第032話 惑星ドル編01 Θ宙域での新たな地上BETA戦の惑星


「さて…どんな星がBETAとあらそっているんだ?」

[今回見つけた有人惑星は、Θ宙域の銀西方面の端側で、
地球からみたら約3100光年先にあるよ]

ベテルギウスは銀径188度、銀緯-8度方向の650光年先にある。
地球が銀河中心方向により近く、問題のあるα宙域に近いわけだ。

[で、技術レベルは…中世の様に判断できそうだね]

「あちゃぁ…トレー級送るの確定か…」

[かもねぇ]

上空からでもある程度は技術レベルは推測できる。
コンクリートやセメントで作られたビルがある、蒸気等による煤煙が出ている、
などでは1800年代以降レベルとは推定できる。
ほかにも交通手段が動物の力によるものか…などであろう。

[惑星のは地球並み、千超えの街の数は400と少し、現存ハイヴ数は18、最高フェイズは5ね]

「人種は?前回は寿命に関しては人間に限りなく近いエルフだったけど」

惑星コムネスのエルフは残念ながら寿命に関しては僅かに長命程度、
生存平均年齢が戦火にさらさらなければ85歳程度となっていた。
あんまり人間と変わらないと一瞬思うが、医療技術未発達ななかではけっこう長命とはいえよう。
かつ、老化している人物がすくないのも特徴だった。

[人種は多様みたいだね…まずは獣人っての?この人達がいるし]

ある特定の人物が拡大され…

「キャットピープルかな?」

[猫人?…いわれてみれば…]

猫か犬かの耳、服の外側、お尻からフリフリしている尻尾が出ている。
尻尾に特徴がありふさふさではなく、植物のがまの穂のような、
オーケストラのタクトの様にふられている。

コバッタが判断迷ったのは猫顔でなく、人間顔、人間肌に獣耳、猫尻尾だ。
つけ耳、つけ尻尾としても疑いがあってもよいかもしれない。

[じゃあ…マスターこの人達は?]

「ん?ん〜…フォクスピープル?」

フワフワな尻尾が尻からでている。
[狐人?……犬じゃないの?]

「映像からじゃ…区別つかないよなやっぱ…で、獣人の惑星?」

[尻尾つきは獣人1括りにすると〜…他に〜]

次の人種が2名分拡大され、

「人とエルフかな…エルフは今度は長命ならよいけど…」

次の人種が拡大され…

「ドワーフか?」

[ドワーフ?]

身長は低めだが非常にがっしりとした体つきで、鬚を伸ばしており、
丸目の鼻をしている。

「ファンタジー系代表的な人種なんだよね。主に戦士で、酒が底なし、鍛冶氏族という特徴だね」

[へ〜…じゃあ…これは?]

次の人種が…

「ん?ん〜普通の人だ……って小さいなおい…」

拡大されたあと少し縮小され隣の人間が映り込み言い直した。

「ん〜…ホビットあたりかな…?」

[ホビット?]

「ま、これもファンタジー系で代表的な種族だね。確か身長90cmくらい。
うん。隣との対比でそんなもんだよな…
で、詳しくは知らないんだが、陽気な、歌を愛する、食事を大事にするぐらいかな…」

[鍛冶とかの特徴は?]

「……吟遊詩人とか、商人とか?」

[じゃあ次のは〜?]

「ん〜?…これは…わからないなぁ…」

外見上愛くるしい印象。
身長だけならホビットよりも更に小さくて60〜75cmといったところだろう。

「とりあえずコロコロとしておこう」

[コロコロね。了解]

「さっきの獣人も1括りにしたけど…外見上の違いで見ると、どのくらいの数になる?色でなく…」

[そうするとーー]

……

[あっ、マスター大隊規模が街へと接近中なの見つけたんだけど]

人種について話していると、大隊規模…中型種以上の数で規模名称が変わり、300〜1000体で大隊規模の接近がつたえられた。
兵士級や光線級等いる地球基準だと500体なら突撃級は140体前後、全体は2500体前後、
惑星コムネス等原種では突撃級は166体前後、全体2166体前後になる。

おおよそBETA集団中型種以上約800体、全体で約2700体が街へと接近中との事だ。

「街までどのくらい?」

[120kmの距離で最短約1時間、最高4時間]
突撃級が100kmの距離で脅威を認知しはじめて加速しても35分、
通常移動では時速30km程なので、BETA側が脅威と感じてなければ、通常移動で接触ではじめて作業開始する場合もある。
勿論中途で作業開始する可能性もあるが、作業開始してからの作業範囲は大隊規模なら20km程度範囲ともいえた。

「間に合わないか…」

地球から核融合炉ハイパースペースにて約8時間、
出力余裕あるトリア号でも現在地から約2時間弱かかる。
トリア号で到着にまにあったとしても、世界扉の打ち込み、トレー級の引き込みで間に合いはしない。

[スペース・パンツァー・グレネイダー…略してSPGを派遣する?]

