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東京所轄刑事物語 第6話「疑惑の転落事故」
作者:悠一   2024/09/19(木) 00:46公開   ID:FavXYaaTXGM
倫哉の母・隆子が休暇を取ると言う。
「私のお母さん亡くなったのね、だからお葬式とかやる。倫哉は来る?」
「僕は来れたら行くけど、仕事が忙しかったら…ごめん、無理かも。
でもできるだけ行けるようにするから。」
倫哉の心には、15年前に亡くなった父親・今江弘樹のことが浮かんでいた。弘樹は所轄の刑事だったが、15年前にある事件の犯人を追っている途中、トラックにはねられてしまう。
運悪くその日は豪雨であったため救急車の到着が遅れ、救急車の中で倫哉達家族に見守られながら息を引き取った。
弘樹は15年前に殉職したことで、二階級特進で警視に昇進している。

携帯電話が鳴る。
「もしもし今江です。はい、すぐ臨場します」


建設中のビルの下で転落死体が見つかる。
「被害者は、このビルの警備員・清野篤夫さん。屋上から転落したようです」

被害者は警備の巡回中に足を滑らせて転落した事故だと断定される。
しかし豊原は転落した場所に油がまかれていた事が気になる。

被害者の土方の制服のボタンが取れかかっている事や鼻血を出していた事も気になるマリコさん。
さらに土方は元刑事だった事が分かる。

どうやら木場の同僚だったようだ。

土方は事故死。

木場は捜査の続行を上司に頼みますが拒否される。
木場は休暇を取ります。

木場は一人で捜査を進める。
そこにマリコさんも合流します。

マリコさんは土方が転落する前に誰かに殴られたんじゃないか?と考える。

マリコさんは木場の元上司に話を聞く。
木場と土方はとても仲が良かったと言う。
どうして土方は刑事を辞めたのか?

指名手配犯を追っていた時に木場は犯人にナイフで刺されてしまう。
その犯人を土方は射殺する。
それが原因で土方は警察を依願退職。

それから木場は誰とも組まなくなったと言う。


事故の夜、不審な人物が事故現場から逃げだしたところを目撃した人がいた。
腕に刺青をしていると言う。

マリコさんは事故現場に落ちていたビンの中身を調べる。
中身はエクスタシー。新種のドラッグでした。

土方が警備していた建物には夜な夜な不良たちが集まっていた。
彼らが犯人なの?

腕に刺青をした人物が見つかる。
彼の名前は入江。

入江は被害者の土方を突き飛ばした事を認める。
しかし建物から突き落としたとは言っていない。

入江が犯人じゃないのかしら?
どうやら木場さんも納得がいかないようで、もう一度調べなおすと言い出す。

マリコさんは反対します。

でも木場さんは元刑事の土方が、あんなチンピラに殺されるはずがないと言う。

もし被害者である土方が入江を追いかけたら、ますます転落した場所から離れてしまう。
マリコさんも疑問に感じる。

土方は事件現場の警備を志願したらしい。
そして同僚に保険会社を紹介して欲しいと頼んでいたようだ。

土方は5000万円の保険に加入していた。

被害者の土方の妻は心臓疾患の病気で入院していました。
土方は妻の手術を希望していたが手術には高額な費用が必要です。

土方は手術費用の為に自殺したの?

マリコさんは事故現場を再現するために実験したいと言い出す。
もちろん上司は反対します。
費用がかかるからねー

土方が殺害された現場では石膏ボードが落ちていました。

当初は石膏ボードと土方が一緒に落ちたのかと考えましたが
実際は石膏ボードが先に落ちて、その後土方が転落しました。

どういうこと?

これで土方は入江に突き落とされていない事が判明した。
マリコさんは土方は自殺したのではないか?と考えます。

木場の部下は土方の自殺を公表する必要はないと言う。

でもこれは保険金詐欺でしょ?

土方の事件の検証を木場に選んでもらう為にマリコさんは木場に自宅に向かいます。

転落死と自殺。

木場さんはどちらを選ぶのか?
結局、自殺の方を選ぶ木場さん。


土方の妻は夫の気持ちを理解しているようだ。
なんだか悲しい事件でしたねー


マリコさんの母親は夫の元に戻ります。
マリコさんの母親は手紙を残していました。
ようやくマリコさんの生き方を認めてくれたのかな?


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