2008年姫初めスペシャル

ラッキーチャンス! 短編 (18禁)
 〜あるいは日本最凶の霊能者〜




注意!
この作品は有沢まみず氏著 「ラッキーチャンス!」の二次創作です。
しかしながら登場するキャラクターは基本的にどこかが壊れています。
その為、読者の持つ原作のイメージが壊れる可能性があります。
イメージが壊れても当方では一切の責任が持てないので、イメージを大切にしたい方はここから先を読む事はお勧めしません。
読まれる方はその事をご承知の上でお読みください。

















外神雅人。
霧ケ峰高校一年B組の貧乏学生。
『ごえん使い』と称される能力を持つ彼は日本最強の霊能者である。
しかしその能力ゆえに貧乏であった。
そんな彼の元に、疫病神からジョブチェンジしたばかりの福の神『キチ』が来た事からこの物語は始まっていく。
……いや、転がり始めたのだった。
止まる事の無い、最凶の物語が……。



住んでいた小屋が火事で吹っ飛んでしまった雅人は、キチとともに学校に住み着いていた。
しかし、その事が元で……。
「アタシのところに来ればほんのちょ〜っと雑用小間使い肩揉み丁稚奉公召使いするだけで快適かつプライバシーの守られる豪華、納戸に住めるわよ!? もち ろん無料で!」
「だから、それが嫌なんですよ!」
校長であるサモン=時二郎の申し出を断った雅人であった。
まあ、オカマ校長の友人たちに尻の穴を狙われるのは普通に考えても恐怖だろう(笑)。
結局、住み着いていた学校から飛び出す羽目になってしまったのだった。


そこまでは良かった。
自分の身を案じても、それは普通だ。
しかし、彼が頼ろうとした友人たちは━━━━
友人A━━「外の犬小屋でよかったら空いているけど?」
友人B━━「ごめん、今ジョンがいた犬小屋、新しいシベリアンハスキーが入っていて」
すっかり犬扱いの雅人であった。


落ち込みながら助けを求めた相手は━━━━
「おお、それは困ったであろう。なぁに道に迷った者に庇を貸すのは仏門の者として当然の事。心ゆくまで逗留するとよい」
山口亮亜。
あだ名が『和尚』という、学校近くの寺の一人息子である。
人柄もよく面倒見もいいため、クラスでも人気のある人物だ。
しかし……。

「さあ、ここが俺の部屋だ。我が家と思ってくつろぐといい」
案内された部屋の棚にはエロ本とエロビデオとエロDVDがみっしりと並んでいた(笑)。
彼のもう一つのあだ名である『エロ坊主』というのはここに起因していた。

