第220話『銀河英雄伝説の世界より帰還20020601』


西暦2002年6月1日

「ただいまっと」

[マスターおかえりなさい〜]

(あ…昼前か…じゃ報告後すぐに作業かな…?)

「とりあえず報告よろしく」

[エキバストゥズハイヴ陥落させて、次のハイヴ、ウラリスクハイヴ攻略の為に進軍中〜]

異世界軍地上主力艦隊がカシュガルの北にあるエキバストゥズハイヴを落とし、
次に西側にある、ウラリスクハイヴ攻略を目指していた。
これにより、地球上の残りハイヴ数は7、間もなく6になろう。
一方EU側やロシア側は息切れしていて、中旬頃の予定となっていた。

[あとテスト結果]

「それはあとで、他は?」

[ん〜…重大なのはないかな?]

「じゃ、救出した人達にいくから」

[わかったぁ]

とりあえず…救助した人達は多数にわたる為、3箇所に分散する事になる。
横浜基地にはとりあえず…

カプセルでキルヒアイス上級大将が運ばれてく…
とりあえず最後に救出したので10日間はカプセルのままだ。

次に出したシェルターより出てきたオフレッサー一家。
カプセルにオフレッサー上級大将が入っていて、医務室へと運ばれていく…
家族や家臣…使用人や侍女にわたるまで、
施設にご案内の形になった。

(まぁ落ち着いたら月面基地かな?…ん〜)
基地の居住区画に、
異世界軍所属の所帯もちや宇宙担当の人々が住んでいる。

横浜基地や佐渡基地でもよいが…

次にシェルターよりでてきたのは…帝国貴族や夫人子女達だ。
もちろん精神心理面の審査済み。

ガルミッシュ要塞に残された選民思考の貴族夫人子女達、
審査に落ちた人達は悲惨な末路をたどった。
蜂起した兵士達に虐殺された。
それも犯されてだ…

彼女らは美人すぎた、可愛すぎた、欲情の対象となりすぎたのだ。

史実ではガルミッシュ要塞についていった貴族夫人子女達は、
戦場に散る事なく、兵士達の慰みものとなりそして虐殺された。
一人のこらず、ただ貴族であった為に…

流石に選民思考で無実なのに侍女を鞭で叩く等や、
領民に非道な行為等を行っている人を救う気はなかった。
自業自得だろう…
だが、救ってきた人はただ貴族側に属していた運命だけであり、
惨劇に晒すには可哀相であった。

ガルミッシュ要塞では救助した夫人、子女の代わりに毒で自害した形の擬体をおいてきた形にした。

家臣、メイド等についても同様だ。
忠義にあつい惨劇の場面で貴族側につくと見えた人達に、
精神に直接問い掛けて一緒にきてもらうや、惨劇から救出してきた。

リッテンハイム侯の夫人及び子女だけは、
暴動の最中衛士に守られガルミッシュ要塞から脱出し、領地に避難してた。

警備主任と衛士達の士気は高かったようだが…

領地にも味方打ちの悪行が伝わり暴動がおき、まもりきれないと理解した時に、
衛士達は3時間の猶予をくれと交渉し、
途端に侯爵夫人や若い侍女達に襲い掛かった。

そう、衛士達は女と独占してやりたかっただけだ。
他の者にはやらん長年使えた俺らだけの褒美だ!とばかりに…

もちろん精神汚染し、その場で入れ替えた。
擬体を犯し、最後は首絞めたりブラスターで打ち…

時間近くまで死骸に生殖活動した兵士達は秘密の通路で離脱し、暴徒が踏み込んだ時には…
半裸でこと切れている擬体だらけの状態だった。

というのがガルミッシュ要塞についてった貴族夫人、子女の結末である。

子女はだが…嫡子は殆どが戦場の露に消えたので…
あえて記載する事はないだろう。
10歳以下の男子も何時かは勤めだとばかりに、
父親の艦に乗船し…


一方ガイエスブルク要塞にいた貴族の家族達だが…
決定的だったのがヴェスターランド以後に、
夫が悲観し自殺すると、後を追うように毒酒を煽り自害するものもいた。
最終決戦後に投降する前に自害するのも…

また忠誠心があさっての方向へいった家臣達により、
無理矢理自害させられたのもいた。
金髪のこぞうの手に当家の誇りを委ねるわけにはいかない…と。
生きたいと泣き叫びながら無理矢理飲まされてく毒酒…
飲まされ物言わぬ骸となった。

