外伝その419『蒼い炎の一角獣とは?』
――64Fの駐屯機に着陸した一機のドラケン戦闘機。それに乗っていたのはドラえもんであった――
「ドラえもん君!?」
「やぁ。のび太くんに頼まれた仕事を23世紀で済ませてきたよ」
ドラえもんは通な機体でやってきた。蒼い炎の鬣の一角獣が描かれた機体で、奇兵隊に配備検討中の偵察型だが、史実と違い、彼らが非武装を嫌がったため、武装が施されている。
「どういう事?」
「新型ガンダムの予算を通す工作だよ。要は賄賂さ」
「わ、ワイロ…」
「Yロウ使ったけどね。政権交代間近の時期に新型の予算は普通は降りないし」
「ドラケンなんて、通なところを突いてきたね」
「タイガーUが南洋で評価試験に回されたから、残ったのを使ったのさ。奇兵隊用に使う仕様の試作ができたから」
「でも、あのエンブレムは?ドラえもん君のことだから、どら焼きって思ったんだけど」
「洒落てるだろ?綾香さんの発案だよ、ドリーム、ハート」
「先輩の?」
「ああ。前世もその前もあの人、パーソナルエンブレム持ってなかったからね。今回はのび太くんの提言でこれにしたのさ」
「上がよく許したね」
「空軍は陸軍系が現場の主力になったからね。アメリカ系の洒落たノーズアートを容認する必要があるから、認めたって」
「どういう事?」
「自由リベリオンには干渉できないでしょ?それで爆撃機に女体、戦闘機には色々書きまくったけど、扶桑軍隊は認めるしかないだろ?その対抗心だね」
ノーズアートはアメリカ系部隊の十八番である。21世紀では低視認性の兼ね合いでイベント以外ではされない傾向だったが、F-35へのウィッチの誤射事件をきっかけに、ウィッチ世界派遣部隊に限り、識別塗装が認められたわけだ。また、扶桑では『不真面目、ふざけてる』とする風土が強く、旧64Fで黒江がストライカーにシャークマウスを書いただけで、江藤が怒って呼び出しをしたほどに忌避されていた。従って、扶桑でのその種の先駆者は黒江であると言える。その時は赤松が黙らせたというように、扶桑でパーソナルエンブレムやノーズアートの文化が育ち始めるのは、黒江達が幹部に上り詰めたこの時代からと言うことになる。
「先輩、シャークマウスをウチの軍隊で最初にしたとか自慢してるもんなー。江藤参謀は愚痴ってたけど」
「あの人はカタブツだから。だから、Gなのに出世が遅いんだよ」
ドラえもんにカタブツと揶揄された江藤。江藤はGへの覚醒が武子よりも遅く、事変中には覚醒していなかった。『赤松に頭を抑え込まれた中佐』と同期らに陰口を叩かれたことの反発もあり、部下を統制しようとし、当時の武子も賛同していた。だが、巡り巡って、黒江達に苦労をかけた事に二人は苦しみ、その苦しみが覚醒の呼び水となった。過去の行動と言動でドラえもんやのび太に『カタブツだから』と揶揄される江藤と武子だが、二人はダイ・アナザー・デイまでに相応に苦しんだ末に覚醒した。江藤は天皇陛下の御前で当時の上官として、公然とつるし上げに近い申し開きをやらされ、武子はその二年前に前線から呼び出されて、やはり天皇陛下の御前で申し開きをやらされるハメになっている。大元帥たる昭和天皇直々の査問なので、遺書まで書くほどの精神状態に追い込まれたが、それで江藤は覚醒したのだ。ただし、直前にやけ酒で酔いつぶれていたために、二日酔いで覚醒したが。
「江藤参謀、どこで責められたの?」
「事変の時の処理ミスの件だけど、一端は軍から離れてたから軽くなってるよ。本当は大尉か中尉に落として、懲罰的に戦わせる案も出てたから」