そして……。
「そうかそうか! 雅人は大きな乳が好きか。男の子だな。では、こっちのほうにもっとすごいのがあるぞ」
「え? ほんと? 出来れば僕としてはバニーとかでもっと胸元を強調してるほうが」
さすが青少年。自分の欲望に正直である。
しかし和尚についていこうとした時、雅人の視界にエロDVDを持ったキチが飛び込んできて、
「なあ、マサト。この『ヌレヌレ娘のヌレヌレ現場』って、何でこの女はこんなに濡れてるんだ?」
とか聞いてきやがったのが運の尽きだった。
その声を聞きつけた和尚が振り向いて怪訝な顔をする。
「む? 雅人、そこな女子はいつここへ入ったのだ? 確かさっきまではいなかったはずだが……?」
寺の一人息子でありながら霊能力は全く無い和尚はそれまで気づかなかったのだが……、どうやらキチが雅人に質問する際にうっかり実体化してしまったらし い。
「え!? いや、これは!」
「私はキチ! 福の神だ! 私はマサトを幸せにするために来たのだ!」
キチは慌てて言い訳しようとする雅人を遮り、堂々と名乗りを上げたのだった。
「ふむ……。『福の神』とな?」
「うむ! 金も女も全て私が与えるために来たのだ!」
和尚があまり物怖じせずに尋ねると、誤解されるような内容の発言をするキチ。
……いや、実際誤解じゃないんだが。
そこを正確に理解したのか、和尚が重ねて尋ねる。
「つまり、君が雅人の女になると?」
「その通りだ! ……しかし今は胸が小さいためにマサトの好みではないと言われたのだ……」
その言葉を聞いて、哀れむ視線を雅人に送る和尚。
「雅人よ……。確かに好みの差はあるかも知れぬが、仮にも福の神にそういう事を言うのはモラルに反すると思うぞ」
「いきなりモラルの話!? っていうか、いきなり出てきて『福の神だ!』なんて言うのを受け入れられるの!?」
ツッコミどころ満載の和尚の言葉に、とりあえず突っ込んでおく雅人。
「うむ。美少女に嘘つきはいないと思っているのでな」
「をい!」
「それにだ」
そう言って雅人を部屋の隅に連れて行き、その耳元でささやく和尚。
「確かに彼女は既知外かも知れないが、それならば後腐れなく青い性を発散させる事も出来るだろう?」
考え方が黒いぞエロ坊主!
その悪魔の囁きにキチの顔を雅人が見ると……。
話が聞こえていないらしく、ハテナ顔だった。
「和尚……宿賃はアイツの身体で払わせるってありかな?」
「うむ。問題ない」
ニヤリ笑いで会話する二人。
「では前側の初めては雅人に。後ろの初めては俺に、と言う事でどうだ?」
「おっけー」
処女かどうかもわからん相手に対し、挿入れる穴を決める二人。
振り向いた二人の背負う邪悪なオーラに、ハテナ顔のままのキチ。
「なあ、キチ……」
「何だ、マサト?」
「お前は俺を幸せにするために俺のところへ来たんだよな?」
「うむ」
雅人の質問に薄い胸を張って答えるキチ。
「俺の女もお前が与えるために来たんだよな?」
「うむ」
「そして、お前の言う『女』は、お前自身の事なんだよな?」
「うむ」
「じゃあ、俺がお前を好き放題犯しても問題ないんだよな?」
「うむ。……ん?」
そこまでいってようやく答えていた内容に気づいたらしい。結構鈍い(笑)。
「し、しかしマサト。お前は胸が大きいほうが好みだと……」
後ずさりながら雅人を説得しようとするキチ。
しかし、雅人の目はすでにイっていた。
「今思い出したんだが……胸は揉むと大きくなるらしいぞ? 特に犯されながら揉まれるとすぐに大きくなるとか」
「ま、マサト……。まさか……」
「俺の青い性のはけ口になれぇぇぇぇぇぇっ!」
「にゃああああああっ!!」

一瞬でキチの服を剥ぎ取った雅人が、キチの両足を掴んで股間を自分の顔の傍まで持ち上げる。
「やぁぁぁぁぁぁぁっ!」
慌てて秘所を手で隠そうとするが、その手はエロ坊主の手によって押さえられていた。
「なっ!?」
「これも若人の煩悩を払うため……。許されよ……」
神妙な顔をして言い訳するエロ坊主であった。


結局キチは、両手は後ろでに縛られて、両足は足首に棒を縛り付けられ閉じる事が出来ないようにされて、エロ坊主のベッドに転がされた。
その状態で、股間を上に向けて転がされたキチ。
二人の男がその彼女の秘所と菊門を嘗め回している。
「ふあぁぁぁぁぁっ!」
ぴちゃぴちゃ……、と猫が嘗め回すような音を立てて二人の牡がキチの股間を嘗め回す。
その度に、拘束されたキチの身体はピクピクと震え、息は荒くなっていく。

