魔法少女リリカルなのは
                  Accel  Knight


















第7話 わかり合うには?





「いい加減にしなさいよ!!」

あれから数日……。
授業の合間の休み時間に突然アリサが机をバンと叩いて怒り出した。
俺は後ろにある自分の席からその様子を眺める。

「この間から何話しても上の空でボーっとして!」

「あ……うん、ごめんね。アリサちゃん」

「私達と話しているのがそんなに退屈なら1人でいくらでもボーっとしてなさいよ!行くわよ、すずか」

「アリサちゃん……」

すずかはアリサを止めようとしたが、怒られたなのはを気遣い、そちらを見る。

「なのはちゃん……」

それになのはは苦笑した。

「いいよ。すずかちゃん……。今のはなのはが悪かったから……」

「そんな事ないと思うけど……とりあえずアリサちゃんも言いすぎだよ。少し話してくるね」

「ごめんね……」

なのはがそう言うと、すずかは出て行った。
俺はなのはに気づかれないように、さりげなく教室を出た。





















「アリサちゃん!アリサちゃん!」

アリサを追って教室を出たすずかは階段の所でアリサを見つけた。

「アリサちゃん!」

「何よ」

思いっきりふてくされた口調で返事するアリサ。

「何で怒ってるのか何となくわかるけど、ダメだよ。あんまり怒っちゃ」

「だってムカつくわ!悩んでるの見え見えじゃない。迷ってるの、困ってるの見え見えじゃない!」

「だからと言って、当の本人を怒鳴り散らすのはいけないと思うぞ?」

「あ、ラン君!」

声のした方に振り向くと、階段に差し掛かった場所の壁に背を預けているランがいた。
それに気づいたすずかが声を挙げる。
そして、アリサはさっきの調子と変わらずに話し出す。

「でも、悩んでも迷ってもいないって嘘でしょ!?」

「まあ、あれは嘘だな」

「だったら!」

アリサが強く言ってくるが、俺はそれを冷静に遮った。

「だが、例え友達でも言えない事もある。俺にしろ、アリサにしろ、すずかにしろ…な。なら、なのはがその悩みを言ってくれるまで待つのも友達なんじゃない のか?」

「だからそれがムカつくのよ!少しは役に立ってあげたいのに!」

「……役に立ってるさ」

「え?」

俺の言葉に2人とも意外そうな顔をして見てきた。

「そうやって心配してくれる友達がいる。それだけでなのはにとって役に立ってると思うぞ。だから、アリサとすずかはその心だけはいつまでも持ってやってく れ。それがなのはの支えになるから」

俺の言葉に何か受けるものがあったのか、2人は頷いた。

「……わかったわ」

「うん、私も……」

「ああ…ただ、あまりにもあいつの悩みが続くようならその時はさりげなく聞いてやってくれ。手遅れになる前にな」

「「うん!」」

2人が頷くと、俺はそれを見て笑った。
そして、俺達は屋上に行った。
そこで、アリサが俺に聞いてくる。

「そういえば、あんたは何か知らないの?」

「う〜ん、なのはの悩みが何かまでははっきり知らないが、だいたいの見当なら付いてる」

「えぇ!?だったら教えなさいよ!」

驚いたアリサは俺に詰め寄ってくる。
すずかも詰め寄っては来ないにしろ、知りたいといった様子だった。
だが、俺からは言えない。

「悪い、俺からは何も言えないんだ。これも俺の推測に過ぎないしな。それに、あいつの悩みにはあいつ自身が答えを出さなきゃいけない。俺達ができるのは、 あいつの悩みを解決してやる糸口を渡すだけだ」

「……わかったわ。もう何も聞かない」

「すまないな」

俺はそう謝罪して苦笑した。
本当になのははいい友達を持った。
これで、俺がいなくなった時もまかせていける。
そんな気がした。

























それから、学校の授業が終わり、放課後となった。
アリサとすずかはバイオリンの稽古とかで先に2人で帰っていった。
その時のアリサの態度には相変わらず素直じゃないな〜と思った。
という事で俺はなのはと一緒に下校し、帰路についていた。
しかし、なのはの顔が暗い。
俺はずっとそうしているなのはにため息をついて、声をかけた。

