シャルルとラウラが転入して来てから5日程経った土曜日の午後
少年は一夏の訓練の為にアリーナに来ていた
転校してきて早々のシャルルも男同士という事で一緒に訓練していた
「ええとね、一夏がオルコットさんや鳳さんに勝てないのは射撃武器の特性をちゃんと把握していないからだよ」
「そ、そうなのか?一応分かってるつもりだったんだが・・・」
「一夏さんはブレオン機なんですから、各射撃兵器に応じて間合いの詰め方、回避機動の仕方も考えなきゃいけませんね・・・」
少年はシャルルと一緒に一夏へとアドバイスしていた
「知識はある。それなりに経験もしている様だけど、結構誘導しやすいよ?」
「うっ・・・・確かに『瞬時加速』も読まれてたしな・・・」
「一夏の『瞬時加速』って直線的だから反応できなくても軌道予測で攻撃できちゃうからね」
まぁ・・・・シュヴァンツみたいに二弾瞬時加速とか使いこなしてると厄介だけど、とシャルルは少年を見た
「とりあえず射撃武器の練習でもしてみようか」
シャルルは一夏に五十五口径アサルトライフル『ヴェント』を渡した
「え?他の奴の装備って使えないんじゃないのか?」
「普通はね。でも所有者が使用許諾すれば登録してある人全員が使えるんだよ。・・・・・・・・・・・うん。今、一夏と白式に使用許諾を発行したから、試しに撃ってみて」
「お、おう」
初めての射撃体験に一夏は戸惑っているようだった
「あ、一夏さん。僕の武器も使用してみてくださいね」
「ああ、分かったよ」
シャルルにエスコートされ一夏は引き金を引いた
バンッ!という炸裂音が響き、一夏は驚いた
「どう?」
「お、おう。なんか、アレだな。とりあえず『速い』って感想だ」
「そう、速いんだよ。一夏の瞬時加速も速いけど、弾丸はその面積が小さい分より速い。だから軌道予測さえあっていれば簡単に命中させられるし、外れても牽制になる。一夏は特攻するときに集中しているけど、それでも心の何処かではブレーキが掛かるんだよ」
「だから、簡単に間合いが開くし、続けて攻撃されるのか・・・」
「うん」
丁寧なシャルルの解説に一夏も納得する。まるで生徒に兵士の武器が剣から銃へと変わっていった流れを説明する教師の様だった
「そういえばシュヴァンツの武器って、何処の物なの?」
「あ、そういえば俺も気になってた。それ第五世代型なんだろ?」
二人がシュヴァンツのISについて聞いてくる。ついでに傍にいた箒、セシリア、鈴も気になる様だ
各国では第三世代機が試作段階の現状なのに、第四世代を通り越して第五世代機が目の前にあるのだ。気にならない訳がない
「武装面については第二〜三世代とは変わりないですけどね。第五世代の特徴としては全身装甲とコジマ技術の採用ですね」
「小島?」「コジマ?」「小嶋?」「KOZIMA?」「こじま?」
セシリア、鈴、箒も二人と一緒に首を傾げた
「コジマ粒子という新粒子の技術を採用したのが、第五世代機の特徴ですね」
「それって大発見じゃないの!?」
鈴がギョッとした表情で言う
「ええ、未だに見つかったとは発表されてません。コジマ技術は一夏さんとの試合で使いましたよ」
「あのバリアと爆発の事か・・・」
「ええ、コジマ粒子をプラズマ化させる事で瞬時加速をするのが『クイックブースト』
コジマ粒子を圧縮して放出するのが『アサルトアーマー』
コジマ粒子を常時、機体周囲に球状展開して防御フィールドを形成するのが『プライマルアーマー』
そしてジェネレーターとコジマ粒子を併用しての超加速を『オーバードブースト』」
「凄い・・・」
その異常性を理解したシャルルは呟く
「ただコジマ粒子は深刻な環境汚染を引き起こし、人体に対しても毒になりますからね」
「「「「「えっ!!?」」」」」
キラキラと周囲に漂う粒子を見ながら放たれた少年の爆弾発言に(;゚Д゚)!?とする五人
慌てる五人に少年は、ああ・・安心してくださいと落ち着かせた
「大丈夫ですよ。束さん特製のフィルターで無害化されてますから」
「そ、そうか・・・なら安心だな・・・」
「びっくりさせんじゃないわよ・・・」
鈴の発言に他の皆もウンウンと頷く、全員とも冷や汗流していた
「現状の技術では確認出来ませんからね。存在は分かっていても技術的に証明はかなり難しいですよ。束さんクラスだと問題ありませんが・・・それと第五世代のもう一つの特徴がAMSです」
「AMS?」
一夏が再び首を傾げる
「正式名称Allegory Manipulate System(アレゴリー・マニュピレイト・システム)・・・・・脳と機械の制御装置を接続し、操作を思考によって行うというネクストの制御方式です」
その内容に皆の表情が強ばる
「それって人体改造では・・・」
「それは違法じゃないのか!?」
「大丈夫ですよ。体に端子を埋め込むだけですよ。こんな風に」
くるりと半回転した少年が首輪を外し、首の背骨部分を弄り偽装カバーを取るとジャックの接続部分が現れた
「「「「「!!」」」」」
ゴクリと息を呑んでソレを見る五人
「この脳の電気信号を直接ISに伝える事によって、他のISとは比べ物にならない反応速度で動けるんですよ」
「でも、危険性はありませんの?」
「ありますよ。人機一体となりますからISが傷つけば、痛みも伝わりますし、精神的負荷もありますから下手すれば死にます」
さらっと二度目の爆弾発言に驚く五人
「それって凄くヤバイじゃないの!」
「ってか、確実に違法だろ!?」
また騒ぎ出す五人を少年は落ち着かせる
「話は最後まで聞いてください。このシステムを使うにはAMS適性が重要なんです」
「AMS適性?IS適性みたいな物か?」
箒が思い当たる物で例える
「まぁ、同じ様なものですね。でも一億人に一人存在すれば良い方でしょうね」
「IS適性より希少じゃないのよ・・・」
IS適性を持つ女性はそれなりに多い。だがAMS適性は性別など関係無く、かなり希少である
「可動部分が多かったり、精密性が高い物ほど高い適性が必要になります。接続者の適性が低いと脳と精神に重大な負荷が掛かって脳や神経を損傷したりして危険ですね。適性は高ければ高い程、自分の体に近くなります」
