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FF(012 CC)&スマブラ 世界を救う旅立ち
第1話 異世界に呼ばれた数人のファイター達
(スクエニX任天堂 オリジナル)
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※今回の舞台は、012の世界です。
※このお話で、誰がコスモス側 カオス側かを書きます。
※前半はリンク視点、後半はピット視点で行きます。


では、行きます。


――――――――――異世界に呼ばれた数人のファイター達――――――――――――――――――


・リンク視点


【次元城】


俺の名はハイラル地方を旅してる勇者・リンク、突然俺はこの異世界に呼ばれてしまったんだ。
辿り着いた場所の回りを見渡していると、見た事のない場所のようだ。
そんな俺の元に6人の見知らぬ戦士達が、近付いて来た。
敵だと思いマスターソードを引き抜くが、相手からの殺気はなかった。


「待て! 勇者・リンクよ、我々は敵ではないぞ」と両端に2匹の蛇を飼っている老女が、俺に声掛けて来た。
まさかあんたらも、俺と同じくコスモスに呼ばれた戦士達って事なのか。
1人ずつ名前を語り出し、少し納得したんだ。
左から暗闇の雲 ゴルベーザ セフィロス アルティミシア、クジャ ジェクトと言うらしい。


「1つ聞きたい! 何でカオスの戦士だったあんた達が、此処に居るんだ?」
「良い質問じゃ。わしらは調和の神に頼まれ、お主を迎えに来たのじゃ」
「貴方がこれから我々と共に守る神は、秩序を司る神・コスモスなのです」
「コスモスはそなたが此処に居ると知り、私達にそなたの迎えを寄越したのだ」


暗闇の雲やゴルベーザ アルティミシア ジェクトさん辺りなら信用出来るけど、何で英雄とも呼ばれてるあんたや魔法がメインの者まで一緒に居るんだ。
詳しい事は後回しって事だな、今は彼等の言葉を信じよう。
マスターソードを鞘に収めて、俺は暗闇の雲達と共に秩序の聖域を目指す。
仕方ないな! 殺気はなかったみたいだし、今は信じて向かうしかなさそうだ。


その場所へ行けば、俺以外にも呼ばれてる奴等が居るって事になるんだろうな。
子リンやピットも、そこに行けば会えるのかな。
向かう事数分が経ち、目的地だった秩序の聖域に無事到着した。
ジェクトさんがすぐ俺の前に来て、神の手前に俺の知ってる仲間がいると教えてくれた。


【秩序の聖域】


「子リン! 皆」
「兄ちゃん! 君もコスモス様に呼ばれたの?」
「ああ。気が付いたら俺もコスモス組だった、子リンもそうか?」
「うん。僕だけじゃないよ、ピット君達もあの人に呼ばれたって言ってた」


子リンの指差した方向へ視線を向けると、俺達を呼んだ本人が台座に立っていた。
先に彼女の元へ動いたのは、クリミア国のグレイル傭兵団団長・アイク。
アイクの背負っているあの剣は、親父の形見らしい。
あの剣は神剣・ラグネルと呼ばれる名前だ、その重い剣は彼にしか扱えない代物。


ピットには光の女神・パルテナ様から託された神器を持っていて、マルスは愛用のファルシオンを持っている。
赤髪の剣士・ロイも此処に居ると言う事は、トワリンも何処かに居るって事か。
そんな時だった、コスモス様が真っ直ぐ俺の方を見たのは。
呼ばれたまま真っ直ぐ進み、彼女の居る台座の前で俺はアイクと共にしゃがむ。


「ハイラルの勇者・リンクとクリミア国から来たグレイル傭兵団団長・アイク、貴方達を呼んだのは他ではありません」
「はい。何なりとお申し下さい、コスモス様」
「貴方達2人にはこの場所へ残って、私の護衛をして頂きたいのです」
「「えっ!?」」
「私は先程の戦いで貴方達を呼ぶ前に、倒れました」
「では。以前行われた12回目の戦いで、貴方は最後まで此処を守ったと言うのですか?」
「ええ。アリティア国の王子・マルスよ、貴方ならこの場所で何があったのか……分かっている筈です」
「ねぇマルスお兄ちゃん。この場所でコスモス様に、一体何があったって言うんだよ」
「……」
「話せない事情でもあるのか? お前……此処まで来て俺達を裏切るつもりじゃ「少しは落ち着きなさい! フォックス・マクラウド」す、済みません……」

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