第201話『マクロス編 15会談、マクロス世界より帰還 20020311』


−クォーター士官応接室−

「…となるとアルトを救助し、ランカの洗脳を解き放ち、
シェリルさんを治療したのが君なのか」

「はい」

「自分が死んでいた可能性もねぇ」

「ですね」

「この世界にきたのが自分の世界への技術反映と、死者を救助し人材の流入、廃品回収…」

「その君が正体を現して介入したのが、
ギャラクシー支配下の世界の回避で一致したからか…」

「あとシェリル様の生ライヴ目的ですね。
まぁ介入がうまい事いって本来の歴史に…少し違いますがいってなによりです」

「この後の我々の運命等知っているのかね?」

「知らないですね…ですので、
正直いつまで来れるかが微妙なんですけどね」

「さっき話してたのと矛盾してないか?」

「ああ、あなたがたは、中心人物として語られてるからです。
で、ここバジュラ本星に着陸…そこで語りはENDになる…
あと中心人物以外はもうわからないですね。
神のみぞ知る…ですか」

「ふむ……ところで君はこの後はどうするのかね?」

「…後は来れない予想で全て引き上げましたので。
いつも通り自分の世界の軍を強化しますので」

「ところで死者を救助しといってるが…どれだけ救助したのかね?」

「そうですね…ざっと300万人ってとこですか」

「そんなにか!?ならもどしてー」

「いや、それ無理だと思うぞ」

「何故?」

「社会保障等、死者が生者となったら、まずお金を返金しなければならない。
他にも死亡した戸籍を戻すのは無理な為に、
新たに戸籍等…300万人が生き返ってきたらそれだけでも社会的混乱がうまれる。
それに現状フロンティアだけで更に300万人新たに養えるか?」

「…確かに…」

「なら新たな世界に移住してもらった方が幸せかもしれない。1度は永遠の別れに心の整理をつけた筈だ。
かきまわすのはやめた方がよい」

「わかりました」

「ねぇ…あなたの世界ってどんなの?」

……

「まだ宇宙は未開な世界か…」

「自分らがいくならアドバンテージもありますね…」

「エデンとかか…」

「うむ」

「ただ先程もお話した通り何年繋ぐことができるか正直わからない為、
元の世界と決別する覚悟がいります。
…自分としたら大歓迎なんですが」

「アルト君…?」

「ランカについてくよ」
うれしいって抱き着く二人…

「わたしはいくわ…」

「シェリルさん?」

「お幸せにね」

「おいシェリル」

「い〜から、新天地とやらを拝んでみたいのよ。
それにわたしはシェリルよ。どこにいっても活躍できるわ」

「お前…」

「わかりました。大歓迎しますよシェリル様」

「シェリルがいくなら、勿論私もね」

「グレイスさん」「グレイス?」

「それに私、今の状態だといくらインプラント影響下にあったとはいえ、
無実立証は難しいですよね?艦長さん」

「ですな…スパイ活動の事実がありますし、フロンティアの法や、
統合政府憲法でも厳しいですな」

「グレイスさん…今までご指導ありがとうございました」

「あとの方は〜?」

「あ〜…少し質問だが…ギリアムの妻と娘もお願いできんかね」

「本人の意志次第ですね」

「連絡とってみる」

「では、また後程これたらまたきます」

「ご協力感謝いたします。また近い内に会える事を…」

「こちらの世界にまたきましたら、必ず顔だします」

「元気でな」「シェリルさん」

「い〜い?掴まえた魚はでっかいわよ。
逃しちゃ駄目よランカちゃん」

世界扉ゲートをオープンし、潜り抜けてく……

==AL4の世界B55ハンガー==

2002年3月11日

「ただいま〜」

[マスターお帰りな…お連れの方は?]
普段単独でなのに、久々に他の人があらわれてコバッタは動揺した。

「シェリル・ノーム様…とグレイス・オコナーさん。
シェリル様は、マクロス世界の歌姫、銀河の妖精で、グレイスさんはマネージャー、あと科学者でもあるね」

[マスター珍しい事あるんだね…]
いつもは説明省いて虚数空間で…だが既にばらしたという事だ。

「シェリルよ。よろしくね」

「グレイス・オコナーですわ」

「じゃ、案内誰かまわしてあげて」

二人が案内されてく…
移動したのを確認したコバッタ、
[マスター…緊急大変緊急大変]

