第66話『フルメタ編2/仁義なきファンシー』


救出された機内、沢山の人々が立ったままだったり、体育座り、女座りし、
ある程度押し込められていた。
「皆さまにお願いがございます」
アナウンスする黒服へ注目があつまる。

「今回我々国連軍特殊部隊の装備については機密事項に属する為無闇に言い触らさないでください。
話はかわりますが、日本国政府から国連に対しての正式な要請が無い段階での救助決行した為、
基本的には第三国…韓国やフィリピンに救助した人々を出さざるえないです。

ですが第三国に出されても皆様方が困る事態になりえますので、
人道的立場により、強行的に日本に入国する立場をとります。
密入国状態ですので空港着陸後速やかに降りて頂くようお願いします。

我々自身が日本国政府に拘束されては、
皆さまに後々ご迷惑がかかると思いますので、
何とぞご協力よろしくお願いいたします」

救助されたJAL903便の乗客達は、福岡空港に着陸した機内よりでたところで、
いきなり出現したC-17にパニックになっている空港警察に拘束されたが、
直ぐに保護に切り替わり出発地の羽田、または沖縄に移送された。
C-17は停止命令を無視しきえていった。

羽田に戻った高校生らは一躍時の人になってしまう。

ニュースでもワイドショーでも乗客達は北朝鮮で絶望的か?
乗客リストを粛々と読み上げ、泣き叫ぶ家族達が昼間のワイドショーで流れ…緊急報道体制になっていた…
との状態から一転、謎の組織に助け出され、日本に届けられたプレゼント。
というべき人々が東京に戻ってきたからだ。

国連を名乗っていたが、当該部隊もなし。まさにミステリー…という状態。

もっとも人々の熱は冷めやすく一週間もすれば、
実態の掴めない謎の組織の話はすっかりと忘れ去られる…
乗員2人の犠牲のみで4月のハイジャック事件で締めくくられた。


さて相良宗介の属する組織はミスリル、
世界の火種の火消し屋である。世界の暗部で活躍する特殊部隊。
武力でもって介入し、武装ゲリラの根拠地を叩き、麻薬工場を破壊し、
テロリストの訓練キャンプを殲滅し、核密輸を妨害する…
地域紛争の火消し屋、
対テロ戦争を遂行する精鋭部隊。
第三の…いや第四の勢力ともいえた。

リアル世界でいえばアメリカの特殊部隊の役割であったが、
それを勝手に行う私兵組織であった。
その為各国の利害を超えて活動し、東西いずれの陣営にも属してはいない。
クェートでの核使用された事件後に設立。

私兵組織といっても世界の10年先どりした兵器を扱い、
かつ先のASを駆使して強襲できる武力をもつ一種の軍といってもよいだろう。

相良はそこの所属であり、派遣されていたというわけであった。

お金は?だが…バックアップ組織もうまく偽装され世間に溶け込んでいた。
また平和を望む資産家の出資もあるのが大きいだろう。

そして時は流れ…

11月30日

再び世界にでたカオル、調布にあるかなめが通う都立陣代高校へと向かう。

この頃は…かなめを狙う元は4月のハイジャック事件において殲滅されたと判断され、
保険という事で相良が護衛につく生活を送っていた。

だが、その内に明らかになる敵組織。
一度上層部命令で護衛任務を解かれたが、
上層部、解くのに強行に主張した情報部幹部を脅し、
再び護衛任務につく生活をおくっていた。

11月30日にでたのが、
目標が活動する事件の時系列がはっきりとしてないので、
(多分10月か11月始めあたりではと思うが…)
冬服で病人がいるのに窓を開けっ放しにできる気候はそんなもんであろう。
更に絞り込めば香港事件の後の模様でもある…

ので当該人に接触、詳しい日時等を覗いて再び時間移動をの流れだろう。

程なくして調布にある陣代高校にたどりつく。
世界扉を開ける箇所をさがし…楔をうち…
下校時間でターゲットを待ち続け…
(いた)

長い髪、おっとりしたまさに日本美女というべき人物、美樹原蓮…多分まだ16?