「それって結構危険だよね・・・」
「シュヴァンツって適性が高いのか?」
「ええ、まぁ・・・・結構高いです。とりあえず話はここまでです」
少年は説明を切り上げて訓練の続きを促す。一夏達は何か言いたげな様子ではあったが少年は気にせず進めることにした
「一夏さんは射撃武器を一杯使ってみてください・・・」
「これは・・・?」
まず一夏に渡されたのは標準的なライフル『RF-R100』である
最後部がグリップの癖に持ちやすい
「・・・・・・何というか」
「形状に問題あり過ぎでは?」
「そこは気にしないでください」
一夏はとにかく撃ってみた
「速いけど、連射が微妙・・・でも威力が凄いな」
「ええ、第五世代の『ネクスト』が扱うライフルは単発式で威力が高めなんです。じゃあ次は『アサルトライフル』ですね」
そうして渡されたのは『04−MARVE』
それなりに連射できるが、先ほど使っていた『ヴェント』よりも連射性能は低い
その分、威力は格段に上だった
「次はスナイパーライフル・・・・・」
差し出したのは『050ANSR』スナイパーライフルとしてはそれなりに良い性能である
だが白式には銃器のセンサーリンクが出来ない為、目視での射撃になる
「これは・・・・使いにくいな」
スコープを覗きながら一夏は呟いた
撃つ時の反動も中々にあり、用意された的を破壊した。ちなみに一つ当てるのに数発使用した
「お次は一夏さんに相性が良さそうなマシンガンです。これは当てなくてもばら撒き様の牽制にも使えますから」
『01−HITMAN』使い勝手の良いマシンガンである
「おお・・・・・・・・・・」
手に持った武器を連射しながら一夏は感嘆の声を上げた。だがそれはマシンガンでは無く、ガトリングガンを撃っていたからである
渡されたガトリングガンは『GAN01-SS-WG』手持ち型の標準型ガトリングガン
その瞬間火力は凄まじい物であり、特別製の強固なターゲットを蜂の巣どころかミンチにしていた
「なんでだろう・・・・ガトリングは使った事ある気がする」
「ああ、そういえばビームガトリング使ってましたね。ダメじゃない方の一夏さんが」
メタ発言する一夏は次々と銃器を使用してゆく
・ショットガン
「うわっ!?反動が!」
「相性的には悪くないですけどね」
・ハンドガン
「・・・・何か他と比べるとショボイな」
「予備兵装ですから」
・バズーカ
「これ・・・遅くね?」
「まぁ、そうですね。視認は出来ないですけどISだと回避するのは結構楽ですね」
・グレネードランチャー
「これは・・・・強烈すぎないか?反動もキツイ」
「全部、炸裂弾ですから爆風で攻撃する兵器です。空中戦には向きませんね」
・レールガン
「凄いな・・・でもエネルギー消費が酷い」
「電力食いますからね」
・コジマライフル
「一応はコジマ粒子ビームですよ。こちらでチャージしましたから撃てます」
「的が消し飛んだぞ・・・・」
「コジマですから」
続いて渡される武器
「これを使ってみてください」
その武器とは『HLR71-VEGA』
「・・・・・弾数少なッ!」
試作型ハイレーザーライフルであり、6発と少ない弾数の代わりに他のレーザーライフルとは比べ物にならない威力を誇る
通常のレーザーライフルの約三〜四倍の威力である
「あれ?これと似た奴使った事がある気が・・・・」
「ビームじゃないので掠めても倒せませんけどね」
またメタ発言する二人
すると・・・・・
「ねぇ、ちょっとアレ・・・」
「嘘っ、ドイツの第三世代型だ」
「まだ本国でのトライアル段階だって聞いてたけど・・・」
一夏が一通りの射撃武器を撃ち終えた所で、二人は注目の的に視線を移した
「・・・・・・・・」
そこにいたのは、もう一人の転校生ドイツ代表候補生ラウラ・ボーデヴィッヒであった
少年は彼女を警戒しながら様子を見る
「おい」
ISの開放回線でラウラの声が飛んでくる
「・・・なんだよ」
しぶしぶといった様子で一夏は応える。初対面でビンタなのだからそうなるのも当たり前だろう
「貴様も専用機持ちだそうだな。ならば話が早い。私と戦え」
突然の挑戦状に一夏は・・・
「嫌だ。理由がねぇよ」
「貴様になくとも私にはある」
“千冬さんの事か・・・”
少年は事前の情報から、彼女が千冬の教え子である事は知っていた
「貴様がいなければ教官が大会二連覇の偉業を成し得ただろう事は容易に想像できる。だから私は貴様を_____貴様の存在を認めない」
一夏も理解は出来る理由だった。だが、それとこれとは話が違う
「また今度な」
「ふん。ならば____戦わざるを得ないようにしてやる!」
ラウラは即座に身に纏う漆黒のISを戦闘状態にシフトさせ、左肩の砲を撃った
が、しかし・・・・
「!」
「流石にこれ以上は看過出来ません」
「・・・こんな密集空間でいきなり戦闘を始めようとするなんて、ドイツの人は随分と沸点が低いんだね」
「貴様等・・・」
砲弾をシャルルがシールドで弾き、少年が『MARVE』をラウラに向けていた
「千冬さんの教え子にしては教育が足りない様ですね」
あくまで穏やかに言う少年だが・・・
「貴様が教官を語るな!!」
千冬の名前を出した途端にラウラが怒りの声を上げる
レールカノンが再び放たれ、ドォン!!と凄まじい音と共に少年の機体に直撃した
「シュヴァンツ!!」
シャルルが少年の名を呼ぶ。至近距離でレールキャノンの一撃を喰らえばタダでは済まないだろう
しかし流石に相手が悪かった
“・・・少し胸を叩かれた位か”
「なっ!!?」
ラウラが驚愕に目を見開いた
放たれた砲弾は『ストレイド』の装甲が少し凹むだけに終わったのだから
何故なら少年の選んだアセンブリは『Type ? SUNSHINE』
いつものGA製のネクストフレーム
その特徴は無骨なフォルムとトップクラスの実弾防御、安定性能、装甲性能
故にレールキャノンであろうとも一撃程度では揺らがない
ちなみに非公式の通称で『悪魔超人』やら『GAマン』やら『ダンボール』と呼ばれている
「その程度じゃ『SUNSHINE』には通用しませんよ」
