Fate/BattleRoyal
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衛宮(えみや) 切嗣(きりつぐ)
【年齢】29歳
【身長・体重】175p 67kg
【特技】射撃、破壊工作。
【魔術属性】切断・結合
【魔術回路】不明
原作の主人公。「魔術師殺し」の異名を取るフリーランスの魔術使い。
原作と同じく、幼少時のアリマゴ島に置ける惨劇のトラウマから、ある種の強迫観念故に「多数を生かす為に少数を殺す」と言う信条の下に多くを救い、それと引き換えに小を間引く戦いを続けて来た。だが、その方法にも限界がある事を自覚しておりジレンマを感じていた所、アインツベルンの誘いを受けて『聖杯』をの力を以って闘争の歴史に終止符を打ち、世界を救済する事を決意し参戦。
今作に置いてもその為なら悪辣且つ外道な戦法を取る事も辞さない。戦争を肯定し戦場を美化する英雄や騎士を何より毛嫌いしており、今回の戦争で現界した幾多の英霊達は元より自らのパートナーであるアルトリアもその例外ではなく意思疎通や相互理解の一切を断ち切り徹頭徹尾、道具として扱う。

 セイバー
【マスター】衛宮 切嗣
【真名】アルトリア・ペンドラゴン(アーサー・ペンドラゴン)
【身長・体重】154p 42kg
【属性】秩序・善
【ステータス】筋力A 魔力A+ 耐久A+ 幸運D-→B 敏捷A+ 宝具A++→EX
【クラス別スキル】
 対魔力・A
Aランク以下の魔術は全てキャンセル。
 騎乗・A
幻獣・神獣ランク以外の乗り物を全て乗りこなす。
【固有スキル】
 直感・A
戦闘時、常に自分にとって最適な時間を感じ取る能力。Aランクの第六感は未来予知に近い。また、視覚・聴覚への妨害を半減させる効果も持つ。
 カリスマ・B
軍団の指揮能力、カリスマ性の高さ示す能力。ランクBは国を率いる王としては十分な度量。
 魔力放出・A
武器・自身の肉体に帯びさせ、瞬間的に放出する事によって能力を向上させるスキル。魔力によるジェット噴射。絶大な能力向上を得られる反面、魔力消費は通常の比ではない為、非常に燃費が悪くなる。
【宝具】
 『風王結界(インビジブル・エア)
ランク:C
種別:対人宝具
レンジ:1〜2
最大捕捉:1個
由来:不明
アルトリアの剣を覆う、風でできた第二の鞘。厳密には宝具と言うより魔術に相当する。
幾重にも重なる空気の層が屈折率を変える事で覆った物を透明化させ、不可視の剣へと変える。敵に間合いを量らせない為、白兵戦で効果を発揮するが、その本質は余りにも有名過ぎるアルトリアの剣を隠す為の物。
また、纏わせた風を解放する事で破壊力を伴った暴風を撃ち出す『風王鉄槌(ストライク・エア)』と言う技にもなる。

単騎駆ける黒馬(スタリオン)
ランク:B++
種別:対人宝具
レンジ:0
最大捕捉:1人
由来:アーサー王が騎乗する名馬。
独自に単独行動スキルを有しており、この宝具の使用には魔力を必要としない。
この宝具に騎乗している間、騎乗者はAランク相当の単独行動スキルを保有しているものとして扱う。

 『嵐王鎧馬(スタリオン・ガーレ)
ランク:A++
種別:対城宝具
レンジ:1〜99
最大捕捉:1000人
スタリオンに『風王結界』を纏わせた姿。全身がアルトリアと同じ白銀の鎧に覆われる。
陸・海・空を区別する事なく走破し、駆け抜けただけで古の城壁すらも粉砕する。
 
