目の前の人外にかかずらってなどいられない、そう判断した北辰は迷わなかった。

最初は北辰衆も動揺したものの北辰の考えを知るとぴたりと落ち着いていく。



「お前達も準備はいいな?」

「「「「「「はっ!」」」」」」」

「着地目標はかぐらづき艦橋、よいな?」

「「「「「「は!」」」」」」」

「「「「「「「跳躍!」」」」」」」



北辰達はその言葉とともに虚空へと消えた。

その姿を見送る男は口元を少しだけ吊り上げながら、



「一体何人がたどり着くかな?」



とポツリとつぶやいた……。








機動戦艦ナデシコ
〜光と闇に祝福を〜



第十八話「『南』よりきたる者」その2




一人になったところで、男はバイザーを身につける。

自身がそれをまとうことにより、雰囲気が激変する。

先ほどまでいた異様な雰囲気の男、いや、過去の意識の集合体という風ではなく一人の男にしか見えないものとなった。



「くそ……まる一日近くもか……。俺は……。

 木連のやつらがどうなろうと知ったことではないが、このまま古代火星人や奴らの思惑に踊らされるだけなのか!?

 くそっ! くそっ! くそっ!!!」



一回り小さく見えるようになったその男は、何か後悔するかのようにひとりごちる。

そして、目の前にあるボソンジャンプ演算装置ともいえる遺跡に向かい、後悔の色をしめす。

そこでは、一人取り込まれた女性が眠るだけだ。

彼にとってもその女性に何か含むことがあるのか、苦い顔になり、そして視線をそらす。



「俺は許されないだろうな、恋人を引き裂き、こんな不安定な反乱を引き起こし……。

 ましてや、奴の茶番の役者にすぎないなどと……」



男は自分の思い通りにならない自分自身にいらだつ、しかし、どこか絶望に似た諦めをにおわせていた。



「時間稼ぎのために用意された捨て駒、俺が奴を倒せばよし、倒せねば……」



男の顔はその事を口に出せないほど歪んでいた。

それは、古代火星人の意思やテンカワ・アキトの偽物などではない男の本当の顔なのだろう……。

しかし、それはどうしようもない現実に打ちのめされ続ける弱い男の顔。

とても、世界と敵対する男の顔ではなかった。



「俺のやることに正義などないことはわかりきっている。

 このままでは火星の民を救うことなどできはしまい……。

 古代の民の幻想を体内に宿す俺では未来すらまともに見えぬ。

 しかし……それでも、望むものを手に入れるためなら……」



男はその先を呟くことなく、落ち着き払ったいつもの顔に戻り、エレベーターに乗る。

100階にある行政府そのものである司令室に戻るため……。














木星圏ガニメデ・カリスト・エウロパ及び他衛星小惑星国家間反地球共同連合体。

通称木連。

ここの住民は単純に聞いてみてもわかるとおり、大部分が木星の衛星に移住して生活している。

それぞれは、大きさがあっても水も生命もない星ばかりである、そのため星をくりぬいて中に人口重力を作り生活している。

とはいえ、衛星の大きさは知れているし、中には掘り進むことが困難なものもあり、ひとつの星に何十万人と住むのは難しい。

ガニメデ、カリスト、エウロパの三つの衛星はそれなりに人口が住んでいたがそれでも百数十万程度のもので、それでも3つで半分近くをしめていたが、

木星の衛星は十数個にものぼるため、分散してすみ分けた結果であった。

国家が分裂したのはそれぞれの主張の違いによるものではあるが、単に距離が離れているためということが大きい。

