第95話『大帝国編2・佐渡島ハイヴ攻略編1 重慶星域戦及び佐渡島ハイヴ間引き』


2001年9年16日

そろそろミスリルの受け入れ家族達のピックアップしに、
世界扉を開く…

==フルメタの世界==

T-1000をフルメタの世界に送り出してから約1週間。

世界中を襲った大規模電波障害の混乱から立ち直りつつあった。
かなりの衛星がダメージを受ける等して、経済が大混乱。
オーストラリアのシドニーの爆破事件等は既に記憶の片隅に追いやられただろう。

ミスリルは逃亡できた一部以外は壊滅し、
各国軍事上層部は存在が消えた、正義の味方に気付くのはまだ先の事である…

一方日本では街中での戦闘が発生した等で、
まだまだ記憶に残っている当時者等多数いる。
特に住宅街のど真ん中、タブーとされていた陣代高校前での破壊された多数の同系とみられるAS、白いAS等の映像、画像が世間を騒がし…
マスコミはストップがかかる事なく、センセーショナルに書き上げ…

といった情勢になっていた。

こっちの人材を送り出してる以上、時間ショートカットや逆行はできない理の模様…

通信機で連絡をとると…フィリピンに活動拠点としてセーフハウスを設置したと聞き、
現地へと向かう。

……

「マスター!!」

「えーと、何号?」

「1号です」

「ん…状況は?」

「ほぼミッションは終了しました。いつでも移送可能です。
後は、5日程いたければ…」

「わかった…じゃあ早速移送にかかろう。世界扉を形成するから、集めて、準備できたらよろしく」

「ハッ!!」
T-1000の1号が、人を集めにいった…

ミスリルの人達の加入条件の殆どが家族をあげたので、
交渉の為に派遣してたのだ。

もちろん、接触し、拒否された際の記憶については、
1時間以内の出来事なら消去できる、便利な小道具を持たせたのは、お約束。

その装置を頭につけ、作動させると、気絶とともに、
1時間以内の記憶を全て消し去る…というもの。

あんまり使いすぎると、頭がどうにかなるらしいが…

「マスター、準備できました」

「ご家族の方には説明済み?」

「はい」
と、連れられてセーフハウスのホールへと向かう。

「始めまして、自分は異世界軍の責任者となってます、渚カオルです。
しっての通り、彼、旦那さん、息子さん等は、この世界では、死んでしまいましたが、
死ぬ前にスカウトできたので別世界にていきています。
ここにおあつまりの皆様は、別世界にいる大事な人から、是非きてほしい…との事で接触がとられ、
その接触に応じた形…と伺ってます。

今から作るゲートを潜りますと、この世界には戻れないのをご承知して下さい」

世界扉を唱え、世界扉が形成される。

「では、異世界へ…ようこそ」

続々と家族の方々が異世界軍の世界へと潜っていく。

ただおっきい荷物ある方達もいるので、
それについては一回虚数空間に引き込む形にし、
無事、43組の方々が潜り終わったので、一回世界扉をけした。

「でもって…1号、そんなに資金持たせたっけ俺?」

「犯罪組織から資金を奪いとり、
ここまでのセーフハウスを作りあげました」

(完全に介入した…なぁ…大丈夫なんか?
……まぁ…修正きかすようにするしかないか)

とりあえず1号に、フルメタル・パニックの小説をわたし、
「命令を付け加えるよ。この筋書通りに行くように監視する事」

「はい!マスター」

(まぁ…こいつらなら大丈夫か…ただ、生産できないのが痛いなぁ…
再び取得かな?)

「さて、とりあえず1週間後にくるわ」
世界扉をとなえ…

==現実世界==

カオルは潜ると、いつもと変わらない…部屋にでた。

メールの着信がはいり、
ロボット博覧会開催のお知らせ…と。

(一ヶ月後か)

カオルは、いつもの集積所にいき、提供品、廃材等をうけとり、世界扉を潜る。

==B55ハンガー==

カオルが元の世界に戻ると…

[マスター!!怒]

「ん?」
[いきなり人だけを送らないで下さい!!]