江藤は軍を離れていた時期が長かったのが功を奏した。また、当時の責任者の少なからずが墓に入っていたのも運がよかったのだ。江藤は知る由もなかったが、日本側の一部は二階級降格と長機資格の剥奪を申し入れていたが、七勇士を率いた指揮官であったのと、エディタ・ノイマンへの厳罰が現場の士気を崩壊寸前に追いやったことの教訓で、あまりに厳罰にしすぎても困るというのが現状であった。カールスラントの失敗を鑑みた結果、訓告と当時の詳細纏めを作り直すことで済んだが、その詳細があまりに現実離れしているため、嘘と取られたのが中堅の暴発の理由だ。
「だけど、一年後にはクーデターだよ?ありゃ」
「なんで?」
「事変を知らない世代が綾香さん達のスコアを訝しんでるからさ。急に数百以上増えればね」
江藤が過去に犯した唯一のミスはまともに申告された黒江達のスコアが当時の常識の範疇のものだった点である。カールスラント四大撃墜王を凌駕するところまで増やしたのも『できるだけ抑えた』ほうであり、実際は天下無双の戦果を出している。その点で江藤はカールスラントの興した『スコア自慢文化』を快く思わなかったものの、戦争の時代故と割り切って、その後はプロパガンダを自ら監修する立場になり、暫くは統合参謀本部や、源田実の副官を務める。それらの功績と実戦経験者である点で、後々に空軍総司令の座を射止める。経歴に訓告がついた者が後にトップに上り詰めた例は後にも先にも彼女のみである。
「だから、聖剣とか敢えて使わせてるわけよ。あれやエアを使えば、普通は反発する気無くなるよ。もっとも、数多くのスーパーロボットがいるし、ウィッチ部隊のやることは殆どないんだけどね」
「言えてるね、それは」
「ドラえもん。強行偵察から帰ってきたんだが、鉄也さんは来てるかい」
「まだですよ、タケルさん」
「そうか。手間取ってるようだな」
「あなたは?」
一人の青年がやって来た。彼こそは。
「俺は明神タケル。またの名をマーズ。ゴッドマーズの操縦者だ」
明神タケルというのは地球名で、本名はマーズという。彼は未来世界の住民ではないが、フェイトが調査の過程で出会い、仲間となった。全次元世界を数えても五指に入る実力を誇るスーパーロボット『ゴッドマーズ』の操縦者であり、S級の超能力者でもある。この時点ではのび太らと既に面識がある。
「あなたがあの……」
「他の世界では、俺達とズール皇帝の戦いはTVアニメとして知られていると言うが……実感がない」
「あたし達も似たようなものですよ、タケルさん」
苦笑するタケル。彼は色々な出来事を経たため、精神的には円熟している。また、実兄であるマーグの死を経ていることも彼の達観の理由だろう。
「タケルさん、欧州の怪異は?」
「俺たちスーパーロボット軍団が抑え込んでいるから問題はない。君達の仲間には悪いが、俺たちが本気を出せば、宇宙怪獣も倒せるからね」
ドラえもんに語られる欧州の怪異の巣の現況。502から507の存在意義とされた巣はいずれもスーパーロボット軍団がその技で葬った事が明確にされた。タケルも『ファイナルゴッドマーズ』で502の担当地域にいた巣を叩き斬っている。コン・バトラーV、ボルテスV(未来世界出身)、ダイモス(ガイアの出身)などもそれぞれの必殺技で怪異を撃滅してきているので、統合戦闘航空団の分散配置に意味が無くなったのだ。また、ガイアの地球連邦防衛軍も協力をしており、ダイモスや鋼鉄ジーグはガイア(反地球)の代表として戦っている。そこにゴッドマーズも加わったため、既に凄まじい陣容に発展している。のび太はそれに触発され、自身も戦うために、ナイトメアフレームより大型だが、機動性に優れる『SPT』を開発し始めたのである。
「それで、のび太くんがガンダムの他にも機動兵器を開発させるって言い出したのか」