かなめの所属する生徒会の書記をつとめている女性。

迎えに舎弟が来たので間違いないだろう。ストーカーし家を特定する。
彼女の家は美樹原組、古く江戸時代から続く義理と人情にあつい仁侠組織。
組員は7名と弱小だが、周囲の親分から一目おかれ、
美樹原組のシマには手を出さない不文律が成り立っている。

付近で開ける箇所を探し…別世界経由で深夜へとでる。

ミッション、美樹原蓮の自室に潜入…

蓮宅への潜入は容易であり…舎弟の寝室に一回間違えてでたが…
甘い臭いのする部屋にでた。
ゴクッ…思わず喉がなる。
美少女の寝室に潜入、美しい寝顔を晒していたからである。

思わず布団をとり脱がせたいという衝動を抑えて…

(アルミサエル)
精神に進入、事件の時間を確かめる。

覗いた後、下着等家捜しする衝動もおきるが我慢し、
蓮の寝顔を脳内に記録し…
世界扉で…

11月10日

事件の日の陣代高校にでる。
学校から下校する蓮の他にかなめ、途中で組員の柴田が迎えに来て合流するのか見えていた。

シマを龍神会から狙われていた。現状では守り抜くのが難しく、
ボン太君に組員を鍛えてくれないか、
との頼みで相良がボン太君で特訓をつけている最中。

ボン太君はボイスチェンジャーが不調でかなめが通訳として付き合ってる次第であった。

今日も蓮さんの家で訓練に行く最中で…

(お、もうそろか)

かなめと蓮達の前方後方から、
黒塗りの車がちかよってくる。

襲うつもりだろう。

そしてかなめと蓮迎えの柴田の正面を覆面した男達が、
いきなり飛び出てきた…

かなめの背後も既に囲まれている…
車道には黒塗りのベンツや1BOXが急ブレーキでもってとまる。

「なんだぁてめぇらは、このお方をど」
ズギャ!
口上を述べる前に、ナックルで殴られる。
「ぐはぁ…おうまて」

「柴田さん!!」

ゲシッ
ガッス!
ドゴッ!
かなめは蓮を背後に…
「て、てめえらぁ…」
バコボコバコボコ

柴田は一方的に殴られ蹴られ沈黙した。
特訓を受けようともなかなか習慣はぬけきらない…

「はなしなさいよ、あんたたち!」

「柴田さん」

無理矢理黒塗りのベンツに押し込まれ、
カオルはベンツに軟着陸し同化するとベンツは走りだす。

「ねぇあんたたち、龍神会?」

かなめが問いかけると覆面した男が黙ってろばかりに銃を押し付けてくる。

「…わかったわよ…黙るわ」

ベンツは暫く走ると街はずれの大きな屋敷にへと入っていく。

玄関前につきドアが開かれ、
「ほら降りろ!!」
と覆面の男がしゃべり促される。
渋々二人は降り玄関内にはいっていく。

カオルは同化を解除しついていく。

警備は厳重だった。
屋敷内では堂々とサブマシンガンを下げている。
日本国内ではまず認められない程だ。

(警察はなにやってんだか)

二人が小突かれ地下室に押し込まれ、カオルも続いて侵入。

地下室は鍵をかけられ二人だけの状態だ。
「……こう悪党に捕われる事が多いのかしら」

「まぁ……かなめさんは、こういう経験が豊富なのですか?」

「うん。どこの馬鹿のせいだか見当はついているけど」

「大変ですねぇ……どうか、これからもお気をつけて」

「人の心配している場合じゃないでしょ」

1時間後

「おぉ…なるほど。綺麗なお嬢さん達だ」

「あの〜一応おたずねしますがあなたは?」

「龍神会の組長、菅沼です。ちなみに祖父はなぜか英軍の駆逐艦にのってました。
まぁ誰にもわからないネタなんだけどね」

手にしたビール瓶をラッパのみにした。

「はあ……一応聞きますが、あたし達をどうするおつもりで?」

「決まっています。お約束です。
美樹原組の皆さんに、縄張りから手を引いてもらう材料になっていただこうと。
……ふふ」


部屋の中に照明器具やビデオカメラ、そしてメイドや看護婦、巫女、
バニーガール、シースルーな制服、
下着はスケスケなのもあればTフロント、
超絶ミニ水着…動けば具が見えてしまうと思えるのもが次々と運ばれてくる。

「材料。それってもしかして…」

「…………!」

「まずは彼らに、我々が本気だということを知ってもらう事が必要と思いましてね。
ふふふ…おい、工藤、清野!」

数人の男が嫌らしい顔して両手にぎにぎしながらにじり寄ってくる。
これから現役女子高生にチ<バキュン>生<バキュン>できるのだ、
舎弟どもの顔が緩みきるのもわかるだろう…

