの学校そのもの」

「……学校そのもの?」

「単純なことだ。三方聖母子女学院は全寮制の女学校。もしもこのおよそ八百人の生徒たちのイノチをお前がやったのと同じ方法で魔力に変換したらどうな る?」

 弓枝の代わりに東条が功刀の疑問に答える。その回答は功刀にはわかり易く、そして彼の顔をこれ以上ないほど真っ青なものに変えた。

「ちょっと待て……んな事したら……」

「そう。悟りを開く暇もなく一発で八百人の生徒はお釈迦様に。でもってその対価として奴等は半端ならぬ霊力をその手元に……って算段だ。 それ以外にもいろいろと使い道はあるぞ。例えば悪魔か何かを召喚する材料に。例えば……まあとにかく言い始めたらきりが無い」

 ガシャッ、と音を立てて弄っていた拳銃のマガジンを銃の本体から取り出しながら東条は説明をする。そして自分の銃を惚れ惚れと見つめた。

「毎度のことだが完璧パーフェクトな動作。あ あ、流石は俺」

「……まあ、その通りよ。多分ご存知だとは思うけど、ウチの学校は全寮制を売りの一つにしているわ。だからそこを狙って、という可能性は十分にあり得る わ。だから今回、奴らの動向を学校を通じて調査するのが私の役目」

 説明を終えるとあっという間に自分の世界――要は銃器弄りに没頭し始めた東条に呆れて白い目で睨みながらも弓枝は彼の説明を少し補完した。

「はあ……。ところで『ウチ』ってのは、三方聖母子女学院とやらの事か?」

「へ?まさか……知らないの、貴方。流石の私だって聖母子女学院ぐらいは知っているのに」

 紅葉が間の抜けたような声を出すと呆れながらそう言った。目を大きく開いているところを見ると功刀を馬鹿にしているのではなく本当に驚いているようだっ た。

「聖母子女学院っていうのは聖バルトロメオ修道院が設立した全寮制女子学校の事よ。ここ三方市以外に東京に三つ、北陸に一つあっていずれも有数の進学校と して知られているわ」

「進学校、ってウチはそんな優秀じゃあないわよ」

「よく言うわよ。ヒデやクッキーの卒業校とは今も昔も比べ物にならないほどの偏差値を保有しているくせに。それに今年の六大学合格者数は何人だったかし ら?」

 弓枝はすぐに謙遜してみせたが、にやけながら紅葉は言い返す。その仕草は姉妹がじゃれあっているようにも功刀の目には見えた。

「んで、そんな話はともかく今日はどうするんだ?本当はその話をしに来たんだろう?」

 いつから銃を弄るのをやめたのかと思った功刀が声のしたほうに首を曲げると、いつの間にか工具の片づけを終えていた東条は銃をジュラルミンのケースに収 めながらそう言っていた。口では何も言ってはいなかったが、学歴の話はするな、と彼の顔は確かにそう語っていた。

「そうだったわね。地図、どこにおいたっけ?」

「ああ、ここだ」

 言葉を発するのに一瞬の間を置き、その間に先程よりも真剣さを増した表情に変えた紅葉はそう言うと東条から渡された三方聖母子女子高の校舎の地図をベッ ドの上――机の上は片付けられていない工具がぶちまけられている――に広げた。

「いい、まず昨日の一件の反省会をやるわ。昨夜、私たちは校舎と高校生寮の二手に分かれて探索を行ったわ。クッキーとヒデが校舎で、私と弓枝が高校寮ね」

 そう言いながら紅葉は地図の中を次々と指差してゆく。その手際のよさに功刀は感心したが、同時にこの場にはひとり欠けている人物がいることが少し気に なった。昨夜、彼はいったいどうしていたのだろうか?

「けどやつらは既に行動を起こしていて、しかも高校寮に戦力を集中させていた。そしてそこに配置された木魅こ だまによって大量の瘴気を吐き出され、弓枝は意識不明に、私も寮の人間への治療を行うために行動不能に。 だから私はクッキーを呼んで寮の対応に来させたわ。結局こっちは――朝方まで片が付かなかったわ。で、一方……」

