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学園黙示録Highschool OF THE DEAD ifストーリー 第一話 「壊れなかった世界」
作者:黒猫のK   2012/10/17(水) 03:23公開   ID:vOJqG4Xw7dQ
この作品は学園黙示録Highschool OF THE DEAD(以下h.o.t.d)のifストーリーです。
元ネタを知らないとキツい部分がありますが、
ifストーリーなので楽しんで読んでもらえると嬉しいです。

拙い文章ですが、よろしくです。




「僕らの世界は奴らで溢れかえった。僕らは必死に逃げた、そしてある時は勇敢に立ち向かい戦った。そして多くの死を見てきた。  僕らはもうあの日、あの頃の世界には戻ることなんて出来ないのだ…」



ジリリリリ!!

「なんだよ うるさいなぁ…」
まだ眠気があるが無理やり体を起こす。しかし、どうしたのだこの音は?奴らが音にひかれて来てしまう。
「早く止めないと。」
音をたてていたのは目覚まし時計だった。
「目覚まし時計…?こんなものあったけ?って…ここはどこだ!?」

僕らは廃屋で野営してたはずだ何故僕はパジャマを着てベッドで寝ているんだ!?
「この部屋まさか…!?僕の部屋か!?」
見渡してみればここは僕が学校に行くのに利用していた寮の部屋だった。
「奴らは?」
急いで窓から外を見る。そこから見える景色は平和そのもの人々が普通に生活し、奴らの姿などまったく見当たらない。
「いったいどうなってるんだ…?」
近くに置いてある携帯を手に取り、日付を見る。
「4月1日!?始業式の日だと…」
いったいどうなってるんだ。これはタイムスリップというやつなのか?それとも僕はついに壊れてどうにかしてしまったのか?
「わからない…いったい何が起こってるんだ?」
必死に状況を整理しようとする、しかし何もわからない。
困惑して立ち尽くすばかりだった…


どれくらいそうしていたのだろうか

ドンドンドン!

「孝起きてるー?今日から学校よ。もう準備してる?」
この声は麗か?
「いるなら返事しなさいよ。入るわよ。」
扉の鍵を開けて麗が入ってくる。
「ちょっと孝!あんたまだパジャマじゃない、早く準備しなさいよ!」
間違いない今僕の目の前にいるのは宮本麗。
一緒にあの地獄を生き抜いていた仲間だ。
「ちょっと、あんたいつまでぼけっと 「麗!」
僕は麗を抱き締めた。
「よかった。無事だったんだな」
「ちょっと孝!何いきなり抱きついてくるのよ!」
「他のみんなは?どこにいるんだ?」
「みんな?いつも迎えにくるのは私1人じゃない?というーか、いったん離れなさいよ」
麗が顔を真っ赤にしながら僕のことを引き離す。
「あぁごめん…」

どうなってるんだ?

「新学期初日から遅刻なんて嫌だからね。準備したら早く来なさいよ。」
そう言って麗は部屋から出ていった。

「訳わかんないよ、本当にさぁ。」
麗は新学期と言っていた。まさか本当にタイムスリップしてしまったのか?
とりあえず麗が待っているようだし支度をするか。


桜は満開、天気は快晴、世間は平和そのもの。
奴らの姿なんてどこにも見えない。

「なんなんだよ、一体?」
状況が整理できないまま僕小室孝は学校に向かっている。

「ちょっと孝!話聞いてる!?」
そして隣には僕の幼なじみの宮本麗がいる。
「あぁごめん。ボッーとしてた。」
「まったく孝は昔っからそうよね。」
そう僕と麗は昔からの付き合いでよく遊んだりしていた。それから結婚の約束も…
「だーかーら、なんでいきなり私のこと抱き締めたりしたのよ?」
「それは、その…ちょっと気が動転してたというか麗を見て安心したというか…」
「それ、どういうことよまったく…」
ふぅと溜め息をつく麗。その顔に一瞬だけ暗い陰がよぎる。
「あっ…!」
そうかもし過去にタイムスリップしたのなら麗は今日留年していてひどく落ち込んでるはずだ。
僕はそんな麗の気持ちには気づくことができなかった…

「今私暗い顔してた?」
「あぁ、どうしたんだよ?」
「なんでもないの気にしないで」
「そうか。でも無理するなよ。何かあるなら相談くらい乗るぞ」
まったく気の利いたことが言えない。
「うぅん。大丈夫。心配してくれてありがとう。今日の孝なんだか少し優しいね。」
「そうか?いつも通りだろ?」
そう言いながら少し微笑んでいる麗の顔見て僕は安堵した。
もし本当にタイムスリップしているなら僕はあの時の失敗をやり直すことができるのか?
そんなことを考えているうちに学校に到着した。



下駄箱で靴を履き替え新クラスの発表を見に行く。
もし本当にタイムスリップしているなら僕はもうクラスを知っているわけだが…
案の定まったく同じクラスのまったく同じ出席番号だった。

「なら麗も…」
麗も同じクラス、やはり留年していた。
麗が来たことでクラス発表をみている奴らがざわつく。
麗は俯いて下を向いていた。

僕は麗をかばうようにして、好奇の視線を向けてくる奴らと麗の間に立った。
「孝…」
「麗、行くぞ。」
僕は麗の手を取って教室に向かった。


階段を登ったところで麗が口を開いた。
「何も聞かないの孝?」
俯きながら声を出す麗に僕は
「気になるけど、今の麗にそんなこと聞けないよ。話たくなったら話してくれればいいよ。」
「うん。ありがと。もう大丈夫…大丈夫だよ。」
そう言って麗は弱々しく微笑んでみせた。
「それよりも、いつまで手つないでるつもり?」
「うわっ!ごめん。つい…」
慌てて手を離した。
辺りを見てみると数人がこちらを見ていた。
急に恥ずかしさがこみあげてきた。
「は、早く教室入ろ!」
顔を真っ赤にしながら麗が言う。どうやら麗も恥ずかしいらしい。
「そ、そうだな。」
少々上擦った声で返答する。僕は上手くやれたのかな?
教室の扉に手をかけ開ける。自分の席に着こうとした時
「よぉ、また同じクラスだな」
そこには死んだはずの親友の姿があった。


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■作者からのメッセージ
初投稿ですごく緊張しました。
慣れないことをやってクタクタです。たくさんの人に読んでもらえると嬉しいです。
厳しいことでも何でも書いてください。
一応また続きを投稿したいと思ってます。
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