Muv-Luv Alternative The end of the idle


☆☆☆ この人だあれ? ☆☆☆

オリキャラも何人か出て来たので、整理と説明の為、ちょこっと。
読まずとも話は通じますので、興味のある方だけどうぞ。








☆PHASE 0.5



 ▼枢木 真理亜【くるるぎ まりあ】

 この世界のルルーシュの母上にして、この世界のマリアンヌ。
 艶やかな黒髪とメリハリの利いたプロポーションを持つ年齢不詳な美女。
 性格は、天上天下唯我独尊の一言に尽きる人。
 はっきり言って武家の人間としては明らかに失格な御仁である。

 斯衛軍最強の名を欲しいままにしながら、西暦一九八六年、退役願いを出した際には、即日、許可が下りた事が如何に斯衛軍上層部、ひいては城内省より彼女が嫌われていたかを物語る物として、今も語り草に成っている。

 但し、その代わりと言ってはなんだが、中堅以下の斯衛軍将兵には圧倒的な人気を誇っていたというのも事実ではあった。
 ※後述する坂井等などが、真理亜の退役を知り、即日、斯衛軍に退役願いを叩きつける等のエピソードも密やかに語り継がれている。

 個体としてはほぼ人類最強クラス。
 遺跡の守護者の末裔である枢木の正当な血を受け継ぐ者であり、遺伝子レベルで人類の範疇を踏み越えている為、人型宇宙怪獣と揶揄される紅蓮醍三郎をして『アレは人間ではない。美女の皮を被った別のナニかだ!』と断言させる最強な母上である。

 英国海軍大佐であったシャルルと知り合い、恋に落ちてルルーシュを産む。
 その際、自らの内に宿った魂の影響で、その前世を知るも、平気な顔で産み育てる辺りは、やはり並の神経の持ち主ではない。

 後に、ルルーシュが長じるにつけ、その将来の重荷にならぬよう斯衛軍から自ら身を退き、武家としてはご法度な企業経営に乗り出す辺りも、やはり武家としては明らかな規格外品であり、武家社会の異物として村八分の扱いを受けるも当人は何処吹く風といった様子で世を渡っていく。

 斯衛軍時代には『閃光』の二つ名を擁し、紅蓮を例外として常勝を誇るも、自らの剣を『邪剣』と称して弟子を取る事は殆ど無かったが、 数少ない例外として、一人息子であるルルーシュと、後にその騎士となるマオ・ゴットバルドにのみ、その剣技を伝える。
 
 西暦一九九二年、原因不明の奇病に倒れて後、静養には向かない帝都を離れ、気候の良い神根島にて加療中。
 




☆PHASE 1



 ▼篁 祐唯【たかむら まさただ】

  ※一応原作キャラですが、殆ど露出が無いので、本作独自のキャラになってます。

 篁家当主にして唯依の父親。
 性格は謹厳実直にして温厚篤実な人(どこぞの誰かさんとは大違いである)。
 
 親友である巌谷榮二がチョイ悪系親父であるのに対し、真面目で優しい理想的な父親であった為、唯依のファザコン度が高くなった理由でもある御方。

 とはいえ、そんな彼にも若き日の過ち(?)……ではなく、他人には言えない事情というものが……
 後にその事を知った唯依の頭痛の種にもなったりするので、案外、裏もある人だったりする。
 
 篁家自体、元々武具の製作に関わる事が多い家柄だった為、彼自身も斯衛軍技術将校として74式近接戦用長刀の設計に携わる。
 その後、西暦一九七六年に開始された曙計画要員として巌谷と共に渡米、戦術機について学ぶ傍ら後に『戦術機開発の鬼』『一人で戦術機を造れる男』と呼ばれる事になる天才技師フランク・ハイネマンやその部下であるミラ・ブリッジスと親交を深める事に成る。
 
 西暦一九七九年の曙計画終了に伴い帰国、以後、米国で学んだ経験を生かし、斯衛軍専用戦術機『瑞鶴(F−4J改)』の開発主査として活躍し、西暦一九八六年に北海道・矢臼別演習場にて行われた日米合同演習にて、当時、最新鋭機であった『イーグル(F−15C)』を『瑞鶴(F−4J改)』にて破るという快挙を成し遂げ、国産戦術機開発への道をつける。
 
