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闇が深くなる夜明けの前に感想10  by HAL URL   

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前スレが一杯になったので、新スレ立てます^^

2015/06/26(Fri)20:46 (No.4301)

Re: 闇が深くなる夜明けの前に感想10  by フェリ

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ども! お久しぶりに更新キター!! しかも帝国側!!!

すんません喜びの余りPC前で盆踊りなフェリです(←殴w)ようやくマールヴァッハ星域会戦の総括に入りましたね。フェリ的には銀英伝にあるまじき“超兵器”の使用であっただけに作品や読者への影響を日々心配していたのですが反応を見る限り上々と言ったところですかな? ただこれだけのインパクトを放った以上使いっ放しは危険です。涼様がこれを何重に伏線として組み何とつなげたいのか? フェリも含め読者の皆さま方も期待する所大きいと思いますよ。

しかしエーベンシュタイン閣下も一種の英雄ですな。極端な話「英雄伝説」である以上敵味方だけでなく周りにも英雄たるまたは英雄になれる人が存在し彼等が一瞬でも作品と言う“今世”に出る事を願っていると考えれば閣下も其の機を掴んだと言えそうです。これはオフレッサー閣下にしても然り、一種の旧態依然とした古代の英雄役であるんですが故に金髪と同じかそれ以上に己の望みにストレートな人物です。こういう人物って何となく周囲に同種の人間を引きつけてしまうので今度閣下を書くときはそういった人物から彼を引きたててみて金髪とは違う石器時代の英雄を強調して見てはどうでしょうか?
(確か千葉暁先生の聖刻群龍伝の主人公の仇敵ガイザス・ドライアーン国主がモロこのタイプですな)


金髪について兵士の心理的影響まで考えるようになったのはいい傾向だと思います。原作と違い押せ押せでは済まされない程の茨の道を強いられていますしね。いままでの兵士の欲望を具現化するだけでなくあえて弱さに考慮する(本来赤毛の担当だった部分ですね)のは為政者としての対極の味方に少なからず影響を及ぼすと思います。今回のヴェスターランドもその点での僅かな失敗が己の反省を促し大局に立ち戻れるシナリオを組んでいるのか?と邪推しているフェリです(←激殴ww)ま、今回赤毛が近くに居るでしょうし義眼との1VS1になりにくそうです。二人の意見からうだうだ考えて続けて悲惨な結末を招き改めて最高指導者が無駄に悩む事は許されないと認識すれば金髪もまた一歩成長で居ると思います。

少し文体的に変な所をば……

「本人は意識を回復してすぐにでも戻ろうとしたらしいが、やはりダメージは大きかったようだ」
割に固有名詞以外での銀英伝での外来形容詞は少ないと見ております。ダメージは避けた方がいいかもしれません。ある程度長期療養とするならデスクワークから一転喜び勇んで艦隊戦でいきなり負け戦、悔しさのあまり……を強調する為にすこし派手な表現の方がいいかもしれません。
「本人は意識を回復して艦橋へ戻ろうとしたそうだが、何歩も歩かぬ内に傷が開いてベッドに縛り付けられたそうだ。」

「門閥貴族たちの終焉を感じた平民たちが歓喜声を上げ始めているという
歓喜の声……ですかね? ただこの後ヴェスターラントを動かすならばその前振りを追加した方がいいと思いました。同じ話内で決定的な単語を印象付ける小さな伏線みたいなものです。
「門閥貴族たちの終焉を感じた平民たちが歓喜と共に不穏な動きを始めているという」

「軽々しいエーベンシュタインの表情」
やや、これは涼様らしからぬ失態と見ました。これでは閣下が表も裏も上っ面だけと誤解されてしまう表現になってしまいます。こうしたらどうでしょう?
「飄々としたエーベンシュタインの表情」
(やや難しい表現ですのでタグ付けで読み仮名を振るのも良いかもしれません。)


「候爵が私の意図を察していたとしても周囲は同格ではないからな」
うーん繋がりが最後他人事の様な散文体になっていますね。これでは?
「候爵が私の意図を察したとしても周りが附いてこんだろうて」

こんなところですかね。

さてさて歴史はどう変わる??
それでは

2015/06/30(Tue)20:22 (No.4302)

Re: 闇が深くなる夜明けの前に感想10  by 空乃涼

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 こんばんは!

 HAL,さんフェリさん、返信が遅くなって申し訳ありません! まだまだ余裕がたりないこのごろです。

 ★HALさん、一番の書き込みありがとうございます。久々に投稿したので、ここに反応があるか心配になりましたが、待っていただけたようで嬉しく思います。

 さて、帝国側はナガレが大きく変わっている訳ではないし、ナデシコのように大きく変える存在がいないのでヴェスターラントの発生は避けられないかなーと。

 ですが、情況は変化していますから、それに見合った「変化」を付けていこうと考えてます。

 オフレッサーさんって、けっこう人気があるんですよねw


 ★ フェリさん、書き込みありがとうございます!
 
>>>ただこれだけのインパクトを放った以上使いっ放しは危険です。

 ですね。そのまま放っておくことにはならないです。これがために、登場の早くなる人物が帝国側にいますよね? ね? それの布石ですかねー。

>>>石器時代の英雄を強調して見てはどうでしょうか?

 まあ、これからですねw この上ないステージを用意したつもりです。運が悪いとラインハルト側が全滅しかねないくらいのw

 今回もアドバイスありがとうございます! あまり考えていなかったところとか、早速指摘されれて画面の前で震えましたw いやー、頭使わないとなー。でも、最近、頭が疲れてます(汗


 お二方とも書きこみありがとうございました。次回投稿で17章は終わる予定です。

2015/07/07(Tue)21:21 (No.4306)

Re: 闇が深くなる夜明けの前に感想10  by フェリ

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ども、17章後篇読ませて頂きました。

うむ、コミック版で人口200万弱のヴェスターラントに数百隻で押し寄せて滅多打ちは無いんでない? という購入時のフェリのツッコミを修正してくれたようで有難い限りです。どう見ても戦艦級1隻の兵装で蒸発できますからね(帝国駆逐艦なんて48連装レールガン4基で全弾核融合弾ですしねw)巡航艦レベル数隻は妥当な判断です。軍事作戦なら陽動&欺瞞と併せて考えるので貴族連合軍なら初動が大きく遅れるのですが単なる懲罰感覚なのでこの速度も納得できます。今回時間や心理、戦術レベルでしっかりプロット構築を行っているのは好感が持てました。