「ん?あったっけ?」

[編成したの〜]

探査編成のB1の人員構成では中隊規模の対応が間に合わない。
機関車+6両+砲塔車両の編成で、
ターミネーター18名、セクサロイド4名が基本定員だ。
その為被害はでないものの殲滅に間に合わない話といえてた。

その為に前回コムネス救援の反省を踏まえて特別陸戦隊編成を創設したとの話らしい。

艦船にすればいいじゃんは…
ヤマト級等の艦船にはワープ機関は設計から撤去されハイパードライブが組み込まれている。
ワープ機関はジャンプ時間が短く急行できるが、
デブリがあると大災害起こる為基本艦船には搭載してない。

だがB1が通った道程なら確認したと同意義な為に、
その道程を連続長距離ワープで急行する。

編成数はB1が5重連と座席定員84名客車20両+武器庫車20両…ターミネーターが1680名乗り込み、
かさばる対中型以上用の弾薬をたんまりと積み込んでいる特別編成で旅団規模の想定をしている。

「じゃあ向かわせてくれ」

[了解。あっ、マスター…何か変]

「変?」


[街の住民、認知しているにも関わらず避難する様子がない]

「えっ?120kmの距離で認知するもんか?」

地球同等規模なら、人の目線からみると地平線は約4.5km先だ。
その先は相手側の高さにもよるが、突撃級が見えてくるのは約20km先から、要塞級は約30km先から見えてくる。
だがその先の距離であり、高さが約1100m程必要にはなる。

[その手前でわかってたとおもうよ。
なんかしらの遠距離偵察手段と通信手段あると思うし]

「まぁ…通常のBETA集団移動速度は大体時速30kmだから…なんかしらあるかもな…」

狼煙、鳩通信等が代表的であろう。
決死隊が偵察に出て鳩にて通信を送る…
決死隊になる理由が、陸上生物が時速30km以上を継続的に出すのはいなく、
馬でなら駆歩が時速20km、襲歩が時速60km程出すことができるが、
襲歩は5分持てばよく、
駆歩は2時間つづけると馬は辛い顔し始め、その日はへばって使い物にならなくなる。
駆歩はマラソンと思ってよいかもしれない。

「で、避難してないん?」

[うん。あと…どうやら迎撃体制を整えているね]

「はぁ?BETAの脅威わかってないのか?
常識的に考えて…BETA大隊規模、総数約2700体に勝てるわけないだろう。
中世技術レベルで…」


惑星コムネスでも突撃級1体倒すのにどれだけのエルフが死んだか…

BETA分隊規模でも突撃級が数体いる為に、中世レベル装備人類が近接戦で対抗するなら…
1万人の軍隊で被害甚大で殺しきれるかといったところだろう。
大隊規模では約250体の突撃級が存在してるため100万人は必要と思え、
それで撃退成功後には90万人は死亡という被害予測がたてられる。

つまり中世レベルではほぼ終わっていると考えられるだろう。

火薬ありなら話は少し違ってくるが…
野砲クラスは効かないのはわかりきってる事だが、攻城兵器…城壁を物理の力で質量弾として破壊する威力ならばだ。

例えば火薬つかわなくともトレビュシェット…14世紀のでは140kgの石弾を飛ばしたった3発で、
城塞守備塔を打ち崩し、二発目は城内の居住区を貫通し、大穴を開け、
最後の石は城壁を削った後に多くの兵士を巻き込んで轢き殺した。
ただまぁ…トレビュシェットはセットに時間がかかり1時間に3発が限界…

また命中精度も移動目標に対して悪いのは明確で突撃級250体に対しては使い捨てで5万揃えて…と思った方がよいかもしれない。

火薬つかった攻城兵器としては、ウルバンの大砲…
重さ300kgの石弾を1.6km飛ばして城壁を物理で破壊する。

ただウルバンの大砲は15世紀中旬に出た当初は青銅製の為に冷えるまで発射できず1日に3発程度との話だ。
更にはその砲身の重さ…移動するのに1日2kmかかるといわれて更に2分割でその距離だ。
連発に関しては鉄製を待たなければならなかったが…

これならば使い捨て感覚で2500門用意すれば突撃級だけは殲滅できるかもしれない。

小型化すれば…だが…でた当初の砲弾は円弾、砲丸、ぶどう弾、散弾、焼玉などに限られていた。
とてもでないが甲殻には効かずせいぜい要撃級の肉体か、戦車級に…位だろう。

