■852 / 親記事) |
超場違いなのは自覚している。
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□投稿者/ ジョニー -(2006/12/05(Tue) 21:35:53)
| 2006/12/08(Fri) 19:19:23 編集(投稿者) 2006/12/05(Tue) 23:25:17 編集(投稿者)
どうも、最近遅筆のジョニーです。 こんなの書かずに本編書けといわれそうですが、オマケに場違いですし。
もう2年以上前に書いた我が作品です。 思えばこれが完全オリジナルの最初の作品でした、設定だけだけど(ぉぃ 出来れば、出来れば感想等お待ちしてます。
●鳥籠世界ケージ
・世界解説 人類が地球から旅立ち、様々な星へと移民をした時代。 ある移民船団は、とある星への不時着を余儀なくされた。 その星の大気中には未知の「何か」が存在した。 エネルギーバースト現象、その大気中の「何か」が引き起こす大気のプラズマ化現象をそう呼ぶ。一定以上のエネルギーが発生するとそれ打ち消して、その現象に巻き込まれた物体は消滅する。 それによって超音速機や核、ビーム兵器など高エネルギー兵器が使用できず、また移民船に搭載されていた殆どの機器が使用不能や動作が不安定となった。 高空では常にその現象が起き、夜空に輝くのは星空ではなくオーロラ。 それに伴い発生する電磁波により、電波による長距離通信や誘導兵器も使用できなくなった。 星を脱出することはおろか高空を飛ぶこともできず、人々はその星で暮らしていくことを余儀なくされた。 そして、その星は何時しか皮肉を込めてこう呼ばれるようになった……鳥籠の世界『ケージ』と………
・機種解説 すでにケージの外で産まれた人間が居なくなった頃。謎の遺跡が発見され、そこから未知のエネルギー発生機が発掘された。 大気中の「何か」を取り込みエネルギーを発生させるそれを人々は対消滅コアを呼び、研究し独自に生産するまでに至った。 それまでのエネルギー不足が解消され、人々の暮らしは急速に豊かになった。 しかし、長い間今まで持っていた力を全て封じられていた人々がそれを軍事利用するようになるまで、そう時間は掛からなかった。 そして、対消滅コアを動力源とした全長約8mほどの人型機動兵器が開発された。 専用パイロットスーツによって擬似神経で肉体感覚を機体に与えるフィードバックシステムにより制御された多目的使用できる優れた陸戦兵器。それは事実上航空機が使用できないケージにて最強の兵器となった。なお、肉体感覚を機体に与える為に人型でなくてはならない。 それは対消滅コアのエネルギーを利用し、擬似エネルギーバースト現象を発生させるバーストランスやバーストブレードを駆るその姿から機甲騎士と名付けられた。(なお、擬似エネルギーバースト現象と呼ばれているが、実際にはエネルギーバースト現象とはまるで違う。しかし、機甲騎士の装甲すら触れれば一瞬で溶解・蒸発させるだけの熱量を持ちながらエネルギーバースト現象を起こさない為とエネルギーバースト現象を起こす「何か」を利用している為、エネルギーバースト現象に何か関わりがあるということで擬似エネルギーバースト現象と呼ばれている。) 詳しい原因は今だ不明だが機甲騎士は基本的に女性にしか起動できず、男性で機甲騎士を起動できるのは極僅かでしかなかった。 機甲騎士のパイロットは何時しか騎士と呼ばれるようになって人々の憧れの的ともなり、これによって失われていた男女差別は全く逆の状態で再び現れることとなった。 また、機甲騎士は基本的に通常モードと戦闘モードに分けられている。これは通常時の操作の簡略化や機体や騎士への負担軽減などの為に設けられている。
・遺産 未知の異文明の遺跡から発掘されたエネルギー発生器。 大気中の「何か」を取り込み、それからエネルギーを発生させる半永久機関。 遺跡から発見されたものはオリジナルコアとも呼ばれ、いまだそれを完全複製することは出来ずに現在生産されているものはデットコピーといっても過言は無い。しかし、それでも十分に人々の生活を支えられている事からオリジナルの規格外さが分かる。 また、対消滅コアのエネルギー効率を上げる為に建造されたのが対消滅炉であり、主に発電所などに使われるほど大型になっている。可能な限り効率を下げ小型化したものは機動母艦にも使用されるが、発電率は大型のものに比べるまでも無く落ちている。 機甲騎士に使用される動力機関は、中に対消滅コアを組み込んだ対消滅エンジンと呼ばれるものでこれを搭載しているのは現在のところ機甲騎士のみである。 遺跡から発掘されたものには他にも「何か」を取り込み稼動する飛行装置があり、機動母艦にはこれが使用されている。ただし、オリジナルは非常に小型なのだが現在生産されているものは大型にあり、機動母艦ぐらいにしか搭載できない。これもやはり現在の技術力ではコピーはできても大型になってしまうからである。なお、オリジナルは騎士大戦にて喪失しており、これ以上の小型化は不可能というのが技術者の見解。
・歴史説明 かつて騎士大戦と呼ばれる戦いがあった。 初めて機甲騎士が使われた大戦はおよそ8年間続き……それまで一つだった国を、今の国々の原形に分断させたという。 その争いの始まりの原因が何だったのか。そして、それ以前の歴史資料の多くは戦乱の中に消えた。 ただ、その戦いは機甲騎士の力と一人の騎士の事を大きく人々に印象付けた。 最初の剣聖騎士ルフィア、彼女が何時からそう呼ばれていたかは不明だが、騎士大戦において敵味方すべてに知られ、大戦を終結に導いたとされる最強の騎士。 彼女のその偉大な功績により剣聖騎士とは、ケージ最強の騎士の事を指す称号となり人々の憧れの的なって機甲騎士の地位をさらに高めた。 騎士大戦終結後はK.A.(ナイト・エイジ)という年号が使用されている。
・一般 国ごとに生活習慣や生活レベルは様々だが、大きな街には基本的に対消滅炉の発電所が存在する。 車などもあるが、一家に一台というレベルまでは出回っていない。また、車などはバッテリー起動であり、街には電気スタンドなどもある。 スィードやシルフィードは古めかしい西洋風な建物や服装が多く、アドバやマスルはビルなども多く普通の洋服が一般的である。 航空機は基本存在せず、空を飛ぶ物は機動母艦のみである。