うん、亀裂と言う面での伏線は上手くかみ合っているようですね。金髪が状況に窮した『逃げ』とはいえ自ら『部下』として赤毛を認識するようになれば赤毛そのものがこの覇道に疑問を持ち独自行動を開始するのは目に見えています。義眼の示唆無くして其の状況に至ったのは皇帝の器としては原作より繰り上げに成ったとはいえこれで史実通りの行動が赤毛に出来るのか?という考えを読者に抱かせその上での改変を読者に違和感なく納得させる手法と見ました。高度な文章テクニックだと思いますよw
また史実と違いヴェスーラントの虐殺というよりはヴェスターラント事件という代物に成りましたが。中途半端に190万人が残ってしまった事で金髪としてはとんでもない陥穽を自ら作る結果に成りましたね。『生き残り』が190万、真実を知ったのが190万となれば金髪にとっての政治的ダメージはかなりものに成る筈です。赤毛も大いに悩むことになるでしょうね。


では今回も気になって点ですが特に彼のターンは史実と完全に違うだけに強烈なインパクトが欲しいところです。オフレッサー閣下は此処に限り主役級の扱いになりますからね。帝国将官から野人へ言動をシフトしていくと彼の本性を際立たせるのではないか?と思います。例えば

「准将はことの重大性を認識していただけに失望を隠せなかったが、そんな孤立しかけた彼を支持した人物が存在した。」オフレッサーに焦点を当てる為に彼の行動を描写すべきですかね?
「准将は公の頑迷さを知っていただけに顔に失望を表そうとしたが、荒々しくカーペットを踏み荒らし自分の隣で同様の言上を始める彼に驚愕するのが先だった。」

「領民どもには一時の満足感を与えておけばいい」ここはやや丁寧に
「「領民どもには一時凱歌を挙げさせれば良し。しかる後、鞭を持って世の理を教え込むが至当。」


「装甲擲弾兵総監という地位を確立し」ここは感情的な形容詞の方が? 彼は勝つ=生きる、負ける=死ぬを平気で体現する性格ですしそれに拘るでしょう。
「装甲擲弾兵総監という地位を勝ち取り」

『おお、さすがは我が甥。そうであろう、……」さすがに、』さすがにの前にオフレッサーのい一言が欲しいですねこの辺りからキレキレモードでw
『おお、さすがは我が甥。そうであろう、……」「勝てば良いのだ勝てば!さすれば全てが附いてくる。誇りなんぞそれだけでしかないわ!!」さすがにこのオフレッサーの暴言は男爵の勘に刺さってしまい彼が逆上したように、反論を始めてしまった。そうすでにオフレッサー失望を通り越し激怒へと顔を変化させていたことに気づかなかったのだ。』

 『さすがの浅はかさにオフレッサーも切れてしまった。「この虎の威を借りる狐めが!」』
ここは問答無用に彼の行動を描写すべきだと思いました。それに銀英伝が中華系の言葉を多用するのは解るのですが帝国はドイツ語圏ですしね。対応できる罵声をひとつ思い出したので差し込んでみます。元ネタは第三帝国ゲッペルス閣下その幼少時代に浴びせられた悪罵です。病気がちで否応なく要領と言葉と頭で生きねばならなかった彼に同輩がつけた渾名です。
『それが言い終わるな否や彼は憤怒の顔と握りしめた拳を引っ提げ、熊の様な足を一歩踏み出しながら言い放った。「|この小狡い奴めが《ウレックス》!!」
その後フレーゲル男爵が余りの威圧に腰を抜かし尻もちをついてしまう描写を設ければこの場面全ての主人公行動をオフレッサーに集約できます。
(まーここで貴族と軍人が双方に着いて取りなしに走るならば喧嘩両成敗に出来るのですけどね。貴族も軍人も表立って介入してこないでしょう。盟主とオフレッサーじゃなぁw)


さて此処まで大急ぎで感想書きました。明日より病院送りになるフェリでして(大汗)また退院したら続きを書くかもしれません。(←殴w)

それでは

2015/08/09(Sun)23:01 (No.4317)

Re: 闇が深くなる夜明けの前に感想10  by HAL URL

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更新お疲れ様です。

まさかのオフレッサーの『諫言』も、『虎の威を借る狐』によって実らず(TT)
(読者の好感度うなぎ上り!?)
生き残ってのシェーンコップとのツートップ実現もありうる!?

赤毛ののっぽさん激昂す<(`^´)>
『冷徹なる義眼』を殴り飛ばすとは・・・・
果たして、微妙に変わる状況は彼らの運命にどう影響してゆくのか?

次回も楽しみにしています。

2015/08/10(Mon)22:59 (No.4321)

Re: 闇が深くなる夜明けの前に感想10  by 空乃涼

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 こんばんわー

 HALさん、フェリさん、感想の書き込みありがとうございます。返信が遅れて申し訳けないです(汗

>>>Re:人口200万弱のヴェスターラントに数百隻で押し寄せて滅多打ちは無いんでない?

 その通りですよねw 小説ではオアシスが50箇所くらいと記述されてましたが、巡航艦一隻で核弾頭数十発は搭載できるはずですし。

 自分の想像がいい方向に修正できてよかったです。

>>>Re:彼のターンは史実と完全に違うだけに強烈なインパクトが欲しいところです。

 添削ありがとうございます! 次回修正時に参考にさせていただきます。いやはや、細部に注意がいきわたるフェリさんは、作者よりよっぽど「その場面」が見えてますねw

 その場面で見せ場にする気がなかったのですが、インパクトは必要ですよね。本物のインパクトはもうちょい先に用意はしているんですが。

>>>Re:入院……

  えええっ! 大事でなければよいのですが……遅すぎた返信申し訳ないです。

 HALさん、掲示板への書き込みありがとうございます!

>>>Re:(読者の好感度うなぎ上り!?)

 ちょっとは印象が違うかもです(汗 でもまあ、原作やアニメだと単純ミンチメーカーってかんじですからねー。外伝で、決してただの単細胞ではないところを示しましたが、本編からそうとう後のことですからねぇ。

 本当に印象がUPするのか……

>>>Re:『冷徹なる義眼』を殴り飛ばすとは・・・・

 この件に関してはもうちょっとツッコミがくるかと思っていたのですが、あんまり来ませんでした!

 なっとくしてもらったのでしょうかね?

