銀河英雄伝説 十字の紋章 感想3 by 日本酒派
前スレが一杯になったので新スレ立てました。
同盟の民主主義が腐敗して末期が近いのは事実でしょう。
しかし、ここから再生できないかと言えばそうとも限りません。
そのための種子はすでに主人公が撒き始めていますしね。
(漫画等による 諧謔的思考 の拡散も重要なポイント)
またおそらく「戦後」の主人公は…これは予測を言わないでおきます。
2019/12/07(Sat)20:32 (No.5026)
Re: 銀河英雄伝説 十字の紋章 感想3 by 黒い鳩
日本酒派さんスレ立て感謝です!
ですね、文化侵略といってもいいかと。
実際あのままじゃかなり荒んだ文化だけ残りそうでしたし。
戦後に関しては、はっきりした事は言えませんがかなり同盟の内情を変化させた自覚はありますので、もう何手かひねり出してからの話ですね。
どうなりますやらw
2019/12/08(Sun)00:51 (No.5027)
Re: 銀河英雄伝説 十字の紋章 感想3 by ベルトラン
数十年後には戦国時代に突入という未来は原作を見る限りまずないでしょう。
原作の記述を素直に見る限り、原作終了時に生存していた主要人物が非業の死を遂げたようには見えませんし、ラインハルトの評価から見てもローエングラム王朝はある程度の長期間平和に存続した可能性が高いです。
実際ラインハルトは原作でも内政にも力を注いで成果を上げている様子がありますし、開明派閥官僚も将来暴君になることを危惧はしても現状の政治については問題は感じていません。
敵味方を問わず、ラインハルトの軍事面の批判はあっても、内政面での批判は皆無です。
少なくとも原作の記述を見る限りではローエングラム王朝は後継者により基盤が固められてある程度の期間反映したというほうが自然です。
2019/12/08(Sun)19:10 (No.5028)
Re: 銀河英雄伝説 十字の紋章 感想3 by 日本酒派
>ベルトランさん
それに関しては原作者である田中先生自体が「西風の戦記」で間接的に『後日談』を書いてるんですよ。
ヒルダさんとミッター君たちが頑張ったおかげでおそらく旧帝国領内は「なんとか」おさまったでしょう(次の世代までは)
しかし旧同盟領はどうでしょう?
原作のままだと、ハイネセンという『ハブ』を失った影響はかなり出ると思うのです。
そういった状態の民心の描写だとカルロ=ゼン原作の「売国機関」などが適切な表現をしてるでしょうか?
2019/12/09(Mon)09:35 (No.5029)
Re: 銀河英雄伝説 十字の紋章 感想3 by 黒い鳩
まー極論すれば、どちらの言うことが間違っているという話ではないのですが。
あくまで作品の流れですから、それをどう捉えるかは捉える側の自由なわけです。
なので、ベルトランさんのいう通りラインハルトの後の世が上手くいっているのかもしれませんし、そうでないかもしれない。
そういうふうにゆらぎをもって捉えるしかありません。
なにせ、原作で語られていない事なのですから。
そして、私は上手く行かない方を取っています。
それは個人的解釈の上に過ぎませんが、ラインハルトのやり方の強引さが気になるからです。
例えば政治改革ですが、あんなに簡単に受けいられれるものでしょうか?
ご都合主義を前提にすればそれまでなんですが、世の中には利権というものがあり、それは実は私達一般人ですら享受しているものです。
例えば仕事を頼む時、知らない人より知っていてある程度信用出来る人に頼みますよね?