●惑星ケージ設定 地球型の惑星。直径は僅かに地球より大きく、海と陸の比率は陸のが多い。 気候は平均すると比較的温暖となっているが当然地域によっては異なる、また程度に差はあれど殆どの場所では四季が存在する。地下資源は豊富だが化石燃料が殆ど存在しない。 重力は殆ど地球と同じで月が無い。また、夜空には高空でのエネルギーバースト現状の影響でオーロラのようなものが輝くが稀に星空を見る事も出来る。 比較的平坦な地形が多いが当然ながら起伏に富んだ地形が無いわけではない。 尚、ケージ最大の大陸であるアウリス大陸には南北を分断するヴァルステラ大山脈が存在する。ちなみにアウリスは騎士大戦以前の唯一その大陸に存在した国の建国者の名前であり、ヴァルステラは大山脈に墜落した移民船の名前である。
・軍事大国アドバ 現在、惑星ケージでトップクラスの国土を持つ国。 男への差別が少なく男女平等を掲げている。 大統領制を敷いており国会議員の約半数が男性であり男が政治に大きく関わる数少ない国。 尚、基本的に質より量を重視する傾向があり軍の騎士になる為の規制は比較的緩い。 また、はぐれ騎士など傭兵に対する偏見も少なく、この国の機甲騎士を愛用しているはぐれ騎士も少なくない。 スィードを敵対国としているが両国はヴァルステラ山脈に隔たれている為に本格的な戦争には突入してない。
・騎士の国スィード アドバほどではないがトップクラスの国土を持つ国。 男への差別はかなりのもので男には政治的発言権もない。また、母星の中世や江戸時代などの様な男女差別をそのままひっくり返した感じの思想が根強く男はかなり冷遇されている。 格式を重んじる国としても知られており騎士の模範とされる騎士が多く存在する。その為、はぐれ騎士は非常に嫌われている。 王制を敷いており女王の下に貴族院が存在し騎士は基本的に貴族と同等の扱いがされる。 主力機甲騎士の多くが接近戦仕様であり全体的に銃火器の精度は低い。
・神聖国家シルフィード 独自の宗教により統治された国であり国土は比較的小さい。 最も男への差別が酷い国で男は穢れ不浄のものとされ奴隷的な扱いがされている。その為、子孫を残すために高度なバイオテクノロジーが発展している。 法王が統治する閉鎖的な国家で国交がある国はかなり少ない。 神聖騎士団と呼ばれる少数精鋭部隊が存在し、かつて他国の侵攻を受けたさいに3倍以上の戦力を殲滅した死を恐れぬ騎士団として広く知られている。
・貿易国家マスル 国土が小さいながらも大国に劣らぬ高度な技術力を誇る国。 男への差別は殆ど無く主に労働力として重要な地位を獲得している。 評議会制をとっており、様々な国と国交を持ち貿易によって経済を支えている。 あくまで防衛の為だけの騎士団を保持し機動騎士団は存在しない。 ただし、その騎士団の質は高く下手にマスルに手を出すと火傷するというのが大国の共通認識である。
・旧制国家エクセス 狭い国土で、殆ど謎に包まれた国。 女主導の世界や未知の遺物である対消滅コアなどという得体の知れない物に支えられた世界を嫌う人々が集まって生まれたとされる。 落下した移民船の一つを中心に人々が暮らしているとされ、その生活はお世辞にも豊かとはいえぬとされている。 非常に排他的かつ閉鎖的な国で国交を持つ国はないとされている。 戦力は戦車や宇宙での船外活動服を地上用に改造したパワードスーツ兵など、非常に旧世代的な時代遅れの兵器を中心としている。 戦略的・戦術的双方で殆ど意味の無い土地である為に各国は放置している。
・群島国家ネリネ 惑星ケージでは珍しい周囲を海で囲まれた島国で幾つかの島々からなる。 国土は狭いが技術力は比較的高く、やや独自の文化を築き上げつつある。 騎士大戦中に戦乱を嫌った人々が集まって出来た国であり男への差別は基本的に無い。 出来た経緯により国交を持つ国はそう多くはないがアドバとは同盟国でありマスルとの交流も深い。 機甲騎士を純粋に兵器として考えており機甲騎士は基本的に輸入に頼っている。
・統一帝国ラディス 近年、辺境の小国の幾つかが併合して生まれた国。 騎士大戦前の一つ国への回帰を掲げておりケージ統一を目指している。 非常に攻撃的で既に周辺の小国を滅ぼし帝国領内に統合したりしている。 勢いはあるが所詮辺境の国として大国の殆どはさほど気にしていない。
注:これ以外にも大小様々な国が存在する。
・機甲騎士 基本的に機甲騎士の開発・製造はその国が運営している軍事機関がしている。 ただし、中にはマスルのスタット社・ガーツ社・サギソウ重工など民間企業が製造開発している場合もあるが、これはかなり稀と言える。 もっとも、マスルの騎士団の質の高さはこの3社の開発競争の結果とも言える。 また、機体名称で開発元である程度特定できる。アドバ製はその最もたるもので制式採用された機種は○○式と付けられ開発順もわかるものになっている。 他にもスタット社製は母星のドイツ語。ガーツ社は神話の武器。サギソウ重工は花の名前などが使われている。
・騎士 基本的に名誉職だが地位は国によって大きく異なる。 アドバやマスル、ネリネではそれ程大きな地位ではなく基本的に騎士は軍人となっており階級も存在する。 スィードでは騎士は貴族とほぼ同じ地位となっており団長など役職は存在するが階級は存在しない。例外的に三剣騎士や王家直属の近衛隊などは普通の騎士とは別格の地位を持つ。 シルフィードでも騎士は極めて高い地位を持ち、かの有名な神聖騎士団は入団するのも厳しい。
・剣聖騎士 ケージ最強の騎士に送られる称号。 過去3人の人物がこの称号を与えられているが現在は剣聖騎士の称号を持つ者はいない。
・3剣騎士 騎士の国スィードにて最強の騎士の3人に送られる称号。 剣聖騎士には劣るが、その実力は一騎当千とも言われる。 スィードの象徴的存在で多くのスィード騎士の憧れの的であり目標でもある。 現在は2名のみで1名欠員が出ている。
・はぐれ騎士 所謂傭兵のうち機甲騎士乗りのことをそう呼ぶ。 一般的に名誉職でもある騎士でありながら、騎士の道から外れた者として名付けられた。 その為、一般人や普通の騎士にとっては嫌われ者だが当然需要があるからこそはぐれ騎士は比較的少数ながらも存在する。
