TALES OF THE ABYSS

  ―AshToAsh― 

ACT.06  VSライガ・クイーン



side.ティア

エンゲーブを後にし、チーグルの森に入ったルークとティア。

ふと、前方に一人の少女の姿が見えた。

「あいつは……」

呟くルーク。

其処に居たのは、導師イオンだった。

しかし様子がおかしい。

どうやらライガの群れに襲われているようだった。

「危ない!」

それに気が付いたティアが叫び、駆け寄る。

しかしその一瞬後、イオンの前方に不可思議な紋様が浮かんだかと思うと、それが淡く光りだす。

光が消えた後には、ライガの姿は何処にも無かった。

ふらり、と倒れるイオン。

其れを慌てて駆け寄ったティアが支える。

「あぁ、すみません」

一人で立とうとするが、よろけて立てそうにも無かった。

ティアがそのまま支えると、イオンはもう一度礼を言った。

「大丈夫なのか?」

「えぇ、少しダアト式譜術を使い過ぎただけで……」

そう言ってチラッとルークを見るイオン。

その瞳は困惑に揺れていた。

その時ティアにはあっしゅ? という呟きが確かに聞こえた。

しかし次の瞬間には納得したような感じを受けた。

導師は彼の事を知っているのだろうか? ティアは思った。

同時に、ルークとアッシュの関係も知っているのだろうか? とも。

後で少し話を聞いてみよう、とティアは其処で考えを打ち切った。

「あなた方は確か昨日エンゲーブに居た……」

「ルークだ」

その名前を聞いた時、ティアにはイオンの瞳が何か先程とは別の感情を写した様に感じた。

「…古代イスパニア語で『聖なる焔の光』と云う意味ですね。良い名前です」

そう言ってにっこり笑うイオンの瞳には、先程感じた別の何かは消えていた。

未だ辛そうではあったが、先程よりはだいぶ楽になったようで、支えてくれていたティアに再三礼を言った。

「私は神託の盾騎士団モース大詠師旗下、情報部第一小隊所属ティア・グランツ響長であります」

敬礼の様なものをしつつ、ティアは答えた。

「貴女がヴァンの妹ですか! 噂は聞いています。お会いするのは初めてですね」

しかしルークはその言葉の中に意外な単語を聞いた。

「妹? なら何故貴様は師匠を殺そうとした!!」

激昂したりはしないものの、怒鳴りあげるルーク。

「…殺す?」

「いえ、此方の……私達兄妹の問題ですので」

「……追求、しない方が良さそうですね」

ティアの返答に軽い拒絶の色を感じ取ったイオンは答えた。

「…すみません」

そんな事もあり、一同は会話もする事無く森を進む。

「みゅ!?」

声の方を向くと、其処にはウサギの様な何とも言えない生き物が居た。

チーグルです! とイオンが言った。

みゅうみゅう鳴いているチーグルを見て、ティアは思わず可愛い、と思った。

いや、実際は思いっきり声に出ていたのだが。

ついでに言うと何だか目も据わっていた。

そんなティアの雰囲気を察したのか、はたまたその視線に恐怖したのかチーグルは一目散に走り去っていく。

「逃げるぞ!」

叫んだルークは、しかし躊躇せずにチーグルの後を追った。




「…………チッ! 見失ったか」

以外にもチーグルの動きは俊敏で、気が付いた時には見失ってしまっていた。

ルークが後ろを向くと、少しばかり遅れてティアとイオンがやって来た。

「…ルーク、チーグルは?」

息を整えつつ聞くティア。

「見失った」

簡潔に答えて、念の為にと辺りを見渡すルーク。

「この先にチーグルの住処がある筈です」

息を整え終わったイオンが言う。

「…随分と調べたようだな」

「ええ。チーグルは本来賢くて大人しい。何か裏があるとふんで、調べて見たんです」

結局詳しい事は解りませんでしたけどね、とイオンは肩を落とした。

「つまりはお前も奥に様がある訳だな?」

「え? はい、そうですけど……。お二人も調べにいらしてたんですか?」

「ふん! あれだけ泥棒呼ばわりされたんだ。真犯人の顔を拝まねば気が済まんッ!!」

ルークの物言いにティアの顔が引きつった。

やっぱり可愛くない、とティアは呟いた。

