あの戦いから二年・・・人類の未来を賭けた戦いは終わり、人々は平穏を取り戻していた。

そしてその戦乱を収めたナデシコD。

アースノイド、スペースノイドとの和平を実現させ、ネオ・ジオン軍はコロニー守備隊となった。

戦士達は多くの別れ、出会いを繰り返し軍に名を轟かせた。

多くの戦死者を出したが、人類は新しき一歩を踏み出そうとしていたのだ。

そしてナデシコDでは今、新しい出会いが起ころうとしていた。



物語はここから始まる・・・新たなる戦いの砲火と共に。



第二次スーパーロボット大戦α 〜Future Story〜

 第一話「繰り返されるお約束」



一隻の艦が、月のドックに入っていく。

「・・・あれが、しばらくの住居ね。」

「ええ。」

席に座り、ウインドウに映る白と赤で描かれている船を見つめる。

「二年前の英雄さんか。」

そうして着艦するとの指示が来、二人は身なりを整え立ち上がる。



    グラナダ  ナデシコD

艦が着艦し、しばらくし数人の男女が降りてきた。

二人は敬礼をする。

と、真ん中の女性も敬礼し、自己紹介をしてきた。

「初めまして、私がナデシコD提督、テンカワ・ユリカです。」

周りの人も続く。

「ナデシコD艦長テンカワ・ルリです。」

「同じく副提督、アオイ・ジュンです。」

「メインオペレーター、テンカワ・ラピス・ラズリ。」

そして後ろに控えていた面子も続く。

「俺は機動兵器部隊の隊長、テンカワ・アキト。」

「タカスギ・サブロウタだ。あと一人いるが・・・ま、後でいいだろ。」

その自己紹介を聞き、今度は二人も返す。

「今日から配属になりました、パイロットのサキモリ・サンゴです。階級は少尉です。」

「私はナデシコD通信士に配属されました、アイカワ・ユウキです。階級は准尉です。よろしくお願いします!」

二人はやはり歴戦の勇士を前にし、緊張しているらしい。

「よろしくね〜、それとそんなにかしこまらなくてもいいよ。今日からナデシコクルーの仲間入りなんだから。」

「え?し、しかし階級がありますし・・・」

サンゴの言葉にアキトは返す。

「気にしないでくれ、ここではあまり階級も意味ないからね。」

「そうそう。」

サブが笑いながらつけ足す。

まるで二年前と同じような感じだからだ。

「そうなんですか。」

ユウキもびっくりしたらしい。

「まあ二人の部屋は後にして、まずはお昼ご飯に行こうか。」

「そうですね。」

ルリも同意し、サンゴとユウキを連れ食堂へ直行する。



    食堂

アキトが作った昼食を食べながら、全員は互いのことを話していた。

「二年前の戦いの結末、大事だったんですね。」

「うん、私たちも大変だったよ。」

「サンゴ、あなたは入院していたものね。その時は。」

ユウキの言葉に、ラピスが問う。

「入院?怪我していたの??」

「ええ・・・忘れもしないわ、あの悪魔の姿は。」

「悪魔?」

アキトの言葉に、サンゴは怒りを顕わにし喋る。

「私は、戦争時グラナダの部隊にいました。そして・・・ソロモン開戦時にも。」

「ということは、僕達といっしょに戦ってたんだね。」

「アオイさんの言うとおり、私達はナデシコDとは別の場所からソロモンへ侵攻しました。」

サンゴが言い、ユウキが続ける。

「私はその時サンゴと別部隊で下が、見たんです・・・悪魔の姿を。」

「あいつは、私の兄を殺したんです。あの白い翼の堕天使が!!」


「!?」


その言葉に、ナデシコクルーは表情を硬くする。

「あの機体の放ったグラビティブラストが・・・私の艦を、多くの仲間を・・・兄といっしょに消し去ったんです。」

「そうですね、私も別の艦で見ていましたが・・・あれは天使でも、死をまき散らす堕ちた天使。」

二人の顔が憎悪に染まっていくのに、アキト達は声が出なかった。

そう、白き翼の機体は一体しか存在しない。

かつての仲間が、それに乗っていたのだから。

そして、その攻撃にも見覚えがあったのだ。

「あの機体はネオ・ジオンの所属と聞きましたが、いくら調べても情報一つなかったんです。」