「どういう事、ドラえもん君?」
「ああ、彼はナイトメアフレームをシャーリーに提供したろ?自分が使うための機動兵器を別に開発するとか」
「ええ。設計図はもらってます」
「それって何なの?」
「蒼き流星。そう言えば分かるかい」
「まさか、のび太くん…」
「トンファーの特訓も始めたし、ノリノリだよ、子持ちで」
「ノリいいね」
「昔からノリがいいのがのび太くんさ」
キュアドリームとキュアハートにそう返すドラえもん。のび太には誹謗中傷対策の意図もあると注釈をつける。
「のび太くんに悪いなぁ。だって、あたし達のためじゃない?」
「のび太くんは暗殺メインになってるから、昔みたいな真似は避けたいのが本当だけど、皆が期待するのび太くんは昔のままの姿だしね。苦労も多いのさ」
「そう言えば、歴代マジンガーのサポートロボは?」
「ただいま強化改修中らしいよ。なにぶん、ビューナスやダイアナンは35万馬力しかないからねぇ。性能差が余計に…」
「皇帝級のマジンガーが今は主流だし、いてもいなくても感があるからね。装甲も薄いし…」
「さやかさんが所長になるから、計画が実行されたらしいよ。最近はマリアさんしかお呼びが……」
「スペイザーの関係か…」
「うん。それに近頃はMSも性能が良くなったからね。防衛戦力としても弱いって言われるし。ボスボロットのほーが色んな意味で役に立つとか言われてるんだって」
だが、この後すぐに炎ジュンが鉄也の子の関係で産休に入ることもあり、マジンガーエンジェル計画は思わぬ躓きを味わうが、キューティーハニー/如月ハニーが臨時で加わったことで一応の結実を見る。また、ミネルバXの改良型『ミネルバX・シレーヌタイプ』のテストパイロットという形でキュアフェリーチェが関わるため、プリキュアと無縁ではない。(フェリーチェはかつての神力の名残りで念動力を持っていたので、操縦が可能であった。同じく、念動力を持っているマリアが正式パイロットとなる)
「まぁ、ZEROやカイザーとかが出てくる戦場にあれが来ても…だろうが、さやかは不満だったんだろう」
廉価版のイチナナ式さえも武装でレディーロボに優るため、そこも弓さやかの計画が具現化した理由だろうが、立場上、おいそれと出撃できなくなるのだが…。ちなみにキューティーハニーは後の大決戦時には新造されたアフロダイエースの改良機のパイロットの資格も有しており、前世がキュアミントの実姉であることを考えると、ヒロインというものに因果を持っていると言えた。
「うーん、気持ちはわかるけど、わざわざ新造する意味あります?」
「超合金ニューZαやゴッドZの製造技術が出来たのはいいが、新研究所が頓挫したからな。新研究所に使うはずの資材をレディーロボの新造に回せたんだろう」
ロボット博物館にかつてのオリジナル機を提供してしまったのもあり、新造する選択が取られたのだが、光子力研究がZEROのせいで下火になりつつある時勢であるため、反対論も根強い。『魔物を生み出してしまった研究』という汚名を返上するため、さやかはカイザー級のマジンガーのサポートをこなせるだけの戦闘能力を持つマシンとしてレディーロボを生まれ変わらせようとしていた。新研究所の頓挫と、水葬されたオリジナルのミネルバXの骸から回収されたAIがさやかに『ZをZEROにさせるな』と囁いたのも、計画推進の理由である。また、そのAIはヒューマノイドロボットタイプの新たな素体に埋め込まれて生き返っており、ZEROのしぶとさを説いていた。だが、その彼女も予測不可能なのは、後にのぞみがZEROを取り込んだ事だろう。また、ヒューマノイドロボットになったミネルバXの助力でビューナスの後継機種として『アルテミスA』なる機体がマジンガーエンジェル最終段階として構想されたというが、それが実現したかどうかはまだわからない。