本人の耳に入らなかったのは不幸中の幸いだろう。

「こうなれば貴様も一緒に来い。護衛程度ならしてやらん事も無い」

「ちょ、ルークッ!」

ルークの傍若無人な言い方とその内容に思わず怒鳴り声を上げるティア。

「…宜しいんですか?」

イオンはさして気にした風でもなく、そう言って来た。

「青白い顔をした奴をこんな所で放っておけるか。引き返すにしろ一人では危ない、と言ってるんだ」

些か赤く染まった頬を隠すようにして言うルーク。

「あ、有難うございます。ルーク殿!」

満面の笑みを浮かべるイオン。

「殿はいらん。呼び捨てにしろ」

「はい! ルーク!!」

もしイオンに尻尾があったら千切れんばかりに振ってる事だろう。

こういう所は似てるのね、とティアは思った。

特に照れたりすると顔をそらす所なんかそっくりだ。

結局、ルークの提案通りイオンも連れて行くことになった。

それからまた暫く歩き続けると、大木が聳える場所に出た。

「恐らくあれがチーグルの住処です」

イオンがそう言うのを聞きつつ、ルークはその大木の麓へと歩み寄った。

「……これは?」

其処には何故かりんごが散乱していた。

「………間違いありません」

そう言ってイオンはルークとティアに見えるようにりんごを差し出した。

「ここにエンゲーブの焼印がしてあります」

「ふん! これで決まりだな」

イオンはそのまま大木に目を向けた。

前には人が入れる様な穴があり、其処は暗く此処から中を見る事は不可能だった。

イオンはそのまま静かに大樹へ歩き出す。

「導師イオン! 危険です!!」

思わずティアが止めるがイオンは全く意に介せず、足を進めた。

仕方無しにティアが続き、盛大に舌打ちをしつつルークも後を追った。

大樹に入ると、其処には一種壮観な光景が広がっていた。

大量のチーグルが姿を現したのだ。

「みゅみゅ!」

「みゅー」

「みゅうみゅう!」

一斉にチーグル達が吠える。

いや、どちらかと言えば鳴く、と言うべきだろう。

その時、もう随分と年をとったチーグルが姿を現した。

「みゅみゅーぅ、みゅう。………ユリア・ジュエの縁者か?」

酷くしゃがれた声だったが、そのチーグルは言葉を発した。

「―――ッ!」

その事実にルーク達は息を呑む。

「ユリアとの契約で与えられたリングの力だ。お前達はユリアの縁者か?」

「はい、そうです」

イオンが一歩、前に歩み寄る。

「僕はローレライ教団の導師イオンと申します。…あなたはチーグル族の長とお見受けしましたが」

「うむ、その通り」

頷くチーグルの長に、ルークは問いかけた。

「エンゲーブで盗みを働いていたのは貴様らか」

「…成る程。それで我等を退治に来たか」

「盗んだ事は否定しないのか」

落ち着いた様子の長に、ルークは怪訝な顔をした。

「チーグルは確か草食でしたよね? 何故人間の食べ物を盗む必要が?」

「……チーグル族の存続の為だ」

長は語りだした。

仲間の内の一匹が誤ってライガの住処を燃やしてしまい、そしてライガ達がこの森に移り住んだ事を。

そして食べ物を持って来ないとチーグル達が皆殺しになる、と言う事を。

「ふん、自業自得だな」

話を聞き終わった後、ルークは言った。

「ですが自然の食物連鎖に反しています」

そういった後少しの間考える素振りをしてイオンは言った。

「ライガと交渉しましょう」

「……魔物と、ですか?」

ティアは思わず聞いた。

魔物と交渉するなどという事は聞いた事が無かったからだ。

「はい。それで、出来ればチーグル族の誰か一人を通訳にお借りしたいんですが…」

「ふむ。みゅみゅみゅーう、みゅう」

長が何事かを言うと、傍に一匹のチーグルが寄って来た。

「この子が北の地でライガの森を焼いてしまった同胞だ。これを連れて行って欲しい」

そう言ってリングを外し、そのチーグルが変わりにリングをはめた。

「ボクはミュウですの。宜しくお願いするですの」

そう言ってミュウはぴょこんと頭を下げた。

「……可愛い」

ボソッとティアが呟いた。

「チッ!」

ルークは訳も無くイライラして来て思わず舌打ちした。

