メカ解説〔戦闘機〕
登場戦闘機についての作中での解説。
『零式艦上戦闘機』(大日本帝国海軍/扶桑皇国海軍)
日本で最も有名な海軍戦闘機。大日本帝国海軍の緒戦の栄光と末期の悲劇までを一手に引き受けて消えていった栄光と悲劇の名戦闘機。大日本帝国海軍での最終形式はエンジン換装を経た六四型まで。扶桑では、艦載機更新速度の関係で二二型が最新であったが、後続機の登場で六四型が現れた後、次第に一線を退き、スポーツ機としての余生を送る。ポーツ機としてはFAAの規定クリアの為に補強部材の取り付けを行っている。
『紫電改』(大日本帝国海軍/扶桑皇国海軍)
大戦末期に登場した局地戦闘機(迎撃戦闘機)。元々は中翼形式で開発された紫電の改良型として生み出されたが、『ポスト零戦』の本命だった烈風の開発遅延により、急遽、零戦の後継者に祭り上げられた戦闘機。ジオン公国軍の『リック・ドム』に似た立場の戦闘機である。扶桑皇国でも、烈風の開発遅延により、零戦の事実上の後継機種として大量生産された。ジェット戦闘機の実用化と共に一線を退くが、戦線から姿は消えず、一部部隊では現役で有り続けた。こちらは誉エンジン搭載の初期生産機が市場に出回る程度だが、人気の高い機種である。ジェット戦闘機の登場後は局地戦型中心に払い下げされ、軍に残置されているのは五三型以降のみである。
『烈風』(大日本帝国海軍/扶桑皇国海軍)
大日本帝国海軍では実用化が遅れに遅れ、試作機が八機出来上がった段階で終戦を迎えた悲運の戦闘機。扶桑皇国でも東南海地震で工場が被災した結果、紫電改にお鉢を奪われてしまうものの、戦闘爆撃機として活路を見出され、その方面で生き永らえた機体。こちらはジェット戦闘爆撃機が中々登場しなかったのもあり、戦闘爆撃機として長く現役であり続けた。多少の機体構造の強化で2t超えの搭載量を確保出来た為、以後は精密攻撃機として長く重宝される事になった、
『キ43/隼』(大日本帝国陸軍/扶桑皇国陸軍)
陸軍の誇る一式戦闘機。零戦が悲劇のシンボルだったのに対し、こちらは最後まで奮戦し続けた名機。扶桑皇国陸軍でも、三型が戦線部隊の要望で開発されていた。こちらは同世代機の零戦より長く前線で使用され、連絡機としても使用された。
『キ44/鍾馗』(大日本帝国陸軍/扶桑皇国陸軍)
俗に言う、二式単座戦闘機。日本と扶桑初の迎撃戦闘機。とは言うものの、初期生産機は弱武装であり、末期型で20ミリ砲四門と2000馬力エンジンを手に入れた。末期型は後継機種の疾風の登場もあり、末期型はそれほど出回っていなかったが、ジェット戦闘機の生産が軌道に乗るまでの繋ぎとして追加生産され、迎撃機として戦功を立てた。
『キ61/飛燕』(大日本帝国陸軍/扶桑皇国陸軍)
三式戦闘機。日本と扶桑唯一の液冷エンジン戦闘機で、『和製メッサー』。額面上は1943年の水準ではまずまずの性能だが、液冷エンジンの扱いが難しく、国産エンジンの『ハ40』の壊れやすさから、戦線で嫌われ者であった。これは元々、砂漠などでの運用は考慮されていなかったところを、砂漠に送った故の不具合でもあり、オリジナルのカールスラント製エンジンに載せ替える改造が横行し、川滝航空機を憤慨させた機体でもある。また、稼働率を上げるという名目で空冷エンジン型が研究されており……。
『キ84/疾風』(大日本帝国陸軍/扶桑皇国陸軍)
海軍の紫電改に相当する、隼の後継者。機体設計は鍾馗と隼の長所をMIXさせたという新世代機。期待の機体だったが、その頃には、国交を結んだ日本側が大量配備に反対した(誉エンジン搭載型に対してだが)ことやエンジン換装型の開発に手間取った事で、全ての隼を代替するに至らなかった悲運の名機。紫電改よりも優秀と目されていたが、誉エンジンの悪評と、史実の戦績がマイナーな事で、大量生産を阻まれてしまった。日本側を満足させる稼働率のエンジン換装型が出来た頃には、ジェット戦闘機が実用化されており、存在意義が希薄にしまった。しかし、ジェット戦闘機に慣れないベテランたちの手で真価を発揮したという。
