in side
え〜、ただいま修羅場になっております。というのも、両儀 式と蒼崎 橙子にすっごく睨まれてるからです。
いや、ちょっと待て。なんで、ここにあんたらがいるの? ここってFateの世界だよね?
ちなみにだが、この時Fateと空の境界が基本的に繋がってるのを忘れてたりするんだが……
「私達を知ってることはまだいいが……そこにいる英霊はまだしも、そうではない者達を連れる君はいったい誰なのかな?」
「ええと……通りすがりのサマナーで〜す……」
橙子さんに睨まれつつ答えてみるんだが……今度は変な顔をされました。なんでさ?
「サマナー? 召喚士? どういうことだ?」
「いや、事実だ。我々悪魔を召喚し、共に戦う者。それが我らの世界のサマナーのあり方なのでな」
「悪魔? おいおい、あんたはどう見ても悪魔には見えないぜ?」
首を傾げる橙子さんにスカアハが説明するのだが、今度は式が訝しげな顔をしてしまう。
まぁ、スカアハ達はどう見たって少女や女性の姿だしねぇ……服装はともかく……
「我々の世界では我々のような存在を総称して悪魔と呼んでいる。むろん、私達のような姿以外の悪魔も存在しているがな」
「そういえば、先程も我々の世界と言っていたが……まさか、異世界から来たとでも言うのではないだろうな?」
スカアハの話に橙子さんが睨みつけてくる。この時はわからなかったんだけど、異世界から来るってこっちじゃ第二魔法にあたるらしい。
魔法に至ることをある意味目標にしてる魔術師から見たら、そんな馬鹿なと怒ることらしいんだよね。
「では、一緒に来るかな? この女を治療するためにボルテクス界……我々が来た世界のことだが、そこに戻るつもりだ。
ここではこの女を治療するには我らには色々と難儀なのでね。どうするかな?」
と、スカアハが意味ありげな視線を向ける。
ま、スカアハも言ってたけど確かにこの世界でバゼットを治療するとなると色々と問題があるしな。
多少面倒でも戻った方が治療はしやすいか……
「いいだろう……私も付いて行こう」
「いいのか?」
「どうやら、私に頼まれた義手はそこの女の物らしいからね。それに異世界とやらに興味はある。で、君はどうするんだい?」
視線を向ける式に来ると言い出した橙子さんは笑みを浮かべつつ答えてくれました。
けど、頼まれたって? そういや、ここに橙子さんと式がいるのはなんでだろうか? なんか、義手がどうとか言ってたけど。
で、その橙子さんは士郎に顔を向ける。士郎はといえば戸惑った顔をしていたが――
「行きます! あの占い師が行っていたのはこのことかもしれないから……だから……行きます!」
決意を秘めた顔でそんなこと言ってくれましたが……占い師って何さ?
そんなわけでお客さんを連れてボルテクス界に戻る羽目になったのだった。うん、なんだろ、この展開……
「ふむ、私達のことが物語になっている世界か……普通ならふざけるなと言いたいところだが……」
「普通はそうだろう。その辺りはいずれ詳しく話すことになるだろうがな」
なにやら難しい顔をしている橙子さんにスカアハが話し合っていたりするのだが――
ちなみになにを話してるかといえば、ボルテクス界のこととか俺達が何をしてるのか……
んでもって、なぜか俺の世界じゃ士郎や橙子さん達が物語になってるとかを話してるんだわ。
いや、そこまで話しちゃっていいのかね?
なお、士郎や橙子さん達があそこにいる理由も聞いていたのだが、どうやら『アオイ シンジ』なる人物がそうしたらしい。
士郎の方は怪しい占い師だと言っていたけど、スカアハ曰くその人もシンジの可能性が高いそうな。
ついでに言うとそのシンジという人がスカアハとクー・フーリンを俺のとこに寄越した人でスカアハの知り合い。
なおかつ、俺の協力者らしい。ただ、わけあって会うのはまだ出来ないとスカアハが話してたけど。
ただ、俺としてはあまりにも怪しすぎる人なんですけど。俺の協力者というけど、やってることがさ……
いや、スカアハとクー・フーリンはいいよ。色々と助かってるし。でも、士郎と橙子さんと式はなんで寄越したのさ?
