Gの住宅/室【すまい】
温泉での事件から数日後、
無限一家はある街に訪れていた。
「うわー、風車だらけ」
「確かに、常に風が吹いているというのは本当のようですね…」
「ヘルの言っていたこの街…中々食欲をそそる『欲望』であふれている…♪」
風都
街の至る所に様々な形状の風車が回ることで多大な風力エネルギーを得ている、通称”エコの街”。シンボルである巨大風車”風都タワー”や大きなナルトが入っているラーメンとして有名な”風麺”。他にもマスコットキャラクターの”ふうとくん”などと言ったこの街にしかないものが数多くある。
「さてと。ミッドチルダでのマンションは引き払ったことだし、この街での新居を見つけねばな」
ゼロがそう言った瞬間、モニター通信が開かれる。
「無限君、クロノだ」
「…何の用だ?」
「騎士カリムに予約依頼を受けていただろ?予言書に解読について」
「……………あ、それか」
どうやら半ば…いや、殆ど忘れていたようだ。
「と言うわけなので、リインフォースにヴィヴィオ。新居探しのほうは頼むぞ」
「え!ちょっと待って!」
「パパ、それはないよ!」
相棒と娘の言葉に耳を貸すこと無く、ゼロはイビルホイーラーに跨って行ってしまう。
「…クロノ、恨むからな…」
さり気無いところで、二人のクロノに対する評価が微妙に下がった。
*****
不動産屋。
「え〜と、家長が無限ゼロさんで。奥さんの名前がリインフォースさん、娘さんがヴィヴィオさん…。まるでマンガやアニメみたいな名前だね」
「まあ、否定はしませんけど…」
不動産屋の人の言葉にリインフォースは苦笑いしながら答える。
尚、不動産屋が見ている履歴書云々は管理局の方でつくらせたものだ。
そして、表向きの職業として…。
「あのすいませんけど、”賞金稼ぎ”って一体全体どういうわけなんでしょうか?」
普通に考えてありえない職業名が明記されていた。
「えーと、あれです…」
「とある大きな組織に重要な仕事を依頼されてるんです…」
リインフォースは常識的思考回路で返答を探すモノの良いものが思い浮かばず、代わりにヴィヴィオが答えた。一応嘘は言ってない。
「あーそれじゃあ、昔のマンガやアニメやドラマとかでやってそうな?」
「そうそう、それです」
敵当に相槌をうつ。
「そういやあれテレビで一回見たわ。まさか実在する人がいたとは。えぇと、なんて番組だっけ?プロフェッショナル……」
「あのー…」
リインフォースの疑問形な表情を見ると、
「プロフェッショナルじゃねえや。あの…ミュージックなんたら…」
「あの、ちょ…」
不動産屋の不穏な台詞…。
そして…。
「…………」
「…………」
微妙に長い沈黙が…。
「あれ?嘘言った感じになってる?嘘言ったと思ってる?ホントに見たんだからね」
「大丈夫です。信じてますから」
「いや信じてないよね。一瞬変な空気になったよね。くそぉ、婆さんさえ生きてればな。婆さんと一緒に見てたら証人になるのに。去年に死んじゃってさ…」
なんて言ってると、
「爺さんや、洗剤切れたからちょっと一っ走り頼むわ」
「今仕事中だ!打っ殺されたいのかクソ女房!!」
「お前が死ねやダメ亭主!!」
奥のほうから婆さんと思われる老人の声と不動産屋が喧嘩した。
「…………」
「…………」
再び…。
「あのー、それじゃあ物件紹介するんで、行きましょうか?」
不動産屋は席から立ち上がった。
この老人不動産屋に対する二人の評価はこれだけだ。
((大丈夫かな?このお爺さん…))
*****
外を歩いて不動産屋が管理している物件に向かう三人。
道行く人々はリインフォースとヴィヴィオの美しさに見惚れていたが…。
不動産屋は今一街の地理を理解していないのか。通りすがった人に道を尋ねていた。