『キ100/百舌鳥』(大日本帝国陸軍/扶桑皇国陸軍)
史実での五式戦闘機。三式戦闘機のエンジン換装型だが、機影はフォッケウルフFw190によく似ている。稼働率は良好で、日本側の強力な後押しもあり、隼の後継兼ジェット戦闘機までのストップギャップの機種として大量生産され、高高度型も乙型として量産された。総合的な性能レベルはあくまで、1943年水準のままだが、機動性は上がっており、これもあって、隼の後継者とされた。排気周りの取り回しを参考にした為にFw190と似た機影となったが、開発主務者曰く、突き詰めていくと、似るのは当然との事。愛称の百舌鳥は飛燕改が内定していたところに、扶桑側の関係者が名前を変えたいと申し出たためと、フォッケウルフのニックネームとキ番号との語呂合わせから。
―番外―
『キ99』(出典:『ザ・コクピット』より)
扶桑皇国独自の試作戦闘機で、記録によれば、五式戦闘機を目指して、長島飛行機の技術者とテストパイロットの台場大尉が夢を賭けて、42年から試作し続けていた戦闘機。急降下で音速突破を目指して試作されていた。性能を追求して新機軸をてんこ盛りにしていたが、レシプロ機の限界である時速800キロの壁と、あくまで繋ぎを目的にしたコンペの趣旨から外れていたのもあり、落選してしまう。その結果に納得しない山越技師と台場大尉は、1946年のクーデターに与し、同機の一機を持ち出して使用。既存機の全てを圧倒し、黒江綾香のVF-19Aに追従し、死を覚悟で、ジェット戦闘機相手にパワーダイブを敢行。VFの速度計で時速1125キロに達したところで機体が空中分解を起こし、散華。台場大尉は音速を超えたと確信して死んでいったが、その信念は黒江と黒田に多大な影響を残した。なお、残された機体はスポーツ機の設計ベースに使われ、一部の好事家から発注が有ったため、機体のみ受注生産で製作されている。
――未来世界の戦闘機(VF以外)
『FF-S3/セイバーフィッシュ』
一年戦争後に地球連邦軍が使用している最古の形式の汎用戦闘機。後継機の開発が数回失敗した事もあり、ガトランティス戦役の本土決戦の折に移民星への払い下げ輸出分を急遽投入から現在も運用中。
『FF-08GB ワイバーン』
セイバーフィッシュの後継機種の一つで、主にTMSの練習機目的で使用されていた機体。生産数は多いものの、その運用形態からの疲労が大きく運用数は少ない。宇宙軍用セイバーフィッシュの後継機種はバリエーション機の『FF-S4 ダガーフィッシュ』が充てられて、そちらの方が生産数は多い。これが連邦軍一年戦争後第二世代の戦闘機であった。
――新世代――
『九九式宇宙艦上戦闘機 ブラックタイガー』
OTM系技術の産物の空戦ポッドの動力系を参考にした過渡期の汎用戦闘機。地球連邦軍はこの機種からを『新世代』と分類する。ガミラス戦役時に決戦機として量産された機種だが、元々は地球防空圏守備用の局地戦闘機であった。実用上の後継機種は『コスモタイガーU』だが、設計上の後継機種は『コスモファルコン』。パッシブステルス前提の設計な事もあり、些か古臭いと言われるが、かの宇宙戦艦ヤマトの艦載機隊の初期運用機である。
『零式宇宙艦上戦闘機 コスモ・ゼロ』