「くっ・・・データに無いフレームか」
このまま戦闘になるかと思えたが・・・・
『そこの生徒!何をやっている!』
突然、スピーカーからアリーナに声が響いた。おそらくは担当の教師だろう
「・・・ふん!今日は引こう」
「良い判断です」
横槍を入れられて興が削がれたのか、それとも相手が悪いと判断したのか、ラウラはあっさりとISを解除してアリーナゲートから去ってゆく
それを確認した少年とシャルルもISを解除した
「大丈夫でしたか?」
「あ、ああ・・・助かったよ、二人共」
「どういたしまして。僕は先に上がりますけど一夏さん達はどうしますか?」
「俺は閉館時間まで粘るよ」
「僕も一夏に付き合うよ」
一夏はシャルルとの訓練を続けるようだった
少年はそうですか・・・と踵を返してピットへ戻ろうとして
「へあっ!?」
ガシッとセシリアと鈴に肩を掴まれた
ニコニコと笑顔だが目がギラギラしていた。まるで飢えた獣の様な目である
「シュヴァンツさん。貴方に少し用事がありますの」
「そういう事だから、私達も上がらせてもらうわ」
「お、おう・・・・」
「あはははは・・・・・・」
セシリアと鈴の様子に気圧された二人は、セシリアと鈴によって連行されてゆく少年を見つめる事しか出来なかった
箒もおずおずと三人の後を追う様にピットへ向かった
「ほ、本当にやるのか・・・?」
「何よ?嫌なら出ていけばいいでしょ?」
「そうですわよ。箒さんはシュヴァンツさんでは無く、一夏さんの方なのでしょう?」
時折、少年に行為の場所として使われるピットではセシリア、鈴、箒・・・そして少年がいた
「そ、そうだが・・・その・・こういう事を一夏に頼める訳ないだろう」
モジモジと股間を抑えながら恥ずかしげに呟く箒。そんな彼女の股間はいつの間にかじわりと濡れていた
「つまりアンタはセックスがしたい訳ね」
「なぁ!?」
鈴のストレートな発言に箒の顔に動揺の色が浮び、セシリアも鈴に
「その気持ちは分かりますわ」
「ち、違うぞ!その・・・いざという時に失敗しない為に経験を積んでおこうと・・・」
「あ〜はいはい。じゃあさっさと始めるわよ」
言い訳じみた箒の言い分を無視して鈴は先を促した
箒は最近になって戦闘で昂ると自慰などで興奮を抑えていた
人間の欲望を突き詰めるとエロかグロの二種類になるという主張がある。快楽を知った事で欲望がそちら側に流れているのだろうか
いつに間にか仲良くなっていた鈴とセシリア。それに訓練の間に色々と話したのだろう箒までもが、この淫猥な宴に参加するとは思ってなかった
彼女達の考えや心境など関係無く、これから行うことに少年の肉棒は硬さを増してゆく
それを見た少女達はゴクリと息を呑み、視線がソレに集中する
するとセシリアがベンチに座り込んだ少年の足の間に座り込み、彼のISスーツのパンツを脱がした
ブルンと飛び出した肉の凶器がグロテスクな威容を持って突きつけられる
ムワッと少年の蒸れた汗の臭いが漂う
「ふふっ・・・もうこんなに大きくなさって・・・」
「うぁ・・・」
だが、怯える所か嬉しそうな表情で彼女は逸物を優しく包み込むかの様に握る
綺麗で繊細そうな白い彼女の手の中でビクビクと震えるグロテスクな肉棒というアンバランスな光景は何処か背徳的なエロチズムを感じさせる
「うっ、く、あ・・・はぅぅ・・・んんっ!」
「んんっ!ちゅ・・・んぅ」
鈴がセシリア一人の独走はさせないとばかりにキスをする。ちゅぷちゅぷと互いの唾液を止めどなく流し込み嚥下する。
にゅるにゅると舌と舌が擦り合わされ、絡み合いながら興奮を駆り立ててゆく
「ちゅ、んんっ・・・うあっ!」
鈴とのキスに意識を集中させていた少年の背中に甘い痺れが迸る
視線を向ければセシリアが自身の豊満な乳房で彼の肉棒を挟み込み、全身を使って扱きあげていた
中々のサイズである彼女の胸でも収まりきれ無かった赤黒い亀頭からビクビクと先走りが溢れ出していた
「んっ・・・」
ソレを舐めとりながら器用に胸で上下に扱いてゆくセシリア
彼女の柔肉に包み込まれた肉棒が震えながら先走りを溢れさせ、彼女の唾液と混じり合って垂れると、潤滑液となって滑りを良くしてゆく
最後に先程から鈴とセシリアの競艶を見ている事しか出来なかった箒は、一人だけ取り残されたような疎外感を味わっていた
本来なら秘められるべきである行為を他者に見られながら行われている事に気恥ずかしさを覚えつつも、確りと見ている
眼前ではまるで中毒患者の如くキスに夢中になる鈴、自分に迫るサイズの乳房で肉棒を扱き上げながら口で加えたり、舌で亀頭を舐めながら奉仕しているセシリアがいる
「ふにゃぁ!あぁん!」
ただ責められるだけでは無いと言う様に少年が鈴の股に手を伸ばし、ISスーツをずらして指を挿入した
既に濡れていた小さめの膣口は易々と挿し込まれた指を呑み込み、ぐちゅぐちゅという音を立てながら蜜が掻き出されてゆく
人差し指と中指が蜜壷を掻き回し、親指で尿道口と陰核を擦る
上下の口から与えられる快楽に鈴の表情が段々と蕩けてくるが、彼女も負けじと少年の乳首をさわさわと撫でる様に愛撫する
「ふぁ・・・ああ・・・・ちゅ」
心地よさそうな表情でキスを続ける少年に近づくと、箒は空いている片方の彼の手を自分の胸に当てた
その要望に応えるように掌がISスーツごしに彼女の胸を揉みしだいてゆく、ゆっくりと弾力を確かめるような動きから、指を這わせるような動きで胸を愛撫してゆく
「はあっ、あぁ・・・・・」
少年の指先が固くなってゆく乳首を撫で上げるように細やかに動き、指の腹で円を描く様にクリクリと乳頭を刺激する
今度は直接ISスーツの隙間から手を差しこみ胸を鷲掴みにして揉んでゆく、ISスーツによって押し付けられた掌や指が彼女の乳房を這い回る
「あっ、もう・・・・出る!出ちゃいます!」
セシリアのパイズリフェラ、鈴のディープキスと乳首責め、箒の胸への愛撫とそろそろ少年も限界を迎えそうであり、腰が知らず知らずの内に跳ね上がってゆく
「はむっ、んぢゅぅぅぅ・・・」
「あっ!?ああああああああッ!!」
