ULTIMATE SOUL KNIGHTS
ウルティノイドザギ
別名「邪悪なる暗黒破壊神」
身長:50メートル 体重:5万5千トン
出現時期・西暦1999年8月5日。かつて「来訪者」と呼ばれる者達によって、ウルトラマンノアを模して造られたウルティノイド。
とある宇宙の地球においてノアと激闘を繰り広げ、その肉体は消滅した筈だったが、クラウン星人によって復活し最強の尖兵として行動を開始する。
初めて「オルタワールド」に現れた際は横浜を舞台に暗黒時空間「ダークフィールドG」を展開して戦うことでヴァイスを打ち負かした。
この戦いでダークフィールドGに取り込まれた一機の不知火がザギの攻撃の巻き添いとなり、搭乗者の鳴海孝之が瀕死の重傷を負ってしまい、ザギは彼の肉体を器として同化・支配する。
その後の8月9日の横浜で再びヴァイスの前に立ちはだかり圧倒的な能力で悪戦苦闘を強いさせたが、その途中で孝之の意識が断片的に覚醒するという異常事態に見舞われたためにヴァイスから反撃を受けた上、アメリカ軍が投下したG弾によって致命傷を負ってしまう。
撤退したザギは傷を治癒させる為に暫くの間は身を潜め、影からスペースビーストたちを誕生させ、尖兵として送り込んだ。
2年の歳月をかけて傷を完治させると、西暦2001年12月5日の佐渡島ハイヴ跡地でヴァイスとの決戦に挑んだ。
初めのうちは当然の如くヴァイスを圧倒し、エネルギーを使い切らせることで磔姿にしたが、敢てダークフィールドGを展開せず戦うことでウルトラマンの敗北を人間たちに見せつけ絶望させようとした魂胆がザギの足をすくう結果となる。
明智が開発し、純夏の搭乗した「明星」が装備したMETEOR式超光電子砲によって発射されたディファレーター光線をカラータイマーに受けたヴァイスのエネルギーが全快。
プラズマアームドとなったヴァイスと凄絶な空中戦を繰り広げ、互いのギガスペシウム光線とライトニング・ザギの激突で光と闇の対消滅爆発が起こり、ヴァイスはその爆炎の中へと飛び込み、ザギへとライトニングパンチを叩き込んだ。
これによりヴァイスとザギは地上へと墜落し、そのまま陸上戦で決着をつけるかと思われたが、ヴァイスはザギに拳を叩き込んだ際に彼の出自が頭の中に流れ込んだことで、鳴海の命を助ける為にもザギを説得することを決意。
ヴァイスの説得を”自分をバカにする”ものと捉えたザギはヴァイスに猛攻を加えるが、この時に鳴海の意思が完全に覚醒しザギへの説得に加わったことでウルティノイドが造られた意味を思い出し、ウルトラマンの真の強さを悟り、涙を流しながら心を開きヴァイスの仲間として和解した。
クラウン星人との最終決戦の後、BETA大戦が完全に終わりを迎えると、今までの罪を償うべくとアルティメットソウルナイツの栄えいる一人となり、ヴァイスらと共にM78ワールドの光の国へと去って行った。





ワイズバルタン
別名「宇宙賢人」
身長:ミクロ〜2メートル〜50メートル〜1000メートル 体重:0.1グラム〜2万6千トン〜52万トン
M78ワールドの地球を何度も襲ったバルタン星人たちの同族。ただし、その実力は過去の例とは比べ物にならないほど強力。体色はダークブルーで、同族と比べて細見かつシャープな姿をしており、両腕の鋏も五本の指先となっている。。
「バルタン族最高の賢者」を自称しており、その肩書き通りウルトラ一族をも凌駕する超科学力を駆使する。
ウルトラ一族が地球防衛を人類自身に委ねてからの一万年間でバルタンの科学を飛躍的に進歩させ、光の国の技術を「時代錯誤」と評する程の自信をつけている。
かつて地球において数多くのバルタン星人と戦い勝利したウルトラマンに挑むべく、宇宙船に搭乗して「オルタワールド」の地球に飛来した。
重力バランスの操作、超巨大化、実体付の多重分身、完璧かつ高度なクローン技術、スペルゲン反射鏡、再生能力、追尾光弾などといった凄まじい武装と能力を身に着けている。
西暦2001年3月にワシントンと日本帝都を舞台にして二度も激戦を繰り広げ、一度目は勝利したものの、二度目は地球人の助力を得たヴァイスによって撃退される。
その後、日本の横浜基地を潜伏場所として居を構え、技術提供とそれによる戦術機とその装備の開発に力を貸すことを条件に香月夕呼と手を組む。
立場上、地球人として潜伏するため適当に見繕った地球人の容姿を用いることで、横浜基地所属の研究者と技術者を兼任している。その際の偽名は「明智学」。階級は大尉(後にメテオール搭載型戦術機の開発の功績で少佐に昇格)。
夕呼の因果律量子論という独創的な理論には非常に興味を持っており、「私以上に大物となるやもしれん」と言う程に高く評価している。
クラウン星人が倒れ、オルタワールドの全BETAが消滅すると、ヴァイスと共にM78ワールドに帰還してアルティメットソウルナイツの一員となる。