その後炸裂弾、19世紀にライフル砲が発明されるが…攻城兵器の大口径臼砲=ウルバン砲による質量弾による貫通力に勝る威力ではまだない…

戦車級に銃をと思うが、
火縄銃に使われた弾は丸く空気抵抗をもろに受けせいぜい鎧武者に効く程度、
百発受けても大丈夫といった方がよいかもしれない。

百発以下で殺せるかもしれない…
となると19世紀に入ってからの施条銃、椎実型弾丸のミニエ銃からといえよう。
ただまだ前装式で1発射つと弾ごめの必要があり…
実質上100人が一斉に戦車級1体に放ってという形になるだろう。

中世銃よりかは地雷や爆弾の方が効果的ともいえるが…まだ中世は黒色火薬で、
19世紀になるまではダイナマイトも無かった…

「いざっとなったら投入の形か…」

[それがいいね]

「じゃあ…ちっとひと用済ませてくる」


……

用事を済ませて戻ったカオル…

BETA側は脅威と感じてるのか…既に…突撃級が加速し始め260体が加速がのりトップスピードをだしていた。
残り15分というところだろう。

迎撃を整えていた人類側…
BETA大隊規模総数約2700体に対して陣形を整えた人類側は約800名…

陣形にいる者の武器は銃やライフル等も無し、
大砲や投石兵器等もない。

武器は装い様々だが、まずは手に武器をもたず長い棒を二つ持つもの…
タンカかもしれない。
救護班なのかと思う緑色のベスト状の装い、その内側は私服なのか統一はされてない…が約125名程と、棒をもたずに同様の装いが同数。
人間が殆どで中にはエルフもいる。低身長は殆どいないがコロコロが僅かばかしいる位だろう。
やはりタンカ要員と思われ極端に身長差があると引きずる結果になる筈だ。

他には剣や斧を背負ってたり、盾を持っていたり等の鎧歩兵達…
装いに関しては様々な武器を持っている様に統一はされてはない。
中にはフルフェイスで人種がわからないもの居れば、上半身裸で筋肉隆々のものもいる。
上半身裸で鎧ではないというかもしれんが、武器からの判断でその括りにはいれた。

鎧歩兵の人種は様々でいないのはコロコロだけであった。
ホビットすら鎧歩兵はいる。

鎧歩兵が400名ほど。

コロコロが多数いるとすると…
先の長い棒のタンカらしいのではないが、長杖のを持ってたり、人間には片手サイズの棒を両手でもってたりで軽装なかっこうでいる。

棒の形は様々で石がはまってたり…
それで殴ってBETAにダメージをあたえる意図があるのだろうか?
まず無理であろう。

防御面もあんまり考慮されてないらしくローブ服が主な者達で、その格好に似たものは約120名ほどだ。

あとは聖職者らしい白い格好の者らもいる。
聖職者といえばキリスト教では懺悔の意味で黒い装いで、白だと違うじゃないかというが、
共通しているのが肌の露出を抑えている点でもある。

聖職者らしいのは約35名ほど。

後…同じく軽装で武器らしいのはやはり鈍器という装いが15名ほど…

「絶対勝てねぇだろう…これ…SPGは惑星侵入してる?」

カオルは銃や大砲もなしの状態、更に少ない人数では勝てないと判断していた…

[スタンバイ中だよ]

隠蔽化機能にて静かに地表に着陸した5重連の車内にて、
ターミネーターらが武器を抱えて待機中の映像が入る。

「戦線崩壊と同時に突入ね」

[了解]

突撃級が人類側の陣形へと距離を縮めていく。
6分で17km、1分で約3km弱だ。
人間の視線見たら突撃級のてっぺんが地平線から見初めて、約6分と少ししかない。

15kmきって人類側の陣形へつっこむのに残り5分程、迎え撃つ人類側に動きがみえた。

陣形よりコロコロが主の120名ほどが出てきた。
彼らが突撃級にあたる犠牲者…囮役をかうのだろうか…?

「はっ?火球?」

その者達の前に赤い球が出現、火球はまだ10km程離れた突撃級へと放たれ正面へと…
火球は大地と甲殻の隙間に入り込み…
突撃級の身体が跳ねると共に背後から肉片が噴き出した。
[えっ、うそぉ]

「あ〜…そうきたか…」

突撃級の甲殻の先端が大地に突き刺さり土砂をかきあげて勢いが殺されてく。

火球が体内へと入り込んだ突撃級は死んだ。
地雷と同様の考えで甲殻の覆われてない箇所を攻撃して突撃級を殺す。
確かにそれならば120mm戦車砲弾の貫通力なくとも正面方向から殺害するのは可能であろう。

甲殻面を狙ったなら火力がたらないかもしれなく、殺害は不可能とは思えるが、
正確な誘導による火球なら隙間から柔いところをついていた。

「魔法ありの惑星か…」

[……SPGの投入が…]

火球は次々魔法使いらしきものから放たれるが…
3発目あたりでつくっていた魔法使い達が倒れ始めた。

「体内魔力利用型なんだろうな…魔力切れか…」

スピードののった最大脅威とよべる突撃級だけは攻撃魔法にて倒すのだろう。
陣形より回収人員が出てきて倒れた魔法職をタンカに乗せて後方へと下がっていく。
最大脅威とよべる突撃級だけは攻撃魔法使いによって倒された。


残るは中衛、後衛群の約2500体…

「……ひょっとしたら人類側が勝つかもなぁ…」

[なわけないよ!だって…西暦20世紀末技術レベルの自動小銃をもった生身の兵士だって、
闘士級相対程度、戦車級に対しては1対1でならともかく複数でくる為に間に合わないもん!!]

