正義……
その言葉は簡単に口にする事が出来る。
誰もが正しくありたいと思い、しかし歪んでしまう。
そう、口に出した瞬間から正義は正義ではなくなる。
正義の名の下に何かが犠牲になる以上、その犠牲にとって正義は正義ではないのだ。
故に正義は存在しない、
しかし言うのは簡単だ。
そして信じる事も。
信じるものが多い正義ほど犠牲者も多いこと等、誰もが知っているはずなのに……
光あふるる場所
In a far star of the future
第五話 「予期せぬ再会」
フードを目深に被った異様な集団がいる。
ほんの3人にしか過ぎないが、それでも異様ではある。
確かに砂漠に囲まれたオアシスの街であるヴィント市においてその姿はそれほど目立つものではない。
しかし、それは街の入り口までだ。
ヴィントは都市としての完成度が高い、当然街の中はかなり日差しが減殺されるつくりになっている。
つまり大抵の人間は都市部にくるまでにフードを取るのだ。
そんな一団ではあるが、身分証を所持していたせいかすんなりと都市部に入っていった。
集団は露天の果物屋台に顔を出し果物を見比べているように見える。
しかし、注意している人がいれば小声で何か話している事が分かっただろう。
そして、一つうなずくように縦に首を振った一人に対し、もう一人は背を向けて歩き出した。
三人目は二人の動きを観察しているようだった。
「ついてきても良かったのかい?」
「異な事を言う、我の能力が見たいのではなかったのか?」
「しかし……」
「ふん、既に我は目的を失った身。捨て駒にでも何でも好きにすればよい」
「まぁいいさ。じゃあ一つ派手にやって。本命に気付かれないようにね」
「承知」
言って駆け出す三人目にフードの人物は声をかける。
「生きていたらまた会おう」
「フンッ」
鼻を鳴らしただけ、だがフードの人物はやはりと思う。
この人物は先を見ていない、もう全てを捨ててしまっている。
その事がフードの人物には腹立たしくあった。
俺はその日、ヨウコ・ヘレネの研究室でナノマシン制御用ジェムとかいうものを受け取る事になっていた。
ここにいる人間の殆どが耳にピアスをしている、それがジェムらしい。
しかし、ガルデローベで使われているジェムは全てオトメのナノマシンを制御するために使われているため、俺に合うものは無いらしい。
そこで、コーラル用のジェムを俺のナノマシン用に書き換えて制御することに決めたらしい、
実験の意味もあったのだろう、血液採取や髪の毛などの提供、MRIもどきにもかかったが、一応作ってはくれるようだ。
もっとも、何か裏がある可能性は否定できない。
ジェムとやらに発信機や俺をいつでも殺せるシステムが取り付けられていても不思議ではない。
その程度は覚悟しているつもりだ。
「お待たせ、これで貴方は健常人と同じ程度には回復するはずよ」
「指輪か?」
「ええ、男の人にピアスじゃちょっとね。それともそっちの方が良かった?」
「いや、構わんが直接体に触れてなくていいのか?」
「大丈夫。ピアスだって別にジェムは直接体に触れていないわ。
でも、確かに前例が無いし一応ジェムが内側にも露出する作りになっているわ。
ただ、ちょっと慣れるのには時間がかかるかもしれないけど、
ナノマシン自体は体のどこからでもアクセスできるから問題は無いはずよ」
「ふむ……」
俺は、指輪をしげしげと見て、迷うことにばかばかしさを感じた。
そもそも、俺は何を迷うことがあるのか。
利用されて死のうと別に俺が困ることなど無いではないか。
そう思い、指輪をはめようとする。
しかし、寸前でそれは防がれた。
背後には指輪を俺から取り上げるようにしているサレナがいる。
「マスター。お待ちください」
「どうした?」
「この指輪の効果に疑問があります」
「別に構わないぞ。利用されるのには慣れている」
「しかし……」
「信用無いわね……発信機程度はつけさせてもらったけど。それだけよ」
「やはり! マスター、この女を排除してもよろしいですか?」
「あのね! これはテンカワさんだっけ、これは貴方のためでもあるの。
場所が把握できるようにすることで各国の了解を得たんだから。
そうでなければ、貴方を殺してしまえとか、実験動物にしてしまえなんていう過激な意見もあったんだから」
「当然だ。俺は得体の知れない存在だろうしな」
「分かっているじゃない。だったら発信機くらい我慢しなさい」
ヨウコは俺に指を突きつけて厳しい表情をしている。
むしろ、心配されているというのが不思議なのだが……。
「では遠慮なく頂いておこう」
そう言っておれは指輪をつけた。
瞬間なにか体に違和感が起こった。
体勢が傾いていく、ぐにゃりと視界が歪んだ様な……。
一体……!?
