第144話『重慶ハイヴ攻略戦編3 突入』


2001年11月25日
佐渡島基地から重慶攻略後を見据えた別動工作隊が出発していく…

重慶ハイヴから東側の作業群を一掃した攻略部隊のおかげで、
工作部隊は干上がってしまった長江…上海傍からの陸上エントリー及び中継基地、
瓦礫除去による直進陸上移動路の確保の着手に可能になる…

開設できれば横浜から海路を最短距離約2300kmで中国大陸に上陸でき、
瓦礫除去による陸上路整地を含めて約1500km合計3800kmを、
海上陸上最高速度で移動可能になり、約6時間程短縮できる。

結果約16時間での横浜または佐渡島から重慶への、
大量輸送が可能になるだろう。

鉄原基地は…?は後程…


攻略本体は間もなくハイヴに到達する。
ボギー12dと接触しておきたかったが…

[マスター、ボギー12dは重慶ハイヴに進入し、消滅したよ]

「…確か大砲級が居たんだよな?」

[うん。そう]

「1番戦力数が高かったんだよな?」

[うん。そう]
ため息が出て…

「ハイヴ周辺が激戦になりそうだな…」

[けど準備したから大丈夫♪]

距離は125kmに接近した時…

「攻略部隊から報告!!重慶ハイブに異常あり、
こちらを目指してBETAが湧き出ています!」

「意外にハイヴ自身は探知距離あるんだな…」

[だねぇ]

「艦隊停止、戦闘態勢に移行します。ジャール大隊、スタンバイ、射出態…」
司令室が騒がしくなってくる。
推定30万が一気に襲い掛かってくる…
「来…じゃぁ、いってくる」

[頑張って〜マスター]

司令室の扉外に駐機してある多目的輸送艇に着座し、
[マスター、出発?]

「ああ、やってくれ」

ジオフロント上層エリアから中層へとスロープを使い降りていき、
ハンガー内の佐渡島行きチューリップへとDF展開しながら突入する。

佐渡島基地の中継エリアに着き、
目的のチューリップ前にいる輸送艇…
「あ〜向こうか」
が居なかった。
つまりトレインカーゴ側にいる状態であり…
「ま、1分足らずで…」
チューリップが開き始めて多目的輸送艇が出現してきた。

[佐渡島基地〜佐渡島基地〜
お待たせ〜1号艦行きで〜す]
着陸と同時に待っていた人と共に乗り込み、

[発車しま〜す。手摺りにおつかまり下さ〜い]

チューリップへと突入。

……


ハイヴ本体から迎撃せんとBETA湧き出てくる前に状況を説明しよう…現状、

「マンダレーハイヴ方面から増援とおぼしき、
2万規模の新たなBETA群接近中。
ボギー101cと認定します。到達予測時刻26日午後18時」

偵察衛星からの情報で重慶ハイヴに向かっている一群を探知判断していた。

「今のところ周辺他ハイヴに動きなし」



周辺環境は核焦土作戦の影響により、100Svの値を示していて、
生身の身体ではとてもでないが生存できないであろう。

死の大地だ。理由としては核の投入の結果といえた。

73年カシュガルを通常火力による調整にこだわり失敗した中ソ連合軍は、
核弾道ミサイルを投入したが、
初弾からスカッド等ミサイルによる攻撃を学習されていた為に迎撃され、
効果を充分に発揮する事ができなかった。
また同様に航空機による投下型やミサイル型も迎撃されるが為、
効果を発揮する事ができなかった。

アサバスカはその失敗を元に学習させる間を与えないが為に殲滅できた様なものであった。

何回か上げているが、核の熱エネルギーは当時の人類史上最強兵器には変わりない。

効果がない部分は、人間に対しては絶大な効果をあげる放射エネルギーも、
BETAに対しては効かないという点であった。

高空で迎撃された際には熱よりも放射線の影響が高い。

爆発できれば、中心地で発する数百万度以上の熱エネルギー及び熱線、
また衝撃波に関してはBETAは防ぐ手だてがなく被害を受けてしまう。
G弾が開発された今でも熱エネルギーに関しては人類上一番手にくる兵器であろう。

