闇が深くなる夜明けの前に
<外伝>
『議上円舞』
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「我々は艦隊を三分する」
宇宙暦797年5月、旗艦ヒューベリオンの会議室に集まった幕僚たちを前に、ヤン・ウェンリーはティースプーンを
弄びながら事もなげに言った。前門の虎は17000隻の第11艦隊。後門の狼は新たに発生した二箇所の武装叛乱とイゼルローン要塞占拠(未遂)という衝撃だというのに──である。
この重大事に挟撃された状態で戦力を分散すると言うのだ。当然ながら、その発言に耳を疑う反応が多数を占めた。ほとんどはヤン艦隊の幕僚たちである。
即座に疑問を投げかけたのは、「イゼルローン一の秩序と規律の人」ことムライ参謀長だった。
「提督、私が耳にしていた方針とはずいぶん違うようですが、今の状況で兵力を分散すると仰いますか?」
「うん」
とヤンの間髪入れない返事は少年のように素直だったので、ムライ少将は返す言葉を失ってしまう。
「たしかに当初、私は第11艦隊を急速後退および急速前進によって戦闘に引きづりこもうとしたけど、相手が乗ってくるとは限らない。もし運良く戦闘に持ち込めたとしても、ルグランジュ中将があっさりと降伏してくれるとも考えにくいしね」
ヤン曰く、多くの犠牲と時間の浪費を覚悟しなければならない、と言う結論だった。
ヤンはティーカップを手にとって一口飲んだ。被保護者の淹れた紅茶の味は彼を十分満足させたらしく、いつになく幸せそうに微笑む。隣接する席に優美な肢体を沈めるミスマル・ユリカも、ティーカップ片手に総司令官に負けず劣らず表情が緩んでいた。
(この二人に緊張感という精神は存在するんだろうか?)
誰が内心で思ったかは定かではない。
ヤンはティーカップをテーブルに戻すと、唖然としたままの幕僚たちに視線を転じた。
「しかし、ミスマル提督が最善とも言える作戦を提案してくれた。私は彼女の作戦案を採用することに決めたというわけさ」
それが戦術上、必ずしも最善とはいえない兵力分散というのだから、幕僚たち──主にヤン艦隊の幕僚たちが困惑するのも無理がない。
「そうだね、戦術上の常識に当てはめれば愚策だろうね。私が今回なかなか決断できずにいたのは、グリーンヒル大将の策によって著しく選択肢と行動を制限されたからに他ならないんだが、ミスマル提督の提案はその制限をほぼ無効にしてくれるんだ」
幕僚たちは、その事と兵力を三分する作戦がどう繋がるのか想像できないらしい。ヤンは無言の問いを感じとり、ユリカに発表するよう依頼した。
「承知しました。といっても単純明快なんですけどね」
戦姫が立案し魔術師が採用するほどの作戦なので、どんな鬼謀なのかと幕僚たちは息を呑んだが……
「第11艦隊を艦隊ごと制圧しちゃいます♪」
ユリカの声は春の陽気のようにお気楽だったので、ヤン艦隊の幕僚たちは危うく納得しかけてしまうところだった。
「
艦隊を制圧ですと!? 制圧というと
あの制圧のことですか? 殲滅でも降伏させるでもなく制圧ですか? 本気でおっしゃっていますか?」
ムライ少将が語気を強めたのも無理からぬことだった。一個艦隊を制圧するなどと言う非常識を本気で立案する人間などそうそう存在しない。まして、それを実行するというのだから美人提督の脳内構造そのものを疑ってしまう。
「私は本気で言ってますよ。エッヘン」
とユリカは胸を張り、
「私も本気で採用したんだけどなぁ……」
とヤンはのほほんとして返答した。
「我々の目的はクーデターを早期に鎮圧することだ。この作戦によって選択の優位と多くの時間的余裕を確保することができるんだ。ミスマル提督率いる部隊が文字通り第11艦隊を制圧するすることによって犠牲と時間的浪費を最小限にしてくれる。そして残りの戦力でそれぞれの目標にあたるというわけさ」
ヤンの口調は雑談をするように軽快そのものなので、幕僚たちの幾人かには本気度そのものを疑われただろう。
「質問、いいでしょうか?」
手を挙げて発言の許可を求めたのは、ヤンの二歳後輩であるダスティー・アッテンボロー准将だった。おそらく、オリビエ・ポプランやイワン・コーネフに次いでユリカたちと交流の多いヤン艦隊の一人だろう。
ヤンが許可をすると、20代の青年閣下は重大な疑問を口にした。
「制圧ということですが、我々が想像することだとしたら、具体的に誰がどうやって、どうのようにして制圧を行うのですか?
