前書き

また風邪が再発してます。今年の風邪はしつこいです。

寝てると喉に痰がきて荒れて起きたら声が…

12月4日分はお休みさせていただきます。
次回は12月6日予定です。
第180話『大帝国編6 ドクツ敗戦』


==大帝国の世界==

第三帝国ドクツ…

今この国は敗戦まっしぐらの道を進んでいた…

天才レーティア総統にひきられワンマンシステムを確立したドクツ、
天才の判断に間違いなし、疑う余地なしと…
万が一間違ってもしょうがない盲目的に従おうと、疑う事をしなかった。

意思決定、国の方針が即断即決…
ワンマンシステムといわばいえ、天才的判断が当たっている限りは旨く機能していた。
一人にかかる負担は限り無く天文学的重責となってかかる。

またミスがあろうとも指摘できる者が育たない弊害もあろう…
ミスを無いように何重にもチェックし…いわば大企業の経理の仕事をたった一人でこなしているような仕事ぶりであった。


統一歴400年5月エイリス帝国本土、首星域ロンドン攻略作戦に、後一歩のところで失敗。

イタリンの北アフリカが攻められ救援に送った為に押し切る事ができなかった。
全体の1/3を抽出すれば流石に勢いはそがれるだろう。

イタリンはドクツと接する大ローマ星域の国家であり、
国力は性格上から軟弱であるも、
地勢的…そしてなによりムッチリーニ個人に対してレーティアが大好きな為に同盟が結ばれた。

参謀からはなんであんな弱国と!との意見もあったがレーティアが決めた事であり…


同年9月、ソビエトに宣戦布告し、ロシア平原星域を占拠する。

人類統合組織ソビエト…
個人の権利や資産を一切認めない。
すべては国という共同体の元に平等に生き、
国民の人生と生活は国が生まれたときから死ぬ時まで保証する。

世界各地にて、我々は幸せにソビエトで暮らしています。移民は随時受付中です。
のポスターが貼られていた。

第一次宇宙大戦で、貧富の差はよりいっそう激しくなり、
共有主義に飛びつきがちで、
ポスターのあるところには共有主義者がいて、
国を転覆させ共有主義国家にしようが諸国にいる共有主義者の目的であった。

特にドクツでは疲れからか共有主義者へと啓蒙する人がジワジワと増え、
大元であるソビエトを叩かざるえなくなり、
ソビエトはドクツの宣戦布告とともに連合国側陣営に参加した。

ソビエト軍は若い人達だけの国であり、軍人達も39歳以下の者だけで編成され、
その為に寡兵でもあり、精鋭ドクツ軍に瞬くまにけちらされていく。
ベテランは?だが…

表明はよいことづくめだが、
実情は国による管理国家で、国に評価されなければ提督にもなれず、
周りからの評価ではない。
の為に評価が高かったものが提督になり…
またベテラン提督もすべて引退、収容所へと送られた。
おじさんおばさんはヤダで、40歳で現役引退させられ、
すべて収容所へとむかわさせられる。
国民には楽園だから一人も戻って来ないと説明されるが、
実情は…

また子作りも国が命令して決め、恋愛結婚は認められない。

そんな国であり、次々と練度がない兵が送られ、兵士の壁として使わざるえなくなる。

ソビエト軍は命令で軍人となり次々と訓練を受けないまま艦に乗せられ、
未習熟のままとりあえず動かす事ができる状態程度で前線へと送られる。

ある意味壁であった…
豊富な工業力の元でできる技でもあり、

またカテーリングラード等の惑星上に残っていた者は、
命令により幼子も銃をもてれば兵士となって戦っていた。
まさに人の壁であった…


同年11月、カテーリングラード星域攻略。
次は首星域モスクワに迫る事がてきたが…

だが…12月、ワンマンシステムの要レーティアが、
少しの疲れで深い眠りについていた時、
ゲッペルスは現場責任者に自分の判断でと指示を仰ぎにきた者を返してしまった。
ワンマンシステムの弊害で経験は育たず、その者は先月のままで良いと判断した。

統一歴401年1月

首星域モスクワ攻略をめざすも大怪獣ニガヨモギに襲われて大損害を受ける。

更にワープゲート近傍のモスクワ側に留まられされ迂闊に近寄れなくなってしまった。

レーティアはソビエト方面軍が受けた損害を回復しようと、
よりいっそう少ない資源を回し計算するが、
綻びが発覚しその綻びが重要な艦艇生産部分であり、
その影響を消そうとよりいっそうレーティアは動く。