 HALさん、フェリさん、感想ありがとうございました。次回は同盟に描写が移ります。

2015/08/22(Sat)22:40 (No.4326)

Re: 闇が深くなる夜明けの前に感想10  by ドクターK

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うおーようやく本編を全部読み切りました!!
やはり面白い、しかし、完結までに何年かかるでしょうかwwwwww。でも待ちます!!

それにしてもつくづく思うのは、故郷の世界から去り、TV版が子供の遊びにしか思えない激戦の時代に来てしまった方がナデシコの面々にとっては幸せだったということがひどい皮肉だということです。激しすぎる銀英伝の洗礼を受けて、凄まじく成長した今のナデシコメンバーなら、劇場版の様にはならないでしょう。

そのことナデシコの面々がいつ知るのかと期待しています。

2015/08/28(Fri)21:51 (No.4331)

Re: 闇が深くなる夜明けの前に感想10  by 空乃涼

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ドクターKさん、こちらに感想ありがとうございます! 本編を読みきっていただき、お疲れ様です。外伝もどうぞw

>>>Re:完結までに何年かかるでしょうwwwwww。

 永遠の課題です(ェ 以前にもどなたかの感想返しで書いたのですが、「あと五年早く連載していたら、終われたかも」なのです。実際はどうだか分かりませんけどw

>>>Re:TV版が子供の遊びにしか思えない激戦の時代に来てしまった……

 同じように感じる方は多いようです。似たような感想をたびたび目にします。私はナデシコを見たときに感じたことは「成長し切れていない」ということが一つありました。どうしても物語の性質上、そういう流れは免れないと思ったのですが、とくにヒロインと当初は目されていたユリカへの低評価を多く目にし、「やはりな」と感じ、彼らをより現実的で強敵揃いの世界へとばしたら、もっと成長できるのではないかと考えたのも、このクロスができるきかっけでした。

>>>:そのことナデシコの面々がいつ知るのかと期待しています。

 いつ知るんでしょうねぇ。もっとも、作者が順調に連載を続けた場合、もちろんそちらとの関連の流れもあるのですが、おそらく読者さんが考えているより「ひねくれた&悪辣な真実」になると思われますし、どうして【ちょっと違う設定】で始まったのかわかると思います。


 ドクターKさん、感想投稿ありがとうございました! 次回は同盟編です。トリューニヒトさんにご期待ください?

2015/08/31(Mon)22:12 (No.4332)

Re: 闇が深くなる夜明けの前に感想10  by ドクターK

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あと面白いのがエステの利点がそのまま、銀英伝では短所になってしまうことですね。エステの小型化は正しいと思いますが、戦闘範囲が光秒単位という出鱈目な広さなための想定外と言えます。

マジで全員、最低でもエステカスタムにしないとワルキューレには厳しいですね。分厚い皮膚よりも素早い脚がいいのは当然なのですが、素早い脚を維持できる体力と頑丈さも必要なのでウリバタケさんの苦悩は続きますね。

しかし、一回の戦闘でナデシコ本編(劇場版も含めた)で出た犠牲者の全てよりも多い人数が戦死しているのではないかという壮絶な銀英伝に戦慄を覚えます。

2015/09/10(Thu)22:38 (No.4338)

Re: 闇が深くなる夜明けの前に感想10  by 空乃涼

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ドクターKさん、再びの感想書き込みをありがとうございます。

>>>ウリバタケさんの苦悩は続きますね。

 ずっと続くと思いますよw 作中でもエステバリスが銀英伝世界のドックファイトをどう戦っていくかあれこれと悩みましたが、月面フレームの改良タイプ=「銀河フレーム」に落ち着きましたw

 ノーマルのエステよりは三倍くらいの大きさですし、このくらいの大きさであればワルキューレに十分対抗できると判断しました。

 ただ、単体でシールドを張れるという点を除けば、突出した能力がないというのが実情。機体の強化はもちろん、パイロットたちのさらなる精進は必要でしょうね。

>>>一回の戦闘でナデシコ本編(劇場版も含めた)で出た犠牲者の全てよりも……

 銀英伝世界はナデシコ世界より、よりシリアスですからねぇ。第14艦隊は、アムリッツアにいたる過程で30万人を超える犠牲者を出してしまってます。緒戦で5万人以上戦死させちゃいましたからねぇ。ユリカたちは、想像以上に戦慄し、自分たちの不甲斐なさに怒りを覚えたと思いますよ。


 ご感想、ありがとうございました。

2015/09/13(Sun)12:25 (No.4342)

Re: 闇が深くなる夜明けの前に感想10  by 名無し

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銀英世界は戦争が延々と続いている点もあるでしょうが、銀英を読んだ感じでは教養レベルはナデシコ世界に完敗です。
ラインハルトは焦土戦術や虐殺見逃しとか少年の様なその場の思い付きだけで動いている節が度々あります。国家解体には幼児の無神経さ思慮の無さが要りますが他のキャラの精神年齢も似たり寄ったり…フリードリヒじゃなくても無気力になる。銀英社会はラインハルトが国家を壊していなければ文明崩壊していたかもしれない危うい状態だった!?
ハイテク兵器を持った古代人が殴り合う世界(銀英)と損得勘定で動く企業間の営業戦争(ナデシコ)の世界では前提が違うのではないでしょうか。

2016/02/06(Sat)16:23 (No.4474)

Re: 闇が深くなる夜明けの前に感想10  by 空乃涼

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名無しさん、感想投稿ありがとうございます。

教養についてはなんとも申し上げられませんが、銀英伝の登場人物はなにかしらの「影」をもって描かれています。それは、中国史やそのほかの歴史に造詣が深いとされる田中先生の「英雄」たちの描き方です。現実の歴史で登場する人物たちも、いずれも欠点をもっています。英雄であっても欠点もあり、人間味があるということを歴史上の人物たちと重ねるように銀英伝で書いたのだと思われます。

そういった作者の意図を感じながら登場人物たちの行動や台詞を意識して読んでいくと、銀英伝というSF作品に「歴史」を重ねた、その面白さがさらに深みを増すと思います。

ご感想ありがとうございました。

2016/02/12(Fri)20:30 (No.4480)

Re: 闇が深くなる夜明けの前に感想10  by HAL URL

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待望の更新、お疲れ様です。

通信上とはいえ、ユリカたちとヤン艦隊とが会合(^^;;

寡兵でもって第11艦隊を抑え、周辺宙域を不埒な扇動者が出ないようにしている彼女に報いる為にも、珍しく勤勉に早手回しにハイネセン奪還への道筋を付けようとしているヤンが^^

救国軍事会議側も、頼みの綱の唯一の機動戦力が敗退が予想されては打つ手が首飾りのみと・・・・(TT)

蜂起したトリューニヒトのアジが(^^;;
エリナがアジをした場合どんな演説なのか興味深いですww

後手後手に回ったアカツキの焦燥・・・・
果たして、ナデシコのクルーに揶揄されないような『仕事』をして、名誉挽回となるのか?