 『約束された勝利の剣(エクスカリバー)
ランク:A++
種別:対城宝具
レンジ:1〜99
最大捕捉:1000人
由来:アーサー王の聖剣エクスカリバー。
生前のアーサー王が一時的に「湖の乙女」から授かった聖剣。人ではなく星に鍛えられた神造兵装であり、人々の「こうあって欲しい」と言う願いが地上に蓄えられ、星の内部で結晶・製造された「最強の幻想(ラスト・ファンタズム)」余りに有名である為、普段は『風王結界』で覆って隠している。
神霊レベルの魔術行使を可能とし、所有者の魔力を光に変換、集束・加速させる事で運動量を増大させ光の断層による「究極の斬撃」として放つ。攻撃判定があるのは光の斬撃の先端のみだが、その莫大な魔力の斬撃が通り過ぎた後には膨大な熱が発生する為、結果的に光の帯のように見える。威力・攻撃範囲ともに大きい為、常に周囲への配慮が必要とされる。

 『全て遠き理想郷(アヴァロン)
ランク:EX
種別:結界宝具
防御対象:1人
由来:エクスカリバーの魔法の鞘と死後のアーサー王が眠る島アヴァロン。
異父姉モルガン・ル・フェイがアルトリアから奪った聖剣の鞘。
「不老不死」の効果を有し、持ち主の老化を抑え、呪いを跳ね除け、傷を癒す。
真名解放を行うと、数百のパーツに分解して使用者の周囲に展開され、この世界ではない「妖精郷」に使用者の身を置かせる事であらゆる攻撃・交信をシャットアウトして対象者を守る。それは防御と言うより遮断であり、この世界最強の守り。
魔法の域にある宝具で五つの魔法さえ寄せ付けず、多次元からの交信は六次元まで遮断する。

 『再び集いし円卓の騎士(リヴァース・ナイツ・オブ・ラウンド)
ランク:EX
種別:対軍宝具
レンジ:1〜99
最大捕捉:1000人
由来:アーサー王が生前に率いた常勝の騎士団の召喚宝具。
アルトリアがマーリンやランスロットと言った円卓の騎士、ネロやエミヤと言った英霊と関わり戦って行く事で己の願いに疑問を持ち悩み葛藤した末に真に為したい、本当に叶えたい願いを得た事で新たに出現した宝具。
広大なブリテンの平野を固有結界として出現させそこに生前、共に駆け抜けた円卓の騎士達や名も無き騎士達を独立サーヴァントとして呼び出す宝具。
イスカンダルの『王の軍勢(アイオニオン・ヘタイロイ)』と同じ形態の宝具であるが、違う点は英霊の座に帰った、若しくは呼ばれていない円卓の騎士達だけでなく、個別で現界している騎士達も彼ら自身が望めば、取り込み指揮下に入れる事も可能。英霊の座から呼び寄せられた者達も含めて騎乗スキルAと単独行動スキルCが付与される。

 『約束された理想郷の王(エクスカリバー・アヴァロン)
ランク:EX
種別:対界宝具
レンジ:1〜99
最大捕捉:1000人
由来:聖剣エクスカリバーと魔法の鞘が合わさった姿。聖剣を超える聖剣。
上記の『再び集いし円卓の騎士』と共に出現した新たな宝具。『約束された勝利の剣』と『全て遠き理想郷』が融合した宝具で刀身が鞘と融け合ったような造りとなっており、鞘の最強の守りが施されている上、絆を取り戻した円卓の騎士達の想念も加わり真の意味で人類最強の剣へと昇華された宝具。これにより如何なる攻撃・・・それこそギルガメッシュの『天地乖離す開闢の星(エヌマ・エリシュ)』ですらも無効化し且つそれと同格の威力と攻撃範囲を持った対界宝具。