もっとも救助する目処をつけたのを擬体と入れ替え、
容量のあるペレグリン級のカプセルにいれて、遠隔操作にしておいたが…
オフレッサーの一件から捕虜引見までの期間その世界に放置していた形だ。

史実でリップシュタット盟約に参加した貴族達の家族は、
両要塞に残っていた者は一人残らず死んだ事になる。

生き延びたのは領地にいったり、フェザーンに亡命してたりだが…
独身の貴族や、家族が誇りを持って自害した後も自害を拒否したのが、
捕まった形だ…

そして貴族自身も救助していた。
全員が全員、悪行非道な行為を行っていたわけではない。
先の辺境貴族のように、領民を大切にしていて有能で善政をしていた貴族もいる。
ただ宗主が貴族連合側についた為つかざるえなかったが…
軍事面ではなく、その善政を期待して救助した。
ただ、その数は非常にすくなかったが…

軍事面での才能の無さで、早々と戦場の塵になった貴族もいただろう…

シェルターから次々とでてくるリッテンハイム侯についてった子女と、
ガイエスブルク要塞で果てた子女達が再開を喜びあっていた。

彼女らの殆どがオーディーンにある貴族女学院の学友であり、
もう会えないと思ってた人々と再開できた喜びの最中だろう…
これから平民になろうが、とにかく彼女らは生き延びた。

次にシェルターより運ばれてきたカプセルに、
「ジェシカ!!」
ラップ大佐もとい、ラップ中佐が駆け寄ってきた。
「ジェシカ、ゴメンなジェシカ…辛い思いさせて…」

まだ目覚めるには時間がかかった為医務室へと運ばれてく…

「ところで、ラップ中佐って、なんで下がったん?」

[艦船指揮の関係で]

「ああ…」

異世界軍では佐官から艦隊を率いる事ができる。

本人からの申し出でがあり、中佐の小規模艦隊を…との様だ。
詳しくはコバッタに聞くことに…

(そう考えると上級大将の二人どうするかな?)
とふとおもった。

そもそも上級大将が前線でわはははとばかり斧を振るう、
銀河帝国の階級システムがおかしいのであり…
カオルも同様だが…

一考すべき問題でもかなっと…

横浜基地の最後は、同盟軍女性兵士達…
反乱勃発当初のネプティス、カッファーのセンター要員を、
シェルターから出てもらった。

女性比率が高い方がショックを癒すだろう…
の心使いからだが、

ショックは多分残っていない……と思う。

(要経過確認かな?)

あとの救助した人々の多くはとりあえずはコロニーや月面都市になので…分裂体にまかせ、
帝国側技術を入れはじめた。

まずは艦船から…

今回は銀河帝国側艦船を取得した。

帝国側艦船は万能型を目指しており、
ほぼ大気圏内降下能力ももっている。

貴族連合の一部が未だにつかっている旧型艦種…第二次ティアマト会戦時の旧型艦も入手してたが…
まぁ特筆すべきてないだろう。

(ん〜無駄に内装が豪華だ…)

艦橋に柱って…なに?何の役目?と思ってたが…

門閥貴族達の乗艦になると、金のバスタブ、専用キッチン等もある。
それを入れるためにサーバールームを潰して、それが原因で探知が遅れたり等、
目も当てられない。

話を戻して…艦の性能だが同盟が大量生産、大火力、低コストを目指したのと違い、
万能型を目指したと思える。また帝国側艦艇はペイロードに余裕あるのが特長だ。

まずは標準型戦艦…
全長677m、全幅179m、全高228m、定員726名。
主砲は正面に6門装備。他ワルキューレ12機、ミサイル、レールガン装備。

外見上は横からみるとアサルトライフルを連想できるかもしれない…
箱型の長い胴体が続き長い胴体の前部には艦主砲が配置されて、
長い胴体内部で威力をましている。
艦後方側に外側にはみ出すようにエンジンブロックや反応炉ブロック等がはいっている。

750年代初頭から配備された艦種で、
第二次ティアマト戦訓いかし設計された。
余裕あるスペースの為に内部バージョンアップですまされて40年程たっても稼動中の高評価艦。

内部の余裕は約40万人分の食料を3隻で積むことができる程だ。
また現在では艦指揮能力も1万隻規模の処理能力がある。
防御力もあり、貴族士官らが提督になっても特注艦を注文せずにそのまま座乗する程であった。
また左右上部の補助エンジンは非常時にはパージ可能となっている。
砲門数は同盟の戦艦より少ないが、1門の火力は帝国艦の方が上で、
総合的には同程度といえよう。

