六月頭、日曜日

一夏は久々にIS学園の外、中学時代の悪友である五反田弾の家に居た

「で?」

「で?って何がだよ?」

格ゲーしている最中、弾は一夏に問いかけた

「だから女の園の話だよ。良い思いしてんだろ?」

「してねぇっつうの」

「嘘をつくな。嘘を。お前のメールを見てるだけでも楽園じゃねえか」

はぁ、と一夏は溜息を吐きながら話す

「つうかアレだ。シュヴァンツが居てくれて助かったよ。女だらけで落ち着けなかったからな。それに鈴も転校してきてくれたし」

「ああ、もう一人の幸せモンか」

弾は羨ましそうに言う

「丁寧で優しいし。まぁ訓練がスパルタなのは・・・・仕方ないって言えばそうなんだけどさ」

「写真を見る限り、とんでもない美形・・・というか女顔だな」

「ソレ、アイツに言うなよ?気にしてるらしいから」

「それと鈴の事なんだが・・・」

ニヤニヤとニコニコの中間の様な表情で一夏を見る弾

「鈴?アイツなら元気だぞ?」

キョトンとした表情で言う一夏

「違えよ。何か進展とかあったのか?」

「進展って何だよ・・・・でも最近、箒や鈴も色っぽくなって来たな」

「へぇ・・・唐変木、鈍感の一夏にも春がやって来たのか」

「いや、何かシュヴァンツが言うには女は成長が早いんだとか言ってた。でも色っぽく見える時に限ってシュヴァンツから箒や鈴の匂いがするんだが・・・気のせいか?」

「へ?・・・・・・」

一夏の発言に硬直する弾

「どうしたんだよ?」

「おまっ・・・それって・・・」

わなわなと震える弾

彼の予測はとある真実に辿りついていた

「なんだよ?」

「いいか?その二人は____」

弾は己の予測を言葉にして伝えようとするが、それは突然の訪問者に破られた

「お兄、さっきからお昼出来たって言ってんじゃん!さっさと食べに・・・・・」

ドアを蹴り開けてきたのは弾の妹、五反田蘭。歳は一夏達の一つ下である

「いっ、一夏・・・さん!?」

今の彼女の恰好は一種の下着にも近いラフな格好だった

「あ、あのっ、き、来てたんですか・・・?全寮制の学校に通っているって聞いてましたけど・・・」

「ああ、うん。今日はちょっと外出。家の様子を見に来たついでに寄ってみた」

「そ、そうですか・・・・」

妙にしおらしくなる蘭、彼女も一夏に恋する乙女なのだ

弾の家は食堂であり、そこで昼飯を食べる事になった一夏

すると食堂の隅で一人だけ黙々と食事を食べている客が居た

「ん?・・・・」

「どうした?」

「いや、あの人凄い食べるなぁって・・・・」

一夏の視線の先には山盛りの白米、唐揚げ、カボチャ煮、野菜炒め・・・と大量の食事を平らげてゆく眼鏡を掛けた小柄な少年が居た

「まぁ、あれだけ食べてくれれば家も儲かって助かるけどな・・・まじまじと見るなんて失礼だぞ?」

「いや、誰かに似てる気がするんだよ」

首を傾げる一夏

「食わねぇなら下げるぞガキども」

「く、喰います喰います」

めぅ、と現れたのは八十過ぎて尚、健在の五反田食堂の頂点、五反田厳だった

「「「いただきます」」」

一夏、弾、蘭が食事を始める中、大量の食事を胃に収めていた赤黒い髪の少年は箸を休めて水を飲んでいた

すると彼の携帯端末がピピッと鳴り、画面に内容が表示される

「・・・・・・」

面倒臭そうに溜息をつくと少年は残っていた食事を平らげ、席を立つと会計を済ませる

彼はチラリと一夏の方に視線をやった

「ッ!?」

瞬間、体を硬直させる一夏

そんな一夏を無視して黒い少年は一言

「ごちそうさまでした」

そう言って食堂から去って行った

“何だったんだ・・・?”