「ええ・・・おそらく試作の機動兵器を使ったのかと。戦った私にはわかります、あれは間違いなくガンダムですから。」

「た、戦ったの!?」

ユリカが驚きの声を上げる。

「はい。でも即座に手足を切断されてしまいました。」

悔しそうにサンゴが言う。

「・・・二人とも、もしその機動兵器のパイロットに会ったらどうするの?」

ユリカがおそるおそる尋ねる。

「自分を押さえることが出来ないでしょうね。会った瞬間引き金をひくかもしれません。」

「でも、それだけの罪をあの機体のパイロットは犯しているのです。」

「・・・」

場が静まるのを気にし、二人は立ち上がる。

「すみません、せっかくおいしい食事を頂いてしまったのに・・・」

「あ、いいえいいんですよ。」

「提督、とりあえず私はブリッジへ。」

「私は自分の機体を見てきますので。実戦演習の時間まで整備班とお話をしてます。」

「あ、ああ。それじゃあまた後で。」

サブが言い、サンゴとユウキは食堂から出て行った。

二人が出て行ったあと、アキトは口を開く。

「まさか・・・あの戦いの傷跡を見るなんてな。」

「だな、あの時のあいつは自分を抑えることが出来ていなかった・・・はっきり言って、彼女の兄さんは運が悪かったな。」

サブの言葉はきついように見えるが、実際その通りである。

「しかしよりにもよってこのナデシコに配属かよ。」

嫌そうな顔で言う。

「ハーリー君のこと、うかつに言えませんね・・・」

「ルリ、シンさんやウリバタケさんにも言っておいた方がいい。」

「ラピスの言う通りだな、彼は・・・どのみち俺達とはもういっしょに戦うことはないだろうが。」

そう、ハーリーは二年前離反の罪で裁判に掛けられ、軍からの永久追放になっているのである。

「そういやサブ、リョーコちゃんはどうなんだ?」

「ん?ああ、全然元気さ。今はリョーコの実家で主婦に専念してるよ。」

「リョーコさん、すっかり母親なんですね・・・」

「まあ、もう一年だよね。」

ルリとジュンが言い、サブは照れたように頬をかく。

「俺も心配だが、娘も一歳だしな。」

そう、リョーコはここに居ないのは、実家で子育ての真っ最中だからなのである。

「ユミちゃんだったよね・・・いいなあ。私もあんな子が欲しいよアキト。」

「お、俺に振るなよ。」

慌ててアキトはユリカに返す。

その光景にルリとラピスは笑う。

「しっかしま、ハーリーの奴も今頃仕事してるのかね?こっちの事情も知らず。」

それにアキトは苦笑し、ブリッジ班とパイロット班に分かれ移動を始めた。

だが食堂を出ると、そこにブリッジへ向かったはずのユウキがいた。

「あれ、ユウキちゃん先に行ったんじゃなかったの?」

「あ、あの・・・場所が分からなくて。」

顔を赤くしながらボソッと言う。

「そうだよね、初めての場所だし・・・じゃあ行こうか。」

ユリカが言い、ジュンとルリとラピスと共にユウキもついていく。



    ブリッジ

「ようこそ、ナデシコDのブリッジへ。」

「わあ、本物だあ。」

中に入り、ユウキは辺りを見渡す。

「ここがあなたの席です、ユウキさん。」

ルリが席を教え、ユウキは早速座ってみた。

「すごい、アマリリスとは全然違う。」

と、

『ようこそナデシコDへ』

「ひゃっ!?」

目の前にオモイカネのウインドウが開かれた。

「あっ、すみません。この子はオモイカネ、このナデシコの人工知能です。」

『よろしくね。』

「こ、こちらこそよろしく。」

ゴ〜ンと音が響き、ウインドウが閉じる。

「すみません、オモイカネには後で言っておきます。」

「あっ、いいんですよルリさん。賑やかでいいじゃないですか。」

「そうですか・・・では、演習の準備はどうか聞いてみましょう。」

ラピスがコンソールを操作し、格納庫に繋げた。




    基地内 機動兵器格納庫

「お〜し、ひとまずチェックは終了だ、後はお前さん次第だぜ。」

「わざわざありがとうございます、ウリバタケさん。」

「な〜に、俺も以前あまり触れなかったアルストロメリアカスタムを触れたから充分だぜ。」

「正確には、改良型でUがつくんですけどね。」

サンゴは言い、自機を見上げる。

