第152話『オペレーション・ムーンストライク』


2001年12月6日

月面周回軌道

月を回る周回軌道近辺では、巨大な物体が所定位置に向け、
ブースターを吹かし微調整をおこなっていた。


コロニーレーザー…

異世界軍ではアイランド1、2、3、4とつけられたこの巨大な構造物である高出力レーザー装置は、
月面のハイヴ直上において、月の自転に合わせて同調作業に終われていた。

ラグランジュポイントでない箇所は、重力に若干引っ張られるが、
反重力装置によりその引力は消され、完全に同調作業のみになる。

月面にはフェイズ7、8のハイヴが4つあり、それぞれをコロニーレーザーが狙っていた。

その周りを宇宙軍艦艇が護衛の為ついている状態になる。

もっとも軌道上に対する攻撃手段が落着ユニットでの突撃しかないBETAだから、
それの迎撃用とも言えよう。

もうまもなく、この世界の人類が夢見た一幕があがる…

……



コロニーレーザー艦隊が修正軌道にはいる頃、
カオルはまだ横浜基地にて機体の生産にはいっていた。

(まずはモンスターだな)

デストロイド HWR-00-Mk2モンスターの具現化にはいる。

10分後…

その巨体を表したモンスター…
40cm液体推薬キャノン砲4門、
両腕の3連対地ミサイルランチャーを備えいる。
そのフル装備重量は285t、
実に二足歩行の機体としたらもの凄く重いものとなる。

(ん〜だから甲板をぶち抜いたのか…)

都市部に配備されたら、その足で道路をぶち抜き、
下水道までいく重さと思えた。

(火力は満点なんだけどね…)
だが二足歩行にこだわった為機動力が劣悪過ぎ、
ホバー移動でも最大時速15kmの移動速度しかない。

(改修すべきでしょ…で次回攻略の…)

下半身の脚部をタンク式に変える…
装甲もさほど重さ変わらないため合金Z製に…

自重がその巨体を支える為28tに増えたが、
モンスター改がここにうまれる。

6輪の無限軌道でその巨体を支え、
テストしてみないとわからないが時速100kmまでは出せるかもしれない。
勿論沼地等対応のホバークラフトも装備済みなので車両型のほうが都合がよかった。

「誰かテスト頼むわ」

[マスター了解〜]

(で次は…)
デトロイトシリーズではスパルタン、ファランクス、
ディフェンダー、トマホーク、を取得していた。

(肉弾格闘戦、対空ミサイルランチャー、対空戦車、主力戦車ねぇ…
肉弾格闘は興味あるけど…
あ、あとファランクスとディフェンダーか…)

今運用している対空直上系の改修をした対空スフィンクスは別として、
対空が不足しているのは事実だった。

なのでとりあえず各1機ずつ注文しできあがってから後ほど改修をうけるような形に…

(あとはバルキリーか…)

VF-1から始まり、
VA-3、VF-4、VF-5000、VF-9、VF-11B、YF-19、YF-21、VF-14…

(とりあえずVF-4とVF-5000以外注文にするか)

数が多い為今すぐ具現化でなくバルキリーは注文の形をとる。

[了解…順おってけば問題ないと思うよ]

VF-14は30周年式典にたまたまきていた機体を取得していた。

(けどまぁ…ガルド以外はYF-21は…だろうし、
YF-19はかなり人を選ぶよな…)

YF-19はテストパイロットを続々と病院送りを出す問題児でもあった。

YF-21は当初からガルドの個人技能に合わせてのラインどりをとっていた為に、
さほど問題はでなかったが、

YF-19は派遣されてきたテストパイロットの技術がともなわなかった為、
イサムダイソン中尉が赴任してからポイントを巻き返した形である…

(時間があればデチューンの正式量産タイプかな?)