「マスター!?」
「落ち着きなさい、テンカワさんは五感が戻っていく事に違和感を覚えているのよ。
さっきまでと感覚が違っているはずだから……」
「そう……だな」
「ベッドで横になっていなさい。そうすれば、そのうち体が慣れるはずよ」
俺はサレナに支えられて、自分に与えられているベッドへと向かおうとした。
しかし、部屋の窓から見えたそれに、俺は走り出した。
「な!? ちょっとテンカワさん!?」
「マスター!?」
疾駆する俺に二人は驚いていたようだが、俺には構っている暇は無かった。
しかし、体が軽い。
まだ少し視界や皮膚感覚になれないが、恐らくナノマシンが正常に作動しているせいだろう。
俺は常人とは思えないスピードで疾駆することが出来た。
そう、普通の状態でまるで<纏>を発動しているかのようにすさまじい勢いで走る。
「マスター、一体どうなされたのですか?」
サレナが飛行しつつ追いついてきた。
いや、わかっていはいるんだが、この世界の技術はどうなっているのだろう?
「お前には分からないか?」
「申し訳ありません」
「あれだ」
俺は走りながら行き先を指差す。
そこでは飛行機が飛び上がりつつあった。
「飛行機……宇宙船をマイナーダウンしたような形状ですが、空を飛ぶ乗り物はこの世界では……」
「そうだ。飛行機が飛ぶというのはこの世界では普通のことじゃない。
それに、アレの向かっている方向にはヴィント王宮がある、十中八九テロだろうな」
「マスターには直接関係の無いことかと存じますが? 危険に自ら飛び込んでいくというのは感心しません」
サレナは俺に向かって厳しい顔で言う。
よく分からないが、俺の体調管理や生命保護はサレナの役目だったろうか?(汗)
「係わり合いになってしまったからな、あの生意気で元気な王女、いや今は女王か。それにアリカもあそこにいる」
「……損な性格ですね。合理的ではありません……。
ならば、私に乗ってください。乗り心地は保障できませんがマスターの10倍は早いはずです」
「分かった、頼む」
俺は走りながらサレナの背中に飛び乗った。
心のどこかでかなり間抜けだとは思ったが意志力で無理やり押さえ込む。
その日、わけの分からない飛行物体を目撃した人々がいたらしいが、忘れてくれるとありがたい。
「こんちわーっす、ヨーコ先生、テレビ見せてくーださい!」
「お願いしまーっす」
アキトが飛び出して混乱するヨーコの部屋に二人の少女がやってきた。
コーラルオトメのイリーナ・ウッズとエルスティン・ホーだ。
イリーナ・ウッズは栗毛というよりは赤毛のセミロングで眼鏡をかけた少しいたずらっぽい目をした少女だ。
エルスティン・ホーは対照的に大人しそうな印象を受ける。
ブロンドというよりはプラチナブロンドに近い色合いの髪でショートヘアにまとめている。
同年代の少女と比べて胸の大きさが尋常ではない。彼女の姿を見た男性は最初にそこに目が行くこと請け合いだろう。
コーラルオトメの殆どは寮のテレビを見ているのだが、コーラルは2クラス50人づつ。
寮のテレビは3つあるレクリエーションルームにしかなく、各30人以上の超満員である。
もっとも、寮が寂れているというわけではない、設備は行き届いていると言っていいだろう。
しかし、オトメにあまり俗な情報源を与えてはいけないというのがマリアの教育方針であるため、寮の部屋にはパソコンどころかテレビもない。
普段なら問題は無いのだが、今回はマシロ女王の即位式と、
なにより二ナの舞闘があるため、みなテレビにかじりついている次第である。
しかし、ヨウコはそれどこれではなかった。
「丁度良かったわ、貴女たち! テンカワさんが脱走したの! 目的は不明だけど、位置は発信機で分かるわ。
私は学園長たちに報告するから、テンカワさんを追って!」
「テンカワさんって昨日の?」
「あの人ですか!?」
「そうよ!」
「エルスちゃん、行くよ!」
「え? え?」
「ほらぼさっとしないで!」
「なんでイリーナちゃんそんなに急いでいるの〜!?」
エルスはイリーナに引きずられるようにして連れて行かれてしまうのであった。
開始から数分、舞闘は激しさを増していた。
オトメはローブを纏うことで複数の能力を得る。