「あ、あの……あれって……見てていいんですか?」
「良く考えたまえ。君がどうにか出来ることだと思うか?」
バゼットを肩に抱える士郎が戸惑った顔をしてるが、橙子が呆れた顔をしてこっちを指差す。
さて、どういうことかというと――
「手伝えや、スカアハァ!?」
「ぐおぉぉぉ!?」
「やかましい!?」
俺達、ただいま絶賛悪魔と戦闘中です。いや、ボルテクス界に来たんだから当然なんだけどね。
で、なぜかスカアハは参加せずに橙子さんと話し合ってると。叫んだ上に向かってきた悪魔を苛立ちで蹴飛ばしたのは悪くないと言いたい。
「なに、士郎達の世界に戻れば、またランサーのような奴と戦うことになるだろうからな。
これはその時の為の修行だと思え。それに手伝いはいるであろう?」
なんてことを言いつつ、スカアハはある方向を指差す。俺もそこへと顔を向けるのだが――
「ふん!」
「ぎゃああぁぁぁぁぁ!?」
そこには元気に悪魔を斬る式の姿があったのだった。
「いやさぁ……知ってたけどさ……チートだよなぁ……直死の魔眼ってさ……」
「呆れてないで手伝ってやれ。流石に疲れが出てきてるからな」
「へ〜い……」
うん、本当にチートだよね、直死の魔眼って。一突きで悪魔が一撃だし。
でもまぁ、スカアハの指摘通りで良く見ると式の息が上がっているように見える。いや、実際にそうなんだろうけど。
そんなわけで返事をしつつ、式の手伝いをしようとして――
「いや、あんたも戦って欲しいのですが」
「さっさと行け」
スカアハに声を掛けたらそう返されました。うん、ひどくない?
まぁ、文句はあったが式の手伝いをするべく、武器を持って向かうのでした。
うん、とっとと終わらせよう。色々とあって疲れたしな。
「あなた達……良く戦えるわね……こんなのと……」
「ええと……慣れ……かな? あ、アギラオ!」
一方、つらそうにしているキャスターに理華が答えると、悪魔が来たんで魔法を放っていたが……
なぜか、キャスターは理華を睨んでいました。なんでさ?
「まったく、あの子はなんなんだ? 詠唱も無しに魔術を使うなんて……嫉妬どころか殺意が湧きそうなんだがな」
「この世界の魔法は構成……いわゆるイメージをし、それを解き放つ形だからな。
むろん、ただイメージすればいいというわけではないし、人にはまず無理なことだ。
ただ、何かしらの壁を越えれば、彼女のように使えるようになることもあるが……基本的に悪魔が使う物と言えるな」
呆れている橙子さんだが……言ってることは物騒なんだけど……でもまぁ、それだとキャスターが睨んでるのもわかるかも。
スカアハはそのことに関して説明してたりするけど……壁を越えればって、あれか……
理華は気付いて無いようだけど……気付かれたらなんと説明しろと?
そんな不安を抱えつつ、俺達は無事ノーディスにたどり着くのであった。
で、到着すると俺もお世話になったことがある病院に行き、橙子さんの手によってすぐさまバゼットに義手を取り付けるための手術が行われた。
時間が掛かるかなぁ〜と思ったんだが、数時間で終了。橙子さん曰く、「意外と機材がそろっていたので助かった」とのことらしいけど。
で、バゼットはそのままその病院に入院してもらうことに。まだ、意識は回復してないそうな。
俺達はというとその日は家にて夕食となり――
「うん、うまいじゃん」
「ははは、ありがとうございます。さっきは全然役に立てなかったから、これくらいはしないと思って」
俺のひと言に士郎は照れくさそうにしている。というのも今回の夕食、士郎も手伝ってるんだよね。
しっかし、ゲームでも言われてたが、うまいんだよマジで。で、理華とルカが微妙な顔をしてるのは……言わない方がいいよな?