切嗣が聖剣の鞘を触媒にして召喚したサーヴァントにして初代Fateのヒロイン。
原作同様、今作に置いても切嗣との仲は険悪であり、あくまでも実利主義の切嗣と騎士道を奉ずる彼女とでは相容れず、ジル・ド・レェやチェーザレ、死徒の軍団による暴走に置いても犠牲となっている一般人などを省みず寧ろ、それすらも利用し他の参加者達を間引く事ばかりを考える姿勢を取る切嗣に忸怩たる思いを抱いている。
更にはランスロットやマーリンを始めとした嘗ての円卓の同志達と再会するも何より彼らの為と己が胸に抱いた願いを拒まれてしまい一層、苦悩する事に・・・・

遠坂(とおさか) 時臣(ときおみ)
【年齢】不明
【身長・体重】177p 68kg
【特技】チェス
【魔術属性】火
【魔術回路】不明
遠坂家5代目当主。一言で言えば、典型的な魔術師然とした人物。
魔導を第一に尊び、その血と掟に責任を持つべきとしている「本物の貴族の生き残り」それ故に古くから培われて来た魔導の法を遵守し、それを絶対としている。
だが、それは見様によっては教科書をただ模倣しているような物であり、マーリンはこれを「お勉強ができるだけの馬鹿」「典型的な視野を自ら狭めている挙句に他者の気持ちを斟酌する事もできない滑稽極まりないKY」など散々に評している。
今作に置いてもギルガメッシュを召喚し、策謀も張り巡らせたりと用意は周到だが、肝心な所で足元を疎かにする悪癖は原作同様に健在。
更には今作では、本来、現界は七騎が限度の筈の英霊が百騎以上も召喚されるわ、ギルガメッシュの真名を序盤で多くの陣営に知られるわ、サーヴァントを従えた死徒の集団が魔術の隠匿も省みずに暴れるわで番狂わせが次々と起こり頭を抱えている。

 アーチャー
【マスター】遠坂 時臣
【真名】ギルガメッシュ
【身長・体重】182p 68kg
【属性】混沌・善
【ステータス】筋力B++ 魔力A+ 耐久A+ 幸運A 敏捷B+ 宝具EX
【クラス別スキル】
 対魔力・C
魔術詠唱が二節以下のものを無効化する。大魔術・儀礼呪法など大掛かりな魔術は防げない。
 単独行動・A
マスター不在・魔力供給なしでも一週間、現界できるスキル。マスターがサーヴァントへの魔力供給を気にせず全力で魔術を行使できる利点を持つ。反面、サーヴァントがマスターのコントロール下を離れる危険性をも持つ。
【固有スキル】
 黄金律・A
人生に置いて金銭がどれ程お金が付いて回るかと言う宿命を指す。
Aランクの場合、「一生金に困る事はなく、大富豪でも十分やっていける」
 カリスマ・A+
軍団の指揮能力、カリスマ性の高さを示す能力。A+ランクともなれば、既に魔力・呪いの類である。
 神性・B(A+)
神霊適性を持つかどうか、本来はA+ランクなのだが、本人が神嫌いの為、劣化している。
【宝具】
 『王の財宝(ゲート・オブ・バビロン)
ランク:E〜A++
種別:対人宝具
レンジ:−
バビロニアの宝物庫とそれに繋がる鍵剣。
持ち主の蔵と空間を繋げる能力を持つ。蔵も中身も所有者財の量に準ずる為、何もない人が使っても何の意味もない。ギルガメッシュは生前、自分の蔵に「宝具の原典」を含めた大量の財宝を収めており、王の財宝でそれらを空間へ繋げて自在に取り出したり、射出する事ができる。
王の財宝内にある宝具一覧。

 『エア』
由来:バビロニア神話に登場する知恵の神・エア
  (或いはこれを由来とする、後世ヒッタイト文明に伝わる開闢の剣「エアの剣」)
『乖離剣』とも。無銘にして最強の剣。エアと言う名前はギルガメッシュがつけた物で、彼の持つ究極の切り札。剣と言うより円柱状の突撃槍の様な形状。
ギルガメッシュはこの剣を「真実を識るもの」と表現する。天地開闢以前、星があらゆる生命の存在を許さなかった原初の姿、地獄そのもの。それは語り継がれる記憶には無いが、遺伝子に刻まれていると言う。
エルキドゥの『創生槍ティアマト』とは対。