絶大なる熱エネルギー兵器を使えなくなるにはしのびない…
人類は運用方法を考え、
地上設置型や地中埋設型使用にたどり着いた。

地表設置型は侵攻群到達の前に爆発を起こさなければならないが、
地中埋設型はうまく誘導すれば侵攻してくるBETA群の中心部で爆発がおこせ、
大量に削減ができる。
突撃級は地表を削るしかなく、2m程ほれば壊される前に爆発は可能だ。


ただし地中埋設型や地上設置型は残留放射能が大地にモロに残る。

上空で通常通りに核爆発をおこせば中心部は熱による真空状態になり上層気流が起こり、
成層圏へと汚染物質は拡散、爆発地ではさほど残留物質は残らない。
メガトンサイズが爆発しても一箇月程度で人が生身で進入しても問題無いレベルに落ち着く。
黒い雨をのぞいてだが…それでも放射能汚染は爆心地の1%以下レベルだ。
また放射性物質に変える中性子…誘導放射線というが、
地表到達しても弱いが為にさほど問題にもならなかった。

一方地上設置型や地中埋設型は地表にて爆発を起こす為、
大地に強い中性子があたりかなりの量を放射性物質に変える。

例をあげるとすれば、平和利用で人工湖掘削を考え、
干上がった川底で爆発、クレーター部に水を流しこみ作られたチャガン湖だが…
今でも汚染は酷く、魚類は奇形ばっかであり…
とてもでないが泳ぐ事は自殺と同意義であった。

地上運用はある意味切り札的、肉を切らせて骨をたつ的な要素であった。

だが90年あたりからの本格的な東進による核爆弾による遅滞戦闘の結果…
特に93年嘉陵江崩壊後には何十回も核が使われ重防護服でも到底役に立たなくなる程であり、
必然的にN防護を施されている車両のみしか活動できなくなる。

ビダン合金や合金X以上の素材でないと、
厚さ20mm程度で中性子含めたすべての放射線防護はできない。

100Svと単位で出しているが、様々な放射線が大地から発っせられていた。

α線は紙素材で容易に阻害できる。
β線はアルミ素材で阻害できる。
ここまでは通常の戦術機で遮蔽はできる。
あとは外気取り込みの問題になるが、フィルターで放射性塵煤を入れなければよい。

だがγ線完全阻害には鉛素材だと20cmは必要であり…
重力比率第ニ世代機複合素材2.1:超々ジュラルミン2.8:鉄7.8:鉛11.4と鉄よりも重く、
軽量複合素材を使っている戦術機の装甲に到底使えるような物ではなかった。

戦車もある程度遮蔽能力があるが、あくまでも減衰程度であり、
鉄素材ならば30cmの厚さは必要であり、
専用車両でなければ戦地に向かうのも不可能な程になる。
車両の中に居ては設置もスムーズにいかず、
何度も挺身による核設置や、核爆弾抱えての遅滞戦闘が行われる程になり…

核汚染の死の大地へと化した。

異世界軍側としては基本ヤドカリ操縦機、
有人は、対NBC防護を標準で備わっている魔改造PT及び魔不知火による進行、
及び防護設備の整っている戦艦群による進行となっていた。
今回2001式は有人操縦車は投入されてない。

……

カオルが横浜―佐渡島間チューリップに入った頃…

武は既に2号艦チューリップにでていた。

チートをもつカオルと違い、人間の身体である武は、
放射能影響下に生身ででれない…
一手前かかるので佐渡島待機室からの移動だ。

艦内ベルトコンベアにのり、連結通路を通り3号車へと移動、
エントリーチューブから愛機のコクピットに入り機体を起動。

サイレンが点灯し始める。
『外壁開放まで1分、高濃度放射能汚染煤が侵入します。
作業員はエアロック内に退避して下さい…
繰り返します外壁開放まで45秒、高濃―』

格納庫が開放され外気が流入する…
放射性塵煤流入や、
今だに発する放射線を遮蔽できるものがなくなる為に警告が出されていた。

(NBC影響下と…)

機体の生命維持系をチェックする。
(循環系on…ロックok、残量8時間分非常用4時間)
万が一offに触っても鍵がかかっていて2回開錠しないとoffにはならない。
戦闘中の誤作動はないだろう。