この機体は、以前シンやアカツキ、そして「スターズ」の二人が乗っていた試作機ではなく、改良された相転移エンジンを搭載。

リミッター後もエンジンの不調に悩まされることもなくなった機体である。

サンゴは射撃、格闘全てをこなすことで、オプションとしてアサルトユニットを受け取っていた。

「私の機体・・・スレイヤー。」

サンゴはコクピットに入り、全システムをチェックする。

「左腕のシールド、及びパイルバンカー、右腕の収納式ビームクロー問題なし、システムオールグリーン・・・」

ウインドウに各種武装が表示される。

「両腰のレールカノン、及びビームライフルOK。エンジン出力異常なし。」

と、そこにルリから通信が来る。

「サンゴさん、どうですか?」

「はい、いつでも行けます。」

「ではハッチを開けますので、月面に上ってください。」

「了解!」

基地のハッチが開き、スレイヤーは歩いてリフトに乗る。

リフトは上昇を開始した。




    月面

「こちらスレイヤー、ナデシコ聞こえますか?」

「こちらナデシコD、サンゴどう?」

「感度良好・・・この子も絶好調みたいね。さすがナデシコ整備班、腕がいいわ。」

サンゴはコンソールに右手を乗せ、IFSを起動させ、スレイヤーのモノアイが唸る。

「サンゴさん、これより新型アルストロメリアの演習を開始します。」

「はい、ルリさんお願いします。」

ウインドウのルリが頷き、他のハッチから量産型エステが二体出現した。

それを確認し、スレイヤーのブースターに光が生まれ始める。

「行くわよ!」

モニターに距離が示され、スレイヤーは一気に距離を詰めた。

そしてそのまま左手のパイルバンカーを突きつけ、放った。

胸部を貫かれエステは爆発する。

「次!」

そのまま上空に飛び上がり、両腰のレールカノンを発砲。

エステは爆砕する。

「(この力があれば・・・あの機体にも、パイロットにも勝てる!)」

脳裏には、あの白い翼が映っていた。




    ナデシコD ブリッジ

「全機撃破確認・・・命中精度S。」

「ふえ〜すごいねえ。あの時のシン君を思い出すよ。」

ユリカは二年前のシンを思い出す。

「そうですね、あの時と同じに見えます。」

「サンゴ、聞こえる?」




「聞こえるわ。」

「さすがね、ユリカさんもルリさんも褒めてますよ。」

「そう・・・次ね。」

と、次は裏手のハッチが解放され上がってきたのは、

「モ、MS!?」

一年前から再び生産が開始され、軍に配備されはじめている量産型のGMUだった。

過去のデータを元に造られているが、エンジンは相転移エンジンではなく、武装もほとんど実弾である。

「演習で使うなんて、高いのにまたおもいきったことするわ・・・ん?」

だが、その数は増すばかりである。

一機、二機、三機・・・そしてエステも現れ徐々に増えていく。

「ちょ、ちょっと!?」

計三機のGMUと六機のエステが、周囲に現れた。

「こんなの相手に私だけで!?ブリッジ!」




    ナデシコD ブリッジ

異常な事態にブリッジも気付いていた。

「どういうことだ、何故MSが??」

ジュンがラピスに尋ねるが、彼女も驚いているようだ。

「わからない、基地からは反応がない。」

と、

突如基地内部で爆発が起きる。

「!?」

「これは・・・」

震動がドックに入っているナデシコDまで伝わる。

サンゴが通信回線を開いてみると、相当混乱しているようである。

「どういうこと!?」

「基地内部の主要施設にて火災発生・・・消化システムが作動していない。シャッターも修復装置も!」

「まずいです、酸素が漏れて中の人々が!」

ラピスとルリが焦りの声を上げる。



   月面

「くう!?」

いきなりの発砲にスレイヤーは飛び上がりバーニアで一旦離れていく。

「何でこんな・・・これじゃ、またあの時と同じじゃない!」

あの忌まわしい三年前の悪夢、それがサンゴの脳裏に蘇える。

「そんなの、そんなの・・・うわああああ!!」

ブースターを最大にし、スレイヤーは突っ込んでいく。

「落ちろ!」

ビームライフルを連射し敵機は回避に移った。