後の時代…一般兵にでもなんとか扱える性能低下タイプを作らざるえない程ピーキーな機体であり、

生身の限界を求めた機体でもある為、
後の世の機体の方が無難でもあるだろう…

[マスター、ソロソロ時間ですよ〜]

「そろそろか…」

……

人類の夢である月攻略作戦、
オペレーション・ムーンストライクの解説付き実況中継がおこなわれている最中であった。

異世界軍から解説者としてビダン女史がでて、
護衛にC-01がついていた。

「まずは一射目で、ハイヴ構造物を破壊、主縦穴1km近くまで貫通いたします。再チャージを行い2時間後に第2射目、繰り返し再チャージを行い、
第3射目で月のオリジナルハイヴ、サクロボスコ以外の反応炉を破壊、
第4射目でサクロボスコの反応炉を破壊、
月の攻略作戦を終了いたします」

「ハイヴを破壊して作戦終了というが、残ったBETAはどうするのかね?」

「反応炉とそこにあるG元素を消滅させれば、後は断食になりますので餓死をまちますわ」

「それ地球のハイヴにできないのかね?」

「残念ながら大気による減衰がありますので、
軌道上からはさほど地下にたいしての効果が認められませんわ。
また生態系にどんな多大な影響与えるか計算できません。
地球人類を滅ぼしてよい…なら使えるかもしれませんが…
なのでこのコロニーレーザーによる攻撃は、大気がない、人類がいないのが条件になってますの」

「つまり火星は大気があるから…」

「はい、カオル大将から火星はコロニーレーザーでの攻略は行わず、
次の第五惑星、木星の衛星攻略へと移動するとの言付けを承ってます」

ザワザワ
「むう火星は戦術機が必要って事か」

「今回の実況中継は、あくまでも月攻略作戦についてのになりますので、
後日火星についてはご説明があるとおもわれます。
そろそろお時間になりますのでよろしいでしょうか?」

時間はまもなく帝国標準時7日の0時をさそうとしていた。

「それでは皆様、お待たせ致しました。オペレーション・ムーンストライクの、
カウントダウン入ります」

スクリーン上にコロニーレーザーが映し出され、2分前からのカウントダウンが始まる。

「リアルタイムで流れてきてます」

コロニーレーザーの開口部から光がもれてきて、カウントダウンが0をさしたとき……
「おおおお!」
画面が明るくなり、コロニーから光の筋がでる。
中継カメラがスパンし、ハイヴ構造物が崩れていき…
光の筋が消えてくと…
その跡地には主縦穴があった…
主縦穴はコロニーレーザーにより更に広がっていた。

画面はしばらく写したあと、
他のハイヴにも切り替わり、同様に主縦穴を曝しているのが見える。

「それでは一射目について結果がでましたので、ご説明いたしますわ。
予定通りの出力で各ハイヴを直撃、構造物を崩壊させ、
ムーンハイヴ1の地下1.3kmまで到達、
ムーンハイヴ2の地下1.5kmまで到達、
ムーンハイヴ3の地下1.7kmまで到達、
ムーンハイヴ4の地下1.8kmまで到達いたしましたわ」

「いいかね?」

「はいどうぞ」

「すぐさまG弾の追加大量投入を提案するんだが」

「そんなに焦らずとも8時間後には月攻略の結果がでますわ。
また異世界軍ではそんなに、
後々影響が残るのは使いたくないですもの」

「……主縦穴広げてるくせに…」

「あら、後ほど恒久都市に使う等色々使い道ございますわ」

「……ふん」

「他にはございませんわね?約2時間後に第2射の発射の中継を行います。
まだ先は長いですから、ひと時の休憩をとってください」

休憩を告げると、ビダン女史によってくる各国大使、
ご要望等だろう……

……

ルーロス改内部では、月のほぼ断面図を投影していた。

月の内部の様子はルーロス改、キャーティアの力によりまるわかりで、
各方面に情報を伝達している。

『アイランド1、第1射目問題なし、エネルギーチャージ10%』
『アイランド2、第1射目問題なし……』

「とりあえず問題なしと…」

「ごちゅじんたま、居なくっても大丈夫でちよ」

「ま、まぁとりあえずな……それにいざって時には反応弾を使うからさ…」

後方に停車しているビッグワン。
貨物車両には反応弾がところせましと詰め込まれている。
15両に積めるだけ同化して作ってきたので510発積載されていた。

「でも大丈夫でちよ。寝ていてくだちい」

「いや、でもなぁ…」

[マスター、なら次の攻略目標について提案なんですが…]
ビックワンの反応弾管理についてきた真面目君のコバッタ3号が口を挟む。

「ああ…何?」

[火星ではなく木星ですよね?半年後になりますが?]

