“ここは何処だろう?”
研究室の様な部屋で真っ白な少年が思ったのはそんな事だった
気が付けば自分の部屋でも無い所に寝ていたのだから、不安になり警戒するのも当たり前だろう
“スミカさんは!?”
直に自分の恋人にしてオペレーターである彼女の事を気に掛ける少年は急いでベッドから起き上がって、探しに行こうとする
すると部屋のドアが開き、誰かが入って来た
咄嗟に少年は身構えて警戒する。少年の背丈は平均の男性よりも大きく下回っている。
しかし儚げでひ弱にも見える外見からは想像もつかない程の戦闘力を秘めている
リンクスと言う世界に三十人前後しかいない貴重な人材であると同時に、独立傭兵と言う後ろ盾の無い存在である為、狙われる可能性もあり得る。故に刺客や暗殺者に対応する為に、訓練されているのだ。
だが、そんな風に訓練された少年でも目の前の人物を見て固まった
「やっほ〜!お目覚めかな〜?」
目の前で無意味にハイテンションな女性、その頭にメカメカしいウサミミが付いており、着ている服も童話の女の子の様な服装だった
「えっと………貴方は……?」
「私の名前は篠ノ之束だよ!よろしくね尻尾君!」
「あ……ああっ!?」
その名前に今までの事を思い出す少年
『はじめましてだね!私は天才、篠ノ之束だよ!』
寝ようと思っていた時に突然やって来たメール
気になってメールを開いた途端、少年は光に包まれ意識を失ったのだ
「僕をどうするつもりですか?」
警戒しながら少年は束に問うが、彼女は気にしない様子で答える
「君に依頼したい事があるんだ」
その言葉に訝しむ少年、何故なら通常の依頼は少年の様なリンクスを管理している組織カラードを通して依頼が行われるからだ。
つまり、この様な形の依頼は秘密裏に行われる非合法的なモノだ
「何故、カラードを通さないんですか?」
「だって、異世界からの依頼なんて誰が信じるのさ?」
少年は一瞬、自分の聴覚を疑った
自分の耳が変じゃなければ、この女性は異世界からの依頼と言った
「……異世界?」
「そうだよ?なんなら証拠を見せてあげようか?」
すると束の手元から空間投影型のディスプレイが現れた
「わぁっ!?」
少年は驚いて声をを上げた。
ディスプレイには様々な情報が表示される。この世界の歴史、インフィニット・ストラトス、白騎士事件、女尊男卑の風潮
「それで、君に依頼したい事なんだけど……」
「何ですか?」
この世界に連れて来てまで、彼女は一体、自分に何をさせたいのだろうか?と思う少年
「君にIS学園へ入学して欲しいんだ」
「……はい?」
その言葉に呆ける少年。
何故なら今まで少年が受けた依頼は戦闘などで、この様な依頼は初めてだったからである。更に少年は一般教育を受けたことが無い。
彼はアスピナ機関によって造られた人間であり、教育などは一般常識程度の事しか学んだ事が無いからだ
「最近の事なんだけど、男でISを動かせた男の子がいるでしょ?」
「確か……織斑一夏でしたっけ?」
「うん。その子は私の親友の弟なんだ。それでいっくんを護衛する為にIS学園に入学して欲しいの」
「でも、ISは男にしか動かせないんじゃ?」
「うん。でも君も動かせる様だよ?」
「えっ!?」
その言葉に驚く少年
「すでに用意した君のISはネクストを基に作ってあるから」
束が首輪型の待機状態となっているISを取り出し、少年に渡す
「これが、僕のIS……」
「うん、名前は『ストレイド』」
少年は自らの相棒と同じ名前を持つISを自らの首に付けた
「私の依頼を受諾してくれるかな?ちゃんと報酬もあるよ」
「……分かりました」
少年はここまで用意してくれたのに、断るのも悪いので依頼を受諾した
「所でスミカさんは……?」
「君の世界に居るよ?」
「えっ!?」
その言葉に慌てる少年
もし自分が居なくなったとあれば、自分に依存しているスミカはどうなるか想像したくなかった
そんな少年を落ち着けるかの様に束は言う
「大丈夫だよ。君の世界と此方の世界は時間の流れが違うからね。ここで一年過ごしても君の世界じゃ一時間位にしか経って無いんだよ」
「そうなんですか?」
「うん。依頼期間はIS学園に居る三年間。元の世界に戻る時は私が装置で元の世界に帰してあげるから」
「はい……ありがとうございます」
ニッコリと笑顔で束に礼を言う少年。その笑みは凄まじい威力を誇る
「はうッ!!!?」
ばっきゅーん!という音が束の胸から聞こえた気がした
「どうしたんですか?」
不思議そうに聞いてくる少年、首を傾げる姿がキュートである
「あ〜もう可愛い!」
「っぷあ!?」
束にぎゅぅぅぅぅぅぅと抱き締められる少年
彼女の豊満な胸に少年の顔が埋まる
「可愛いなぁ、尻尾君は〜」