だがそんな動きはサンゴの予想範囲内だ。

「砕け散れ!」

左のパイルバンカーを一機のエステに押し当て、作動させる。

空薬莢がはきだされ、エステは貫かれて機能を停止した。

「!?」

そこにGMUがマシンガンを放ってきた。

スレイヤーは貫いたエステを使って防ぎ、投げつける。

巻き込まれたGMUはともに爆発した。

「ちょろいわね。」

だがまだ七機いるのである。

モノアイがうなり、両腰のレールカノンを連射する。

エステはこれで三機破壊するが、さすがMSはシールドで防がれてしまう。

「くっ、さすがエステなんかとは違うわ・・・はっ!?」

コクピットにアラームが鳴り響き、先ほど撃破したはずのGMUが上半身だけでマシンガンを乱射してきたのだ。

「しまった!」

しかしすでに遅く、無防備な背に無数の弾丸が撃ち込まれ、爆発を起こす。

「きゃあ!?」



    ナデシコD ブリッジ

目の前のウインドウに地に倒れるスレイヤーが映し出された。

「ナデシコD緊急発進!」

「だめ、着停しているので飛ぶには時間がかかる。」

ラピスがすまなさそうに声を出す。

「じゃあアキト!」

「こっちもだめだユリカ。俺達の機体は今整備中で時間が掛かる!」

アキトのウインドウがユリカの前に開かれ、現実を知らせた。

「そんな・・・でもこのままじゃ基地どころかサンゴちゃんまで」


「提督!俺を忘れてますよ!!」


と、そこに一人の男の声が響いた。



    月面

「や、やられる!?」

周りを完全に囲まれ、一斉に銃を向けられた。

「(こんな・・・こんなところで、私は・・・兄さん。)」

サンゴは覚悟を決め、一瞬で終わってくれるよう祈りながら眼を瞑る。

だが、来たのは衝撃ではなく空中に上がる違和感だった。

「えっ・・・」

モノアイが見上げ、そこに見えたのは、

「Hi−νガンダム。」

白銀のガンダムが、スレイヤーを抱きかかえていた。

「よう、大丈夫か?」

コクピットにウインドウが映り、Hi−νガンダムパイロットの、カワシマ・シンが微笑む。

「がんばったじゃねえか。後は任せな。」

Hi−νガンダムは離れた所にスレイヤーを下ろす。

「俺の機体だけ試運転で外に出ててラッキーだったぜ。しかしまあファントムの後継機をいたぶってくれたな・・・」

スレイヤーの状態を見、シンは言う。

「今の俺は虫の居所が悪いぜ。無人機なら・・・消えな!」

飛び上がり両手を振るう。


「フィン・ファンネル!!」


背部のフィン・ファンネルが一斉に飛び立ち、機動兵器をメガ粒子で破壊した。

だが、まだ一機のGMUだけが回避しビームサーベルを抜き向かってきた。

「!?」

振られるビームサーベル、しかし、

「遅い!」

シンは慌てず冷静に太刀筋を見極め、かするギリギリでかわす。

フィールドも、シールドにも頼らず、以前自分との訓練時に見せてくれたのではなく、また自分とは違う鮮やかな戦い方にサンゴは驚きを隠せなかった。

「(す、すごい・・・)」

「終わりだ!」

そのまま蹴り飛ばしグラビティライフルを撃ち、GMUは爆発した。

爆炎を背景にしたその姿は、歴戦の勇姿を物語っていた。




   ナデシコD ブリッジ

「さっすがシン君だね。」

「敵機動兵器全機撃破・・・タイムは十五秒。」

「す、すごいです。サンゴの相手をしていた時とは別人みたいです!」

興奮した声でユウキは言う。

「そうですね、久し振りに見ましたがあれがシンさんの戦いですから。」

「ああ、さすがとしか言いようがない。」

ルリもジュンもシンの強さにさすがという顔だ。

「しかし・・・基地の被害が凄まじいですね。」

「うん、でもどうして無人機があんな行動を」



ザッ・・・ザザッ・・・



突如ノイズが聞こえてきた。

「えっ、何!?」

ユウキは手元のコンソールを見、疑問の声を上げる。

何処からか、別の回線が割り込んできているのだ。

「ユウキさん、どうしました?」

「ルリさん、何かおかしいんです。」

「・・・ルリ、別の回線が割り込んできてる、発信源は不明。」

ラピスがすぐさま情報の解析にのりだそうとした、その時、