 自分が言うべき事は言い尽くした、といった感じの表情で紅葉は東条の顔を見た。

「ああ。俺は校舎の探索中に百々目鬼の雰囲気を感じてそちらの方に向かった。校舎ではあまり妖怪の気配は感じなかったしね」

 そう言いながら東条は校舎を指差し、そしてその指先は校舎から体育館の脇を通るとグラウンドに出たところで止まった。

「ここでこいつと会った」

 そう言うと東条は功刀の顔を見る。

「なるほど、あそこはグラウンドだったのか」

「本当に貴方、何にも知らなかったのね……」

 紅葉は再び功刀の顔を見ながら呆れた。

「で、追っかけたのはいいが奴はこいつを暴発させて上手い具合に逃げあがった。まあ……これについては少しばかり俺にも責任はあるがな」

「責任……?」

 功刀は東条の言葉をそのまま言い返した。

「ああ……あいつがお前を暴発させた後、銃では埒が明かないと判断した俺はグラウンドを複数の結界で覆った。 そしてグレネードで百々目鬼を吹き飛ばして、爆発でダメージを与えられた奴をとっ捕まえるはずだった……が、ところがどっこい、奴はその爆発で生まれた結 界の破れ目利用して逃げちまった」

「グレネード――つまりは手榴弾、ってまさかオイ」

「その通り。一応各種防御魔術を掛けておいたおかげでたいした怪我は無かったが、その衝撃でお前も見事に吹き飛ばされた。ま、奴の邪眼の直撃を受けてれば そのままあの世行きだったんだから、気絶ぐらいで済んで良かったと思え」

 手榴弾グレネード、という単語で自分が気絶 する直前に見た閃光の正体を悟った功刀は東条を睨みつける。がしかし東条は仕方なさそうな雰囲気で苦笑いをしながらそう弁解した。まあ、物理的な被害はな かったんだし。と続けながら。 この男の頭の中――いや、この連中の頭の中は一体どこまで一般人とずれているんだ?そう思うと功刀はさっと背中を何かが走ったような気がした。

「で、どうするの?今夜は」

「昨夜同様、皆が寝静まったら正面突破。総一お得意の戦法さ」

巫山戯ふざけないで」

 東条は冗談めかして言ってみせたが、彼をきっと睨みつけて紅葉が制する。

「……けどまあ、後手後手に回っている私達にはそれくらいしか手は無いんだけどね。とにかくこっち側の手札にはジョーカーやエースはおろか、ペアになって いるカードは一枚も無いんだから」

 東条から地図に顔を戻すと、紅葉ははあ、とため息をつきながらそう言った。最後の言葉はどうやらポーカーに見立てて表現したらしい。

「なら例によって弓枝は寮の中から行動を開始、詳細は今夜の状況によって報告しよう。俺達はもちろん学校の外から突入だ」

「……やっぱりそれがベストよね、というかそれしか手が無いのよねえ」

「ああ。どうにかして情報を得たいところだ。……まったく昨夜の俺の失態が悔やまれる」

 東条は自分の顎に手を当てながら呟くと、静かに首を横に振った。

「……か。しかしそういえばあの連中の目的も解からない。いったい何が目的であの学校を狙うんだ?一体何故俺の家族を殺した?一体何故、何故、何 故……?」

 功刀の心の中は自問自答しているうちに無意識下で怒りが沸いていたらしい。ドン!といきなり音がして、気が付けば彼は――彼の手は壁をこぶしで殴りつけ ていた。

「……理屈や目的なんぞ所詮後付けに過ぎない。この世を動かす原理は突き詰めれば二つ。一つは欲望。もう一つは衝動」

「…………!」

「自分で言うのもなんだが、覚えておくと少しは楽になるぞ。過去に拘るのも決して悪くはないが、過去を過去として吹っ切るのも大事なことだ」

「おいおい……止めてくれよ。しかし相変わらずの学者っぷりだな……まるで学生時代のふざけっぷりが嘘の様だ」

 地図を覗き込む四人の背後でいきなり声がしたかと思うと、全員が振り返った先には酒らしき物のビンを片手に持った九鬼が立っていた。ドアを開けた音が一 切しなかったのに一体何故この男がここにこいつがいるのか、自分の頭の中で疑問が渦巻くのを功刀は感じた。 それとは別に東条は、過去をちっとも振り切れて居ない人間が何を言っていやがる。と軽口を叩く一方で思っていた。