「ちょ…ちょっと?」

「あの…これは一体?」

衝撃がおき天井から埃がパラパラ落ちてくる。地下にいてはわからない…

「…なんだ?…おい見てこい」

「親分…私ですか?」

「ああ、お前とお前」

「え〜わっしもですか?」

「いいとこじゃないですか」

「用がすんだら、また交じってもらう、早く確認してこい」

「へいっ!」

ごねていた舎弟が確認の為に上にむかった。

「まぁ…こちらは、こちらで進めますか」

「いやぁ!あんたたち、麗しきピチピチの女子高生に、
そんな事していいと思ってんの!?」

「それがしたくって、わざわざ地下室にじゃないですか」

「あのかなめさん??」

「蓮さん!ちょっとは抵抗しなさいよ、意味わかってるの?」

「えっと、フォークダンスをしたいという事なんですよね?」

ズコーと擬音が聞こえそうなずっこけぶりを、
部屋にいる組員やかなめがしている。

「お、お嬢さん?」

「蓮さん!あのね、この人達はね、わたし達の制服を剥ぎ取って、
真っ裸にして、穴という穴にバ<バキュン>やチ<バキュン>を突っ込んで、
あたし達の処女を奪うばかりか三角木馬や縄で縛りつけ調教して、
薬つけにして海外に売り飛ばすつもりなのよ!!」

「…お嬢さん、そこまでしたら人質の意味が」

「売り飛ばされた海外で、両手両足を切り取られ、
達磨にされ一生ヤクや、セッ<バキュン>奴隷となり使えなくなったら棄てられ命を失うのよ!!」

「あの…お嬢さん??」
工藤、清野は、
最近の女子高生って妄想激しいんだなぁ…な感じで見合わせていた…

「でもって、命を失うばかりか野犬に肉体はかまれ白骨死体になり、
家族にも捜索願いだされても、一生あえないんだわぁ〜〜」

「お嬢さん!!」

「えっ?組長さん?」

「いや、そこまでやると、さすが人質の意味がなくなりますので」

「どこまで?」

「いや、まぁ<バキュン>ブや<バキュン>コツッコミビデオまでを」

「そこから薬つけて海外に…」

「もういい!!おい、剥ぎ取っ」
またループしそうでエッちい事を…

「組長!!」

「ちっ…なんだ?」

「カチコミです!戦力が必要です!」

「おい、いけ!」
清野、工藤も部屋を出て行き、
室内には組長、かなめ蓮が残る状態に…

「お嬢さん達は、少しまってて頂きたい…なぁに、すぐにおいしいのが味わえますので」

「ところで<バキュン>ブやチ<バキュン>とはどういった物なんですの?」

「れ、蓮さん本気で言ってるの?」

「そこまで知らないとは…かなり美味しそうですねぇ」

「はぁ…あとで貸してあげるわ。最近のレディースコミックは凄いから」

ドーンぱらぱらぱら

バララララララ

最初は余裕の表情だった組長、
妄想で、あんなこと、こんな事を考えていたが、銃声が近づくにつれ…表情が硬くなる。

ドアの鍵を確認し、

「おぃ!!こい!」

部屋の奥へと二人をつれていく…
そして…ドン!!
ドアが中に吹き飛んで来て…突入してきたものは!!


==少し前、屋敷正面==

ネズミだか、犬だかわからない頭、
らんらんと輝く赤い二つの目、
ライフル、サブマシンガン、ガトリング砲、グレネードランチャー等で重武装している。

もっさもっさした手…指どこにあるのだか、どうトリガーを引くのだか…
手をさっと真ん中のがあげ、
「ふもぉ」
両脇の6体の着ぐるみが各々の武装をさっと構え、やくざに向ける…
指どこにあるの?なんで構えられるの?ねぇ…

「ふもっふ!!」
重武装の武器から催涙弾、ゴム弾、電気銃などがやくざへと襲い掛かる。
「がっ!!」「ぐへぇ!!」「グボ!」「ごほっ…ごほっ」次々と倒れるやくざたち…

ねぇぇぇ!トリガーどう引いてんだよぅ!!