 但し、当人としては留学経験から来るものか日本独自での戦術機開発については否定的で、外国からの技術導入を主張する事が多く、純国産をこそ理想とする帝国軍内の国産派との軋轢を深めていく事に成る。
 とはいえ、後に娘を介して知り合ったルルーシュの才に舌を巻くも、国内メーカーとの兼ね合いから必要以上の便宜は図らない等のバランス感覚にも優れていた為、決定的な対立には至らぬまま時を過ごしていくが、次期主力機選定に絡み、やはりどうしようも無い争いに巻き込まれる事に……
 
 西暦一九九一年、次期主力戦術機開発への国外技術の導入を主張し、選定会議ではねられた『試三号機(TSF−X03)』を素体とした改修計画を立ち上げた篁は、妨害の多い国内を避け、国連軍のアラスカ・ユーコン基地にて改修計画をスタートさせる。
 
 人員の確保や予算面で厳しい制約のある計画であったが、ルルーシュの影からのサポートや旧友であるハイネマンの協力により、計画自体は順調に進み、最終的には次期主力戦術機最有力候補にまで返り咲くも、計画推進者であった彼が過労に倒れ帰らぬ人となった事で全ては水泡に帰したのだった。
 
 任務任務で忙しい中、構ってやれぬ愛娘の事を常に気に掛けており、不慮の死の直前に、真理亜に対して唯依を許嫁にして貰えないかと持ちかけるなど、色々と気を配っていたパパさんであった。
 
 また政治的な問題から別れる事となり、再会すら禁じられたかつての恋人が自身の子を産んでいた事には終生気付く事は無かったうっかりさんでもある。


 享年 西暦一九九二年 八月十二日
 オホーツク海を北上中の機内にて死去
 




☆PHASE 3



 ▼谷崎 大輔【たにざき だいすけ】

 古くより枢木家の家令を務める家系の出身。
 彼自身、真理亜の父の代より家令を務めており、色々と口には出来ない苦労もしてきた御老人である。
 才気煥発といったタイプではないが、謹厳実直にして忠誠心に篤く、家内の事を万事遺漏無く取り仕切れる堅実な人物であり、破天荒な人物の多い枢木家の縁の下の力持ち的な存在で、真理亜・ルルーシュ親子からの信頼も厚い。
 




☆PHASE 4



 ▼坂井 四郎【さかい しろう】

 枢木グループ傘下の民間軍事会社『キャメロット』所属。
 戦術機部隊副隊長を務めるジェレミアの副将的存在で、ジェレミア不在の際は、隊長代行兼キャメロット代表代行補佐(長いなぁ)をも務めている。

 元々は黒の斯衛として真理亜の部下を務めていたが、敬愛する上官が(事実は全く違うのだが)上層部からイビリ出されて退役に追い込まれた事で、斯衛軍に失望し、そのまま退役願いを叩きつけるなどの熱心な真理亜シンパでもあった。

 退役後は、真理亜に拾われて新規に立ち上げられた枢木の警備部門に所属。
 後に、民間軍事会社『キャメロット』設立メンバーとして参加、以後、ジェレミアの部下として幾つもの戦場を巡る事となる。

 衛士としての腕は第一級。
 だがそれ以上に、部隊指揮官として優れており、ジェレミア不在の際も大過なく部隊を廻していた事で、それは証明されている。
 
 帝国に対しては半ば愛想を尽かしている面もあり、その忠誠心は真理亜とその息子であるルルーシュに向けられているが、それでもジェレミアの暑苦しいまでの忠義には敵わないと苦笑いする事もしばしばだった。
 




☆PHASE 8



 ▼ヴィクター・ヴィヴィアン・ブリタニア

 英国の名門ブリタニア公爵家の現当主にして、大英帝国政界の大立者でもあるルルーシュの父方の伯父に当たる年齢不詳な美青年(美中年?)。
 
 弟を溺愛しており、その戦死後は、その愛情を忘れ形見のルルーシュに向けている難儀な御仁でもある。
 また同時に、弟を間接的に死に追いやったとして、実父である前ブリタニア公を憎んでおり、家督を簒奪した上、片田舎の別荘に追いやり憤死させたりするなどの冷酷な一面も持ち合わせている。
 
 基本、ルルーシュに対して悪意は零であるのだが、弟の忘れ形見である甥に家督を譲る事を熱望しており、その為に後述のマールバル公と組んで色々とやらかしてくれたりもする要注意人物でもあったりする。
 