そう言ってから、アッテンボローはユリカの隣に座るツインテール髪の美少女を一瞥した。よほど関心がない限り、戦艦のオペレーターでしかないホシノ・ルリがユリカと一緒になぜ会議室にやって来たのか、それを詮索しないわけにはいかない。
ヤンも幕僚たちの視線に気づいたのか、いいタイミングとばかりに言った
「制圧はナデシコのオペレーターであるルリちゃんが行う」
それを耳にしたヤン艦隊の幕僚とミスマル艦隊の幕僚とでは、反応にかなりの落差があった。ムライ少将は「ばかなっ!」と声を荒げ、パトリチェフとフィッシャーは唖然としたお互いの顔を見合わせ、グエン・バン・ヒューは思わず天井を仰ぎ、シェーンコップは眉間にしわを寄せた状態であごを撫で回した。
対するミスマル艦隊の幕僚たちは予想済みなのか静かなものだった。ヤン艦隊でごく冷静な反応を示したのはエース二人とアッテンボロー、グリーンヒル大尉くらいである。
騒然とした状態にも関わらず、ユリカが何を思ったのかルリに挨拶をするよう促した。
「みなさんこんにちは。私なんかが会議に来ちゃってごめんなさい」
多くの大人たちに囲まれて恥ずかしいのか、じゃっかん目を伏せがちで頬がやや上気していた。
「今回、第11艦隊の制圧を担当させていただきます」
ルリは、律儀にペコリと頭を下げる。
ユリカの意図は、気持ちが高ぶっていた幕僚の幾人かを落ち着かせる──もとい、萌えさせて静かにさせることに成功した。
(マスコットがいるというのはいいことかな?)
ヤンにすれば、幕僚たちの反応は予想済みだったので、ごく自然と再びティーカップに手が伸びただけだった。喉を潤してから、黒髪の総司令官は急にまじめな顔になって言った。
「私がイゼルローン要塞を攻略するさい、
薔薇の騎士連隊に全てを任せた時と同じさ。これはミスマル提督とルリちゃんを信じることが大前提なんんだ」
とはいえ、ヤンは成功するに足りる根拠を示すことも忘れなかった。それはアムリッツァ星域会戦の終盤、帝国軍の追撃を封じた機雷の動きであり、訓練の折にルリがイゼルローン要塞のシステムを一人で制御した事実だった。
またまたヤンの幕僚たちに驚きの声が上がった。後者は周知のことだが、前者の動きが少女の手によるものだったと初めて知ったのだ。このとき、ヤン艦隊の幕僚たちはルリの「IFS」が一体どういうものか、具体的な説明を受けることとなった。
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説明が終わると、意外にも即座に疑問を呈した人物がいた。ムライ少将ではなく、「艦隊運用の名人」、「生きた航路図」などと揶揄されるヤン艦隊の副司令官エドウィン・フィッシャー提督である。
「ヤン提督がミスマル提督を信頼なさっているのは十分承知しています。私も同様です。ですが、旗艦級戦艦を含め、艦隊を制圧するには個々の防衛プログラムを突破または書き換えるか、無力化する必要性があると思われます。現実問題、非常用CPともども17000隻に及ぶ敵艦隊を乗っ取るなどということが可能なのですか?」
フィッシャー提督の冷静な指摘は、ヤン艦隊の幕僚たちが抱く疑問または不審に対する代弁だった。
「懸念はもっともだが、問題ないよ」
相変わらずヤンの口調は平穏そのものだった。
「あまり多くは語れないが、システムに関することは全て解析済みということだからね」
総司令官のさりげない説明を幕僚たちは驚愕をもって理解してしまった。なんと、同盟艦艇のソフトウエアが丸裸になっているというのだ!