(ガイガーカウンターは内部、外部とも正常作動)

『外壁開放します』

外の光が差し込んでくるとともにガイガーカウンターの数値が、操縦席内部の数値は上がらないも、
外部では放射線が飛び込んできてるのだろう…跳ね上がってく。

「シルバー1、出る!!」
開放された外壁から重慶の大地へと…

……

トレインカーゴの1号艦に設置されてるチューリップから多目的輸送艇にのったカオルが現れた。

『エアロック先、高濃度核汚染区域、NBC防護確認して下さい』

のアナウンスが流れている。

エアロックには放射能汚染の除染を行える設備が勿論そなわっている。
カーゴ内に再び入る時には利用することになるだろう。

死の世界へと生身で出る。
ジリジリと瞬時に放射線が身体を焼く感触するが、使徒であるカオルはいきられる。
普通の人では生身で3秒立ってれば良いほうだろう。勿論100%死亡する値だ。

虚数空間から魔撃震を出し、同化し戦線に加わっていく…

既に戦闘は始まっていた。

弾級迎撃の対空ミサイルが打ち上がり、
トレー級の主砲弾がBETAの進撃集団に対して撃ち込まれる。

効果的に最前線に撃ち込まれ、BETAの突撃級の死体が生まれ、
BETAの進軍速度が鈍る。

「敵BETA群先頭距離6万!」

「今だに門から噴き出ています。現在総数8万越えました。内、3万駆逐!」

司令室のスクリーンでは重慶ハイヴ周辺の様子が映し出されている。

大砲級はハイヴ周辺での61cm砲の射程外から、弾級を打ち出していて、

それをフリーデン級がスタンダード、スパロー、RAMを射出し撃ち落としている。
が、数が多過ぎの為陸上砲艦のCIWSが稼動している状態になっていた。

艦隊は転回停止し、トレー級陸上砲艦が門側にはっている形。
61cm砲を2方向から接近してくる重慶ハイヴ群に雨嵐の如く撃ち込んでいる間に、

トレインカーゴから出撃してきた、スフィンクス、2001式が迎撃陣形を整える。

「門より湧き出てる数、推定15万!!まだ止まりません!」

「ねぇ…大丈夫なのかしら?」
「確か当初プランだと18万のはずよね?」

「こら作戦中だぞ!!」

「は、はい!」

スクリーンではあふれるばかりに広がってくBETA群、

「先頭集団距離3万、敵BETA群残存10万!」

61cmでどんどん削れてくが、それでも数は膨れあがっていく…
が、まだ先頭に全ての数がいないのが幸いしているかもしれない…

「各大隊、迎撃準備整いました!」

「T-850陸戦隊も展開完了!」

迎撃陣形をととのえ、後は突き抜けてきた敵との相対まちであった。

「敵BETA先頭距離15000、残存13万です!!」

「まだ門から湧き出ています!累計20万!」

重慶ハイヴ、どの位のBETAがハイヴ内にいたのだか……

「敵戦闘集団、距離10000、61cm砲最短射程圏内です!
各大隊砲撃開始します!!」


61cmを抜けてきたBETAに対して、
スフィンクスの220mmキャノン砲、2001式の155mm滑腔砲が火を放ち、
一斉に5000の砲弾が襲い掛かってく。

スフィンクス1000機、2001式2000両から放たれる砲撃…
10km先だと戦車弾の命中率は落ちてくるが、
それをカバーするが如く接近してくる集団に向け射撃をおこなう。

