第78話『メデューシンの世界へ再び…』


2001年8月22日

(足りないのはっと…?)

ある程度技術的には目処が立ちつつある異世界軍。

だが現在の構成でいくと海があればだが内陸部には辛いだろう…

(先行入手してれば、後程建造しても間に合うか…巨大輸送機と、陸上戦艦がたらないなぁ)

巨大輸送機…ガルダが思いつくが、規制の表示が見え世界扉をわたれない。
考えてると…
(他に…あっメデューシンの世界にあったなぁ…確か…)

陸鯨とよばれる師団侵攻艦。

陸上戦艦候補として…技術的に考えられるのが…

(ティアマット、アルティメットストームか…)

ティアマット、メタルサーガに登場する歴代2位の賞金額でもある。

アルティメットストーム、鋼鉄のシリーズの3に登場する超兵器である。

(うし、予定はきめたかな…)

「じゃあ、いってくるわ」

[いってらっしゃい〜]


==強救戦艦メデューシンの世界==

この頃フレナーダは、
ココン連邦に加え、
ジャヴィル多民連邦、
ノルデ永歴国にも宣戦布告し、3ケ国に戦争を仕掛けていた。

といってもジャヴィル多民連邦はココンの遥か南であり、
実質的に二方面ではあるが…
全方面に戦線を抱える事になった。

政府公式発表では、
ジャヴィル多民連邦は、友邦でありながら、
未来の同胞のココンの権利を脅かすとして、
またジャヴィルの不正な同盟関係のノルデに対しても…

という事である。

だが事実は違ってたが……

ジャヴィル多民連邦は、ココン協治国の南に位置する海洋国家である。
フレナーダより海洋技術が優れていて、
特に海軍力が強いものになっている。
ココンのここの半年程の反抗力はジャヴィルの援助のおかげといっても良かった。

ノルデ永歴国はフレナーダ半島と大陸の付け根部分の国境線で接していて、
北の大陸にある巨大な軍事国家である。
公称90万人の陸軍力をもち、
周辺国に軍事的侵攻で併合する国家的戦略をもち、
元々北の国境線に接していたのは、シン国であるが軍事的侵攻により併合して、
フレナーダと接する事になった。

フレナーダがココン協地国の埋蔵資源を目的に戦争を開戦したのが、
シン国が併合されたからでもあった。


南方戦線に更に増援をフレナーダ本国は派遣してきた。
24万人にも及ぶ増援部隊を…
北のノルデ永歴国侵攻には12万人、
合計36万人を更に派遣した。


現代の日本の自衛隊員定数約25万人、
昭和11年の日本人口は約6900万人、
旧日本軍兵力が太平洋戦争突入時に170万人、
戦況苦境の学徒動員が昭和18年12月に約5万人…
たった3年の苦境で動員できた数字が5万、その数の意味わかるであろう。