自分に向けられた殺気交じりの視線に一夏は冷や汗を流すのだった





五反田食堂から出た黒い少年は無言のまま人気の無い場所に入る

「・・・・あの程度では実戦は危険と判断」

白い少年が訓練しているとはいえ、戦士としては取るに足りないレベルと一夏を判断しつつ黒い少年は端末を見る

端末のディスプレイに表示されている内容は『過激派集団の殲滅』『要人抹殺』『秘密兵器の破壊』

黒い少年はペンダント型の待機状態になっているISを展開させる

そこに現れたのは黒い全身装甲のIS『アナイアレイター』

「ミッションを開始します」

光学迷彩とステルスを発動させ、VOBで飛び立ち空に消えて行った





きゃあきゃあと姦しい思春期女子で埋め尽くされたIS学園の食堂

そこで少年と一夏と鈴が食事をしていた

「一夏さんはいい具合に成長してきましたね」

「そう言われてもなぁ、未だに鈴に不意打ちでしか勝てないし。お前に至っては手も足も出ないんだが」

褒められても、マトモに戦って勝てない結果ばかりでは成長している気がしない一夏は溜息を吐いた

「あのね、一般人だったアンタがたった一ヶ月や二ヶ月で代表候補生から勝ちを拾えるって時点で凄いって事、分かりなさいよ」

鈴が一夏の異常さと現実にツッコミを入れる

「いや、でも専用機使ってもマトモな勝ち方が出来ないのは・・」

「私の二年間はアンタにとって二ヶ月の努力でしかないと言いたいわけね」

ジャキン!と局部展開された『甲龍』の龍砲が一夏に向けられる

「わ、悪かったって!俺が欲張り過ぎた」

平謝りする一夏に鈴はやれやれと言った様子でISを解除した

「強くなるのはダイエットと同じですよ。コツコツと努力して伸ばしてゆく物です」

「そっか。ゲームの様に現実は簡単に強くなれないもんな」

少年の言葉に一夏は納得してうんうんと首を振った

「あ――――っ!織斑君とヘイズ君だ!」

「えっ、うそ!?どこ!?」

「ねぇ、あの噂ってほんと____もがッ!」

騒いでいた女子の集団が、二人の男子の存在に気づいて駆け寄って来た

一人、何かを聞こうとした女子が他の女子に取り押さえられたが

「噂?」

「う、うん!?何の事かな!?」

「ひ、人の噂も三百六十五日って言うよね!」

「な、何言っているのよミヨは!四十九日だってば!」

慌てて何かを隠そうとしている女子達を訝しむ一夏

すると少年が用意していた端末のディスプレイにニュースが表示された

『緊急速報です。幻紋重工の施設が何者かによって襲撃され破壊されたとの情報が入ってきました』

「物騒な世の中ですね」

「そうね・・・」

少年が呟くと鈴が同意した

何でも、日本に有る一つの企業の工場が襲撃されて、その場にいた人間が一人残らず殺害されたとの事

そこではIS以外の何かを研究していた様だが、データも破壊され尽くしていたらしい

「僕達には余り関係の無い事ですね」

ここで考えても仕方ないと思い、少年は話を切り上げるのだった





とある倉庫では戦闘が行われていた

黒い少年が手に持った銃で屈強な男を撃ち抜くが、他の男が銃口を向けている

すかさず物陰に飛び込むと、閃光手榴弾を投げつけた

「グレネード!!」

だが男達も的確に対処して閃光を回避する

「連れていけ!」

リーダー格らしき男が部下に指示すると、部下の数名が気を失っている五反田蘭を連れて行く

残った男達は黒い少年を足止めすべく弾幕を張る

「・・・・・・・」

少年は局部展開したISのレーダーで周囲状況を確認する

正直、人気の少ない倉庫でも無暗にISを展開する事は避けたいから、生身で戦っているのだ。

キレると直にISを展開する小娘も見習って欲しいモノだ

黒い少年は『アナイアレイター』を展開して突撃した

全身装甲のISが持つマシンガンが男たちを挽肉にしてゆく

「う、うわああああああ!!」

「馬鹿な!?ISだと!!」

思いもよらない事態に混乱する男達

容赦無く男達を肉塊へと変えてゆき、銃弾を弾いて突撃する『アナイアレイター』

「この・・・化け物めぇぇぇぇっ!!」

叫びながらマシンガンを撃つ男は直後にレーザーの光によって蒸発させられた

レーダーには離れて行く反応が一つ

黒い少年はオーバードブーストを作動させ、逃げた男達の後を追ったのだった





「う・・・・・・・」

五反田蘭はゆっくりと目を覚ました

何だか誰かに背負われている様だ

しかし買い物の帰りの途中から記憶が無く、微睡む頭は上手く思考を纏められずにいた

蘭の視界に広がるのは赤黒い髪の毛

“ここは・・・・?”

ゆっくりと頭を上げると、自宅の近所の様だった

「ひゃああああ!?」

それから自分が見ず知らずの人間に背負われている状況を理解した

「お、降ろしてください!」

蘭の体を固定していた両腕が離され、ゆっくりと降ろされた

そうして改めて自分を背負っていた人物を見ると

「貴方は・・・・」

昼間、食堂に来ていた少年である事に気が付いた

赤黒い髪の毛に、夜の闇の中に紅く輝く瞳が印象的な少年

「一体どういう事なんですか!?」

「?」

首を傾げる黒い少年に今度は具体的な質問をする

「私に何かしたんですか!?」

「何もしてませんよ」

「えっ・・・?」

その言葉に呆ける蘭

「夜道には気を付けてください」

そう言って黒い少年は彼女を置いてさっさと立ち去ろうとする

“五反田蘭が狙われるのはイレギュラーだった”