シブドー
別名「完全自律制御型巨大戦術機」
身長:58メートル 体重:3万5千トン
帝国斯衛軍が誇る「武御雷」―――その中でも最高峰とされる「将軍専用機」をワイズバルタンが改造したことで西暦2001年5月に完成させた自慢の逸品。
姿形は武御雷R型を基にしているが、普段は円盤形態をとっており、必要に応じて武人形態へと変形する。機体の色調は当然ながら紫を基本にし、橙色をアクセントにしている。
超高性能な思考回路と人工知能が搭載されている為、人間と同じように「心」と呼べるモノを宿している。
武御雷という戦術機を基に建造されている為、当然ながら機内にはコックピットが搭載されており、人間がシブドーに乗り込んで操縦することも可能となっている。ただし、前述にある通り将軍専用機を改造して誕生した為、搭乗することができるのは悠陽と冥夜のみとなっている。
造られた当初は、自分のことで下らない論争をする武官たちの愚行に失笑した上、生物のことを容易く傷つき痛みを感じる面倒で脆い存在と見ていたが、ヴァイスや衛士たちの決死の行動を目の当りにして、命ある者の強さを知り、仲間が居ることの強さを知った。
全身が兵器の塊であり、高出力のエネルギーを用いた攻撃手段も搭載されている。特殊機能として高速自動修復、空間転移、グラビティバランサー、クリスタルバリアーなどが組み込まれている。動力源は反物質反応炉の為、理論上は一度の燃料補給で数年間の連続稼働が可能。
高速自動修復機能の恩恵により、殆ど整備が必要ないという兵器としては凄まじく魅力的な構造だが、肝心の高速自動修復機能そのものにだけはワイズバルタンからの独特の調整が施されなければならない。
因みに、たったの1gの反物質が物質との反応で起こす爆発の規模が4万トンもの水を一瞬で蒸発させるということから、それを燃料源としているこのシブドーの構造的頑強さを静かに物語っているのがわかる。
一人称は「拙者」。二人称は「そなた」。語尾は「御座る」。名前の由来は「武士道」。イメージCV:土田大。
クラウン星人が倒れ、オルタスペースの全BETAが消滅すると、アルティメットトソウルナイツの一員としてM78ワールドに旅立った。

ライトニングブレイク
胸部の装甲が展開することにより反応炉物質炉が最大稼働することで発射され、ハイヴのモニュメントさえも一撃で砕く程の超強力ビーム。

ホーンスラッシュ
頭部の一本角から放たれる高熱ビーム。突撃級の装甲さえも一瞬で本体ごと溶かしきってしまう程の熱量を秘めている。

フリーズストーム
両手から放出される絶対零度の竜巻。狙った対象とその周囲をたったの数秒足らずで凍結させてしまう威力がある。

ファイアトルネード
反物質反応炉で発生した途方も無い熱量の一部を摂氏10000の光弾に変換して両腕のキャノン砲から発射する。尚、連射することも可能。

ハイドダガー
シブドーの両腕に仕込まれた短刀。モース硬度15以上の物体さえも容易に断ち切ることができる切れ味を誇る。

ハーケンエッジ
シブドーの腰部に仕込まれている4つのワイヤー式のアンカー。
高速で射出されるため、敵への攻撃や牽制、捕縛などとった多用途を持つ。

フィーバースコール
両肩に装備された内蔵式のミサイルコンテナ。
シブドーの機体内で生成された反物質エネルギーの余剰分を用いて自動製造されているもので、例え撃ち切ったとしても時間を置けば自動的に補充される。

ロケットナックル
前腕部を分離しロケット噴射させることで中距離・遠距離の目標に攻撃する。遠隔操作を行えるため、複雑な軌道を描かせることができ、飛ばした腕を難なく回収できる。

サムライブレード
シブドー専用の近接武器。近接戦闘長刀の巨大化兼改造版たる兵装であり、通常この二振りの長刀は背中の兵装担架システムに収まっている。
その刃と接触した物体を原子レベルで断ち切ることで地球上のありとあらゆる物質を切り裂くことができる。また、電気エネルギーを鞭状にした「エレキウィップ」を振るうこともできる。
二振りのサムライブレードの柄尻のプラグを接続することで「デュアルサムライブレード」となる。