ミュウをナビに、一行はライガが住処にしていると言う洞穴まで行く事にした。


◆ ◆ ◆


途中、木をミュウが吐き出す炎―ミュウ・ファイアというらしい―で焼き、簡易的な橋にしつつルーク達は洞穴まで辿り着く事に成功した。

洞穴に入り、大きな空洞に出ると其処には一匹の巨大なライガが居た。

傍には幾つか卵がある。

「ミュウ、ライガクイーンと交渉して下さい」

イオンがミュウに語りかけると、ミュウは返事をしてライガクイーンに喋りかけた。

「みゅみゅう、みゅうみゅみゅみゅーう、みゅう」

「グォォォォォンッッ!!」

ミュウが喋りかけるとライガクイーンは威嚇し、その反動によりミュウは吹き飛ばされた。

「大丈夫ですか、ミュウ!?」

慌ててイオンが駆け寄る。

「それで、ライガクイーンは何と言ってるんですか?」

「卵が孵化する所ですから来るな、と言ってるですの。ボクがライガさんのお家を間違って火事にしちゃったから……女王様とっても怒ってるですの」

しゅん、と頭を垂れるミュウ。

「まずいわ。卵を護るライガは凶暴性が増している筈よ」

ティアが警戒しながら言う。

「それに卵が孵れば生まれた仔達は餌を求めて町にへ大挙するでしょう」

イオンはそう言うと未だに頭を垂れてるミュウに話しかけた。

「ミュウ。彼女にこの地から立ち去るように言ってくれませんか?」

「はいですの! みゅみゅう、みゅう、みゅみゅみゅう」

ミュウが語りかけると、ライガクイーンはまたしても威嚇の声を上げ、その反動でミュウの頭上に岩が落ちてくる。

「―――チッ!」

盛大に舌打ちをしつつも、ルークの体は反射的にミュウを護る行動に移っていた。

「あ、ありがとうですの!」

「…ふん!」

ミュウにお礼を言われ、そっぽを向くルーク。

「ライガクイーンは何と?」

イオンが聞く。

「卵が孵るからお前達を餌にする、と言ってるですの…」

「グォォォォォンッッ!!」

クイーンの遠吠えを機に、一行は戦闘へと突入した。

イオンとミュウを後ろに下げ、ルークを前衛にしてクイーンに立ち向かう。

本能で厄介な方を悟っているのか、クイーンは迷わずティアに向かって走りだす。

「貴様の相手は俺だッ!」

ルークは吠えるとティアとクイーンの間に割って入り、渾身の一撃を繰り出す。

「―――双牙斬ッ!!」

上下段の二連撃を食らい弾き飛ばされるものの、クイーンに表立ったダメージは与えられなかった。

「ナイトメア」

その隙に呪文詠唱をしていたティアが譜術を解き放つ。

しかし此方の攻撃でもたいしたダメージを与える事が出来なかった。

「効いてないぞッ!」

ルークは叫びながらも応戦するが、クイーンの攻撃を受けて後ろに吹っ飛ばされた。

「ファーストエイド」

ティアがすかさず回復。

決定打は与えられないまま、只時間だけが流れていく。

「おやおや、随分お困りのようですねぇ」

その時、場違いと言っても良い程落ち着き払った声が聞こえて来た。

ティアがちらりと後ろを向くと、其処には先日エンゲーブの村長宅に居たジェイド・カーティスの姿があった。

「私が譜術で片付けます。お二人は呪文詠唱の間ライガクイーンの足止めをしておいて下さい」

ジェイドはそう言うと返事も聞かずに呪文詠唱へと入った。

「クッ、どいつもこいつも!」

ルークは愚痴を洩らしつつ、クイーンに向かう。

ティアも攻撃に加わり、遂にジェイドの詠唱が完成した。

「これで終わりです。――――サンダーブレード!!」

視界を発光が埋め尽くす。

「やったか?」

視界が晴れる。

「――――ッ!」

其処には無傷のライガクイーンと、ジェイドの譜術を受け止めたであろう黒衣の青年が居た。




side.アッシュ

危なかった、と心の中で俺は息をついた。

間一髪でクイーンを救う事が出来た。

以前の記憶から、ティアとの間に起こった擬似超振動の真似事をしてこの場まで文字通り『跳んで』来た。

とはいえ、一日二回が限度なので後は帰りにしか使えない。

それにしてももう少しタイミングが遅かったら間に合わなかった。

タッチの差で着いたのだ。