明示したわけではなかったが、想像することは容易だった。
たまらずムライ少将が強張った表情のまま立ち上がった。
「閣下、それは別の意味で重大な脅威となるのではありませんか?」
軍事兵器というのはハイテク技術の塊であって、ハードウェアを制御ないし起動させるためにはソフトウェア(システム)を必要とする。20世紀以降、ネットワークの著しい発達とともにサイバーテロの脅威も高まり、その矛先は軍事施設や兵器に及んだ。
曰く、防衛プログラム、またはセキュリティープログラムも急速に発展していったわけだが、同盟軍のそれは帝国軍を上回ると評されていた。特に旗艦級ともなれば、あらゆる事態を想定して対策を練っているものだ。
しかし、鉄壁などありえないことは歴史が証明している。
とはいえ、ムライ少将にすれば解析されてしまったシステムをそのままにしておくことは純軍事的に危険であり、情報が帝国軍に漏洩しないとも限らない。その背景が極めて複雑な重大ごとを放置しておいていいのか?
「いや、それは心配ないよ。なぜなら、そんなことができるのはルリちゃん一人だろうからね。彼女のハッキングとオモイカネの能力は我々が想像しているよりはるかに質そのものが違うんだよ」
ヤンは、制圧にいたる経過を幕僚たちに説明すると、ルリに幕僚たちの注目が集まった。少女はすまし顔のまま動じる様子はなかった。
一瞬の静寂が流れた直後、フィッシャー提督が意を決したように立ち上がった。
「ヤン提督とミスマル提督は、わざわざ我々の疑問と懸念を払拭するために丁寧に答えてくださった。勝算ありというならば、これ以上の詮索は無用でしょう。閣下の作戦に黙って従うまでです。総司令官には具体的な作戦指示をお願いしたい」
フィッシャー提督が着席すると、幕僚たちはヤンとユリカに向かって頷いていた。内心の片隅ではどう思っているかは定かではないが、フィッシャー提督と同意見というのは本心なのだろう。
「ありがとうフィッシャー提督、それにみんな」
ヤンはお礼を言うと、一つ厳重に申し渡した。
「それから、ルリちゃんの能力とオモイカネについては決して口外してはならない。軍事機密云々よりも彼女の平穏のために頼みたい」
ようやくまとまったところで具体的な作戦指示に移ったが……
「まあ実際、作戦を成功させるためには幾つかの条件をクリアする必要があるんだけどね」
その条件というのは、大半がミスマル艦隊内部で処理可能だが、ヤン艦隊から人選しなかればならない件があった。その一つが説明され、ヤンが担当者の名前を呼んだ。
「アッテンボロー、貴官に頼みたい」
一瞬だけ意外そうな顔をしたジャーナリスト志望だった青年閣下は、ユリカの幕僚もあきれるくらい張り切って立ち上がった。
「面白い! その歴史的な作戦、ぜひやらせていただきますよ!」
ムライ少将が顔をしかめるのも何のその。アッテンボローは前代未聞の作戦に生来の好戦的側面とジャーナリスト気質としての本能を刺激されたのか、三分の一の戦力で第11艦隊と戦わなければいけない困難さを忘却し、一分ほど熱いトークを繰り広げ、絶対多数の苦笑とともにルリさえもクスリとさせた。
もう一つの条件は、とある対策に基づき、
薔薇の騎士連隊を最低50名ばかり必要とすることだった。たいていの幕僚たちは、その対処が必要であることを認めた。
「そういうことなら、指揮官は私以外に考えられんでしょ」
存在感のある声でワルター・フォン・シェーンコップがすかさず立候補した。
「准将、やってくれるかい?」
「もちろんですとも。後はリンツとブルームハルトに任せておけば問題はないでしょう。どちらかというと第11艦隊の備えのほうが今回はよほど重要ですからな」
もっとも、シェーンコップの出番があるかは五割ほどでしかない。それでも、いざその状況が起こった場合、同盟軍最強の陸戦指揮官が阻止、または制圧できる可能性が極めて高い。