戦闘には指揮艦でなければワルキューレスタッフあわせ100名程で可能。
2直で200名程で運用。
ペイロードは焦土作戦のおり、
惑星数十万人分の食料を戦艦3隻に積むことができる程だ。

旗艦にもなり1万隻位の艦隊を率いる事ができる。
同盟ではサイズのでかいアイアース級でないと無理なのに…
補助エンジンをもち、各ブロックは被弾時にパージ機能を持っている。

巡航艦…全長576m、全幅141m、全高144m、定員670名。
主武装6門、他ワルキューレ6機。近距離レールガン等。
モジュール換装可能でワルキューレ6機分追加格納庫、大型ミサイル格納庫、
後方支援用な病院、輸送、臨時休養施設等交換が可能となっている。
モジュール換装しても外見上はほぼ変わらない作りになっている。
また戦艦同様かなりの少人数で運用可能であり、2直で92名から。

駆逐艦…全長170m、全幅38m、全高47m、定員168名。

レールガン52門の武装をようし近接乱戦用の艦ともいえよう。
他にミサイル24門、ワルキューレ2機半収納型。

形状的には四角い摩天楼の下層に外側に四角くでたビルが、
下層が前にすすむといえばよいだろう。

下層部の中心前部に艦橋があり、
バランス的に前部に集中している作りで機動力はあるが、
艦橋が露出しダメージは考えられてはない。

ダメコンを考えなければ16名いれば数時間は戦闘可能だ。

強襲揚陸艇…全長93m、全幅31m、全高31m、定員9名。
1隻で3個小隊の擲弾兵を運ぶ。
突入用シリンダーを艦首正面にもち、
大気圏突入時には正面が下側になり側面から踊り出るつくりだ。

形状はたとえるなら口がせまく長い花瓶が1番似ているかもしれない。
底が前面になっている。
花瓶の萎む部分に約3m×6mの胴体を一周する大型スラスターは12基そなわり、
機動力は高い。
足は早くないが、いかに舞いいかに刺すかの極限を求めた設計だ。
その舞は同盟軍の強襲揚陸艦に突き刺さる程。

機動力重視の設計でワープ機関はなく、
運用には後述の母艦を必要とする。

そして同盟側にない艦種の1つ、強襲揚陸艇母艦…
全長752m、全幅180m全高180m、最低運用乗員105名。

先のワープ機関がない強襲揚陸艇16隻を開放式で収納している。
分厚い円筒型の正面装甲をもち、
外見上パイナップル爆弾、手投げ弾といってもよいだろう。

計48個小隊、1600人を超す人員を乗せる為に、
艦橋も何処にあるのかわからない程の、防御力だけは重視された設計だ。

対艦装備を持たず護衛は必要とする。

大型正式輸送艦…全長968m、全幅521m、全高537m、最低乗員18名、定員標準仕様312名。
巨大コンテナに艦橋とエンジンをつけたつくりで、
数百万トンを運べる。
形状的にはコンテナのとおり横からは長方形、前後からは正方形にみえるつくりだ。

単純な構造で戦闘能力は期待できなく、自衛用に低出力ビームをもつのみ。

帝国軍はペイロードある作りの為に、同盟軍程前線にはでずにはすむ。
兵站を支える運用をイゼルローン陥落前には、
数隻から数十隻各艦隊に配備され行っていた。

陥落後にはかなり急遽増産されただろう…

また後述の雷撃艇の母艦としても使用される。

雷撃艇…全長56m、28m、42m、単座式。
形的には四角い中が空洞の箱に、後方に長方形の薄い積木を繋げたような形…
コクピットは少し右よりで露出、装甲は左舷のみで、空洞部分を交換して装備がきまる。

レールガン24門タイプなら、
至近距離から乱射し瞬間火力で戦艦側面を貫き沈められる程だ。

バリエーションで機雷装備タイプもある。

ワルキューレ…全長25m全幅8m全高8m、単座式戦闘機。

外見上コの字型の推進ユニットに中心にコクピットやレーザー砲があり、
360度回転及び左右45度の視界にて攻撃可能だ。
つまり推進ベクトルそのままで後方頭上への攻撃もできる。