「まぁ、別に無理に戦おうとしなくてもいい気がするけどなぁ〜……俺なんて、戦い始めた頃は怪我が絶えなくてさ〜」
「怪我だけじゃなくて、死にかけてたでしょうが。何度も」
なんてことを言ってみたら、理華に睨まれました。うん、それは言わないでね。
いや、良く生きてたよね、俺って……流石は魔法と感謝してたりもするけど……
「そうだ。お前の魔術を見てもらったらどうだ? 幸い、ここには魔術師がいるしな」
なんてことを言い出すスカアハ。確かに橙子さんやキャスターがいるしな。
「え? いいん……ですか?」
「まぁ、別にそれくらいなら構わんさ。私としてもそれなりに興味があるしね」
戸惑ってる士郎だが、橙子さんは笑みを漏らしつつそんなことを言ってたりしてました。
そんなわけで夕食が終わって片付けをしてから、士郎の魔術を見ることになったんだが――
「そうだ。魔術をやるんだったら、こいつを投影しろ」
と、スカアハが士郎に渡したのはナイフだった。あれって、確か俺が初めて使った奴じゃなかったっけ?
「え? でも、投影は効率が悪いってじいさんに――」
「いいからやってみろ」
「どういうことだ?」
「なに、見てみればわかるさ」
戸惑う士郎だが、スカアハはというと腕を組みつつそう言い返す。
橙子さんが訝しげな顔をしてるが、スカアハは涼しい顔をしているけど……
そういや、士郎が使う魔術って投影じゃなかったっけ? あれ? なんでスカアハが知ってんだ?
俺の場合はゲームとかだけど……スカアハがそういうのを見てたりやってたりしてたようには思えないんだが――
「はぁ……同調、開始(トレースオン)」
「は?」「え?」
首を傾げながらもどうやら始めた様子の士郎。うん、魔法とか身近で見てたおかげか、なんとなくだけどそれっぽいのを感じるな。
逆に橙子さんとキャスターはポカンとしてたけど……なんかあったのか?
「投影、開始……(トレースオン)」
その間にも士郎の魔術は進んでいって、渡されたナイフと同じ物が出来ようとしてたんだが……
なぜか、橙子さんとメディアの顔が怖くなっていきました。いや、本気でなんでさ?
「ふぅ……出来ました……って、どうしたんですか?」
結構な汗を浮かべて息を吐いてた士郎だったが、橙子さんとメディアの様子に戸惑っていました。
いやね、睨んでるだけじゃなくて殺気も放ってるんだよ。なんでそんなことしてるのさ?
「なに……少々殺意が湧いただけだ」
「なんでさ!?」
橙子さんのひと言に士郎君驚いてました。いや、そうだよね。俺もなんでさ? っていう気分だよ?
士郎、何かしたんだろうか?
「わかってないようだな……聞いておきたいのだが、君は切嗣に魔術を習う時になんと聞かされていたんだ?」
「え? あ、魔術回路は創るものだって……」
「それだけか?」
「あ、はい……それ以外は魔術は秘匿するものだとか……そういうのを――」
「そう……なるほどね。その切嗣って人もそうだとは思わなかったようね。まぁ、ある意味当然なのだけど……」
橙子さんに聞かれたんで士郎は答えるんだが、更に聞かれたことに首を傾げながら答えてました。
で、なぜかそれを聞いてたキャスターが呆れたようにため息を吐いてたけど……どういうこと?
「君は知らないようなので言っておくが、魔術回路は一度創ってしまえばそれでおしまいだ。
そうすればスイッチも創られ、それを切り替えることで魔術回路を開いたり閉じたりすることが出来る」
「え? でも、俺は――」
「普通ならそうさ。でも、君の場合は気付かなかったか創られなかったかは詳しく調べなければわからないが……
まぁ、切嗣もこんなことになってるとは思いもしなかったのだろうな。普通ならまず起らないものだし」
話を聞いて戸惑ってる士郎に橙子さんは呆れた様子で説明していたが……
そういや、そんな話があったような……マズイ、Fateの内容忘れてるわ。帰ったら調べ直しておこうかな?