AK-47のみで戦場に放り出された場合…
対人有効射程は600mだが、
戦車級の肉体へは300m以内でないと有効弾が与えられず、
また1マガジン分30発を全て叩き込む必要がある。
確かに球数そんなに必要ないともいえるが理由がある。
戦車級が300mの距離つめるのに14秒、
マガジン交換に必要な時間は人によるが大体5秒…
撃っている途中でマガジン交換ミスったら……

そして携行マガジンは10本で5kg、20本で10kg…
1対1、または撃ってる時に他のが接近してこないという好条件なら勝てるとは言える。

対戦車級にAK-47のみで戦車級2500体だとすると被害無し想定では1250名は必要にはなる。

だが、その人数での常備警戒では食糧等の問題もあるため、より威力のある重機関銃にて1度に担当する戦車級の数を上げる方向でいった訳だ。
突撃級無し、要塞級無し、対要撃級用の携行ミサイル等あって…BETA総数2500体、
歩兵部隊なら被害無し想定では200人あたりで支えきれるところだろうか…

なのでコバッタの言っている事は常識でもあり、
倒れた魔法使いと運ぶ要員約350名が陣形から離脱し残りは約450名。
勝てる理由を探す方が難しかった。


陣形から1歩前へでた鎧歩兵ら約400名。

鎧すら軽く噛み砕いたり粉砕するので鎧は無意味なのはわかりきっている。
現地人は知らないとは思うが…

「残り50は…魔法使いの様だな」

鎧歩兵らが剣や斧を固定具から抜き戦闘体勢に入ると…
剣が炎を纏ったり、光ったり、身体が光ったり始める。

[はぁぁぁ?]

「……これも魔法…ん?」

剣や斧に邪魔な石が填まっている。装飾品なんだろうか…
考えてると鎧歩兵らが駆け出した。

「速い」

人の100mオリンピックトップランナーの全力疾走が時速38km程だが、
鎧を着た歩兵らが、時速60km程を疲れもしないでBETAへと向かって駆け出している。
それも一人ではない。多数の兵士がだ。

[あり得ないよ〜、筋肉が普通の人なら断絶するのに…]

まるで重さを感じさせない、いやそれ以上の速度でだ。
歩兵の鎧といっても大多数が革には見えなく、鉄製の鎧とみえ、
鉄製となると20kg〜40kgあたり中にはそれ以上もある。
更にはその武器が大剣クラスとなると…

16世紀のツヴァイヘンダー、ドイツの傭兵が使っていた大剣で1.8mの3〜5kgの重さだ。
だがそれ以上に剣の側面の長さがあり、太さが分厚く…
多分剣の重量も20kgとは思える。


そんな重量を背負ってでまだ1km先のBETAにむかって時速60kmでかけていくのだ…

そして…BETAに近接戦で挑む鎧歩兵達。


1番手が身長よりも大きな戦車級に正面から戦斧を叩きつけ…

[はぁぁぁ?]
戦斧が胴体のなかにずずずっと入っていき、
そのまま斧が通った箇所が両断され地面へと斧の刃がつきささる。

[うそぉぉ…]

戦車級はすくなくとも一般的中世兵士が斧や剣で両断できるようなものではない。
全長4.4m全幅1.9m全高2.8m、胴体部の厚さが1.4mはありすっと入っても途中でとまる筈である。

少なくともターミネーターや第六世代は技ではなくパワーと高周波ブレードによる切れ味で無理矢理両断している。

人が人間をきるのでさえ戦闘中の一刀両断というのは実際には伝説級になり、
肩口から腰骨上まで両断した岡田以蔵は有名であるが、
新撰組の芹沢鴨の下からの抜き打ちで真っ二つに切り捨てで伝説級になり、
その遺体を見聞した近藤勇が、
「古今、下から切り上げて人体を両断した等聞いた試しがない」と驚嘆している逸話がある。