次回も楽しみにしています。

2016/03/19(Sat)10:58 (No.4494)

Re: 闇が深くなる夜明けの前に感想10  by フェリ

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ども、18章前編読ませていただきました。

ふむ、第二部完結に向けて同盟側全キャラ最後の立ち位置再確認話になりましたね。起承転結の結を始める前に、といったところでしょうか。

うん今回の中間地点での第11艦隊拘束、無力化と同盟全体へ14艦隊が睨みを利かせる。この一石三鳥(+13艦隊の機動戦力アプローチからの解放によるハイネセンへの戦力集中効果)は読めましたが流石にこの事実を公にして救国軍事会議の権力失墜をアピールすることはできませんでしたか。対帝国への情報統制もありますが広報できる人材が14艦隊にとってハイネセンで音信不通なのが痛いところですね。そういう意味でアカツキの描写を入れたのは上手いと思います。

「ミスマル提督たちにとって、我々との出会いはプラスになったのか」
もう一つの世界を考えるならば神視点では意味深な言葉であると共に第三部以降でのナデシコ側の意思という難問を同盟首脳部がどう扱うかの【始まり】の文言とも言えそうです。彼女たちの最終目的は【帰還】ですからね。しかしこの世界において同盟だけでなく銀英伝世界全体において彼女達はキーパーソンとして逃れられない要となってしまいました。彼女の意思をまず同盟が尊重できるか? 内戦ののちの神々の黄昏ではそれがテーマになりそうな気がします。

アムリッツアでヤン君「だいぶ楽になった」ですがもう今回の戦いでは明らかに「楽をしている」ですね(笑)だからこそ 「楽しい目標があるというのはよいことさ」の言葉が出たと思います。ですがヤン君にせよユリカにせよ「政治的謀略にとことん疎い、というより忌避する」悪癖は健在ですので内乱鎮圧後の方がよほど大変です。ヤン君は如何にナデシコの権利を己が軍人生命を保つことで擁護し続けられるか。ユリカは如何にナデシコクルーの権利を担保しつつヤン君を中心軸とする同盟軍を支えられるか。要塞対要塞が今回政治的にあり得ない(神々の黄昏と同時進行ならあり得るが)故政治判断という厳しい描写を涼様が如何に掻き切るか非常に期待しております。

しかし涼様の作品における「パン屋の二代目」は参謀というより情報将校のようなイメージがありますね。ハードワーキングの工作員ではなく。分析と連絡に特化した真の意味でのスパイのような役柄を演じていますね。


少しばかり添削モード(またか←殴w)

「第11艦隊に投降を呼びかけると、1000隻余りが離脱してくれました。」
ここですけど会戦自体が実質何話にも跨った包囲戦になってしまっているので前の話を覚えてないとたった1000隻?という勘違いが発生してしまうと思います。追加で「残り」を表現すべきだと思います。

さて、理想郷の方でも回顧録が完結しいよいよ大長編の銀英伝二次も少なくなりつつあります。涼様が第二部をどう幕を下ろし、第三部へつなげていくか大いに楽しみにしています。

それでは

2016/03/21(Mon)20:47 (No.4495)

Re: 闇が深くなる夜明けの前に感想10  by M・I

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ご無沙汰しております。最新話の更新ご苦労様です。さっそく拝見させて頂きました。

どん詰まり状態になりつつある救国軍事会議ですが、今回、というかクーデター以降、トリューニヒトの印象がだんだんと変わりつつあります。彼は背広以外にあまり似合うものがないと思っていたものの、彼が軍服に身を包む姿が想像しにくい・・・w というか、原作のトリューニヒトと、こちらのトリューニヒト、今後はどの様な違う道を辿るのか、楽しみでもあります。

それと「パン屋の二代目」ことチェン少将、かなりのやり手ですね。いくら軍人に見えなさそうであっても、ここまでくると、フェリさんの言うように情報将校のような印象を受けますね。
というか中の人ネタでスニーキングミッションとかやらかしそうw


色々とお仕事等で忙しいとは思いますが、くれぐれも御身体にはお気をつけてください。

2016/03/24(Thu)08:39 (No.4497)

Re: 闇が深くなる夜明けの前に感想10  by 空乃涼

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 こんばんは!

 HALさん、フェリさん、M・Iさん、感想の書き込みありがとうございます! また、返信が遅くなったことをお詫びいたします。

 ★HALさん、毎回の一番書き込み恐縮です。だいぶ間が空いてしまいましたが、待ってくださってありがとうございます。

 エリナが演説した場合、もしかしたらもっと盛り上がるかもしれませんねw それこそ「魔性の女」として、同盟に新たな息吹を吹き込むかもしれませんよ。

 アカツキはあんな状態ですが、そこに現れた救世主のようなチュンさんの活躍に期待大ですかね?



 ★フェリさん、書き込みありがとうございます。こちゅらは手いっぱいで遅れてますし、ぜんぜんほかの人のSS読めてない状態で申し訳ないです(汗

 RE:救国軍事会議の権力失墜をアピールすることはできませんでしたか。

>>>>考えたんですが、面白くないので……もろもろの事情でやめました。そのまま終わってしまうでしょうしねw

RE:


 RE:故政治判断という厳しい描写を涼様が如何に掻き切るか非常に期待しております。


>>>今からガクブル状態ですよ。政治に詳しいわけじゃないですからねー。逆に相談するかもですよw

 添削ありがとうございます。修正時に見直します。今回は添削も少なくてよかったよかったw

 ★M.Iさん、こちらこそご無沙汰しています。

 感想いただきありがとうございます!