「どうした?」

[B1003が4日前に1520光年の距離で、
戦闘用BETA艦隊と遭遇しちゃったの。
現在通信封鎖モードみたいで連絡はない状態だけど、
母艦級10隻からなる編成だって]

「あちゃ…ヤマト100隻揃えないと駄目な規模か…」

母艦級自体はヤマト級の波動砲で対抗できる予想だが、
その体内に寄生している突貫級の数が半端ない規模が予想されてる。

最大戦闘能力をもつヤマトでさえ、
防空網を完璧にし迎撃をするにはその位の数は必要とカオルは考えていた。

少なくとも宇宙母艦級と同等数の10隻だと、砲門数=手数が足りない…
それくらいの数をようしてはいると予測されていた。

最悪予想で動いてはいるが宇宙母艦級10匹だと…
体内にいる突貫級は30000の数と推測している。
それを補佐する小型兵隊級は30万。

そして戦闘が始まると全天方位から突貫級が亜光速度で襲い掛かる…

これで100隻なら1:300、50隻なら1:600、10隻なら1:3000であろう…
1隻だと1:30000…いくらヤマトが優秀であっても、
特攻が身上である200mクラスの突貫型の3万の飽和攻撃の前には、沈むのが目にみえていた。

例えバリアだとしても、初代マクロスのバリアも集中放火で不安定になり、
自爆して幸運にもマクロスだけは残ったが…
味方共々…の事もある。

「遭遇時等の手順はとってるよね?」

[うん勿論。通常空間を超光速で逃げ切るだよね]

B1だけは通常航行が、光の早さを越える事ができるが為にとれる手段ともいえる。

例え相手が超空間航法を追跡できたとしても、通常航行で爆走すれば追跡不能であろう…

もっとも相手がそれ以上の速さを出せる…というのなら別だが…
その場合は偵察にあたってたB1の、撃墜判断信号でわかる手筈にはなっている。

「しかしまぁ…早めの遭遇だよな…
もう少し後だったらよかったのになぁ…」

実際ヤマト級の建造ペースで100隻揃えるのに現状では8年かかるだろう。このペースで増やしてけばだが…

のに…たった1520光年先にそれは存在していた…

「あとは超空間航法がどの位の速度のをもってるかだよな…」

脅威度が段違いにかわる。

1520年に到達かはたまた明日到達なのか?
勿論地球の存在がばれたらだが…になってくる。

(うんまぁ今更しょうがない…予測はしてたし…やる事をやる。
更に強化するだけだな)

「とりあえず追加情報まちだね」

[だね]
うまく情報が取得できるか…
撃墜されるか…逃走劇になるか…

それは現在対峙しているB1のみぞしる…


「あと他には?」

[銀河鉄道のシールド付設状況ね]

「お…何処まで延びた?」

[小惑星帯まで延びたよ〜]

「火星軌道上分岐駅経由?」

[うん。分岐駅は暫くつかわないけどね]

「資材の流入が増えるな…」

[貨物専用駅付設したからね〜]

小惑星帯ベルトが、資源の搾源地なのは何回も記載しているが、
今回はそこに銀河鉄道の貨物駅を新設した。

これにより今までのチューリップ使用より約30倍の輸送量アップが望めた。
いやそれ以上だろう…
[300両編成動かすぞ〜]

コバッタが喜んでますが、実は…リアル話になりますが、実際にあります。
ユニオンパシフィックの304両編成貨物列車が…
しかもコンテナが2段積みでです。
貨物車両が295両、動力車が9両で合計304両編成…

YouTubeで検索して噴きました。
通過に5分近く、編成の長さが実に5kmに及ぶそうです。

先頭動力車が3、中間1次が2、2次が2、最後尾に2両…

ん〜広大だなぁ…と思い知った次第です。

話をもどしましょう…

軌道シールド内部ならかなりの速度、超光速を出せる銀河鉄道の貨物機関車。

軌道シールド内部は片方向貨物2、客車2、
特別1の最大10編成が同時に通過できるようにはなっている。

それが小惑星まで延びたので、チューリップでちまちま運ぶよりも効率的にはなる。

小型チューリップで移動する多目的輸送挺だが、
砂利や形があんまりととのってない物の、
積載量的には5tだと思って貰えればいいだろう。
ただ平台の上にのっけるだけの挺であり、
移動時に崩れ落ちるからそうは積載できない。