豚の一刀両断…腹部ですらも大鉈を何回か打ち込み、前後に切る必要がある。
人間より巨大な身体では一刀両断に力がいるってことだ。

なので予想していたのは突き刺さるも途中で止まって、特に金属やコンクリートを噛み砕く強靭な歯で止まると思っていた。

動物で例えるとシロサイの肉食化気性が荒くなったと想像すればよいだろう。
それが千や万、十万以上もおそいかかってくるのだ…

シロサイを一刀両断できるだろうか?
いや生身の人間には常識的に無理だろう…

ちなみに銃弾は?になるが…
単体という条件でになるが、10mm超えの大口径重機関銃であるならば被害なしで殺害可能。
威力の高いライフル銃なら3〜4発ともいえるが…
単体では来ることなく多数でくる為に実質上支える事はできない。
AK-47は先もあげたが約20発前後だ。

対人間ならオーバースペックといえるが、対戦車級というか、対重動物というと火力不足が目立つ話になる。

一人の兵士が重機関銃を装備しての場合、同時的に支えきれるのは8体あたりまでといえよう。12が限度だ。
速度が速いのと弾帯交換等もあるからだ。
必然的に近接戦へと移行し…の話になる。

それがたった一振りでだ。

鎧兵に勝つのが銃弾でいえるが…

少なくともこの映像からはライフル弾以上の働きを一人一人の中世レベル兵士がしていた…


更には…胴体の高さの位置が約4m程の高さに腹部位があり、約6m程の高さに背中がある要撃級に挑む中世鎧歩兵達…

現代兵士では対要撃級の場合…

まず生身歩兵でギリギリ運用可の重機関銃の12mmクラスではまだ火力がよわい。
ダメージを与えられるのが接近してからになる。

国連軍定義の機関砲…20mm以上でないと遠距離にてしとめる事ができない。

20mm機関砲だと…最軽量が旧日本軍の99式1号20mmで、重さ23kg、
原型機のエリコン20mmFFに比べてかなりの軽量化されている。
旋回型もあり、設置には複数人だが固定されてるなら1人で運用可でもある。

が…1号機銃の場合は初速が不足、600m/sな為に弾道が下がってしまう結果になった。
採用されていたゼロ戦での命中率に影響し、
改良型の2号機銃38kgで初速が750m/sとなり、命中率が上がった。

ただし、軽量化の影響で他の国の同時期の機関砲と比べると初速と威力は劣る。
1号機銃で威力的にはブローニングM2の12.7mmを僅かに上回る程度、
2号機銃で当時の他国の半分だ。
少なくとも要撃級に対して力不足なのはわかりきる話だ。

イギリスのイスパノMk.5が2号機銃の2倍の威力で、スピットファイヤMk.9に搭載されていた。
重量42kg、弾頭重量は20×110mmしようで136.2g、初速866m/s 。

ただ第二次世界大戦後対空の意味では落とせないA-10位しか射程圏内に降下してくる攻撃機がいなく、対装甲車に対しても力不足であり、
現在では22×102mm弾使用のM61バルカンその派生型のVADNや、
M193や20mmCIWS等で20mm口径は生き続けているといってよい。
比較的対空ミサイルやヘリ相手といってよいだろう。
このあたりが要撃級に効く威力になる。

で、更に口径のでかい25mmや30mmになると第二次世界大戦レベルのでも要撃級には効くはなしだが…

問題はその口径弾使用になると弾の重量及びスペースをとるようになり、より数のいる戦車級級に対してはオーバースペックになる。

先の99式1号のドラム箱でさえ、
生身の人間なら両手で扱い運搬もせいぜい片手に一箱ずつ、計二箱。
身体に巻き付けて運ぶなどできもしない。
戦闘になったらそばにドラム箱おいといて交換がせいぜいだろう。

機械化歩兵なら巻き付けて運ぶ事はできると思うが……可動範囲が阻害される結果となる。

25mmや30mmはさらに弾薬スペースをとり銃自体も重たくなる。

なので機動化歩兵でも12.7mm以上は装備せず、
基本、要撃級は対応せずに機関砲搭載車…
第二次世界大戦当時のPz2ルクス、U号戦車のような、20mm以上機関砲搭載車両、や戦術機にお任せする形となる。
一番数が多いのが戦車級だ。それに特化するのがやはり流れであった。

ただ、まぁ一応は備えてはあり…携行しやすい様に小型ミサイル、使い捨てタイプで反動を抑えての形となる。

機械化歩兵話になってたが、現代生身歩兵の携行火器で要撃級対応は対戦車ミサイル、
間接であるなら迫撃砲、仕掛けるなら地雷くらいなもんであろう。

そんなわけで常識的に考えれば中世鎧歩兵であるならば、200人が要撃級1体にたかって、死者150人で倒しきるとみたほうがよかった。

ところがだ…

[なんで、どうして?!?!]