・堕落騎士 はぐれ騎士にも当たらないような騎士をそう呼ぶ。 機甲騎士を使う犯罪者などがこれにあたる。 国を追放された騎士や敵前逃亡をした騎士がこうなることが多い。 一般人にははぐれ騎士と混同される場合も多くあり、はぐれ騎士の地位を下げている原因でもある。
「私は―――後悔してない」
名前:ミズホ・タチカワ 性別:女 年齢:24 所属:無所属(?) 設定: 騎士の国スィードにて三剣騎士の一人だった騎士。 つまり欠員の原因。若き天才騎士だったが突如行方を眩ます。 名前が示す通りアジア日系の血を引いて外見も日本人のそれと同じ。 騎士としての腕は超一流のはぐれ騎士。何故三剣騎士を辞めたかは明らかにしていない。 愛機は持ち逃げしたアルテミスである。
「ミズホは…私が倒す」
名前:ミズキ・タチカワ 性別:女 年齢:24 所属:騎士の国スィード 設定: 騎士の国スィードにて三剣騎士の一角をなす騎士。 ミズホの双子の姉でミズホとの区別はミズキが髪が長くミズホは髪が短いくらいしか付かない。 当然、騎士としての腕は超一流でプライドも高い。 その為、現在は突然はぐれ騎士になったミズホを非常に嫌っている。 愛機は現在の三剣騎士専用機ノルンの一機であるウルド。
「オレは……最強の騎士になる、それまでは………」
名前:アラン・フォート 性別:男 年齢:23 所属:騎士の国スィード 設定: 騎士の国スィードの男性騎士にて、王都防衛第三騎士団の騎士団長を勤める。 数少ない例外である機甲騎士に乗れる男性であったとしてもスィードでは本来男性騎士を認めていないが、アランは現女王の夫の妹の息子であり更にかなり地位の高い貴族の生まれであった為に特例で騎士になることを許された。 その実力は三剣騎士には劣るがそれでも超一流と呼んで差し支えない。が、やはり男性ということで影ではかなり冷遇され嫌われている。それでも家柄や顔の良さもありスィードには珍しく女性から求愛される事も多いが全て断っている。 シリーナの事をなにかと気に掛けてはいるがそれ以上にやたら最強の騎士に拘る。 愛機は女王の厚意によりノルン開発により型落ちしたアルテミスに若干の改修を施したアルテミス・カスタム『ジークフリート』。
「どんな言葉もいらない。貴方はただ私を越えればいいの…それだけよ……私は、アランの壁なのだから」
名前:シリーナ・ジェニルス 性別:女 年齢:23 所属:騎士の国スィード 設定: 騎士の国スィードにて近衛隊所属であり、近衛隊でも上位6名に与えられる守護六騎士の一人にて第二位を冠する。 その実力は三剣騎士候補に上げられる程であり、三剣騎士の欠番を埋める騎士の最有力候補とも言われている。 家はフォート家にかなり劣る貴族だったがそんな事は関係なくアルスとは非常に仲のいい幼馴染だった。 小さい頃はアランと結婚の約束をした事もあるが、お互い天才騎士と騒がれるようになってからは何があったのか己をアランが越えるべきただの壁と公言している。 愛機はルナに若干のカスタムを施した機体。
「………闇には闇の、影なりの戦い方が在る」
名前:リア・マット 性別:女 年齢:28 所属:スィード 設定: 騎士の国スィードの暗部隊長。 もちろん、公式にはこのような存在は存在しない。 が、暗殺・奇襲・裏工作など通常スィードでは嫌われるものを一手に引き受けている裏の部隊が存在するのも事実である。 貴族院の私兵ともいえる存在であり、スィードの闇の象徴とも言える。 その隊長であるリアは三剣騎士とも互角以上に戦うことが出来るだけの実力を持つが危険と見なされ三剣騎士候補から外された過去を持つ。 任務の為なら老若男女問わず躊躇なく殺すことが出来、人を人と思わない行動も取るがそれは既にそう割り切っている為でもある。
「私の名を呼ぶ時は、中佐または副官をつけろ!」
名前:ミーア・ホルス 性別:女 年齢:32 所属:軍事大国アドバ 設定: アドバ第一師団副官。 いかにもな軍人タイプの騎士。アドバ最強といわれる第一師団の中でも射撃の腕で右に出る者はいないとさえ言われている実力派。 厳しい人物ではあるがそれだけの実力はあり意外と部下からの人望にも厚い。 最近は指揮に徹している為、自ら機甲騎士に搭乗し戦場に立つ事は稀だが彼女がいるかいないかで兵の士気に大きな差が出るとさえいわれる。
「何だって、私が………」
名前:マナ・シューツ 性別:女 年齢:23 所属:軍事大国アドバ 設定: アドバ所属の騎士。 元は一騎士団の団長さえも約束されたエリートだったが、ある失敗により辺境基地に新米騎士育成の教官として左遷された。 それ以後、どうにもやる気は低いが生真面目な性格でもある為にきちんと教官としてやる事はやっている。 騎士としての実力は決して低くは無いが、運が無いとしか言いようが無い。
「全ては、聖なる主のお導きのままに」
名前:アスフィルス・シルフィード 性別:女 年齢:18 所属:神聖国家シルフィード 設定: 神聖国家シルフィードを治める法王の一人娘だが正確には法王の遺伝子を弄ったクローン。 神聖騎士団の団長も勤める。だが、法王の娘だからという理由ではなく実際に騎士としての腕は超一流。 次期法王としてありとあらゆる英才教育を施されている。 その教育からか男を心底毛嫌いする。
「おーい、そこ計算間違えてるよ?」
名前:ヒトミ・スタット 性別:女 年齢:18 所属:貿易国家マスル 設定: 貿易国家マスルにあるスタット社の現会長の孫に当たる。 スタット社は家電製品から機甲騎士まで幅広い商品が売り物の大企業。 その中でも会社経営から機甲騎士設計までこなす大天才としてマスルの外にもその名が知れ渡っている有名人。 ちなみに騎士ではない。
「いやぁ、今度はどこにいこうかねぇ」
名前:ヤナギ・ラークスパー 性別:女 年齢:25 所属:貿易国家マスル(?) 設定: 流離いの美人はぐれ騎士。 その正体は貿易国家マスルを代表するサギソウ重工の若き会長。 一部からは道楽会長と呼ばれていて社内にはかなりの規模の敵対勢力も存在するが本人全く気にしてない。 一応騎士としても会長としても才能は有り余るのだが天才と馬鹿は紙一重を爆進する女性。 騎士としての腕も一流であり、たまに仕事ほっぽらかして正体隠してはぐれ騎士をやっている。