艦船を建造するにあたり膨大な資源がやはり必要であり、
ある意味パズルピースともいえてた。


同年2月、結果…レーティアはとうとう過労にて倒れてしまう。
命には影響しないも自らを酷似した結果であった。

倒れてる間にワンマンシステムの弊害で補給が滞り、
ソビエト方面軍に影響がでた。

大怪獣が移動し始めたあとには、
再編成終えたソビエト軍が大規模艦隊でもって立ち塞がっていた。

再び戦闘が始まる。
マインシュタイン艦隊も大怪獣の被害回復を本国に要請していて、
錬度の整った艦を回してもらい数は揃えていたが、
ソビエト軍はそれ以上の数を揃えていた。

戦況は精鋭ドクツ軍が有利に進んだが、被害を恐れない無尽蔵の艦補充、
弾薬補充に長けたソビエト軍に次第に傾く。

ドクツ軍は弾薬の補給は滞り始め、援軍もこずに…
艦船はあるも撃つ弾薬が欠乏してきた。
もはや攻撃手段がなく…
そしてモスクワの目前にして退却せざるえなくなり…

3月にはロシア平原星域を奪われ、
4月、カテーニングラード防衛で記録的大敗をしてしまう。

ゲッペルスはレーティアの体調を重んじて、
なんとか穴を埋めようと報告しなくて自力で奮戦するが、
ワンマンシステムの穴は大きく…

5月、シャイアン星域防衛戦にて、ドクツ軍主力を集めた一戦で、
ソビエト戦線の重鎮マンシュタインを失う。

同様に引きぬいた各地で敗戦し、7月にレーティアが完全復活した時には、
当人にも自力ではドクツはもう勝てないと既に断言できる事態になっていた。

その言葉は通りに…壊滅的被害を既に受けていたイタリン本土にて重鎮ロンメルを失い、
各地戦線は敗退…もはやドクツは丸裸になっていた。

8月…レーティアは国民の為に今まで以上に計算にはしる。少しでもドクツが延命できる様に…

「東部戦線より打電!
ソビエト軍により我が軍の3ヶ所の防衛拠点を突破されました!
多数の難民が発生し、自治体のリーダーが受け入れ先を求めています」

「西部戦線!エイリス、ガメリカ連合軍がパリの防衛戦を突破したとの報告です」

「南部戦線の偵察隊から報告です!
大ローマ星域のエイリス艦隊、ワープゲート周辺に集結中…ベルリンへの侵攻準備と見られます」

「本国にはまだ資源も燃料もある。
落ち着いて戦力を中間惑星に集中させ、防衛線をはらせろ!
その間に難民は北欧星域に流すんだ。
パリ艦隊は小惑星帯に潜り込め。
敵軍の戦艦性能もあがっているが、しばらくは堪えられるはずだ。
大ローマの艦隊には、マンシュタインの艦隊を…

マンシュタインは…
いないんだった。もうロンメルも…」

「総統閣下…」


……

その日の夜

「なんだって!脱出しろだとっ!」

「そうよ、レーティア。脱出用のUボートを一隻確保してあるわ。
同盟国の日本に逃げるのよ。そこで再起を…」

「でも…ドクツのみんなは戦っている。
勝利を信じて、私を信じて…
マンシュタインだって、ロンメルだって勝利の為に…
なのに、自分だけ脱出なんて…」

「だからこそ逃げるのよ。あなたが生きていればドクツは復興出来るわ。
マンシュタイン達の犠牲を無駄にしない為にも…ね?」

「やだ。いやだ!やだっ!私は残るっ!みんなと一緒に戦う!」

「んっ…もうっ!!ダダこねないでよ!
天才なんだから最善の方法くらいわかるでしょう?」

「お前こそ。
天才がぜんぶ打算で動くなんて決め付けるなぁ!」

「もう意地っ張り」

「意地だけじゃない…勝算は……まだあるんだ」

「え?」

「あるんだ…でも…でも…あの兵器は…宇宙を壊す…」

……

その頃日本帝国は大日本帝国と改名、
ガメリカのマイクロネシア星域を攻略し修理中であり、
ハワイ星域に到達はしてなく、ドクツへの救援艦隊を送る余裕はない。

送ってもインドカリー、アラビア、スエズ、北アフリカ、大ローマを突破しなければならなく、
同盟国の援助も届かずドクツは風前のともしびであった。

……

統一歴401年9月…

ベルリン星域へ艦隊が攻撃を仕掛けてくるようになり、
レーティアの指揮でなんとか撃退はできてるが、
状況は悪化する一方であった。

大量的物量に対抗するには少なくとも生産力を確保しなければならない。
ドクツ本国以外の生産拠点は既にうしない、
圧倒的物量にドクツは日々押されつつ、またドクツ本国内部の生産力も条約範囲内の大気圏内突入機による破壊被害等で低下しつつあった。