星と星の間は宇宙空間であるため、そうそう気軽に行き来できないということもあったろう。


ただ、どちらにしろ衛星の人口限界を超えているところも多く、

多数ある移民船に住み着いているものも多い、そのため、続々と改修、増産され、船は巨大になっていった。

なかでも、それぞれの衛星の代表者が集う政治の中枢たるれいげつは都市を内包する巨大なものとなり、他の船の優に1000倍。

100万人が住んでいるという、首都にふさわしいものとなっている。

カグラヅキが軍務の中枢なられいげつは政治の中枢、神崎は先にカグラヅキの軍部にある和平派と中立派を抱き込み、政治の場に立つ事を許された。

神崎は准将から少将への昇進を果たし、かく衛星の支持をうけつつある。

草壁の足もとに届くところまで来ていた。



「これはこれは、草壁閣下、お元気そうでなによりです」

「……神崎か、まさか貴様が復帰するとはな。長くないと聞いていたが」

「はい、余命いくばくもない有様ではありますが、病は気からと申すように気力があればなんとかなるものです」

「ふっ、いうものよ。しかし、お前が反戦派の代表となるとはな」



草壁はどこか不思議そうな、それでいて納得したような表情で言う。

しかし、その奥底には厄介者に向けるような炎がちらついていた。

神崎はどこかでそれを悟ったように、笑みをこぼす。



「そういうわけでもないのですが、成り行きと申しましょうか。

 ああ、そうそう、ひとつ今後の参考までにお聞きしたいのです。

 現在、閣下の目標はどこにおありで?」

「無論、地球を殲滅し、われらの千年王国を作り出す」

「なるほど……、しかし、地力で劣る我らが勝つにはずいぶん危ない橋を渡る必要があるのでは?」

「何を言うか、われらは質で勝り、意気で勝り、練度で勝る。何か負けるような要素があるか?」

「ナデシコ1艦に100隻以上の無人艦を沈められていると聞いていますが? それに、月では地球側の反攻作戦が行われているとも」

「何が言いたい?」



草壁は不快な表情を隠そうともしない、当然ではある、被害が大きくなってきていることを一番肌で感じているのが草壁なのだ。

だからこそ、有人次元門跳躍計画を推し進め、優人部隊の設立にもちこんだのである。

だが、言ってみればそれは賭けである、相手側もボソンジャンプ技術を必死で開発しているのは明白なのだから。



「いつまでも無謀な突貫を続けていては木連が疲弊すると言っているのです」

「それまでに倒せばいい、そのための作戦も練ってある」

「本当ですか? 極冠遺跡に眠る演算装置を手に入れたとして敵の跳躍を止められるわけでもありますまい?」

「なぜ貴様がそれを知っている?」

「お忘れですか、私は軍部穏健及び中立、主戦派の一部の支持も取り付けてここにきていることを」

「……裏切りか」

「主戦派だから無謀な策を支持するというものでもないということです」



草壁は渋い顔のまま、神崎の話を聞いていたが、口元をニヤリと崩すと、

まるで今までの言葉はなかったかのように反論する。



「それがどうしたというのだ? そもそも、主戦論とはいえ、我らの目的は過去の清算であり、正義の鉄槌を振り下ろすこと。

 そう、正義は一つなのだ、それは我らにある。

 その我らがためらいを見せれば奴らはつけあがり、またもおなじ行動に出て我らの住処を奪うだろう。

 それをさせないためには徹底的に地球を叩いておく必要がある」

「なるほど、確かに我らの正義はそれでいいでしょう、しかし、そんな事をすれば血みどろの本土決戦を行う必要が出てくるでしょう。