「もう、遅いわよクッキー!」

「いや、俺の予想よりは早かった」

 一呼吸遅れて紅葉は九鬼を怒鳴ったが、東条は静かにそう言った。九鬼を見る彼の目はどこか笑っているようでもあった。

「済まないな。いろいろと手間取って……まあ許してくれ。いろいろと調べて歩き回っていたらついつい遠出しちまった」

「で……作戦は結局正面突破の出たとこ勝負でいいわけ?」

 少しの間部屋の中を呆れたような沈黙が流れたあと、弓枝がその沈黙を打ち破った。帽子を目深にかぶりながら、そろそろ寮の門限を考えると帰る必要があ る、と付け加えて。

「はは……こりゃまた全く誰の影響だ。いや、それしか手は無いのか。……アーア、しかし嫌なもんだ、奴等の正確な戦力すら解らないというのは」

 誰の影響だ……ってお前以外の誰が居る、と東条が小声で呟いたツッコミをさらりと九鬼は無視して何やら意味深なボヤキを吐いた。そして功刀が周囲の人間 の反応を見た限り、その意味を理解したのは東条だけのようだった。

「じゃ、それで決行ね。それでは私はお暇させてもらうわ。……掛けまくも畏き級長津彦の神の御前に、恐み恐みも白すか けまくもかしこきしなつひこのかみのおんまえに、かしこみかしこみももうす

 弓枝が妙な文言の呪文らしき物を呟いたかと功刀が思うと突然部屋の中を突風が吹き荒れて、その風が収まったときにはもう弓枝の姿はどこにもなかった。

「い、今のは……っ!?」

「何、たいした事ではない。瞬間移動をするのに風神級長津彦シナツヒコの 力を借りただけだ。が……借りた力をうまく制御しきれてはいないみたいだが。 まあ、この程度なら叱るほどではないか。ただ経験が少ないだけであってあいつはカミの力を引き出す巫女としての実力はアイツよりも上だしな」

 いきなりの突風に驚いた様子の功刀に九鬼は――最後の言葉以外は――淡々と説明する。しかしその言葉の中にあった「カミ」という単語に功刀は却って混乱 した様子でもあった。

「ううん、カミ、と表現するのに違和感があるのなら大自然、とでも解釈してくれればいい。ともかく自然は現在人間の掌握した範囲にはとてもとても収まりき らないモノ、だ」

「…………」

「個人的な意見を言わせてもらえば、瞬間移動程度の術式にカミの力を借りているようではまだまだ三流の魔術師だな。神々の力や詠唱――言霊などには極力頼 らず、己の力を以って魔術を行い、そしてその限界を知った者が一流の魔術師、というものだ」

「……はあ」

「ま、そろそろ話はおしまいだ。遅くはなったが飯を食うなりもう一度休むなり夜まで好きにすごせ」

 魔術についての解説、などと彼には無縁にも思える話を功刀は少しぼんやりとしながら聞いていたが、テーブルの上にの上に敷いた新聞紙をゴミ箱に放り投げ ながら言った東条の一言でその話はお開きになった。

「俺は紅葉と一緒に隣の部屋に居る。男同士で暑苦しいだろうが、まあ我慢してくれ」

 そう言って紅葉と一緒に工具箱とジュラルミンのケース、それと小型の音楽プレーヤーを持った東条は部屋を出て行った。当然、残った部屋には功刀と九鬼の 二人が残される。表現しにくい沈黙が再び部屋の中を流れ始める。


後書き

 えー、どうも、INAZUMAです。
 なんとかがんばって第四話のロールアウトに成功しました。
 今回で味方サイドの主要キャラクターは予定上は揃った……はず。
 あとは敵サイドとの戦いの連続、もしくは敵に関する「謎」の究明作業に入る予定。
 あ、言っておきますが邪魅は実はそそのかされただけの被害者でもあって本当のボスはぬらりひょん、だなんて陳腐なネタではありませんから。
 ではまた。

解説

 シナツヒコ(級長津彦/志那都彦)

 日本神話に登場する風の神。所謂「風神雷神」の風神とは違う。
 日本書紀本文によるとイザナギとイザナミが神産みの際に生んだ神の一柱とされる。
 風の神ゆえ暴風を鎮める為に各地で祀られているらしい。

参考文献

「鳥山石燕 画図百鬼夜行全画集」 角川ソフィア文庫
フリー百科事典「ウィキペディア(Wikipedia)」
http://ja.wikipedia.org/wiki/




押して頂けると作者の励みになりますm(__)m




INAZUMAさんのへの感想は掲示板でお願い します♪



戻 る

1

作品を投稿する感想掲示板トップページに戻る

Copyright(c)2004 SILUFENIA All rights reserved.