「これまた癖の強い機体なことで……」
名前:ステア・オキス 性別:女 年齢:29 所属:貿易国家マスル 設定: マスル騎士団の騎士。 その中でも教導隊に所属するエリート騎士。 騎士としての腕は一流で物事をキッパリと言う性格だが人柄故か周りからは好まれている。 スタット社・ガーツ社・サギソウ重工のマスルを代表する3大企業が機甲騎士の開発競争に必死な為にマスルでは特に教導隊の質は高い。 その教導隊の中でもかなりの実力者に位置する。
「侮蔑結構。戦い方を選べるのは強者のみ、弱者は勝てる方法を選ぶだけよ」
名前:メア・ファーレンス 性別:女 年齢:17 所属:無所属 設定: 各国を渡り歩く有名なはぐれ騎士。 若いが腕はよく、ケージでは珍しく夜襲や奇襲を得意とする。 もっとも当然そのような卑怯な戦法を取るので一般騎士から嫌われている。 その為、騎士メアと夜をかけてナイトメアと呼ばれているが当然蔑称である。 愛機は持たず、任務などに合わせて乗機を変更するが基本的に暗色系に塗装された機体を使用する。
機体:機動母艦 機種:機甲騎士運用機動母艦 動力:対消滅炉 設定: 惑星ケージの中では半永久機関である対消滅コアを搭載した機甲騎士は事実上エネルギー切れを起こすことは無いが長時間の移動は騎士や機体に過度の負担を強いる事となり、更には移動時間も掛かるという問題を抱えていた。 その為に開発されたのが機動母艦であり、国ごとなどで多少の差はあるものの大きな差は余りない。 尚、機甲騎士のみで編成された部隊を騎士団、それに機動母艦が存在する部隊を機動騎士団という呼び方がされる。が、例外も存在する。 開発されたのは騎士大戦中期から末期にかけてであり機甲騎士と違い当時から大きな進歩は殆ど無い。その為、各国の機動母艦に大きな差が無いのである。
機甲騎士の移動発進基地の側面が強く、自衛用の最低限の火器しか搭載されていない。 10機前後の機甲騎士を搭載可能であり、基本的に戦場まで運搬して後方で待機という運用法がなされる。 上昇可能高度はエネルギーバーストに巻き込まれる事を恐れて低く設定されており、山脈などは超えられない事が多く迂回するのが基本となっている。 大気中の「何か」を利用する飛行機関で飛行している為、空気抵抗はあまり考えられておらず基本的に長方形のような形をしている。元々、エネルギーバーストの問題であまり速度を出すことが出来ず、そのため空気抵抗よりもその他の機能を優先した形状になっている。 旗艦級大型タイプも幾つか存在する。
機体:機動司令部艦 機種:機甲騎士運用機動母艦 開発:アドバ 動力:対消滅炉 設定: アドバが少数建造した特殊機動母艦。 機甲騎士を16機前後搭載可能な大型艦で、機甲騎士の発進基地ではなく移動司令部としての役割を持つべく開発された。 通常の機動母艦とは情報処理能力・探査能力など様々な点で大きく上回る。また、武装面でも強化されており主砲として大口径連装砲を2門装備している。 ただし、それらにより船体は大型化し乗員数も増えてしまい乗員の質も大きく問われることになる。 建造が非常に高く付くこともあり数は少なく、騎士団を軍隊として使用するアドバにしか存在しない。
機体:移動司令部陸上艦 機種:機甲騎士運用機動陸上艦 開発:マスル 動力:対消滅炉 設定: マスルでは珍しく国で開発した陸上艦であり建造は主に3大企業に委託されている。 機動母艦を持たないマスルであるが騎士団の運用上必要を迫られて建造された。 アドバの機動司令部艦を陸上艦にしたようなもので、ホバー走行で移動するが空を飛ぶ機動母艦に比べると機動性では劣る。 機甲騎士を13機前後搭載可能な大型艦であり移動司令部としての役割を持つ。 武装としては主砲に大口径連装砲を2門、副砲として中口径キャノン砲を4門、他にも対地機銃など陸上艦である為、かなりの武装を誇る。 指揮能力も高く、特に探査能力は非常に優れている。 建造数はそこそこであり若干数アドバやネリネにも輸出されている。
機体:三十八式 機種:機甲騎士 開発:アドバ 全長:約8m 動力:対消滅エンジン 設定: 軍事大国アドバで主力となっている三十八式機甲騎士。 三十八式は肩部や脚部にハードポイントを背面にウェポンラックを腰部にマルチラックを持ち、任務に応じて多彩な兵装を使い分けられる。 この兵装変更により多目的使用が可能となって高い汎用性を誇っている。 基本性能は可も無く不可も無くであり遠近どちらに優れているとも言えないが、どちらかと言えば射撃の方が僅かに優れている。 基本的に操縦性と生産性・整備性などコストパフォーマンスを重視した設計になっている。 主な武装はバーストランスやバーストブレード、マシンガンなど。
機体:四十式 機種:機甲騎士 開発:アドバ 全長:約8m 動力:対消滅エンジン 設定: 軍事大国アドバにて主に指揮官用に配備されている四十式機甲騎士。 四十式は三十八式を基に指揮官及びエース用に簡易再設計した機体で、見た目は三十八式と殆ど変わりは無いが中身は見た目とは裏腹にかなり異なる。 このような仕様の背景には一目で指揮官機と分かると狙われやすい為である。これとは逆に四十式改は敵味方への視覚効果を重視して外装から異なる場合も多い。 特に通信機器やセンサー系などが強化されて全体的に性能が向上しながらも三十八式の汎用性を残した傑作機。 ただし操縦系が少々過敏になっており、やや玄人向けになっている。
機体:ミーア・ホルス専用・四十式改 機種:機甲騎士 開発:アドバ 全長:約8m 動力:対消滅エンジン 設定: 四十式をミーア・ホルス中佐専用に改造した機体。 ノーマルの四十式では間に合わない騎士の為に稀に四十式を改造した専用機が用意される。本機はそのうちのミーア・ホルス中佐専用機。 通信機器やセンサー類・火器管制システムなどがより上位のものに変更されている他、頭部ごとカメラアイなどが変更されており最大望遠距離が通常の四十式に比べて非常に伸びている。 パワーそのものもノーマル四十式に比べ10%増しになっており上半身の装甲厚は若干薄くして防御力を犠牲にしてはいるが移動速度は上昇している。 背部ウェポンラックにも若干の変更が施されており複数の射撃武器を装備可能になっている。また腰部のマルチラックも増設しており予備弾薬も多く持ち歩ける。 ミーア・ホルス中佐専用の細かいチューンも施されており、かなり癖の強い機体になっている。