 RE:トリューニヒトの印象がだんだんと変わりつつあります。

>>>それが一番難しいかもですね。トリューニヒトはトリューニヒトらしく、どう彼の算段の立て方が変わっていくのか、そのあたりに注目していただければと思います。

ウー・チェンに関しては、有名なエピソードに絡めているので、そのあたりを記憶していただいて、この後を読んでいただくと良いかもです。


 お三方ともありがとうございました! 早めに続編を投稿できるようにしたいと思います。

2016/03/28(Mon)19:42 (No.4499)

Re: 闇が深くなる夜明けの前に感想10  by HAL URL

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待望の更新、お疲れ様です。


現状の待ちの一手に、歴戦の両提督の意見具申・・・・
まあ、猛将二人には相手側の瓦解より華々しい戦果が意気としても楽でしょうね(^^;;
その分、ただでさえ脆弱になってきた艦隊戦力が更に(><)

シトレに開陳された『演算ユニット』の存在。
現状、存在は確実視も、現物を捜索する訳にはいかない状況ですし、推測に推測を重ねるしかないので、極端な話、現状維持で同盟の為に汗を流してもらうしかないのは、忸怩たる思いでしょうね・・・・

エステバリス隊の新装備。
現状一個小隊だけでは『戦局』を乱せても制す事は困難なので旗艦直援の延長の運用かなぁ。
まあ、続々量産機が出来ているようなので、纏まった戦力になれば違う使い方も。
その時は皆が小鳥たちを教導するシーンが見れそうです(^^;;

首都解放に向けて着々と・・・・
早くも登場のチェンの存在が、どう同盟軍の戦力低下を防ぎつつ反乱軍の無力化に繋げていくのか注目しています。

次回も楽しみにしています。

2016/08/14(Sun)14:48 (No.4592)

Re: 闇が深くなる夜明けの前に感想10  by フェリ

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ども、お久しぶりです。18章中編読ませていただきました。

遂に演算ユニット情報が同盟上層に伝わりましたか。ヤン君まであと少しですね。まぁ彼の事、「興味はあるけど戦争終わったらだね。」で流されそうですが多元世界レベルでの危機という事態を認識したとたん「もう戦争終わったらではなく戦争は終わらせなければならない」とより積極的に政治に関与するかもしれません。世界存亡の危機ともなれば政治を表向きは兎も角、好き嫌い言える状況ではなくなりますしね。(演算ユニットでボドルザー基幹艦隊を持ち込まれる危険もあるわけですし(←殴w)

ユリカはある意味11艦隊の放置については木製蜥蜴時代の人道性を未だ引き摺っているともとらえられますがこれ以上同盟の手札を減らして対帝国戦の足を引っ張りたくない。無駄に同盟相打つ事で同盟市民に亀裂を作りたくないの感情が透けて見えます。そういった「足を引っ張る」という意味ではルグランジュ提督の降伏しないことで時間を稼ぐ事は(本人はそこまで考えが至っていないようですけどw)ことは有効と言えます。ヤン提督はそこらへん逆手にとって「14艦隊で要所を抑える」に使っているあたりユリカは構想は兎も角未だ戦術レベルの提督であり戦略家・構想家たるヤン提督の後塵を拝しているとも思えます。戦後は正規艦隊の提督は最低限ですら起こりますので彼女がどこまで伸びていくのか。または伸ばすべきなのか涼様の筆力と構想力が試されていると思いました。

同じようにアッテンから今後の宙戦とエステを教授されたリョーコ以下エステ組も岐路に立っている、と涼様は考えているのでしょうね。もう全員一個中隊任されるほど実績は積み上げているのですし単なる戦闘屋から部隊長への脱皮を求められていくかもしれません。最後リョーコのらしからぬセリフはその脱皮のための亀裂ともいえるように組んだとも言えそうです。上記二つの要素はナデシコを単体戦術ユニット(兼連結戦略ユニット)から真の意味での戦略ユニットへ押し上げ本来の特殊任務を銀英伝の世界観で運用できるようになる肝とも言えそうです。

その他今迄細切れだった情報が欲しい人の元に届きネットワークが構築されつつありますな。救国軍事会議へのテルヌーゼンの攻撃報告は遂に猶予できる時間を越えてしまったとも言えそうです。帝国の内乱のタイムスケジュールをグリーンヒル閣下は想定しておられるはず。エーベンシュタイン閣下の頑張りで思わぬ足踏みを金髪元帥府は喰らっていますがこれ以上の同盟の内乱は不味いと思い始めたかもしれませんこれはヤン君のアルテミス攻撃を待つまでもなく終わるかもしれませんね。そのためには同盟主要幹部の救出が前提、さてどうするアカツキ社長?

2016/08/15(Mon)22:19 (No.4593)

Re: 闇が深くなる夜明けの前に感想10  by フェリ

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さて久々のツッコミをばw

「同席したメンバーの疲労と失望の色は隠せないでいた。」
一見問題ないかな?と思いましたが文脈からしてこの討議は一番最後になりそうですね。となると疲労と失望は同一に扱うのは変だと思います。それと、
「しかし、重苦しい雰囲気は、その男の一言から意外な方向へと風雲急を告げようとしていた。」
これについてはユリカの演算ユニット開帳の前振りだと思いますが話をいきなり俯瞰に切り替え即座に戻すを行ってしまっています。そこでこの文を上に回し本体を削ることでここは素早く場面を動かしていくべきだと思いました。前文にそのまま繋げる形で、
「同席したメンバーは疲労に加えて失望の色を隠せないでいる。しかしその失望は相対する席にいる元元帥によって思わぬ方向へ流れつつあった。」

「モートン提督の……感じている」
カールセン提督にしては文語的な表現なのが気になりました。アニメ版見ていても豪放磊落ですし一人称が戦場では儂に変わります。
「モートン提督に同意する。儂もルグランジュ中将を早々に逮捕したほうが手っ取り早いと思うぞ。」

 「相違ありません」これもらしくないと同時に尺が長くなっている気がしました。削っても問題ないかと?

「おう! そのとおりだぜテンカワ。むだ弾……」
変換ミスかと思われますがウリバタケさんだと口調からして無駄よりムダを使いそうですねw

「(この調子だと、独身主義が俺を返上してくれるかな?)」
自称革命主義者と文脈の違和感からこっちの方がいいかもですね
「(この調子だと、独身主義が俺を放逐してくれるかな?)」

「……それってどういう意味があるの?」
ここもリョーコらしく蓮っ葉なセリフで。
「……それってどういう意味があるんだ?」

「すごい差だ」……見えるのだった。」
ここかなり問題です。読者用の説明タグにいきなり登場人物が感想を述べていると誤解されかねません。すっぱり切り捨てた方がいいでしょう。

「アカツキち副主任が応するまでざっと」
細かいですが誤字発見
「アカツキと副主任が応するまでざっと」

「遠征で多大な犠牲と経済的な損失は数字だけでは計りきれないものでした」
ここは話を大局に格上げする為、解りやすくですかね?
「帝国への遠征は多大な犠牲と経済的な損失だけでは計りきれないものでした」