「ま、待って下さい!」

「・・・・・・・・・・・・・・」

黒い少年を呼び止める蘭

「その・・助けてくれたのに失礼な事を言ってしまって、すみませんでした!!」

どうやら襲われた時の記憶を思い出した様だった

「別に御礼なんていいですよ」

「ちょっ、待って下さいって!」

無表情で去って行こうとする黒い少年の腕を掴む蘭

「ッ!!」

すると表情を歪ませて立ち止まる黒い少年

その様子に慌てて蘭が駆け寄る

「どこか怪我でもしたんですか!?見せてください!」

「いいです。後で自分で治しますから」

「ダメです。早めに治療しないと悪化するかもしれないんですよ」

「だからいいって言っているでしょう?」

「ダメです!」

何やら痴話喧嘩みたいな事をしているが、少年の腕からは血が出ていた

「蘭!どこに行ってたんだよ!?心配したんだぞ!」

そこへ登場、五反田弾

「あっ、お兄!丁度良かった。この人、私を助ける為に怪我したの!」

「な、何だとう!?」

妹が危険な目にあっていた事に驚く弾

「家で治療するって言っているのに要らないって・・・」

「おいおい・・・腕から血が出てるぞ」

「だからいいって言って・・る・・・・」

弾は黒い少年を抱え上げた

「ほら、行くぞ!!」

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

弾によって強制的に五反田家に連行された黒い少年は“どうしてこうなった!?”と思うのであった

不満げな表情の彼に弾は問いかける

「お前、名前は?」

「・・・・・・『シュヴァルツ・リンクス』・・・黒猫とでも呼んで下さい」

黒き少年と五反田家の出会いは何を生むのか・・・・それはまだ誰も知らない







「ふぅぅ・・・・」

深く深呼吸をしてから目を開くと、そこには恋人と瓜二つの容姿を持つ彼女が居る

これから行う事に対する興奮で体中の血が沸き立ったように熱くなり武者震いをしてしまう

これ程までに心が揺さぶられたのは何時以来か

白い少年『○○○』・・・・・『シュヴァンツ・ヘイズ』は眼前に居る極上の女を己の色に染め上げるのだ

織斑千冬・・・・文武両道、容姿端麗、頭脳明晰、凛々しく、家事以外は完璧な彼女

そんな彼女を抱くのだ。興奮しないわけが無い

少年も服を脱ぎ、興奮は最初から暴走モード寸前である

やや昂りを抑えきれない様子の少年に千冬は恥ずかしげに目を逸らしながら口を開く

「その・・・・・こういう事は初めてでな・・・・・優しくしてくれると助かる・・・」

ベッドの上に座っている彼女はシャワーを浴びた後らしく、下ろされた艶やかな黒髪はしっとりと濡れ、バスローブから覗く肌も赤らんでいた

彼女は覚悟を決めている様だが、それでも初めての事に少しだけ不安そうであった

少年はそんな彼女にゆっくりと顔を寄せ、頬を撫でる様に手を添える

「千冬さん」

「ん・・・・・・」

お互いに目を閉じた直後、ちゅ・・・と二人の唇が重なった

貪るような荒々しくエロティックなキスなどでは無く

神秘さや儚さを持ったくちづけ

一度は誰もが夢見た事あるだろう幻想的でロマンティックなキス

重なり合った唇が離れてから、千冬は自分の唇に手を当てた

「ふふっ・・・こういうロマンチックなキスとは縁が無いと思っていたが、実際に体験してみると良い物だな。小娘達が憧れる理由も分かる」

くすりと微笑んだ千冬の笑顔は年上の様な包容力のある温かさを感じさせると同時に、少女の様な乙女らしさがあった

少年のハートにフルチャージのコジマキャノンが直撃した

“墜ちちゃった・・・な・・・・・ごめんなさいスミカさん”