レーザーの威力はスパルタニアンと同程度で、
艦船もシールド内なら切り裂く事ができる。

そして旗艦用途のヴィルヘルミナ級。
全長1116m、全幅241m、全高337m、定員1154名。
門閥貴族達が好んで指名した大型戦艦で、標準型戦艦を再設計してつくられた。
実用における安定性、信頼性、防御力は高く、後にこのクラスは空母に転用された程強固だ。
フレーゲル男爵が前職の宇宙軍司令長官の旗艦だった、ネームシップのヴィルヘルミナを勝手に盗み、
リップシュタット戦役終盤で直撃食らったが、艦橋に影響与えず指揮にも問題はなかった程でもある。

また同級に付随する非人道的な盾艦…
全長1314m、全幅74m、全高192m、最低乗員42名。
リッテンハイム候のオストマルクと、ブラウンシュバイク公のベルリンを護るように航行している。

被弾して破壊されることで主人を守る船で、誘爆を防ぐために非武装。
盾艦の乗員に殉死以外の選択肢は存在しないく、自ら弾幕へと飛び込んで果てるのが役目だ。
キフォイザー会戦の際に盾艦は見事に射線上に飛び込み、そのような操艦はよほどの覚悟がないと出来ない。
オストマルク自体は無傷で要塞内へと逃げ込む事ができた。

(無人遠隔操作にし、もうちっと数そろえ、防御力あげたらいけんじゃね?)
と少し思っていた。

無人の盾艦で同盟側の艦隊射撃を徹底的に防ぎ、
その間から戦艦が攻撃する。
過去のローマ帝国の装甲歩兵の感じだ。

まぁそういった発想が思いつくくらいであった。

病院船…帝国軍の病院船は専用設計された艦であった。
全長2km、全幅525m、全高526mで乗員は医者看護婦含め4300名。
艦前方側が四角く正方形ので実用重視のつくりで、
強襲揚陸艦がパイナップル手投げ弾とたとえたが、
丸い部分を四角くいのに変えたと思ってもらえばよいだろう。
白く、同盟側とともに共通病院マークがはいっている。勿論非武装。

各艦とのやりとりは連絡艇にて行われる。
28隻分受け入れ可能。

強行偵察艦…
全長125m、全幅35m、全高39m、乗員8名。

形状的には真っ黒な縦にしたしゃもじに、下部になだらかな山がついてるといえよう…

色が黒は隠密性を高める特殊コーティングな色だ。
単艦にて敵勢力圏に突入する任務の船だ。

非武装ながら徹底的な情報処理・収集能力に特化している。

要は発見されるならおしまいだが…な感じだ。

あと連絡艇と高速連絡艇…連絡艇にワープ能力を搭載したタイプと、
小型高速艇…132mのワープ機関搭載した長距離連絡船。ぐらいなもんであり、
他に旗艦用途の個別設計艦は今回は未入手であった。

ここまであげたが帝国軍にはヴィヘルミナ級の転用とかかれているように、
未だ空母が配備されてない。

開発構想中であるが…の段階だ。
元々の搭載機数は1隻あたりは帝国艦船が上回り、
また同盟側の空母配備数の少なさ…
人員と建造コスト運用コスト等からといえよう。

(さて次は…)
帝国要塞技術…

イゼルローンは前回取得してたが、レンテンベルク要塞のような小惑星利用型、
ガルミッシュ要塞のようなコロニー型、
そしてガイエスブルク要塞やイゼルローン要塞のような人工天体型だ。

これらの要塞は、自給自足を備えていて、
1番小さなレンテンベルク要塞でも約100万人もの人員を養い、艦を整備し、武器を補充し、
多数の偵察衛星を出すことができ、制御し、管制センターもある。
また防御力も高い。

そこに移動力を備えつければ、ガイエスブルク要塞対イゼルローン要塞は、
要塞同士の直接攻撃をするという愚策をとったが…
あの作戦をみてもアムリッア星域にでもガイエスブルク要塞をもってくれば、
一大拠点となる。

艦を整備し、ある程度の人員を養い、武器を生産する…

内乱終了後の帝国、同盟のパワーバランスを考えると、
四個艦隊をアムリッア星域に移動したガイエスブルク要塞を拠点として、
攻撃を仕掛ければ何時かは落とせただろう。
単純に同盟側の人員不足にて…