「ねえママ。あの人大丈夫かな?なんだかさぁ、かなり適当な感じ…。パパが納得するような物件紹介してくれるかな…?」
ヴィヴィオが心配してそんなことまで言い出す。
客に全く信用されていない。
「お二人さん。具体的にこんなのが良いって希望はありますか?」
「取りあえず、以前住んでいたマンションと近い感じがいいですね。それから住むのは三人なので広いっていうのもお願いしたいんですけど」
リインフォースは前提的条件を出した。
すると、ヴィヴィオがいきなり。
「あの、その前に不動産屋が取り扱ってる物件の中で、ちょっと個性的で面白いって言うのありますか?」
などと聞いてきた。
「ヴぃ、ヴィヴィオ?」
「もしこれで良い場所見つかっても、パパがすんでから文句言いだしたら水の泡だよ。その時の為に目星をつけておこう」
「ヴィヴィオ。何気に成長しましたね。色んな意味で…」
嬉しいような悲しいような心境。
「そうだねー。それじゃあまず個性的なワ、1WGTMにでも…」
「あの、今なんて?」
明らかに不審過ぎるにもほどのある言葉が不動産屋の口から出たことに当然の反応をする。
「ワ、ワン…3Pが一番だよね?」
「いや、3Pっていうか、誰もそんな破廉恥な話してませんよ」
「…………」
「…………」
三度目…。
「いやわかってるよ。歳取るとカタカナが言いづらくて…。ちゃんとわかってるから、ちゃんと連れていくから」
そんでもって…。
「ここなんか大分イイ感じのアレじゃないですかね」
「犬LDKじゃありませぇーん!!」
紹介されたのは犬小屋。
「なんで犬小屋で三人一緒に暮らさなきゃいけないんですか!?貴方完全に物件の知識欠落してますよ!基礎的な部分まで!」
「いや知ってるよ。これはアレだよ、奥さんの肩にとまってる小汚いロボット捨てて行こうかと…」
「余計なお世話ですよ!!って言うかこれは簡単に捨てていいものじゃありませんし!!」
不動産屋に対してリインフォースがツッコム。
「ちょっと勘弁して下さいよ。不動産屋が1LDK知らないわけ無いっしょ。日常的に出てくる言葉ですよ」
「それじゃあ、使ってください。今ここで」
ヴィヴィオは不信感たっぷりな表情で不動産屋に問う。
「あのー、アレ…旅から帰って来たとき…よく言いますよね?」
――あぁーやっぱり1LDKが一番だぁ――
「言いませんよね!我が家で良いですよね!?なんで1LDKに置き換えるんですか!?」
「すいません。正直うちの1LDKが実家に帰ってましてね」
「1LDKが帰ってったなに!?貴方が帰るべき場所でしょ!?」
二コやかに答える不動産屋だが、言ってることは尋常ではない。
ヴィヴィオまでツッコム始末。
「あの、もうちょっとマトモな物件にして貰いませんか?」
「別に1LDKに住む訳じゃないし、家族全員で伸び伸び過ごせそうな感じで…」
「え?1LDKもう帰ってこないかもしれませんよ?」
「だからどんな1LDKなんですか!?」
んでもって…。
「でしたら、こんな物件はいかがでしょうか?」
紹介したのは四階建てのマンション………
「まあこんなものかな…」
「ゼロが納得しますかね…?」
と言ってると、
「そう来ると思ってましたよ。安心してください。物件はこのアパートではなく。…こちらです」
「また犬LDK!?」
と思ったら再度犬小屋。
「いやさっきと全然違いますよ。ちゃんと広い物件を…ほら、さっきの犬小屋より1mも大きい」
「大して変わりませんよ!というかさっきの物件のこと犬小屋って認めましたよね!?」
「あの、やっぱり1LDKを知らないんじゃ?」
「いやだから、1LDKは実家に帰ってるって言ってるじゃないですか」
「もうやめてくださいよ!そもそも犬小屋は人の住む所じゃありませんよ!人がきちんとすめるところを紹介してください!」