コーラルローブは最低ランクとはいえ常人の十倍近い筋力、反応力と、
それに付随してエレメントと呼ばれる固有兵器を出現させることが出来る。
エレメントはオトメの能力に付随して色々な使い方が可能である。
そして、コーラルながら二ナはほぼ完璧にその使い方を熟知していた。
「はー、セイ!」
棒高跳びの要領で二ナはエレメントを軸に飛び上がる。
柱の上から更に十メートル近いジャンプをするとエレメントを伸ばしてアリカに攻撃をしかけた。
アリカは転がるようにして回避に成功するが、自分のエレメントは全く使えない。
必死に伸ばそうとするが、反応はない。これでは1mの棒でしかない。
別にそれだと使えないという訳でもないが、アリカは棒術など習ったことはない。
つまりは戦闘力が違いすぎるのだ。
「らぁあぁ!!」
「ぐっ!?」
エレメントを持ったまま二ナが空中で一回転する。
そして遠心力をつけたままなぎ払うようにエレメントをくりだしてきた。
アリカは回避が間に合わず柱の上から落下する、途中で柱を蹴って落下の衝撃を減殺したものの、かなりのダメージだ。
しかし二ナの足元にも着地できる場はない、
このままでは地面にたたきつけられるかと思ったその時、
エプロンを結んでいるリボンの紐(ひも)が腰の辺りから伸びて柱に巻きついた。
そして勢いのまま紐を使って遠心力を作りアリカの倒れた場所にむかって加速する。
そう、ローブにおける腰の紐はただの紐ではない。
伸縮自在の第三の手のようなものであった。
しかもそれは二本ある。
十分に扱えないアリカでは全く手が出ない。
「りゃあ!」
今度はフェンシングの要領で二ナが突きを繰り出す。
エレメントは伸縮自在だ、突きを避けるにも後ろに下がる意味はない、左右に避けるには限界があった。
アリカは自分の持つエレメントで防ごうとするが、からめ取るような動きで跳ね上げられた。
二ナはそのまま次の突きを繰り出すために、一度エレメントを引き戻そうとしたが、
アリカは伸びきったエレメントの上に飛び乗り駆け込んでくる。
一瞬目を疑うような光景に二ナの動きがワンテンポ遅れる。
アリカはその隙を逃さず二ナに蹴りを放つ。
「ぐぅっ!?」
二ナは両腕をクロスさせてブロックしたが、1mほど後方まで押しやられた。
「少しは返せたかな?」
「……」
アリカが不敵に微笑むのに対し、二ナはアリカを睨みつける目を鋭くする。
二人は次の手を探るように動きを止めた。
客席で観戦する学園長、ナツキ・クルーガーは二人の動きに感心していた。
元々、最初からローブの能力を引き出せなどという事には無理があるのだ。
いやそれはコーラルオトメも同じこと、コーラルオトメは準備期間なのだ、ローブをまともに使えるようになるのはパールからである。
だが、二ナは既にローブの力を使いこなしている、それもパールのオトメよりも上手いくらいに。
そして、そのコーラルNo1の二ナ相手にここまで粘っている初心者のアリカ、これもまた賞賛に値することであった。
「凄いな二ナは、いやアリカもだが……なあシズル、シズル?」
驚きを共有しようとシズルに話しかけようとするが、そこにはシズルの姿は無い。
いつもナツキの近くにいようとする彼女としては珍しい、ナツキは不振には思うものの今は観戦を続けることにした。
俺が飛行機の近くまで来たとき、既に飛行機は王宮を目指して飛行場から王宮の中間まで来ていた。
「くそ! 誰が乗っているんだ」
「そうですね、飛行機を飛ばせるというだけでもこの世界では異常なことです」
飛行機そのものには武装がないらしく、俺たちはすんなりと飛行機の真上につけてコックピットを覗き込む。
正確には見えないがフードを被った人間が運転しているようだ。
俺はその姿を見て何かゾクリとする感覚を覚えた。
「何なんだ?」
「マスター、いかがしましたか?」
「いや、乗り込むぞ。コックピットを荒らすわけにもいかない、少し離れたところから突入する」
「了解しました」
俺たちはサレナがぶち抜いた客室の窓から侵入、窓は30秒ほどで自動的にシャッターが下りる。
機密は保たれたようだ、だがそれを確認している暇はなかった、俺達はコックピットに視線を向ける。
そこには先ほどのフードをした人物が立っている。
しかし、この気配……まさか!?