 『天の鎖(エルキドゥ)
由来:ギルガメッシュの唯一無二の親友・エルキドゥ
「神を律する」と謳われる鎖。伝承において神獣「天の雄牛」を捕えた。
数少ない「対神兵装』の一つで、相手の神性が高い相手ほど制約・拘束力が高まる。
ただし、あくまでも「拘束」であるので、これ自体に対象を傷つける能力はない。神性を持たない者にとっては少々頑丈な鎖。相手次第だが、対象を完全に無力化できるわけではない。

 『原罪(メロダック)
「選定の剣」の原典。派生品に「グラム」、「勝利すべき黄金の剣」などがある。

 『グラム』
魔剣・太陽剣。北欧神話における選定の剣であり、ヴォルスング・サガに登場する北欧最大の英雄シグルドが所有した。ドイツの叙事詩『ニーベルングの指輪』ではバルムンクの名で呼ばれる。
「最強の聖剣」に匹敵する「最強の魔剣」であり、竜殺しの特性も有する。竜の因子を持つ騎士王にとっては正に天敵。

 『絶世の名剣(デュランダル)
宝具の原典。
フランスの叙事詩『ローランの歌』に登場する聖騎士ローランが同名の剣を所有しており、それが派生品と思われる。

 『デュランダル』
フランスの叙事詩『ローランの歌』に登場する、決して折れないと言う逸話を持つ「不滅の聖剣」。
シャルルマーニュ十二勇士の筆頭、聖騎士ローランが所有し、元は王が天使から授かったと言う。
三つの奇跡を持ち、所有者の魔力が尽きても切れ味を落とさない輝煌の剣。

 『ハルぺー』
ギリシャ神話に名高い英雄、ペルセウスの所有した女怪殺しの神剣。不死の相手には絶大な効果をもたらし、嘗てメドゥーサの首を斬った一振り。鎌とも剣とも言われる。
「屈折延命」と言う不死系の特殊能力を無効化する神聖スキルを有し、この剣でつけられた傷は、自然ならざる回復・復元ができなくなる(自然の理にかなう治療は可能)。

 『ヴァジュラ』
古代インド神話に伝わる雷神インドラの神格象徴の一つ。一度限りの射出宝具で、ダメージ数値はB+に相当する。所有者の魔力とは関係なくダメージ数値を出すお手軽兵装。

 『ダインスレフ』
ニーベルンゲンの魔剣。北欧の英雄シグルドを殺した一族に伝わる物で、元々はファフニール竜が収集していた物。
強力な「報復」の呪いを持つ。
聖剣・魔剣の類は、栄光と破滅を両立させる物だが、この剣の持ち主の運命は破滅のみが与えられると言う。

 『ヴィマーナ』
古代インドの二大叙事詩「ラーマーヤナ」「マハーバーラタ」に登場する飛行装置。黄金とエメラルドで形成された空飛ぶ舟。輝舟。水銀を燃料とする太陽水晶によって太陽エネルギーを発生させ駆動する。船輪を備えているが、操作には必ずしもそれを用いなければ、ならないと言うわけではない模様。
叙事詩において「思考と同じ速度で天を駆ける」と謳われ、その挙動は通常の航空機の縛りには捕らわれず、物理法則の範疇外。