少年は心の中で最愛の恋人に謝罪する

まさかスミカだけのモノであった自分の心が奪われるとは思ってもみなかった

いや、予感はあった。彼女と初めて出会った瞬間から

あの時はスミカとそっくりだったからだと思っていた

でも違う、あれは一目惚れだったのかも知れない

ISの世界に於けるスミカが千冬だった・・・唐突に少年は理解した

理屈などでは無く、直感でそう思ったのだ

自分とスミカが惹かれあったのなら、この世界で千冬と自分が惹かれあうのも不思議では無い

だからと言ってスミカの事を捨てる気も無いし、千冬の事も諦める気は無い

女性からして見れば最低なのだろうが、同じ位好きになってしまったのだから仕方ない

と、まぁ・・・いつまでもこんな事を考えていないで、次に進めと性欲と息子が騒がしい

「千冬さん・・・・んっ・・・」

「ああ・・・・・・んんっ・・」

少年と千冬は再び唇を重ねる。

今度はお互いを求め合う様により深く、より淫猥に唇を貪る

腕を背中に回し抱き合いながら夢中でキスを続けてゆく

少年は舌を千冬の口腔内に滑り込ませ、蹂躙するかのように隅々まで存分に味わい尽くす

千冬も負けじと少年の舌に自分の舌を絡めて、流れ込んでくる唾液を啜る

唾液を啜り合いながらお互いに唇だけで無く口腔内を貪り続ける

「ん・・・ふう・・・・んむ・・・・んんっ!!」

お互いの舌がにゅるにゅると擦れ合うだけで思考が溶け出してゆく

代わりに頭に響くのは絡み合う舌の音や唾液を啜る音

それとどちらの物か分からない荒い息遣いであった

「ふぅ・・・・・・」

「はぁ・・・・・・」

貪り合っていた口が離れると、つぅ・・・と引いて出来た唾液の糸が灯りに照らされ、ぷつりと途切れる

少年は千冬をベッドに寝かせるとバスローブを脱がせた

初めて見た彼女の裸身は無駄の無い引き締まった肉体でありながら、豊かな乳房や程よい肉付きの尻

今まで抱いてきた女性達と比べても謙遜の無い美しさである

「・・・・・・綺麗だ」

「・・・・そ、そうか」

顔を赤くして恥らいつつも嬉しそうな千冬に少年の獣性が騒ぎ出す

今すぐにでも彼女を滅茶苦茶にして穢してやりたいというドス黒く邪な欲望を必死に抑えつつ少年は手を伸ばす

「あっ・・・」

乳房にゆっくりと手を乗せ、やわやわと感触や柔らかさを確かめる様に揉んだかと思うと、生地を練るかの様に激しくこねくり回す

少年の五指それぞれが細やかに動き、千冬の乳房を開発して自分の色に染め上げようとする様に思えた

「ふあっ・・・・やっ・・・ああっ!」

絶妙な力加減で乳房を揉んでゆく少年の手つきに千冬は体を震わせた

しかし少年はもっと千冬を感じさせたくて、胸への愛撫を激しくする

ぐにぐにと絞り出すような動きに変え、彼女の乳首をクリクリと転がし始める

「やあああっ!だ、駄目だ!・・乳首・・・感じて・・・ひぃんっ!?」

キュッと乳首を引っ張りあげられて悲鳴にも似た嬌声をあげる千冬

指の腹で乳頭を擦りながら押し潰し、沈み込んだ乳首を扱き上げてゆく

「あぁっ!いやあっ!ああん!!」

激しくなる少年の乳首責めに千冬はいつものハスキーボイスとは違う、牝の声を上げていた

充血し赤くなって勃起してきた乳首に少年が狙いを定め、はぷっとしゃぶりついた

熱い口腔内で乳輪をなぞるかの様に舌が這い回っては固く尖った乳首を舐りまわす