少年の絶頂間近なのを感じたセシリアが一気にバキュームフェラで肉棒に吸い付き、中身を吸い出そうとした
不意打ち気味に襲ってきた強烈な快楽の前に少年はあっさりと限界を迎える
腰が溶けてしまいそうな感覚が全身に広がり
「_____くあああッ!!」
「んぶううううう!!?」
「ひっ、あああああああッ!」
「くぁぁ・・・・」
少年が放った白い濁流は肉棒をくわえ込んだセシリアの口へと流れ込み、一気に彼女の口腔内を満たしてゆき、飲みきれなかった白濁が彼女の口元から垂れ落ちる。
鈴も絶頂によって堪らずキスを中断して嬌声を上げながら、蜜壷から一際多く蜜を吐き出しながら体を痙攣させていた
箒は二人と比べて軽めの絶頂であり、小さめの声で快楽の息を吐き出す
四人とも荒い息を吐き出しながら絶頂の余韻に浸っていた
「鈴さん、どうぞ」
「う、うん・・・・」
寝そべった少年の勃起に跨り、鈴は自らの膣口に肉棒の亀頭を触れ合わせる
蜜壷から垂れる蜜が肉棒を伝ってゆく
そして鈴はゆっくりと腰を降ろす
「んああああッ!入ってきてるぅ・・・」
「くっ・・・は・・・」
にゅぐぐう、と鈴の膣内へと入っていった肉棒であったが、そのキツさと締め付けに少年も声を漏らした
彼の巨大な肉棒が小さめで狭い肉洞を押し広げながら突き進んでゆき
「ひぁっ・・・・・!」
「うっ・・・・・」
肉棒の先端が彼女の最奥部とぶつかった。
子宮が叩かれて揺さぶられた衝撃に喜悦の声を上げる
その光景を見ていた二人は恥じらいと驚きに目を見開いていた
「・・・・あんなに大きいのが入るなんて」
「鈴さんのアソコもあんなに広がって・・・お腹も少し盛り上がってますわ」
「ちょっ、ちょっと実況しないでよ!恥ずかし、いひぃぃぃぃッ!!?」
実況気味の会話をする二人に文句を言おうと鈴が体勢を動かした途端、子宮口に亀頭がめり込み、まるで電流を流し込まれたかの様に背筋を伸ばしたままで固まった
鈴は何もない天井を仰ぎながら、仰け反った格好のままで全身を痙攣させていた
だが、そんなの関係ねぇと言わんばかりに少年は一気に鈴の突き上げた
ぐっ、と子宮が持ち上げられて体が一瞬浮き上がったかと思うと、亀頭が落ちてきた子宮と激突した
「あひぃぃぃぃぃぃぃぃぃっ!!?」
脳内で白い火花がスパークしたかと思うと、ソレは打ち上げ花火の様にどんどん爆発してゆく
少年が一突き、子宮を揺さぶる度に体中に電流が駆け巡って脳内を焦がしてゆく
彼女のGスポットが容赦無く抉られ、子宮を貫かんと蹂躙されてゆく
「しゅごい!しゅごい!しゅごいぃぃぃぃッ!!」
呂律の回らない声で歓喜の声を上げる鈴
少年の肉棒が激しく抜き差しされ、膣肉を引っ張り出される様にカリ首が抉ってゆく
ぱちゅん、ぱちゅん、と肉と肉が打ち付け合う音が響くと同時に噴き出す愛液が少年の下半身を濡らす
「あはあああッ!!あひっ、はひぃん!」
彼から与えられる快楽の前に、鈴は恥も外聞も無く悦びを曝け出す
体中を駆け巡る熱と快楽電流によって、何もかもが溶け出してゆく様な感覚
気持ちいい、ただそれだけで十分だった
その肉欲に従う様に膣肉がうねり、悦楽を貪ろうと肉棒を絞り上げてゆく
「うぐっ・・・!?」
思わず下腹部からこみ上げてくる欲求に耐えながら、少年は彼女の慎まやかな胸の頂点を摘んだ
「いっ、ぎいいいいいいッ!!!?」
きゅっ、と摘まれた乳首からの突然の痛みスレスレの快楽が鈴の脳髄を灼く
哀れな肉人形となった鈴は少年のピストン運動によって跳ね上げられ、トレードマークのツインテールを振り乱し、口の端から涎を垂らしながらよがり狂う
ゴリゴリと的確にGスポットを抉り、その小柄な体躯を跳ね上げる肉棒と、押しつぶされ引っ張られた乳首との痛みと快楽の二重の責めに敏感体質な躰は呆気無く限界を迎える
「あっ、ああっ!もうくるッ!しゅごいのくるうううッ!」
そんな彼女に止めを刺さんと少年も動きを早め、獣の様な唸り声を上げながら搾り取る様に蠢く膣を抉ってゆく
そして肉棒が子宮口へと叩きつけられた直後
「くっ、くああああああああ!!」
「あひっ・・・あ゛あ゛あ゛あ゛あ、あ゛あ゛あ゛あ゛〜〜〜〜〜〜〜ッ!!」
びちゃびちゃびちゃ、と精が子宮へと流し込まれてゆくと同時に鈴も潮を噴いて絶頂を迎えた
精を求める彼女の膣口は最後の一滴も残さず搾り取ろうと蠢く
「くっ・・・・」
ぎゅうう、と吸い上げる様に締まった膣肉が残っていた白濁を絞り出され、少年も思わず歯を食いしばる
「あはぁぁぁ・・・・・」
怒涛の快楽地獄を受けた鈴は蕩けきった表情で、体中を痙攣させながらベンチに倒れこんだ
少年が肉棒を引き抜こうとするが、雄の遺伝子を逃してなるものかと膣肉が絡みついて中々抜けず、じゅぼんっという音と共に何とか引き抜けた
「はひぃんッ・・・」
平均サイズを大きく上回る少年のモノを受け入れていた鈴の膣が一気に窄まる
ベンチに跨るようにガバッと広げられた股の間から白濁がぶびっ・・・と下品な音を立てて噴出した
「・・あ・・ああ・・・出ちゃう、出ちゃうよぉ・・・」
同時に快楽で緩んだ尿口からもじょろじょろ、と黄金水が勢いよく吹き出して水溜りを作ってゆく
「はぁぁ・・・・・・」
無様な格好で黄金水を噴き出す鈴は、うっとりとした表情で排泄による浅ましい快楽に浸っていたのだった
「・・・・・・・」
そんな卑猥すぎる光景に少年の肉棒に力が戻ってゆく
ふと、見ていた二人に目をやると鈴の乱れた様子に魅入ってしまっていた様だった
「あの・・・・大丈夫ですか?」
「は、はいッ!?だだだ、大丈夫ですわ!」
「あ、ああ・・・」
呆然としていた二人に声をかけて、現実に引き戻す
「それでは、次は私が・・・」
セシリアがおずおずと前に出る
少年は彼女の腕を取って自分の元へと引き寄せると、唇を重ねた
「はぁ、ん・・・ちゅ・・・」
「ん・・・ちゅ・・・」
ゆっくりと彼女の口腔を味わう様に舌を挿し入れて、内部を舐め回してゆく
ぽってりとした唇のふにゅふにゅした感触を味わい、舌を伝って流れ込んでくる唾液を嚥下してゆく
にゅちにゅちと舌同士が絡み合い、互いの荒い吐息が伝わり合う
「はぁ、シュヴァンツさん・・・・」