修羅のごとく次々とやくざを無力化していく…

「死ねやぁ!!おんどりやぁぁぁぁぁぁ!」

パンパンパンパンパンパンパン!!
やくざがトカレフを着ぐるみに向かって全弾打ち込む…
しかし、
「ふもふも…ふもっふ」

着ぐるみはゴム弾をしこたまそのやくざに打ち込む…
「そんなぁぁぁぁ」

やくざは泣きながら吹き飛んでいった…わかる気はします。

「ふもふも、ふも」
さっきの中央の着ぐるみが左を指しながらいうと、

「ふもっ!!」×2
二体の着ぐるみがうなずき左廊下のほうへ…

右を指しながら、
「ふもふも、ふも」

「ふもっ!!」×2
2体の着ぐるみが右手の廊下にむかってく…

「ふもふぅ」

「ふもっ!!」×2

3体の着ぐるみが中央階段を上ってく…

途中とまり、
「ふも、ふも、ふもっふ」

「ふも」×2

敏速に見えてる扉脇に2体が壁に張り付く、

真ん中の着ぐるみが扉を蹴破り、
催涙弾を中に打ち込む。

「ごほっ、ごほっ」と何人かの咳が部屋内から聞こえ…
着ぐるみは中に突入しゴム弾を打ち込み気絶させ無力化する。

「ふも」

「ふもっ!!」

着ぐるみ達は廊下をすすみ途中でとまる。

一気に角にでると、
ダンダンダン!!バタバタバタ

ゴム弾打ち込まれ、気絶したやくざ三人が倒れた…

「ふも〜」

着ぐるみ達は更に前にすすむ。

両開きのドアが開いて中は広そうな部屋が見え、

「ふもっ」

「ふもっ!!」

セオリー通り催涙弾を打ち込む…が咳の音が聞こえない…

着ぐるみは一気に突入すると、

バリケードの向こうでは…
ガスマスクをつけたやくざ達が重武装していた。

旧日本陸軍の一式重機関砲が火を放つ、

しかし、

「ふも!!」

機関銃弾をうけても着ぐるみ達は平然とゴム弾を打ち込み、
撃っていたやくざを沈黙させる。

「ボン太くんこわい」

部屋を制圧したあと廊下にでる着ぐるみ…

「おんどりやぁぁ、妖ドス、たぼてんうけてみやがれぃぃぃ」

変な名前のドスを構えたやくざが突進、突き刺そうとするが…

「ふもふもふも。ふもっふ!!」
もふもふした手で左右にふり、指があったら、
「チッチッチッあめーなぁ」だろう…

をすると殴りつけた。

「ば、ばかな…ダイヤモンドさえ…貫通した、妖ドスを…がく」

…勿体ない試しをしたんだね…罰があたったよ…

着ぐるみ達に歯がたたないやくざ…

鉄砲を撃とうが貫通すらしない、
刀きりつけりゃ切れない…

金属バットで着ぐるみ殴打したやくざが、
反対にケツの穴に突っ込まれて悶絶し…床に転がってます。

屋敷を制圧した着ぐるみ、が正面ホールに集まり、
「ふもふ?」

「ふ〜も」
首をふる…

「ふも?」

うち一体がはなれてズルズル引っ張ってくる。

やくざが殴られて気絶状態から目をさます。
「ふもふ、ふもふ!」「ふもふもふも!」
「ふもふもふも!」「ふっふっふも!」

「やめてくれぃ、ボン太君、なにいってるかわからねぇ」

「ふもぅ」
両手をうちつけなる程〜な感じで…

「ふもふも?」
キョロキョロし、
「ふもっ!!」
「ひっ!!」
と、むんずとヤクザをつかんで、

空中で右手を左右にふる。

「?か、かくもの?」

「ふも」

「あ、は、はい…正面に」

着ぐるみにヤクザが吊されながら、
「あ、こ、ここっす」

着ぐるみがカキカキし、
「お、おんなですかい?ししりませ…グボッ」
脇腹をシュールに一発…

「は、はひ、ち地下室です」

本当にか?とかかれてる。
「へ、へい」

ヤクザがおろされる。
「み、見逃して」
首をフリフリする着ぐるみ、
至近距離からゴム弾一発受け、

「やってられるかぁぁぁ」
崩れおちるヤクザ。

地下室へ…

「ふもっふ、ふも!」
ばぁん!

扉が試行性爆薬により吹き飛ばされ、室内に踏み込んだ。

中では竜神会会長がかなめと蓮を盾にしてたっていた。
手には拳銃を握っている。
「ば、馬鹿な。ボン太君だと?俺の部下がボン太君で全滅」

(さすがボン太君)
カオルはボン太君と同化し、情報をゲットした。

突入してきた着ぐるみをみて恐怖の悲鳴をあげる。その額には銃口がむけられて…
「ふぅも、ふぅも。ふもっふ」

「多分、降参しろっといってますけど」
妙に淡白にかなめが告げると…
「ふ、ふざけるな!ぬいぐるみ衆に負けたとあっちゃあ、
他の極道になめられる。この渡世凌いでいけねえんだよ!?」

