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■453
/ inTopicNo.1)
聖女様の設定板
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□投稿者/ 黒い鳩
-(2005/04/30(Sat) 14:01:22)
2005/04/30(Sat) 14:01:55 編集(管理者)
教会の掲げる聖女様です。
戦闘系ではないとの事。
どういったキャラにするのか話し合っていきましょう。
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■457
/ inTopicNo.2)
召喚に応じ馳せ参じ候
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□投稿者/ 犬
-(2005/05/03(Tue) 12:45:36)
犬です、こんにちは。
とりあえず、犬のお話内で登場予定だったのとそこそこイメージ合ってる気もしないでもないので流用しようという魂胆。
そのためやたら長いというか細かいのですが、まぁ気にしないでください。
地位は教皇(法王)様。数年前に前教皇から後釜に抜擢されるという異例中の異例。
物心ついて間も無く、テロに巻き込まれ両親を亡くした孤児。そのとき視力も失い盲目となったので引き取り先もなく、10歳になった頃に人数キャパシティの問題から自発的に孤児院を出る。
だが、盲目の少女独りで生きていけるはずはない。けれど、彼女は働いてさえいた。なぜか不思議とも幸運とも、あるいは小さな奇蹟ともいえる現象が彼女の周囲で頻発し、誰であろうと彼女を害することは出来なかった。
多くの人は魔法かと疑ったが、けれど彼女は文字さえ書けない。それで高度な学問である魔法を、しかもこれほど都合の良い魔法を使えるわけはなかった。幸運とも不思議とも言える、けれど魔法では説明できない小さな奇蹟。彼女の存在は人々の心の中に穏やかに広まっていった。
さらに、奇蹟が起こる。ある日突然、彼女の目が治ったのだった。孤児院時代から彼女を目にかけていた前教皇は驚いた。どれほどの名医に診せても一生治らないと匙を投げざるを得なかったほど彼女の眼内はズタズタだったのに、今ではその痕跡すら見当たらない。それどころか、彼女は盲目ゆえか人の感情を読み取るのが上手かったのだが、その能力が異様なまでに増大していた。それはハッキリと視えるまでに。
さらに奇蹟は続く。元々賢かったとはいえ盲目、教育らしい教育など受けていなかったというのに、彼女は魔法さえ使えるようになっていた。それも、既存の魔法を超越した、奇蹟と呼ぶしかない真なる魔法。
前教皇は彼女の奇蹟を言い広めた。その見目麗しい容姿と物腰柔らかく慈愛に満ちた人柄に類稀なる知恵も相まって、彼女の存在は世界に広まった。そして、それらは未だローティーンとはいえ教皇として相応。晩年の前教皇の次代の教皇発表に、誰かが口を挟む余地はどこにもなかった。
そうして彼女は教皇の座に就いた。前教皇が推し進めていた旧態依然とした態勢の変革を受け継ぎ、旧い人間にはやや睨まれるも、上手く進めて内外で評価されている。
しかしながら、それでも彼女は変わらない。激務の中でも彼女は彼女で在り続けている。今は一気に刷新された信頼の置ける幹部達に囲まれて背の低さやオシャレへの疎さをからかわれ、化粧類や衣類を両手にした侍女達から逃げまとい、孤児院の子ども達と遊ぶ毎日。教会の内外で年相応の姿を見せている。
変わったことといえば、いつ頃からか、彼女がいつでも赤い傘を持ち歩くようになったことくらいだろうか。
………長ッ!?