うっとりとキスの甘美な味わいに酔いしれるセシリア
少年とのキスはそれなりに嗜み味わってきた上等なワインよりも、甘美な味わいであった
カールしている金髪を彼は撫でる
ふわりと彼女の使っている高級シャンプーの香りと香水の香りが少年の鼻腔に入ってゆく
「セシリアさん・・・いい匂いですね」
「それは良かったですの・・・」
少し気になっていた体臭が大丈夫と知って、セシリアは安堵した
二度、精を放っても全く衰えを見せない肉棒の猛りが、その威容を見せつけている
待ちきれないとばかりに、鈴口からは先走りが溢れ出していた
それじゃあ・・と少年が挿入しようと彼女の腰を掴むと
「ま、待ってください」
セシリアが潤んだ瞳で止めた
それから彼女は後ろを向いて見せ付ける様に尻を向けてから
「あの・・・今回はお尻で・・・・」
自らの手で尻たぶを押し広げて肛門を見せつけた
括約筋がキュッとしまった肛門の周囲には薄く金色の陰毛が生えており、卑猥な光景は興奮を沸き立たせた
少しプッツンした少年は問答無用で彼女の菊門に口づけをして、舌で括約筋をなぞり上げた
「ひああああっ!!?」
ヌルリした感触が尻の穴を這い回っている感触に目を見開きながら、ピクンと体を跳ね上げた
箒は両手で顔を抑えて恥ずかしげに見つめていた
「待って!そこは汚いからぁ!」
「そんな事はないです。セシリアさんのココ、可愛くて綺麗ですよ」
「やぁっ!!あっ、ああん!」
嘗てスミカにした様に愛でる。啄むようにキスをしながら、皺の一本一本、穴の淵を丁寧に解すように舌で舐めしゃぶってゆく
セシリアも手に入れた参考資料からアナルセックスを知っていたが、まさか指では無く舌で解されるなど想像もしていなかった
だが、熱く湿った舌が肛門を這い回る感触が気持ちよかったし、そんな所に舌を這わせられる位に自分の事を想ってくれる証拠だとも感じられて嬉しかった
だが、そんな感情も束の間、彼女の肛門に未知の刺激が走った
「あ、あああああッ!?う、嘘!?お尻に・・・!」
ヒクヒクと呼吸するように広がりを見せた穴に少年の舌が挿し込まれた
排泄する場所であるから、侵入を拒もうと外へ追い出そうとする感覚が舌先に感じられた
少年はスミカとアナルセックスをした時と同じ様に舌を深く挿し込み、菊門を広げるようにぐるりを回して腸壁を愛撫する
「や、ああああっ!なかぁ、中まで舌がぁ!ひぁぁっ!!」
流石の彼女もまさか肛内を舐められるとは思っても見なかっただろう
毎日、排泄物を出している不浄の場所を少年の舌が入っているという事実に羞恥を覚えると同時に、得体の知れぬ興奮が彼女の性感を駆け巡っていた
苦味を感じ、腸液が溢れてきた事を確認した少年が舌を引き抜くと、広がった肛門がヒクヒクと窄まろうとしているのが見える
「そろそろ・・・」
「ひうっ・・!」
少年はセシリアが持ち込んでいたローションを肉棒にかけ、彼女の尻にも塗りたくった
ぐちゃりぐちゃりと彼女の尻穴を潤滑液で濡らしてゆくと、膣の方からも愛液が溢れており床を濡らしていた
「ふふっ・・・お尻を弄られてオマ○コが濡れちゃいましたか」
「い、言わないで下さい・・・ひぃん!」
ギラギラと暴力的で獣の様な瞳の少年はニヤリと嗤いながら、彼女の尻穴をほじくっていた
指を引き抜くとぬめぬめとした線を引きながら、括約筋がひくついていた
「じゃあ、挿れますよ・・・」
「や、優しくお願いしますわ・・・・」
猛りに猛った肉棒がひくつく尻穴にあてがうと、手で調節しながら先端を回すようにして捩じ込んでゆく
抵抗を感じながらも、ゆっくりと肛門の中に沈み込んでゆく
「あっ、ああっ!入ってきますの・・・・!」
「うわぁ・・・・」
肛門が信じられないほどに拡張され、女子供の腕より太いんじゃないか思える肉棒が目地込まれてゆく様子を箒はまじまじと眺めていた
少年も久しぶりに味わうアナルの感触についつい腰を突き出してしまった
「かっ・・・・はっ・・・・!?」
一気に半分以上も腸内に突き込んでしまい、セシリアの目がカッと見開かれた
金魚の様に口をパクパクさせながら、初めての感覚についつい力んでしまった
すると異物を感知したアヌスがうねり始め、括約筋が締る
「う、くっ・・・・」
ならばと少年は容赦無く肉棒を尻奥に叩き込む
セシリアのムッチリとした白い尻肉に少年の腰が打ち付けられる音が響く
「んおおッ!?・・・ま、待ってぇ・・・あおおおォッ!!」
「くああああっ・・・・セシリアさんのお尻っ、気持ち良くて・・止まらないんです!」
熱く滾ったモノが腸壁を抉る様に突き進み、そして引き抜かれてゆく抽送に引っ張られた括約筋がめくれ上がり、強烈な排泄の快感を味わうセシリアが獣の様な咆哮を上げる
容赦無しにズンズンと肉棒を抜き差しする少年も想像以上の気持ち良さに抑えがきかなかった
「こ、壊れるっ!お尻っ!壊れてしまいますっ!」
「くぁ、あっ、あああっ!!」
ぱんっ、ぱんっ、と肉と肉を打ち付け合い肛悦を貪る二人
強烈に締め上げる括約筋が肉棒の抜き差しに合わせ、沈み込んだり引っ張られたりする
「おほおおおおおおッ!!め、捲れるッ!お尻が捲れるぅ!」
異物を排除しようと蠢く腸内を濡らす腸液が、肉棒の滑りを加速させてゆく
深く挿し込まれては引き抜かれる同時に括約筋が引っ張られ、ローションと彼女の腸内から掻き出された腸液が入り混じって、ぶぽっ、ぶぽっ、と下品な攪拌音を響かせている
子宮を裏側から抉るように荒々しく抽送を行ってゆく
「あひィ、んほォ、んああァ!!」
そろそろ限界と感じた少年は激しく責めてゆく
彼女の膣に指を挿し入れ、膣肉を掻き回す
「ああああああっ!両方なんてぇ!」
膣肉越しに腸内を抉る肉棒を扱くように愛撫する
腸壁を押し当てると同時に膣肉を擦り上げ、二重の快楽に腸内がうねりを上げて吸盤の様に肉棒へ吸い付き、括約筋に強烈な力で締め上げた
「っああああああああ・・・ッ!!」
「あおおおおおおォォォォッ!!!」
二人は獣の様な嬌声を上げて果てた
強烈な快楽に耐え切れなくなった肉棒から白濁が放たれ、セシリアの腸内を逆流してゆく