閃光が収まると、其処には驚愕の表情を浮かべるルーク達が見えた。

「……何者ですか?」

ジェイドが警戒しながら訊ねて来る。

それもそうだろう。

己の渾身の一撃をたった剣一つで止められてしまったのだから。

もっとも、只の剣では無いのだけれど。

一時的にローレライから借りているローレライの鍵で受け止めたのだ。

「……」

そのジェイドの質問に対して答えるつもりは無かった。

ちら、とイオンとティアの方に向くと、二人共ぼーっとした様子で此方を見ていた。

一応面で顔を隠しているからばれる事は無いと思うが、長居は無用だ。

俺はそう思い、クイーンの方に向き直った。

其処には孵った仔供の姿があった。

其れを見た俺は、フッと笑みを浮かべる。

「……こいつらは責任を持って俺が外へ連れ出す。この場は剣を納めろ」

ジェイドに向かって言い放つ。

「信用、出来ませんね」

眼光鋭く睨み付けて来るジェイド。

俺の後ろではクイーンが威嚇を始める。

「……止せ。それよりもアリエッタが心配してる」

俺がそう言うとクイーンは途端に大人しくなり、頭を擦り付けてきた。

「解った解った。すぐに会わせてやるから此処を出るぞ?」

すると今度は小さく鳴いて了解の意を示した。

「これで文句は無いだろう?」

クイーンの頭を撫でつつそう言う。

「つー訳でこれで失礼」

そう言って擬似超振動の要領で力をためる。

目標はダアト近くの小島にあった、小さな森。

ローレライの助力もあってか、比較的ピンポイントに跳ぶ事が出来るのだ。

音素が収束する。

次の瞬間には、俺はその場から『跳んだ』




side.ルーク

音素が収束したかと思うと、次の瞬間にはその男の姿は無かった。

「……どう、なってやがるんだ?」

ライガクイーンの姿も、孵った仔供も、何処にも居なかった。

ただ割れた卵だけが、此処にライガが居た事をしるしていた。

「アニス! ちょっと宜しいですか?」

唐突にジェイドが叫ぶ。

「はい大佐! お呼びですかぁ?」

すると戦闘中には姿が見えなかった少女が現れ、ジェイドと話し始めた。

少女はやはりエンゲーブの宿屋で見掛けた、イオンを探していた少女だった。

「解りましたぁ!」

一言そう言うと、少女は走り去ってしまった。

暫く其処にただずんで居たルークだったが、これ以上此処に居ても仕方が無い、と言う事で長老に報告する為にチーグルの住処へと行く事にした。

ルークは道中、終始だんまりしているティアとイオンが気になったが結局追求する事は無かった。

―――まさか、

丁度その後ろでジェイドが呟いたその言葉を、ルークが聞く事は無かった。

長老に報告を済ませた一行は、そのまま森の出口へと向かう。

「お帰りなさ〜い」

出口には、ライガの住処で別れた少女―アニス・タトリン―の姿があった。

「ご苦労様でした、アニス。タルタロスは?」

「ちゃんと森の前に来てますよぅ。大佐が大急ぎって言うから超特急で頑張っちゃいました♪」

それを聞いたジェイドは一つ頷くと、アニスの後ろに控えていた兵士に声をかけた。

「そこの二人を捕らえなさい。正体不明の第七音素を放出していたのは彼等です」

その瞬間、ルークとティアは兵士達に囲まれた。

「貴様ッ! どう云うつもりだ!!」

急に囲まれたルークは激昂する。

「ジェイド、二人に乱暴な事は……」

イオンが心配そうな声をあげる。

「ご安心下さい。何も殺そうと言う訳ではありませんから」

ジェイドはそう言ってニッコリ微笑み、一拍おいて続けた。

「―――二人が暴れない限りは」

流石のルークもこの状態で抵抗する程馬鹿では無い。

二人は大人しく兵士達に捕まった。

「良い子ですねー。………連行せよ」

ジェイドの合図を受けると、兵士達はそのままルーク達をタルタロスへと連行した。
                                                                                                          next.....





























