機動戦士ガンダムOO
 一発ネタ集

来い! ○○!


「見つけたぞ、ガンダムマイスターども!」
武装した集団に取り囲まれる刹那たち。
「見つかっちまったな……」
あまり緊張感の無いロックオン・ストラトス。
「どうするつもりだ?」
ひたすら無表情な刹那・F・セイエイ。
「だからこんなガンダムマイスターとして不適格な連中はさっさと処分するべきだったんだ……」
本人たちの目の前で毒を吐くティエリア・アーデ。
「ま、まあまあ……」
ティエリアをなだめるアレルヤ・ハプティズム。
「貴様ら……、状況を判っているのか!?」
取り囲んでいる一人がイラだって声を荒げる。
そんな相手を見渡し、ロックオンは耳の通信機でデュナメスの中で待機しているハロに問いかける。
「ハロ……、聞こえるか?」
「キコエル、キコエル」
それを確認したロックオンは右腕を持ち上げ、指を鳴らす準備をする。
「ようし……。いくぞ!
 ガンダァァァァァム! カムヒアァァァァァ!」
古の台詞と共に指が鳴らされる。
「ロックオン! それは色々まずいだろ!?」
ロックオンの台詞に突っ込むアレルヤだった……。

ちなみにハロの操縦する光学迷彩を解いたデュナメスによって武装集団が蹴散らされ、ロックオンによって『狙い撃ち』された事は言うまでも無い。



大気圏突入!

「ヴァーチェ、大気圏に突入す…」
ビービービー!
「何だ!? 何が……。GNフィールド発生機に異常!? このままでは大気圏で燃え尽きるだと!?」
そうしている間にもどんどん外装の温度が上昇していく。
「くそっ!? 一体どうして!? 他のシールド機構も全滅だと!? どうすれば……」
一瞬考え込むティエリア。そして思い出す。
……シートの裏にマニュアルがあった事を……。
「何か! 何か方法は無いのか!?」
ヴァーチェ用に『V』と大きく書かれたマニュアル(笑)のページを大急ぎでめくるティエリア。
そしてあるページで手が止まる。
「これは……熱感知センサー欺瞞用冷却フィルム! これなら!」
腰のパックから取り出したそれを機体の前面に展開し、大気圏との摩擦熱を冷却していく。
「持て……。持て……。
持てぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!」

どうにかこうにか大気圏突入を果たしたヴァーチェであった……。



似合う?

仮装パーティー前日……。
「うん、やっぱりアレルヤはそれが似合うって」
「そうかな……?」
クリスティナの言葉に疑問で答えるアレルヤ。
「そうだよ! その半分に割ったピエロの仮面が良く似合うって!」
「そうかな……?」
「そうだって! そうだ! キュリオスにも着けようか?」
「それは止めて……」
アッパー入ってるクリスティナに泣きながら懇願するアレルヤだった……



俺は……

「僕は沙慈。沙慈・クロスロード。この家に姉と一緒に住んでいるんだ」
「俺は刹那・F・セイエイ軍曹だ」
「『軍曹』?」
そう言った瞬間、刹那が後頭部を荷物を運んでいたロックオンがハリセンで叩く。
「阿呆! 人前で何を言ってるんだお前は!!」
小声で怒鳴るロックオン。
「あー、すまんすまん。こいつちょっと戦争ゲームやりすぎでな。俺の弟分なんだが仲良くしてやってくれ」
「は、はあ……」
一般人の生活に対応……もとい適応できるか心配になったスケコマシスナイパーであった……。



○○らぎさん……?

「スメラギさーん?」
「ほいほーい。なに〜?」
扉を開けるとそこにはクリスティナがいた。
「ちょっと相談があるんですけどいいですか?」
「いいわよ〜。ちょ〜っち散らかってるけど……」
その部屋の中はゴミ溜めのようであった……。
「これが……『ちょっち』……?」
「その辺適当に片して座って頂戴。さ〜てビールビールっと……」
ちらりと見えた冷蔵庫の中身はビールとつまみしか入っていないように見えた……。

作戦を考える事が仕事の女性と言うのはすべからくこうなのであろうか……?



○○とは違うのだよ!


「くっ、コイツ……手強い!」
エクシアの中で呻く刹那に答えるようにカスタムフラッグの中でグラハムが叫ぶ。
「当たり前じゃないか! コーラサワーとは違うのだよ! コーラサワーとはね!」
エクシアの二刀流すら交わすカスタムフラッグ。
「かわしただと!? 何だ、この機動は!?」
「人呼んでグラハムスペシャル!」
右手のGNライフルと左手のビームサーベルによる同時攻撃もかわしてしまうグラハムのカスタムフラッグ。
「これもかわした!? 何だ、このパイロット!?」
「あえて言わせてもらおう!」
機体を高速で旋回させながらエクシアに向かって突き進むカスタムフラッグ。
「グラハム・エーカーであるとぉぉぉぉっ!」
本当は通信が繋がってるんじゃないのか、こいつら!?
そして蹴り飛ばされるエクシア。
「蹴りを入れられただと!?」
「トドメだ!」
倒れたエクシアに対し、リニアガンを構えるカスタムフラッグ。

ズガァァァァンッ!