同じく、OTM系技術の産物の空戦ポッドの動力系を参考にした世代の戦闘機だが、本来は次期主力制空戦闘機を予定されていた機種。単価が高価な事と、生産ラインが整う前にコスモタイガーの開発に目処が立ったため、正式な量産は見送られた。ヤマトに搭載された五二型はアクティブステルス搭載型で、エンジンを換装した改良型が進められているが、指揮官機としての需要で生き永らえた機種。なお、この戦闘機からは型式番号の規則に変化があり、年式では無い新コンセプト指揮戦闘機としての開発コードに零式が充てられていた。指揮偵察戦闘機としての開発で、前型の一つの32型搭載のバトルドロイドのセンサーユニットがヤマトのアナライザー開発者のデザインなので、デザインが酷似している事が有名。32型までは前進翼双垂直尾翼、双発で、32型で機首折り曲げとバトルドロイドの内蔵、4Xは開発中止のマルチロール機で、52型で三発(大型メインタービンとサブタービン2基)になり、翼構成がテーパー翼ウイングレット付き十字翼のよく知られるスタイルとなったという逸話もマニアに有名。
『一式艦上戦闘攻撃機 コスモタイガーU』
サンザー系イスカンダルからもたらされたオーバーテクノロジーを使用した初の汎用戦闘機。アクティブステルスの本格装備により、ステルスによる形状の縛りが緩くなったため、第4世代ジェット戦闘機を思わせる流麗な姿を持つ。現有の地球連邦軍主力汎用戦闘機である。現在は後期生産型の『新コスモタイガー』の配備が進行中であり、機体構造の強化とレーダーの強化型への換装で初期生産機よりも機首が長く、爆装が強化されたのが特徴であり、ヤマトの活躍もあり、ヤマトの艦載機といえばこの機種を指す。地球本星や主力艦隊の太陽系連合艦隊『アースフリート』で広く使用されており、地球本星付近で一番見る機種となっている。
『試三式乙艦上戦闘機 コスモパルサー』
コスモタイガー系列の第二世代型として開発中の新鋭機。コスモタイガーよりも宇宙空間での運用が重視された形状となった。宇宙空間での運用重視のあまり、大気圏内での安定性が悪化しており、そのために、それを補う戦闘機の開発が急遽行われた。正式生産の折には、『機首と尾部バランサー、外翼の拡大、収納時の折り畳み機構の追加』が行われたという。
『試三式甲艦上戦闘機/仮称・九九式改型宇宙艦上戦闘機 コスモファルコン』
元々はブラックタイガーの近代化プランとして考案されていたが、コスモパルサーの開発遅延と重戦闘機化の傾向が強い事から、軽戦闘機として開発が決まったブラックタイガーの第二世代型で、動力系が一新された。この戦闘機はガイアの同名の機体と名が被っているが、コスモタイガー系の動力を積むこちらのほうが当然ながら、性能は上である。地球連邦軍は性能に甲乙付けがたい事から、デザリアム戦役からの立て直しの一環で予算に余裕があったのも後押しし、双方を制式採用し、次期主力戦闘機とするのだった。
――可変戦闘機――
『VF-0 フェニックス』
地球連邦軍の可変戦闘機の始祖で、かつての『F-14トムキャット』を空力モデルの参考として開発され、初期に使用された機種。マヤン島事件の際の主力機で、位置づけはVF-1の試作機に相当する。VF-1の機能試験機として、熱核タービンの開発遅延に際し、通常のジェットエンジン搭載の機体として設計、VF-1初期生産型とする予定が、変更点が多い為に遡ったナンバーがつけられた。
『VF-1 バルキリー』
VF-0の完成形であり、初の量産された可変戦闘機。第一世代熱核タービンエンジンを積んでいる。多くのエースを生み出し、可変戦闘機という分野を根付かせたが、バトロイド時の耐弾性や強度に問題があり、時と共に改修されていく。後継機種が現れた後は練習機や個人のスポーツ機として多用されている。
『VF-4 ライトニングV』
VF-1の後継機種の一つで、1.5世代可変戦闘機に相当する宇宙用バルキリー。ビーム砲を積んだ初のバルキリー。メガロード級移民船1番艦「メガロード-01」の護衛機として配備されたのが初だが、ガトランティス戦役時には旧式化しており、軍縮で廃棄されたり、戦闘で消耗した事もあり、その後の地球圏での運用数は多くない。