その他にもゲイ・ボルクの原典、方天戟の原典、各種秘薬・霊薬、世界の美酒と杯などが収められている。

 『天地乖離す開闢の星(エヌマ・エリシュ)
ランク:EX
種別:対界宝具
レンジ:1〜99
最大捕捉:1000人
由来:メソポタミア神話の創世叙事詩エヌマ・エリシュ。
嘗て混沌とした世界から天地を分けた究極の一撃。彼が「乖離剣エア」と呼ぶ無銘にして究極の剣から放たれる空間切断。風の断層は擬似的な時空断層まで生み出す。ギルガメッシュ曰く「生命の記憶の原初であり、この星の最古の姿、地獄の再現」威力は『王の財宝』内の宝具によるバックアップを受ければ、更に上昇する。
尚、真名解放中に起こる風で武器が吹き散らされる為、『王の財宝』による武器射出との併用ができない。

今作に置いても時臣のサーヴァントとして現界した『人類最古の英雄王』
だが、原作と同様、やはり時臣の采配は相も変わらず退屈なようで高い単独行動スキルを良い事に好き勝手に出歩いたりしている。
今回も元より自分の財だと主張する『聖杯』を奪おうとする者達を潰す為に参戦し、今作でも時臣の見せる臣下の礼に対してはついでに報いてやろうかと言う程度で詰まらん奴と断じ、本人は内面に歪みを抱える綺礼に興味を持つ。自らの唯一無二の朋友にして親友たるエルキドゥが参戦した事を知るや否や何時になくやる気を出し始め自らも積極的に動き始める。
尚、今回の戦争で幾多の王と呼ばれた英雄が現界している為にそれを不愉快に思っている。特に自分に負けず劣らず傲岸不遜なチンギス・ハーンとは圧倒的に仲が悪い(近親憎悪)。

ウェイバー・ベルベット
【年齢】19歳
【身長・体重】157p 50kg
【特技】推察、要点の整理。
【魔術属性】不明
【魔術回路】不明
今作でも自らの考えを証明しようとケイネスから聖遺物を盗み出してイスカンダルを召喚して参戦。
原作同様にイスカンダルの奔放さに振り回されており、彼に引き摺られていた所に同じく参戦していた級友のルインと彼女のサーヴァントであるアストルフォ、自分と同じような理由で参戦したジュリオや彼のサーヴァントであるトリスタン、また彼らに随伴していたヨシュアとアキレウスと出会い行動を共にする事になる。

 ライダー
【マスター】ウェイバー・ベルベット
【真名】イスカンダル
【身長・体重】212p 130kg
【属性】中立・善
【ステータス】筋力B 魔力C 耐久A 幸運A++ 敏捷D+ 宝具A++
【クラス別スキル】
 対魔力・D
一工程(シングル・アクション)によるものを無効化する。魔力避けのアミュレット程度の対魔力。
 騎乗・A+
全ての乗り物を乗りこなす能力。ただし、竜種は対象範囲外。
【固有スキル】
 カリスマ・A
軍団の指揮能力、カリスマ性の高さを示す能力。Aランクなら人間として獲得し得る最高峰の人望。
 軍略・B
多人数戦闘に置ける戦術的直感能力。自らの対軍宝具行使や逆に相手の対軍宝具への対処に有利な補正がつく。
 神性・C
明確な確証はないが、ゼウスの息子と伝えられている。
【宝具】
 『遥かなる蹂躪制覇(ヴィア・エクスプグナティオ)
ランク:A+
種別:対軍宝具
レンジ:2〜50
最大捕捉:100人
由来:ゴルディアス王が主神ゼウスに捧げた供物であったものをイスカンダルが自身の佩刀「キュプリオトの剣」で繋いでいる紐断ち切って自らの物としたと言う故事に由来する。
チャリオット型宝具『神威の車輪(ゴルディアス・ホイール)』による、真名解放を伴う蹂躪走法。神牛の蹄と車輪による二重の攻撃に加え、雷神ゼウスの顕現である雷撃効果が付与されている。
イスカンダルの「騎乗兵」たる所以。キュプリオトの剣を振るうと召喚できる。二頭の飛蹄雷牛(ゴッド・ブル)が牽引するチャリオットであり、地面だけでなく、空までも自らの領域として駆け抜ける事が可能。
初見でのウェイバーの見立てでは、「近代兵器に換算すれば戦略爆撃機にも匹敵」。