コバッタが混乱するのが意味わかろう。
中世鎧歩兵1名が空中にまるで足場があるかのごとく空へと4回かけ上ると、
空中を蹴って反転して要撃級の柔い箇所を切り裂いていった。
なにもない箇所にまるで足場があるような力の加わりかただ。

勿論、近接戦であるので回避できずの状況にもなろう。

通常…生身の人が戦車級や要撃級と対峙した場合…
まず戦車級はその大きな口で食い千切られる、手で引き千切られるあたりで殺される。
手で握り潰して上下分断する握力まではない。自重が5t程あるので脚で潰される可能性は確かにあるが、
探知が優秀な為に潰される前に捕食されるだろう。

要撃級の場合…は対人探知能力に優れ、口がないので捕食はされないが、
両腕の攻撃は良くて上半身刈り取られる威力がある。
いわゆる刈り取りといってよいだろう。
吹っ飛ばされるのは先端から外側にずれた場合のみで、250mといいたいところだが…
吹っ飛ばされる際の威力で四肢の間接部、また当たった箇所の内部がもたず、四散させてといってもよいかもしれない。
いわゆる高速走行中列車の人身事故状態だ。

刈り取り速度は時速になおすと腕の力だけで凡そ時速200km前後、片腕の重さ約80t、
電気機関車がぶつかってくるといえる威力で、人間の手でその速度で殴ると自ら粉砕する威力だが、
前腕甲殻モース硬度15以上の甲殻な為に実現する凶器といえる。

装甲服というべき強化外骨格程度ではその威力の刈り取りを防ぐこともできはしない。
ただ重量があるのではね飛ばされる距離は縮む。

ところがだ…

[バリアあるの…もうどうでもよくなったかも…]

要撃級に殴られた兵士、殴られる瞬間に空中にバリアみたいなのが浮かび上がりパリンとわれて殴られるが、
押し出されるような形で踏みとどまった。

「あっ…」

バリンと割られたバリアの2発目は流石に防げないのか、
なぐられて吹っ飛ばされてく…

200m程宙を舞い、地面に叩きつけられて勢いが殺せずに転がる。

「死んだか…」

[だね……ってマスター、生きてるよ]

「ほう」

重体だとは思うが、ピクリと身体が動いてはいる。

[信じられない程…強靭な身体だね]

通常200m飛ばされて叩きつけられるならば、かなりのエネルギーが身体にくわわる。
常識ならば即死であろうが画面上の者は生きていた。
そこに…

「回復魔法かな?」

[……]

白い光が飛ばされた重体の者の身体を包み、あんだけ吹っ飛ばされた者が立ち上がり再びBETAへと向かっていく…

「回復魔法があるならば、ある程度は心配いらないな」

戦車級にバリア破られた後に右腕が二の上あたりまで食いちぎられた者に白い光が包み込み、
喰われた箇所が再生されていく…

[あっ…でも死亡したら無駄っぽいよ?]

バリア破られた後、頭部を戦車級に食いちぎられた者に白い光が包み込む。
再生はするがピクリともしない…

……

中衛陣が撃退され残るは要塞級であった。
最初に倒れていた魔法使いらが復帰し…

「多重詠唱かな?」

巨大な白い光をはなつ火の球が形成され要塞級へと襲いかかる。
火の球に包まれた要塞級は瞬く間に燃え上がっていった…

………

「しかしまさか魔法ありとはいえ、人の力でBETAを退ける事ができるとはな…」

戦いに入る前の予想と反して人類側が撃退した。

[…もう常識は信じない…でも、これ以上の規模だと厳しいと思うよ]

「連隊や旅団規模だとか…」

3000、6000と中型以上が増えていき、
原種であるなら、
連隊規模3000で、要塞級が約95体、突撃級が約970体、要撃級約1940体、その他戦車級等が約6700体。
総数9700体前後。

旅団規模6000で、要塞級が約190体、突撃級が1940体、要撃級約3880体、その他戦車級等が約13400体となる。
総数19400体前後。

単純に今の800人が旅団規模相当となると更に5625人必要になる。

[今の人数で、強化魔法や治癒魔法、攻撃魔法だっけ?の人達の魔力が持たなそうだし、
強い人の数も限界あるだろうし]

「そうだよな…」

1ヶ所に絞りこめばその位人数は揃えられようだが、ハイヴ勢力圏に近い街は多数ある。
長距離高速移動手段がなければその他の街は見棄てる事になろう…

「けど…強い人の数って、通常の人なら数が揃えられそうな言い方だねえ」

[うん。実は…]

人口4億こえ、都市数から単純割りで大都市は100万を超えるという。
「は?中世レベルで?」

[しかもあんまり農業発展してなさそうなのに…]

農地が少なく、更に水田がみられてないというのだ。

以前惑星コムネスのケースでも話したが小麦の播種率は低く、また連作にはむかない。
地球では二圃式農業、三圃式農業、18世紀にカブを導入して輪栽式農業へと移行し休耕地が廃されたがそれでも、
アメリカでは二圃式で大規模機械的に小麦は生産している。