それが16年戦争続けている国が出したのだ。
総人口1億にも満たない国が…

南征当初36万だった遠征軍も減らしつつも何とか維持してたが、南征軍に関しては、
これで2倍弱回復した。

ただし、予備役や軍属の総動員令を出して…
フレナーダは原則徴兵制、女性は志願制である。
前線に引っ張られない方法は企業に勤める等の勤労者になる事であった。

それが総動員令で今まで引っ張られなく、銃を握った事があまりない新兵が、
大挙して前線に送られる事になった。

17才から60才までの男性達が大量に、
プロミュージシャンや、企業の経理していた者、学生等こぞって送られる事になった。
国内の就業可能人口が大量に減ってく。

勿論飴も用意しての動員令だ。
兵士を派遣した企業には補助金を、マスコミ各社には大量の献金、接待攻勢で傘下化に…

反戦活動家、徴兵拒否者には国家情報局が逮捕し、投獄や最前線送りになってく。

そうして国内生産力を弱めてまで前線に人をおくる兵士を確保し増援として送る事になった。


さて、無謀と思えた三ヶ国への宣戦布告だが、各戦線に目を向けると、意外にも、
2ヶ月たった今…
拍子ぬけする程順調であった。

南のココン方面は敗退気味だったところに増援がきて、
更なる激戦が繰り広げ前線を押し戻しつつあったが…

北のノルデに関しては戦闘らしい戦闘を経験せず…肝心の軍との交戦をせず、
旧シン国内のゲリラと交戦はあっが…広大なノルデの大地を進行していた。

ただし北のノルデには陸続きの為、航空機での進行はしていない。
南の方面にすべての航空戦力は回されていた。


フレナーダは南北800kmにわたる半島国家であり、しばしば大陸に突き刺さった巨樹に例えられる。

ノルデとの国境を越え、300km程で旧シン国首都、
それを越え400km北に武都があり、
更に北に約600kmの大地が広がり、

やっとノルデと旧シン国の元国境がある。

そしてそこから遥か北にノルデの首都が6000km彼方にある…


扇状に旧シン国内に広がり、戦闘らしい戦闘を経験せずに進行してきた。

メデューシンは武都を後にし更に北へすすみ、
国境間近かの荒涼としたツンドラ地帯で、
5000名からなる北方第8旅団と合流し寒さの厳しさに身体を温めるように、
駐留していた。

北方第8旅団には四桁台の部隊もいる。
フレナーダの付け方は通し番号、全滅した部隊番号は使われなくなる…
つまり16年の間にそれだけの部隊が全滅したことになる…


北方第8旅団は翼を休めたメデューシンを守る実戦部隊になるが、
逆にメデューシンも実戦部隊を守っていた。
タープを降ろして即席の休憩所を形成していた。


タープを吊すとメデューシンは半固定になり、艦長は嫌がったが、
第8旅団旅団長を始め、旅団参謀等もこぞって要求した。

小型・高速のシープドック偵察車両で走り回り、
付近50km圏内に敵影なしとの報告をしていた。

シープドックの索敵能力は高い。
しかし、それは動員新兵からなる旅団員の偵察結果の話であり、
艦長はじめメデューシン参謀スタッフは、
敵がいないのがおかしいと疑って、
吊すのを嫌がっていた。

が…すでに10月に入り寒さがかなり厳しくなってきた。

地球で言えば、北に1000kmというと東京からだと稚内あたりの違いだ。

フレナーダ首都からは北に2100km地点…
気温も首都とかなり違い夜になれば戦車の操縦桿を握ってると、
手の皮が張り付く程の寒さになる。

また、光景が兵士の心を消耗させる…

いけどいけど丘また丘、動くのは動物や枯れかけた草…

そういった心が安らぎを求めたのだ。

結局は要求に答えタープを吊す事になる。


翼から吊したタープの中はあったかい空気に包まれていた。

ビアホールの様な雰囲気で酒こそはないが、長い机が並べられ、
くそまずい戦闘糧食ではなく、本国から運ばれてきたあったかい食事に、
兵士達は談笑しながら口に運んでいた。

野戦炊飯器からでる蒸気に、航空用エンジンのラジエーターからの熱気、
翼下部の照明からの強烈な光線で、
外気から遮断された空気が暖められ、夜間でも18度近くになる。

本来の役割のトリアージエリアとして機能してたが、
広大な翼の下のエリアだ、兵士達の寒さに凍えた身体を暖める休憩エリアとなっていた。

健康な兵士達が沢山いると、看護婦達が女としてからかわれ、
中々タープに出たくはない環境にはなってたが、
兵士達にとってはまさに楽園だった。
軍服に身を包んだ女性兵士は確かにいる。
だが女性の魅力的な格好は前線では見られず、みても階級が遥かに上の上官…

実戦部隊にはこいつ女か?なのしか見かけない…
ようは女性用のをわざわざ作って配備するよりかの上層部の判断でもある。


そんなナンパ等で、身体に手を出してきたなら…
看護婦達も百戦錬磨なのはやり返す。
要りもしない静脈注射をし、生食を1分かけて流すや…
駆血帯で相手の鼻骨を折って悪化させる等…
まだそんな平和的環境下にあった。

本当に最前線であるのだろうか?と…


カオルは襲撃前まで救出候補さがしをしていた。
(ん〜いいの…あんまりいないなぁ…)
ビダンさんの残り13人候補や、
後方勤務スタッフ候補を探して、ちょっと目処はたてていたが…
……

空に黒点が見えた時…一変する。

『敵襲、敵襲、こちらメデューシンブリッジ。
緊急事態につき旅団司令部をスキップして全部隊員に警報発令します!
NBC防護態勢、NBC防護態勢』
警告とともに、
左舷タープ入口にいた看護婦が、
タープの鋼鉄製エアロックを閉めるタイミングを計っていた。