「おいなのは、いつまでそんな顔してるつもりだ?」

「ふぇ?」

呆けた顔で俺の方に向くなのは。
ああ、これじゃ全然ダメだ。

「ちょっとこれから俺はゲーセンしてくが、おまえはどうする?」

「……私は」

なのはが言いかけたところで、俺はそれをやはり聞かない事にした。
またそうやって暗い顔をするからだ。

「ああ、じれってぇな!もういいや、なのはも来い!」

「えぇ!?」

そう言って、俺は強引になのはの手を引っ張る。
そして、そのまま俺はなのはをゲームセンターに連れて行った。










私はラン君に手を引かれて、今ゲームセンターに来ています。
なんというか騒がしい所なのですが、面白かったです。
ラン君と音ゲーしたり、プリクラ取ったり、ラン君がUFOキャッチャーでぬいぐるみを取ってくれたり。
最初は、悩み事で頭がいっぱいだったけど、遊んでいる内にそれも頭の中から一時的にだけど、消えました。
本当に楽しかったです。
こういう所は不器用なラン君だけど、たぶん気を遣ってくれたんだと思います。
だから、ありがとう。ラン君。

























そして、俺はゲーセンでなのはと遊んだ後、一旦アパートに戻り、さらにその後、再びなのはとユーノと合流してジュエルシード探しをしていた。
まあ、結果は芳しくなく、ついに夜になってしまっていた。

「ああ〜、タイムアウトかも……。そろそろ帰らないと」

確かに結構遅い。
家族がいるなのはは心配されるだろう。

「それなら俺とユーノでもう少し残って探しておくよ。なのはは先に帰るといい」

「うん……。でも、ラン君は大丈夫?」

俺はそれに笑顔で答えた。

「大丈夫だって。俺は元々1人暮らしだしな。気にすんな」

「あ、後僕の晩御飯も取っといてね」

そう言って、ユーノはなのはの肩から俺の肩に飛び移った。
そして、俺達はなのはに手を振って、別れた。

「じゃあ、俺達はもう少し探すか。頼むぜ、ユーノ」

「うん、まかせて」

こうして、俺達は少しの間ジュエルシードを探していたが、不意に感じた魔力反応に上空を見上げた。

「……嵐か?」

急に空が雲に覆われて、遠くでは落雷の光が見え、音が聞こえる。

「ジュエルシードを強制発動させたんだ!このままだとこの街が危ない!」

なるほど、感じた魔力反応はジュエルシードを強制発動させるためのものだったのか。
って呑気にしてる場合じゃないな。

「ったく、あの子は無茶するなぁ。とにかく、急ぐか。しっかり捕まってろよ、ユーノ」

「うん!」

そう言うと、俺は小学三年生とは思えない程の速度でジュエルシードの反応のある方向に走り出した。
そして、その間にドライバーをセットし、メモリを取り出す。

【JOKER!】

「ユーノ少しの間思いっきり前に飛んでろ」

「うん、わかった!」

ユーノが飛んだ直後。

「変身」

俺はメモリをレフトスロットにセットし、左に倒す。

【JOKER!】

瞬間、俺はゲシュペンスト・ジョーカーに変身し、飛んでいたユーノを再び肩に乗せると、バーニアを吹かせて飛び立った。

























とりあえず、近くまで来た俺達は様子を窺う。
来る間に、ユーノが結界を発生させ、なのはに念話で連絡を入れていたため、今は封印の真っ最中だ。
しかし、フェイトも同時に封印作業に入ったため、2人の魔力閃光が同時にジュエルシードにぶつかり合っている。
そして、封印のためさらなる魔力がジュエルシードに撃ち込まれた。
それで、ジュエルシードは封印された。
封印を終えたので、俺とユーノはジュエルシードの近くまで飛び降りた。
なのはも歩いてこっちに来る。

「とりあえず、封印は完了だな」

「うん」

「じゃあ、なのは早く確保を」

「そうはさせるかい!」

ユーノがなのはに回収を促したところで、別の声が聞こえた。
上から狼姿のアルフが襲い掛かってくる。
俺はそれをアッパーで返した。

「ぐっ!」

ダメージを受けたものの、体勢を立て直して地面を滑るアルフ。
着地した俺はアルフに視線を向けた。
すると、今度はフェイトが現れる。
その時、なのはがフェイトに歩み寄り、話し始めた。