 そうなれば、犠牲の数も半端ではすみません。それだけの犠牲を払って貫き通す価値があるとでも?」

「それこそ、後顧の憂いをなくすためだ。今多少の犠牲を払ってでも後の世に悪をのさばらせておくよりはましだ」

「なるほど、貴方のお考えはわかりました」



神崎は議場の控え室でこれだけの話ができるとは正直思っていなかった。

とはいえ、草壁の考えは固く理想主義で凝り固まっている。

同じ志ではあるのだが、正義を固く信じる者は間違いに気付かない。

正義とはプライドの産物であるということを。

許さないということはつまり考えないということ。


戦争とは経済活動の中では最悪の手段だ、しかし、それでもあくまで外交の一つなのである。

利益が得られない戦争になど意味はない。

もちろん、地球を植民地化することで利益を得るつもりなのだろうが、それだけの戦争の後では復興資金でほとんど飛んでしまう。

それに、有人跳躍を民需を得るほど発展させるのは木連の政府では無理だ。

地球ならばありあまる資源とマンパワーでこなしてしまうだろうが。

そうなれば、征服してもすぐに分裂するのは目に見えている。

もともと1000万人の民が100億人の民を支配するのは無理がある。

現在は無人機のおかげでパワーバランスはこちらに傾いているが、それとて永遠に続くものでもない。

つまりは、皆殺しにでもしないかぎりこの方法では木連は勝てないということだ。

そんな不可能じみた事を草壁は大まじめに語っているということになる。



「あなたの理想は、現実と乖離している」

「それはどうかな、感情が理論に勝ることなど歴史ではいくらでもある」

「……つまり、木連そのものを捨て駒にするつもりですか?」

「そんなことは言っていない、ただ、何事にも犠牲はつきものだということだ」



クククと笑う草壁を、神崎は睨みつける。

確かに一面としては正しいのだ、感情が理論を粉砕することなどいくらでも例がある。

もちろんそれがすべて悪いとは言わない、しかし、感情でする戦争ほど悲惨なものはない。

途中で止まることができないからだ、領地を手に入れて分配して終わりとはいかないのだ。

感情が鎮まるか、殺されるまで戦いをやめることができない、だから死者が半端でなく出る。



「私はいずれ貴方を総司令の座から引きずり降ろします。あなたのやり方では木連が持たない」

「……やれるものなら、やってみるがいい」



憤懣やるかたなしという感じの草壁を見送りながら、神崎は人の悪い笑みをこぼす。

草壁は確かに人心を掌握するのがうまい、しかし、自分の正義を否定されることを極度に嫌う。

だからこそ、北辰衆などという暗殺集団をかかえているのだ。



「だが、それは逆に欠点にもなりうる」



北辰たちが今木星圏にいないことも神崎はつかんでいた。

ラネリーがそのあたりを詳しく知っていたせいだ。

だから、おそらくだが今なら普通の暗殺者に依頼するだろう。

神崎がタダの病み上がりとおもっているのならば……。



「もっとも、私は貴方が悪いとは思ってはいない。ただ、やりすぎたということだ」



普段は優しいことを言っていても、冷徹な判断が下せる。

それが、神崎の怖いところであり、そして、感情を排して動けるという意味においては草壁にすら優っているといえた。

ただし、彼には草壁ほどのアジテーション技術はなく、人を乗せることはうまくない。

それぞれに一長一短ある存在なのだ、ただこの場合、切り札は神崎が握っていた……。













「作戦は3部隊に別れて行います。

 ひとつは人質先導部隊。もうひとつは突入部隊、そして最後は作戦司令部兼遊撃部隊として編成します」