『VF-5000 スターミラージュ』
黒江綾香が懇意にしている航空メーカーの『新星インダストリー社』初の可変戦闘機。VF-4の弱点を補強するため、こちらは大気圏内での運用が主眼であった機体。アドバンスドバルキリー計画のVF-3000の量産型でもある。空力の見直しと、搭載量の増加でVF-1の直系機として移民星で多用されている傑作。大気圏内防空を主にしていたため、軍縮下でもかなりが現役に留まり、デザリアム戦役でも一部のパルチザンが最終型を使用していた。
『VF-11 サンダーボルト』
連邦軍がVF-4と5000の運用実績を鑑み、双方の運用領域をカバーし、尚且つそれ以上の総合性能を持つ第二世代型可変戦闘機。ガトランティス戦役当時は最新鋭機で、『決戦機』として、星の数ほどが生産された。テストパイロットがマクシミリアン・ジーナス、ミリア・ファリーナ・ジーナス夫妻である事も有名。戦後は技術発展が加速したのもあってか、急激に旧式化、その事がAVFの開発計画へ繋がる。生産タイプは参加戦役の都合上、実に多く、エースパイロットは初期型が使用した銃剣付きのガンポッドを好む傾向がある。なのはやフェイト、黒江達を育てたのは、この機種。星の数の生産数から、どこでも飛んでいる可変戦闘機。(コクピットブロック離脱式のカプセル型脱出装置で被撃墜時の生還率の高さを誇る。機首離脱型だとカプセルの容積が大きくなり、回収機の負担になるので意外に回収率が低かったための改良)
『VF-19 エクスカリバー』
地球連邦軍の誇る高性能可変戦闘機の一つで、所謂、AVFの一つ。スーパーノヴァ計画で開発され、機体性能が人間の耐久限度を超えてしまったほどの高性能を誇る。これは要求性能が過酷であった事から、新技術を投入したためであった。テストパイロットがイサム・ダイソンであることが周知されているじゃじゃ馬。当初の開発目的であった『主力機』としては『高性能過ぎる』とされ、全体的な調達数は減らされたが、地球本星の主力艦隊『アースフリート』やロンド・ベル隊などの精鋭部隊に愛され、その代替とされた『VF-171』の操縦自由度の低さが問題視されたため、太陽系や惑星エデンなどの重要拠点の主力として再度注目されている現用ハイエンド機。
『VF-17 ナイトメア』
11が最新だった時代に新世代エンジンのテストも兼ねて生み出されたステルス性重視のバルキリーで、通称『ステルスバルキリー』。特務部隊用として配備され、エースパイロットなどが使用している。ガムリン木崎が愛機としていた事で有名な機体。機体デザインのモチーフは人類初のステルス攻撃機『F-117』である。総じて高性能であるが、動きが大味なところがあり、全体として『硬い』事から、繊細な動きを好む黒江は気に入っておらず、VF-19系への乗り換えを行ったが、『火力は悪くない』と評価している。この廉価量産型がVF-171である。
『VF-171 ナイトメアプラス』
VF-17をベースにした普及型可変戦闘機で、VF-11の真の後継機種を一時は目されていた。総じて良好な性能バランスであり、一時は高性能過ぎる19の代替機種とされていた。しかし、性能を原型から落とした面があること、操縦の自由度がオートメーション化されすぎた事から、それまでの機種のような細かい操作を受け付けない点があり、それがバジュラとの戦闘で仇となり、大量に撃墜される結果となった。そのニュースが地球の勢力圏内に流された事から、商品ブランド力が失墜してしまい、アースフリートやロンド・ベルでは使用が中止されてしまった。そのため、性能向上型では、操縦の自由度を従来機と同等に戻す改良が施された。それはEXという型式がつけられた。