またその後にイゼルローン要塞を取り戻した後、
移動能力をつけたし、
同盟領土内部へイゼルローン要塞をもってくると…

例え機能停止の罠を仕掛けておいても、
要塞内部で安全に整備できる環境、休める環境、
また兵を食わせる環境にあった事は代わりない。

ハイネセン上空にイゼルローン要塞を侵攻させたら…
間違いなく同盟は戦う事なく降参したと思える。

またヤンが再び奪取したあと、イゼルローン要塞に移動能力をつけ、
共和改革戦略を展開したら…

まさにラインハルトが苦しめられた正規軍によるゲリラ戦の超拡大発展バージョンであり、
スターウォーズのデススターである。

大挙して攻略艦隊がきたら、要塞ごと逃走、
分散すれば要塞火力で各個撃破…

とにかく前線にて、安全に、整備ができ、兵を休め、食わせる環境が重要であり、
それを備わっているのが銀河英雄伝説の要塞の必須事項であり、
移動能力を付与すれば、驚異の前線司令基地要塞の完成である。

古来、要塞は包囲し、補給路を絶ち、孤立無援の状態を保てば自然と陥落した。

食料、水を絶てば…
実際自由惑星同盟の司令センターも5日ももたなかった。
将兵の心理としてもなくなる過程での心理が1番辛い。
また家族と会えなくなる事も…

しかし、それが一切なくまた長期にわたる無補給で良い篭城戦が可能という事である。

話を戻し…

別のを造ろうとすればできるが、そのままの方がよいだろう。若干の手直しだけで良いからだ。

問題となるのが、建造期間及び建設資材の確保、建造できるかの技術面であり…

[作れるよ〜時間貰えれば、資材は今は問題無し]

(作っちゃうか??)

現用地球技術の延長線上にある銀河英雄伝説のは、再現可能。

将来的にはヤマト級1万隻、に付随して移動要塞を伴えば、
補給拠点がある遠征軍の完成である。

宇宙用BETA側は、移動要塞を破壊しない限り…だろう。


補給の必要のない軍団。まさに理想的な遠征軍の完成型であった。
建設資金の問題があるが、異世界軍は伴わない。

イゼルローン要塞を建設した際、銀河皇帝オフリート5世が、
建造途中であまりにも高くなる建造費用に後悔して中止命令を何度もだそうとし、
完成した後も功労者であるはずのリューデリッツ伯爵が、
責任を取らされて自殺したという…
が、まさに建設費用が必要としない異世界軍はチートである。

今の時点ではやはり建造期間が不安だけであるが…

「建造期間どれくらい?」

[どのタイプ?]

「イゼルローンに移動力付与したのが1番かもなぁ…」

[…7年かな?]

「その頃には銀河系規模だろうし…建造するか」

[了解、ただ太陽系のラグランジュでは無理だから…エデンのラグランジュポイントでね。プラス1年とみてね]

太陽系のラグランジュポイントで巨大な要塞を作り、
いざ移動やワープ等するのに他を押しのける羽目になるのは…
目に当てられない事態になるだろう…

「ま、忘れてる頃にできるかな?と…」

[僕らは忘れないよ〜]

移動要塞といえば、マクロスシリーズ世界の基幹艦隊が1番巨大であろう。
バジュラに攻撃され、放棄したのがあるかもしれないが……

(ま、あれは人間サイズに改修しなきゃならんし…)
放棄された移動要塞の再利用も…まぁ思い付かないから仕方がない。

[マスター、火星攻略参加なんだよね?]

「もち」

[作戦発動明日に正式にきまったから]

「了解…いよいよ太陽系からBETA駆除が見えてきたな…」

[見えてきたね…]

……




寸劇風後書き

ナギ少尉「意外ね…かなり貴族の子女をたすけたみたいで…」

作者「容姿端麗の何もしらない箱入り娘達で、
まぁ…これからの生活次第で矯正はきくだろうしね。
何も知らない事が罪という意見もあるが、
それだけにその後の残虐な行為はちっとね…」

ナギ少尉「…旧ロシア皇帝一家とか作者が思うには?」

作者「皇帝だけ処刑すれば…あとは可哀相じゃん。
でもそうはいかないんだろうなぁ…」

ナギ少尉「ラインハルトが命じた処刑命令は?」

作者「未成年の10歳から15歳の男の子はちとかわいそすぎるが…
あと一門だけでというのもなぁ…
党首だけと反抗したものだけでいいとおも」

ナギ少尉「すこしそこら辺が非道になれないみたいですね…
心情的に」

作者「まぁね…」

ナギ少尉「さて次回は…マーズゼロ強襲、お楽しみにぃ」

作者「太陽系制覇まであと…?」

H26年2月再改稿



押して頂けると作者の励みになりますm(__)m


<<前話 目次 次話>>

作品を投稿する感想掲示板トップページに戻る

Copyright(c)2004 SILUFENIA All rights reserved.