「そして、こちらが殺意が湧いた理由なのだが……結論から言おう。君の魔術はありえない」
「え?」
睨みつけるかのように話す橙子さんだが、士郎はというときょとんとしている。
ああ、思い出してきた。そういや、ゲームでもそんな話があった気がするわ。
「専門ではないがそれでも言わせてもらう。君が行った投影は我々から言えば投影ではない。
投影とは魔力で物を具現化する魔術なのだが……人のイメージとは設計図のように鮮明にとはいかない。
だから、形や性能が本来の物よりも劣化する。それに魔力は気化するものだからな。
数分もすれば魔力が抜けていけば現実に押し潰されて消えてしまうんだ。故にあまりにも非効率な魔術とも言われている。
だが、君の投影は違う。元のナイフと寸分違わぬと思える位の精巧なコピー。しかも、魔力が気化している様子も無い。
あまりにも馬鹿げてると言いたくなりそうだよ」
「そう……なんですか? 今まで大して気にはしたことは無いけど……そういえば、いつもよりは形がちゃんと出来てるような……
なんでだろ? いつもよりもちゃんと解析出来たからかな? なんか、いつもよりは創りやすかったような気がするけど……」
橙子さんの説明に士郎はポカンとしながらも、話はちゃんと聞いてたようだが……なんでか首を傾げている。
一方、キャスターはスカアハに顔を向け――
「どういう事なのかしら?」
「前にも話したと思うが、お前達のことは翔太の世界では物語になっているからな。
しかし、この状況では物語通りになるのは絶望的だ。下手をすれば最悪な事態にもなりかねん。
ならば、最悪の事態だけでも避けるためのことをしておいた方がいいと思ってな。
これはその一環だと思ってくれればいいさ」
などとスカアハは肩をすくめながら答えるんだが……まぁ、わからなくもないけど。
ネギま!なんて俺達が行ったせいか漫画とはかな〜り違う話になっちゃってたし。
「そんなことをしていいの?」
「大して問題にはならんさ。物語通りにしなければならないという決まりがあるわけでもないしな。
文句を言う奴はいるかもしれんが、それで最悪な事態になるよりは遥かにマシだ」
キャスターの疑問にスカアハはそれがどうした?って感じで答えたけど、俺としてもそうかもと納得する意見だな。
大体、俺みたいなイレギュラーが関わった時点で元の物語と違ってるだろうし。
それでどうするかはその時次第なんだろうが……いや、普通は無いか。ていうか、なんでこんなことになってるんだろうね?
異世界が漫画の世界とか……二次創作の話だよ? それをリアルに体験するってどうよ?
「さて、お前の魔術に関して言っておくことがある。お前の魔術は剣に特化したものだ。
そして、お前は自分の魔術と向き合わなければならない。でなければ、お前は正義の味方にはなれはしない」
そんなこと考えてたら、スカアハが士郎を真っ直ぐに見据えてそんなことを話してました。
でも、魔術と向き合うってどういう意味なんだろうか? 後、正義の味方って……二次創作じゃ色々と言われてたような気がするんだけど?
「確かにスカアハの言うとおりだな。じゃあ、これは魔術師としての忠告だ。君の投影は人前ではあまりやらないようにしておけ。
もし、魔術師に知られれば、モルモットよりもひどい扱いを受ける可能性があるからな」
「え?」
「そうね……あなたの魔術はあまりにも異質すぎるのよ……それに他にもありそうだから、聞いた方が早そうだけど」
うなずく橙子さんの話に士郎は思わずポカンとしてたが、キャスターはため息を吐いてからスカアハを睨んでいた。
しっかし、そんなに変なのかね? 士郎の魔術って? 俺にしてみると凄いな〜程度にしか思えないんだけど?