因みに1960年代の1haあたり種籾は100kg撒いて平均4t、2011年にはなんとアイルランドが9.8tの収穫量を記録してはいる。

中世あたりでも1haあたり種籾は100kgで変わらず、収穫量は300kg、後期になって1haあたり700kgにはなったという。

因みに日本の米の平均が1haあたり平均5.4t…

何が言いたいかというと、農地面積で供給量は見えてきて、1haあたり1tの収穫と考えても、
その分だと都市人口を養えない…というわけであった。

だから1都市の人口がそこまで多い原因がまだわからないと言うことであった。

[あと…疑問に思うんだけど、ハイヴ攻略できる戦力あるのかな?って…]

「へっ?旅団規模が難しいのにハイヴ攻略されてるの?」

[うん。…ここの3箇所されてるっぽいよ]

「なんでだ?」

[さぁ…??]


……………

〜私たちのいとなみ〜

パプテリカ・ドアッソ

私達の起源は神が造り出した子といわれてますが、
魔物やダンジョンとの生存競争に明け暮れていたようです。

様々な形をした人が助け合い、街を作りまもり、ダンジョンの攻略を目指していました。
ダンジョンを攻略しなければ、ダンジョンハザードという、魔物大量放出災害を引き起こす元凶となります。
いくつもの街や国がダンジョンハザードで滅び、再び街や国が興り…そういった歴史を繰り返したそうです。

文献などが避難できるわけなく、人種はいつからどの様に発展したかわかりません。

また様々な人種がいます。
ヒューマ、ミタル、ホビット、ドワーフ、エルフ、ゴトフ、猫族、狼族、犬族、狐族…

今ではダンジョンと共存共栄という関係かもしれません。

勿論、ダンジョンは私たち人種にとって、管理しなければならず、
管理しなければダンジョンハザードを起こす為、
人は命をベットしてダンジョンに挑まなければなりません。

まずダンジョンは壁全体がほのかに明るい光を発していて、
光源は要らないと言えば要らない明るさがあります。

ダンジョンは別空間にあると言われ、上へ上へと階層を登ってダンジョンコアにたどり着きます。
ダンジョンコアを破壊すれば魔物がわかず、周囲の魔物もわかなくなり、ダンジョンは死に絶えていき地域の安全が保証されるようになります。

命をベットした人種の強化育成場という意味合いもあるでしょう。

ダンジョン攻略の為にスキルというのを発明しました。
勿論訓練や実戦しなければ強化出来ませんが…

ただスキルにもそれぞれ人種との相性があり、
更にギフトといわれるのはスキルでは取得できません。
また強さがギフトの鑑定によって確認されてます。

人々はダンジョンの恩恵に気づきました。

まずダンジョン産の魔物は極上の素材になります。
例えば魔木トンボイ等は極上の家具素材になります。
木材なのに火に強く腐蝕もしにくい、汚れもつかない…
夢のような素材だと思います。

ハイシェルクラブ等魔物肉は極上の食物になります。
海の傍でもないのに海産物が内陸部にて味わうことができます。
勿論命をかけている分、一般庶民に流れる市場価格は高いですが…

他にダンジョン産のオーク肉は極上の味わいを持ちます。
地上のオークは人を食べる事もあるので禁忌にはなりますが、ダンジョンの魔物は人を食わずに魔素をエネルギーとしているそうです。
ですので禁忌にあたらず試してみたら…一気に拡がりました。

他にもダンジョン産の魔物肉は極上の味わいがします。

そして魔石の存在です。

地上より多く魔物がダンジョン内にはいて、魔物は体内に魔石をもっています。

魔石は魔力を蓄える石で、ヒューマが魔石をさまざまな物に利用し始めました。
種類によって用途は違いますが、
炎魔石に火の魔法を注入すれば、暖房や調理に利用できます。
光魔石は照明、夜間の光に…
冷魔石は食物の貯蔵、夏場の冷たい水に…

また更には魔武器とよぶものをドワーフが開発したといわれです。。
元来ドラゴン、ワイバーンは人の作った武器ではその皮膚を切ることすら不可能で、
兵士達を囮にして大規模合体詠唱にて打撃を与える方法をとらざる得なく、国が滅びることもありました。

ですが質の良い魔石が大量にとれることによって武器に魔石を嵌め込み、魔力による武器を強化する魔武器の開発に成功し、
それによりドラゴンやワイバーンにダメージをあたえることができる様になったのです。


そして…最大の問題であった食料を解決するダンジョン農法が開発されました。
ダンジョン内の土地力が強く、
小麦の収穫率が当初で約60倍と信じられない収穫量でした。
勿論小麦は1穂につき20粒前後が常識でしたが、
まず1穂あたりに30粒前後、更には発芽率がほぼ100%いってます。