「まさか、貴様もここに来ているとは思わなかった。
会えて嬉しいぞ、復讐人よ……」
「貴様! 北辰か!!」
「クククッ! 楽しいぞ、最後の最後で貴様と合間見えることが出来ようとは!
死出の道行、貴様も共に行くか!?」
「お前だけ死ね!!」
俺は北辰へ向かって突進した、体が軽い、加速もスムーズで北辰との間合いも手に取るように分かる。
俺はタイミングを合わせてまわし蹴りを放つ。
今までの人生においてほぼ最高の一撃といっていい、<纏>による増幅が無くてもそれ以上の動きが出来る。
ナノマシンの動きが制御されているからだろう。
俺は北辰が吹き飛ぶことを確信していた、しかし……。
「軽い、軽いな復讐人よ」
俺の蹴り足は片腕で受け止められていた、北辰はこゆるぎもしていない。
それに、俺の脚を受け止めた奴の右手は金属を思わせる光沢を放っていた。
「貴様……まさか!?」
「五体満足とは行かなかったのでな、だが、貴様を殺すくらいは出来るッ!?」
俺の突進の影から突然現れたかのようにサレナが出現し、北辰を蹴り上げる。
北辰は壁を突き破って飛行機の上に飛び出した。
「マスターを傷つけるものは、私が排除します」
俺は一瞬北辰を追うことを考えたが飛行機のコースを帰る方が先だ、コックピットへと向かおうとして歩き出した。
しかし、数歩も行かないうちにコックピット部分が爆発した。
「なっ!?」
「貴様の思い通りになるとでも思ったか? 甘いな復讐人よ……」
「北辰!!!」
俺の目の前にはコックピット部分が飛んでいってしまった後の空洞が開けていた。
そこにあるのは青空と北辰、そして北辰の背後には巨大な影が……
あれは夜天光!!!
「貴様! どうやって隠していた!?」
「今のコレは我と一心同体よ。どこにでも出現させることが出来る」
「!?」
「スレイブ……」
「サレナ、知っているのか!?」
「この体に保存されているデータによると、あれは高次物質化能力の産物である可能性が高いと思われます」
「クッ!?」
北辰はニヤリと口元を歪める。
俺の中に、今のサレナがエステバリスでない事を悔やむ気持ちが生まれる。
それは考えてはいけないことのはずだ、しかし、身についた俺の復讐心が叫んでいる。
己の手で復讐をと。
「しかし……!!」
「マスター、私が夜天光の相手をします。
マスターは北辰を」
「出来るのか?」
「サイズは違えどスペックでは劣らないことを証明して見せましょう」
「分かった」
そのときの俺は頭に血が上っていたのだろう、そんな時間があるなら本来サレナには飛行機を別の場所まで運ばせるべきだったのだ。
しかし、俺は目の前の北辰を倒すことにのみ熱くなっていた。
北辰はフード付きマントを脱ぎ捨てた。
その姿は半分機械に埋もれていて、まるでサイボーグ、いやサイボーグそのものだった。
しかし、その事によって確実に奴は強くなっているようだ。
その事は先ほど確かめていた。
俺は今までの奴の能力を知っていた、だからこそあの回し蹴りは防げなかったはず。
それを簡単に反応してしまうとは。
「貴様を倒して飛行機は返してもらおう」
「貴様ごとき未熟者に出来るかな?」
互いに間合いを狭めていく俺と北辰。
上空ではサレナと夜天光が空中戦を行っているようだ。
衝撃波がここまで届いている。
俺と北辰は動きを止めている、互いに一撃で決めるつもりなのだ。
俺には時間がない、飛行機を止めるためには北辰を何とかしなければ……。
そう思い焦りを強める。
奴は逆に冷静そのものだ、死ぬのが怖くないのか?