もちろん、シェーンコップには別の意図もあるのだが……
制圧部隊の人選が決定すると、ヤンはそれぞれの陣容を発表した。それが武装叛乱鎮圧部隊に及んだとき、陽気な緑色の瞳を翳らせて酷く落ち込んだ人物がいた。
「ええ!? なんで俺……小官はエステバリス隊じゃないんですか?」
オリビエ・ポプラン少佐が抗議の声を上げたものの、ヤンは泰然自若として受け流してしまった。
「そっちはスバル少佐に任せておけば問題ない。一度戻って第一宙戦隊長としての責務を果たしてもらわないとねぇ……」
もっともらしいことをヤンは述べたが、本当のところはポプランがナデシコにレンタル中、常に女性クルーたちにちょっかいを出していたことを問題視したからだった。ムライ少将に
「被害を拡大しないように」と強く念を押されれば、ごもっともなので仕方がない。
そんな被害者の一人であるスバル・リョーコは、返答につまったポプランを一瞥し、声を殺して笑っていた。
ポプランは、ヤンとムライの表情から理由を察知したのか、肩を落としながら渋々と従った。隣席するコーネフ少佐が親友の肩を軽く叩いたが、それは激励したのではなく、「自業自得」という意味以外の何者でもなかった。
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その後、いくつかの説明を経て全てが決定し会議は終了したが、ヤンが誰もいなくなった室内で資料を整理して退室すると、なんと出口でシェーンコップが待ち構えていた。
「准将、なにか用事かい?」
「いえね、まあ、あなたも迂遠なことをなさるなぁと……」
ヤン・ウェンリーという、いっこうに軍人らしく見えない黒髪の青年は30歳手前で大将閣下に昇格していた。軍隊とは上官の命令が絶対の組織だ。淡々と作戦案を説明し、部下たちに有無を言わさず従わせればいいだけなのだ。第11艦隊制圧に関して部下たちに議論させる必要性はない。
それができないのはヤンの為人のせいでもあるが、強硬な態度が肌に合わず、部下たちを従わせることよりも、なるべく納得した上で戦ってもらおうと、民主的な気質を無意識に軍隊に取り込んでいるからでもあった。
そもそも、ヤンのように部下に言いたい放題されている高級軍人はそうそう存在しない。敵はおろか、第三者が見てもその光景を疑うかもしれない。唯一救いがあるとすれば、今現在は身近にもう一人存在していることだろう。「奇蹟のヤン」が彼女に対して親近感を持ってしまう理由の一つである。
しかし、ヤンはシェーンコップの本当の目的を見抜いていた。
「私に言いたいのは、今さら分かりきったことじゃないだろ?」
シェーンコップは歯を見せずにニヤリと笑った。ヤンが書類を小脇に抱えたまま通路を歩き出すと、防御指揮官も長身を揺らして後に続いた。
「でなんだい? 作戦に抗議しようっていうわけでもなさそうだし」
「いえね、貴方がアムリッツァ後につぶやいていたことを、うっかり思い出してしまいましてね」
「というと?」
シェーンコップがわざとらしく咳き込んでみせたのは、当然演出だ。
「私たちの戦いを、
過去を生きた彼女たちはどう思っていることやら……とね」
ヤンは、急に立ち止まって振り返ると、シェーンコップに向かって目を見張った。
「そんなことを言っていたかい?」
「ええ、確実です。ミスマル提督と通信を終えた直後でした。周りに誰もいないと思って油断したのでは?」
「聞いていたのかい?」
「偶然ですよ。艦橋に戻ってきて近くを通りかかったときに聞こえてしまいましてね」
ヤンは、うかつすぎた事を内心で舌打ちした。ちょうど艦橋は一級の実戦配備を解いて、最低限の体制になっていたので、油断したのかと問われればそうとしか答えようがない。それに、以前からユリアンに「独り言はよくないですよ」と注意されていたのだ。
が、この際、とぼけてもいいかとは思うのだが、さて、この不遜で有能な男に通用するだろうか?