「でも、Gカイザーが予備機にされたのはなんでだろう?」
「ZEROがどこかの世界で破壊したからさ。それでゲッター線を補助動力装置にしたエンペラーが緊急で造られたと聞いた。ミネルバXのAIを埋め込まれたロボットの子がそう言っていた」
ミネルバXは生まれ変わった後、エンペラーを造る際にライオネル博士の助手として実現に尽力した。曰く、本当は『光量子を主動力にしたかった』らしいが、23世紀当時の地球連邦の技術力では光量子エンジンの製造は無理があり、ゲッター線増幅炉で代用された経緯があるとタケルは聞かされたらしい。だが、ゲッター線増幅炉はGカイザーをも上回るパワーを担保したため、ある意味では良かった。自己再生能力も得たからだ。それが思わぬ戦果であり、ゴッドマーズに匹敵しうるパワーを得た理由だ。
「ミネルバXがヒューマノイドタイプに?」
「さやかが新造したボディに中枢部のAIを小型化させたモノを積んだんだそうな。ドラえもんの時代の技術資料で産んだそうな」
「なんですか、それ」
「要はその人の体に僕の技術遺産を使ったってことさ。人の姿を完全に模したロボは禁止されてはいないけど、あまりいい顔されないからね」
「確かに向こうの世界の歴史を見ると、統合戦争の後はそういう研究は一時、白い目で見られたらしいし…」
「へ、なんで?」
「その辺は西洋の倫理観の都合だ。日本はAIをあまりに精巧に作りすぎた事を恐れたのさ。23世紀世界の日本はAIを持つロボットの権利も保証していた時代があると聞く。ある意味、西洋世界のエゴイズムだよ」
タケルも未来世界の西洋人が統合戦争が起こる頃の時代に抱いた危惧を『エゴイズム』と断じた。もちろん、日本内部にもAIの過度の発達の反対派はおり、その多くは統合戦争が完全に終わりかけた時代に居場所を日本に無くし、サイド3へ移民していった。23世紀で地球連邦政府へのテロ行為を働く者の多くがジオン残党ということを考えれば皮肉でしかないのだが。
「なんだか複雑だなぁ」
「どこがだい、のぞみちゃん」
「職業軍人してる身で、こんな事言うのもなんだけどさ。世界政府ができることで平和になるかと思ったけどさ。実際は戦争の繰り返しだもん」
「ある意味、争い合うことが『ヒト』っていう生き物の性なのさ。それを早く終わらせるのも俺たちの使命だ。恒久平和なんてのは絵空事だが、数十年は平和だった時代はいくつもあった。人々が何度か政治に救いを求めた時代も何度もある。だが、それは鎖のように、裏切りの連鎖を繰り返し起こすだけだった。アドルフ・ヒットラー、ヨシフ・スターリン、チャウシェスク、ポル・ポト、ギレン・ザビ…」
ヒトラーやスターリン、チャウシェスク、ポル・ポトなどの名だたる面々と共に並び評されるくらいに、ジオンの総帥『ギレン・ザビ』は独裁者の代表格と見られている証でもあり、ジオンが出現しない世界線の住人である明神タケルにまで『独裁者の典型』と見られている証拠であった。それに納得した様子のドリームとハート。彼は『政治に人々が救いを求めても、尽く裏切ってきたと言うように、ヒトラーは民衆の期待を利用して独裁者になったし、ポル・ポトは純粋過ぎたゆえに独裁者になったとされる。デキン・ザビが長子を『ヒトラーの尻尾』と評したような末路を辿ったが、ギレン・ザビの残した負の遺産は地球連邦を苦しめているのは周知の事実だ。
「で、綾香さんはアムロさんにも肖る形で、このエンブレムを選んだわけ、のび太くんがいくつか候補を提示してね」