「この間は自己紹介できなかったけど、私、なのは。高町なのは。私立聖祥大付属小学校小学三年生」

あらまあ、律儀に自己紹介かと思っていたら。

「Scythe Form」

どうやらフェイトは聞く気はないらしい。
とっさになのははレイジングハートを構える。
そして、2人が戦闘に入った。























一方、俺はアルフと対峙していた。
そこに、ユーノが俺の肩に乗ってくる。

「いいの?君が彼女とやらなくても」

「ああ。なのはもレベルではおそらく充分に戦えるところまで来ているからな。全く、成長が早くて末恐ろしい奴だよ」

その時、アルフが飛び掛ってきた。

「お前たちの相手は私だよ!」

俺はその攻撃を軽く避ける。

「つっても、今回は少し気になる所がある。あいつと戦いながら観戦といこうか」

そう言って、俺はアルフの攻撃を受け流し、回避する事に専念した。
俺の懸念事項、それは封印されたジュエルシードがそのままになっている事だった。
























そして、なのはとフェイトは空中で激しい射撃戦を繰り返していた。
空中に何度も閃光が走る。
射撃を繰り返していたなのはだったが、次の瞬間、背後にフェイトが回ってくる。

「Flash Move」

高速移動魔法『フラッシュムーブ』
フェイトの高速移動に対抗するためになのはがランとの訓練中に考え出した技だった。
それにより、なのはが今度は背後を取る。

「Divine shooter」

「Defencer」

なのはが撃ち出した魔力光をフェイトが魔力シールドで受け止める。
しかし、衝撃は受けきれず、わずかに後退する。
そこにすかさずなのはがまたレイジングハートを構える。
同時にフェイトもまた構えた。
その時、なのはが口を開いた。

「フェイトちゃん!」

その声は周りによく響き渡る。

「!」

「話だけじゃ、言葉だけじゃ何も変わらないって言ってたけど、だけど、話さないと、言葉にしないと伝わらない事もきっとあるよ!」

どうやらなのははフェイトの事を本気で知りたいらしい。

「ぶつかり合って、競い合う事になるのは仕方ない事かもしれないけど、だけど、何もわからないままぶつかり合うのは私、嫌だ!」

その言葉をジョーカーになっているランはアルフの攻撃を避けながら聞く。

「私がジュエルシードを集めるのはそれがユーノ君の探し物だから。ジュエルシードを見つけたのはユーノ君で、ユーノ君がそれを元通りに集め直さないといけ ないから!私は…そのお手伝いで……。だけど、お手伝いをするようになったのは偶然だったけど、今は自分の意思でジュエルシードを集めてる!自分の暮らし ている街や自分の周りの人達に危険が降りかかったら嫌だから!これが…私の理由!」

「私は……」

なのはの戦う理由を聞いたフェイトが口を開いたその時だった。
ランに攻撃を仕掛けていたアルフが叫ぶ。

「フェイト、答えなくていい!」

「「!」」

なのはとフェイトがハッとした。
ランもアルフを見る。

「優しくしてくれる人達の所でぬくぬく甘ったれて暮らしてるガキんちょになんかに何も教えなくていい!あたしたちの最優先事項はジュエルシードの捕獲だ よ!」

その時、アルフにランが踏み潰すように両足で飛び蹴りをかました。
だが、アルフは寸前でそれに気づき、回避する。
ランの踏み蹴った地面が砕ける。

「人の話を邪魔してはいけないな。少し黙ってようか」

「くっ!」

ランとアルフが戦闘を再開する。
すると、フェイトもバルディッシュを構える。
なのはもそれに対して、レイジングハートを構えた。
その時、フェイトがなのはにではなく、ジュエルシードに向かった。
させまいと、なのはもフェイトを追う。
全速力でジュエルシードに向かっていた二人はそれぞれのデバイスを突き出した。


ガキン!


それはほぼ同時。
ジュエルシードを挟み込むような形で互いの杖が激突した。
そして、次の瞬間、2人のデバイスにひびが入った。
さらにその直後、ジュエルシードからあふれんばかりの光が放出された。
凄まじいエネルギーが周囲に放出されていく。

「きゃああぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」

「くうぅ!!」

瞬間2人はそのエネルギーに弾き飛ばされた。























ジュエルシードの凄まじいエネルギーに俺は目を細めた。

「何だ、これは!?」

「たぶん、暴走状態になってる!早く止めないと!」

「ちぃ……」

面倒な事になった。
ジュエルシードが空中に漂い、輝いている。
すると、フェイトが半壊した自分のデバイスをしまい、ジュエルシードに向かって飛び出した。

「フェイト!」

「「「!」」」

すると、彼女は素手で凄まじいエネルギーを発するジュエルシードを掴んだ。

「……っ!…っ!」

「フェイト、ダメだ!危ない!」

しかし、フェイトはやめない。

「止まれ……止まれ、止まれ!」

フェイトの足元に魔法陣が展開されるが、輝きは収まらない。
それどころか、フェイトのグローブの内側が弾け飛び、手の間から鮮血が飛び散る。

(ちっ!最近の女の子はどうしてこう無茶ばかりするんだ……!)