またチューリップ使用時には一方通行となるため、
切替え待ちとなる。


さて、コバッタの提示したのが、
1両120tまで積載可能なホッパ車であり、
これが50両編成で運行される予定となる。

これで平均4500tが一回の運行で運び込まれ、
1時間2往復のペースに…

[もってかなきゃね]

現状小惑星帯採掘場の岩石採掘量は必要に応じてだが、3101t/1hまではできる。
勿論今までは多数のチューリップ、多数の多目的的輸送挺を運用して輸送していたが…

「作業に従事する人員とか増やさないとね」

[あと作業用エステも増やさしておくぅ]

資材貯蔵庫は現在一杯の為、
減りはじめても増産可能態勢にするらしい…

[で、他にはフェイズ2全部攻略できたよ]

人類側は、オリョクミンスク、ハタンガ、
ヴァルホヤンスクのフェイズ2全てを攻略し、勢力下におさめた。

「ソ連側のか…これで地球上は残り14か…2002年度中に攻略できるか…?だな」

今のとこ人類側は3方向からの進撃となっている。

米ソ異世界軍共同のソ連方向、
米EU国連軍異世界軍のヨーロッパ方面、
中国側から切り込んでいる異世界軍。

ソ連方向は中華統一戦線及び日本帝国軍が次回参加で、
甲19ブラゴエスチェンスク攻略予定が、甲2号攻略後…

ヨーロッパ方面は甲11ブタベスト攻略予定…


そして異世界軍主体の、甲2号マシュハド攻略予定が4月の攻略予定となっている。

その後、余裕あれば甲13ボパールと甲15マンダレーを連戦で攻略し、
大東亜連合の東南アジア大陸地域解放、
中国地域の防衛線形成、
また洗浄作業と、その後…植林にうつりたいと思っていた。

皮肉にもユーラシア大陸の生きる生物や、人間をBETAがすべて駆逐した為に、
多くの森林を失ったにも関わらず大気中の酸素濃度は落ちてはなかった。

だが、人口を回復する為には酸素もやはり必要であるが為、植林はかかせない…
そして水資源回復させ、最終的には自然を回復させる…
砂漠化した土地の回復にも時間がかかる事は明白だ…

長期的にみる事はいっぱいであり…

因みにカナダの高放射能地域にもコスモクリーナー隊は派遣済みで、
土地洗浄の段階にはいって、生身での侵入も可能になっていた。

かなり山岳等の迂回ルートを取らされ、時間がかなりかかったが…

[落としたあとの、いわれてた前線基地だね。
オリョクミンスクハイヴ跡地にただ今建設中ね]

ソ連国内深くに大きく食い込んだ人類側勢力、

戦線維持の為前線基地は必要だった。
そこでまた今回異世界軍が建設する事となる。

オリョクミンスクハイヴは集中砲撃の影響で大きくクレーターとなっていた。

そのクレーターから地下は縦穴等が残っていた為、
再利用の形で基地の建設に着手していた。

[後、前々からの要請の遠隔操作型擬体装置、レモン博士、ビダン博士らのおかげでできあがったよ]

「出来上がったか!!?」

[うん]

この装置は素体をカプセルの中にいれると擬体が素体になり、
その世界にいるかぎりフォールド波通信で擬体が素体そのままに行動する、
いわば死んでもリセットが可能ですよ〜

な訓練にも使える装置である。
元々はA-01用にと思ってたが、次回のトリップ前に間に合った為範囲が広がりそうだ。

[今回の提供は10体だけだけど…
一ヶ月後にはかなりの数揃えられるから]

「ああ、わかった。これで方法はかなり広がるな…」
救助カプセルの力でも頭欠落したら一回きりでありその点の心配がなくなるのが嬉しい話であった。

[報告はこんなとこ〜]

「よし…うんじゃ…今回の救助人員とかだな…」

[てっ、マスターまだいるの?]