「ふもっふ」

バァン
「ぐはっ!」
ゴム弾が組長の顔面に直撃し倒れた。
その組長をみおろし、
「ふもふも、ふもっふ。ふぅも、ふもっ」

「な、なにいってるかわかんねぇ〜」
つぶやいて龍神会組長は悶絶した…

(うむ、同意だな)

「さ、帰りましょ。ありがとうねボン太君」

「ふもっ!ふ、ふもっもっも、ふ〜ふも」

「警察に通報しとくの?この電話機をつかって?逆探知は心配ないの?」

「ふっふ、ふもっも」

「あ〜そうね…海外経由か…110で?」

「ふ〜、ふっふも」

「国際番号必要ね。わかったわ」

かなめ及び蓮を伴ってボン太君ずが地下室からでていった。

彼ら以外動ける者はいないだろう…屋敷の中は泥棒さんや警察歓迎状態。
(さてと…)

やるべき事は一つ、
(資金調達〜)

組本部であるなら現金がたんまりあるだろう。

屋敷と同化して…

(金庫発見〜)

しかも複数…
(タンマリ儲けられそう)
中身は覗いてみたが暗くてわからない。開錠しなければ…ならないだろう。

一つ目の金庫…アナログキーロック+ダイヤル式だ。
同化して…セキュリティ関係は無いため、鍵とダイヤルを壊した様にし開錠。
(ご開帳〜)

重い鉄扉を開くと…白い粉が入ってた。

(え、え〜と…)
流石に捌けはしないだろう。純度の高いコカインやヘロイン…
ようするに麻薬であり…開けたままにしておく。

次なる二つ目の金庫…
これもアナログキーとダイヤル式だった。
同化し…
(あ、セキュリティが入ってるか)
何処に通報されるかわからない為無効にし、破壊し開錠。

(ご開帳〜)

鉄扉をあけると…
(ん?紙?)
見てみると証文…借金証文だろう…が入ってた。
開けたついでに頂いて後でシュレッター行に…

三つ目の金庫…少し大きめだ。これは鍵のみで壊す様に開錠。
(いい加減お金であってくれ〜)

重い鉄扉が開くと…

無修正DVDの山であった…これも捌きようがない。泣く泣く諦め…

ファンファンファン
遠くからサイレンが聞こえる時間がない。
多分最後のチャレンジになるだろう…四つ目の金庫を開けにかかる。
電子ロックキータイプ、イロウルで解読、解除し開けると…

携帯と、札束が…
(やっと金か〜)
札束取得し、

(この携帯は?)
携帯手に取りイロウルで解析。
(ほお…取引リストか)
アドレス帳には様々な取引先が登録されていた。
携帯も有効だと思うので取得。

(とりあえずはこんなもんかな?)

カオルは世界扉を急いでつくり世界をまたぐ…

世界扉消え3分後、屋敷内部に警察が突入してきた。

警官達が裏DVDがある金庫を見つけ、

「げっ裏ものかよ…はぁ…」

「うわぁ…やだなぁ…」

思わず愚痴を漏らす。
普通の男性なら宝の山だと喜ぶだろう。

だが60分のDVDを早送りなしでチェックし、
その数が金庫内に3000枚以上となると…
3000時間、100人でチェックしても、
30時間画面をみいってなければいけない。

女性警察官に任せられない業務であり…

麻薬見つけた警官達は仕事が増えると喜んでいた。


………

カオル報告

量産型ボン太君

裏取引リストフルメタ世界用携帯

平政資金5000万円程




寸劇風後書き

ナギ少尉「…カオル空き巣してるね」

作者「…うん」

ナギ少尉「…いいのかな?」

作者「…まぁ、ヤクや、銃がみつかり、ボン太君に制圧され、
本家から破門されたからいいんでない?」

ナギ少尉「そっか……で、このボン太君?」

作者「ああ、結構このサイズだと強いよ〜
武器さえありゃ、敵MS位のしちゃうし」

ナギ少尉「1番威力あるのってガンパレ世界のだよね?
人サイズが使うのって、今のところ…」

作者「零式ミサイルだよな。まぁ扱えるだろう。人型サイズのASだし」

ナギ少尉「けど強いの?本当に…」

作者「強いよ〜これ以上だとガンダムファイター??
後は特戦隊やライダーだろうけど、量産型ボン太君の数の敵ではない!!」

「ふもー」×1万ボン太君

H25年4月再改稿



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