作戦司令室と化したエウクロシアのブリッジでカグヤちゃんが最後のブリーフェイングを開いている。

それが終われば、俺たちはそれぞれの部隊へと散る。

俺が行くのは突入部隊、機動部隊のほとんどはこの部隊に投入される。

具体的には、俺と軍からの出向組である二人。

一人は黒髪をロングにしてそのままたらした少女。

以前の世界では死んでしまった、救いたい人間の一人でもあるカザマ中尉。

一人はいかにも軍人然としたゴートさんばりの体格を持つ金髪のおっちゃん、カイオウ少佐。

ネオスのメイドからは三人。

姉御肌なのだろう、勝気な印象だが気配りはしているように見える、中華系の女性カールア、

少し天然なのかボーっとした印象を受ける、アッシュブロンドで白い肌の少女カシス、

褐色系で栗色の髪をショートにしたボーイッシュといっていい、元気少女エール。

ネオスメイド達の能力は未知数だが、軍人二人はどちらも実力派であることを知っている。

だが、予定していた軍からの援助はほとんどなく、単独決行はかなり不安が残る。

いったいどうすれば……。




「作戦決行の責任は、ミスマル・コウイチロウ中将のものとして決行されます。

 そして、アジア方面軍の協力はえらえませんでした。

 彼らは彼らで独自に何かするつもりのようですが、人質交換作戦を決行するには人員が不足していることは確かです」

「面目ない、軍の派閥をここに持ち込みたくはなかったのだが」

「展開できる現有戦力はノーマル戦闘機3、エグザバイト4、ルリさんのエスカロニアとこの船エウクロシアだけ、不利は否めません」

「というより無謀に近いな、第五艦隊が必ず寝返るとはいえない以上どうしても無理が出てくる」




俺は渋い顔をする、どうしても艦隊戦力を止めてしまわないことには突入は難しい。

人質交換を使おうと、つけいる隙はそれほど大きなものではない。

ばれれば終わりの一発作戦なのだ、保険が利かないというのは作戦行動の致命傷になりかねない。



「ええ、そこで強力な助っ人を呼ぶことに成功しました」

「助っ人?」

『強力助っ人登場! 第五艦隊のお相手は私たちにどーんと任せてください♪』

「ユリカ!?」

『アキト! そっちにいるんだ! もーどこに行ったかと思って心配したんだから!』

「いや、もとから俺は明日香インダストリーの社員なんだが」

「そうですわ、ユリカさん。アキトさんは私のものですのよ!」

『うう、カグヤちゃんもいるの……これは強力ライバル登場だね』

「いや、あのな……」

「ふふふっ、負けませんわよ! 私はすでに毎日顔を合わせられる関係なんですから」

『むーアキト! 艦長命令です! ナデシコに戻ってきなさい!』

「ふっふーん、アキトさんは私の船の船員ですのよ、私が艦長ですわ」



ああ、そういえばそうだった……。

嘘か本気か知らないが、この二人は俺を取り合って争うライバルらしいのだ。

とはいえ、二人のケンカのとばっちりは全て俺に来ることになっているため、実質的には本気に見えないというか今でも疑っているのだが。

ダシにされる俺はたまったものではない。



「とっ、とにかくだな!」

『うー、アキトは私の王子様なんだから!』

「私の王子様ですわ!」

「そもそも王子様ってなんだ! 俺は庶民だったことしかないぞ!」

「ネルガルにいたときのコードネームもプリンスオブダークネスだったじゃないですか」

「ルリ……」


いや、あれは直訳すると闇の王子だが、意訳すると悪魔なんだ……。

頭のいいルリが知らないわけもないんだが(汗)