もう片方の乳房も少年の手がくまなく動き回り、揉みほぐす様に動いてはクリクリと乳首を扱く

不意に乳房を責める動きが止まったと思った直後

「ひっ・・・くぁぁぁぁぁっ!?」

乳房を揉んでいた片手は赤くなって勃起した乳首を引っ張り上げており、口で嬲られていた乳房は少年の可愛らしい八重歯で乳首を齧られ引っ張られていた

「ひぃん!やっ、うああああああ!!」

痛みと快楽の狭間の感覚に千冬はただただ嬌声を上げるだけしか出来なかった





胸を責め終えた少年は千冬の足を開いて、彼女の秘部を見ていた

「綺麗ですよ。千冬さん」

「やぁっ!そんなに見ないで・・・・」

恥ずかしさからイヤイヤと幼子の様に嫌がる千冬だが、少年は容赦なく彼女の秘部に顔を近づける

薄めの茂みに包まれた牝穴は発情した様に汁を垂らし、男を誘う匂いを放っている

千冬は少年の顔を押し除けたい羞恥心から衝動に、ぎゅっと目を瞑って耐える

彼はヒクヒクと蠢く秘裂に舌先を滑らせて舐め上げる

「はあんっ!」

初めて感じる感覚にビクンと千冬の体が仰け反る

大陰唇に沿う様に舌先でなぞり上げると牝汁が次々と溢れ出てくる

だが千冬は物足りないのか、もっと刺激を求める様に体をモジモジと動かす

その要望に応える様に少年は舌先で秘裂をこじ開ける様に捻じ込ませた

「ひうううううっ!?」

ずぶずぶと沈み込んでくる軟体が動き回り膣壁を舐め弄り、千冬の性感を上昇させてゆく

膣内を掻き回すだけでなく、膣口を舐め上げたり吸い上げたりする

すると今度は包皮に包まれたクリトリスに吸い付いた

「ひっ、あ、あああああっ!」

全身に電流が奔った様な強烈な刺激に甲高い声を上げる千冬

追い打ちをかける様に少年は舌先で包皮を剥き、舌先で弄んだ

「やぁぁぁん!来るッ!何か来るうッ!!」

今まで味わったの事の無い快楽に切なそうな声で悶える彼女に止めを刺そうと、少年はクリトリスを吸い上げた

「んあああぁぁぁぁ――――っ!!!」

激しく体を痙攣させ、秘裂から牝汁を噴いて絶頂を迎えた千冬は少しの間ピンと体を張りつめさせて、力を失った様にベッドに力無く倒れた

少年はペロリと顔に掛かった愛液を舐めながら、今にも暴発しそうな肉棒を彼女に向けるのだった






少年は千冬の秘裂に平均サイズを大きく超えた肉棒を宛がった

くちゅりと粘膜同士が触れあい音を立てる

少年のサイズを改めて理解した彼女は不安げな声を上げた

「本当に入るのか・・?」

「大丈夫です。優しくしますから」

微笑ながら少年が言うと安心したのか、千冬がゆっくりと自分の秘裂を開く

ゆっくりと肉棒が彼女の中へと入り込んでゆく

初めての男を受け入れる膣内は狭くきついのだが愛撫によって解されていた為、ズブズブと受け入れて行く

処女膜を破る時は一気にやった方が良いので、少年は千冬の腰を掴み一息に貫いた

「ッ!!」

「ぐうっ!!」

痛みに耐える千冬と予想以上の快感に射精しそうになるのを堪える少年

秘裂からは初めての証である血が溢れ、ベッドのシーツに紅い染みを作る

「だ、大丈夫ですか・・・?」

「あ、ああ・・・・そこまで痛くない・・・」

やはりと言うべきか、激しい運動をしていると処女膜が自然と破れてくる

だから痛みも大した事は無いのだ

千冬は痛み以上に少年との一体感を感じていた

まるで元から一つであったかのような感覚

体の相性が良いのだろうと思い、頬を緩みそうになる