更には成長も異常です…
通常、1年に1回の収穫で春撒いて秋に収穫、または秋に撒いて夏に収穫します。

それが…たった3か月で収穫にいたるまで成長し、
更には常識でしたら収穫後は畑をやすませて土地力を回復させなければなりません。
ですが連作も可能で、年3回〜4回の収穫が可能という驚異的な成長を与える土地力をもっています。

小麦が異常なのではありません。
地上では小麦の発芽率も悪く、収穫率も4倍程度であり、
基本2年に1回の休耕はさんでの収穫でした。

そして作物や農民を狙って魔物や危険な動物がおそってきます。
動物も農民を狙う肉食動物と、作物を狙う狂暴な草食動物がいます。
代表格は狼、猪、ゴブリン、オーク、オーガ等です。

人々は食料を護るために軍を作り、外周部に開拓村を作り、
開拓村を拠点として発展させて農地を護る労力を必要としていました。

ところがこの驚異的な収穫率を知り、更には作物を狙う危険な草食動物がいません。

同一の面積あたりの収穫率が90〜120倍近くかる為に、
魔物が存在するダンジョン外と危険度変わらないならと、
比較的容易で広大な低階層の開拓に国が、人々はのりだしました。
危険ではありますが開拓の結果…食生活は豊かになっていき、人口は増加していきました。


ところが…人類の発展の歴史に陰りが見え始めました…

テパクチャとの初遭遇はおそらく北の方だと言われてます。
まず人類最北の街ザクレムが消滅たそうです。
次々とサザンテラス伯領の村や街が消滅し、サザンテラス伯領都が攻撃受けたときに私達はテパクチャの存在をしりました。

少数だった為に2度程退けましたが、じきに多数でテパクチャが攻めてきて領都は陥落、
デーパス王国軍が軍を編成し1度は取り返しましたが、再度陥落し、しばらくするとデーパス王国首都が陥落し、王国が滅びました。

当初…私たちはテパクチャを魔物と思ってました。

ですが魔物使いから「あれは違う。魔物ではない」…
幻獣からも「あれはなんだ…」
等が出てはじめて魔物とは違うとわかった次第です。


テパクチャのダープはマスタードラゴンと強さはほぼ同等です。
その為最上級クラスの魔法なら効きますが、問題はその数になります。

まず最上級クラスに必要なのは上位職なのが一般的でもあり、
さらには上位職でも魔術師ランクが専門家でないと1発でマナ切れになります。

上位職増やせばとおもいますが、マスタードラゴンを単独で狩ることができるのがほぼ基準といえ、
一般人が十数人がかりで退治する魔ネズミ…草食ですが、餌…作物などをよく狙う魔物で、邪魔をする者に対して攻撃的になります。
勿論1匹程度なら一般人でも4〜5人で囲んで叩けば余裕だが、集団で出てくる事が多く3匹までなら…
それが6匹以上となると怪我が避けきれなく、15匹以上なると大怪我もあります。
なので一般的退治基準であげてますが、を1万匹でも殲滅できる強さです。

ゴブリン…人型の魔物で一般人なら数人がかりでなんとかといえます。
人を襲うのはダンジョンと地表では生態が違うのですが、地表のは食料強奪や依代にしたり等です。
依代が多数あるとゴブリンハザードが発生し、村程度は滅び、街も甚大な被害がでます。
それが5千体でもいけます。

肉食魔獣で比較がないじゃないか…ですが、1頭で一般人600人が捕食され、3つの開拓村程度は壊滅においやる人食い魔熊、
その10数頭の群れをも人食い魔熊のテリトリーの山深くで、
1名で対応可能が上位職です。

一般人ならば山狩りでは重装備の水食料、寒さを耐えしのぐ衣類を必要としますが、
上位職の山狩りは調味料位を運ぶ軽装な格好でのぼり何日も過ごして成功させてきます。

その位な強さが必要とし、そこに至るまでに経験が必要とします。
なので絶対数が足りません。

次々と滅びる国、街…私達は物量に対抗できず、ダンジョンをそのまま放棄し国を放棄する選択をとりました。
禁忌のダンジョンハザードでテパクチャに対抗できるよう願って…

1年位すると効果が出たようです。

テパクチャの中型種が2000以上が街放棄の基準となってましたが、
その頻度が少なくなりました。
私達は時間が稼げるようになりました。

ダンジョンに潜って数多くの強者を育て上げるのが先か、私たちが滅びるのが先か…

…………

翌日…

「とりあえずはいかなきゃな」

火急ではないが、援軍送るにしろ現状では時間がかかる。

動向を把握してるならともかくとして、瞬時に援軍が送れる手段はもっておくべきと判断し…

(そういえば…惑星名まだ決めてなかった)

P-26D-Cの星系番号ふられているこの惑星…

「P-26D-C、惑星ドルへと向かってくれ」

「惑星ドル、りょうかいでちぃ」

ルーロス改が超空間へと突入してく…



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