半ばキレ気味にリインフォースは叫ぶ。
不動産屋は何かに気づいたかのような表情になり、
「成程、そうだったんですか。それでしたら最初から行って下さればよかったのに」
そうして…。
「ここなら自信を持ってご紹介できます」
「何の自信を持って!?」
先の二つの犬小屋以上に汚らしい犬小屋………
「いい加減にしてくださいよ!これ犬小屋ですよ!1LDK云々のレベルじゃありませんから、さっきから何を聞いてたんですか!!」
「いえいえちゃんと聞いてますって。実際ほら」
に住んでいるSMプレイの服着て自分に亀甲縛りをかけてる変態。
「ねえ、人住んでますから」
「「そう言う問題じゃない!!」」
「違いますから!確かに私のゼロはドSですけど、彼の相手務まるのは私だけですから!私達の住処探しの来ただけですから!こんな気味の悪いところに住めませんから!」
リインフォースのツッコミに変態は顔を赤らめる。
「なんで照れるんですか?私は貴方のご主人じゃありませんからね。今のは言葉責めじゃありませんし」
それを聞くと変態は残念な表情で犬小屋に渋々戻った。
「あのー、かなりマトモな物件は無いんですか?」
「…わかりました。実は賞金稼ぎやってるおたくの旦那さんが気に入りそうなのがあります」
「今度こそ大丈夫ですよね…?」
ゴキブリホイホイ。
「「……………」」
「どうですかね?旦那さんもきっとってグバアァァァ!!」
「「喧嘩売っとんのかあぁぁぁ!!」」
其の日二人は、人生で始めてケンカキックというものを人に叩きこんだ。
*****
「頼みますから今度こそまともなのをお願いします。今度ふざけたら訴えて裁判起こしますからね」
リインフォースは氷のような冷たい顔でそう言い放つ。
隣にいるヴィヴィオも不機嫌そのものな表情で、今にも青筋が立つんじゃないかと思うような感じである。
「それならば格別の物件があった。…あれなんですけどね」
不動産屋が指さした方向には高級高層マンション。
「「おぉー!」」
先程から散々底辺を見せつけられてきた二人の顔色も良くなった。
「ここはうちが取り扱ってる物件の中でも、最上級に部類に入るマンションでしてね」
エレベータに乗って上の階を目指す三人。
「いつも部屋が一杯に埋まってたんですけどね、つい最近部屋に空きが出ました。いやぁ御客さんは運がいい。家賃は三百万ですけどね、どうです?こんなチャンス滅多にありませんよ」
「すいません、高いんで他の手頃な家賃の物件お願いします」
ゼロはJS事件の終結後、管理局から報酬金として多額の日本円を受け取っていたが、流石に家賃だけで三百万も持って行かれるのは辛い。
「わかりました。じゃあ三万で」
「えェぇー!?」
不動産屋のトンデモ発言にヴィヴィオが驚く。
「同じ三がついてるし、三万で良いや」
「どんだけ適当な理由で百分の一に?それって怒ってるの?キレてるの?ヤケクソになってるの?」
ヴィヴィオの果てしない疑問は解消される前にエレベーターが最上階についた。
「実は前の住人が仕事の急用でいきなり出て行っちゃって部屋がそのまんまなんですよ。家財もそのまま、掃除もして無くて。そこらへんの処分をお客様が負担していただけるなら、三万にまけます」
なんか凄い話である。
「え?そんなんで良いの?それだけで此処に住めるの?だったら喜んで負担するよ♪というかかえってお得な気分。これはパパも喜ぶかも」
「そうですか。それは良かった」
不動産屋が部屋を開けると…そこにはどう見ても見過ごしちゃしけないって言うか、見過ごすことすら不可能な光景が…。
血文字が書かれたカーテン、鮮血が飛び散った家具、血塗れなフローリング、血生臭い壁・・・・・・。
「じゃあ多少汚れてますけど、よろしくお願いしますね?」
「………」