機体:二十九式 機種:機甲騎士 開発:アドバ 全長:約8m 動力:対消滅エンジン 設定: 軍事大国アドバで一世代前に主力だった旧式機甲騎士。 三十八式と異なり背部簡易ウェポンラックと腰部マルチラックしか存在せず全体的な性能は三十八式にかなり劣る。 特徴として腰に尻尾のような補助アームが存在しており、それを地面に固定することで射撃精度の向上がなされている。 また、全身の間接をロックする事も出来て極めて良好な射撃精度を誇った。 ただし、近接戦闘力は低く。それらの特徴でコスト面や汎用性の問題などがあり第一線を退くことになった。 現在では訓練機として複座に改造された機体も多く配備されている(教官が間接のロック権を持つ)。 さらに狙撃を得意とする一部のベテラン騎士はこの二十九式に手を加えて現在も愛用している。
機体:二十九式(練習機) 機種:機甲騎士 開発:アドバ 全長:約8m 動力:対消滅エンジン 設定: 軍事大国アドバで一世代前に主力だった旧式機甲騎士を訓練機に改造したもの。 新米騎士と教官の二人乗れるよう複座にしてある。 教官は基本的に操縦不能だが間接のロック権を持つ。 また、最初から訓練機として製造されたものは元の二十九式よりも性能を低くしてある。後から訓練機として改造したものはリミッターを噛ませてあり、パワーなどを抑えている。 装備は基本的にペイント弾仕様のマシンガンに、バーストソードを模したペイントスプレーなどである。 実弾訓練用に実弾装備などをする場合もある。
機体:三十四式 機種:機甲騎士 開発:アドバ 全長:約8m 動力:対消滅エンジン 設定: 軍事大国アドバにて使用されている、やや旧式化している機体。 二十九式をベースに局地専用機として再設計したもの。 機密性の向上、下半身の強化などに主眼が置かれ設計している。 脚部の強化により荒地などでの行動に適したものになっている。 二十九式に存在した補助アームは無くなっているが間接のロックはそのまま残されている。 また、足の裏や細部を変更する事で山岳地帯・砂漠地帯・寒冷地などにも対応できる。 ベース機同様、接近戦よりも射撃戦を得意とする。
機体:三十五式 機種:機甲騎士 開発:アドバ 全長:約8m 動力:対消滅エンジン 設定: アドバにて使用されている遠距離支援用機甲騎士。 三十四式と同時期に開発され二十九式をベースに再設計してある若干旧式に入る機体。 脚部の大幅な強化、補助アームの強化など砲撃の反動に対する対策が採られている。 他にも機体前面に局地的な増加装甲が施されている。 武装は右肩に対機甲騎士用キャノン砲を装備しており左肩には外部取り付けの照準機が装備されている。手持ち武器は通常通り選択可能。 間接ロックも残されておりベース機以上に接近戦能力は低下しているが火力などは向上している。 元々支援用であり癖の強い機体でもある為、生産数はそれ程ではない。
機体:三十二式 機種:機甲騎士 開発:アドバ 全長:約9m 動力:対消滅エンジン 設定: アドバにて開発された水中専用機甲騎士。 水圧に耐える為に装甲厚の増加、それに伴う機体の大型化、背部に設置されたスクリューによる機体バランスの低下など問題が多数残された機体。 また武装は銛や魚雷、機雷などでありバースト系の武装は装備できない。 元々、海よりも陸の比率のが多いケージ内では水中用機の需要は低く、性能もそれ相応程度に留まっている。 陸上での動きは非常に鈍く、陸上で使用される場合はまず無い。 旧式化は否定できない機体だが敵国であるスィードとは陸続きという影響もあり現在後継機が開発される予定は無い。
機体:ジャンヌダルク 機種:機甲騎士 開発:スィード 全長:約8m 動力:対消滅エンジン 設定: 騎士の国スィードにてエース用に少数生産されている機甲騎士。 機甲騎士は基本的に通常モードと戦闘モードに分けられているが、このジャンヌダルクは更に高機動モードを持ち、従来機を越える高速機動戦闘が可能となっている。 ただし、この高機動戦闘を可能に出来る騎士はそう多くは無く。また、推進剤の消費率が戦闘モードの約2倍近くと下手をすると敵陣のど真ん中で推進剤が尽きる事もある。 その為、主に一撃離脱を得意とする騎士に優先配備され、ジャンヌダルクに接近戦で勝てる機甲騎士はそう多くないと言われている。 が、その機動性は装甲を幾分犠牲にしており防御力は低い。また、騎士の国スィードらしく接近戦を主体にしており火器管制システムの精度は劣悪。 武装は主にバーストランス、小型シールドなど。騎士によってはショットガンやアサルトライフルなどを装備する場合もある。 尚、ジャンヌダルクという名称は母星(地球)の大昔の英雄から取ったとされる。
機体:キャヴァリアーV 機種:機甲騎士 開発:スィード 全長:約7.2m 動力:対消滅エンジン 設定: 騎士の国スィードで現在主力となっている機甲騎士。 キャヴァリアーT・Uに続き、現在生産されているものはVとなっている。 旧式のUに比べ、Vはあらゆる面で勝っている。 スィードらしく、接近戦に特化した機体で、特に推進機器の大部分を背部に回している為、突進力はかなりのもの。 通常の機甲騎士より若干小型にし被弾率を少しでも下げようとしており、装甲も前面の要所のみ厚くされていて背面などからの攻撃には弱い。 母星の中世に存在した甲冑をイメージしたその外見はまさに騎士と呼ぶに相応しいものになっている。 主な武装はバーストランスにシールド。射撃精度はやはり劣悪だが銃器を使用する騎士もいることはいる。