「え…あ…いってなかった?」

[大変だったんすからね!!まったく…]

「すまんすまん…」

と、怒られる羽目に…

カオルは何時も通りにコンテナのやりとりをし、一通りすむと…

[マスター、恭順派捕縛してきたよ〜]

「さて、どうするかだよな…」

一人一人面談して結果を決める事に…
部屋にはいるなり、
「神よ、この者どもに天罰を!!」
アルミサエル…書き換え中。
「おお神よ、わたし達はなんと罪深い事をしてしまったのだろうか…
何とぞ慈悲を」

はい次…
「ちょっとなんなのよ!さっさと殺しなさいよ!」

「…何で恭順派に?」

「神に逆らう冒涜よ!!」
アルミサエル…
(ほう、この子勇ましいなぁ……うっし)
カキカキ

「カオル様!!忠誠を誓います。神なんかくそくらえですわ!!」

な感じで、有能かな?と感じたのを精神を書き換えて、18名程加入してもらった。

ちょっと厄介だったのが、
指導者と呼ばれていた人物…

はいるなり、部下の事は冒涜するわ、本当に指導者?だったので、
廃人にしておきました。

キリスト教恭順派は改心した…って事で、
加入以外の人達は白稜基地MPに引き渡して…

2001年9月17日

起きてくると…ヤマモトがいた。
黄昏れてる。

「バーニィおはようどうしたん?」

「ビダン様が、17の餓鬼に夢中になって、昨日食べてくれなかった…」

「…食べ…今日は活動できるから良いじゃん」

「いや、食べてもらわないと!!」

「戦場に出るのと、食べてもらうのどっちが優先?」

「食べてもらうのだろ?勿論」

(ビダンさん…どんな洗脳してんだ?)

「ま、まぁ…今日は食べてくれると思うよ…頑張れ」

「ああ」

「ところでバーニィ、乗ってもらいたい機体あるんだけど…どう?」

「戦闘機以外のらないよ」

「そんな事言わずにさ…ビダンさんへ、進言するから」

「どの機体だ?何でものるよ」

(はやぁ…)

「ま、まぁ…後程ね」

「くれぐれも隊長への進言よろしくな」

ヤマモトと別れ、ハンガーディスクに向かい考えごとをしはじめる。

[マスター、報告が…]

「ん?」

[H16重慶ハイヴからの移動群がH20鉄原ハイヴに到達、
飽和して新たな移動群となり、H21佐渡島ハイヴに向かい始めたよ]

「え?つう事は…」

[新たな移動群は全体で2個軍団強8万規模。つまり…]

「また新潟上陸もありえるって事か…」

[スパイ情報も確実で、20日頃到達ね]

「じゃあ…間引きもそれにあわせてだな…そうだな…
今回は…さいたま級の就航艦数は?」

[20隻就航済み、20日には21隻目、その後24隻目が就航するよ。予定では48隻まで建造予定]

「よし…じゃあさいたま級によるミサイル飽和と煙幕弾を今回は行ってみるか…通達よろしく」

(じゃあ…それまでは…時間おしいな)

3日間…無駄に過ごすのもおしく…

「そういえば月はハイヴ数いくつだっけ?」

[ハイヴが4つね]

(4か…ならまぁ…あれ使えばいけるかな?)

「じゃ、ちょっといってくるわ」

==大帝国の世界==

……

高速艇は既に南京モンに到着していて、南京モン軍港に楔うち、
また世界扉を使い、時間を飛ばした。

でたのは北京が陥落、日本帝国艦隊が侵攻すると情報が入ったあたりである。

カオルはコロニー猫玉へ向かう連絡船に取り付つき…


コロニー猫玉、中帝国では少数民族に対し、
スペースコロニーでの生活を強要する圧政をとっていた。

その為このスペースコロニーでは人口7625人の少数民族ト族がすんでいる。

「工事やっとおわっただべなぁ…」
人参をかじりながらだべっていた。

「うんだべ…皇帝さも酷いだべなぁ…」
こちらも人参をかじりながら…

「うんだうんだ、いきなり工事さを強行するだから、
寝れやしなかったべ」

「2週間ぶっ続けでうるさかったべ」

「うんだうんだ」

「あら?じぃや…上が」

コロニーの中心部を貫く形で共振塔が作られたが、
共振塔が赤く発色しコロニー内部の温度が急上昇、

内部気温が一気に5000度まで上昇し、
コロニー猫玉からレーザーが前方の小惑星にはなたれ粉砕した。

……

中帝国軍南京モン司令部…

新たに開発した秘密兵器コロニーレーザーの試射実験をおこなおうとしていた。

ちなみに軍人は皇帝シュウの意向で全て女性である。

「……よし始めろ」

「はい、前方の小惑星に向けコロニーレーザー出力の75%で発射します」

「おお……おおお、素晴らしい威力だ」

レーザーの直撃をうけた小惑星は跡形もなく消滅していた。

「いいぞ、筒状のコロニーをレーザー砲として使う新発想は素晴らしい。
日本軍もさぞびっくりするだろう!爽快な気分だ」
気分よく高笑いするシュウ。

「しかし…皇帝閣下…
今の試射でコロニー猫玉の中の住民が皆、焼けてしまいました…
せめて住民を避難させてから使用した方が…」

「ふん…うるさい。そんな事はささいな被害だ。
なんにせよ住民はもういないのだから次は気にせず、
いくらでも撃てるだろう?」
笑うシュウ、
国民の命をなんとも思ってない暴君ぶりであった…