兵士達が警報と共にテントから出て我先に戦車、装甲車、タープに逃げ込んできている。

戦闘態勢をとっていないためガスマスク等はまだ配分されてない。
勿論マスクなぞ無効なガスも勿論ある。

ア「着弾ギリギリまでまつわ、ひょっとしたら毒ガスでないかも」
タープの扉にいる看護婦、ミューミュ、アルテ達…
扉にはアルテがついている。

ミ「ガスでなかったら外の人を締め出しても問題ないでしょ?ううん!ガスに決まってるよ」

ア「何故そういえるの?根拠は何もないじゃない?どうしてブリッジはあれをガス弾と…」

インカムを操作し…

ア「シードン先生!あれは毒ガスなんですか?」
側で同僚もインカムからオープンで流れるのを聞いている。

漏れでるのを拾うと、ゲーリンゲン国際条約…
医療に従順する非戦闘員に攻撃禁止、
NBC兵器の使用禁止等を決められた国際戦場条約だが、

フレナーダはその条約を盾に強救戦艦を前線で味方の盾変わりにつかっていた。
それはおかしい…よって条約から抜けるとともに、
殺戮兵器で攻撃すると通告した。

ただしNの部類、核使用については他の国際世論が黙っていない。
よって毒ガスの警報を流したとの事だった。
通告とともに攻撃するのが戦場の常段だからだ…

インカムの相手は艦橋にてレーダーで監視していると…

ミ「閉めるよ!」
業を煮やして扉に手をかけてきた。

ア「まって、まだ到達までは時間が…」

ミ「目で見てわかるようなガスを待ってたら遅いんだよ!
有機リン系のガスすったら0.005g吸っただけで死んじゃう!」

フ「いや待て」

ミ「なに!」

フ「待とう」

ミ「何で!?」

フ「メデューシンは一度同じ事をやってるんだ…二度はしたくない。
それに直撃したらどっちみち終わりだもんね」

…メデューシン周辺に10発着弾した。
全弾なにもない土の上に…
土煙をあげると、煙が更に急速にひろがった。

戦車に乗り込もうとしてた兵士が引きずられるように倒れ、
それから回りでも動き回っていた兵士が次々と倒れはじめた。

ミ「やっぱりだ!閉めるよ!」

駆け込む兵士の流れがきれたときに、
鉄扉を顔を背けながら看護婦が閉鎖し、
掛け金にバールを突っ込んだ。


生と死が別れた瞬間である…

助かろうと必死に気密があるタープを目指したのに…

兵士達は絶望を味わいながら迫ってくる毒ガスに…
エアロックに辿りついた兵士が扉をあけようと取っ手を動かそうとするが、
中からバールが差し込んである…
動きもしない。