しかし、シェーンコップはヤンのわずかな表情の変化から心情を読み取っていたのか機先を制した。
「まあ、聞こえてしまったものは仕方がないでしょう。もちろん、誰にも話していませんよ」
「ありがたいねぇ……」
ヤンは肩をすくめたが、それが自分のうかつさに対してか、シェーンコップの配慮?に対してなのか定かではない。
「あなたは、とっくに気づいているはずです」
シェーンコップは、長身をややかがめて上官を見据えたが、その目にはクーデター発生直後、ヤンに独裁者になるよう勧めた時と同じ奇妙な光がたたえられていた。
「ナデシコとそのクルーたちに対して、幕僚連中の誰もがある憶測と謎を払拭および否定できずにいることをね」
「貴官はどうなんだ?」
「あまり気にせずにいましたが、先ほどの熱心な会議のおかげで興味が再燃しました。もちろん、個人的な狭義の意味においてですがね」
シェーンコップが言いたいことは、ずっとその謎を追い続けているヤンと同じだろう。 ただし、防御指揮官はカマをかけるように遠まわし的な言い方をしているので、答える側としては慎重に言葉を選ぶ必要性があった。
「私もより興味が増したけど、残念なことによくわかっていないとうのが現状でね」
言ってから、ヤンはふと思い至ったことがあった。
「なるほど。貴官もそういうことだから進んで引き受けたということかな?」
シェーンコップの肯定は五分だった。
「あれは、小官しか適任者が存在しないという純粋な気持ちから引き受けただけですよ」
「純粋ねぇ……」
ヤンは心から疑わしい返事をし、数秒の沈黙ののち、ちょうど話が途切れたので彼はきびすを返して再び通路を歩き出した。シェーンコップも無理に追究しよとは思わないのか、黙ってその後に続いたが……
ヤンは、10メートルも歩かないうちに急に立ち止まって再度防御指揮官に振り返った。その表情はやや真剣みを帯びている。
「シェーンコップ准将」
「何でしょう?」
「もしナデシコに乗船することになったら、いろいろ自重してほしい」
「大丈夫です。少佐のようなヘマはいたしません」
その意味をどう解釈するべきか、ヤンは執務室に着くまで本気で考え込んでしまった。
それから数日後、ついに駐留艦隊は動き出す。
ヤン・ウェンリーは、旗艦ヒューベリオンの艦橋からユリカ率いる制圧部隊を信頼のまなざしで見送り、戦艦ディオメデスの艦橋からヤン艦隊に敬礼するシェーンコップは驚異の「伝説」を目の当たりにすることになるのだった。
──END──
本編50話へ
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あとがき
この外伝は
本編50話に組み込む予定でしたが、それをすると文章容量や内容が緩み、増長してしまうのでやめました。外伝で投稿することになったわけですが、議上で何が語られたか、本編の補足的な意味合いが強いです。ルリのチートに関するヤン艦隊側の反応と、読者さまからいただいた50話の感想を参考にこちらも一部を捕捉する内容となっています。
──なっているとよいのですが……(汗
あと、最近タイトルに悩みまくります……(あとで冷静になれたら変えるかもしれません)
そして、ツイッターに書いたように、現在いろいろな問題が重なって次章に移れていません。第13章はやや時間をいただくことになりそうです。
それの埋め合わせというわけではありませんが、今回のほかに、なかなか書けなかった外伝を投稿するかもです。もちろん、本編がスムーズに進めば、そちらが優先です。
本当に申し訳ありません。
2012年7月20日 ──涼──
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押して頂けると作者の励みになりますm(__)m
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