カオルは内部の少数民族を救助したあと世界扉をとなえ…

……

統一歴940年2月

「ワープアウト波探知…小日本賊軍です!」
南京モン軍司令部内が慌ただしくなる。

「…数は!?」

「数50…70…約80!偵察艦大1号艇が偵察に向かってます。詳しい詳細はしばしお待ちを」

「迎撃艦隊出動命令、シュウ皇帝陛下にも連絡を!」

……

偵察艦からもたらされた情報で、
戦艦クラス大型艦1、小型艦73、生物らしいもの4、特務艦3の合計81隻の大艦隊との情報がえられた。
確定情報だろう。

少し着衣の乱れているシュウ皇帝が司令部に入室してくる。
南京宮殿に併設している司令部の地上時間は昼間。
「朕の楽しみを邪魔しおって小日本めが!!」

つまり真昼間からS<バキュン>していたと…典型的な駄目施政者であり…

「迎撃艦隊はどうなってる?」

「迎撃布陣をととのえました」
ランファ提督率いるポートランド型巡洋艦4隻焼売型駆逐艦12隻、
コロニーレーザー猫玉の第一迎撃網、

頂天天提督乗艦の機動兵器超菱形、
樋口艦隊の巡洋艦4の第二迎撃網で南京モンを防衛する。

「小日本め、朕の秘密兵器の恐ろしさを見るがいいわ!」

迎撃網に対し日本帝国艦隊は、
「敵艦隊、我が方の迎撃布陣に対し分散してきます。
第一迎撃網に、戦艦1、駆逐艦48、魚艦1、恐らく索敵艦1 用途不明の小型艦1。

第二迎撃網に駆逐艦24、魚艦3、索敵艦1、また形状からして拘束艦1がわかれました」

「ほう、朕の兵器が脅威的にみえるようだなぁ」

索敵艦…管制指揮能力の塊だけの艦であり、非武装艦。
艦隊に編成すると先手をとりやすくなる。

拘束艦…脱出艇を捕縛する特殊任務を専門とする艦であり、非武装。
主に勝利後に敵提督捕縛に関わる艦。

「敵艦隊の攻撃です!!」

索敵能力や機動力により先手をとられてしまった。
頂天天提督の超菱形が魚艦3の攻撃により爆沈。

ランファ提督の艦隊も戦艦1、魚艦1、駆逐艦12の大火力集中攻撃により爆沈。

樋口提督の巡洋艦は2隻爆沈、1隻中破食らう。

コロニーレーザーは12隻の駆逐艦及び…
「場所特定不明箇所からレーザー攻撃!…被害は軽微です」

宙間に潜伏している艦がいるようであった。

「ちっ役立たずが…エロには死ぬまで戦えと伝えよ!
コロニーレーザーは敵艦隊を狙え!」

「我が方の攻撃命中!」

「やったか?!」

「…いえ…まだ健在です!、被害甚大とみうけられるも健在!撃沈は駆逐艦43」

「ぐっ…第二射チャージいそげ!」
樋口艦隊の反撃で7隻の駆逐艦、
コロニーレーザーで36隻の駆逐艦が沈んだ。
数が増えないのは射線にいたのはそれしかいなかったからだ。