「だから百万人近くったろ?」

マクロスフロンティア船団、
バジュラ戦役での被害者数は、

死者・行方不明者500万人以上、

負傷者延べ1000万人以上、

という膨大な数に上り、
特に負傷者延べ数はフロンティア船団の襲われる前の住民総数を確実にを上回っていた。

1番多く死者がでたのが、バジュラがいきなり大量発生し、
船内で攻撃的行動をとったアイモ記念日であろう。

いきなり道脇から襲い掛かられ…や、車に乗ってていきなりや、
シェルターに逃げ込む前に捕まって…、
またギリギリまで開けてて、シェルター内部にバジュラが侵入してきた例もあった。

その次に死者数が多いのが、バジュラ奇襲の日…

かなりの死者数がのぼるのだが…
カオル介入の結果、殆どが死体発見できず、行方不明者に変わっていた。

死体があって1人死亡とカウントできるならともかく、
ただの血だまりで死体がない場合は、当局も行方不明としかカウントできない。

また真空に吸われた人々も捜索で見つかるならともかく、
慣性の力で基本的には永遠に船団より離れ、飛び続ける事となり、
これもまた行方不明とカウントされる。

真空に吸い出されたらレーダーで発見できればだが、人間は通常のレーダーでは発見されない。

その為ミリ波レーダーで捜索をするのだが、マクロス世界の技術でも4km辺りまでが適性だった。

つまり真空にほうり出されたら、どっち方向に飛んでるのかを計算しなければ、
殆ど発見は不可能であり、発見できたとしても死亡している為、
船団行政部や船団保険の取り扱いは、
行方不明と死者は一緒の取り扱いにもなっている事により、
さほど重視はされなかった。

艦の外は死の世界だし…船外活動も危険手当が勿論つく話だ。
死者と行方不明が変わってもさほど問題はない。


現代の海難事故やダイバーの漂流事故でも、
発見できた時には手遅れで死んでいるのは、やはり人体がレーダーに映りにくいという事であり、
捜索は基本的に視認で行う為、夜間は打ち切られるという点だった。

因みに、ダイバーの方にお勧めなのが使い捨てシグナルフロート、
これを使用すれば反射材により一般漁船搭載のレーダーでも反応がある為、
発見率が高まる事になる。
巡視艇や救難ヘリのレーダーでも1.8kmで反応ある為、より救助率が高まる事となる。

大きさは縦横10cm以内、厚さ2cmでポッケに入るサイズ。
使用時は口で空気を入れ膨らませて使用する。

とまぁ話を戻すが…
宇宙に放り出されると殆ど見つからないという事だった。

カオルはアース4の異世界軍の居住コロニーへと…
因みにコロニーで、難民の話題を久々にするが…

3月頭の時点で、地球上に存在した戦災難民、
難民キャンプにいた人々はコロニーや月面都市へ全て吸収し一時避難は完了した。

銀河鉄道の輸送力は馬鹿にならないものである…

全ての被退国が1つのコロニーというわけではないが、
被退国の行政府もコロニーや月面都市に移ってきて、
ムーン5は35と建造中5のコロニー群を形成している。

さてアース4の居住コロニーふれぉふいっしゅ1の第1グランド…

[ご希望の住宅はまだまだありますからじっくり選んで下さ〜い]

「わすら達はどこに住めば?」

[ゼントランの方はこの区画ですね〜農業区画となってます]

「ありがと〜」
モーと、カバ牛達が巨人であるゼントランに抱えられていった。

「すみません、中華料理店したいんですが」

[今料理店集まってるのがこことここですね。住居兼で構いませんね?]

「はいそれで」

[それではこの物件で]

グランドではこのように救助した人々の住居の割り振りで賑わっていた。

第一次入植、62万1562名。
第二次入植、297万9243名…

マクロスフロンティア、ギャラクシーから連れて帰った民間人含めての数である。

その人達がこのコロニーに纏まって入植する形となった。

最初は帰して!等酷いいわれようだったが、
あなた方がその世界で死んだ事、
その後、死んだおかげでギリギリフロンティアが入植できた事等を説明すると、

次第に声は潜められた。

救助された人々はその後身内、知り合いを探して、改めて住居に…の形になった。

ここで一つ問題だが…
「ママー」「ファッター?」

身内の親族からひき離されて救助した子供達の存在だ。

ベビーシッターととして、キャーティア世界のアシストロイドを一人一人につけた。

泣き叫んでいた子供達も、アシストロイドの愛くるしさで泣き止み、
これからスクスクと育っていくだろう。

[僕等と違い、家庭環境補助として優れてるからなぁ…]

[学ぶべきところは学ばないと]

「はぃ…ぼうぃ、わたしのお・み・せを開きたいんだけど?」

[あ、どんなお店ですか?]