逆転の一手は先に話した兵器…
星域破壊爆弾しかない。
それを敵の星域で爆破させれば勝ちであった。

だがレーティアは大量虐殺になると使用せず破棄を決断…

ドクツの負けをレーティアが、天才少女は決断した…

……

==大ローマ星域==

旗艦ファルケナーゼ艦内。

「急速潜航!!」

北アフリカ側のワープゲートから出てきた艦隊が宇宙空間にて潜航する。

「潜航完了!」

「付近にて向かってそうな艦隊は?」

「確認できません」

国際条約にてワープゲート空間に対してレーダー照射は認められず、近傍にて駐留も認められてない。
光学観測だけで見つけるしかない。


潜航したUボート艦を発見するには音波、視覚に頼らざるえない艦であり、
ワープゲート出て潜航するまでの間に発見されなければ、
なんとかたどりつけるだろう。

「総統…いましばらくです。堪えてて下さい。
必ずおすくいいたします」

……

「ルーロス、見失ってないよな?」

戦闘になれば露見するが、見失うまえに接触できれば幸いなため…

「潜航ちたでちけどほちょくちゅうでちよ」

「ビーコン頼らずにか?キャーティア技術に潜航艦の探知能力はあるん?」

「あれならあるでちよ。オムフェス至上主義船団の戦闘技術でちて、銀河連邦により公開させられちゃいました」

「なるほど…」

「ところでまちたぁ〜、何故待ち構えている事ができたんでちか?」

カオルはこの幾重にも別れるゲームの世界での道筋を確認する為に、
まずは日本で軍籍抹消日時を確認していた。
これがあるかどうか分岐ポイントであり、あるとしたら統一歴401年9月か10月。

そして…9月にデーニッツの軍籍抹消が確認された。
長官とのイベントを進めてなかったためであった。
イベントを進め10月に許可すればレーティアの命は助かる。
というか大半の場合Hイベントを期待して…または優秀な将官を期待して許可を選ぶだろう。

デーニッツ旗艦に特殊ビーコンを事前に仕込んであり、
日本星域からの時間を逆算し大体の目処をたて、
大ローマ星域での警備艦隊の行動からデーニッツ艦隊突入の日時目処を選定する事ができた。

「レーティア自決ルート確定で救助対象だからな」

「ちけつルーチョ?」

「そそ、自決ルートな。この世界でのレーティアの運命は確定したんだよ。
あとデーニッツも…とりあえず旗艦に取り付いてくれ」

「あいでち」

取り付いて艦全体に広げる。

「総統…もうまもなくです。お助けにいきます…」
発令所には可愛らしい眼鏡提督がいた。

「僚艦よりソナー検知の入電!」

「発見されたの?」

「…敵艦…進路変更、通信を発しています」

「全艦戦闘配置、あの船を一撃後ドクツ本国へのワープゲート目指して最大戦速」

「ヤー!!」

一撃にて駆逐艦を沈めるも後から後から無尽蔵に増援で急行してくる艦船、
Uボートは奇襲や潜伏にはたけるも、
発見されると同クラスの他艦に劣る。

その内…

「敵艦からのミサイル当艦を狙ってます!」

「総統…すみません…おすくいにいけませんでした…」

直撃の瞬間、デーニッツ提督他スタッフを救助し、

爆発する艦の破片に紛れて離脱し…

……

==ベルリン星域首星ベルリン==

10月、戦いは地上にうつっていたが至る所で非戦闘員に対して…

「お、お願いです。命は助けて下さい」

「はん!あばずれが!
てめえみたいなビッチがいるから男どもがなびかないんだよ!」

ふっとった醜い女性兵士がドクツ人美女に銃を突き付けていた。
かなりはらいせだろう。

「……そうね…逃げ切ったら見逃してやるよ。
早く逃げな死にたいのかい?」

「そ、そんな!」

「ほらほら逃げないのか?10数える内に逃げないとうつわよ?10、9」

逃げ出す美女。

「ギャァァァ」
だが乱射する銃弾からは逃げ切れず、
まずは片足を集中的に狙いうち、走れなくしてから四肢を狙ってうつ。
スナイパーライフルではない為に弾は外れその度に美女に恐怖をうます。
そして頭部を狙い…彼女の身体が瓦礫向こうに倒れたので命中はしたのだろう。