護衛のいなくなったデカ物の猫玉に…
「また宙間からミサイル出現!!」

そして…また宙間から鉄鋼弾が…猫玉を貫き通し…
「コ、コロニーレーザー爆沈…」

スクリーンには爆炎をあげる猫玉が映っていた。

鉄鋼弾…その名の通り質量の塊である鉄鋼の塊を亜光速まで加速させぶつけるという、
この世界での強力な攻撃手段である。

何もない空間から放たれるミサイルやレーザー…
Uボートが戦場に来ていたもようであり…
ドクツ第三帝国からの援軍の艦隊であり…後程話すとしよう。

「残存…樋口艦隊2隻…あっ…0になりました…」

「敵強襲揚陸艦隊接近!!」

南京モンの陥落は迫っていた…

……

カオルが出現した司令部はまさに混乱状態であった。

地上に対して陸軍の強襲揚陸艦隊が要所要所に攻撃を加え、
日本帝国陸軍兵士らを吐き出していたからである。

この世界の航宙艦での直接地上攻撃は甚大な被害及ぼす、
または惑星破壊のレベルになる為、
占領に関しては陸軍を送り込むがこの世界の常識ある話である。

また宇宙空間で強襲揚陸艦隊を撃破できなければ、ほぼ占拠されるのも、
いたって当たり前の話であった。

とりついた端末から日本帝国の推移を取得した。
勿論アンチ言語は正式な言葉に変更解釈してるが…

939年7月…北京、日本帝国に奪われる。

同年9月…北京、中帝国の手に取り戻す。

同年10月…日本帝国外務長官、ガメリカで日本刀振り回す。北京日本帝国に奪われる。

同年11月…ドクツ、イタリン、日本帝国との三国同盟。北京、中帝国の手に取り戻す。

同年12月、日本帝国はガメリカに宣戦布告し、奇襲でマニラ2000を落とす。

940年1月北京、日本帝国領へ。

同年2月…日本帝国本土へガメリカ艦隊侵攻の通達、南京モンに日本帝国艦隊襲来し…

今まさに陥落しようと…

「シュウ皇帝もう無理です!
重慶まで撤退した方がいいですよ!」

沈む乗艦から脱出しかろうじて司令部に逃げ込んだ、
中帝国提督ランファが皇帝シュウに直訴していた。

「は?」

「あの…だから…撤退…で…す」

「何故だ?」

「その…負けてるから…」

「…そうだ…負けているのだ…どうしてだと思う?」

「それは、その…」

「貴様のせいだ!!」

「えっ…?」

「朕に、小日本に負けて二度め逃げろだと?ふざけるな!」

「でも、でも…」

「何がガメリカの援助があれば楽勝だ…
ガメリカが中帝国にもたらしたのは退廃の文化だけではないか!」
シュウ皇帝が銃を取り出しランファに向け…
「ひっ!」

「貴様がそう言ったんだったな楽勝だと」

「あ、う、そ、それは、その〜…えっと〜」

「朕は嘘つきは嫌いだ」

「や、やめてください、シュウ皇帝…
ジョークとしては、かなりアレですよ?」

「死で購え」
銃声が響く…
弾をうけたランファが崩れ落ちる。

「くそ女が…」
別の女性士官に銃を向けた。悲鳴があがる…
「確かお前もガメリカ派だったなランファと同じで」
女性士官に銃がはなたれた。
「お前もだ」
すぐさま銃声が…

「お前も、お前も、お前も、お前も みんな死ね、死んでしまえ!」
司令部にいた部下達を次々と撃ち殺し…
立っているものはシュウ皇帝一人となった…

「まだ…だ…まだ…これからだ!
朕は負けぬ…これは負けではないっ、
勝利の前の撤退なのだ!!」

シュウ皇帝は血の海でそまった司令部を後にし…

(とりあえず…助けられそうなのは)
ランファは救助される駄目…

十数人かの女性士官が身体に命中し死んでいたので、
カプセルに投入する。
頭に命中しているのもとりあえず確かめながら…

物色していると…

足音が多数してきた…
(ここまでか…)

壁に同化し…

「敵司令部に突入せよ!!」
号令が聞こえ、雄叫びとともに山下陸軍長官先頭に、
陸軍が突入してきた。

が…この惨状をみて…
「…生存者捜索せよ!
何があったのか聞き出すのだ!」

と捜索に変更したようであった。

カオルは倉庫で世界扉を唱え…

==B55ハンガー==

2001年9月20日未明

基地内部が騒がしく、戦闘準備が進められていた。

カオルは情報司令室に入室し…

「そういえばシャトルには影響は?」

[ないように富士山西側からの射撃予定ね]

……

「さいたま級、射撃位置に移動完了、射撃準備整いました」

「よし、連続全力斉射」

「はっ!!」

スクリーンに映るモニターからは、夜の闇のなか、
420本の光が、連なって光の帯が確認できる。

本来であればタクティカル・トマホークは発射前に飛行経路及びターゲットを登録、
数mの誤差なく目標上空へと到達して、
登録した映像と前方監視カメラからの映像を比較確認し、
突っ込んでいく。
データ・リンクによる発射後の修正も可能であり必中の命中制度を誇る。