……

次に回収した破棄環境艦、及び自動工業衛星をマーズ5に浮かべるべく、
移動し人員を呼んだ…

[マスター……持ってきすぎ]

「いやさ、修繕できそうなの放置しとくの勿体ないじゃん」

[…そうだけどさぁ]

自動工業衛星が今回10基、

[マザーにもっと弟妹増やしてもらわないと追いつかないよ…]

「あははは…」

100km前後の艦船建造クラスが8基、20kmの人型兵器建造クラスを2基お持ち帰りしてきた。

「まぁ…結構固まってた地域だったんだよね。
だから集中的に狙われたみたいなんだよ」

[…だからっていきなり持ち帰りすぎ〜
備え付けブースター等破損で、軌道制御ができないのに…追いつかないよ…]

「まぁ…頑張って…な」

外付けブースター等自動工業衛星を固定したり位置修正したりするのを、増産してなかったので…
暫くは忙しいだろう…

[あと、あの船らも大変なんだからね〜]

破棄環境艦も13隻回収してきた。

フロンティア船団では、特に船内部にバジュラが湧いた騒ぎでの被害が大きかった…
結果次々と修繕維持管理をが無理と判断し放棄。

環境船からは空気や水や食料を抜けるだけ抜いて破棄、
初期に放棄したアイランド15は建造物、内部構造位しか残ってなかったが、

物語の終盤の放棄したアイランド7等は他のアイランドに移動できるのが、空気と水、食料位だった。

それでも酸素濃度低下及び統制モード継続しても、
環境曲線が自己修復以下に陥いった為、
もって3ヶ月という状態になっていた…
500万以上に及ぶ死者がでなかったら…一週間持たなかったろう…

[これ全部駆逐しなくっちゃいけないんでしょ?]

「こっちで発生したら洒落にならないからな…
とりあえず真っ先に15を検索駆除してくれよ」

[了解、マスター]

幸いキャーティアレーダーには反応するので、
発見は、早いだろう。

「で、あとは…」
ゼントランごと虚数空間に引き込んだオケアノス…
2km級のスヴァールサラン級ゼントラーディ標準戦艦がまだ放出してない。

船内には123名のゼントラーディ兵及び士官が救助時にはいた。
基本的に修理や整備する必要のないのがゼントラーディ兵器で、
専門の整備士はいなく、10名の艦士官以外は機動兵器にのる兵士達…

そして彼等は虚数空間に捕われ艦を脱出させようと主砲放ったり、
艦の外壁にむかって攻撃し穴を開けようとしたり、
最終的には自爆したダメージで艦から出よとしたり様々な手段をとってたので、
ATフィールドで包んだりラインカット等で対応していた。
自分自身身体といえる虚数空間内だから対応できたようなもんである。

「まぁ…ラインカットのままだすけど、
デストロイドやエヴァの他にPTやバルキリー隊の警備の元勧誘しなきゃね…
かなりの荒くれ者達だから慎重にね」

[了解…何個小隊集めるの?]

「取り押さえ非殺で考えると…3個連隊は必要かな?」

[じゃあ…明日かな…シフト上流石に今日は可哀相だし]

時間は夜…現在は6直3交代制をとっており、
3勤のものが警戒任務に交代し2時間程、
通常体制では他勤の者も寝静まり、
非常事態でないのに起こすのは可哀相な話だ。
ヤドカリ達が格闘可能機を好んで使えれば別であったが…
それについては今だ解決ついてない。

「ん。じゃあ明日だね」

……




寸劇風後書き

シェリル「作者〜わたしの出番冒頭だけなの?」

作者「は…はい…」

シェリル「もっとふやしなさいよ!これは命令よ」

作者「ぐっ…ど、努力しま…す」

ナギ少尉「あ〜あ…でも次回でる出番ないのにどうするんだろ?」

シェリル「え?ちょっと貸しなさいよ!」

作者「……書き直しといわれる前に…次回、新たなる世界へ(仮)お楽しみにぃ!」

シェリル「ちょっと!まちなー」

ぷつん

H26年1月再改稿



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