やっぱりあの時のことまだ根に持っているのか……。



「ばかばっか」

「「『!?』」」



ナデシコ艦橋にいるルリちゃんからの突っ込みでみんな固まる。

特に俺やルリにとってみればある意味懐かしいものでもある、いやこの間までナデシコにいたんだから最近もきいていたわけだが。

やはり、似ているようでもナデシコの濃いメンツは他とは違うらしい。



『あー、そろそろいいかな?』

「アカツキ」

『テンカワ君久し振り、かれこれ一年くらいになるかな?』

「また身分隠してるのか?」

『ちょっ、お約束はやめてくれたまえ。今の僕はネルガルの新型エステバリスのパイロットだよ』

「まあいい、今回の作戦はかなりヤバいがいいのか?」

『なにせ提督からのご命令なんでね』

『ちょっと、アタシも納得してないわよ! リスクばっかり高くて見入りは少なそうなんですもの』

「ムネタケ……」

『黒ずくめ……アンタのせいで私は出世が遅れたのよ。どうしてくれるつもり?』

「忘れてやしないさ。お前も昔は熱血の人だったということもな」

『ぶっ、どうしてそれを……』

「作戦を失敗させるつもりはないから、大船に乗ったつもりでいてくれ。だが、下手なちょっかいを出そうとすれば……」

『うっ……、アンタ私は准将なのよ! この中で一番偉いの! 私の命令は絶対なんだから!』

「民間人に対する命令権はないだろう?」

『ぐっ、だからパンピーは嫌いなのよ!』



ムネタケは怒りのあまりコミュニケを閉じたようだった。

アカツキは肩をすくめている、まあ、仕方ないだろうな奴の立場では、しかし、今の考え方ではいずれ自滅してしまうだろう。

俺も大概だが、ムネタケは自分を優先しようとするあまり周囲から浮いてしまう傾向にあった。

こざかしい細工はうまかったのだろうが、上層部からも部下からも疎んじられていたと聞いている。

正義を信じていた時に、仲間の踏み台にされた事がトラウマになって今の性格になったというようなことを聞いたが、矯正可能だろうか。

恋人でも出来れば変わるのだろうがな……。



「しかし、ナデシコは月面奪還作戦に参加するときいていたが?」

『それについては、私がお答えいたしましょう』

「プロスさん」

『何、難しいことではありませんよ。私たちは厄介者ですからな、同じ戦場で戦いたくないというものが相次いだというだけのことです』

「……」



表向きはそうなのだろう、実際ビックバリアを破壊したナデシコは疎まれているはずだ。

しかし、力も知っている宇宙軍がそう簡単に手放すかと言われれば疑問だ、コスモスは向こうに参加するのだろうが……。

おそらく、ネルガルにとってもこの状況が好ましくないと判断し、義……いや、コウイチロウ中将と利害が一致したというところか。



『なんだなんだ!? 辛気臭いなぁおい!

 このダイゴウジ・ガイ様がきたからにはキョアック星人の要塞なんぞ一ひねりだ!