「ビュコック提督やクブルスリー大将」
個人的には階級か役職に絞った方が?
「ビュコック提督やクブルスリー本部長」

こんなところですかね

さて帝国側同盟側とも煮詰まってきましたがこれだけの原作との齟齬が二つの最終場面にどう影響するか楽しみです。それでは

2016/08/15(Mon)22:20 (No.4594)

Re: 闇が深くなる夜明けの前に感想10  by 空乃涼

こんばんは。
返信が遅くなり、申し訳ありません(汗

HALさん、フェリさん、感想ありがとうございます。

◆◆◆HALさん、毎回一番の書き込みありがとうございます! 今回はいつもより書き込みが長いので、いろいろと感じていただけたのだと思います。

 総じて今回の話は、この先のことをちょっと含ませた内容になっています。チエンの登場やエステバリスの新装備などは、まさにそれです。伏線というのは、回収する前に出すタイミングが難しいです。

 二人の分艦隊司令官がユリカに上申しにいった結果は次回書きます。

■■■フェリさん、感想ありがとうございます。久々に添削も厳しい!

演算ユニットをどこで同盟側に開示するか、なかなか悩んだのですが、現役よりも、よりユリカたちと密接に関係している人物でそれなりに動ける人物と考えると、シトレさんになりました。これは正解だったと思います。

エステバリスを巡るアッテンたちとの議論は、やはり今後を見据えたためです。フェリさんもなかなかよい着眼点ですが、さて作者がそこまで考えているかどうかw まあ、相手が相手ですからねー。

上申を受けるユリカは? 次回までおまちください。


 添削……ある程度わかっていましたけど厳しいww

カールセンさんの「わし」は失念してましたね(汗

その他、アドバイスは次回修正時に再考の上、参考にさせていただきます。


 HALさん、フェリさん、ありがとうございます。次回もちょっと期間が空いてしまうかもしれませんが、どうかおまちください。

2016/08/31(Wed)21:05 (No.4599)

Re: 闇が深くなる夜明けの前に感想10  by HAL URL

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待望の更新お疲れ様です。

ユリカ、ヤンからの課題を何とかこなし^^
まあ、作中にもある通り、ただでさえ先の遠征の失敗で疲弊しきった同盟軍を更に減らす必要はないのですから、此処はじっくり構えて、別働隊のヤン&地上のウランフらの援護として一艦隊を足止めでも立派な作戦でしょう^^

トリューニヒト、ウランフ&チェン、ナガレによって危機一髪w
単独行動の彼がどんな演説をぶちかますのか?

次回も楽しみにしています。


ps.フジリュー版銀英伝、トリューニヒトの詐欺師みたいな胡散臭さ全開の顔が(^^;;

2017/01/18(Wed)22:03 (No.4666)

Re: 闇が深くなる夜明けの前に感想10  by ロットス

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最近この作品を知りました。
まだ最初の方ですが、楽しく読ませて貰っています。
それで質問なのですが……外伝のところにあるルリの航海日誌とかは、本編だと具体的にどこに入るのでしょうか?
別枠にあるので、時系列順に読みたい場合、非常に困るのですが……
どれが何話の間にあるのか教えて貰えると助かります。

よろしくお願いします。

2017/01/19(Thu)00:14 (No.4667)

Re: 闇が深くなる夜明けの前に感想10  by 空乃涼

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HALさん、ロットスさん、こんばんはー。感想投稿ありがとうございます!


■■■HALさん、久々の投稿にも関わらず一番書き込み毎度恐縮です。原作ともっとも違う点は、ハイネセンでも救国軍事会議に対して戦っているという点につきます。で、その意外性がトリューニヒトなわけでw

なかなか、オチを考えるのも大変です。


▲▲▲ロットスさん、はじめまして! 見つけていただきありがとうございます!! 特に一章は一話が二話分くらいの量がありすので、じっくり読んでいただければと思います。とくに、一章は今後の話の趣旨の基礎部分が詰まっているので、ここでさーと読むと、あとで「もやっと」するかもしれません。

>>>本編だと具体的にどこに入るのでしょうか?

以下に、外伝の時系列をまとめましたので、ご参考ください。


>>>①ルリの航宙日誌(其の一)(其の二)

 一章(中編)と(後編)の間の物語です。補足と端折った部分が語られています。(若干被りあり)本編を読むと「あー、このあたりだな」とだいたい推測できます。

>>>②ルリの航宙日誌(其の三~其の六)

 二章(前編)(後編)までの補足と端折った部分が語られています。「なぜ、なにナデシコ」、とかナデシコのアニメではもはや伝説となった寸劇もやってますw

 航宙日誌は、本編と被り部分もあるため、完全には分けられないところがありますが、だいたいあってると思います。



>>>③『宇宙翔ける若鷲たちの戦場』と『宇宙を制する荒鷲たちの逆襲』


 こちらは、アムリッツアの前哨戦ともいうべき第六章『前哨戦! ミスマル艦隊VSミュラー艦隊/ファンベルグ星域会戦』(前編)における宙戦を軸に語られたものです。いわゆるエステバリスとスパルタニアンVS帝国軍戦闘艇ワルキューレの戦いがメインです。


>>>④『舞台の裏でⅡ/逃走から逆襲へ』

 これは、第十章(後編・其の二)『舞台の裏で/変革への逃走』の奇妙な形で一緒に逃げる羽目になったウランフ、トリューニヒト、アカツキの逃走劇の一部が語られています。

>>>⑤『議上円舞』

これは、第十二章(後編)『妖精対艦隊/前門の虎』の直前に行われた作戦会議の中身です。本編に組み込むとネタばれになるので「外伝」あつかいさせていただきました。


 以上です。ずれていたらごめんなさい。

2017/01/19(Thu)21:46 (No.4668)

Re: 闇が深くなる夜明けの前に感想10  by ロットス

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>>空乃涼さん
早速のお返事、ありがとうございます。
時系列順に読めるのは助かりますので、早速その通りに読ませて貰いますね。

2017/01/19(Thu)22:28 (No.4669)

Re: 闇が深くなる夜明けの前に感想10  by フェリ

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どもお久しぶりに投稿キター♪ いや、すいませんリアル事情でごたごたが続き投稿すら気が付かなかったフェリです(←殴W)

いやはやようやく事態が動き出しましたね。テルヌーゼン市解放作戦ですが上手い具合に艦隊戦とは違う陸戦、しかも制宙権が双方に無い「殴り合い」を書けたと思われます。ただ臨場感については今一つにも思えました。あえて「主役」を艦隊戦に求める様わざと薄めたのか原作での地上戦力の設定の薄さが災いして書けなかったのか判断が分かれてしまう所です。