傷ついたBETAが、圧倒的砲弾に堪えられるわけがなく…
数を減らしていく…

砲弾をうちつくした2001式が下がっていき、待機してた別の2001式がその穴にはいる。

うちつくした2001式は、艦隊中央後部にいるトレインカーゴのカーゴ車に、除染を受けながら進入してく…
その間5分…

除染が終了し、カーゴ内部に進入すると、
すぐさまコバッタが砲弾補給口をあけ、
155mm砲弾をガイドウェイを通して補給していく…

砲弾補給中の間、各部異常ないかをチェックしてまわり、燃料も給油。
5分で砲弾を補給しおわり、
再びエアロックスペースを通り出撃していく…

それが各カーゴ総数500両にて行われていた。

また、無くなってきた補給物資は、随時チューリップを搭載したカーゴから補給されてくる。


「門からの出現終了した模様、総数26万!!」

「残存BETA約14万!迎撃ライン保たれてます!」

異常がなければ勝てる勢いでBETAの数は減らしていく…が…

「ウランバートルハイヴから増援群出現
、軍団規模!」

「鉄原基地地下スパイより入電、
重慶ハイヴへの増援送れとの事、15万規模送ったと返信」

「各増援の数集計、到達時間を計算しろ、ボギー102dをあてる!マンダレー、敦煌ハイヴは?」

「そちらからは101c以外未だ動きありません!!」

やはりそうそう簡単には攻略させて貰えそうにはなかった。

……
『ヴァルキリー1より各機へ、交代がきた。
これよりカーゴに戻り休憩のち、ハイヴ突入部隊に編入される』

(おっ…もうそんな時間か…)

機体をカーゴ内に入れる。

外壁が閉まると、
『除染中…ただ今除染中』
幾許かの強い光がカーゴ内を充たす。
(ほぉ〜値がみるみる減るなぁ)
217Svの値をさしてたのがみるみる内にへり…
『除染完了』
回転してたサイレンも停止。

機体動力を停止させハッチをあけると、
エントリーチューブが接続される所であった。
[お疲れ様〜]

「え〜っと10212号、あの放射能がみるみる落ちた光はなんなの?」

[除染光であそびにいくヨ!の技術だよ〜
密閉した空間でないと駄目だけどね。
細菌やウイルス、放射能等身体に害があるのを除去してくれるの]

「ほぉ〜…説明ありがとう」

[いえいえ〜]

……

「艦隊より入電、地下進行を感知、約30分後、予測範囲に艦隊が含まれています!!」

「将軍より、艦隊を後方20kmに移動すると入電」

すぐさま前線で指揮をとっている、将軍からの指示が司令部にはいる。

予測範囲円は、現状半径15kmの膨大な円となっている為の指示であろう。

まずはトレインカーゴが護衛の機体とともに一斉に動きだす。

T-850達も外装の取手に取り付き、共に行動をする。

続いてトレー級が一斉にうちながら後進しだす。

多少弾道がずれても関係ないほど、BETAの集団は広がっているのでできる事だった…

最後に迎撃ライン上に残っていたスフィンクス、2001式、
魔ゲシュペンスト達がタイミングあわせて一斉にラインを後退させてく。

「各機後退完了!異常なし」

「各ハイヴの増援到達予想でました。
第1派ウランバートルハイヴからのボギー102d、帝国時間27日午後23時。
総数8万規模、大型種確認できず。
マンダレーハイヴ、敦煌ハイヴは依然沈黙してます」

2000km彼方のウランバートルハイヴからの増援が発生していた。
到着予想時刻が27日の23時、今から約42時間後…
いやに2000kmを早く到着するのは群の中に脚の遅い大砲級や要塞級が混成されてなく、
約45kmの速度で移動できるが為である。