「ヒッヒッヒッ、ヒッヤッハー楽しいなぁぁぁ。
楽して殺せる、良いねぇ…おっ」
太った女性兵士の視線の先には震えている美男子が…
年頃は12歳というところか…

「美味しそうな坊やね…食べちゃいますか」

「ヒッ!嫌だぁぁ」
「あら、大人しく従わないと撃つわよ」

「ヒッ」

「そうそう。大人しくしてればよいのよ。
あの建物内でやりましょ」

豚に捕食される男の子であったが助けはまだこない…

……

背を向け逃げる一般市民にソビエトの兵士は銃弾を放ちマンハントの様に虐殺する。

ドクツは宇宙艦がなくなり市民を犠牲にしないが為に連合軍へと降伏を申し出たが、
ソビエトは停戦せずに暴力のふるうままに狼藉を働き、
結果市民を護る為に武器を持たざるえなく、
それを武器を持ち降伏をしてない…とされていた。

大日本帝国陸軍は帝ちゃんの命令により、また山下長官の徹底した指導の元、
精鋭で練度も高く、惑星に降下できれば1箇月以内に被害をさほど出さずに占拠でき、
勿論民間人に対する暴行なども禁じられ、
占領したの惑星は復興への道をすすむ。

そしてエイリス帝国軍も占領地においては後の植民地となる為紳士的な対応を心掛けていた。

だがソビエト軍の地上戦は訓練無しにただ銃をもたされたある意味暴徒でもある。

その暴徒が指揮されずにおもうまま…

エイリス側は降伏を受け紳士的に対応はしているが、
ソビエトと事を構えるのは禁じられていた。

エイリス側保護下におけば警戒はできるが、
ソビエト軍はエイリス帝国と事を構えるのを歓迎するかのように範囲を広げていき、
結果送り込まれた人数分の地域しかエイリス帝国側は確保はできずにいる現状。

ドクツ残存軍はいかにエイリス帝国侵攻範囲内へ市民を逃すかの戦いを…
ソビエトが戦いを終結する宣言をするまでの終わりなき戦いへと突入していた。


「いいか、アドルフを見つけても殺すなよ!
カテーリン様の命令だ」
「ダー」

「で、殺さなければいいんだよな?犯すのはいいんだよな?」

「構わないだろ。犯すなとは命令されてない」

「ひひっ楽しみだ。肌の白い娘だったよなぁ…」

「悪趣味な奴だ…
あんなチビより、俺は、あの宣伝相を選ぶな」

「ああ…
アイツもたしか美味しいそうな胸とケツをしていたもんな」

「凌辱略奪は勝利者の特権。こちらとら死線をくぐり抜けてきたんだ」

「敗北の屈辱、たっぷり味わってもらうぞドクツ人!!」

……

==ドクツ地下秘密司令部==

「いまの音は…」

「隠蔽隔壁が爆破されたみたいね。ここもすぐに見つかると思うわ」

守備隊は全てエイリス帝国側への市民の避難誘導にまわしている。
施設自体の自動防衛システムが作動しているが時間の問題だろう。

「でも大丈夫よ、レーティア。あなたの髪の毛一本だって共有主義者なんかに渡さないわ」

「うん…」

「それじゃ、これを」

ワイングラスがゲッペルスの手からレーティアに渡される。
紫色のドリンクでありプツプツと気泡がういては消えてゆく。

「どうしたの?」

「今まで…ありがとう…
いろいろひどい事言ったけど…ゲッペルスの事…だいすきだった」

「ばかね…そんなこと、今更いわれなくなって知ってるわ。
いままでも、そしていつまでも。大好きよ、レーティア」

「うん…それじゃあな。先にいってる」

「ええ、少しだけまっててね」

向かいあってお互いに敬礼をかわすと、
飲み…
「あいやまたれい」
毒液グラスをはたき落とした。
カオルがいつの間にか実体化している。
「ちょ!!何者?」
「貴様はなんだ?」