 『大征服王伝説(アレクサンドロス・ロマンス)
ランク:A
種別:対人宝具
レンジ:−
最大捕捉:1人
由来:各地に伝説的な大王として名を残し、世界の歴史に多大な影響を与えた逸話。
後世、世界中の諸英雄達からも崇拝された、言わばイスカンダルの「知名度補正」が宝具として昇華に至ったもの。自身の真名を宣言する事で、全ステータス・全スキル・全宝具が1ランクアップする。

 『王の軍勢(アイオニオン・ヘタイロイ)
ランク:EX
種別:対軍宝具
レンジ:1〜99
最大捕捉:1000人
由来:マケドニアの重装騎兵戦師団。
召喚の固有結界。イスカンダルの切り札。展開されるのは、晴れ渡る蒼穹に熱風吹き荒れる何もない広々とした荒野と大砂漠。障害となる物が何もない地形に敵を引きずり込み、イスカンダルが生前率いた近衛兵団を独立サーヴァントとして召喚して、師団規模の兵団で蹂躪する。イスカンダル自身は魔術師ではないが、彼の仲間達全員が心象風景を共有し、全員で術を維持する為固有結界の展開が可能になっている。
要は、生前のイスカンダル軍団を丸ごと復活・召喚させる固有結界。そこにはイスカンダルの愛馬ブケファラスも含まれる。
召喚されたイスカンダルの臣下は英霊として召喚されたサーヴァントである為にそれぞれの個体が非常に強力で、全員がE-の単独行動スキルを持つ為にマスター不在でも戦闘可能。ただしイスカンダルの能力の限界として、臣下が自身の伝説として有しているはずの宝具までは具現化させる事ができない。

 『征服者の軌跡(アレクサンドリア)
ランク:EX
種別:対界宝具
レンジ:−
最大捕捉:1人
由来イスカンダルが嘗て遠征の途上、各地で建設した都市に、自身の名に因んで命名した逸話の具現。
イスカンダルが戦闘を行う地点の霊脈を、優先的に自らのモノとする事ができる。
魔力供給に留まらず、地形の自動把握、幸運の1ランクアップ、あらゆる点でイスカンダルに有利な補正がかかる。

原作同様、ウェイバーのサーヴァントとして召喚される。今作でも『征服王の略奪である!』をモットーに世界征服を目指す快男児。
今回の百騎以上もの猛者が集う戦争に胸がいつも以上に高鳴っておりウェイバーを引き摺り回して我が道を行く。
今作でもウェイバーの成長を促す役所。

言峰(ことみね) 綺礼(きれい)
【年齢】恐らくは二十代。
【身長・体重】185p 82s
【特技】鍛錬。
【魔術属性】起源は『傷を開く』
【魔術回路】不明
万人が「美しい」と感じるものを美しいと思えない破綻者。生まれながらにして善よりも悪を愛し、他者の苦痛に愉悦を感じる。悪党ではないが悪人。非道ではないが外道。
尤も、この頃は自分でもその本質を理解してはおらず、この世には自身が捧げるに足る理念も目的もないと考え「目的を見つけるのが目的」と言う生き方をしているが、早期に自らが興味を持っていた切嗣の理念が自らが思っていた物とは真逆だと知った上にギルガメッシュの導きや腹いせにアイリスフィールと舞弥を甚振る事で己の本質に早々と目覚め、アサシンを失ったにも拘らず再び刻まれた令呪を見た時には我天啓を得たりと言わんばかりに眼を輝かせていた。
更にその直後、同じく令呪をその手に刻んだ袴田に接近され・・・・