いや、そうか……互いに目的といえるものはこの世界に存在しない。
情で動く分俺の方が不利か……。
だが、それだけに負けるわけには行かない。
北辰がピクリと動く、俺はそのタイミングに全てをかけた。
<纏>を発動、常人の10倍近い加速で飛び出す。
北辰も筋肉の動きから予測できないほどのスピードで俺へと迫る。
俺と北辰は一瞬だけ交錯し、数メートルも離れた場所に膝を付く。
「クッ!!」
「ゲハァ!?」
ちしぶき
互いの胸から血飛沫が舞った……。
相打ち……。
いや…………。
「この勝負我の勝ちだな」
明らかに俺よりも傷が深いはずの北辰が立ち上がる。
そう、奴はサイボーグなのだ、体の機能を代替するシステムがあっても不思議じゃない。
「それは……どうかな?」
俺は言葉と同時に腰のホルスターから銃を取り出す。
あまりほめられたものではないが、サレナのお陰で寝ている間も銃は守られたようだ。
俺は抜き打ちで銃を全弾撃ちつくす。
3発ほどは北辰に向かったが後の弾は北辰とはかけ離れた方に飛ぶ。
しかし、届いた3発も北辰の機械化された右腕で全て弾き飛ばされた。
「あまり我を失望させるな。
……せめて今のまま死ね」
「お前こそな」
「!?」
外れた銃弾は窓を打ち抜いていた。
ただでさえ、俺の背後からは凄い勢いで風が吹き込んでいる。
吹き込んだ風が開け放たれた窓に殺到するのは当然の事だ。
「な!?」
普通の人間なら吹き飛んでいるところだが、サイボーグ化したせいか、よろめいただけのようだ。
だがそれで十分。
奴がバランスを崩したタイミングを見計らって俺は風に乗って加速する。
俺のいる場所から窓までの間に奴がいる、つまり俺は身を任せるだけでいい。
俺の力は先ほどよりも劣っているかもしれない、しかし、風による加速は強力だった。
「らぁぁぁぁッーーー!!!」
「ぐおおおおっーーー!!!?」
俺は奴を巻き込み、窓を突き破った。
空中に投げ出された俺はそのまま、北辰を蹴り飛ばして飛行機の窓に片手を引っ掛ける。
元々重量のあるサイボーグだ、飛行機能でも無ければ助からないだろう。
そして飛行機能があれば既に使っているはずだ。
「言ったろ、お前だけ死ねと」
俺はサレナ達の戦いを見ようとした、しかし、その視界をすさまじい速度で抜けていく影が……。
……夜天光!?
「申し訳ありません、逃がしてしまいました。追いますか?」
「いや、いい。それよりも今は……」
その時、俺はこの飛行機の現在地を見て愕然とした……。
ここは、舞闘会場の直上……!?
このままでは……ッ!!
あとがき
なんといいますか、また規定の場所までいけなかった(汗)
でもま、今回は北辰とエルスティンが出たからよしとしよう(爆)
エルスティンはもう少し出番を増やしたかったんだけど、今のままじゃ難しいかな(汗)
イリーナに食われっぱなしで終わる予感が……。
やはり漫画風に巨乳キャラで攻めるか?(爆死)
とまあ、そんなことを考えております。
この先どうなるかは結構不明。人気が出番に影響するかも?
というかお話頑張らねばなー(汗)
沢山のWEB拍手大変うれしいです♪
出来うる限りお返事させていただきます。
11月9日
21:50 アキト専用ジェム・・・・アキトの体は少し良くなるのか・・・・・ 続きが気になるー!
まだ専用ジェムがあるわけじゃないんです。パワーUPのためのキーの一つですしちっと引っ張って見ようかなと(爆)
でもかなり回復しました!(100%以上だろ)
22:03 次回の更新が楽しみです。 アキト、学園に居候決定?
