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Exceed a dimension
第四話 使徒
(新世紀エヴァンゲリオン×劇場版 機動戦士ガンダム00 -A wakening of the Trailblazer- )
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第三新東京市に突如現れた謎の生命体『使徒』。


その正体は未だに明かされていない。



NERVでさえも完璧に使徒の存在をわかっている人は少ないのだ。


「あれは一体・・・」


スメラギはモニターに映し出されている使徒ばかり見ていた。


「あれが、私たちが言っていた人類の敵、使徒よ。」


モニターに映し出されているのは第7使徒イスラフェルだ。


「あのような形の使徒が他にもいるのですか?」


「いえ、使徒の形はそれぞれだわ。他にもたくさんいるのだろうけど・・・」


ミサトがスメラギの質問に答える。


しかし、ミサトはそれ以上のことを語らなかった。



――――――――――――――――――――――――――


イスラフェルの討伐は、エヴァンゲリオン初号機、弐号機、参号機の三機に任された。


ソレスタルビーイングのガンダムマイスターたちは使徒との戦闘経験がないことから今回の戦いへの参加が禁止されていたのだ。


「三人とも、準備、いいわね?」


「大丈夫です。」「問題ないわ。」「ほな、一発いいとこ見せたろか!」


「よし、エヴァ発進!」


ミサトの掛け声と共にエヴァ三機が出撃した。


「エヴァンゲリオン、リフトオフ!」


エヴァがカタパルトから外れ、三機が作戦を開始する。


「シンジ!トウジ!ミスしたら承知しないからね!」


「そう言うてる本人がミスしたらシャレにならへんで〜?」


「なんですって!?」


「いいから二人共!作戦中なんだから集中しないと・・・」


喧嘩を始めた二人をシンジが宥める。


「全く・・・いい?まずはイスラフェルを指定のポイントまで誘導して。そしてそのポイントに入った瞬間に三人で一斉攻撃を仕掛ける。いいわね?」


「「「了解!」」」


三人が声を揃えて応答する。


「いやはや、あんなものは俺たちの世界では見たことないね〜。」


ロックオンは使徒の形について関心を示していた。


「あれは、人が乗っているのか?」


「あれには人なんか乗っていないわ。完全なる自立型の生命体。」


「そんな技術がこの世界にあるのか・・・」


「(あの刹那が驚いてる。よっぽど衝撃的だったのかな・・・)」


アレルヤが刹那を見てそんなことを思っていた。




「敵影確認、これより誘導に入ります。」


シンジが本部に連絡をいれた。


「了解、敵に捕まらないよう気をつけて誘導して。作戦開始!」


「よし、来い!こっちだ!」


シンジの叫ぶ声と共にエヴァ初号機が走り出す。

それにつられてイスラフェルも初号機を追いかけ始めた。


指定ポイントでは、弐号機と参号機が準備している。


二機の立ち位置は向かい合うようになっていて、それぞれがポジトロンライフルを装備している。


「碇のことや。怖がって全速力で逃げてきて、使徒が追いつけんのとちゃうか?」


「どうだか。とにかく、私たちは使徒を叩くことだけを最優先にするわよ。」


「相変わらず手厳しいことで。ま、ここで鈴原トウジの力を見せつけるチャンスや!」


トウジはやけに気合が入っている。

異世界から来た住人がいるからなのか、その意図は掴めない。


「調子に乗りすぎないでよ・・・?きたわ!」


アスカの目は既に使徒を捉えていた。



「作戦遂行時間までまだ余裕がある・・・シンジ君が予想以上に頑張ってくれてるのね。」


「ええ、今日はいつも以上に頑張ってくれているわ。いつもこうならいいのだけれど。」


ミサトとスメラギはちょっとした会話をする。


普段はこんな大勢の人達と作戦をすることがないのだから気が楽なのだろう。



「あの機体の動き、ガンダムでは到底できない動きだ。」


ティエリアはエヴァのことが気になっているようだ。


「(あの機体について調べることができればな・・・)」


「まずはあの三人の動きを見て、今後、俺たちも手伝えるようなことがあったらいつでも戦えるようにしっかりと行動パターンを見ておいたほうがいいんじゃないか?」


ロックオンがティエリアに語りかける。

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