 アサシン
【マスター】言峰 綺礼
【真名】ハサン・サッバーハ
【身長・体重】(群体である為固定値なし)
【属性】秩序・悪
【ステータス】筋力C+ 魔力C 耐久D++ 幸運E- 敏捷A++ 宝具B
【クラス別スキル】
 気配遮断・A+
サーヴァントの気配を断つ。完全に気配を断てば、ほぼ発見は不可能となるが、攻撃態勢に移るとランクが大きく下がる。
【固有スキル】
 専科百般・A+
多重人格の切り替えにより専門スキルを使い分けできる。戦術・暗殺術・詐術と言った、総数32に及ぶ専業スキルについて、Bランク以上の習熟度を発揮できる。
 蔵知の司書・C
多重人格による記憶の分散処理。例え明確に認識していなかった場合でも、LUC判定に成功すれば過去に知覚した情報・知識を記憶に再現できる。
【宝具】
 『妄想幻像(ザバーニーヤ)
ランク:B+
種別:対人(自身)宝具
レンジ:−
生前の多重人格を原典とした宝具能力。多重人格の分割に伴い自身の霊的ポテンシャルの分割も行い、別の個体として活動する事を可能とする(最大80体まで+無自覚な自我が出現する可能性がある)。
人格それぞれに応じた身体で現界する為、老若男女、巨躯短躯と容姿も様々なものとなるが、人種は固定されているようだ。
自身を「分割」する為、個体数は増えても力の総量は同じである。従って分割すればするほど一個体の能力は落ちていくが、暗殺者クラスの固有スキルである「気配遮断」だけは衰える事がなく、これを最大限利用する事で非常に優秀な「諜報組織」と化す。
分割されたそれぞれの個体は、各々別の存在として成立する。分割された個体が死亡すれば、その個体はアサシン全体に還元される事はなく、消滅する。いずれかに上位の「本体」と呼べるようなものがあって下位の「分身」を生み出しているわけではなく、全てのアサシンは同意の存在である。また、テレパシーのようなもので繋がっていると言う事ではなく、会話などの何らかの手段で伝達しなければ、持っている情報を共有はできない。

暗殺教団の教主「山の翁」を務めた一人で、『百の貌のハサン』も異名をとる暗殺者。その能力である多種多様な転身振りを駆使し、その時々で必要なスキルを持つ性格となって「仕事」を完遂して来た。老若男女、ありとあらゆる変装もこなし、その実態は側近すらも掴めなかった程である。その実態は「多重人格」。当時精神病と定義されていなかったそれは、彼にとって秘中の秘たる能力であった。
今回は綺礼によって早期に殿に使われ教経とボールスに殲滅されると言う憂き目に合い退場するなど今作でも報われなかった・・・・

雨生(うりゅう) 龍之介(りゅうのすけ)
【年齢】二十代。
【身長・体重】174p 65s
【特技】軽妙なトーク、証拠隠滅。
【魔術属性】不明
【魔術回路】不明
最初は好奇心から人の『死』の意味を知る為に殺人を行ったものの、そこに快楽を見出して連続殺人犯となった青年。聖杯戦争に参加する5年前に姉を殺害し、以来地方を転々としながら殺人を繰り返して来た。その数はのべ42人にも及ぶ。
今作でも『殺人儀式』の手法を取り入れ、参考とした書物が聖杯戦争について記録したものであった事、彼の血筋に魔術回路が生きていた事から偶然にジル・ド・レェを召喚し戦争そっちのけで“創作”と言う名の大量殺人を為して行く。
その中で捕まえた奈緒が彼と同じく偶発的にハンニバルを召喚し彼の対軍宝具であわやと言う所をチェーザレを連れたリオンに助けられ彼女の伝手でクラストル率いる死徒の陣営と接触。モルガンが新たに開発した薬により短期間で完全な死徒に変化し戦闘力も原作より高くなった。それ以後は彼らと共に行動しより精力的な“創作活動”を行っている。