居候、いつまで続くのか実は不明です。ちょっとやばい感じになりつつありますので、流れ次第ではガルデローベから一時的に離れる可能性も……。
23:23 とりあえず、アキト乱入以外は原作どおりですね、ただチョッキンは怖いですね(w
ははは、原作の流れを外すとしても中盤以後です。序盤から外してしまうと、出演できないキャラが多数出そうなので(汗)
23:41 更新バンザイ!原作ようわかっとらんけど、楽しかった!次回を期待してノシ
ありがとうございます♪ 楽しい作品を心がけておりますが、今回は置きに召すでしょうか。アキトの活躍は結構あると思いますが。
11月10日
0:39 次を楽しみにしてます。がんばってください
がんばります! 楽しみにしていただけると嬉しいです♪
1:21 エロス厳禁ゆうことどすえ。ちょっきんちょっきん♪
あははは、漫画設定も結構盛り込んでおります♪
1:24 アリカのマテリアライズの際「エマージェンシー!」って言ってほしかった(アリカのCVはデカピンク)
1:25 これからもがんばってください
ほほー、私は初耳です。でもそれやったら世界観壊れそう(爆) ネタとしては面白そうですね。機会があったら何か考えて見ます♪
11:10 サレナはロボットにもなるのですか
いいえ、以前はロボットだったと話していただけです。誤解させたのでしたら申し訳ないです。
13:15 チョッキン(汗)さすがはシズルお姉さま
漫画版の設定も面白いところは取り込んでいきたいですね♪ マシロ君もいいネタなんですが、さすがに出せない(笑)
だから変わりにアキトを使って見ました♪
13:27 待ち望んだ更新だ!面白かったぞーーー!!!!
ありがとうです! 次もまたよろしくです!
18:05 今回も面白かったです
面白いといっていただけて嬉しいです♪ 次回も頑張ります。
21:44 面白かったです。がんばってください。応援しています。
はい、がんばります! 次回も期待してくれると嬉しいです♪
11月11日
8:01 アキトのマテリアライズですか…、話的にはもっと先になるのでしょうが安易に悪魔もしくは天使風の翼などが
8:02 付いたりするのはどうかな、と思う次第です。まあ他のローブのデザインとのある程度の整合性を考えれば翼が
8:03 付く等という可能性は極めて低いのでしょうけれど。
8:05 今後の展開に実際関わる様であれば一切サイト上で触れていただかなくて構いませんが、やはり北辰は御約束
8:07 通りアルタイに居たりするのでしょうか。それに付随してうっかり考えてしまうのが夜天光もおっさn…
8:08 ではなく女性型ないし人型になっていたりするのではないかという事です。が、夜天光はAI関連の描写は
8:09 さっぱりありませんし微妙な話でしょうね。
ふむー翼ですかー、まぁマントとかリボンの代わりには出来なくも無いですが、まだはっきり決めていませんしね。
ただまあ、プリンス・オブ・ダークネスから想像出来ないものにはしたくないですね。
北辰今回登場です! あんまり似てないですがお許しを(汗)
ですが、だんだんと彼も強くなることと思います。といっても何回も出番があるのか微妙だったりもしますが(爆)
9:46 オリジナルの国は出しますか?
9:47 カルデアの国王はあのアニメ版の国王ですか?
んー今のところ特にオリジナルの予定は無いですが……。考えて見るのもいいですね。
カルデアは現時点では代案は無いです。展開次第で多少変わるかも知れませんが。
12:19 アキトもその内マテリアライズ!って事も在るんでしょうか?
マテリアライズのようなことはする予定です。ただ、もう少し引っ張りますが(爆)
12:23 ゲーム・乙女舞闘史が出て舞乙ブーム再来!そんな時この作品を見つけ至福の限りです。
ありがとうございます♪ ゲームは買っておりませんが、楽しい作品であればと思っております♪
18:20 アリカの“おじ様”は是非ともセルゲイからアキトにチェンジして欲しいスッ!
ふむ、考えておきましょう。今のところまだ確率は二分の一です(爆)
18:37 まだ物語は始まったばっかですが今後の展開が楽しみな作品です、執筆頑張って下さい。
厭きない作品になるように頭を捻っております。頑張りますので今後もよろしくです!