強烈な力で根元を締め上げられているためか、多少の痛みを伴いながら精を吐き出してゆく
「く、はぁ・・・・・・」
「んほォ・・・・・・・」
ぬぽんと肉棒が引き抜かれると、セシリアが悦楽の声を吐き出す
ポッカリと空いた肛門からはブビッ、と下品な音を立てて白濁液が垂れていった
「ふぅ・・・・少し置いてきぼりにしてしまいましたね、箒さん」
少年が箒の方へと向くと、彼女はびくっと体を震わせる
先ほどの二人の様子を見て、少し怯えてしまっているようだ
仕方がない、と少年は優しく語りかけた
「怖いですか・・・・?」
「その・・・少し・・・」
もじもじとする箒はしおらしかった
そんな箒を見て、一夏さんの前でもその感じでいればいいのに・・・と思ってしまう少年
「わ、私もあんな風になるのか?」
「鈴さんやセシリアさんは素質と経験であんなに乱れたんです。束さんによると箒さんはオナニーとか全くしないでしょう?」
「あの人は何を教えてるんだ!!?」
姉のプライバシー侵害行為に箒は思わず声を荒げた
自分の性事情まで把握されていると監視でもされているのか?と疑りたくなる
「まぁ、前に三回ほど中出ししましたし・・・今回は本番無しにしますか?」
「・・・本番は・・・また今度頼む」
次の約束を取り付けた少年はニッコリと笑顔ではい、と答えた
「やっぱり箒さんのおっぱい大きいですね・・・」
「い、言わないでくれ・・・気にしてるんだ」
箒の後ろへ回った少年は彼女の胸を下からすくい上げるように揉む
手のひらに伝わる柔らかさと重さに昂ぶりを隠せず、肉棒がピンッと反り立つ
掌では包みきれない乳肉を解す様に、ゆっくりと優しく揉んでゆく
その手つきは優しく、決して荒々しくしない様にと彼女に対する配慮が感じられる
そして同時に女性としての性感を刺激する様に、じっくりと快感を与える手つきでもあった
「はぁっ、やっ、あ、あん・・・」
甘い声を上げながら体を震わせる箒の乳首も先ほどの責めで既に勃起しており、ふるふると小刻みに震えていた
少年は人差し指で乳頭を撫で擦る様に刺激をする
そのまま乳首の淵をなぞる様に刺激してゆき、親指も使って摘む
「はぁッ・・・あっ、ああんッ!」
今度はクリクリと転がす様に押しつぶし、横へ伸ばすように愛撫する
くにくにと転がされるグミの様な固さと柔らかさを持った乳首から伝わる鋭い刺激に、箒はただ悶えている
既にISスーツの股布はじわりと濡れており、絞れば彼女自身の体液が出てきそうであった
すると不意打ち気味にギュッと乳首を引っ張り上げた
「うああああああッ!!」
痛みに近い快感が箒の脳内を灼く
解放された乳首がジンジンと熱を持ち、空気に冷やされる事で背筋にゾクゾクとした甘美な痺れが奔る
すると彼女の股間に肉棒が挿し込まれた
「え・・・!?」
「足、締めてください」
箒が驚く暇もなく少年は肉棒を太ももと股に擦りつけ始めた
ISスーツ越しに膣口とクリトリスを擦り上げる肉棒へ染み出した彼女の愛液が塗りたくられてゆく
「ふぁっ!あっ!ああっ!」
「はっ!はぁっ!・・・箒さんの太腿、気持ちいい・・・」
薄い水着の様なISスーツ越しに感じられる快感は直接では無くとも十分な刺激をもたらしていた
ぬちゅ、ぬちゅと汁で濡れた肉棒が股間と太腿に擦れ合う粘性の音が響く
肉棒も先端からぽたぽたと先走りを足元に垂らしていた
箒も無意識に股間を肉棒に擦りつける様にしていた
「あぁんっ!」
カリ首がクリトリスを引っ掛ける様に押しつぶし、強引に膣口を割り開く
無意識に前後へと動かされる腰の動きと、少年のピストン運動が重なり合う
ぷちゅ、ぷちゅ、と股布と肉棒が擦り合わせられる事で、垂れ出ている愛液が糸を引いてゆく
箒の耳元に熱い吐息が吹きかかる
少年は彼女のくびれた腰を掴んで抽送を続けている
「はっ、はぁっ・・・・」
箒が少年の頭に手を回して振り向く
淫蕩な熱に浮かされた互いの瞳が交差し合い
「くっ、あああああっ!!」
「はあああッ!!」
箒の股間から飛び出した肉棒が白濁を吐き出していた
直に射精の脈動を感じ取った彼女もまた絶頂を迎え、愛液を塗りつけてゆく
ゆっくりと肉棒が股間から引き抜かれると愛液の糸が引き、ぷつりと切れるのであった
「ふぅ・・・・・・・」
箒達との行為を終え、後始末も確りと行った少年はシャワーを浴びるべく足早に部屋へと向かっていた
ピット内での後始末は済ますことが出来たが、体に付いてしまった匂いは洗わなければ取れない
性臭をぷんぷんさせながら校内を歩くことなど出来ない為、少年は誰にも見つからない様に急いでいた
彼女達も同じ様に体に染み付いた性臭を誤魔化すべく、セシリアの香水をきつめに振りかけてから部屋へと向かった
ISスーツも汚れたまま放ったらかしにしておく訳にはいかず、洗う必要があるだろう
予備のスーツがあるから実習があったとしても直ぐに対応は出来る
すると一夏が向こうから歩いてきた
「お、シュヴァンツ」
「一夏さん・・・・」
内心の動揺を抑えながら、可能な限り自然な様子で返す少年
「どうかしたんですか?」
「いや、ちょっと書類を書かされてたんだけど、山田先生が何枚か足りなくて用意しに行ってるんだ。だから、その間にボディソープをシャルルに届けてやろうと思って」
一夏の手には詰替用のパックが入った袋があった
転入してきたばかりで慣れていないシャルルの為に買ってきたのだろう
詰替用を用意する辺り、一夏の主夫具合が分かる
少年としてはさっさと立ち去りたい所だが、山田先生や一夏が少し困る事態は避けたいし、彼自身もお人好しの部類に入るので・・・
「じゃあ僕が届けておきます」
「いいのか?」
「山田先生がオロオロする姿を見たくはないですから・・・」
「ああ・・・じゃあ頼む」
少年は一夏から袋を受け取ると、さっさと終わらせようとシャルルの個室へと向かう
”ああ、もう・・・急がなきゃ”
目的の部屋にたどり着くとノックする
「シャルルさん、シュヴァンツですけど・・・・」
しかし返事が無い
「いないのかな?」
ガチャリとドアノブを回すと扉は開いた
“・・・鍵、かけ忘れたのかな?”