撃つ直前にリニアガンが吹き飛ばされた。
「大丈夫か、刹那!」
デュナメスの長距離砲撃がリニアガンを狙い撃ったのだ。
「ロックオン!」
「くっ、増援か! だが覚えておけ! 君は実力で勝ったわけではないと言う事を! 機体の性能と仲間の存在があったと言う事を!」
そう言い置いて飛んでいくカスタムフラッグ。
そういうカッコいいことは通信を開いてから言ってくれ……。



ティエリアの秘密!?

「さってと、シャワーでも浴びるか……。ん?」
ロックオンがシャワールームの前に立つが、扉が開かない。音が聞こえる事から誰かが入っているようではあるが……。
「なんで扉がロックされているんだ? 男性用シャワールームはロックできないようになっているのに……」
思い返してみるとさっきから顔を見ていないのはティエリアのみ。
「ティエリアか? なんで締め出す必要があるんだ……?」
考えるロックオン。
「尻にパンダ型の痣があって見られたくないとか……? んなわけ無いか」
そう言ってロックされている扉をピッキングで開くロックオン。
犯罪じゃないのか!? と言う突っ込みは誰もしなかった(見てないし)。
そして開けた扉の先には……。
「ろ、ロックオン!? なんで!?」
入ってくるとは思ってなかったティエリアが慌てたのか持っていたタオルを落としてしまう。
そこにあったのは……
「……え!? ……なんだ!? 今見えたものは……!?」
パニックになり頭が真っ白になるロックオン。
なぜなら彼が見たものは……ささやかながらきちんと女性を主張する乳房と、男性のシンボルの無い股間だったのだ。
「……見たな……」
「あ、い、いやワザとじゃないし、その!」
「………………死ね!」
どこから取り出したか銃を構えるティエリア。
「ま、待て待て待て!?」
「死ねぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇっ!」
「うおどわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!?」
逃げ出すロックオン。それを追う裸のティエリア。

十分後……刹那たちに取り押さえたれたティエリアはそのまま部屋に連れて行かれ……、取り押さえるのに協力した男性陣は女性たちから平手を喰らったのだっ た。
「理不尽だ……」
「そうだね……」
刹那とアレルヤは不満顔だった。
「でもまあ、いいものが見れたし」
「全くだ」
鼻の下が伸びているリヒテンダールとラッセ。
対照的なコンビである。
ちなみにロックオンは縛り上げられていた……。

その後、クリスティナに色々な服を着せられそうになるティエリアがいた事は……下手に言うと殺されそうなので割愛する……。




あとがき

喜竹夏道です。
勢いのまま書いたのでツッコミどころ満載の内容になってます。
でも『内容が本編の設定と違ってる』という突っ込みは無しでお願いします。

元ネタは……

・来い! ○○!:最初は「Gガン」のつもりだったけど気がついたら「ダイターン3」に(汗)
・大気圏突入!:言わずと知れたファーストです。ヴァーチェの「V」に引っ掛けてマニュアルを作成(笑)。
・似合う?:これも殆どの人が判るかと……。「W エンドレスワルツ」のトロアです。なんかアレルヤと似ているので……。
・俺は……:中東・少年兵・ロボット・秘密組織・兄貴分のスナイパー、の共通項で「フルメタ」から。でもロックオンをスケコマシにしてしまった(汗)。ま あ女性限定で優しいって言っていたからいいか(気楽)。
・○○らぎさん……?:第一話でいきなり酒を飲んでいたところと、作戦立案関係者と言う共通項でこんな感じに。でもその後出てきた部屋は綺麗だった……。 葛城さんのように年下のツバメに掃除させているんだろうか……?
・○○とは違うのだよ!:これもファースト。ランバ・ラルの台詞とOOの第一話が元です。AEUのイナクトを『フラッグの猿真似』と言っていたところから イナクトとフラッグの比較にしようと思ったんだけど、気がついたらコーラサワーとグラハムの比較に(汗)。やっぱりよく似た機体の比較にはこの台詞が無い といけません。種運命でもあったし。でもこの台詞って死亡フラグ?
・○○の秘密!?:ティエリアの秘密を考えていたときに流れ込んできた電波。ナドレ登場後に「俺は……僕は……私は……」と呟いていたところと、刹那は戦 争の被害者、ロックオンはテロの被害者、アレルヤは人体実験の被害者、だったらティエリアは何の被害者だろうと考えて、教育による性同一性被害者じゃない かと考えて出来た作品。ナドレもなんか女性っぽい気がしたので……。

と、こんな感じです。

ほんとに駄文ですね。

今年はガンガン新作を出せたらいいな、とか思っています。
みなさんよろしくお願いします。




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