19:10 次回はシズルVSラドのイベント!さてさてアキト達はどう絡むのか?楽しみ〜♪
ごめんなさい、シズルVSラドはまだ出てきていません(爆) アキトは派手に動いてます♪
19:16 アズワドの民達の遺伝病の治療にアキトが保有するナノが効果が在ったり…。
はははははははははははははははははははは(ばれたか)
11月12日
13:37 ナデシコと舞乙のクロス作品とは珍しいです。両方とも好きな作品だけに更新が楽しみです。
コメント嬉しいです! 今後ともよろしくお願いします♪ 更新も出来るだけ頑張りますね!
14:14 アキトが単身でグラビティブラストとか撃てる様になって欲しいです…条件付で…
むむぅ、グラビティブラスト……不可能ではない気もしますが……参考にさせていただきます。
17:24 アニメ第6話の“ニナ、まかれる…orz”の辺りがどうなるか楽しみです。
おお、お客さんも(ニヤリ)ですねー♪(爆) それなりに表現できるように頑張って見ます。
18:21 イリーナ嬢はアキトに一目惚れ?いいですね!次回も更新楽しみにしています。
いやー、この先どれくらいこういう状況になるのか自分でも不安です。制限取っ払ってしまったので(汗)
22:14 原作は知りませんが面白かったです!続き待ってます!
ありがとうございます♪ 原作を知らなくても楽しんでいただけるのは嬉しいことです♪
22:38 サレナってゼノサーガのKOS-MOSみたいだ・・・w
似てますね。というか、感情表現が殆ど無くてそれでも主人公を守る事を最優先にしているという意味では同じかも?
23:17 クロスオーバー作品、最高〜♪オリジナルエピソードなんかも希望!
むむぅ、オリジナルエピソードはキャラ出しが落ち着いてからですね。もうしばらくお待ちを〜。
11月13日
1:15 アリカがセルゲイでなくアキトに思いを寄せる展開も十分在り得ますよね!
もちろんアリです! ですが、時間はかかりそうですね。初恋ですから自覚させるのが大変かも?
18:16 サレナの人化?にはチョイ驚きです。
いや、ちっと茄須さんとかジャドーエイさんに触発されまして(爆)
18:55 質問です、第二話でアキトがニナを助けるのに使った<纏>とは何ですか。
纏(まとい):オリジナルの木連式武術です。
元々は月臣が烈風の突進を片腕で受け止め、頭蓋骨を握りつぶし、腕の振りだけ(腰のばねや上半身すら使わず)で10m以上も烈風を投げ飛ばした事から
肉体を一時的に強化する技法があるのではと思い作りました。
纏は催眠術のようなものです、自己暗示で無理やり己の限界の能力を引き出すことが出来ます。
他にも何点か木連式の技を作りましたが、また披露する機会もあるかと思います。
11月14日
13:26 舞乙とナデシコの夢のコラボレーション!蝶・最高〜第五羽も楽しみにしています。
ありがとうございます♪ 五話どうにか出すことが出来ました! 次回もよろしくお願いしますね♪
19:19 執筆頑張って下さい、続きも楽しみにしています。
どうもです! 次回も頑張りますのでよろしくお願いします!
22:29 原作を知らないけどとても楽しめました。次も頑張ってください
原作知らなくても楽しめるといって頂けるのは嬉しいです♪
23:43 アニメ設定の舞乙HiMEのssは珍しいのでどんどん続けてほしいですね。
出来うる限り頑張りますねー。でも漫画版のSSなら結構あるんでしょうかね。ちっと気になります。
11月15日
14:56 楽しく拝読させて頂きました。次の更新を待ってます。以上
ありがとうございます! 次回も頑張りますね♪ しかし以上って(爆)
18:21 アキトとセルゲイ、養女(ルリ・ニナ)を持つ者親同士、話とか馬が合いそうです、是非とも友好的な関係を
18:21 築いて欲しいです。 次回の更新を楽しみに待っています。
そうですねー馬は合いそうです。でも、状況がそれを許すかは現時点では不明です。
波乱に飛んだ出だしになるかも?
19:23 アキト専用ジェム。石の銘はどんなのになるのか?色々と期待してます。
あーっとまだそこまでいいのはもらっていません。まぁアキトコーラルバージョンという事で(爆)
11月16日
12:45 拍手×100000!面白い!続きが楽しみ!更新待ってます!
ありがとうございます! 早速更新しました♪ 今後ともよろしくお願いしますね!