『VF-22 シュトゥルムフォーゲルII』
AVFのもう一角の特務用可変戦闘機。かつて、YF-19とコンペで覇を競ったYF-21の採用型。性能面は19と互角だが、搭載量と火力で勝り、当代最高の逸品の一つと評される。ゼントラーディ系の技術をふんだんに入れているので、その製造工程の複雑さも災いし、生産数は少ない部類だが、その高性能は次世代機よりも安定した戦力と評され、エーリカ・ハルトマンやフェイト・F・ハラオウンなどはこの機種の愛用者である。
『VF-25(VF-25/MF25) メサイア』
AVFを総合的に凌ぐ機体として、フォールドクォーツを使用して製造された新世代機の一つ。移民船団の一つ『マクロス・フロンティア船団』が開発した新世代VF。原型は次世代機の雛形として試作された『YF-24 レボリューション』で、その派生に位置する。総合性能はAVFを凌ぐが、純粋な空戦性能では19に一歩譲る。その中でも比較的早期に完成した機種で、豊富なオプション装備を有する。地球本星は本星特権でライセンスを取得、フォールドクォーツもフロンティア船団のそれよりカラット数が良いモノを使用したため、地球本星製の同機はフロンティア船団のそれより『乗りやすい』。また、フォールドクォーツを用いる都合上、生産数の拡大が困難で、資源の確保から始めるなど、一苦労がいるのもあり、AVFを代替出来てはおらず、一部精鋭部隊の機材として使用されるのみである。
『YF-29 デュランダル』
地球連邦軍最強最速の可変戦闘機。設計はVF-25と同時期だが、フォールドクォーツの入手が困難であった事から、完成が遅れていた。そのスペックは苦労に見合う強力なもので、他のVFの追従を許さない。使用する高純度フォールドクォーツの都合上、従来機のような生産は望めないため、受注生産品のような形でエースパイロット専用機として細々と生産されている。
『VF-31 カイロス/ジークフリート』
YF-30の制式採用機。試作機からのスペックダウンを経ているが、それでも25を上回る空戦性能は確保されている。カイロスは一般仕様で、ジークフリートは特別仕様機のペットネーム。ジークフリートは前進翼である事から、ロンド・ベル隊では『重武装のジークフリート』という独自仕様機を提案しており、その仕様を採用した部隊の一つがロンド・ベルの分遣隊化している扶桑皇国空軍第64飛行戦隊である。カイロスとジークフリートの見分けは『前進翼であるか否か』で、前進翼である場合はジークフリートとなる。デザリアム戦役後はこの仕様が老朽化した19の代替機として地球本星に配備されている。現状では最新鋭の量産型可変戦闘機。
――エネミーバルキリー――
『VF-2SS バルキリーII』
別世界での可変戦闘機で、VF-11と同程度の基本性能と、それを大きく凌ぐ火力を持つ。バダンが使用しており、基本は宇宙空間用に分類される。別世界でのVF-4の後継機と思われるが、謎も多い機体。ミッドチルダ動乱で使用された。
『VA-1SS メタルサイレーン』
VF-2SSの後継機と思われる機体。その性能は飛躍しており、AVFと同程度の能力を誇る。いずれもバダンが保有している。なお、異世界の機体であるため、地球連邦軍の形式番号とは合わない点がある。バトロイド形態での戦闘力もVF-19と互角であるなど、高スペック機である。
――これらは出現当初、EVA(エネミーバルキリー)と呼ばれたが、その出自の判明により、正式名で呼称されている。また、鹵獲機の解析により、ゼントラーディ系の技術も入っている事が分かっている。そのため、バダンがどのような可変戦闘機を有するのかは未知数であり、研究が進められている――
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