11艦隊については粘りに粘りますがモートン提督については兎も角カールセン提督に関してはアニでの発言でもあるように艦隊決戦主義者ですからなぁ。どうもこの世界の軍人、特に同盟の提督クラスになると軍を政治的に用いることが苦手な方々が多いようにも見受けられます。実際救国軍事会議の唯一の機動戦力を無力化してなおイゼルローン側は一個艦隊相当の機動戦力を確保しその勢力は各地の小規模艦隊参加によって漸増しているわけですから別に強硬策取る理由もないわけで。それでもこういう想定が出てくることがヤン提督に解って居ながらあえてユリカに押し付けたのは物語の展開とは別の意味があるのかもしれないと考えてしまいます。
ヤン提督がユリカに宿題を押し付けた点ですね。ヤン提督は「答えを教えてくれなかった。」のではなく「答えを伝えることが恐ろしくなった。」のではないかと思います。11艦隊の戦力的無力化とその後の同盟軍再吸収のプランは軍事手段の範疇とは言え明らかな政治活動です。己に箍がかからなくなる。あくまで傍観者でいたかった歴史家志望の青年提督にとって現状での限界点がコレだったのでは? とも思えました。

さて恒例の添削をば(←激殴ww)

『ユリカは眠い目をこすりながら小さいあくびをしてから言った。』
原作たるアニメ版だとユリカ仮眠というかお休み中のときパジャマ姿ですよね。確か寝相も酷かったかと(笑)今回実況感が少ないのでこんな感じではどうでしょう? ……夢もあられもない格好ですな(←超殴www)
『ずり落ちるナイトキャップと肩襟も構わずユリカはパジャマで目を擦り、小さいあくびをすると言った。』

『ウランフは、いかにも相手のプライドを刺激するような文言を並び立てると』
不安定になってます。特に相手は指し手でもあるように相対する者を指すのでこの場合ウランフ提督が議長を敵視しているような誤解を与えかねません。
『ウランフは、いかにも相方の顕示欲を持ち上げる文言を並べると』

『空間を無数に切り裂くほどの敵側からの光の砲弾だった。』
んーアニメ版では遠距離火力(ミサイル、自走砲)は質量弾系、直射火器(戦車砲、ライフル)は光学系だったように思えます。こうしてはどうでしょうか?
『大気を切り裂いて落下してきたのは敵質量弾だった。』


『ウランフの予想を超える加熱ぶりだったのだ』
語彙不足ですな。滅多矢鱈に打ってきた意味にしてしまいましょう。
『ウランフから見ても度を越した過剰砲撃だったのだ。』

『虚実を織り交ぜた情報戦はヤンも真っ青』
うーんヤン君は見破る方に長けているとはいえ必要とあればやりますから不適当かと。むしろ危険すぎて軍人がやってはならない指揮官や政治指導者を囮にして勝利をつかむ方を強調すべきと思いました。
『己は愚か、|チェスのキング《トリューニヒト》まで囮にする情報戦はヤンも真っ青』

2017/01/24(Tue)21:51 (No.4672)

Re: 闇が深くなる夜明けの前に感想10  by フェリ

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『テルヌーゼンの戦闘は反抗勢力がこちらの戦力を誘い出すための罠らしい。』
反抗勢力で悩みました。周囲の背景文から考えるとこれは政治学的な言葉ではなく軍事的な言葉と判断しました。では「反抗」ではな「反攻」になると思います。今話における殆どの『反抗』は『反攻』にしてもよいと思われます。

『グリーンヒル大将はそれだけで戦況が不利な状況に傾いていることを悟ったようだった』
戦況=戦闘状況の略ですので単語が重複してますね。
『グリーンヒル大将はそれだけで戦況が不利に傾いていることを悟ったようだった』

『適切な戦力増援などできるはずがなかった。』
否定過去文ではなく断定文にしてしまいましょう。
『適切な戦力増援などできるはずもない。』

『自分の意志に半分反して戦場の只中に身を置く羽目になった怯え気味のトリューニヒト』
纏めてしまいましょう
『自分の内心に半ば反して戦陣で怯える羽目になったトリューニヒト』

『二、三回削りながら凶器の鉄塊となって』
外来語を多用するのは田中先生らしくないのですが簡単にしますか?
『二、三回バウンドし鉄塊となって指揮車に飛び込んできた。』

『私が寿命をまっとうしたら、ぜひ墓碑に刻んでほしい』
天寿ですね
『私が天寿をまっとうしたら、ぜひ墓碑に刻んでほしい』


こんなところですかね? いやはや結構ありました(←撲殺wwww)
さて議長が小賢しい煽動政治家から過熱血活動家にジョブチェンしかねない状況ですが同盟中放送だとその影響で右往左往(味方の志願への対応など)するのはヤン君になりそうです。喜ぶのか毒吐くのか複雑でしょうなw

それでは

2017/01/24(Tue)21:52 (No.4673)

Re: 闇が深くなる夜明けの前に感想10  by 空乃涼

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 こんばんはー。連続出張がようやく落ち着き、なんとか無事に週末を迎えられそうですw

 フェリさん、感想および、添削ありがとうございます(汗、なんかたっぷりあるので戦々恐々ではありますが、書いた本人が突っ込まれることを覚悟していたので、まあ予想内?

>>>ただ臨場感については今一つにも思えました。

地上戦は、たぶん話の経過に余裕があればもう少し詳しく描写したかもしれません。まあ、濃くし過ぎると、議長やそのほかの描写が無くなりかねないので自重した次第です。外伝の「宙戦」みたいに詳しく別枠設けて書くことでもないかなーと。終わりが伸びてしまいますしねぇ。

 ヤン・ウェンリーと政治って、なかなか微妙な距離感。政治中枢に食い込んだアカツキによってナデシコ側の政治的な駆け引きはヤン側に比べると格段に上がっているわけで、戦後に影響必至かな?



 詳細な添削ありがとうございます。個人的に思いつかなかった表現とか、すっかり修正わすれていた描写とかありました。中編と同様に修正時に参考にさせていただきます!