機体:ルナ 機種:機甲騎士 開発:スィード 全長:約8m 動力:対消滅エンジン 設定: スィードにてアルテミス開発途中から派生した王家近衛騎士専用機甲騎士。 親衛隊のみに配備されている機体でアルテミスの姉妹機とも言える。 基本性能はアルテミスに若干劣るが基本的に隊で行動する為、単独行動を基本とするアルテミスをそういう意味では上回るとも言える。 重要箇所のみ装甲を厚くし、それ以外の装甲を非常に薄くしてある。 アルテミス同様、無駄を極力排除してある設計であり完成度は高いがその分発展性に乏しい。 機動性・運動性ともにアルテミスに迫る性能を誇り接近戦に非常に特化している。 射撃武器に関しては最初から機体に射撃用の照準機器などは搭載されておらず、完全に騎士の実力任せになっている。 武装はバーストランスと小型円形シールドが基本となっているが、騎士ごとの得意武器を使う事が普通。 アルテミスと同じく若干旧式となっているが、実力者揃いの近衛隊だけあってジャンヌダルクをものともしない能力を発揮する。
機体:アルテミス 機種:機甲騎士 開発:スィード 全長:約8m 動力:対消滅エンジン 設定: スィードにて三剣騎士専用に設計開発された機甲騎士。 若干旧式の機体だが、その性能は最新鋭機と比べてもなんら遜色ない。ただし、それは騎士の実力あってのことであるが。 完全に接近戦用の機体で装甲はかなり薄いが戦闘モードでの速度は通常機を遥かに超える。 無駄を徹底的に省いた機体で高機動を実現しながらも運動性も高く推進剤の消費量も少ない。 ただ、それこそ超一流の騎士が使用する事を前提に作られている為、並みの騎士ではまったく扱いきれない。 武装は専用バーストサーベルが二本のみだが、騎士の実力もあって接近戦では無類の強さを誇る。 また、ジャンヌダルクはこのアルテミスを参考に設計開発された量産機である。
機体:ウルド 機種:機甲騎士 開発:スィード 全長:約8.2m 動力:対消滅エンジン 設定: やや旧式化したアルテミスに代わる三剣騎士専用機甲騎士。 正式名称はノルン。それぞれ仕様が若干異なるウルド・ベルダンディ・スクルドの3機が存在する。 最大の特徴として推進機器の大部分を脚部に集めている。 その為、ホバー移動が可能となっており戦闘モードと高機動モードを持ち、アルテミスやジャンヌダルクを超える高速戦闘が出来る。 ただし、ホバー時のバランスが非常に悪くなっており普通の騎士では確実に転倒してしまう。 ウルドの武装は通常のブレードの二倍近い大きさを誇るバーストセイバーと、非常に小さな刃しか発生しないバーストダガーの二本のみ。 ノルンが開発された経緯にはスィードの象徴ともいえる三剣騎士の専用機アルテミスが他国に渡った可能性がある為に新たな象徴として開発が急がれたということがある。
機体:ナハト 機種:機甲騎士 開発:スィード(?) 全長:約7.5m 動力:対消滅エンジン 設定: スィード暗部専用機。 極数機のみが存在する機甲騎士。 奇襲などを目的に設計されておりステルス性に優れる。 ジャミング装置を装備しており狭い範囲だが一時的にレーダーや通信機などを使用不能にできる。ただし、機甲騎士に搭載できるレベルの為に専用の機械があればジャミングは簡単に無効化できる。 また、駆動音・足音などの消音もかなりのものになっている。 基本性能もかなりのもので機動性・運動性ともに良好、少なくとも量産機を上回る性能を誇る。 武装は使用すると目立つバースト系を無くし、小太刀やナイフ・ダガーなどが装備され、オプションとして任務によっては施設破壊用のミサイルポッドなどを装備可能となっている。 スィードの貴族院がマスルのスタット社に依頼して開発させた機体とも噂されているがスタット社は否定。ただし、本機の存在自体まず知られていない。
機体:セイクリッド 機種:機甲騎士 開発:シルフィード 全長:約8m 動力:対消滅エンジン 設定: 神聖王国シルフィードにて神聖騎士団の大部分が使用している機甲騎士。 高レベルでバランスの取れた機体で個別に専属チューンを施してあり正確にまったく同じ機体はまず存在しない。 基本的に遠近ともに対応可能だが、完全個別チューンにより接近戦のみ・射撃戦のみという機体になる場合も多い。 接近戦や遠距離戦といった大別で別けられている訳ではなく、個人毎に別けられており基本的に整備性は低い。 また、一部に生体部品が使われているという話もある。
機体:クルセイド 機種:機甲騎士 開発:シルフィード 全長:約8m 動力:対消滅エンジン 設定: シルフィードにて開発された神聖騎士団の中でも特に優れた者に与えられている機甲騎士。 パーツ個々の性能は非常に高い物が使われているが全体的なバランスは悪く、非常に玄人向けで扱いが難しい。 ただし、その分限界性能が高くなっており、また個別チューンにより大きく性格が異なる。 その為、セイクリッド以上に一機一機の差が大きく、同型機でありながら全く別物としか思えないような機体になることもある。 基本性能もセイクリッドよりも高く、整備性・生産性は非常に悪いと言わざる得ない。 生産数自体非常に少なく、限られた者にしか与えられない。
機体:シュタルク 機種:機甲騎士 開発:マスル(スタット社) 全長:約9m 動力:対消滅エンジン 設定: 貿易国家マスルのスタット社製、砲撃戦用機甲騎士。 通常の機甲騎士より、やや大型で重装甲重武装な機体。 右肩に専用の対機甲騎士用キャノン砲と左肩に多弾等ロケットランチャーを装備する。また通常のマシンガンなども装備可能。 装甲も厚く防御力も高い。脚部が大型化しており安定性は高く射撃時のブレも少ないが足は遅い。 高い火力を誇るが機動性・運動性ともに極めて低く。接近戦は殆ど不可能。 また通常機よりも大きく重い為に機動母艦での運用も困難になっている。 そういう意味ではマスルならではの機甲騎士といえる機体。 生産数はそれほど多くは無い。
機体:フライハイト 機種:機甲騎士 開発:マスル(スタット社) 全長:約8m 動力:対消滅エンジン 設定: 貿易国家マスルにてスタット社のヒトミ・スタットが中心になって設計された初めての機甲騎士。 次期主力機を目指して開発されて現在は先行量産型の実験配備が進んでいる。 これといった特徴はないが、バランスの取れた癖の無い機体で新米騎士でも比較的容易に使いこなすことが出来る。 また、各所に改良の余地をあえて残すことによって騎士ごとあわせたチューンや改造が容易になっている。 アドバの四十式を上回るスペックを誇りながら、コストパフォーマンスも比較的良好な機体。