元々、ユニコーンはアムロのパーソナルエンブレムでもあり、ジオンのような『戦いを引き起こす者を制する』意味合いが地球連邦軍によって持たされるようになった。単純に漫画に肖っただけでなく、反地球連邦勢力への意志の表明でもあった。(ただし、現在の地球連邦軍で勝ち組とされたエゥーゴやカラバ派はグリプス戦役と『ハマーン戦争』当時は『反連邦組織』として活動していたため、歴史の皮肉と言える逆転現象と言えた)
「単純に漫画に肖ったわけじゃないんだね」
「ユニコーンはある意味、地球連邦の勝利の象徴でもあったからね。地球連邦軍も願ったり叶ったりさ。細かい部隊塗装は僕たちで考えておくよ」
この『ユニコーンのエンブレム』は後日、新生64Fのシンボルとして採用されることとなり、特に『炎の鬣を持つ一角獣』というヒロイックな題材もあり、本部小隊機、航空団司令機などに描かれる『64戦隊の最強格、指揮官の証』としての機体カラーと合わせてのもの、その色合いを変更した維新隊、天誅組独自の機体カラーなどが存在する。後日、予備隊員育成などを主眼に結成され、1946年以降に正式に隊の編成に組み入れられる『極天隊』も実戦配置が決まった後の時代に責任者の機体に描くエンブレムとして使用したという。特に黒江の機体は『尾翼に炎の鬣を持つユニコーンがこれ見よがしに描かれている』事もあり、事変当時の初代と異なる点の最たる例とされた。また、プリキュア達も『由来』を知ると、機動兵器戦で使う乗機に描くようになっていく。中には他世界の自分達との識別点として、そのエンブレムが描かれたワッペンを私服につける者も現れ、一種の流行が起こったほどである。(調、箒も異世界の『自分』との識別を容易にするためにワッペンをつけたという)
「うちの軍隊でこんな事して大丈夫?」
「へーきへーき。もう空軍ができるんだよ?空自や米軍との兼ね合いもあるし、それに統合戦闘航空団を事実上、『飲み込んだ部隊』なんだし、そういう権利は保証されてるよ」
「旧日本軍は陸と海で暗黙のルールが違ったと聞いたが、初めてみたよ」
ドリームは元・海軍系の人材との衝突を懸念したが、64Fのメンバーとなった者は欧州の風に揉まれてきた者達であり、自由な気風を備えていた。そのため、パーソナルエンブレムを誇示しようが、撃墜王と公言しても、幹部から咎められることもない。後に着任した八木大佐と明樂大佐が困惑したのは、扶桑の誉と言われる部隊に自由な気風があることであった広瀬大佐はその気風に憧れていたのだ。(彼女はこの当時、明野飛行学校教諭)
「なに、空軍が定着すれば、そうしたうるさい意見は淘汰されていくって。黎明期の空自がそうだったし。先駆者ってのは辛いけど、やりがいはあると思うよ」
「そういうもんかなぁ」
すこしばかり戸惑う様子を見せるキュアドリーム。タケル、ドラえもん、キュアハートはそんなドリームの姿を微笑ましく思うのだった。。
――これが後の世で64Fの闘志と意思のシンボルの一つとして語られるようになる発端だった。その発案者はのび太であり、公には『白き流星の異名を誇ったアムロ・レイの勇名に肖る』とされているが、実際の由来は70年代終わり頃の日本で人気だった空戦/傭兵ものの漫画であり、その主人公が愛機に描いていたエンブレムなのだ。その漫画の連載終了から数十年が経過した21世紀日本では『気づく』ほうが少なかったが、ユニコーンの鬣が炎であることで気づく壮年層は多いし、漫画オタクの青年層なども気づいていた。そのエンブレムがガンダム由来ではないことに…。――
・2020年5月9日/誤字修正
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