デュアルボルトスラッシュ
紫電一閃ともいえる斬撃、或いは電撃波で怪獣に大ダメージを負わせることができる。





ワイドラ
別名「超古代守護龍人」
身長:53メートル 体重:4万トン 飛行速度:マッハ8
体色は漆黒がベースとなり、体中に黄金のラインが走っている。胸にはカラータイマーが埋め込まれている。
「ネオフロンティアスペース」におけるティガやガーディーと同じく、三千万年前の地球を守っていた光の化身ともいえる龍人。
元を質せば、超古代竜メルバの上位種とも言える突然変異体の怪獣だったが、超古代の巨人達や地球星警備団の導きによって光の力を得た友好的な怪獣である。フォルムもメルバと違い人型となっている。
ギジェラの花粉によって超古代人が幻想に魅入られ、多くの同胞たちが石像を残して故郷へ帰る中、彼だけは光と石像の両方を地球に留めて永い眠りにつく道を選択した。
だが、その石像がワームホールによって「オルタワールド」の地球へと飛ばされ、恐山へと流れ着いてしまった。
覚醒した当初は急激な環境の変化に戸惑った挙句、地球人から敵だと誤解されて攻撃されたが、ほぼ同時に出現していたEXエレキングの攻撃から身を挺して衛士らを庇った。しかし、この行動によって武=ヴァイスに味方と認識され、EXエレキングを倒すために共闘した。
その後、三千万年前と同じように巨人と共に戦うべく、普段はマスコットのように可愛らしい小型形態で横浜基地に居つくようになり、必要に応じて本来の姿に戻ってヴァイスを援護するようになる。
これらの経緯もあって、日本人からは”ウルトラマンと同じく、地球人を守護する聖獣”という印象を以って受け入れられるようになった。尚、知能指数と精神年齢に関しては人間の尺度だと小学生レベルらしく、不器用ながらも日本語で会話することが出来る。
クラウン星人やBETAとの戦いが終わると、ヴァイスと仲間たち共々に、アルティメットソウルナイツとしてM78ワールドのまだ見ぬ同胞たちの元へと旅立った。
名前の由来は、ワイバーンとドラゴンを略して掛け合わせたものとなっている。

フェイブリウム光線
ワイドラの必殺光線。
左右に広げた両手をカラータイマーの脇に構えることで光エナジーを集め、拳を腰に溜めて前へと突き出すことで発射する。

メルバニックレイ
目から放つ怪光線。

スラッシュクロー
鎌のように鋭い五本の指。

ブレイズブレス
口から吐き出す摂氏30000の高熱光線。





アルティメットキャリア
アルティメットソウルナイツの移動型拠点となる銀色の宇宙空母。
全長10000メートル、全高1000メートル、全幅2000メートルと規格外なまでに巨大な艦だが、身長50メートル以上のヴァイスたちからすれば200メートル級の戦艦という印象である。
艦の先端中央の部位には超大型プラズマビーム砲である「アルティメットカノン」が搭載されており、一発で惑星規模の物体を消滅させることが出来る。
また、機首の上下には小型プラズマビーム砲が二つずつ設置されている上、ワープアウトゲートによるマルチバースの往来といった機能がある。なお、真空空間での最大速度は秒速30万qである。
本来なら飛行能力やワープ能力を有するウルトラ族がこのような物を造ることは無いのだが、エネルギーの供給が困難な宇宙に向かった際の為に必要、というワイズバルタンの発案のもとで設計・建造を行った。
動力源は反物質炉は勿論の事、光の国の宇宙科学技術局の協力で造られたプラズマスパーク・コピーの二つを用いている。なので、ヴァイスとワイドラのエネルギー補給はそのプラズマスパーク・コピーのある動力室で行われる。
他にも、シブドーの機体整備を行う専用ドッグが完備されており、ワイズバルタンの簡易研究室の他、地球人サイズの異星人の為の保護スペースがあるなどがあるなど、居住性も高い仕様となっている。
そして、この艦の最大の特徴は、ワイズバルタンが操舵を握ることでオートパイロットからマニュアルに切り替わると同時に、人型へと変形することにある。
操縦の際はワイズバルタンの神経系と艦の電子ネットワークを接続するため、まるで生身の体を動かす感覚で機体を操ることが出来る(その都合上、艦が破損するとワイズバルタンの痛覚神経にノイズが走るらしい)。
ワイズバルタン曰く「我がバルタンの超科学の全てを結集した最高傑作」とのこと。



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