「そろそろいいかな?」
「うむ、いいだろう」
そう言って二人で向き合ってキチの身体を持ち上げ、濡れそぼった秘所と菊門に己の男根をあてがう。
そして……。
キチの身体を持ち上げていた腕から力を抜く二人。
結果として、キチの秘所と菊門にキチの自重で男根がめり込んでいった。
「あああああああああああああああああああっ!!」
雅人のペニスに『ぶちっ!』という感触が伝わってきた。
「お、どうやら本当に初めてらしいな」
「うむ。こちらもほぐしたのだがかなりきつい。初めてなのは間違いないな」
そう言いながらも挿送する事を止めない二人。
「あっ、はっ、はっ、はあっ、はっ、はあっ、あっ、はっ、はあっ!」
二つのペニスが自分の中を行き来する感触が、痛みのみから、別の感触になり始めた頃からキチの反応が変わってきた。
「はっ、はあっ、なっ、なにっ、こっ、これっ、はあっ!」
明らかに愛液の量は増えている。
息は荒げてはいるが、苦痛を示すものではなく、むしろ快楽の色が濃くなっている。
「ああっ、ああっ、あああっ!」
「む、むうっ!」
「うおっ!」
キチの両足は二人の男によって鳥の羽を広げたように持ち上げられ、よりキチの子宮と直腸のより深い位置まで男根が侵入する。
「ふああああああああああっ!!」
さらに胎内の奥で発生する感触に、キチは絶叫と同時に放尿。
そして気を失った。

次にキチが意識を取り戻したとき、キチはベッドの上に居て、肛門にはエロ坊主の男根が入ったままで両足はM字に開かれていた。
「お、気がついたか?」
雅人がなんでもないように声をかける。
「ま、マサト……」
怯えた顔のキチにことさら優しく声をかける雅人。
「どうだった? 初めての二本差しの感想は?」
「マサト……」
「ちなみに俺たちはすごい良かったぜ」
「幸せに……なれた……のか……?」
「ああ。すっごい幸せになれたぜ。和尚なんてさっきから幸せになりっぱなしだ」
そう。エロ坊主の男根はしびれてうまく締まらないアナルにずっと挿送を続けていたのだった。
「そうか……。良かった……」
「でもまあ、もっと幸せになりたいから━━━━」
そう言ってキチを見た雅人の顔は……、とても邪悪な顔だった。
「まだまだ時間はたっぷりあるからな……。しっかり調教してやるよ……」

キチにとっての不幸、二人にとっての幸運の一つはエロ坊主の両親が、高位の坊さんの葬式で家を五日ほど空けていた事。そしてもう一つはエロ坊主の家に転が り込んだのが連休前の金曜日の夜だったことだ。
これはつまり、土曜・日曜・月曜の三日間は家に誰も居らず、かつ三日間キチを犯し続けても誰にも判らない、と言うことである。

四日目、つまり火曜日の朝━━━━
すっかり色欲に堕ちたキチは、日が昇っても一心不乱に雅人のモノをなめしゃぶっていた。
「ほらキチ、もう離せ。学校にいくんだからさ」
「やだぁ……。もっとぉ……」
なかなか離さないキチに呆れる雅人。
「じゃあ、俺の言う事を聞くか? きちんと出来たらシテやるよ」
「うん……、きくぅ……」
福の神は完全に外神雅人の奴隷となっていた。



それ以来、キチは学校で公衆便所になっていた。
男子生徒に抱かれては金を貰い、その金は雅人の懐に入っていた。
確かにキチは福の神だったのかもしれない……。
懐に存在する万札の束を感じながら雅人はそう思っていた……。




あとがき

電波系作家、喜竹夏道です。
先日読んだ有沢まみず氏著 「ラッキーチャンス!」の第一巻35ページ目でキチが、
「金も女も全てわたしが与えてやる」
と言った部分で流れ込んできた電波で書き上げてみました。

正月なんで姫初めも兼ねて、ということで。

なお、本作品は他の喜竹夏道の二次創作作品同様、本編とはなんら関係ありません。
ですので「本編の設定と違うじゃないか!」等の抗議はスルーします。
ご了承ください。






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