これ以上は本当に危険だと判断した俺は、彼女のそばまで一気に行き、彼女の手に触れた。

「え?」

「そこまでしなくていい。代わりに俺がやる」

そう言って、彼女の両手を強引にどけた俺はレフトスロットを立ててジョーカーメモリを取り出し、代わりにマジックメモリを取り出す。

【MAGIC!】

メモリのスイッチを押すと、今度はドライバーのライトスロットにメモリを挿し、ライトスロットを右に倒した。

【MAGIC!】

すると、ゲシュペンストの色が黒から藍色に変化し、ゲシュペンスト・マジックにチェンジが完了する。
さらに、俺はカードスロットからブラックマジシャン・ガールのカードを取り出し、ローダーにセットする。
そして、ローダーのカバーを叩くように押す。

【ロード!ブラックマジシャン・ガール!】

「マナちゃん、参上!」

突っ込みを入れている暇はない。
マナの姿は彼女たちには見えないところは説明しなくて助かる所でもある。

(マナ、悪いが、力を貸してくれ)

「まかせて!じゃあ、ちゃっちゃと封印しよう!」

俺はライトスロットから引き抜いたマジックメモリをマキシマムスロットにセットする。

【MAGIC!MAXIMUM DRIVE!!】

その音声と同時にマキシマムスロットのボタンを叩く。
そして、俺は輝いているジュエルシードに手をかざす。

「ブラック・バーニング」

瞬間、ジュエルシードに黒い魔力球が激突した。
それが、ジュエルシードの魔力を抑え、封じていく。

「ジュエルシード、シリアル19。封印」

「封印!」

そして、ジュエルシードの暴走は止まり、俺はそれをキャッチした。
初めてした封印だったから不安だったが、何とか上手くいったようだ。

「それを……」

すると、フェイトが俺にジュエルシードを求めてきたが、立ち上がり、手を伸ばそうとした所で気絶した。
前のめりに倒れそうになったフェイトを俺は受け止める。

(……ったく。無茶しすぎだな)

「アンタ、フェイトから離れろ!」

その時、背後でアルフが俺に威嚇していた。
どうやら敵である俺がフェイトに危害を加えないか心配しているのであろう。
ただ、フェイトが近くにいるから手を出せないでいるようだ。

「……別に何もしねぇよ。だいたいこんなかわいい子が何で無茶なんかするかわからん」

「…………」

それでも警戒するアルフ。
それに俺はため息をつき、なのは達に声をかけた。

「なのは、ユーノ、お前たちはもう帰れ。今日はもういいだろ」

「ラン君はどうするの?」

「俺はこの子を送っていく」

「「「えぇ!?」」」

それに3人が驚いた。
まあ、正確には1人と2匹だが。

「ちょっとあんた何勝手に……!」

アルフに構わず俺は続けた。

「この子には治療が必要だ。あいにく、かわいい子を傷物にしたままでは俺の性分が許さなくてね。それに、色々と聞きたい事もある。それだけだ。それでも信 じられないっていうなら俺が今持っているジュエルシードを後でやる。それでいいか?」