「開けてくれぇ!開けて……」
必死に取っ手を力の限り動かしながら叫んでたが、
空気をすうと…身体の力を失い倒れた…


生き残った人々がいるタープ内は、怒号につつまれていた。

艦内にはいる3つのハッチにタープに入り生き残った数百人程が一気に押し寄せ、
パニック状態になっている。

タープは一応気圧差により気密は保たれてる…
が、外気と遮断している幕に穴が空いたら、
毒ガスの外気が入ってきておしまい。

外は多数の死者の世界に包まれていた。

1000両近い車両の回りに、
ざっと見1500人近くが転がっているだろうか…

メデューシンのエンジン音が高まってくる。
ノルデの師団侵攻艦、陸鯨の接近を探知。

タープ内にいたのすべての人員を収容したメデューシンは、

戦車や装甲車には自力でなんとかしてくれと通信で伝えると、
タープを切り離して離陸していく。

非情のように思えるが、外気が今どのような状態かのセンサーも無しに、
気密を確保している空間から出させるわけにもいかない…

まだ毒ガスにつつまれてたら一気に大惨事に陥る。

致し方ないといえよう…

一方残された北方第8軍の生き残りの約1千両の内、動き出したのは約250両あまりだった。
ひたすら南へと、本国へと逃走しようとする。

中には単独で明後日の方向へ逃走する車両がいたがそれが正解だったかもしれない…

残りの動かない約750両は無人や生きている者がいない、
キーがまだテント内や死体が握ってるなどである。

その集団で逃走するのを追って、ノルデの師団侵攻艦陸鯨3隻が追う…

全幅280mの全翼形状の師団侵攻艦は内部に装甲車400両、歩兵2000名を搭載し、
陸続きの大地で航空展開の速度で地上戦力を投入させる事ができる侵攻艦である。

それがここに3隻、

また北方方面軍は他に8個師団、
旅団があったが全てに師団侵攻艦が同時攻撃をおこなっていた。

1500Kmに渡る旧シンノルデ元国境線全てにおいて…50隻以上投入されていた。
陸軍兵力90万と公称しているノルデならではの対抗手段であろう。

ひたすら逃げてた陸上部隊は追撃してきた師団侵攻艦に踏み潰されるように潰れていく…

この時点で残り約100両。
蜘蛛を散らすように逃げるがもう遅かった…
着陸した師団侵攻艦から装甲戦車が出始め、次々と練度のおとるフレナーダ軍は、
一撃を受け爆発してく…
たまらず白旗をあげる車両もいるがそれに構わず攻撃を直撃させ爆発する。

投降を認めず殲滅されていく…
捕虜を決めたゲーリンゲン国際条約を毒ガス撃ち込む前に抜け出したからだ。
何も知らされてないフレナーダ兵士達が、自らの命でその事実をしる。

毒ガスエリアから抜け出していて車両から飛び出す兵士たちにも容赦なく、
車体のキャタピラで引いたり機銃で血煙にされた。

北方第8旅団残存は、メデューシンに乗船した者、わずかながら単独で逃げきったものだけになった。


他の場所でもほぼ同様の事態で、
フレナーダ軍がノルデの逆襲をうけ派遣軍の約三分の一が数時間で消滅した…

つまり約4万の兵がこの世からいなくなった。

初撃を生き残った部隊から報告が軍司令部に多数はいったが、
司令部は淡々と撤退を指示し、従うように旧シン国内に撤退していった。

まるで軒先の犬に吠えられたかのような引き際である。

……

さて…人口20万の都市、安建である異変がおきていた。

旧シンの人々は、古い歴史ながらの素朴な生活を送っている。
機会文明にはあまり興味を持たずに、
古きよき生活をするがシンの人々の性格だった。

舗装もされずに馬車がはしる…

だからノルデに侵攻され属国化になったが、
そんなノルデとシンの人々がわかりあえるはずもなく、
統治面で難行していた。

安建は、過去のノルデ侵攻時にも広大な土地すぎて軍隊がくる事がなく、
シンからノルデ属国に変わった今も、
ノルデの支配を受ける事ない、半ば自治都市となっていた。
所謂放置都市である。

そして支配者がフレナーダに変わった今も戦火にさらされる事なく、
見慣れない車両や兵隊さんがちらほら周囲で見かけたが、

いたって平和だった…
だが一つだけ…

「碧皮病…なんなんだろうねぇ?」

死にはしない、突然発作的に青く変色し、熱が出て、身体が震える…

そういった病気が流行っていた。

感染ルートは不明、
だが、発作が起きていない場合は普通に生活していけるし、
他人にうつす事も見受けられなかった。
そんな高熱をだす発作はしばらく20分程でおさまり、
なんの問題もなくなる…

また、かかった者とかかってない者が同居しても問題ないという事態。

まさに原因不明の奇病、不安がでるもそれ以上の支障がなかった。

だが…

ある日突然辺りから色彩が消えた。
ただ一色の濃淡に染められ、目に染みるような鮮烈な青で…

空にはギラギラと光る球が見える。それが出しているのだろう…

強烈な青い光が現れると、
都市の中でこの世とは思えない絶叫がいたるところで響きわたる。

「ママァママァ」

「いやぁぁぁぁ」

「ひぃぃぃぃ」

「ギャァァァァァ」

都市の中の人々は二種類に別れた…

皮膚が泡立ち焼け爛れ、真っ青に染まったまま、倒れ絶命する人々。
それをいきなり隣で見て恐怖に怯えたり等無事な人達…

真っ青に倒れ熱傷により息絶えてた人々は倒れてもなを、
服の下からでも水泡が浮かんできて、
半身が全火傷と同様な状態であった…

大国の思惑がのった、民族抹殺の効果がまさに出てきた…
そこで死んだ人々は全て碧皮病にかかっていた人たちである。


実はこの戦争の責任を取りたくないフレナーダの時の政府と、
ノルデとジャヴィルの思惑が合致した結果が安建にでた死者であった。

長い戦争はフレナーダを蝕んできた。
戦争を終結したいが責任をとると共に、多額の賠償金を払う事になる。
なら支払う相手国、ココン協地国を無くそうという思惑だった。

そして責任については戦争に負け、フレナーダとココンをジャヴィルに委ねて自らの戦争責任をとらずに、
戦争を終わらそうと、ジャヴィルと話を通していた。
高官達の責任は自国民が処罰でなく、相手国に委ねる事になり、
事前に確約させていたのである。