だが今回は距離もあり、更に大量に発射・運用する。
しかも移動目標であり、トマホークが到達した時には爆死しているかもしれない。

そこでさいたま級及びトマホークへの改良をくわえ、
グリッド目標での移動、終末誘導はミサイル自身での判断によるものとした。

つまり何処まで移動したらそのエリア内の目標に勝手に突っ込んでくれと調整されていた。
BETAの外観を教えこまれ、BETA以外には突っ込まないように調整。

以上の調整によりミサイルを大量に撃ち出す事を可能となっていた。

「1射目発射完了、弾着予定時刻0028。続いて2射目射出されます」

前のミサイルの噴煙等に影響されないよう、1分後に2セル目が発射される。

「目標座標同一、弾着予定時刻0029。
続けて3射目射出されます」

やはり噴煙の影響を受けないように、
3セル目が発射する。

「目標座標同一…」

を…繰り返してた…
トマホーク弾着予定時刻までに…12600本近くのミサイルが射出される。

……

やはりBETAはただものではない。

「1射目、迎撃されてます……50%突破、60%、70%、2射目も迎撃されてます!!
…1射目全弾壊滅!」

「やはり届かないか。いや20射目は…」

15分経過

ミサイルは続けて射出されるが、全弾撃墜されている。
未改造だと噴煙で環境破壊も良いところだろう。
もちろん燃焼時の噴煙等も自然界に影響ないようにしてある。

スクリーンには上空からみた展開完了した自走砲陣地が映しだされている。

チューリップがはいっているドームを中心として、
2個連隊240両が並んでいて、砲撃準備を整えていた。

今回G6ライノ連隊が装備しているのはビダン博士の研究成果、
新型導入の煙幕弾頭であり…

「時間設定T20」

弾頭設定をし終えた煙幕弾が、G6ライノに次々と装填されていくのが映し出されて…

「煙幕弾、一斉斉射!!」

G6ライノ240両の155mmキャノンから煙幕弾が一斉に放たれる。

自走砲連隊の放った弾は、約20秒後から煙幕を出しながら佐渡島に撃ち込まれてく…

もちろん、一射目は迎撃はされる。
が、そこまで展開した煙幕の中から次弾が出てきて、
結果的に佐渡島到達に5射ですんでしまった。
そこに煙幕の中からトマホークミサイルが地上に襲い掛かる。
更にG6ライノは座標をずらしながら煙幕弾を展開させていく。
しばらくすると…佐渡島全域が煙幕につつまれ、
迎撃の為のレーザーが上がらなくなってきた。

「煙幕弾…いいんでないの?」

[効果抜群だね♪]

全土を包むと、2分ごとに座標をずらして、煙幕弾を撃ち込まれるようになった。

次々とトマホークミサイルが全弾命中し…

約3時間後には佐渡島ハイヴの地上部分にはBETAの反応がなくなってしまった…

[トマホーク蹂躙〜]

「煙幕弾様々、無限装置様々だな〜」

[ところでマスター、このままハイヴ攻略しない?]

==アメリカ情報局==

「な、何なのだね…これは…」

「おそらくミサイルによる噴煙かと思われますが…」

「計測上、何本記録できたのかね?」

「約12万本近くのミサイルです。しかもこの21隻の巡洋艦からうたれてます」

「たった21隻で……しかも巡洋艦からか?」

「はい…」

「ナンセンスだ!!非常識だ!!」

「確かに…」

「巡洋艦サイズの中にそんなに積めるわけがない!
しかも地対地艦載ミサイルだぞ!
BETAに撃ち落とされる採算性のあわない兵器が大量にだぞ!」

「ですが…事実であります」

「…この巡洋艦の事を調査しなければな」

「はっはぁ…ですが長官…対日諜報網がすでに」

「予算獲得してこい!」

(それに12万本を…960億ドルをどっから用意してるんだ?)

………
カオル報告


コロニーレーザー技術は入手




寸劇風後書き

作者「なし崩しに佐渡島ハイヴ攻略になったなぁ……」

ナギ少尉「初期プロットは?」

作者「ん〜〜もう少し機体数が、そろってからだったが……ま、いいか」

ナギ少尉「どっかの部隊は全滅したよね〜、ありえる?」

作者「補給届かず、間に合わずに…だろ?
まぁ異世界軍の突入部隊も、補給届かずなら有り得るね」

ナギ少尉「なるほど…さて次回予告は、佐渡島ハイヴ攻略戦…地上戦…お楽しみにぃ」

H24年5月19日改稿

コロニーレーザー取得に大帝国の中帝国へ乗り込んだ形になりました。

艦隊戦はあんな感じなら攻略できるぞになりますね。
問題はガメリカへの対応なんですが…

一応まだ地球上では強すぎて使えない技術満載レベルですね…
H25年6月再改稿



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