機体:グングニール 機種:機甲騎士 開発:マスル(ガーツ社) 全長:約8.5m 動力:対消滅エンジン 設定: 貿易国家マスルにてスタット社と肩を並べるライバル社、ガーツ社製のエース用少数生産機甲騎士。 専用武装として腰溜めに発射する対機動母艦用特殊キャノン砲を半固定装備し破格の攻撃力を誇るが、反動が大きく機体を上手く固定し反動を逃がさねばならず、また機動母艦など大型の標的以外への命中率は一流騎士でも低く。またキャノン砲の装弾数は3発と少なく、専用の弾を使う為に弾薬費も高く付く。 キャノン装着時は、長物でかなりの重量を持つキャノン砲が邪魔で白兵戦能力は低いが、キャノン砲を切り離すことで接近戦にも十分対応できる。 全体的に高レベルな機体であり、特に火器管制システムや最大望遠距離はかなりのものである。
機体:ニョルニル 機種:機甲騎士 開発:マスル(ガーツ社) 全長:約9m 動力:対消滅エンジン 設定: ガーツ社製、少数生産機甲騎士。 通常よりもやや大型の機体で、肩部に広範囲にばら撒く垂直落下式小型ミサイルを装備し背部には地雷設置装置も装備されている。 また、専用武装として大型ガトリング砲を装備可能。 脚部と前面に厚い装甲を持ち、移動速度は遅いが支援・特殊任務を想定して設計されている。 当然ながら接近戦能力は非常に低い。
機体:アマランサス 機種:機甲騎士 開発:マスル(サギソウ重工) 全長:約8m 動力:対消滅エンジン 設定: 貿易国家マスルにてスタット社・ガーツ社に並ぶ3大企業の一つ、サギソウ重工製の機甲騎士。 会長が直々に自分専用に開発させたという採算度外視な機体。 当然、一機しか存在せず一般に出回っていない豪華でハイスペックな専用機。 さすがに量産機とは比べもにならないほどの性能を誇る。 機動性・運動性共に優れ、火器管制システムなども最高レベルのものになっている。 真新しい技術や専用の武装などは持たないが、非常に高いレベルでバランスが取られ汎用性も高くケージでもトップクラスの機体スペックを持つ。
機体:リシアンサス 機種:機甲騎士 開発:マスル(サギソウ重工) 全長:約8m 動力:対消滅エンジン 設定: サギソウ重工の人気商品の一機種。 アマランサスを商品用にコストダウンしたものだが、それでもまだ生産コストは高くなっている。 ベース機の性能の高さもあり、非常にバランスの取れた優れた機体で信頼性も高い。 遠近両方に優れた能力を発揮してアマランサス程ではないが機動性・運動性ともに良好である。 ただし、装甲は多少薄くなっており防御力にやや不安が残る。 生産数はそれ程多いとは言えないが評判はいい傑作機。 基本機体色は白。
機体:ストレリチア 機種:機甲騎士 開発:マスル(サギソウ重工) 全長:約8.2m 動力:対消滅エンジン 設定: サギソウ重工製、新型機甲騎士。 量産機として設計された機体だが、主要部装甲には新合金が使用され従来よりも耐弾性に優れている。 また、間接部の装甲を排除し間接の動きを阻害しない強化ゴムで関節部を覆っている。 新合金は軽く丈夫だがコストが掛かるために主要部のみに使用され、背部などそれ以外の装甲は従来の装甲材を使用しているが装甲厚は薄くして軽量化に務めている。 また間接部の装甲を排除したことにより間接の稼働率が上昇し機体重量の低下にも繋がった。 こういった従来とは違ったコンセプトの下設計開発され、やや実験的な意味合いを持つ量産機となった。 全体的な防御力は従来機に劣るが大幅な軽量化に成功しており接近戦に優れた機体になっている。 専用の武装や固定武装は存在せず状況に応じて装備の変更が可能。
機体:フロックス 機種:機甲騎士 開発:マスル(サギソウ重工) 全長:約8m 動力:対消滅エンジン 設定: サギソウ重工製量産型機甲騎士。 現在、サギソウ重工で最も多く生産されている機体。 コストパフォーマンスを重視した設計であり、操縦性も良好で癖もなく新米騎士に好まれる。 性能もやや低めに抑えられており、限界値は低いが誰が操縦しても似たような活躍が出来る機体を目指して仕上がっている。 内部機構もやや単純化しており、生産性・整備性とも非常に良好。 低コストな機体で主に自国で機甲騎士生産能力を持たない小国に多数輸出されている。 固定武装は無く手持ち武器のみだがバリエーション機として右肩にキャノン砲を付けたものもあり、その他にも幾つかバリエーション機が存在する。
機体:レーゾンデートル 機種:機甲騎士 開発:不明 全長:約8m 動力:対消滅エンジン 設定: つい最近に滅んだ小国の王家秘蔵の機体と噂されている機甲騎士。 開発時期は不明だが、現状の量産機とは次元の違う性能を誇る。 バランスの取れた能力を持つが、やや接近戦を得意とする。 固定武装として専用の通常よりも高出力のバーストソードを2本装備している。 内部機構の約30%がブラックボックス化しており、部品の互換性も低い。 遺跡の技術が使用されているという話もあるが真偽は不明。 なお、レーゾンデートルという機体名が本来のものかどうかすら不明。
機体:ブラウ 機種:機甲騎士 開発:ネリネ(マスル・スタット社) 全長:約8.2m 動力:対消滅エンジン 設定: 群島国家ネリネがマスルのスタット社に依頼して開発した水陸両用機甲騎士。 水陸両用と言っても沿岸などでの使用を想定しており、水中での行動力はそれ程ではない。 ただし当然ながら機密性は高く海水などにも強い。 水中よりもむしろ陸上での活動を重視しており浅い海中に潜る事ができる程度。 武装はトライデントを基本装備し、オプションで魚雷や機雷散布装備などを装備可能。他にも通常のマシンガンなどの手持ち銃火器も装備できる。 また、ネリネが独自にブラウ専用の水上ホバーボートを開発し陸上・水上・水中すべてに対応できるようになっている。 全体的な性能は悪くは無い程度のレベル。
・アルヴァルディア大陸 母星のオーストラリア大陸と同程度の大きさの大陸。 移民船2隻が墜落しており他の大陸との繋がりは基本的無い。 アルヴァルディア王国が大陸を統一しており騎士大戦を逃れて漂流した数十名を除き大陸外との交流はない。 大陸中央にかなりの規模の遺跡もある。