「あ〜…超光速機関つんでないか…」

[ええ]

中帝国試射時取得のコロニーレーザー、
大帝国製の推進機関はつまず、
ナデシコ世界由来の核パルスをつんでの宙間通常航行で移動し月面での行動となっていた。

「なら超光速機関の搭載が必要だよな」

「なにを積むかでちね〜」

[何を搭載します?]

「確か生産できるのが…」

[でたまか製ワープドライブ、つい先日入手のマクロス世界のフォールドドライブ、
あとは最近できるようなったPD製超光速通常空間ドライブです]

性能的にはでかたま製ワープドライブは一万光年までワープが3日で可能、
フォールドシステムは2014年度版のシステムで、
1000光年まで可能だが100日かかり、つまり10光年を1日の速度で…

超光速通常空間ドライブは通常空間を一日3.5光年進む通常空間エンジンとなっている。

「銀鉄のワープドライブは?」

[無理です]

「キャーティアのは?」

[設計図渡されましたが、素材からして無理です。
キャーティアは全般的にまだ無理です。
繰り返しますが使われてる素材がまずは作れる必要があります]

「まちゅた〜、あれ小型船用サイズだよ」

「となると俺がつけなきゃキャーティアや銀鉄ワープは無理か…」

[ですね]

「あと…PD世界のワープエンジンは?」

[あちらはまだ研究中です]

「え〜…あ、2040年度版の新型フォールドシステムは?」

[あちらはバルキリー用なので…サイズが…]

「はぁ…あ、ルーロス、コロニーレーザーサイズのワープドライブ設計図ある?」

「あるでちよ。みまちゅ?」

「ああ。どんぐらいかかるかみてみるわ」

設計図が渡された。

「うへ…つくるのにどれくらい時間かかるかなぁ…」

[マスター次第ですね]

「諦めて…プラント任せしかないか…」

[ですね]

「銀鉄のをちゅかったら?」

「あ〜あれはドライブの2倍の大きさの超空間フィールド発生させるから、
艦サイズ…コロニーサイズならねえ…
列車サイズならたかが知れてるんさ。
列車前方に発生させ突っ込むかんじだし」

「ころに〜ちゃいじゅだと…でっかくなるでちね」

「キャーティアと技術形態違うしな…おまけに俺が変換だと時間かかるわ…
となるとその3種の方法か…」

星系間用超光速通常空間ドライブ、フォールド2014、でたまかワープ…

「けど太陽系内部で超光速だして大丈夫なん?」

[デブリの多い太陽系内では、衝突して被害甚大ですので光速まで加速しません。
制限速度がデブリの多い月軌道内が、1万分の1、
それ以降加速できますが200分の1光速まででなければ危険です。
デブリ帯はまた減速しますが…]

「と…時速換算で10万8kmで月軌道へ約3時間半か…
それ以降が540万kmまでね」

[ええ…デブリが多いのでそれ以上の速度で通常航行での超光速は危険です]

「となると…木星が10日程度?」

[現状速制限速度で最大加速計算で約12日、往復24日、作戦込みで30日というぐわいです]

「もうちょっと加速できないんか?」

[センサー探知し無理なく避けられる限度といったほうがよろしいですね。
それ以上加速は軌道修正のロスが上回ります]

「おちのければいいんだよ〜」

[押し退けるって…そんな速度でぶち当たって、無事にすむ速度がその位です。
チート技術と一緒にしないで下さい]

「じゃあ瞬時にかわちちゃえば〜」

[小型船ならともかく、
それ以上の高速度で無事にかわせる重力制御というか、
船体にかかる負荷上から計算した最少のロスでの制限速度です]

「ルーロスは…というかキャーティアは…」

「かわせるし、けど無視してデブリを破壊しまつ」

[そもそも素材からして…]

「まぁ…通常空間は無理とわかったわ…
となると後は二つだよな?」

「でたまかのワープとマクロスのフォールドでちね」

「距離的にはワープなんだが…確か重力の影響もろうけるんだよね?」

[計算したところ、太陽から2光年離れた距離でないと影響もろ受けますね]

「太陽系内つかえないね…となるとマクロス世界のフォールドか…」

[そうなりますね]