「じゃあ、動きますよ・・・・」

「ああ、来い・・・」

少年もこのままだと暴発すると思ったらしく動かし始めた

引き抜かれてゆく肉棒のカリ首が膣壁を引っ掻いてゆく

処女膜のあった場所に触れると少し痛みが走るが、それ以上に快楽の方が勝っていた

膣内をみっちりと満たしていた肉棒が無くなってゆく感覚に千冬が寂しい感覚を覚えた直後

「はああああああああん!」

一気にドスンという音が聞こえる様な激しさで膣を貫かれ、奔った電流に堪らず顔をそり上げた

未開発の膣を自らの形に作り変えてゆくかの如く巨大な肉棒が抽送される

膣の襞、一つ一つを削り取る様にしてゴリゴリと膣壁を抉られる快感に脳が蕩けそうになってゆく千冬

「ひあっ!あああっ!うあっ!あっ!あああっ!!」

彼女の膣も次々と牝汁を分泌させては肉棒を放すまいと絡みつく

汁がぶちゅぶちゅという音を立てて泡立ってゆく

少年はみっちりと根元まで肉棒を呑み込んで絡みついて来る快楽に歯をくいしばって耐える

すると千冬の腕と足が少年の絡みつき、離さないとばかりにガッチリとロックして唇を奪った


「んんっ!ふっ!・・・んむぅ・・・」

大胆な千冬の行動に少年も唇を貪りながら、抽送のストロークを激しく大きい物にしてゆく

お互いの液によって滑りの良くなった肉棒は彼女の中をスムーズに出入りしてゆく

膣内も鍛え上げられた肉体と同じ様に強靭な力で搾り取ろうと、肉棒を締め上げる

ぶちゅんぶちゅんという水気の混じった音と、ぱんっぱんっと肉の打ち付けあう音が室内に絶え間なく響く

下の口の方では彼女の最奥部をゴツゴツと小突き、上の口の方では貪り合う

夢中で腰を振り続けたり、回したりしながら快感を高めあう二人

「んむっ!ちゅ、んんんっ!ふううう!」

強烈な快楽で痛みなど忘れて、キスに没頭する千冬

少年は限界が近い事を感じ抽送を激しくし続け、彼女の子宮を叩く様に突き上げる

牝汁を激しく掻き出しながら肉棒がビクビクと膨れ上がってゆき

「んむううううううううう!!!!」

「んうううううううう――――ッ!!!」

千冬の膣内を染め上げようと少年から白い濁流から勢いよく噴き出し、子宮へと向かって流れて行った

彼女もまた絶頂を迎えながら深く少年の肉棒を密着させて白濁液を受け止めて、更に搾り取ろうと膣が締め付ける

「ううくッ!あ、あああっ!!」

「は、ああああああっ!まだ出て・・・あ、ああああああ!!」

全身を震わせて長い射精を受け止めながら千冬は強く少年を抱いていた

それと同じ様に膣内も肉棒を強く締め上げ射精を促す

彼女の膣内に収まりきらなかった白濁が溢れ出て、ベッドに新しい染みを作り出してゆく

そのまま絶頂の余韻に身を沈めようとした千冬だったが・・・・

「はぁ・・・はぁ・・・・うあああっ!?」

恐ろしい速度で硬さを取り戻した少年の肉棒による刺激で叩き起こされた

「すみません千冬さん。一回だけじゃ収まりそうにありません・・・」

「なら・・・徹底的に搾り取ってやらないとな・・・」





「あっ!あああっ!イイッ!気持ちイイッ!んあああっ!!」

少年の上で豊かな乳房を揺らしながら千冬は嬌声を上げていた

ずっぽりと少年の肉棒を呑み込んでいる膣からは少年と彼女の汁が混じり合ったモノが垂れていた

膣がジュブジュブと卑猥な音を立てながら肉棒を咥えこんでいる光景に興奮した彼は、プルンプルンと揺れる彼女の胸を鷲掴みにして揉んだ