面倒だからボディソープだけ置いてさっさと戻ろうと、失礼だが部屋の中に入る
そして洗面所へ向かうと、何とシャルルはシャワー中だった
ボディソープをマットの上にでも置こうとした直後
「えっ・・・・・・・・・・」
「あ・・・・・・・・・・・」
ガチャリとシャワールームのドアが開き、シャルルの様でシャルルでは無い人物が出てきた
予想していた通り、シャルルの本当の姿なのだろう
制服に包まれていた躰は華奢で脚が長く、腰のくびれが胸を実質的な大きさ以上に強調して見せている
“シャミアさんよりも大きい、エイさんと同じ位・・・いや、それ以上だ”
様々な美女を抱いてきた少年の眼は即座にシャルルの胸の大きさを見抜いていた
「シュ、シュヴァン・・・・ツ・・・・」
混乱している彼女を見ないようにしながら、少年は冷静な態度で対応する
「ボディソープを届けに来ました」
「あ・・・ありがとう」
余りにも冷静な対応に拍子抜けしてしまうシャルル
「それじゃ・・・」
「ま、待って!!」
「何ですか?」
スルーリアクションのまま帰ろうとする少年にシャルルは思わず声を上げた
「その・・・シュヴァンツは僕が女の子だって事・・・・」
「知ってましたよ?」
「そうなんだ・・・・流石、篠ノ之博士の刺客だね」
何を今更、といった様子で返す少年に脱力したようになるシャルル
残念そうに落ち込む彼女に少年は言う
「貴女の事情を詳しくは知りません。ですが、困っているなら手を貸しますよ?」
「えっ・・・?」
「だって、どうあれ僕達は友達でしょう?」
その言葉にシャルルは信じられないモノを見た様な表情で少年を見た
「とりあえず何か話したいのであれば、お風呂上がってからにして下さい」
「あ・・・きゃああ!」
シャルルは可愛らしい悲鳴を上げてシャワールームへ戻った
「それと僕もシャワー浴びてきますので・・・もう一度ここに来ます」
「うん・・・・分かった」
そう言い残すと少年は自らの部屋へと戻ってゆくのだった
シャワーを浴び終えた少年は一夏にシャルルに用事があると言っておいた
彼女の部屋のドアをノックすると、入ってという声が帰ってきたので入る
するとシャルルはベッドに腰掛けていた
スポーツジャージ姿なのだがコルセットをしていない為か、それなりに大きいサイズの胸が膨らみを見せていた
彼女の隣によっこいしょと腰掛ける少年
「とりあえず・・・どうして男装なんてしていたのか、説明して貰ってもいいですか?」
「それは、その・・・実家の方からしろって言われて・・・」
「実家というとデュノア社ですか・・・・」
「うん。僕の父がそこの社長。その人から直接の命令なんだよ」
暗い表情のシャルルは続ける
「僕はね、愛人の子供なんだよ」
その言葉に絶句する少年
「引き取られたのが二年前。ちょうどお母さんが亡くなったときにね、父の部下がやってきたの。それで色々と検査する過程でIS適応が高いことがわかって、非公式ではあったけれどデュノア社のテストパイロットをやることになってね」
シャルルは健気に身の上を話してくれた
「父に会ったのは二回くらい。会話は数回くらいかな普段は別邸で暮らしてたんだけど、一度だけ本邸に呼ばれてね。あの時は酷かったなぁ。本妻の人に殴られたよ。『泥棒猫の娘が!』ってね。参るよね。母さんもちょっとくらい教えてくれたら、あんなに戸惑わなかったのにね」
あはは、と乾いた愛想笑いを繋げるシャルルであったが、少年はそんな彼女を見て、心が痛んだ
「それから少し経って、デュノア社は経営危機に陥ったの」
「『イグニッション・プラン』ですか・・・」
「そう・・・フランスはその統合防衛計画『イグニッション・プラン』から除名されていてね、第三世代機の開発は急務だったの。デュノア社でも第三世代機の開発をしていたんだけどラファールは第二世代機最後発でデータも時間も圧倒的に不足していて中々形にならなかったんだよ。それで、政府からの通達で予算を大幅にカットされたの。そして、次のトライアルで選ばれなかったら援助を全面カット、IS開発許可も剥奪されることになったんだ」
「まぁ軍事力はISだけで成り立っているわけじゃ有りませんし、495機の専用機の内の数機と簡易型量産機の為だけに莫大な金を掛けて開発して、生産ラインを維持するなんて中々に無理がありすぎますからね」
まぁ、ネクストも似た様なモノですが・・・と考える少年
「それで、男装は注目を浴びる為の広告塔。それに・・・」
「僕と一夏さんの機体のデータを盗むことですか・・・」
「そうだよ。僕は、あの人にそうしろって言われたんだ」
少年はやるせなさを覚えていた。そして考える。もしもスミカに拾われなければどうなっていただろう・・・と
恐らくはAMS適性が高いだけの失敗作としてアスピナの実験材料にされていたか
シャルルはありえたかもしれない未来の自分なのだと、少年は思った
「まあ、こんなところかな。でもシュヴァンツにばれちゃったし、きっと僕は本国に呼び戻されるかな。デュノア社は潰れるか他社の傘下に入るか、僕にとってはどうでもいいことかな」
「シャルルさん・・・」
「はあ、話したら何か楽になったよ。聞いてくれて有難う。そして、今まで嘘ついていてゴメン」
深々を頭を下げるシャルル
「僕には親がいません。ある研究機関に造られ、言葉を話せない欠陥品の烙印を押されました」
「え・・・?」
孤児とされていた筈の少年の過去を聞いたシャルルは言葉が話せなかったという過去を驚いていた
「だけど、僕はある人に拾われた。その人のお陰で僕は誰かと話すことも、知らない世界を知ることも、人を愛する事も知った。家族ってそういうものだと思うんです・・・貴女はこのままでいいんですか?」
「良いも悪いもないよ。僕には選ぶ権利がないんだから、仕方がないよ」
彼女の顔にあるのが諦観
最早、何もかもを放棄してしまった者の表情であった
「いや、貴女にも選択する権利はあります」
少年は持っていた生徒手帳を取り出して読み上げた
「特記事項第二十一、『本学園に於ける生徒はその在学中に於いてありとあらゆる国家・組織・団体に帰属しない。本人の同意が無い場合、それらの外的介入は原則として許可されないものとする』つまり確実に後三年は大丈夫です。というか犯罪しなければ大丈夫でしょう」
それに・・・と少年は続ける
「確証は無いですけど、貴女は愛されていたと思いますよ」
「ど、どうしてそんな事が・・・」
言えるの!?と言おうとして少年に遮られた