・聖機甲騎士 騎士大戦を逃れ漂流してきた人達の中にいた技術者や騎士から流出した技術を使用し、遺跡から発掘された機体を元に開発された機甲騎士。 元々、遺跡から出土した未知の機体がアルヴァルディアに存在したが誰にも起動させることはできなかった。 その機体は機甲騎士とよく似ておりオリジナルとは程遠いが流出してきた技術を使い機甲騎士として複製された。 もっとも、その複製も男女関係なくほんの一人握りの者にしか起動できず聖機甲騎士と呼ばれるようなり、その操者は聖霊騎士と呼ばれる。 尚、聖機甲騎士と呼ばれる機体はワンオフ機でもあり、一つの聖機甲騎士に乗れる聖霊騎士が他の聖機甲騎士も起動できるとは限らない。 また、聖機甲騎士は通常の機甲騎士と違い、フィードバックシステムではなく遺産技術を使用したLINKシステムを搭載しており、これが聖機甲騎士を聖機甲騎士にしている最大のものともいえる。これは操者の心理状況さえ機体に反映させ、機体の限界以上の能力を引き出す事も出来れば、通常の半分の能力しか発揮できない場合もある。このLINKシステムが聖機甲騎士の最大の特徴とも言えるが、システムにリンクできる者が同じシステムでありながら個別でバラバラであり、これが操者を非常に限定しているとも言える。
・アルヴァルディア王国 アルヴァルディア大陸唯一の国であり他大陸との交流を持たない。 王政を敷いているが評議会も存在しており男女差別はほぼ無いに等しい。 大陸唯一の国だけあって広い国土を有する。 遺跡技術を除けば軍事技術は低いが軍事力そのものはいずれ来るだろう他大陸からの侵略に備え、かなりのものである。 尚、バースト系の技術は持っていない。
・円卓の騎士 アルヴァルディア王国最強の騎士団。 最大で12名の聖霊騎士から構成されるが入団には現円卓の騎士の半数以上の推薦と国王の許可が必要である。 その為、かなりの欠員が出ており12人いない事が普通。ただ結成時は12人であった為に最大で12名となっている。 殆ど称号のようなものとなっており、円卓の騎士第1位から第12位まで実力順で番号が振られ近衛騎士と掛け持ちしている者もいる。 尚、マイトの父親も円卓の騎士の一角を成す聖霊騎士の一人であり現在は第5位に位置する。
「んふふ〜♪ なーにか面白いっ事な〜いかな〜♪」
名前:ユーナ・アルメキア 性別:女 年齢:18 設定: アルヴァルディア王家第一皇女にて第一王位継承者なのだが、弟と妹に王位継承権を譲って(一方的に押し付けて)旅に出た強者。 本名はユーナ・アルヴァルディアなのだが勝手に母親の旧姓であるアルメキアを名乗っている。 超が付くほどの美人なのだが、かなりのお転婆であり頭の回転なども良いのだがどうでもいいの事にしか頭を使わない困り者。 「アルヴァルディアの宝玉」やら「至宝の聖女」などと呼ばれることもあり、超有名で半ば王家の象徴扱いだったりもする。 オマケに両親に内緒で剣術などを習っていた経験もあり剣や騎士としてもかなりの腕前。 聖霊騎士でもあり聖機甲騎士を持ち逃げした。
「否………俺はユーナを護る者」
名前:マイト・スミノ 性別:男 年齢:18 設定: ユーナの幼馴染にてユーナの守護騎士。 無口・無表情・無音の三拍子揃った無愛想男だが、ユーナに言わせれば単に不器用なだけ。 「はい」「いいえ」という意味の言葉を全て「応」「否」で統一しており、髪型が黒髪のポーニーテールだがなんと言うかサムライのちょんまげのような印象を受ける。 父親譲りの若き剣術の達人でユーナを好いており忠誠を誓っている。 殆どユーナ専属とはいえ王家の近衛騎士団の一員なのだがユーナに連れられ無断で旅に出ている。 聖機甲騎士朱凰の聖霊騎士でもある。
機体:グランディアス 機種:聖機甲騎士 開発:アルヴァルディア 全長:約9.5m 動力:対消滅エンジン 設定: 第3次聖機甲騎士開発計画により開発された機体の一機。 聖機甲騎士全体に言える事だが、他大陸のものより劣るアルヴァルディア製の通常機甲騎士とは格の違う性能を誇る。 装甲を極限まで薄くしてパワーとスピードの両立を目指した機体。 武装は遺跡から発掘された剣の複製のみだが、この剣は実剣だが約9.5mと機体の全長と殆ど同じ長さを誇る巨大剣。 この剣を自在に使いこなすパワーとその剣の重量を感じさせないスピードを誇る。 遺跡から発掘された剣の複製である剣は複製とはいえ機甲騎士の装甲さえ切り裂く切れ味を誇り、それに巨大であるが故の重量が加わり凄まじい威力を持つ。 バースト系の武器が存在しないアルヴァルディアでは、第4次聖機甲騎士開発計画により第4世代聖機甲騎士が開発された現在でもこの剣を自在に使いこなすこの機体がトップクラスの攻撃力を誇る。
機体:朱凰 機種:聖機甲騎士 開発:アルヴァルディア 全長:約8m 動力:対消滅エンジン 設定: 第3次聖機甲騎士開発計画により開発された第3世代聖機甲騎士の1機。 鎧武者のような外見をしており、母星の日本人の流れを汲む技術者中心に設計された。 装甲は薄く、パワーもそれ程ずば抜けて高いというわけではないが運動性に優れており瞬発力も高く動きが速い。 武器は遺産の複製である刀と脇差だけであるが朱凰の居合いによる一撃は機甲騎士さえも両断する威力を持つ。 LINKシステムは比較的安定しており、システムによる性能の上下はそれ程大きくは無い。 朱凰の操者である聖霊騎士は現在ではマイト唯一人。
機体:アグリーム 機種:聖機甲騎士 開発:アルヴァルディア 全長:約8m 動力:対消滅エンジン 設定: 第4次聖機甲騎士開発計画により開発された第4世代聖機甲騎士の1機。 現在最新の聖機甲騎士の1機でもあり、やや接近戦重視だがオールマイティーな機体。 攻・守・速、全てにおいて高レベルな性能を誇り、ずば抜けたものは無いがバランスが取れている。 特徴と言えるほど動きは速くないが良好で運動性能の方もかなり高い。 武装は両腕にアームガンを内臓しており両肩には小型バルカンも内蔵し、さらに主装備に非常に状態のいい遺産そのものであるバスタードソードを持つ。 操者である聖霊騎士はユーナでありロールアウト直後にユーナに持ち逃げされマイトの朱凰と共に行方不明になる。
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