リインフォースはしばらく黙っていたが、ヴィヴィオは気絶して倒れた瞬間に…。
「何をォー!!」
不動産屋の顔面を思いっきり床に叩きつける。
「これって、あの、その…どう見ても殺人現場じゃないですか!処分って何!?犯罪の現場の処分!?負担って何!?犯罪の肩棒の負担!?」
彼女は揃って叫ぶ。
そこへ…。
「ほう、中々良い眺めだな。こりゃさぞかし夜景も美しいだろうな」
「ゼロッ!?」
いきなりゼロが神出鬼没に登場してきた。
「いつの間に?」
「思った以上に仕事が早めに終わったから来てみたんだ。魔界能力で姿と気配殺して」
さらっと説明するゼロ。
「というか貴様ら何を騒いでいる?みっともないぞ」
「見渡す限り部屋の中全部が血まみれだから騒いでるんですよ!今にもネウロさんが『謎』の気配を嗅ぎ付けて飛び込んできそうなんですけど!」
一人で平然としているゼロにリインフォースはネウロの名を出してまでツッコム。
「血なんて濡れぞうきんで拭きとって、数日残る生臭ささえ我慢すれば事は済む」
「旦那さん、殺人現場なんてそんなドラマみたいな事あるわけ無いじゃないですか。これは多分、マグロの解体かなんかしたんだね」
「そっちの方がありえませんよ!なんで部屋の中でマグロ捌くんですか!?それ以前に、なんでマグロがダイイングメッセージ残してるんですか!?」
血まみれの部屋のカーテンには血文字で”ノボル”と書いてあった。
「別にマグロの血を使って書道の練習していた可能性もあるだろ。あの”ノボル”って血文字を書こうとしていたら、夢中になって部屋が血まみれに…」
「だとしたらその人相当な集中力をお持ちですね…!」
無茶苦茶な論理を唱えるゼロにリインフォースは呆れ果てるとかを通り越した声を出す。
「もういいじゃんかよ」
「何がですか?というか何で平然とソファーに座れるんですか?」
「もう人殺されててもいいじゃん」
「良くありませんよ!ヴィヴィオの教育上悪過ぎです!」
母親として娘をこんな部屋に置きたくなかった。
その後、ゼロはこの部屋の淀んだなにかを気に入ったのか?
「いいか、リインフォース。部屋というのはな、思春期の女と同じだ」
なんか語りだした。
「例えば、一学期の頃はちょっとイモい感じではあったが清楚で優しそうな優等生が――夏休み明けには髪は金色になって肌はガングロといった感じになる。アレと同じなんだ」
しかも、何を言いたいのかが微妙にわかる分、余計にイヤだ。
「大方、夏の間に悪い誘惑に乗ってしまったんだろうが、そこへ”何があったんだ?”と聞くか?あまり聞きたくないだろ普通。まあ、とどのつまり・・・・・・部屋なんて最初からヤラれているということだ」
「部屋がヤラれているとは一体何なんだ!?」
屁理屈じみたわけの分からない話をしていると、
――ピチョン、ピチョン――
不動産屋が泣いてた。
「ちょっと、今の意味不明な話のどこに泣ける要素があるんですか?」
「う〜こんなに部屋を愛してくれる人に出会えるとは。確かに旦那さんの言うとおり、良い部屋って言うのは皆阿婆擦れのじゃじゃ馬です。大体皆殺人現場になっちゃうもんです」
「そんなことあったら堪ったもんじゃありませんよ!」
不動産屋の影響でリインフォースのキャラクターは最早崩壊してる気がする。
「部屋の持つ魔力とでも言いましょうか。人はその身だけでなく、その精神も部屋に囚われる。かくいうこの部屋も凄まじい問題物件でして」
この部屋の過去の断片が明らかになっていく。
「実はこの部屋では、たった三年の間に七人の御方が亡くなっていて…。なんの影響かこの部屋に入居してきた者は瞬く間に殺し合いを演じ、瞬く間に死んでしまうのです」
「貴方はよくそんな部屋を紹介できましたね!おまけに家賃(おかね)取ろうとしたし」
血濡れ部屋の正体はとんでもなかった。
