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FF(012 CC)&スマブラ 世界を救う旅立ち
第2話 輝きを失わない光・クリスタルを探す旅の始まり
(スクエニX任天堂 オリジナル)
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では、行きます。


・リンク視点


本当に此処は今まで見た事も無い世界だな、そう思いながら俺はゴルベーザ達に付いて行っていた。
暗闇の雲は俺に分かるように、あそこにコスモスが居ると教えてくれる。
あんなに力が弱っている、何があったんだよ彼女に。
弱っている光を元に先へ進んで行くと、コスモスは俺に気付いた。


まさか、12回目の戦いの時も無茶をしたのか。
俺の心の声が聞こえたのか、ゴルベーザが俺の近くに来て……事情を話す。
そう言う事だったのか、これから始まるのは13回目の戦いなんだな。
以前の戦いで大活躍したのはライト ヴァン ラグナさん ユウナ カイン、そしてティファの6人。


「わし等は以前の戦いで、それぞれの相手と戦っておった」
「それぞれの相手?」
「そうじゃ。わしが相手していたのは、少々コスモスの愚痴を言っていた黒髪の男じゃ」
「ラグナは私と暗闇の雲を見ると、緊張して左足を捻挫してしまう癖をしたのです。その時私はティファと戦いましたが、彼女の格闘技には見事敗れました」


ガーランドが居ないと言う事は、あいつは未だにカオスの戦士だな。
すぐ後ろで俺達の話声を聞いていたピットはアルティミシアの近くに行き、彼女から状況を聞く。
ティファの物語に依ると、お互いの目的を果たす為に離れて行ったヴァン達を探していた。
カインが自ら裏切り者だと証明したけど、ティファは全く信じなかった。


本当にあいつが俺達の裏切り者なら、この場で始末して置くべきだ。
勝手に他の皆を巻き込むような事をした事を、俺は許すつもりはない。
彼女達に出来たのは、次元の扉を壊さず……イミテーション達と戦う事だけだった。
コスモスの居るこの場所へも攻めて来たけど、コスモスは自らの力を使って一度消滅した。


「そう……、その力を使ったせいであの人の力は弱ってるんだ」
「うん。子リンに取っては信じ難い事だけどね、本当なんだよ」
「混沌の神・カオスと戦う為に呼ばれた人達なのに、最後までイミテーションを止める事で終わったのか。ちょっとだけ寂しいな、彼等とも友達になりたかったよ」
「僕も子リンと同じ。特にライトさんは、僕達子供組の憧れの人だったよ」
「………」
「どうかなさいましたの? アイク」
「あの人・ラグナが持ってるショット銃を見てたらさ、ファルコの使ってる武器に少し似てたのを思い出したんだ」


本当はゼルダに声を掛けて上げたいけど、俺達はずっと前に別れたばかりだ。
最初は幻と思えるほど幸せな生活だったけど、マリオの言ってる事は正しかった。
お互いがお互いの相手と一緒に居ると、また同じように繰り返させる。
同じ苦しみを繰り返さない為にも、俺達は本当に好きだった相手と別れたんだ。


俺はゼルダと別れ、マリオはピーチ姫と別れて行った。
少しでもピーチ姫の心が俺に向くように、俺も役に立とうと思う。
これから始まるのは、長い戦いだ。
カオスまでの道は遠いけど、皆と一緒に戦う事を諦める訳には行かない。


「皆……、私の声が聞こえますね?」
「「「コスモス様!」」」
「私は、カオスに敗れました。混沌を司る神・カオス、荒れ狂うその力は調和を引き裂き、世界は形を失いました」


そう言いながらコスモスは、異世界のメンバー達が居るそれぞれの場所へ回って行く。
闇の世界にはオニオンとジタン クリスタルワールドにはティーダ フリオニール セシル クラウド、月の渓谷にはスコール、星の体内にはバッツとティナが居る
彼女は彼等に、何を伝えようとして居るのか。


「全ては混沌の渦に沈み掛けています。貴方達10数人は、この世界に残された最後の希望。
だから手に入れて下さい、世界が砕けても……輝きを失わない光・クリスタルを。
クリスタルは……絶望に立ち向かう力 10数人の輝きが集えば、世界を救う希望が生まれる。
クリスタルの道は険しく 辿り着く方法も 皆異なります。自分の道を信じて進むしかないのです、行先の見えない 1人1人の道を」

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