 ちょいと亀更新ですが、待っていただければ幸いです。お互いにリアルも乗り切りましょうw

2017/02/03(Fri)21:34 (No.4676)

Re: 闇が深くなる夜明けの前に感想10  by フェリ

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ども、おひさしぶりです。19章前編読ませていただきました。

お見事という外ありません。第二部の同盟サイドはナデシコとその面々の動静中心で第一部の「謎」は脇に追いやられていた感とあれもこれも書く前提で物語全体が冗長化していることで「本伝」から逸脱しかかっていると感じたのですが帝国サイドは切れる所はすっぱり切った点と「謎」をエーベンシュタイン閣下を中心に展開することで物語の構築がすっきりし銀ナデ(笑)の裏側が解りやすくなっていると思います。
また皇帝陛下の心情が上手くそして現実的に綴られているのは驚きました。小説の場合登場人物の性格や信条はほぼ固定しないと(主人公は除く)キャラの混在化や差別化ができなくなるという致命的な問題点が発生します。そこで銀英伝の全てのキーパーソンたるフリードリヒ4世の心情を本来の主人公たる金髪俯瞰で同情から失望、そして希望へと変化させ「彼は物語の背景でなく一人の人間として銀英伝世界を生きている」事を読者にアピールできたのは秀逸と言えます。(銀英伝SSでもフリードリヒ陛下の心情を可動させ金髪を時代時代で評価させたのはこの作品が初めてだと思います。)
さてさてオフレッサー閣下の温存はやはり暗殺(……というべきなのか不明ですけどw)目的になりそうですな。ガイエの間でゼッフル粒子なら装甲服やトマホークが無くとも閣下無双が可能ですし。そして彼がその状況を得られるのはエーベンシュタイン閣下が戦死した後、「死してなお策を弄する」、これが一流の「謀将」だと思います。(そういう意味ではフェリのSSの主人公はあくまで二流の謀将なんですけどね。二流を書くのは結構難しいw)

では恒例の添削開始(←殴w)

「<戦艦ダーインスレイヴ>へと続く通路の途中、ウィリバルト・ヨアヒム・フォン・メルカッツは、これまで蓄積した感情や疑問を払拭すべく、銀髪を揺らして乗艦に向かうかつての友人を思い切って呼び止める。」
防諜上かなり問題があります。謀将である以上廊下で秘中の秘を話すことはしないでしょう。こうしてはどうでしょうか。(作戦上のすり合わせという表向きの理由も作れるほどお二方の立場は高いですし)また銀髪を揺らすが二重表現されてます。
「 <戦艦ダーインスレイヴ>内の一区画、ウィリバルト・ヨアヒム・フォン・メルカッツは、用兵上のすり合わせという名目でこれまで蓄積した感情や疑問を払拭すべく、かつての友人に詰め寄る。」



「(皇帝陛下自らが帝国を潰そうとしていたなんて……)」
宮中作法から考えますと皇帝陛下はあくまで二人称の対象(他国の皇帝に対して)であって話の口に上っているのは自国の皇帝なので「先陛下」か彼等にとっての共通認識たるフリードリヒ4世「陛下」になると思います。また語尾の疑問形での締めは軍人らしく断定よりの方が良いかと?
「(陛下自らが帝国を潰そうとしていたなど……)

「将来はもちろん、少なくとも幼少木は特に何かを期待させるほどの」
???と考えましたが幼少期ですねw

うん長期執筆の御蔭か意外に少ない(←激殴ww)
さてエーベンシュタイン閣下の目論見の中に死者に口無しでナデシコ情報を己ごと隠蔽する気のようですがそうなるとナデシコの面々との情報連結による火星への道が切れかねません。それにナデシコ不在になった向こう側かナデシコと違う時間軸を歩んだ向こう側か……いよいよ今迄の伏線が首を擡げてきました。次回を楽しみに待っております。

それでは

2017/12/23(Sat)19:05 (No.4793)

Re: 闇が深くなる夜明けの前に感想10  by HAL URL

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待望の更新、お疲れ様です。

エーベンシュタインが戻ってきて、敵味方共に彼の術中にハマっていくのか?

オフレッサーのまさかのナレ死?のあっけない最期かと思いきや、軟禁&秘匿でエーベンシュタインのジョーカーあるいは最後っ屁?となるのか?

エーベンシュタインとメルカッツとの会話、今後の帝国の行く末(滅びの美学?)どころか、謎が謎を呼ぶ意味深なキーワードが・・・・

次回も楽しみにしています。

2017/12/25(Mon)20:49 (No.4796)

Re: 闇が深くなる夜明けの前に感想10  by 空乃涼

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 こんばんはー。休み中はほぼ昨日まで風邪でダウンしておりました。冬休みに入ってからの即ダウンとは……これ、如何に?

 フェリさん、HALさん、明けましておめでとうございます。感想投稿ありがとうございます。さらに返信が遅れたことをお詫びします。


>>>第一部の「謎」は脇に追いやられていた感と……

 ▲フェリさん、毎度感想ありがとうございます。同盟側のほうは謎解きを進める状態にはなっていないので個人的には気にしていたんですw そのために「エーベンシュタインが存在した」わけですが、ようやく更なる問題提起をかくことができました。あとは、自分次第……

フリードリヒの内容についてはもっと書きたい部分があったのですが、それこそ半分くらいになりかねないので「ここでは必要ではなさそうなもの」は切り捨てた感じです。

まあ、帝国編ではまだまだナデシコへの問題提起の場面は出てきますよー

添削ありがとうございます。修正時に参考にさせていただきます。わりと変換ミスとか見逃してるんですよねぇ。


 ■HALさん、お久しぶりです。更新待っていただけてよかったです。更新間隔を短くできるようにしていきたいと思います。

>>>謎が謎を呼ぶ意味深なキーワードが・・・・

二期を描き切れば、ついに満を持して登場するやつもいるのですがw

同盟編を長くしてしまったのが失敗です。切れるところは切ろうかと検討中です。

2018/01/04(Thu)20:34 (No.4806)

Re: 闇が深くなる夜明けの前に感想10  by HAL URL

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待望の更新、お疲れ様です。


トリューニヒト、今迄が今迄なだけあってその行動には懐疑的な面々が(^^;;
某影の支援者の〇〇教も、「すわ、サイオキシンでもやったのか?』と思われたりしてw
(新銀英伝の彼は、旧版に比べて胡散臭さが大分抜けている感じです・・・・orz
今作でユリカによって助命された一押し提督ウランフも、旧版の精悍な姿の方が(^^;l; )

ジェシカの意図しない救国会議との衝突で巻き込まれた描写が(><)
果たして彼女の安否は?

次回も楽しみにしています。

2018/06/25(Mon)21:52 (No.4870)

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