「すいません。悪気は無かったんです。ただ呪いの部屋などと忌み嫌われるこの部屋が可哀想で…。部屋は人が住んでこそ部屋になるんです。どんなに良い部屋も、人が済まなければただの穴だ。私はただ…全ての穴を部屋を、変えてやりたいだけなんです。…良かったなぁ、お前もようやく、部屋になれるぞ」
呪の天井を見ながら不動産屋はそういって、鍵をゼロに渡した。
「フッ。これでこの風都での拠点は決まったな」
「まさか、本当に住む気ですか?」
ゼロの態度にリインフォースは多大な危機感を覚える。
「当然だ。でもその前に邪魔虫は排除しなくてはな!」
――ドガァーーーン!!――
「「ッ!?」」
ゼロがいきなり天井を殴り、大穴が空いた。
『うおォォォ!!?』
――ドサッ!――
すると大穴から幽霊のような怪人ことゴースト・ドーパントが現れる。
「睨んだ通り。三年前から続く謎の殺人事件の黒幕は、こいつだったようだな」
『く、クソッ!何故わかった?』
「私には貴様のような輩が放つ独特の気配と匂いが分かるのでな」
つまり言うと、ゼロは『欲望』を感じ取っていたのだ。
「大方丁度良い隠れ家をつくるために、この部屋で人間を殺して行き、呪いの部屋と忌み嫌われるようにしていたんだろう」
「そうか。こいつの…こいつのせいで…!」
不動産屋は顔を険しくする。
「うちの不動産屋は胡散臭いと…」
「それはこの部屋以外にも問題があったからじゃないですか」
スラッとリインフォースはツッコム。
「変身するまでもないな」
其の時のゼロの顔は満面の笑み。
だけど、三日月のように口を開いている…簡単にいえばサディスティックスマイル。
*****
一時間後。
「は、恥ずかしい…///」
ゴーストの正体は二十歳の女性。それも美人な上にスタイルも抜群だ。
部屋に住みついていた理由は両親や親族に死なれて行き場を失くしていたかららしい。
ちなみに今の格好は言うなれば、猫耳と尻尾をつけたメイドさん。
猫好きなゼロの私案たっぷりの服装である。
「さて…貴様の罪を問わない代わりに、これからは私の配下として働いてもらうぞ」
無論、この話はゴーストメモリを潰し、『欲望』を喰らった上でのことだ。
しかしながら、この絶望的な状況で警察に引き渡されないのは幸運とも言えるが。
「貴様、名は何だ?」
「………たま」
「ん?何だって?よく聞こえんぞ」
「左前御霊です!」
ヤケクソ気味に答えた。
どうやら、この縁起の悪い苗字は勿論。それに因んだかのような名前が気に喰わない様だ。
こうしてゼロは、新居と同時に新しい仲間?を獲得したのだった。
次回、仮面ライダーイーヴィル
仮面ライダーW/風【たんてい】
「この『欲望』はもう、私の手中にある…」
左前御霊
風都の高級マンションの一室に住み着き、隠れ家としていた。故にそこへ入居してきた者をゴーストメモリの力で殺し合わせ、そこを誰も入居したがらない”呪いの部屋”に仕立て上げた。
だがゼロの前に完膚無きまでに敗れ、『欲望』を喰われた上に、メモリを破壊され、罪をとわないことを条件に無限家のメイドとして仕えることとなった。
家事の際は猫耳メイド服を着用。年齢20歳。
住処欲しさにガイアメモリを使って殺人まで行っていたところからすると、相当荒んだ家庭で生まれ育ったと思われる。
ゴースト・ドーパント
”幽霊の記憶”を刻んだゴーストメモリで御霊が変身していた姿。
自身を幽体化して他人に憑依するという特異な能力を備えたドーパントで、この能力を用いて入居してきた住民同士を殺しあわせていた。
ある意味かなり厄介なドーパントなのだが…相手が悪すぎたせいもあって能力を存分に発揮出来ずに敗北した。
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