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Exceed a dimension
第三話 襲来
(新世紀エヴァンゲリオン×劇場版 機動戦士ガンダム00 -A wakening of the Trailblazer- )
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交戦を中断したソレスタルビーイングはプトレマイオスを着艦させ、艦を降りる。
「君があの艦の艦長か。」
コウゾウがスメラギに問う。
「いかにも。」
スメラギは凛とした表情で答える。
「君たちはどこから来たんだ?」
「その前に、ここがどこなのか教えていただけると、こちらとしても答えやすいのですが。」
スメラギは出来るだけこちらの素性は明かしたくないようだ。
「どうする、碇?」
「彼らは【使徒】とは関係なさそうだ。教えてやれ。」
「やれやれ・・・上にあった街が第三新東京市、ここはその地下にある特務機関【NERV】だ。」
「ネルフ?」
スメラギが不思議そうに応答する。
「詳しい事までは言えない。名前ぐらいは教えることは出来るものの・・・」
コウゾウは少し黙った。
何か言いたくないことでもあるのだろうか。
「その情報は正しいのですか?」
「それ以外に何がある。」
ゲンドウは動揺する素振りを見せない。
「ならばいいでしょう。私たちはソレスタルビーイング。あの艦(ふね)プトレマイオス2に乗って宇宙を飛んでいました。」
「宇宙ですって?」
ミサトが驚いた様子で聞き返す。
「ええ、私たちは宇宙の調査を行っていました。ですが、途中で変な【赤い渦】に巻き込まれてこの場所に来たんです。」
「要は元いた場所からこの第三新東京市に飛ばされてきたと、そう言いたいのだな?」
「ええ、その通りです。」
それからスメラギはこれまでの経緯を話した。
それと同時に、攻撃したことを謝罪した。
「まぁ、こっちもエヴァを出しちゃったわけだし、お互い様よね。」
「そう言ってもらえると助かるわ、それとエヴァというのは・・・」
「それは私から説明させていただこう。」
ゲンドウが割って入る。
「碇指令・・・」
「構わん。」
「汎用人型決戦兵器、人造人間エヴァンゲリオン。」
「人造人間ですって?」
「そうだ、この世界には我々の敵となる【使徒】というものがいる。」
「使徒?」
「この第三新東京市に突如襲来した謎の生命体だ。」
「その使徒を倒すために我々はエヴァを作ったんだ。それ以上のことは何も言えない。」
「いえ、構いません。あれがなんだったのか、今分かりましたので。」
スメラギは頭を下げる。
「さて、そちらの機体のことを教えてもらおう。」
「・・・」
スメラギは黙り込む。
「スメラギさん・・・」
フェルトが心配する。
「いえ、問題ないわ。」
「教えましょう、あれが何なのか。」
―――――――――――――――――――――――――――――――
刹那たちはシンジたちと対面する。
「(なぁ、ティエリア、挨拶ってするもんなのか?素性は明かさない方がいいんじゃないか?)」
ロックオンがティエリアに耳打ちする。
「(スメラギさんからは名前だけなら構わないと言われている。しかし、ガンダムに関しては喋るなと口止めされているがな)」
「(そーかい、了解だ。)」
「ねぇ、アンタたち?さっきのロボットに乗ってたのは?」
アスカが声を荒げる。
「アスカ、初対面の人たちにそんなこと言ったら失礼だよ・・・っ!」
「何言ってんの!?あいつらは私たちを攻撃してきたのよ!?初対面も何もあったもんじゃないわ!!」
「そのことに関しては、申し訳ないと思っている。」
「君は?」
「俺は刹那・F・セイエイだ。」
「ロックオンストラトス。」
「僕はアレルヤ・ハプティズム、彼女はマリー・パーファシーだ。」
「よろしくお願いします。」
「ティエリア・アーデだ。」
「あ、僕の名前は碇シンジです。こちらこそ、よろしくお願いします。ってほら、アスカも自己紹介しないと。」
「ああ、もうめんどくさいわね、惣流・アスカ・ラングレーよ。」
ここにいる一通り全員の自己紹介が終了したところで、このロビーに誰かが入ってきた。
「あら?碇にアスカやん、ここでどないしたん?」
陽気に二人に挨拶したのは鈴原トウジ。彼もエヴァンゲリオンのパイロットだ。
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