 どーんと任せておけ!』

「ガイ……」

『おう、アキトじゃねえか、元気そうだな』

「ああ、お前もな。しぶといやつだ」

『てめえほどじゃねえよ!』



俺とガイは何となくゲキガンガーを意識したような言葉を交わす。

周囲の目が点になっているので、俺はそそのままかたまりうつむいた。



『おいおいどうした?』

「いや、みんな元気そうでなによりだ」

『うん、アキトと会いたいから急いできたの!』

「いや、さっきまで忘れていたろ……」



ユリカが調子いいことを言って割り込む、しかし、そういうナデシコの雰囲気は嫌いではない。

だが、あまり時間がないのも確かだ。



「テンカワ様、旧交を温めるのもよろしいですが……」

「そうだな、それで作戦プランはどうする?」

「基本的には同じでいいと思いますわ」

『プランがさっきもらった資料なら少しアレンジしてみたいなーって思うんだけど』

「ユリカさん……私のプランに文句でもあるわけ?」

『いや、大したことじゃないんだけどお行儀よく言っても難しいんだし、どうせなら……』



ユリカが示した作戦はかなり破天荒なものだった。

ただでさえ、連合宇宙軍には睨まれているんだから、今さらではあるが、心象を悪くすることは間違いないだろう。

しかし、不思議と士官の二人は反論しなかった、ムネタケ提督は……縛られて転がされているようだ。



「……あくどいやり方ですわね、ですが、有効な方法だと思いますわ」

『では、時間もないことですし。さっそくはじめちゃいます?』

「そうですわね」



こうして、フタバアオイ奪還作戦は始まった。



しかし、その結末は俺達の予想だにしないものとなる……。



そして、俺の運命を決める戦いの第一歩ともなったのだ……。













あとがき


最近一話一話の間隔が長いため、私自身把握できていない部分が多くなってきました。

特にニセアキトの性格は最初と最近で大きく食い違っていたりで申し訳ない限りです。

でも、もともと多重人格っぽいものになる予定でしたので、それ自体は問題ないのですがそのことを初めて伝えたのが今回というのは問題かもですね。


オリキャラが多すぎて把握できない人も多いかと思いますが、やはりそろそろキャラクターの設定が必要でしょうかね。

いや、文中でできるだけフォローしているつもりではありますが、確かに増えすぎなのは事実ですしね。



というわけで、一回目はネオスというフェムトマシンを注入され改造されたメイド達の事を書いてみたいと思います。


コーラル・ド・マロネージョ・アイドクレーズ

元パーラーメイド、現在はアイドクレーズ伯爵家の財産を相続するも本人に自覚はない。

ショートヘアの栗毛をシャギーで跳ねさせている、身長は155p位と低いが、胸はかなり大きい。

天然ドジ娘で、方向音痴。あがり症は最近克服したらしい。

頑張り屋ではあるがちょっとその方向がおかしい、メイドに妙なこだわりがある。

イギリス料理に関してはかなりの腕、なぜか複葉機の操縦経験あり。

現在はエウクロシアの食堂で働いている、しかし、アキトの世話を優先させる傾向にある。



ロマネ

元ヘッド・ハウスメイド、マロネーの元では実質ハウスキーパーとして働いていた。

財政管理や交渉事もこなす、一流メイド。

ミス・パーフェクトという二つ名をもつ。

金髪碧眼、彫の深い顔の美人、コーラルの事を実の妹のように思っている。

現在、アイドクレーズ家の資産管理を実質的に行っている人物でもある。

基本的にはエウクロシアの食堂で働いている、しかし、作戦立案などに参加することもある。



カールア

元ハウスメイド、現状残っている中ではロマネの次に指導的立場にある。

姉御肌で、世情に敏感、引っ張っていく能力が高い。

モンゴル系の血を引いている黄色人種だが、背も高く胸も大きい。

現在はエール、カシスらとエグザバイトのパイロットを引き受けている。

身体能力はもともと高く、エグザバイトの操縦もかなりのもの。



エール

元パーラーメイド、ざっくばらんな性格をしており回りくどいことが嫌い。

日に焼けて褐色な肌と赤みがかった栗色の髪をショートにした活発な印象の娘。

よくカシスにつっかかっているが、もどかしいと考えているせいである。

感情表現もストレートなので誤解を招くこともあるが、あまり落ち込むことはない。

エグザバイトは身体能力から乗ることになったのだが、現状突っ込みすぎる性格からあまりうまくいっていいない。



カシス

元パーラーメイド、おっとりとして幸せそうな顔をしたメイド。

身長は170近くあり、相応に体のバランスもいい。

ふわふわのアッシュブロンドの髪が特徴で、みているだけでほんわかしてくる。

だが、エグザバイトのパイロット適正は高く、ロマネに次ぐ。

身体能力というよりは想像力が高いらしい。

しかし、性格はあまり戦闘向きとはいえないためパイロットとしての適正は微妙である。



コガラシ

いわずと知れたメイドガイ。

格好はメイド服の下にズボンをはいている格好、ロングストレートの髪がうざったい。

仮面と筋肉の化け物とも言う。ある意味変体。

しかし、その戦闘力は抜きん出ており、真空中に放り出されてもたぶん死なない。

そして、メイドとしての能力は結果だけ見れば高い。



ラオ。キュール。コーニャ。


3人とも元はパーラーメイド。

現状細かい設定はなされていない。

現在はロマネの下でエウクロシア内食堂の運営を手伝っている。





ネオスメイドとは関係ない立場ではあるが、メイドなので紹介


シェリー

元はクリムゾンの特殊部隊に所属していた。

諜報、暗殺を得意とする。

二つ名クリムゾンの朱姫(あけひめ)はその皮肉的な響きから察するとおり、

戦場でのあまりの戦果から取られたものである、一人で1000人を屠る事ができると言われている。

実際気配を誤魔化す術には長けており、普通の人では気配を察するころには首が飛んでいる。

現在はクリムゾンのお荷物とされているアクア・クリムゾンに仕えているが、

実際に雇ったのは祖父ロバート・クリムゾンであるため、どこまで彼女に仕えるつもりなのかは不明。

見た目はライトブルーの瞳と白い肌、ブルネットの髪をストレートにおろし、カチューシャで留めている。

服装は黒を基調としたエプロンドレス、卵形のその顔は常に微笑をたたえている。

そして、メイドとしての仕事もほぼ完璧にこなす。

つまりは、基本形としては完璧なメイドといえる。

 