 キャスター
【マスター】雨生 龍之介
【真名】ジル・ド・レェ
【身長・体重】196p 70s
【属性】混沌・悪
【ステータス】筋力D+ 魔力C+ 耐久E+ 幸運E 敏捷D+ 宝具A+
【クラス別スキル】
 陣地作成・B
魔術師として自らに有利な陣地『工房』を作成可能。
 道具作成・×
宝具による召喚能力を得た為、このスキルは失われている。
【固有スキル】
 精神汚染・A
精神が錯乱している為、他の精神干渉系魔術をシャットアウトできる。ただし、同ランクの精神汚染がされていない人物とは意思疎通ができない。
 芸術審美・E-
芸術品・美術品への執着心。芸能面の逸話を持つ宝具を目にした場合、低い確率で真名を看破できる。
【宝具】
 『螺湮城教本(プレラーティーズ・スペルブック)
ランク:A+
種別:対軍宝具
レンジ:1〜10
最大捕捉:100人
由来:プレラーティーがイタリア語に訳したルルイエ異本。
それ自体が魔力炉を持つ魔導書。ジル本人は正規の魔術師ではなく、自身では魔術を行使できない。それに代わり、この宝具が魔術を代行する。言うなれば、ジル専属の魔術師である宝具。所有者の技量に関係なく、この魔導書が大魔術・儀礼呪法を行使する。
特性に合わせ、深海系の水魔の召喚を行う。ただし、あくまでも「魔導書が行っている召喚魔術」であり、召喚そのものは「宝具の奇跡」ではない。召喚中の魔物は常時魔導書からの魔力供給がなければ現界を保ってはいられず、一瞬でも供給が途切れると消滅する。
尚、この魔導書、ラヴクラフトの創作神話であるクトゥルフ神話に登場する架空の書籍であり、魔神クトゥルーや異界ルルイエについて記述されている。

 『美童の流血謳う螺湮城(ラ・バルブ・ブルー)
ランク:A++
種別:結界・対人宝具
レンジ:0
最大捕捉:1人
由来:美少年を愛し美少年を惨殺した逸話。
固有結界の宝具でジルその物を悪魔へと変貌させる強化宝具。展開される心象風景はジル・ド・レェの居城シャントセ城とその敷地ナント。ただし、正確には怨念に染まったジルの心を如実に体現した世界で空は赤黒く染まり、その大地は荒廃している。更にはシャントセ城も夥しい美少年の骸が合わさって形作られた物となっている。
そうこれは生前に彼が殺めた少年達の亡霊を強制的に召喚する宝具でもあり正確にはジルがこの固有結界と融合し固有結界その物の怪物へと変貌する宝具。故に攻撃はほぼすり抜け、引き摺り込んだ対象を自分の手足同然となった結界内で甚振る上に『螺湮城教本(プレラーティーズ・スペルブック)』とも併用できると言う悪趣味且つ凄惨な宝具である。
ただし、この時、自身の霊核言わば心臓が剥き出しの状態ともなる為に、それを結界内に巧みに隠しているが、それを破壊されれば、忽ち消滅すると言うハイリスクも併せ持つ。

龍之介が呼び出し殺しの師匠とも仰ぐ殺人快楽者。その真名は百年戦争においてフランス軍元帥を務め、聖処女ジャンヌ・ダルクと共に救国の英雄とまで言われた騎士で深い信仰心の持ち主であったが、ジャンヌが異端として処刑された事で深い絶望を味わい、神を見失う。故に彼の残虐行為は(悪徳を罰する筈の)神の不在を証明する手段であり、最愛の聖処女を救おうともしなかった神と世界への復讐ですらあった。
戦争当初はアルトリアをジャンヌと勘違いし付け狙っていたが、その過程で正真正銘のジャンヌと邂逅し彼女から己の所業を否定され激昂するも彼女の宝具『紅蓮の聖処女の神軍(ラ・ピュセル・ド・オルレアン)』で召喚された嘗ての同志達の叱咤に嘗ての在りし日々を思い出し改心しかけるも突如現れた謎の男により再び狂乱の檻へと沈められる。



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