☆PHASE 11



 ▼マオ・ゴットバルド

 オルタネイティヴ第三計画によって産み出された人工ESP発現体の一人。
 世代的には第五世代にあたり、同世代中では最優秀な個体の一人として、西暦一九九二年五月二十七日に発起されたボパール・ハイヴ攻略戦――作戦名『スワラージ作戦』に投入される。
 
 生来の能力に加え運にも恵まれた彼女はハイヴ内よりG元素の持ち出しに成功するも、網を張っていた米軍特殊部隊の強襲により乗機は大破、同乗していた衛士は即死し、彼女も負傷する事に。
 本来ならその場で、闇から闇へと葬られる筈だったが、米軍の動きを察知して急行したジェレミアのお陰で九死に一生を得る。
 
 以後、ジェレミアの保護下に入り、後日、正式にその養女となる際にルルーシュより『マオ』という名を与えられる。
 
 その後は、唯依とも親交を持ちつつ、ジェレミアの下で騎士としての英才教育を受けると共に、何故か療養中の真理亜に眼をつけられて、その剣技を伝授される事に……
 ある意味、かなりのスパルタ教育を受けながら、それらを見る見る内に吸収していったあたり、相当の才能に恵まれていたものと思われるが、当の本人は、それでも不足であったのか、より以上を求め、結果、禁忌の力(ギアス)を得る事になるのだった。
 
 後日、その事を知ったルルーシュやジェレミアは、かなり渋い顔で、その力の使用を戒めるも、マオ本人はこれを拒否。
 より積極的に使用する事で、その制御を完全な物とする道を選び、ジェレミアも渋々それを認める破目になる。
 
 そして長じて後、それらのアドバンテージを完全に自身の血肉と変えた結果は、西暦一九九八年八月の帝都攻防戦末期において満天下に示される事に。
 帝国の『討伐軍』およそ二個師団・二個戦術機連隊を、ほぼ単機で壊滅状態に追い込んだ戦果は、国内外に広く知れ渡り、『白銀の悪魔』の異名と共に定着する事となる。
 
 本来は、銀髪碧眼の美少女であるが、その出自を隠す都合上、人前では髪を亜麻色に染め、白いリボンで纏めている。
 また第三計画出身者としては少数派ともいえる健康的な生活――良く遊び、良く食べ、良く眠る――を、年少の頃から実践していた所為か、とても良く育って(・・・・・・・・)おり、唯依がちょっぴりコンプレックスを抱く程の我儘ボディの持ち主でもある。
 
 その性質は良くも悪くも養父の影響を強く受けており、見た目は寡黙なクールビューティでありながら、中身は忠義の二文字を座右の銘とするような忠義娘で、主君を害する者に対しては基本的に容赦の二文字が無い事は、幼馴染である唯依をあっさり斬り捨てた辺りにも良く現れている。
 




 ▼クゼ中佐

  ※一応原作でも名前だけ触れられてますが、本作独自のキャラになってます。

 レオン・クゼの父親にして米国海軍中佐(登場時)
 
 冷静沈着な優秀な軍人であり、祖国の為には汚れ仕事も厭わない高い忠誠心の持ち主でもある。
 
 西暦一九九二年五月に行われたスワラージ作戦時、ソ連によるG元素奪取を阻む為、極秘裏に戦場に潜入。
 運良く(或いは運悪く)、G元素の確保に成功したマオ達のエレメントを強襲し、G元素の奪取に成功するも、ジェレミアの介入により、目撃者の抹消には失敗。
 その結果、自身の限界を感じ、極秘任務からの退役を希望して叶えられ、古巣の海軍に復帰し、太平洋艦隊所属の戦術機母艦艦長に就任し来日する事に。
 
 来日後は以前より息子が親交を持っていたルルーシュらと知己を得、マオとも面識を持っている。
 その正体についても薄々感づいてはいるものの敢えてその件に触れる事はしない大人な御仁でもある。




☆小話 世界の潮流



 ▼マールバル公

 現英国政府・首相にして伯父上ことV.V.の政敵な御仁。
 その性は傲岸にして老獪。
 V.V.をして妖怪と言わせる程に性質の悪い御老人でもある。
 
 とはいえ政治家としては一流であり、同時に英国の国益の為には何を犠牲にする事も躊躇わないマキャベリストでもある。
 
 日々衰退していく祖国の現状を憂い、その巻き返しを図る為、政敵であるV.V.をも抱き込んで枢木陣営の取り込みを画策し、色々と陰謀を巡らせている悪い人でもあったりする。
 



 以下、随時更新?





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