「残念ながら今の段階ではこれ以上は話せないさ。だが、これだけは言っておく。
今の段階ではお前の魔術は力にはなりはしない。急ぐな。急げば、お前は正義の味方にはなれはしないからな」
真っ直ぐと見据えながらスカアハは話すのだが、士郎はというと首を傾げている。わかってないな、あれ。
まぁ、俺も良くはわからんけど……急いじゃダメだってのはなんとなくわかる。なんで急いじゃダメなのかはわからんけど。
「どういう……ことでしょうか?」
「お前は周りを見たことがあるか? お前はそれをせずに先ばかり急ごうとしている。それでは正義の味方にはなれんよ」
問い掛ける士郎だが、スカアハの返事を……うん、あの顔はわかってないな。俺もだけど。
「ま、今日はこれくらいにしておこう。それで私としてはそのスイッチとやらをなんとかした方がいいと思うのだが……なんとか出来るか?」
「そうね……いい? 今からあなたの体に魔力を流すわ。それを起爆剤にしてスイッチを創らせる。
ただし、これはハッキリ言って力業もいいところだから、下手すればそのままポックリ逝ってしまうかもしれないけど」
「物騒だな、おい」
ため息を吐きながらそんなことを言い出すスカアハにうなずくようにキャスターがそんなことを言い出すのだが……
うん、物騒だよね。思わず声に出しちゃった俺は悪くないと思いたい。
「しょうがないさ。さっきのを見てると、そうでもしなければスイッチは創れないと思うからな」
「ええ……だから、気はしっかりと持ちなさい。いいわね?」
「あ、はい!」
呆れてる橙子さんにうなずきつつもキャスターは忠告をし、士郎はといえばそれに対して返事を返していた。
大丈夫なのかね? 本当に……
そんなわけですぐに始まったのだが――
「どう?」
「そう……ですね……体が熱いような……あ、あれ?」
キャスターに問われて士郎は答えるのだが、ふらついて尻餅を付いてしまう。
「ふむ、珍しいな。神経と回路が一体化しているようだが……体はどうかな?」
「あ、く……その……痛みが……う、あづ!?」
「ま、無理矢理こじ開けるような真似をしてるのだからな。痛みは当然だろう。
だが、今まで魔術回路を創るなんて無茶をしていたせいか、その程度で済んでいるのかもしれないがね」
体を診ている橙子さんの問い掛けに士郎が苦しそうに答えると、橙子さんは納得といった顔をしていた。
いや、本当に大丈夫なのか? 傍目から見るとやばそうにも見えるんだけど?
「おいおい、本当に大丈夫なのか?」
「うん……どう見たって、苦しそうだよね……」
「これはまだ軽い方よ。下手をすれば、魔力を流し込んだ時点でご臨終にもなりかねなかったもの」
呆れる式の言葉に理華が心配そうにうなずいてるが、キャスターは呆れた様子で答えてました。
いや、物騒すぎない? ていうか、即死かもしれないって……いくらなんでもまずくないか?
「う、うぅ……」
「あ、大丈夫?」
「どれ……ふむ、気を失ってはいるが大事にはならないだろう。今日はこのまま寝かせた方がいい」
完全に倒れた士郎にミュウが声を掛けるが、診てみた橙子さんがそう答える。
そんなわけで士郎をソファーに寝かし、毛布を掛けてやることにした。で、今日はそのまま就寝となりました。
なお、橙子さんと式は刹那達が使っていた部屋で寝ることに。借りてたベッド、実はまだ返して無かったんだよね。
まぁ、今回は助かったけどさ。ちなみにキャスターもなぜかスカアハとクー・フーリンの部屋で一緒に寝ることに。
いや、なぜに? 生体マグネタイトがいくら余裕あるといっても出来れば節約したいんだが?
でも、聞き入れられないんだろうなぁ……泣いていいですか?
そんなことを思いつつ、俺達も寝ることに……今日は色々とあったけど、これからどうなるんだか……
あとがき
そんなわけで士郎、橙子、式と行動することとなった翔太達。
この3人と行動を共にさせるシンジの狙いはいったいなんなのか?
橙子はバゼットの為に、士郎はどうやら正義の味方に関することのようですが……
果たして式はなんのために? まぁ、わかる人はわかるかもしれませんがね。
さて、次回はヴィクトルがまたもや翔太に依頼……だが、なぜかその興味はキャスターへ。
そして、ヴィクトルが言い出した依頼がキャスターの運命を左右することに。
果たして、依頼とは? そんなお話です。お楽しみに〜
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