「フォールドと、
超光速通常空間ドライブの組み合わせが航行的にはよいかな?」

[多分それが1番効率的かとは思いますね]

「万が一、超光速ドライブ搭載艦にしたとして…戦闘機動には問題ない?」

[減速すれば問題ありません。
なにしろ自ら超光速でぶちあたるのが1番被害でかいですから…]

「……電柱にぶちあたる車のようだね」

[超光速でぶちあたると、エネルギーでどっちも木っ端みじんに粉砕しますが…
車体も衝突エネルギーに耐え切れず、電柱も受けたエネルギーに耐え切れず…]

「だろうな」

往々にして様々な世界で、レーザーより早い超光速戦闘ができないのは、
ただの隕石を前方に蒔けば勝手に自滅してくれる理由が1番ともいえよう。
機雷原に突っ込んだら怖いもんがある。

「ま、じゃ…それで改装計画たててくれ」

[了解しました]

……

コロニーレーザーから2射目がハイヴの主縦穴にそれぞれ突き刺さり、
穴を拡張させつつ更に奥へと入ってく…

月のBETAには反撃手段がなかった…

光線級はいない。
人類の航空爆撃に対する防衛反応として進化したものであり、
原種はいるもののまだ対応進化に追われているだろう…

……

KGB諜報員が横浜基地において異世界軍の情報収集にあたっていた。

今日は普段しまっている門扉がある程度公開されていて、
またとない絶好の日和だった。

そこに一人の女性衛士が通りかかる。

(あの者は…記憶に間違いなければ要捜索対象の一人…
ビーチャノアシリーズの筈…
祖国アラスカから出て無い筈であり、ここには居ない筈なのに…?)

確認の為に追跡していくと…


いきなり死角横から黒色の棒…
黒色ステッキがのばされ…
「こちらから先は通行許可またはパスが必要だ。提示して貰いましょう」

通行を止められた。

顔を出した方向にむけ通路の窪みの中にいた止めた者の格好を見ると…

黄色人種特有の肌が見え…裸に近い姿であり、
V字海パン…通常のビキニタイプの海パンを肩まで延ばしV字にしていて食い込んでいて、

頭には黒色シルクハット、
赤と青のストライプ色のビジネスネクタイを結んでいて、
そして白靴下革靴を履いた…
まさに基地に相応しくない変態であった。

身体つきは筋肉ムキムキで…

(いや…オカマか?)
目線を海パンに向けると男にあるハズのモッコリ膨らみがない。
この食い込みならなナニが絶対盛り上がる。
モッコリしないように締め付けは男にとって<バキュン>玉が潰れる程の痛さに耐えられなく、
ファウルカップで目立たないようにする位だろう。
つまりナニがない。

女性かと思うが、ボディビルダーの女性なら…
確かに柔らかい胸までが筋肉となりムキムキになる。
Aカップのボディビルダーなんか…
胸があるの?揉めるの?とばかり思う姿であるのは理解しているが、

だが目線を顔にむけると確かに男の顔つきだ。
それに乳首を晒していて、男の乳首だ。

そうするとチン<バキュン>を切ったオカマやニューハーフしかない。

<バキュン>玉を切れば男性ホルモンがでない為、弱い…
まさに見かけ倒しの変態だ。

そう判断した。ならば…

《日本語わからないんだが》
軍人でなければ翻訳装置は支給されずロシア語で話されればあたふたする…

《こちらから先は通行許可またはパスが必要だ。
提示して貰いましょう》
あてが外れ、ロシア語で綺麗にかえされた。

《この先に用があるんだが、どいてくれないかね?》

《こちらから先は異世界軍の区画により通行許可またはパスが必要だ。
提示するように》

《提示しろって…偉そうに…君はなんだね?》

《私はこの区画の歩哨だ。
通行許可書またはIDを提示するように》

(この変態が歩哨かね?…全く何なんだ?
だが…歩哨か…無線機も銃器も持ってなさそうだし…なら)

《さっき通った女性に約束をとっているんだ。
時間に遅れるから通してくれないかね》

《先程通過した女性にか?》

《ああ、そうだ。確認とってもらいたい》

(確認とりに此処を離れるからそのすきに…後ろから…)