この反応に少年は一人の女性を思い出した。
三大企業の一角GA社に所属しているリンクスで、自分にとっての姉みたいな存在で、ある時自分が襲ってしまい、現在では愛人やセフレと言われる関係である女性リンクス、メイ・グリンフィールド
少年にとって容姿を褒められるのは嬉しいのだが、年頃である為どうせならカッコいいだとか思われたいのだが、それでも嬉しいという感覚に頬を痙攣させていた
が、抱きしめられると言う事は色々と密着するわけで……
「……尻尾君、元気だね」
「えっ?……あッ!!?」
束の言葉で、己の下半身を確認すると彼女の言葉の通り元気一杯に漲っている愚息
少年が元の世界で気を失ったのは夜であり、そして今は午前中、朝の時間帯である
少年の愚息は見事なまでに朝勃ちをしたままでいたのだ
しかも束は何を思ったのか少年のスボンと下着越しに少年の愚息を撫で上げた
「ああぅ!」
突然の刺激に思わず嬌声を上げてしまう少年
「あ、ビクンってなった♪」
束は面白そうに少年の愚息を着衣越しに撫で上げる。その表情はやや赤くなっており、瞳には好奇心に満ちた悪戯っ子な光が灯っていた
サワサワと少年の愚息を五指の指の腹で擽る様に撫で上げる束
「ここが気持ちいいのかな?」
そこから与えられる快楽のパルスが少年の体を駆け回る
「やぁ!や、止め……うあッ!!」
少年は何とかしようと思うのだが、思う様に上手くいかない
拒絶しようにも相手は女性である為、暴力など振るう訳にもいかず、彼女から送られてくる快感に耐える事しか出来なかった
「それじゃ、尻尾君の見せて貰おうかな〜」
束は少年の股間に顔を埋める様にしゃがむと彼のズボンに手を掛けた
ジッパーが開かれズボンから勢い良く、少年の肉棒が飛び出る
その大きさは一般男性の平均的なサイズを凌駕しており、小柄な体躯の少年と対照的であった
「うわぁ……初めて見たけど、大きいね」
束は顔を紅くしながらも、そそり立つ少年の肉棒から視線を逸らせなかった
彼女の視線を受けてなのか、ビクビクと脈動している少年の肉棒は鉄の様に硬くなっていた
白く細い指先が優しく包み込むかの様に少年の肉棒を刺激する
「んぁっ!」
「またビクンってなった。凄いねコレ……あ、汁が出てきた」
彼女の手が上下し少年の肉棒を扱き出す
鈴口から溢れ出した汁が束の掌で伸ばされローションとして滑りを良くする
にちゅにちゅと言う音が室内に響き、羞恥心を刺激して少年は体を震わせる
「うぁ……あ、ああ……」
「尻尾君、凄くエッチな声……私も変な気持ちになっちゃいそうだよ」
少年は与えられる快感に抗う気力は失せ、ただ束の好奇心と悪戯心に弄ばれるだけだった
「あ、ああっ!だめ、だめっ!」
「そろそろ限界なんだ?凄くビクビクしてるよ」
楽しげに束は片手で肉棒を強めに握り、扱く速度を上げる。更にもう片方の手で少年の玉袋をやわやわと揉む。
少年の受ける快感は加速度的に増加し、口からは涎が糸を引いて垂れていく
「ああうっ!!はあ、ああっ!!」
「ふふふ、もう出るんだね。いいよ、イっていいよ」
無意識に少年の腰が束の手の動きに合わせて前後し、肉棒の脈動が強まる
「ッ!……ああっ、うああああああッ!!!」
「うわっ!?」
そして少年の中で煮えたぎっていた白濁が爆ぜた
少年の全身の至る所が痙攣し、吐き出された白い粘液の塊が束の顔に叩き付けられマーキングされてゆくのだった。
「これが精子なんだね。凄い匂い……ん、エッチな味」
束は自分の顔にこびりついた白濁を手で掬うと匂いを嗅ぎ、舐めた
少年は射精による絶頂の疲労で肩で息をしているが、肉棒は全く衰えを見せずに力強く勃っていた
「はっ、はぁ…はぁ………あの、すいません汚しちゃって」
「別にいいよ。私が始めたんだもの。それよりも尻尾君のおち○ち○まだ元気だね」
束は楽しそうに少年の肉棒を見る
「あの……その……」
収まりが付かない自分の欲望の権化をまじまじと見られて、何も言えなくなる少年
「それじゃあ……しちゃおうか?」
「____はい」
束の誘いに少年は頷く事しか出来なかった
もう後戻りは出来ないと思いながらも………
この世界で白き少年は何を思い、戦って行くのか?
それはまだ、誰にも分からなかった…………
・後書き
尻尾君の固有スキル:フラグメイカー(エロVer)
このスキルは女性にフラグを建てる事が出来るだけで無く、即座に女性とエロまで行く事が出来るイベントが起きたりする。他にも女性の貞操観念や恋愛観を緩くして、ハーレムを公認させたりする事が可能。直に女性と性交が出来るスキル。十八禁版のフラグメイカー
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