いきなりの侵入者に色めき立つ二人。

「死ぬのは良いっすが何か忘れてないですか?総帥」
問いには答えずに…

「何がだ?」

「星域破壊爆弾」

「あれは使わないと決め破棄したが」

「でも破壊はしてませんよね?」

「…まさか」

「そう、まさか共有主義者がやっちゃうんすよ」

「あの馬鹿共が!…ゲッペルスどうしよう」

「レーティア?」

「ドクツで暴発する」

「え?」

「私の作った爆弾が…ドクツ国民を巻き込んで…
直ぐに事情を話して投降しよう!!あれを暴発させるわけにはいかない!!」

「駄目よ!レーティア!そんな事をしたらあなたが…」

「爆発は防げませんが、ドクツ国民を数多く助ける手段があるっていー」

「あるのか?」
カオルを掴んで聞き出そうとするレーティア。

「え…ええ…私の世界に避難です。
幸い多くの人々が北欧に避難されてますので、スペースコロニーで収容できます」
その必死さに少し押されるが、提案を持ち掛けた。

「私の世界に避難?」

「こんな力がありますので…」
世界扉を唱え世界扉を開く…

「こ、これは…」

「面白いな…」

「さて…時間がさほどありません。如何ですか?」

「レーティア、この人の言うこと聞くべきだと思うわ」

「そうだな…人外の貴様に頼るしかなさそうだな。
我が国民をよろしく頼む」

「わかりました…あとお二人の髪の毛が必要なので一本下さいね」

虚数空間に引き込み二人の擬体を作りあげると部屋に置き、
ガソリンをまきライターで着火…

擬体が燃え上がる…

ドタドタドタ
ソビエト兵の足音が聞こえ…
「ここはまだだったな?」

「ああ」
ドアを強く壊すように叩き始め…
「駄目だロックがかかっている!破砕する」

ドアを爆弾で壊し室内に突入してきたソビエト兵達…

「クッ消火作業を!」

燃え上がる室内を消火し、冷却して室内を探し始め…

「報告、ほぼドクツ総統と宣伝相に間違いないかと思われます」

「…消し炭か…せっかく生きていれば…いや死んでても身体が無事なら穴にぶち込もうとしたのに…」

死姦でも構わないと残念がるソビエト兵達であった。

……

すんなり救助できたが、こちらも事前行動をとっていて、
最初は世界扉がひらかなかった。

楔を打ち込んだ惑星自体が消滅、破片すらなくなり宙間にでると思われたが開きもしなかった。

次に開けた時はレーティア死亡の告知後、
更に逆行して行き過ぎたついでに惑星の避難状況等を取得し、
順行で時間あわせ…


(さてこの後は…メインのドクツ国民か…)

ドクツ国民は惑星に残っている者の死は確定している。
今日…いや一昨日あたりでも惑星上にいた者の生存はまずないだろう。

既に避難民船は打ち止めしていた記録もある。

捕虜となった者を艦船に連行する程馬鹿でもない。

肉体が完全消滅するが為に、
等価交換の因果等は考えなくとも、またその後の影響を考えなくとも楽であった。

また情報もえて1億5千万人程…

(既に5万人程は救助したけどね)

膨大な人数を救助すべく準備へと…

……




寸劇風後書き

作者「ドクツ敗戦にいってきました」

ナギ大尉「レーティアちゃんらを救助したみたいだけど…
彼女らって毒酒のんだりする運命なの?」

作者「プレイ内容によっては助かりますね…
まずラスシャラさんはマニラを占拠し、日本化、
マレーの虎のイベント発生してから2ターン後に占拠できれば」

ナギ大尉「すぐには駄目なの?」

作者「すぐにだと加入イベントが発生しません。バグかな?とは思いますが…
日本化しなければ加入しないので、すぐにでも構わないかなと…」

ナギ大尉「レーティアちゃんは?」

作者「レーティアはゲーニッツ提督のイベントを2回T28迄に進行させ、
救出を許可すれば助かりますね」

ナギ大尉「毒酒のませないように次は救出ルートをたどりなさいよ?」

作者「さて次回は…惑星崩壊と帰還編…の前にちょこちょこっと…お楽しみに」

H25年12月改稿



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