そこにノルデが一枚かませろ…ということである。

その為にフレナーダは自国の民の命を贄として消して戦争に負ける様に調整し、
有色人種のシンの民とココンの民の抹殺でもって、
この戦争を終わらすように調整していた。
有色人種抹殺が先の飲水からかかる碧皮病で、トリガーが青色光であった。

勿論バレたらそんな非人道的行為世界から叩かれるネタだ。

だがまだ禁止条約に引っかかる兵器でもなく、
解らなければこれからも使う事ができるであろう…

メデューシンは治療行為を通じて自国の暗躍に気づき始めるのが、丁度このころである…


……

安建の人々が碧皮病と呼んでいたのは、
メデューシンやフレナーダではCS病として認知していた。

そしてメデューシンにはココンでの伝染病予防薬として陸軍からクロノリンを渡されていた。

CS病の正体は自然界に存在しない寄生生物と特定できてていた。
クロノリンとその寄生生物の対抗プロセスを徹底的にしらべ治療薬を見つける事は、
メデューシンには可能であるが、
その方法で治療薬を見つけると、
つまりフレナーダ軍がCS病を事前に知っていて、広めた事の証拠になるが、
治療薬はできてしまい、今CS病患者である、
ココン人であるヘリオ、アルテと心かよわせる少年に臨床実験を行おうとしていた。

ア「ヘリオごめんなさい…私止めなくちゃいけない立場なのに、
こんなこと…」

ヘ「大丈夫ですアルテなら失敗しません。
ヘリオもあの熱はやです。早くなおりたいです」

ア「ありがとう」

シ「生食50ccに混和して点滴だ。モニターはいいな?…
大丈夫きっと成功する。私もフランベル君もついているからな」

ヘ「ひとつお願いが…」
……
母親がおんなじ病気にかかっているシン人の女の子が呼ばれ…

ア「周期性蒼化対抗薬-1、投与開始…」

ヘリオは眠りにつく…

……

臨床実験は成功した。
その後安建の事態をメデューシンがしり、
CS病が本来であれば無害である特定波長の光源に激しく反応して、全身的な熱傷で人を殺す事を知り、
その事実で、国と決別し人々を助けようと動き出すのは別な機会にでも…


カオルはいくばくかの安建の人々を救出した後、
北へ向かい、ノルデの造船局に潜入し、
情報を取得すると、
その後一路南へ向かい、フレナーダの首都の軍司令部へと潜入した。

抜き出すのはメデューシン、及び他の3隻の情報…
メディエント・メドレーヌ・メダリオンの情報を…

……

カオル報告

後は人材…




寸劇風後書き

作者「メデューシンの世界へ再び…となりました〜」

ナギ中尉「ねぇ作者」

作者「ん?」

ナギ中尉「メデューシンにさ、前のトリップの時、いつかいく〜ってあと書きかいてなかった?」

作者「あ〜だよなぁ…」

ナギ中尉「で、リアル一年以上ほったらかしたフラグをここで回収…とねぇ」

作者「………」

ナギ中尉「あと他に私達の現実編とか、お兄ちゃんとか、フラグほったらかしいくつあるかしら?」

作者「え…え〜……本編にいこう!!」

ナギ中尉「……ま、いいわ。で…今回はいきなり後半が超展開になってるんだけど」

作者「まぁ…っすね。…メデューシンの世界はCS病っうのがキーポイントになります。
これが軽くふれましたが、フレナーダ軍の条約に抵触しない生物兵器になります。
何故条約に抵触しないかは、それ単体では殺害しない兵器である為です。
ですが、
実態は安建でおきたようにかかっている人を殺害し、他には被害が一切でない大量虐殺兵器であり、
大量虐殺を引き起こすトリガーが、光源となります」

リリシア「王子?」

作者「別作品の方はお帰りを……
で、なぜこのような兵器をというのが、責任を取りたくない政府首脳の思惑であると…

それで初実験の現場検証に敵勢力圏でも落とされないメデューシンを騙して派遣し、
たまたま偶然助かってた少年ヘリオが救出され、一緒に共に行動しはじめる…
ということですね。
さて次回またおあいしましょう」

ナギ中尉「次回お楽しみにぃ」

H25年5月改稿



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