『すべからず・・・過ちは存在する。過ちがあるからこそ・・・真実がある。』

ノイズに混じり、男とも女ともいえない声が響く。

『私は過ちを犯すもの・・・過ちを起こさせるもの・・・』



『私の名は・・・』



と、そこで一気にノイズが酷くなり声が途切れた。

「・・・」

ブリッジメンバーはその謎の声に動くことは出来なかった。

やがて、ジュンが口を開く。

「ユリカ、今のは・・・」

「わからない。ラピス、発信源は?」

「ごめん、回線が強制的に閉じられたから。」

「そう・・・」

「ユウキさん、今のは録音出来てますか?」

「あ、はい。戦闘開始時からまわしています。」

「上出来です、後で解析に使用しますので。」

「了解。」

ルリはそのまま考え込む。

「(この騒動時に、謎の声・・・これは偶然?それとも・・・)」

「あ〜ブリッジ、聞こえますか〜?」

シンからの通信が来ていた。

「あっ、はい。こちらブリッジ。」

ウインドウが映り、シンが映る。

「おっ、こっちは見ない顔だな。ひとまず終わったて指示待ちなんだが・・・」

「じゃあユリカさんの方に回します。」

そうしてウインドウがユリカの前に飛ばされる。

「お疲れシン君、今日はアキト達出番無かったねえ。」

「まあそうですけど・・・基地のほうはどうですか?」

「ひとまず人力で何とかしてるみたい。でも死傷者もでてるから・・・」

「わかりました、こっちはスレイヤーが中破してますがパイロットに異常はないようなので、そっちに戻ります。」

「了解だよ。」




こうして新しい仲間を迎えたナデシコだったが、これが再び世界を揺るがす事件へと繋がっていくとは、まだ知りもしなかった・・・







次回予告

月面での事故が起こった時刻、地球の東京では謎の人型機動兵器が目撃されていた。
それは三年前、人々に語られなかったもう一つの戦いの名残。
少女が出会う刀を持つ男・・・日本で起こるロストライフ現象の真実。
男の言う「血族」とは?謎の人型兵器の正体とは??
そして・・・少年から大人になった蒼い瞳の彼が、その場にいた。
戦火に包まれる大都会に、彼は何を思うのか・・・


第二次スーパーロボット大戦α 〜Future Story〜

第二話「落ちてきた「守人」 広がる波紋」

???「じゃ俺は最低だ。」

???「許せません!」

???「また、始まるんですか・・・」



あとがき

シン「久し振りに帰ってきましたね。」

アキト「ああ、確かに。前回からかなり経ったな。あのダメ作者、予告しといて遅れるなんて・・・何してたんだ?」

ユウキ「アキトさん、私達も作者さんに呼ばれてきたんですけど・・・」

サンゴ「作者はどこですか、ユリカさん。」

ユリカ「・・・ねえ、あれじゃないの?」

と、ユリカの指差す方に居るのは、



犬夜「一万年と二千年前からあ・い・し・て・る〜!」


全員「・・・(汗)」


犬夜「八千年過ぎたころか〜らもっと恋しくな〜た〜」



合体がメインの有名曲を熱唱しているバカの姿だった。

ルリ「・・・バカ?」

ラピス「右に同じ。」

ジュン「・・・いい加減やめさせようか。」

サブ「まかせろ。」

と、サブがつかつか歩み寄り曲を止めた。

犬夜「ん?何故止めるんだ??」

全員「おい!」

全員が怒りの声を上げ、作者はしばらく考え込み・・・

犬夜「ああ、そういや呼んでたっけ。」

サンゴ・ユウキ「「作者さん!」」

犬夜「ごめんごめん、今はまってるもんだから」

シン「まあいいが、ようやく第二次スタートだな。」

犬夜「はい、新キャラを加え新しい物語が始まります。前回の戦いから二年後が舞台となっております。」

アキト「しかし・・・いきなり謎の声が出てきたな。」

犬夜「まあ、お約束ということで。では今日は顔合わせということで・・・締めは新キャラ二人に任せます!」

犬夜は二人をうながし、頷く。


サンゴ・ユウキ「「それではまた本編で!!」」

   










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