「……仕方ないね。ただし、フェイトに危害を加えるような真似をしたら絶対に許さないよ」

「だから、する気はないって」

アルフの警戒具合に呆れ感じに言った俺は、なのは達にまた視線を向けた。

「とにかく、そういう事だ。心配しなくても、明後日か明々後日くらいには戻るし、寝返ったりもしないから安心しろ」

「……うん、わかったの。でも、絶対に帰ってきてね?」

「ああ」

そう言うと、俺はフェイトをお姫様抱っこで抱きかかえた。

「アルフ、案内してくれ」

「……仕方ないね。こっちだよ」

俺は建物を飛び移っていくアルフを追って、フェイトを抱きかかえながら飛んだ。
なのは達はその様子が見えなくなるまで見送っていた。



















あとがき

今年最後となるのと記念イベント投稿最後となる第7話でした。
もしかしたら更新されるのが既に来年となっているかもしれませんが。
来年からは通常として頑張っていきますので、来年もよろしくお願いします。
今回は、ランの大人びた様子が目立つ回でもありました。
アリサやすずかを諭すところが正にそうだと言えると思います。
さらに、なんとランが初のジュエルシード封印!
ぶっつけ本番という事でしたが、上手くできたという事にしています。
もちろん、封印はMAGICでないと無理であり、他のフォームでは無理となっています。
ロストロギアはだいたいがマジックアイテムなので、封印するならこれが妥当だろうと思い、こうしました。
加えて、敵であるフェイトを助けるという事までしています。
これは、単にランが傷ついていたり、困っている女性が放っておけないという事から来ています。
なのはへの気遣いもそこから来ているという訳ですね。
次回は、ランがフェイトと本格的に関わる事で、色々と起こります!
さらにゲシュペンスト・ダブルの真の力もついに発動しますし、新フォームもたくさん出ます!
しかも、次回は今までで一番長いので、恐らく今までの話の中で最も要素盛りだくさんの話となります。
是非、見てくださいね!
新表現やまだ原作キャラのキャラを掴め切れてないおかげで、まだまだな部分が多いこの作品ですが、なるべく良くなるようにこれからも精進していきたいと思 います。
これからも暖かい目で見ていただけるとありがたいです。
後、おそらく原作の事で私から読者の皆さんに掲示板で質問する事もあるので、その時は是非協力してもらえるとありがたいです。
私自身原作を深く知らないという欠点を抱えていますので(オイ)(汗)
そんなダメダメな部分が多いですが、これからも応援してくださるとありがたいです。
あとがきの後には、今回出た新要素の設定も載せてあるので、気になる方は是非ご覧になってください。
では、今回はこれで失礼します!
また、次回で!


※第6話と第7話は投稿したのが、12月31日なので、更新される日が1月1日の場合があり、その場合あとがきの内容にズレが生じますが、そこは投稿日が 12月31日と思って納得してください。よろしくお願いします。









設定(4)


ゲシュペンスト・マジック

ゲシュペンスト・ダブルの中の1形態。
ゲシュペンストに超常的な力を持たせた特殊な形態。
近・中・遠距離戦をこなす数ある形態の中で汎用性にも長けている。
固定された武装は特に持たない。
代わりに使用者の意思に応じて、出力したエネルギーの形態や量、質を変化させて射出したり、機械ではありえないような腕を伸ばしたりする事も可能。
そのため、戦況に応じて攻撃方法を変化させられるので、とても柔軟性に長けた戦法を取る事が可能。
この姿の色は藍色。
マキシマム使用時の必殺技は未登場であるが、エネルギーを球体状に収束させて放つ「マジック・ブラストホール」と分身体を生じさせて一斉に攻撃する「マ ジック・ストレンジ」。



ゲシュペンスト・マジックwithブラックマジシャン・ガール

ゲシュペンスト・マジックにブラックマジシャン・ガールのカードを読み込んで、その力を得、シンクロした形態。
ゲシュペンスト・マジックにブラックマジシャン・ガールの力が加えられているため、その力はさらにパワーアップしている。
ただ、表面的に出せる力は制御できるため、データから得られる数値は以外と低い場合もある。
ブラックマジシャン・ガールの性質を取り込んでいるため、エネルギーの色は黒に変化している。
今回は再び暴走したジュエルシードを封印するために、使用した。
マキシマムドライブ使用時の必殺技は「ブラック・バーニング」。



ブラックマジシャン・ガール

レベル6/闇属性/魔法使い族・効果/ATK2000/DEF1700

今回ランが使用したカード。
魔法使い族としては、それなりに優秀なモンスター。
後、かわいい。
効果についてはシンクロできるモンスターは一体だけなため、普段は発揮されない。
ただし、交代で使用済みのカードにブラックマジシャンやマジシャン・オブ・ブラックカオスがあった場合は発動する事ができる。
お転婆な性格をしているため、ランが呼び出さなくてもたまに姿を現す。
と言っても、ランにしか見えない。
ランと出会ってから仲良くなり、1人暮らしのランにたまにちょっかいをかけては遊んでいる。
使用可能形態とメモリはゲシュペンスト・マジックとマジックメモリ。


遊戯王カード使用時の設定

ゲシュペンストドライバー・ダブルでのみカードが使用可能。
さらに、属性や種族、名称によって使用できる形態が異なる。
今回や第1話のように、マジックメモリには魔法使い族が使用可能といったような。
モンスターカードは基本シンクロモンスターも通常ロードする事でその力を得る事が可能。
ただし、融合モンスターや特定のシンクロからシンクロするモンスターは、必要とするカードをあらかじめロードする必要がある。
魔法カードはモンスター同様即使用可能。
罠カードは、ロードして1分後からその効果をいつでも使用できるようになる。
カードスロット・ローダーに複数枚連続でロードさせ、同時に効果を発揮させる事も可能。



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