「じゃあ、どうしてエージェントでも無い貴方をIS学園に転入させたのか?それに貴女の戸籍は僕と同じ自由国籍に変更されてますし」
「えっ!?」
少年の言葉にシャルルが驚愕の表情を浮かべる
彼は持ってきた端末のディスプレイをシャルルに見せる
そこには自由国籍と表示されているシャルルの戸籍が表示されていた
「じゃあ・・・僕は・・・」
「既に貴女の首輪は外れています。貴女は自由ですよ・・・それを行ったのは誰かは分かりません。貴女の父親か、フランス政府の人間か、はたまた天災の気まぐれか」
本当に分からないと言った様子で少年は答えた
するとシャルルはぽろぽろと泣き出した
「ちょっ、シャルルさん!?」
少年が何事か!?と慌てる
「ご、ごめんね・・・でも、嬉しかったんだ。僕は誰かに愛されてたんだって知れたから」
「シャルルさん・・・・・」
少年は優しくシャルルを抱きしめた
まるで泣いている幼子をあやす様に・・・
「よく頑張りましたね・・・もう大丈夫ですよ」
「っ!!・・・シュヴァンツは狡いよ」
「狡い・・・ですか?」
「狡いよ・・・こんなに優しくされたら期待しちゃうじゃないかぁ・・・」
「狡くても構いません。それでシャルルさんが救われるなら僕は何にだって成ってあげますよ」
「・・・・・馬鹿」
シャルルは泣きながらも嬉しそうな表情で少年を抱き返したのだった・・・
その頃、職員室では・・・・
「・・・・・・・ふ、ふふふふふ」
「ひいいいいいいいいいッ!!?」
ゴゴゴゴゴ・・・と千冬から妙な感情のオーラが湧き出していた
「アイツは私が居るというのにオルコットや鳳の方がいいのか?・・・やはり若さか?若さなのか?・・・いや、そんな筈はない、私の事を好きって言ってくれたし本名も教えてくれた・・・照れているのか?・・・・それだったら・・・可愛い奴め。私が愛し尽くしてやる・・・覚悟しておけよ?」
千冬から怒っているのか喜んでいるのか分からないオーラが放たれ、他の職員たちはただただ混乱するだけであった
“だ、誰か織斑先生を止めてくださいいいい〜〜〜〜〜”
隣にいた真耶はあわわわわわ、と涙目で震えながら必死に願うのであった・・・・
後書き
いやっふううううううううううう!!こんにちは、こんばんわ!ASTです!!
前回の更新から約三〜四ヶ月! やっと書き上げることができました!!
いやぁ・・・辛かった。大学での前半の最終課題とかね!まぁ、未提出とかもあるけど出せば大丈夫だと言い聞かせつつ書き上げました
今回はシャルとラウラの登場!そして性別バレのイベントまででした!!
そして書き上げた時の文字数が何と29,715文字!!なんじゃこりゃああああ!!?
いや、本当ならここまで時間がかかるなんて思わなかったんですよ
・・・その場の流れとノリに任せてたらエッチシーンが増えたんですよ
鈴ちゃんもまだ一回しかエッチしてないじゃないの!と思ったり、原作の展開に『ケモノのスミカ』な展開を加えたらどうなるのか
その結果がこれだよ!!
それでメモ帳にコピペしてから『・・・二話に分けられるんじゃね?』と思い分けた訳です
まず11話の方で箒の処女が見事に尻尾君へ捧げられました。これを期待していた人も多かったのでは?と思います
ついでにエロダンスさせました。これは完全に趣味です。下品な事させるの好きですから
そしておふざけで書いた廊下での激戦
生徒最強の会長もおふざけに参加というか悪乗りして、予想外の一撃を喰らった訳です
禁忌の必殺技は完全に捏造設定です
尻尾君が初めて食べたセシリアのサンドイッチはソルディオス的なモノでも挟まっていたのでしょう。それかAMIDA的なナニカ
そしてヒロイン達は原作よりも恋愛において寛容というか達観しているというか、セフレや愛人的な立場を理解してますので暴力的ではないです
そして、こちらの12話
まず尻尾君の第五世代ISの説明。武装に関しては第二世代と変わんないな思い、コジマ技術の使用している事が第五世代機という事にしました
AMSについては使用していなくとも第五世代といえるけど、性能をFullに発揮は出来ないという設定
それと危険性とか尻尾君が無理やり流して、気にさせないようにしてます
国際法的にアウトな気がしますけどラウラの目の様な事もOKな感じですし大丈夫かな?
一夏に色んな武器を試させた訳ですが、ちょくちょくネタを挟みたかったんです
そして4P・・・これがノリと流れに任せた結果です
4Pと言っておきながら、最初の方だけで後は順番にエッチするだけというお粗末なモノ
これは自分の力量不足です。申し訳ありません
さて、鈴ちゃんは何ていうか貧乳エロキャラにしやすいです
・・・エロゲーに彼女みたいなヒロインがいたのでアヘ顔とか喘ぎ声とか参考にしてます(寝取られ陵辱モノですが・・・)
脳内で鈴の声も下田麻美じゃなくて、そのヒロインの声になってました。分かっても分からなくても良いです
セシリアは何とかスカトロプレイへの布石を打っておこうと、アナルセックスになりました
『ケモノのスミカ』からも参考にさせて貰いました
箒については乳首責めと素股で終わらせました。
正直な所、エッチシーン書くのに疲れました・・・だから箒がヘタレて素股になりました
文章もダメダメですね・・・・精進せねば
んで、シャルの性別バレイベントですが・・・・
原作通りにやったら4Pで一人十分程度しか時間が取れないという事になって、ネットで平均の性交時間を調べてから、間に合わせる為に箒達と尻尾君を先に上がらせました
そして登場人物が優しめの世界である『ケモノ』の世界観を取り入れました
尻尾君と同じ自由国籍になればシャルも一応は安全でしょう・・・・シャルが自由国籍になれる様に手引きしたのは誰なんでしょうね?
デュノア社社長?フランス政府の良識ある人?それとも天災博士の気まぐれ?
さてさて、誰なのかは自分も決めていません
シャルの『・・・・馬鹿』一連の慰めは書いている自分でもどうしてこうなったと思いながら悶えてました
そして千冬姉がキャラ崩壊を起こしている・・・恋とは人を変えるものなんだ・・・・
という訳で、まだまだ未熟な自分の駄作を楽しみに待ってくださっていた読者の方々には深い感謝をしています
これからも筆が進む限り書いていこうと思いますので、よろしくお願いします。
年末に投稿する事になるとは思っても見なかった・・・
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