後書き

ACT.06お送りしました。

第三者視点の文がおかしいことになってますが、ご容赦下さい。

こういった書き方は久しぶりなので感が戻らないとです…。

では早速拍手のレスに行きたいと思います。


4/18
17:45 完結までがんばってくださいw
>はい、頑張ります!


4/19
0:15 続きを楽しみにしてますw
>ありがとうございます。
 これからも頑張りますので応援宜しく!

0:16 1話1話が短い
>あー、すみません。
 これは多分文字の大きさの問題かと。
 もう一寸多めに出来るよう頑張ります。

1:27 完全同位体の場合はビックバンでまれにオリジナルの肉体でレプリカが生きることもあるらしいです。
>そうなんですか?
 なにやら公式ではアッシュが生き残った事になってるそうなので、てっきりそう言うものかと思ってましたが……。
 情報提供有難うございます。

20:54 アリエッタとは親密になっても、リグレットまでそうなるのは読んだ事がなかったので期待作。完結して欲しい
>有難うございます。
 リグレットはアッシュとアリエッタの可愛さにやられてしまったのです。
 完結目指して頑張りますので、これからもよろしく。

22:28 とても面白かったです。これからも頑張って下さい。
>有難うございます。
  これからも応援よろしく!

22:28 なかなか面白いッス!!
>そう言ってもらえると嬉しいです。
 これからも応援よろしくお願いします!


4/20
18:28 とても面白い二次小説だと思います。これからも、がんばってください。応援しています
>はい、頑張ります!
 暫くはこの作品中心になると思うので、よろしく、です!

皆さん、拍手有難うございます。

これからも頑張りますから応援よろしくお願い致します。


2006.4.21  神威


グリフォンさんに代理感想を頼みました♪

代理感想

今回、代理感想を頼まれたグリフォンです。

まず、最初にそれだけ書いておこうかなぁ…と思いまして。

 

じゃあ、さっそく感想ですね。

話の内容はまとまりのあって取っても良かったです。

僕自身、テイルズ・オブ・ジ・アビスは友人に薦められて少しやったこととも小説の本を読んだぐらいですが

六神将を含む関係が大きく変わることが、この後の変化にどう影響するか…今のところは原作との変化は最小限で抑えられていますが…

 

大佐の行動は原作どおりですから、次は六神将がルークの前に登場するのか…はたまた状況の変化の波がそこに押し寄せるのか…正直楽しみですね。

 

唯一、ちょっとシリアスというかそんな感じの終わりでアッシュ(ルークとも言えますが)が

『つー訳でこれで失礼』

と言ったところが、妙にアッシュというよりもルークらしい口癖だぁ・・・と思ったところでしょうか(笑)

周りの地の文がシリアスでまじめなだけに、その言葉に少し彼の本性が見えたような…

 

これが大佐だと、策略か何かと思うのに、アッシュ(ルーク)だと、そう思えないというのも二次創作ならでは元キャラを意識してしまう特性でしょうか

まあ、それが狙ってかいたのか、それともただ書いてしまったのかは作者さんである神威さんだけぞ知ることですけどね

 

また、この6話は今までよりも比較的長く文がなっていますし、内容も深く入り始めていて、読んでいて楽しかったです。

ただ、文字が小さいので、これ以上一つのまとまりを長くすると逆に読みづらくなるかなぁ〜〜と思いましたね。

まあ、だいたいこれぐらいの長さが最適ですよってことです(笑)

 

特に指摘するようなところもなく、いい感じですから、どんどんがんばっちゃってくださいっ!

ただし、他の作品のこともお忘れなく〜〜(そういいつつ、自分もメイン以外の作品に手を出していたりww)

と、いうわけで、グリフォンの代理感想でした〜〜


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