これも利権のいち形態です。
ラインハルトの元の若手政治家達は急速な改革を行っています。
これは、反発が起こって当然なんです。
それで飯を食っている人たちを大量に解雇する事にもなりますからね。
反発が起こらないわけもない。
根回し前提の改革なら100年事業になり、早々終わることはありません。
なので間違っているとも言えないですが、早期の改革は大量の敵対者を生むのです。
ラインハルトの政治は全体的にこれがあり、早期はいいですが長期だと歪みが出ると思われます。
こうした、物語では語られない部分が私の根拠なので、認められない人がいるのは仕方ないです。
その事、心に留めさせてもらいますね。
ただ、作品の関係上、話を変更するという事もありませんのでそれはご容赦ください。
2019/12/09(Mon)14:33 (No.5030)
Re: 銀河英雄伝説 十字の紋章 感想3 by 日本酒派
衣食住と社会制度が(過去よりも)良くなれば一般層はある程度支持してくれるでしょうね。
むしろ中間以上のあたりで、不満やら矛盾が大きくなる気がします(官民とも)
その辺を書いた銀英伝2次として『リヒテングラーデの孫』があります。
ドラスティックな改革の副作用で苦労する人々の姿が描かれていますね。
2019/12/09(Mon)15:40 (No.5031)
Re: 銀河英雄伝説 十字の紋章 感想3 by 黒い鳩
その一般ですら、明暗が分かれるんです。
例えを出すならスーパーが出来た時でしょうか。
それまで、地元縁故の商店街でなぁなぁで値段が決まっていたものがスーパーに軒並み打ちのめされ、シャッター街になりました。
でも、政治的に安い物を手に入れられるのはスーパーなんですよね。
でもそのせいで、商店街の人達はおまんまの食い上げになったわけです。
案外、こういったことの被害は大きいんですよ。
2019/12/09(Mon)16:23 (No.5032)
Re: 銀河英雄伝説 十字の紋章 感想3 by 日本酒派
コンビニ作った主人公、やらかしましたねw
2019/12/09(Mon)18:17 (No.5033)
Re: 銀河英雄伝説 十字の紋章 感想3 by 黒い鳩
はい、やらかしてしまいましたw
でもまーああでもしないと成り上がれないですからねー
なんで、彼が上の方に行くと反発がひどい事になることも考えられます。
2019/12/09(Mon)18:47 (No.5034)
Re: 銀河英雄伝説 十字の紋章 感想3 by 日本酒派
なるほど、査問会に呼ばれるのは…
さぞ楽しいショーになるでしょう?
2019/12/09(Mon)19:59 (No.5035)
Re: 銀河英雄伝説 十字の紋章 感想3 by ベルトラン
まあこの作品についてはこの作品の設定ということでよいと思います。
ただ原作ではヒルダがローエングラム朝の育ての親と評されたとあることから考えるとローエングラム王朝が短命王朝とは考えにくく、また原作でのラインハルトの後世の歴史家による評価でラインハルトの台頭がなかったら帝国は分裂していただろうとの評があり、帝国がラインハルトの死後分裂したとは考えにくいでしょう。
原作ではユリアンなどが帝国が立憲君主制に将来なることを想像した場面があり、暗に将来帝国で議会政治が取り入れられることを示しているとも取れます。
これはただの想像という批判もあるでしょうが、ヤンに対する後世の歴史家の批判で、無益な戦いで銀河統一を遅らせ犠牲を生じさせたというものがあると原作にあります。
これは帝国が議会政治を取り入れてバーラト自治領の存在意義がなくなったからとも考えられますし、少なくともラインハルト死後の帝国や銀河が悪い方向へ向かっていなかった可能性を補強する材料とは言えます。
あとラインハルトのやり方の強引さが気になるそうですが、歴史上ではあのくらい強引でないと傾きかけた国家の立て直しは成功しないのも事実です。
ある程度の犠牲を覚悟で既得権益者を排除しないと根本的な改革は成功しませんし、反発覚悟で急速に行わないと、だいたい既得権益者に配慮した中途半端な改革に終わり根本的な立て直しはできず、国家滅亡を先延ばしにするのがやっととなってしまいます。
このあたりが民主国家には難しい点で、同盟の立て直しの可能性に私が悲観的な理由でもあります。
早期はいいですが長期だと歪みが出るというのは私ももっともとも思いますが、皇帝ラインハルトの治世は2年。
切り替えるにはまだ早いでしょう。
2019/12/09(Mon)21:16 (No.5036)
Re: 銀河英雄伝説 十字の紋章 感想3 by 黒い鳩
ベルトランさんは結局何が言いたいのでしょうか?
まさか、原作の政治が完璧だったので長持ちしたとかそういう解釈を私に求めているのですか?
そういう話は平行線になるのであまり話したくありません。
いくらでも反論は可能ですが、存在しない国の正しさなんて虚しいだけですからね。
それこそ、水掛け論になるだけです。
私も熱くなりやすいタイプなので、これ以上はやめておきましょう。
2019/12/09(Mon)23:33 (No.5037)
Re: 銀河英雄伝説 十字の紋章 感想3 by 日本酒派
二次創作とは、各作者の原作に対する「解釈」を表現する場所だと思います。
その辺は読み手も弁えるべきだと思います。
2019/12/10(Tue)08:06 (No.5038)