WEB拍手の返信です。

とはいえ、中間で返してくださった方の中にはお返事をすることができない人もいるかもしれません。

だとすれば申し訳ないです。

5月3日
0:55 一対一につては、ガンパレードマーチの奴です普通は、包囲殲滅のほうがいいのですがね 
0:57 対物用ショットガンでやればDFごとき貫通できるでしょうね 
0:59 星の盾と破滅の衣ランブルフィッシュに出てきたやつです 
1:05 原作破壊、ナデシコとはあまり関係ないけど、構想にはあったらしいカウンター武装 
1:08 せめてルリアサルトライフルとライフルグレネード位はほしかったですね、対戦車用の奴
うーむ、なんというか、よくわからないですが、はっきり言いますと、携帯用ディストーションフィールドの対衝撃防御力に関して明記されたものはないんです。
ただ、はっきりいえるのはマシンガンくらいでは傷もつかないこと、
後は覚えておられるでしょうか、劇場版でアカツキはわざと無防備にしてコンサートを開いてました。
DFは個人が携帯できるレベルの武器ではびくともしないというそういう自信があったからではないかと思います。
あれが携帯用かどうかが意見の分かれ目だとは思いますが、ショットガンなら必ずとはいかないと私は思います。
そして、現代武器を多数所持してコロニーの大学に入るというのは……かなりおかしな事態ですよね?
ですから、武装としてはアレでも多いほうだと思います。

6:14 面白い展開になって来ました、次も頑張ってください 
6:34 戦術の基本が何とかって言ってた人が言ってたのはザ・ 
6:36 ランブルフィッシュって言う格闘ゲームの事だと思いま 
6:41 す、多分大真面目に格闘ゲームの戦術を語っているので 
6:41 は 
どうもありがとうございます。
今後も遅いかもですが、がんばっていきますのでよろしくです。
>ランブル
それのようですね、ガンパレのほうだといっていますが、アレもどちらかといえば包囲殲滅各個撃破のタイプですし。
どちらにしろ、反論する前に少し時間を置いて考え、調べてからにしてくれると楽なんですが。

5月4日
0:44 全部一気に読ませて貰いました。オリキャラが多くて管理に苦労しそうですね。個人的には面白いと思います。 
0:52 後、余計なお世話なんですが、最後まで走りきって作品として完成するのが一番大切だと思います。ガンバー。 
あははは、とにかくどうにか続けております。
第二部である現在の状況が終われば最終章へと向けて動き出すことになります。
それまでお付き合いいただければ嬉しいのですが。
気分が向いたらまた読んでくださいねw

5月8日
18:01 久しぶりの更新ですね、次も無理せず、 
18:01 でもできるだけ早めに更新してもらえるとうれしいです。 
遅くて申し訳ない、ですがなんとか更新させていただいております。
今後のために今回は少し踏み込んでみましたが、実際の動きはあまりなかったですし、次回あたり作戦を開始できるといいなと考えています。

6月6日
19:58 がんばってください 
19:59 早くざんしん 
あはは、とにかくがんばって更新を続けていきますー。
今後ともよろしくお願いします。

6月14日
22:33 最初から余増させて 
22:34 大変でしょうが、この先もがんばってください。 
はい、なんとかぎりぎりで続けさせていただいております。
とうとう今回は感想ほとんどない状況みたいですがorz
あきらめづに続けていく所存です。

6月30日
17:08 手を広げることは素晴しいと思いますが各作品の完結を望みます。 
これは手痛い(汗)
まあ、実際のところを言いますと、感想が減るとほかの作品に逃げているというのが現状です。
ですが、この調子だとどの作品でも感想をもらえそうにないですね(汗)



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