ちなみに、彼女の奇蹟や赤い傘や教会内でのお話など、さらに細かい設定があったりするのですがー。満場一致でヤメロとの声が聞こえたので終了。やー、文章で纏めて見ると長いものですね。
読んだ方、お疲れ様ー。
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■470
/ inTopicNo.3)
召喚に応じて参上
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□投稿者/ 翠霞。
-(2005/05/07(Sat) 04:36:08)
犬さんが設定を大量に書かれているので大丈夫かなぁ、と思いつつ。
一応犬さんのを参考に自分の考えを書き連ねていこうと思います。
ようやく最後だOTZ
ブリジット・アイル
聖女と崇められる少女。聖女といえば聞えは良いが、実際は教会を代表する看板娘のようなもの。聖女の持つ意味合いは大きいが、教会に取っては代用品なのである。
ブリジットと言うのは聖女に与えられる役職の名称のようなものであり、本人の名はアイルである。
ブリジットという聖女の役割としては月の巫女という役割のほかに医術・戦の聖女であるという意味合いもある。
古来より魔術的な意味合いとして重要なポイントを占めて来た月を司る聖女であるだけにかなり高位の聖女。また、ブリジットという女神は三位一体を中心として考えられており、医術・戦も司ることになったと言うわけだ。
これは、かつて教会が行った異教徒狩りの折に、どうしても消すことの出来ない信仰の強い女神をブリジットの神格の一角として取り込むことにより納得させたための弊害と見られているが、なにぶん、情報規制がひどいために定かではない。
アイル自身の生い立ちは不幸と言う言葉に尽きる。
彼女の両親は村において数少ない貴重な医者であった。それも魔法を使わない外科的な医者である。そのため、彼女の両親は人々の信頼も厚く、それは戦場にも借り出されるほどであった。魔法使いと言う役職が忌み嫌われる意味合いを含むのは秘匿主義ゆえの弊害とはいえ、魔法を使った医者に頼るより、人の力により解決しようとする医者の方が信頼が置けたということだ。
もっとも。両親へと向けられていた信頼は、結果として、両親の命を奪うこととなる。
戦場の医者として常に前線近くに居たアイルの両親が前線の後退に気がつかず戦火に巻き込まれたのである。
その時よりアイルは孤児となった。当初は親類の家々をたらい回しにされて居たのだが、それはアイルの両親が持つ遺産目的であり、人道的道徳的観念からのものではなかった。結果として、遺産の一部を使って教会の孤児院へとアイルは迎え入れられることとなる。
その時期、そんな周りの人間たちが抱いていた負の感情を感受性の高いからだが目一杯受けてしまったためかアイルは熱を出して寝込む。三日三晩にも及ぶ高熱に最早耐えられまいと誰もが諦めたその時、アイルの体調は回復の兆しを見せた―――彼女の視力を引き換えとして。
医者の診断では熱によって脳細胞の一部が壊死した可能性が高いということだった。脳と言うのは複雑であり、一部細胞が壊死しただけでもどのような影響が出てもおかしくは無い。むしろ視力だけで済んだのだから幸福な方であるとの診断だった。
彼女は盲目のままに教会の孤児院で育てられることと成った。
文字の読めなくなった彼女は本ではなく、神父の語る言葉を覚え、無くなった視覚の代わりに敏感に物音に反応するようになった。
そうする内に、彼女は言葉を覚えることを苦と思わなくなる。
これは実際あることではあるが、彼女は完全記憶能力を手にしたのだ。それも、一度に複数の物音を同時に覚えると言う離れ業も付け加えて。
そのころから、彼女は少しずつ変わり始める。
人々の語る言葉の奥底に潜む感情の機微に通じ、言葉を通じて系統樹の如く成り立つ幾万の可能性から適切な一を摘み取る術を得た。
また、思い出す事も巧みになった。忘れていた過去。幼少時の思い出を夢と言う形ではあるものの思いだすことができるようになったのだ。
そうして。
彼女が変わってから二年。少女が教会に預けられて早十年。アイルが十五の誕生日を迎えた日に突如として視力が蘇る。
それと共に、彼女は両親の持ち得た医療技術すらかつての記憶から呼び覚まし、再現したのだ。
そしてなにより。彼女の周りでは奇跡が起こるようになった。
落ちてきた花瓶が彼女に触れる前に軌道を逸らした。
枯れた井戸が彼女が前に行くだけで独りでに水を蘇らせた。
そんな噂が広く広まった頃、教会から聖女に認定すると言う御触れが届く。
君は今日からブリジットと名乗れ。ブリジット・アイルと。
告げた神父の顔は誇らしげでありながら、同時に目の前の奇跡を讃える眩しげなもの。
言葉にハイと頷きつつも、彼女は考えた。
自分の力はまだまだ小さな火種のようなものでは在るが。
いつの日か。
戦争という悲劇をなくす事の出来る力を得たい。
それこそ奇跡。それこそ聖女の御技。
彼女は今日も飾り物でありながら、本物の聖女として人々の前で奇跡を起こす。
余談ではあるが、ブリジットという階級の聖女には護衛の戦士がつく。
聖女ブリジットの加護を一身に受けた守護騎士ブリガンズという役職の戦士が。
その役職が彼女にとってどれほどの意味を持つのかは定かではない、が。
飾り物の聖女の身を支える存在であることを、このブリガンズは望まれている。
性格はいたって温厚かつ活発的。
優しい性格は聖女に相応しいのだが、着飾ることを教会生活で身についた節制となにより、視界の見えなかった時期がそういった華美装飾に対して抵抗感を少女に植え付けていた。
着飾ろうとする侍女から遁走し、孤児院の子供達と戯れる。そんな庶民的な聖女だからこそ彼女は聖女たりえるのだろう。
唯一彼女を着飾るもの。
それは、いつしか手にした赤い傘のみ。
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