《暫しまて》

《待てってどの位かね?早く連絡とって欲しいんだが》

《連絡中だ》

《はっ?》

(なにいってるんだ?このど変態は…)

《どうやって連絡しているんだね?見た所無線機すら持ってないようだが…
電話機でもついてるのかね?》

《連絡中だ》

《連絡中って、どうやって連絡しているんだね?
ふざけるのはよしこさんにしてくれな―》

《向こうは約束してないとの事だ。通行には許可書またはパスが必要―》

《いい加減にしたまえ!連絡とって無いじゃないか!
そんないい加減な歩哨いるのかね?
ふざけないで貰いたいな!勝手に通らさせて貰う!》

(なんだ?このふざけた変態は!!)

ステッキを乱暴に撥ねのけ、
《待て!これ以上の進入は許可されてない…取り押さえるぞ!》

《ふざけんなど変がぁぁぐふっ》

振り向き楽に対応できると思ってたが、ステッキが鳩尾に見事に決まってた。

《げふげふ…ふ…ふざ、ぐぅ》

力強く床に押さえつけられ…

《貴官は許可なき進入しようとした。
異世界軍法により捕縛する》

通路の奥から別の変態が…


……

1射目発射から3時間半経過する時BETAの行動に異変が起こりはじめる。

主縦穴を塞ぐように集まってきたのだ。
種族防衛犠牲的な予定外の行動をとってきた。

異世界軍では感知してたが撃ってみない事にはわからず、
3射目が各ハイヴに突き刺さる。

すると…3射目には到達予定だったムーンハイヴ2が、
BETAの肉厚に阻害され、突き進むも残り500mの地点で到達できなかった。

会場は騒然となる…

「落ち着いて下さい…計測結果がでたでましたわ。
…プランに変更が入りました。アイランド2は再チャージ後4射目を発射いたします。
アイランド1は引き続き4射目以後、6射目まで行う予定になりましたわ」

「G弾の追加投入を!!」

「コロニーレーザーの出力なら問題ございません。
ただ、予想外の防衛反応がございました事は事実ではあります。
けど、それだけですわ」

予定外のアイランド2の4射目にてムーンハイヴ2の反応炉は破壊できた。
あとは、ムーンハイヴ1がのこっている。
ひっしに盾になる為に主縦穴に詰めてくるBETA。

だが、その肉盾を焼き付くし溶かしながら、
5射目にて残り200m地点に到達。
そして6射目にてムーンハイヴ1、サクロバスコハイヴの重頭脳級を溶かしきった。

「これにて、月面はハイヴが存在しなくなりました。
後はBETAの活動停止を待つだけになりますの」

約1000万のBETAを残して月攻略作戦は終了する。
閉会し以後月面の経過報告がもとめられる事になる。
異世界軍は月面は監視体制に移行する。

ビッグワンに乗車し帰還するカオル…

ルーロス改は現在月の内部まで監視できる唯一の機体の為、
今回は残していくことになった。

カオルは次のハイヴ攻略作戦に向け準備に動き出す。

……

カオル報告

月のハイヴの破壊を確認
月監視体制に移行




寸劇風後書き

作者「オペレーション・ムーンストライクにより、
やっと月のハイヴは破壊できた状態ですね」

ナギ少尉「で、残ったBETAがコアを持っていてハイヴを再建すると…」

作者「…多分大丈夫…ルーロスがすぐにみつけてくれるさ…」

ナギ少尉「けど、マクロスシリーズ世界に行かなくとも、
今回はよかった結果みたいね〜
反応弾も使わなかったし」

作者「いざという時のもんだったからなぁ。次の機会あるか?」

ナギ少尉「あ〜…火星ね!」

作者「…え、えっとそうそう…次回のお知らせ」

ナギ少尉「作者にげないで。ネタ変えるから…
オルタ5フラグは消えてるけどバーナード星フラグ解禁いつのまにかしてるのね」

作者「調べてみたら10光年以内だったからびっくりしたわ…
まぁ…良いけどさ」

ナギ少尉「作者は他星系まで物語を広げるのか?
さて次回…やっとあるフラグを消化予定…お楽しみにぃ」

H24年10月改稿

H25年再改稿

変態貴族追加



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