「あああっ!イイぞ!もっとオッパイ揉んで!!」

単なる抽送だけでなく腰をグラインドさせたり子宮口に擦り付ける様にする彼女は、普段の姿からは想像もできない程に淫らだった

少年の肉棒は膣内をみっちりと満たしており、性感帯を容赦なく擦り上げる

「あああっ!また来るッ!凄いのが来る!!」

きゅううと強烈に締め上げてくる千冬の中に、堪らず彼は子宮を突き破らんばかりにガンガン突き上げる

彼女も乳房も力強く揉まれ、乳首を引っ張り寄せられて果てた

「ああああああああああっ!!!」

何度目になるか分からない射精で子宮がマーキングされてゆくのを感じながら千冬は、法悦と言った表情で少年の上に倒れ込む

そのまま微睡の中へと二人仲良く堕ちていった





それから数時間後

「ん………ふふ……」

ベッドの上では裸の千冬が少年に甘える様にくっついていた

彼女は両親が蒸発した高校生の頃から、一人で弟と共に過ごしてきた

その間に甘える事など出来なかった為か、少年に抱き着き甘えている

すると少年が落ち込んだような表情になった

「僕は悪い男です。スミカさんという恋人がいるのに、千冬さんを好きになってしまいました」

「そうか……初めて会った時、私はお前に一目惚れしたのだろうな。我ながらベタだと思うが………」

「僕もそうだと思います」

顔を合わせて、苦笑し合う二人

「それと余り生徒に手を出さないでくれ。公になると色々と問題が多いからな」

「・・・・出来る限り努力します」

冷や汗を流しながら少年は答えるのだった

そうしてから少年は言う

「それと僕の本当の名前は_______」





翌日、織斑一夏は食堂で妙な気持ちになっていた

「何だこの気持ちは・・・・?」

「どうしたのよ?」

隣で食事をしている鈴が不思議そうに聞いてくる

「いや、朝起きたらさ。こう・・・・何か大切な物が奪われたような・・そんな気持ちになるんだよ」

「そ、そう・・?・・・き、気のせいじゃないの!?」

「・・・・・それならいいんだけど」

一夏は首を傾げながら食事を続けたのだった




後書き


今回、やっと本命の千冬とのエッチが書けました

何ていうか疲れました。うん、ヒロインが処女だけど絶頂迎えさせるために処女膜破れかけてたとかね・・・うん

処女でロストバージンのシーンとか後、何回書けばいいんだよ!?

ガンガンついてアへらせたいけど、初夜は絶頂させるだけで限界だわ。エロはやっぱり大変だね。

シャルロットとラウラの登場は次回でございます。二人の登場を待っていたファンの方はごめんなさい

箒やセシリアの方も書きたいけど疲れる。

箒はエロダンスだけ絶対描写が短くなるから、浣腸してバイブを尻に突っ込んでやらせようかな?

尻尾君が鬼畜になってゆく・・・・

そしてオリジナルっちゃあオリジナルキャラの黒猫君・・・・・蘭とのフラグ(?)

更識姉妹やのほほんさん・・・

クラスメイトの相川清香、ツインテールの谷本癒子、跳ねたロングヘアーにヘアピンの国津玲美、眼鏡っ子の岸原理子

日本美人の四十院神楽、ボブカットの夜竹さゆか、ストレートロングの鏡ナギ・・・・と犯したい娘が一杯居ますね


追記

黒猫の部分を整合の為に修正



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