通常混成なら要塞級や大砲級の脚に合わせて移動してくるので、
あと1日分余裕がある筈だったが…

「攻略中に到達はしないか?」

「はい、大丈夫です」

「あとはカオル殿の判断次第か……」

「各迎撃ライン後退完了しました。敵大砲級も移動開始しました」

艦隊が下がった為、それにあわせて大砲級も移動開始する…

「約3分後地下進行出現します」

「ピンポイントで狙ってた模様ですね」
最初のトレインカーゴの中心点を狙って進行してた模様だった。

「残存6万!、地下進行合わせると8万!です!」

「将軍より入電、地下進行出現、殲滅後進軍する!」

現地では、トレインカーゴがいた箇所に湧き出てきたBETAに対しても、
砲撃が加わっていた。

度重なる砲撃にクレーターが至る所にでき、
死骸の塊が出来上がりそれがまた吹き飛ばされる。

母艦級が61cm砲弾の直撃をくらい、身体が保てずに崩れ落ちてく…

20kmの距離なら同規模への期待命中率は30%、14発の弾の内、
3発位ならあの巨体に直撃し、爆発でもって削りとる。

15分後あたりには
地下進行含めて残存5万になっていた。
直接襲撃する圧力は弱まってきた。

戦場にバラけてきたので、艦隊は前進し始める。

現状大砲級や光線級、重光線級、弾級のいる辺りの2万が1番固まっている。

射程圏内かつ、光線級の直線上に入らない70kmの距離まで、
残存BETAの襲撃を蹴散らし、
対空ミサイルは雨槍の様に打ち出し、
ひたすら堪えて艦隊は前進する。

70km圏内にはいると…
陸上砲艦の432門に及ぶ主砲弾が、連続的に打ち出され、

10分後…約6万発に及ぶ確認弾含めた砲撃により、
戦場から大砲級、光線級、重光線級は巨大なクレーターと引き換えに消滅していた…

2001年11月26日午前8時21分

本来であればエアロスタットを投入で釣り待ちであったが、
偵察衛星ひまわりがとらえていたハイヴ内部から、
最深部の近衛BETA以外ほぼすべてが地上の迎撃に出た為に、
釣り待ちを行わず一気に突入に切り換わっていた。

(なんとかなるもんなんだな〜)

地上での戦闘を行い、
今までの三次元機動での突撃以外にも、
解決策があったのに武は気がつかされた。

(圧倒的物量には、圧倒的火力と絶やさない補給か…)

武は、地下深くハイヴ突入部隊にも参加していて、
まもなく反応炉到達前の主広間攻略までのカウントダウンを、思いふけっていた。

三次元機動を披露する事はなかった…

圧倒的火力の中では、反対に味方の弾に当たる可能性が大きいとの事で、
スフィンクス達の穴を埋める射撃戦または、接近してきたBETAの対応に徹していた。


そして今も…

『突入!!』

隔壁が崩れ落ち、主広間に突入するスフィンクス、
それに続いて武の乗る魔不知火も突入する。

目の前に広がるBETA群へ向け射撃トリガーを引く。

(と…)

しばらくうつとIFFが反応し始める。
うっていた隙間をスフィンクスがうめてきた。
その為IFFが反応し、120mmマシンガンの射撃をとめる。

すぐさま天井方向へと攻撃を切り替える。

水平方向はIFF反応しない隙間を探すのが無いくらい詰め寄って、
ラインを形成し始めてきたからだ。

天井に張り付き、こちらの確保した陣地へと無数の小型種が向かってくる。
対空型も接近させないように銃弾を浴びさせる。

程なく無心に撃ってると、生きているBETAの数が減り…
陣地が広まり…主広間が異世界軍の手に落ちた。

(あははは…楽過ぎるなぁ…)

程なく、反応炉が落ちたとの情報が入り、駆逐作業へと移行する…

……
カオル報告

重慶ハイヴ攻略、重慶基地へと変わります。




寸劇風後書き

ナギ少尉「重慶ハイヴ攻略おめでとう〜」

作者「けどまだ楽にはならないのがきてるね」

ナギ少尉「あと周辺地域環境?」

作者「だな」

ナギ少尉「放射能汚染酷いもんでしょ?」

作者「防護服無しでは生きてられない環境、
ヤドカリ達は除染受ければ良いとして、人間にはきつい環境だね〜」

ナギ少尉「けど機体は動かせるんでしょ?」

作者「作中には書いてないが、有人機は約3時間毎の補給つきでな」

ナギ少尉「へ…?」

作者「酸素発生装置の交換だよ」

ナギ少尉「ああ、…ってそんなもん?」

作者「万が一の脱出後何時間分の非常用酸素確保すべきかわかるだろう…
その分の比率が高いんだよ。あと疲労回復もかねてな…
集中力きれ防止の意味がでかいか…」

ナギ少尉「なる程ね〜なら、
作中に書いてないけど釣りで出したあと突入のパターン?」

作者「そそ、ハイヴ内部では4時間も戦闘は行ってないわけさ」

ナギ少尉「毎回おんなじパターンのは飽きちゃうから略?」

作者「………ま、まぁさて…三方向からの進軍をどう凌ぐかだな」

ナギ少尉「次回、ハイヴ再び復活か?重慶基地防衛戦、お楽しみにぃ」

作者「おい、まだそこまでいかんぞ…前準備編ね」

H25年9月再改稿



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